JP3657191B2 - アップ/ダウングレーコードカウンタおよびこれを備えた固体撮像装置 - Google Patents

アップ/ダウングレーコードカウンタおよびこれを備えた固体撮像装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、グレーコードカウンタに関するものである。特に、アップカウントとダウンカウントとのいずれも行えるアップ/ダウングレーコードカウンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のカウンタは、図3に示すバイナリーコードを用いたバイナリーコードカウンタであった。尚、図3においては5ビット構成のバイナリーコードを示している。バイナリーコードカウンタでは10進カウントが1つ遷移する際に複数個のビット遷移を有する場合があった。例えば、10進カウントが「0」から「1」に遷移する場合は、バイナリーコードでは「00000」から「00001」に変化するのでビット遷移数は1個であるが、10進カウントが「15」から「16」に状態が遷移するときには、バイナリーコードでは「01111」から「10000」に変化するのでビット遷移数は5個になる。ビット遷移数が多くなれば遷移するときに電源電流が多く流れて、電気的ノイズが発生する。その際にカウンタ内の信号間に干渉が起こり、システムが誤動作するおそれがあった。
【0003】
このような複数個のビット遷移に起因する電気的ノイズの発生を抑制することのできるカウンタとして、図3に示すグレーコードを用いたグレーコードカウンタが提案されている。尚、図3においては5ビット構成のグレーコードを示している。グレーコードでは連続した10進カウントでは、1ビットだけ異なる符号となり、その他のビットは同じ符号となる。つまり、連続する10進カウントでは、ビット遷移数が常に1個となる。これにより、グレーコードカウンタはビット遷移による電流をバイナリーコードカウンタより少なくすることができ、複数個のビット遷移に起因する電気的ノイズの発生を抑制することができる。
【0004】
一方、固体撮像装置においてデコーダ型の走査回路を用いる場合がある。デコーダ型の走査回路の場合、カウンタが出力する値と一致するアドレスを走査する。固体撮像装置において、小さい値のアドレスから走査していくと正像モードになり、大きい値のアドレスから走査していくと鏡像モードになる。従って、固体撮像装置に正像モードと鏡像モードの動作を行わせたい場合は、アップ/ダウンカウントが可能なカウンタが必要となる。
【0005】
電気的ノイズの発生が抑制でき、かつアップ/ダウンカウントが可能である従来のアップ/ダウングレーコードカウンタの代表的な論理回路を図6に示す。尚、図6に示す従来のアップ/ダウングレーコードカウンタは5ビットカウンタである。従来のアップ/ダウングレーコードカウンタ10は、アップカウント用クロック生成回路11とダウンカウント用クロック生成回路12とを備えており、クロック切替回路13が指示信号MIRに基づいてアップカウント用クロック生成回路11から出力される信号かダウンカウント用クロック生成回路12から出力される信号かのいずれかを選択してフリップフロップFF11〜FF15に出力する。すなわち、クロック切替回路13は、アップカウント時にはアップカウント用クロック生成回路11の信号を出力し、ダウンカウント時にはダウンカウント用クロック生成回路12の信号を出力する。
【0006】
アップカウントさせる場合の論理回路部とダウンカウントさせる場合の論理回路部とを備えたアップ/ダウングレーコードカウンタとしては、図6に示したアップ/ダウングレーコードカウンタの他にも例えば特開平1−251822号公報に開示されたグレーコードカウンタが挙げられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のアップ/ダウングレーコードカウンタはアップカウントさせる場合の論理回路部とダウンカウントさせる場合の論理回路部の両方を備えていた。このような構成では、アップカウントのみのグレーコードカウンタにはなかったダウンカウント時に動作する論理回路部が必要になり、回路規模が増大するという問題があった。
【0008】
本発明は、上記の問題点に鑑み、回路規模の小さいアップ/ダウングレーコードカウンタを提供することを目的とする。また、小型化を図ることができる正像モードと鏡像モードの切替が可能な固体撮像装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るアップ/ダウングレーコードカウンタにおいては、アップカウントまたはダウンカウントのいずれか一方向のみしかカウントできない一方向カウントグレーコードカウンタと、該一方向カウントグレーコードカウンタから出力されるデータの最上位ビットを入力し、前記データの最上位ビットをそのまま出力するか反転したのち出力するかを選択する最上位ビットデータ選択手段と、カウントを開始する10進カウントに対応するグレーコードデータに応じて前記一方向カウントグレーコードカウンタの初期状態を制御するカウント開始データ設定手段とを備える。
【0010】
