JP3657151B2 - Plant pest control equipment - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する利用分野】
本発明は、作物の害虫駆除装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
稲等の作物を栽培するなかでは種々様々な防除方法が開発され実行されているが、その主要なものは農薬の使用によるところとなっている。また、有機栽培や無農薬栽培等、農薬を用いない防除が好まれる傾向にある今日では、作物以外で且つ雑草とも言えないような植物（ハーブ等）を畦畔等へ植えたり、カモやカブトエビ等を水田へ放流して雑草や害虫を除去する生物的防除方法を採り入れることも徐々に多くなってきている。
【０００３】
ただ、生物的防除方法のうち害虫防除を主目的とするものでは、作物がまだ背の低い時期には有効であるが作物が高背に成育した後、また害虫が作物の成長に伴って上方へ移動した後ではあまり効果を期待できないということがあった。
この典型例として挙げられるのが、稲につくイネドロオイムシであり、この害虫は、成虫になるにしたがって稲の根元から葉面へと移動しつつ、成虫期では稲の葉が白くなるほど食害し、甚だしくは稲の成育を止めてしまう等、深刻な被害をもたらすものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
稲の場合のイネドロオイムシのように、生物的防除方法等による防除効果をあまり期待できない害虫に対しては、結果として、農薬を使用しなければならない状況にあるが、それでもなお作物生産者サイドでは、農薬を用いない作物を市場に提供したいとの意欲を強く抱いているところである。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、稲の場合のイネドロオイムシのような害虫であっても、農薬を用いないで機械的・物理的に駆除できるようにして（従来公知のいわゆる「機械的防除」や「物理的防除」とは別のものである）、農薬を用いない作物の市場への提供を可能にした、作物の害虫駆除装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明では、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。
即ち、本発明に係る作物の害虫駆除装置では、開口部（捕集口）を有する捕集器と作物をしごいて該作物の害虫を前記捕集器に取り込むように回転するロータを備えている（請求項１）。
また、回転軸心の径方向外方でこの回転軸心まわりに周回移動するビータが設けられたロータと、このロータをその回転軸心が地盤に沿う向きで支持して回転自在にするロータ支持枠と、このロータ支持枠側においてロータまわりの一部の外周部へ開口部を臨ませた状態で設けられる捕集器と、上記ロータで作物をしごいて該作物の害虫を捕集器に取り込むようにロータを回転させる回転駆動手段とを有している（請求項２）。
【０００６】
このような構成であるため、ロータを回転駆動手段によって回転させつつこれを作物へ押し付けたときに、ビータが作物を掻き寄せながら捕集器（カゴやネット或いはケース状のもの）内へ突っ込ませ、場合によってはこの後も、ビータが捕集器内で作物を叩くようになる。
従って、作物に付着していた害虫（成虫だけでなく幼虫や卵などをも含む）がロータのブレードでしごかれて捕集器内に取り込まれるようになる。
ロータと捕集器はユニット（一組）とされていてこのユニットが昇降手段により装置本体に対して昇降可能に支持することができる（請求項３）。
【０００７】
このようにすると、作物に対してロータのしごく高さを適宜変更することができるので、作物の根元から葉先まで万遍なく、又は必要に応じた高さ部位からの害虫捕集が可能になる。このことは、作物の種類や害虫の種類、害虫駆除の実施時期、地盤の硬軟等々に関して、それらの汎用性を広げることにも繋がるため、好適である。