そして、前記アップ/ダウングレーコードカウンタが前記一方向カウントグレーコードカウンタのカウント方向と同一方向のカウント動作を行うときは、前記最上位ビットデータ選択手段が前記データの最上位ビットをそのまま出力し、前記アップ/ダウングレーコードカウンタが前記一方向カウントグレーコードカウンタのカウント方向と反対方向のカウント動作を行うときは、前記最上位ビットデータ選択手段が前記データの最上位ビットを反転して出力し、前記アップ/ダウングレーコードカウンタが前記一方向カウントグレーコードカウンタのカウント方向と反対方向のカウント動作を行うときは、前記カウント開始データ設定手段が、カウントを開始する10進カウントに対応するグレーコードデータの最上位ビットのみを反転させ、前記一方向カウントグレーコードカウンタが、その最上位ビットのみが反転したグレーコードデータからカウントを開始する。
【0011】
また、カウントを終了する10進カウントに対応するグレーコードデータに応じて前記一方向カウントグレーコードカウンタの動作を制御するカウント終了データ設定手段を備えるようにしてもよい。
【0012】
また、上記目的を達成するために、本発明に係る固体撮像装置においては、光電変換素子と、該光電変換素子からの信号を順次読み出すための走査手段と、を備えるとともに、前記走査手段が上述した構成のアップ/ダウングレーコードカウンタを有し、該アップ/ダウングレーコードカウンタが出力するカウントに基づいてアドレス指定を行うようにする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明者は、アップ/ダウングレーコードカウンタの回路規模を小さくする手段について鋭意検討を重ねた結果、グレーコードにおける最上位ビット以外のビット構成の対称性を利用することによってアップ/ダウングレーコードカウンタの回路規模を小さくできることを見い出した。ここで、グレーコードにおける最上位ビット以外のビット構成の対称性とは、図3に示した5ビットのグレーコードでは10進カウント「15」と「16」は最上位ビット以外は、同じビット構成をなしていることである。このことは、10進カウント「14」と「17」、10進カウント「13」と「18」、10進カウント「12」と「19」、…、10進カウント「1」と「30」、10進カウント「0」と「31」でも同様の関係である。つまり、10進カウント「15」と「16」との中間値を対称の中心にして、最上位ビットを除いた下位4ビットが同じビット構成をなしている。尚、5ビットカウンタの場合は10進カウント「15」と「16」との中間値が対称の中心となっているが、一般にNビットカウンタの場合は、10進カウント「2N-1−1」と「2N-1」との中間値が対称の中心となる。
【0014】
次に、図3に示したグレーコードの最上位ビットを反転させた場合の対応図を図4に示す。10進カウント「0」のグレーコードは「00000」であり、この最上位ビットを反転させたものは「10000」である。グレーコードの「10000」は10進カウント「31」に相当する。最上位ビットを反転して出力すれば、10進カウント「0」は「31」、10進カウント「1」は「30」、10進カウント「2」は「29」、…、10進カウント「30」は「1」、「31」は「0」となる。
【0015】
10進カウント「0」から「31」までアップカウントしている出力の最上位ビットを反転させて出力すれば、出力される値は10進カウント「31」から「0」までダウンカウントするときの出力値と同じ値となる。つまり、5ビットグレーコードカウンタに10進カウント「0」から「31」までアップカウント動作を行わせ、最上位ビットの出力を反転して出力させることによって、10進カウント「31」から「0」までダウンカウントすることができる。尚、一般にNビットグレーコードカウンタに10進カウント「0」から「2N−1」までアップカウント動作を行わせ、最上位ビットの出力を反転して出力させることによって、10進カウント「2N−1」から「0」までダウンカウントすることができる。
【0016】
上述したグレーコードにおける最上位ビット以外のビット構成の対称性を利用した本発明に係るアップ/ダウングレーコードカウンタの一実施形態について図面を参照して以下に説明する。
【0017】
本発明に係る第一実施形態のアップ/ダウングレーコードカウンタの構成を図1に示す。第一実施形態のアップ/ダウングレーコードカウンタ1は、アップカウントグレーコードカウンタ3と最上位ビット選択手段4により構成されている。アップカウントグレーコードカウンタ3はアップカウントしたカウント数をグレーコードで最上位ビット選択手段4に出力する。
【0018】
尚、アップカウントグレーコードカウンタ3がNビットのカウンタであれば、アップカウントグレーコードカウンタ3が最上位ビット選択手段4に出力する信号は、Q0、Q1、…、Q(N−2)、Q(N−1)からなるNビットのデータである。ここで、Q0は最下位ビットであり、Q(N−1)は最上位ビットであるとする。
【0019】
最上位ビット選択手段4はカウント方向制御信号MIRも入力する。カウント方向制御信号MIRがカウントアップを指示する旨の信号である場合、最上位ビット選択手段4は、アップカウントグレーコードカウンタ3から入力した信号であるQ0、Q1、…、Q(N−2)、Q(N−1)からなるNビットのデータをそのまま出力し、アップ/ダウングレーコードカウンタ1の出力とする。一方、カウント方向制御信号MIRがカウントダウンを指示する旨の信号である場合、最上位ビット選択手段4は、アップカウントグレーコードカウンタ3から入力した信号であるQ0、Q1、…、Q(N−2)、Q(N−1)からなるNビットのデータのうち、最上位ビットQ(N−1)を反転してQ(N−1)Xとしたのち、Q0、Q1、…、Q(N−2)、Q(N−1)XからなるNビットのデータをアップ/ダウングレーコードカウンタ1の出力とする。
【0020】
次に、図1に示したアップ/ダウングレーコードカウンタ1の論理回路の一実施態様を図7に示す。尚、図7はアップ/ダウングレーコードカウンタ1が5ビットカウンタであるときの論理回路を示している。
【0021】
フリップフロップFF6のQ出力端子はバッファBUF1を介してフリップフロップFF1のC入力端子に接続される。また、フリップフロップFF6のXQ出力端子は、NAND回路NA1〜NA4それぞれの第1入力端子に接続される。
【0022】
NAND回路NA1の第2入力端子は、フリップフロップFF1のQ出力端子と接続される。NAND回路NA1の出力端子は、インバータ回路INV1を介してフリップフロップFF2のC入力端子に接続される。
【0023】
また、NAND回路NA2の第2入力端子はフリップフロップFF1のXQ出力端子と接続され、NAND回路NA2の第3入力端子はフリップフロップFF2のQ出力端子と接続される。NAND回路NA2の出力端子は、インバータ回路INV2を介してフリップフロップFF3のC入力端子に接続される。
【0024】
また、NAND回路NA3の第2入力端子はフリップフロップFF1のXQ出力端子と接続され、NAND回路NA3の第3入力端子はフリップフロップFF2のXQ出力端子と接続され、NAND回路NA3の第4入力端子はフリップフロップFF3のQ出力端子と接続される。NAND回路NA3の出力端子は、インバータ回路INV3を介してフリップフロップFF4のC入力端子に接続される。
【0025】
また、NAND回路NA4の第2入力端子はフリップフロップFF1のXQ出力端子と接続され、NAND回路NA4の第3入力端子はフリップフロップFF2のXQ出力端子と接続され、NAND回路NA4の第4入力端子はフリップフロップFF3のXQ出力端子と接続され、NAND回路NA4の第5入力端子はフリップフロップFF4のQ出力端子と接続される。NAND回路NA4の出力端子は、インバータ回路INV4を介してフリップフロップFF5のC入力端子に接続される。
【0026】
さらに、フリップフロップFF1〜FF6それぞれにおいて、XQ出力端子とD入力端子とが接続されている。これにより、フリップフロップFF1〜FF6各々において、C入力端子に入力されるクロック信号が立ち上がる毎にQ出力端子から出力される出力信号が反転する。
【0027】
そして、フリップフロップFF5のQ出力端子がセレクタS1に接続される。
【0028】
バッファBUF1、NAND回路NA1〜NA4、及びインバータ回路INV1〜INV4からなるクロック生成回路31は、アップカウントグレーコードカウンタの各出力の反転タイミングを決めるクロックを生成する回路として機能し、このクロック生成回路およびフリップフロップFF1〜FF6がアップカウントグレーコードカウンタ3として機能し、セレクタ4が図1に示した最上位ビット選択手段4として機能する。
【0029】
尚、フリップフロップFF1〜FF6および図6で示したフリップフロップFF11〜F16の一実施態様としては、図10に示すような構成が挙げられる。各フリップフロップは3つの入力端子を有するNAND回路を6個備えている。
【0030】
フリップフロップのXS端子はNAND回路NA21の第1入力端子およびNAND回路NA25の第1入力端子に接続される。また、フリップフロップのXR端子はNAND回路NA22の第2入力端子、NAND回路NA24の第2入力端子、およびNAND回路NA26の第2入力端子に接続される。また、フリップフロップのC入力端子はNAND回路NA22の第3入力端子およびNAND回路NA23の第2入力端子に接続される。また、フリップフロップのD入力端子はNAND回路NA24の第3入力端子に接続される。
【0031】
そして、NAND回路NA21の第2入力端子と、NAND回路NA23の第3入力端子とが、NAND回路NA24の出力端子に接続される。また、NAND回路NA21の第3入力端子と、NAND回路NA22の出力端子と、NAND回路NA23の第1入力端子との接続点が、NAND回路NA25の第2入力端子に接続される。また、NAND回路NA21の出力端子とNAND回路NA22の第1入力端子とが互いに接続される。また、NAND回路NA23の出力端子とNAND回路NA24の第1入力端子とが、NAND回路NA26の第3入力端子に接続される。
【0032】
さらに、NAND回路NA25の出力端子とNAND回路NA26の第1入力端子との接続点をフリップフロップのQ出力端子とし、NAND回路NA25の第3入力端子とNAND回路NA26の出力端子との接続点をフリップフロップのXQ出力端子とする。
【0033】
次に、図7に示した第一実施形態のアップ/ダウングレーコードカウンタの動作について図5および図7を参照して説明する。尚、フリップフロップFF1〜FF6のXS端子それぞれに入力されるセット信号SETQ0〜SETQ4及びSETNCKは、すべて常時1とする。また、フリップフロップFF1〜FF6のXR端子それぞれに入力されるリセット信号RESETQ0〜RESETQ4及びRESETNCKは、すべて常時1とする。
【0034】
フリップフロップFF6は、基準クロック信号CKを入力し、基準クロック信号CKの2分周となる2分周クロック信号NCKを生成して、次段のクロック生成回路31に2分周クロック信号NCKとその反転信号NCKXを出力している。