この昇降手段はまた、害虫駆除装置を畦の付近で移動させる場合等（特に、後述するように装置本体が走行可能とされている場合）に、ロータ等が畦等にぶつからないようにするうえで有効な手段となる。
【０００８】
ロータと捕集器はユニットとされ、このユニットが傾斜調整手段により装置本体に対してロータにおける回転軸心の傾き度合を調整可能にすることができる（請求項４）。
このようにすると、地盤に硬軟差や傾斜が生じていたときでも、ロータの回転軸を水平に保持させたり、或いは地盤の状態とは関係なく故意に、ロータの回転軸を傾斜させたりする場合の対応ができることになる。
装置本体には、自走式の走行手段を設け、ロータと捕集器をユニットとして装置本体に腹装装着することができる（請求項５）。
【０００９】
このようにすることで、害虫駆除作業を高効率化でき、また作業者の労働負担を軽減できることは言うまでもない。
なお、この装置本体は、自走式とする以外にも、走行自在としておいてトラクタ等の他の走行車両に牽引又は後押しさせたり、或いは走行用の構造を何ら具備しないものとして、トラクタ等の他の走行車両に対して着脱可能にする構成としてもよい。
ロータ支持枠に対して、捕集器を着脱自在にしておくのが好適である（請求項６）。
【００１０】
このようにしておくことにより、捕集した害虫の除去や、害虫に合わせた捕集器の交換、ロータや捕集器におけるメンテナンス等々が容易且つ迅速に行える利点がある。
捕集器におけるロータへ向けた開口部には、ロータの回転に伴ってこの捕集器内へ侵入しようとするビータと当接して、掻き込まれる作物をしごくようにするための入口側ブレードと、ロータの回転に伴ってこの捕集器内から退出しようとするビータと当接して、一旦捕集した害虫の飛びだしを防止するための出口側ブレードとを設けておくのが好適である（請求項７）。
【００１１】
この場合、ロータのビータや、捕集器に設ける入口側ブレード及び出口側ブレードをゴム等の軟質な材料によって形成しておくことにより、作物を傷めないようにできる等の利点がある。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図１及び図２は、本発明に係る作物の害虫駆除装置１が、自走式の走行手段２を具備した車両型装置本体３に対して設けられた実施形態の全体図である。
すなわち、この走行手段２は、駆動輪とされる左右一対の後輪５と、舵取り輪とされる単一の前輪６との計３輪を有しており、このうち後輪５の相互間部分に搭載されたエンジン７により、両後輪５への駆動力伝達が可能になっている。また、このエンジン７の上側に乗車装置８が設けられ、この乗車装置８に向き合う配置で舵取り装置９や操縦レバー類１０等が設けられている。
【００１３】
一方、装置本体３は、後輪５と前輪６との前後間を乗車装置８の設けられる高さで通されたメインフレーム１２と、このメインフレーム１２から後輪５と前輪６との前後間で下向きに設けられたＬ字状の下部フレーム１３とを有しており、メインフレーム１２の内部を利用して、舵取り装置９から前輪６へ操舵力を伝える操舵伝動手段（図示略）が設けられている。また、このメインフレーム１２の前端部にはヘッドライト１４が設けられている。
このような装置本体３に対し、害虫駆除装置１は、開口部（捕集口）３０を有する捕集器１８と、作物をしごいて該作物の害虫を捕集器１８に取り込むように回転するロータ１７とをユニット（一組）として備え、装置本体３に腹装装着されている。
【００１４】
すなわち、下部フレーム１３の前端部で前輪６のすぐ後を左右両側へ張り出す状態に保持されたロータ支持枠１６を基礎として構成されたものであって、このロータ支持枠１６をはじめ、その他にロータ１７と、捕集器１８と、回転駆動手段１９とを有しており、また昇降手段２０と傾斜調整手段２１とが付加されている。
図３及び図４に示すように、上記ロータ１７は、回転軸心に沿って設けられたビータ支持軸２３と、このビータ支持軸２３から径方向に沿って放射状に突設された複数（図例では４枚）のビータ２４とを有したもので、ビータ支持軸２３を回転させることでビータ２４が回転軸心まわりに周回移動するようになっている。