【0035】
クロック生成回路31は、2分周クロック信号NCKと同一であるクロック信号Q0CKNを生成する。フリップフロップFF1は、クロック生成回路31からクロック信号Q0CKNを入力するので、2分周クロック信号NCKが立ち上がるごとに反転する出力信号Q0およびその反転信号Q0Xを出力する。
【0036】
クロック生成回路31は、出力信号Q0が1でかつ2分周クロック信号NCKが立ち下がるときに立ち上がるクロック信号Q1CKNも生成する。フリップフロップFF2は、クロック生成回路31からクロック信号Q1CKNを入力するので、クロック信号Q1CKNが立ち上がるごとに反転する出力信号Q1およびその反転信号であるQ1Xを出力する。
【0037】
クロック生成回路31は、出力信号Q0が0、出力信号Q1が1、かつ2分周クロック信号NCKが立ち下がるときに立ち上がるクロック信号Q2CKNも生成する。フリップフロップFF3は、クロック生成回路31からクロック信号Q2CKNを入力するので、クロック信号Q2CKNが立ち上がるごとに反転する出力信号Q2およびその反転信号であるQ2Xを出力する。
【0038】
クロック生成回路31は、出力信号Q0が0、出力信号Q1が0、出力信号Q2が1、かつ2分周クロック信号NCKが立ち下がるときに立ち上がるクロック信号Q3CKNも生成する。フリップフロップFF4は、クロック生成回路31からクロック信号Q3CKNを入力するので、クロック信号Q3CKNが立ち上がるごとに反転する出力信号Q3およびその反転信号であるQ3Xを出力する。
【0039】
クロック生成回路31は、出力信号Q0が0、出力信号Q1が0、出力信号Q2が0、出力信号Q3が1、かつ2分周クロック信号NCKが立ち下がるときに立ち上がるクロック信号Q4CKNも生成する。フリップフロップFF5は、クロック生成回路31からクロック信号Q4CKNを入力するので、クロック信号Q4CKNが立ち上がるごとに反転する出力信号Q4およびその反転信号であるQ4Xを出力する。
【0040】
出力信号Q0を0ビット目すなわち最下位ビットの出力、出力信号Q1を1ビット目の出力、出力信号Q2を2ビット目の出力、出力信号Q3を3ビット目の出力、出力信号Q4を4ビット目すなわち最上位ビットの出力とすると、アップカウントグレーコードカウンタはクロック信号CKの10進カウントに応じて、図3に示したグレーコードを出力することになる。
【0041】
セレクタS1は、フリップフロップFF5から出力信号Q4を入力する。セレクタS1は、カウント方向制御信号MIRがアップカウント動作を指示する内容である場合入力した信号Q4を出力信号Q4’として出力する。すなわち、最上位ビットの出力を反転しない。これにより、アップ/ダウングレーコードカウンタは、図4に示した最上位ビット反転前のグレーコードを出力することになるので、アップカウントを行うことができる。
【0042】
一方、セレクタS1は、カウント方向制御信号MIRがダウンカウント動作を指示する内容である場合入力した信号Q4を反転し出力信号Q4’として出力する。すなわち、最上位ビットの出力を反転する。これにより、アップ/ダウングレーコードカウンタは、図4に示した最上位ビット反転後のグレーコードを出力することになるので、ダウンカウントを行うことができる。
【0043】
このように、アップカウント動作のみしか行えないアップカウントグレーコードカウンタ3にセレクタS1を付加することでアップ/ダウンカウントが可能となる。図7に示した第一実施形態のアップ/ダウングレーコードカウンタはクロック生成回路を1つにできるので、図6に示した2つのクロック生成回路を必要とする従来のアップ/ダウングレーコードカウンタに比べて、回路規模を小さくすることができる。
【0044】
尚、セレクタS1の一実施態様としては、図11の(a)に示すような構成が挙げられる。エクスクルーシブOR回路E1の第1入力端子には最上位ビットの出力Q4を入力し、第2入力端子にカウント方向制御信号MIRを入力する。アップカウント動作を行わせるときはカウント方向制御信号MIRを0とし、ダウンカウント動作を行わせるときはカウント方向制御信号MIRを1とする。これにより、エクスクルーシブOR回路E1の出力端子から出力される信号Q4’はアップカウント動作時には出力信号Q4となり、ダウンカウント動作時には出力信号Q4の反転信号となる。
【0045】
また、セレクタS1の他の実施態様としては、図11の(b)に示すような構成が挙げられる。尚、この実施態様の場合、図7に示すフリップフロップFF5のQ出力端子に加えてXQ出力端子もセレクタS1に接続されている。AND回路A1の第1入力端子は最上位ビットの出力Q4を入力し、AND回路A1の第2入力端子はカウント方向制御信号MIRを反転したのち入力する。AND回路A2の第1入力端子は最上位ビットの出力Q4の反転信号であるQ4Xを入力し、AND回路A2の第2入力端子はカウント方向制御信号MIRを入力する。OR回路O1はAND回路A1およびA2の出力信号を入力し、Q4’を出力する。アップカウント動作を行わせるときはカウント方向制御信号MIRを0とし、ダウンカウント動作を行わせるときはカウント方向制御信号MIRを1とする。これにより、OR回路O1の出力端子から出力される信号Q4’はアップカウント動作時には信号Q4となり、ダウンカウント動作時には信号Q4Xとなる。
【0046】
次に、本発明に係る第二実施形態のアップ/ダウングレーコードカウンタについて図2を参照して説明する。尚、図2に示す第二実施形態のアップ/ダウングレーコードカウンタにおいて、図1のアップ/ダウングレーコードカウンタと同一部分には同一の符号を付し説明を省略する。また、第二実施形態のアップ/ダウングレーコードカウンタも第一実施形態のアップ/ダウングレーコードカウンタと同様5ビットカウンタとする。
【0047】
カウント開始データ設定手段5は、グレーコードで示されたカウントを開始する値nsおよびカウント方向制御信号MIRを入力する。カウント方向制御信号MIRがアップカウント動作を指示する内容であれば、カウント開始データ設定手段5は、アップカウントグレーコードカウンタ3の初期設定がグレーコードで示されたカウントを開始する値nsになるようにアップカウントグレーコードカウンタ3に制御信号を出力する。一方、カウント方向制御信号MIRがダウンカウント動作を指示する内容であれば、カウント開始データ設定手段5は、アップカウントグレーコードカウンタ3の初期設定がグレーコードで示されたカウントを開始する値nsの最上位ビットのみ反転した値になるようにアップカウントグレーコードカウンタ3に制御信号を出力する。
【0048】
カウント終了データ設定手段6は、グレーコードで示されたカウントを終了する値neと、アップカウントグレーコードカウンタ3から出力されるグレーコードで示されたカウントと、カウント方向制御信号MIRとを入力する。
【0049】
カウント方向制御信号MIRがアップカウント動作を指示する内容であるときは、カウント終了データ設定手段6は、グレーコードで示されたカウントを終了する値neとアップカウントグレーコードカウンタ3から出力されるグレーコードで示されたカウントとが一致すると、アップカウントグレーコードカウンタ3がカウンタ動作を終了するように制御する。
【0050】
一方、カウント方向制御信号MIRがダウンカウント動作を指示する内容であるときは、カウント終了データ設定手段6は、グレーコードで示されたカウントを終了する値neの最上位ビットを反転させた値とアップカウントグレーコードカウンタから出力されるグレーコードで示されたカウントとが一致すると、アップカウントグレーコードカウンタ3がカウンタ動作を終了するように制御する。
【0051】
次に、カウント開始データ設定手段5およびカウント終了データ設定手段6の具体な実施態様を順に説明する。
【0052】
カウント開始データ設定手段5の一実施態様の回路ブロック図を図8に示す。最上位ビット選択手段51は、グレーコードで示されたカウントnsを入力する。グレーコードで示されたカウントnsは、0ビット目すなわち最下位ビットがQ0DATA、1ビット目がQ1DATA、2ビット目がQ2DATA、3ビット目がQ3DATA、4ビット目すなわち最上位ビットがQ4DATAである5ビットのデータである。
【0053】
最上位ビット選択手段51は、アップカウント時にはQ4DATAを出力信号の最上位ビットQ4DATA’とする。すなわち、入力されたグレーコードで示されたカウントを開始する値nsをそのまま偶奇数判定回路52およびセット・リセット端子制御回路54に出力する。一方、ダウンカウント時にはQ4DATAの反転信号を出力信号の最上位ビットQ4DATA’とする。すなわち、グレーコードで示されたカウントを開始する値nsの最上位ビットを反転した値を偶奇数判定回路52およびセット・リセット端子制御回路54に出力する。
【0054】
偶数奇数判定回路52は、10進カウントが偶数のときに0を出力し、10進カウントが奇数のときに1を出力する。10進カウントが偶数のときにはグレーコードに含まれる1の数が偶数個であるのに対し、10進カウントが奇数のときはグレーコードに含まれる1の数が奇数個であるので、偶数奇数判定回路52は図12に示すような論理回路にするとよい。
【0055】
エクスクルーシブOR回路E2が最上位ビット選択手段51から出力される最下位ビットデータQ0DATA、1ビット目データQ1DATA、2ビット目データQ2DATAを入力する。また、エクスクルーシブOR回路E3が最上位ビット選択手段51から出力される3ビット目データQ3DATA、最上位ビットデータQ4DATA’を入力する。そして、エクスクルーシブOR回路E4が、エクスクルーシブOR回路E2およびE3の出力信号を入力し、偶奇信号odd_evenを出力する。
【0056】
セット・リセット制御回路53は、偶奇判定回路52から出力される偶奇信号odd_evenに基づいてフリップフロップFF6のXS端子、XRS端子に出力する制御信号を作成する。
【0057】
セット・リセット端子制御回路53は、フリップフロップFF6のQ端子の出力信号を0に設定したい場合は、XS端子に入力するセット信号SETNCKを1にし、XR端子に入力するリセット信号RESETNCKを0にする。また、フリップフロップFF6のQ端子の出力信号を1に設定したい場合は、XS端子に入力するセット信号SETNCKを0にし、XR端子に入力するリセット信号RESETNCKを1にする。また、フリップフロップFF6を通常動作させたい場合は、XS端子に入力するセット信号SETNCKを1にし、XR端子に入力するリセット信号RESETNCKを1にする。
【0058】
このような動作を行うセット・リセット端子制御回路53の一実施態様を図13に示す。偶奇信号odd_evenがNAND回路NA30の第1入力端子とインバータ回路INV30に入力され、インバータ回路INV30の出力信号がNAND回路NA31の第1入力端子に入力される。また、スタート信号STARTがNAND回路NA30およびNA31の第2入力端子に入力される。NAND回路NA30からはセット信号SETNCKが出力され、NAND回路NA31からはリセット信号RESETNCKが出力される。
【0059】
セット・リセット端子制御回路53を図13に示した構成にした場合、フリップフロップFF6を通常動作させたいときは、スタート信号STARTを0にし、セット信号SETNCKおよびリセット信号RSETNCKを1にするとよい。
【0060】
また、カウント開始時にはスタート信号STARTを1にする。この場合、偶奇信号odd_evenが1のとき(カウントを開始する値nsの10進カウントが奇数のとき)には、セット信号SETNCKは0になり、リセット信号RESETNCKは1になる。偶奇信号odd_evenが0のとき(カウントを開始する値nsの10進カウントが偶数のとき)には、セット信号SETNCKは1になり、リセット信号RESETNCKは0になる。これにより、図5に示すように、カウントを開始する値nsの10進カウントが奇数のときには、フリップフロップFF6がQ端子から出力する2分周信号NCKを1にすることができ、カウントを開始する値nsの10進カウントが偶数のときには、フリップフロップFF6がQ端子から出力する2分周信号NCKを0にすることができる。
【0061】
セット・リセット制御回路54は、最上位ビット選択手段51から出力される5ビットのデータQ0DATA、Q1DATA、Q2DATA、Q3DATA、Q4DATA’に基づいてフリップフロップFF1〜FF5のXS端子、XRS端子に出力する制御信号を作成する。
【0062】
セット・リセット端子制御回路54の一実施態様を図14に示す。セット・リセット端子制御回路54は、セット・リセット端子制御回路53と同じ構成の回路が5つ設けられている。そして、偶奇信号odd_evenの代わりに、それぞれの回路においてQ0DATA、Q1DATA、Q2DATA、Q3DATA、Q4DATA’が入力される。これにより、スタート信号STARTを1にすると、グレーコートで示されたカウントを開始する値nsがアップ/ダウングレーコードカウンタ2から出力されることになり、スタート信号STARTを0にすると、フリップフロップFF1〜FF5が通常動作を行うので、アップ/ダウングレーコードカウンタ2がカウント動作を行う。
【0063】
次に、カウント終了データ設定手段6の一実施態様の回路ブロック図を図9に示す。最上位ビット選択手段61は、グレーコードで示されたカウントneを入力する。グレーコードで示されたカウントneは、0ビット目すなわち最下位ビットがQ0eDATA、1ビット目がQ1eDATA、2ビット目がQ2eDATA、3ビット目がQ3eDATA、4ビット目すなわち最上位ビットがQ4eDATAである5ビットのデータである。
【0064】
最上位ビット選択手段61は、アップカウント時にはQ4eDATAを出力信号の最上位ビットQ4eDATA’とする。すなわち、入力されたグレーコードで示されたカウントを終了する値neをそのまま比較器62に出力する。一方、ダウンカウント時にはQ4eDATAの反転信号を出力信号の最上位ビットQ4eDATA’とする。すなわち、グレーコードで示されたカウントを終了する値neの最上位ビットを反転した値を比較器62に出力する。
【0065】
比較器62は、最上位ビット選択手段61から入力するデータQ0eDATA、Q1eDATA、Q2eDATA、Q3eDATA、Q4eDATA’と、アップカウントグレーコードカウンタの出力信号であるQ0、Q1、Q2、Q3、Q4とを比較して、最下位ビット、1ビット目、2ビット目、3ビット目、最上位ビットのすべてが一致したときに、クロック制御回路63に対して、クロック信号CKを出力を止めるべき旨の制御信号を送る。これにより、クロック信号CKがアップカウントグレーコードカウンタ3に供給されなくなり、アップカウントグレーコードカウンタ3はカウントを終了する。
【0066】
カウント終了データ設定手段6の他の形態としては、カウントを終了する値neと最上位ビット設定手段4の出力とを比較して、それらが一致するとクロック制御回路63に対してクロック信号CKを出力を止めるべき旨の制御信号を送るような構成としてもよい。このような構成にすると、カウント終了データ設定手段6に最上位ビット選択手段を設けなくてよくなり部品点数を少なくすることができる。
【0067】
なお、上述した実施形態では5ビットのアップ/ダウングレーコードカウンタの場合について説明したが、N<5またはN>5の場合のNビットのアップ/ダウングレーコードカウンタにおいても本発明を適用できることはいうまでもない。また、ダウンカウントグレーコードカウンタを用いて、アップカウント動作時に最上位ビットを反転させるような構成としてもよい。
【0068】
次に、本発明に係る固体撮像装置の一実施形態について図15を参照して説明する。光学レンズ系100は、撮影対象である光学実像(図示せず)を取込み、固体撮像素子101上に結像する。
【0069】
固体撮像素子101には光電変換素子101aがマトリクス状に配置されている。垂直方向選択ライン101bは垂直方向デコーダ101dによって1ラインが選択され、水平方向選択ライン101cは水平方向デコーダ101eによって1ラインが選択される。
【0070】
垂直方向デコーダ101dは垂直方向アップ/ダウングレーコードカウンタ101fが指定するアドレスを選択し、水平方向デコーダ101eは水平方向アップ/ダウングレーコードカウンタ101gが指定するアドレスを選択する。垂直方向選択ライン101bと水平方向選択ライン101cの両方に選択されたアドレスの信号が出力回路101hによって出力される。
【0071】
垂直方向アップ/ダウングレーコードカウンタ101fを固定しておくことで垂直方向のアドレスを固定しておき、水平方向アップ/ダウングレーコードカウンタ101gをカウントさせ、水平方向に走査させる。水平方向の走査が終了すれば、垂直方向アップ/ダウングレーコードカウンタ101gをカウントさせ、次の水平ラインを走査する。この動作の繰り返しによって、撮像の動作を実現する。なお、垂直方向アップ/ダウングレーコードカウンタ101fおよび水平方向アップ/ダウングレーコードカウンタ101gは、図2に示したアップ/ダウングレーコードカウンタ2と同じ構成とする。
【0072】
垂直方向制御回路102aは垂直方向アップ/ダウングレーコードカウンタ101fにカウント開始値ns、カウント終了値ne、およびカウント方向制御信号MIRを出力し、水平方向制御回路102bは水平方向アップ/ダウングレーコードカウンタ101gにカウント開始値ns’、カウント終了値ne’、およびカウント方向制御信号MIR’を出力する。
【0073】
垂直方向アップ/ダウングレーコードカウンタ101fおよび水平方向アップ/ダウングレーコードカウンタ101gの両方がアップカウントを行うときには、画面の左上から右下に向かって走査する。また、垂直方向アップ/ダウングレーコードカウンタ101fがアップカウントを行い、水平方向アップ/ダウングレーコードカウンタ101gがダウンカウントを行うときには、画面の右上から左下に向かって走査する。また、垂直方向アップ/ダウングレーコードカウンタ101fがダウンカウントを行い、水平方向アップ/ダウングレーコードカウンタ101gがアップカウントを行うときには、画面の左下から右上に向かって走査する。また、垂直方向アップ/ダウングレーコードカウンタ101fおよび水平方向アップ/ダウングレーコードカウンタ101gの両方がダウンカウントを行うときには、画面の右下から左上に向かって走査する。
【0074】
つまり、垂直方向アップ/ダウングレーコードカウンタ101fおよび水平方向アップ/ダウングレーコードカウンタ101gに与えるカウント方向制御信号MIR、MIR’を切り替えることによって、垂直方向および水平方向の正像モードと鏡像モードの切替が可能となる。
【0075】
出力回路101hは、信号電圧を次段の信号処理回路103に出力する。信号処理回路103は出力回路101hから出力される信号電圧に基づき、駆動信号を作成し、表示手段104に出力する。
【0076】
【発明の効果】
本発明によると、アップカウントまたはダウンカウントのいずれか一方向のみしかカウントできない一方向カウントグレーコードカウンタから出力されるデータの最上位ビットを入力し、前記データの最上位ビットをそのまま出力するか反転したのち出力するかを選択する最上位ビット選択手段を備えているので、アップカウントとダウンカウントのいずれも行うことができる。さらに、従来のアップ/ダウングレーコードカウンタではカウント方向毎に論理回路が必要であったが、本発明では一方向カウントグレーコードカウンタを用いるので一方向のみの論理回路しか必要としない。これにより、カウンタの論理回路規模を従来の半分にすることができ、回路規模を小さくすることができる。また、グレーコードカウンタ本来の特性である電気的ノイズの低減レベルは、従来のアップ/ダウングレーコードカウンタと同等である。
【0077】
また、本発明によると、アップ/ダウングレーコードカウンタが一方向カウントグレーコードカウンタのカウント方向と同一方向のカウント動作を行うときは、最上位ビットデータ選択手段がデータの最上位ビットをそのまま出力し、アップ/ダウングレーコードカウンタが一方向カウントグレーコードカウンタのカウント方向と反対方向のカウント動作を行うときは、最上位ビットデータ選択手段がデータの最上位ビットを反転して出力するので、アップカウントとダウンカウントのいずれも行うことができる。
【0078】
また、本発明によると、カウントを開始する10進カウントに対応するグレーコードデータに応じて一方向カウントグレーコードカウンタの初期状態を制御するカウント開始データ設定手段を備え、アップ/ダウングレーコードカウンタが一方向カウントグレーコードカウンタのカウント方向と反対方向のカウント動作を行うときは、カウント開始データ設定手段が、カウントを開始する10進カウントに対応するグレーコードデータの最上位ビットのみを反転させ、一方向カウントグレーコードカウンタが、その最上位ビットのみが反転したグレーコードデータからカウントを開始するので、任意のカウント数からカウントを開始することができるとともに、アップ/ダウングレーコードカウンタが一方向カウントグレーコードカウンタのカウント方向と反対方向のカウント動作を行うときでも正しいカウント値からカウントを開始することができる。
【0079】
また、本発明によると、カウントを終了する10進カウントに対応するグレーコードデータに応じて一方向カウントグレーコードカウンタの動作を制御するカウント終了データ設定手段を備えるので、任意のカウント数でカウント動作を終了させることができる。
【0080】
また、本発明によると、固体撮像装置は回路規模の小さいアップ/ダウングレーコードカウンタを備えているので、正像モードと鏡像モードの切替が可能であるとともに、小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第一実施形態のアップ/ダウングレーコードカウンタの構成図である。
【図2】 本発明に係る第二実施形態のアップ/ダウングレーコードカウンタの構成図である。
【図3】 10進カウントに対応するバイナリーコードおよびグレーコードを示す図である。
【図4】 グレーコードの最上位を反転させた場合に対応する10進カウントおよびグレーコードを示す図である。
【図5】 図1のアップ/ダウングレーコードカウンタのアップカウント時の動作を示すタイムチャート図である。
【図6】 従来のアップ/ダウングレーコードカウンタの論理回路図である。
【図7】 図1のアップ/ダウングレーコードカウンタの論理回路図である。
【図8】 図2のアップ/ダウングレーコードカウンタが備えるカウント開始データ設定手段の構成図である。
【図9】 図2のアップ/ダウングレーコードカウンタが備えるカウント終了データ設定手段の構成図である。
【図10】 本発明のアップ/ダウングレーコードカウンタに設けられるフリップフロップの構成図である。
【図11】 図7に示したセレクタの一実施態様を示す図である。
【図12】 図9に示した偶奇数判定回路の一実施態様を示す図である。
【図13】 図9に示した偶奇数判定回路から信号を入力するセット・リセット端子制御回路の一実施態様を示す図である。
【図14】 図9に示した他のセット・リセット端子制御回路の一実施態様を示す図である。
【図15】 本発明に係る固体撮像装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 第一実施形態のアップ/ダウングレーコードカウンタ
2 第二実施形態のアップ/ダウングレーコードカウンタ
3 アップカウントグレーコードカウンタ
4、51、61 最上位ビット選択手段
5 カウント開始データ設定手段
6 カウント終了データ設定手段
10 従来のアップ/ダウングレーコードカウンタ
11 アップカウント用クロック生成回路
12 ダウンカウント用クロック生成回路
13 クロック切替回路
31 クロック生成回路
52 偶奇数判定回路
53、54 セット、リセット端子制御回路
62 比較器
63 クロック制御回路
100 光学レンズ系
101 固体撮像素子
101a 光電変換素子
101b 垂直方向選択ライン
101c 水平方向選択ライン
101d 垂直方向デコーダ
101e 水平方向デコーダ
101f 垂直方向アップ/ダウングレーコードカウンタ
101g 水平方向アップ/ダウングレーコードカウンタ
101h 出力回路
102a 垂直方向制御回路
102b 水平方向制御回路
103 信号処理回路
104 表示手段

Claims (3)

  1. アップカウントとダウンカウントのいずれも行うことのできるアップ/ダウングレーコードカウンタであって、
    アップカウントまたはダウンカウントのいずれか一方向のみしかカウントできない一方向カウントグレーコードカウンタと、
    該一方向カウントグレーコードカウンタから出力されるデータの最上位ビットを入力し、前記データの最上位ビットをそのまま出力するか反転したのち出力するかを選択する最上位ビットデータ選択手段と、
    カウントを開始する10進カウントに対応するグレーコードデータに応じて前記一方向カウントグレーコードカウンタの初期状態を制御するカウント開始データ設定手段とを備え、
    前記アップ/ダウングレーコードカウンタが前記一方向カウントグレーコードカウンタのカウント方向と同一方向のカウント動作を行うときは、前記最上位ビットデータ選択手段が前記データの最上位ビットをそのまま出力し、前記アップ/ダウングレーコードカウンタが前記一方向カウントグレーコードカウンタのカウント方向と反対方向のカウント動作を行うときは、前記最上位ビットデータ選択手段が前記データの最上位ビットを反転して出力し、
    前記アップ/ダウングレーコードカウンタが前記一方向カウントグレーコードカウンタのカウント方向と反対方向のカウント動作を行うときは、前記カウント開始データ設定手段が、カウントを開始する10進カウントに対応するグレーコードデータの最上位ビットのみを反転させ、前記一方向カウントグレーコードカウンタが、その最上位ビットのみが反転したグレーコードデータからカウントを開始することを特徴とするアップ/ダウングレーコードカウンタ。
  2. カウントを終了する10進カウントに対応するグレーコードデータに応じて前記一方向カウントグレーコードカウンタの動作を制御するカウント終了データ設定手段を備える請求項1に記載のアップ/ダウングレーコードカウンタ。
  3. 光電変換素子と、該光電変換素子からの信号を順次読み出すための走査手段と、を備えた固体撮像装置において、
    前記走査手段が請求項1または請求項2に記載のアップ/ダウングレーコードカウンタを有し、該アップ/ダウングレーコードカウンタが出力するカウントに基づいてアドレス指定を行うことを特徴とする固体撮像装置。
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