【００１５】
ビータ２４は、軟質ゴムや軟質樹脂等の帯板材、又はビータ支持軸２３に沿って植毛されたブラシ等の軟質材料によって形成されたもので、ビータ支持軸２３の外周面に風車状に突出固定された取付板２５に対してねじ止め又はリベット止めされている。なお、ねじ止め構造とするのが、ビータ２４の破損又は磨耗時の交換を容易にする点で好適であると言える。
上記ロータ支持枠１６は、上記ロータ１７をその回転軸心（ビータ支持軸２３）が地盤Ｇに沿う向きであって、且つ、回転自在な状態に支持するところである。
【００１６】
本実施形態では、上記したようにこのロータ支持枠１６は、装置本体３のメインフレーム１２を中心においてその左右両側へ張り出したものとなっているが、左方の張出領域と右方の張出領域とでは各別のロータ１７を支持しており、従ってこれを可能にするために、左方張出端側とメインフレーム１２の下部側、及び右方張出端側とメインフレーム１２の下部側との２箇所に、それぞれで対向して対を成す軸受体２７が垂下されている。
上記捕集器１８は、ロータ１７まわりの一部の外周部（約半周部）へ開口部３０を臨ませるようなかたちでロータ支持枠１６に設けられたもので、本実施形態では、箱型に組んだ張り枠３１に対して濾過材３２を張り付けたカゴ状のものを用いている。
【００１７】
ロータ支持枠１６に対する捕集器１８の取付位置は、装置本体３が前輪６を先方へ向けて走行するものとしたときに、この捕集器１８がロータ１７の後方に位置付けられるようにしてある。また、ロータ支持枠１６において、左方の張出領域と右方の張出領域とでは、別々の捕集器１８を取り付けるようにしてある。
濾過材３２には、金属製や硬質系樹脂（ＰＰ等のある程度の可撓性を有するものを含む）製等の硬質のものを用いてもよいし、布地製、化繊製、軟質系樹脂製等の軟質のものを用いてもよい。言うまでもなく、網目の目開きとして、駆除しようとする害虫よりも小さいものを用いる必要がある。場合によってはガーゼ状の繊細な目開きのものを用いてもよい。
【００１８】
なお、硬質の濾過材３２を用いる場合には、張り枠３１を不要化することも可能である。
この捕集器１８は、ロータ支持枠１６に対して着脱自在となっており、張り枠３１に設けられたフック３３をロータ支持枠１６に設けられた係合孔３４へ嵌め入れて係合したりこれを外したりすればよいものとなっている。
この捕集器１８の開口部３０には、下部縁側に沿って入口側ブレード３６が設けられており、また上部縁側に沿って出口側ブレード３７が設けられている。これら入口側ブレード３６及び出口側ブレード３７は、いずれも軟質ゴムや軟質樹脂等の帯板材、又はビータ支持軸２３に沿って植毛されたブラシ等の軟質材料によって形成されている。
【００１９】
これら入口側ブレード３６と出口側ブレード３７とにおける上下の位置関係は、ロータ１７の回転方向との関係で決められる。すなわち、図４で言えばロータ１７が時計回りに回転されるために、各ビータ２４が開口部３０の下部縁側を過ぎて捕集器１８内へ侵入し（ここが入口となる）、開口部３０の上部縁側を過ぎて捕集器１８内から退出する（ここが出口となる）ことになり、従って、上記のような位置付けとなっている。
ビータ２４が捕集器１８内へ侵入する場合、入口側ブレード３６は、このビータ２４に当接するようになされている。そのため、地盤Ｇ上に植付けられている作物Ｔは捕集器１８内へと掻き込まれ、且つこの掻き込み時にビータ２４と入口側ブレード３６とでしごかれるようになる。従って、このしごきによって作物Ｔに付着していた害虫（成虫だけでなく幼虫や卵などをも含む）が捕集器１８内に取り込まれることになる。
【００２０】
これに対してビータ２４が捕集器１８内から退出する場合、出口側ブレード３７は、このビータ２４に当接するようになされている。そのため、捕集器１８内に一旦取り込まれた害虫が捕集器１８外へ飛び出すことがないようにできる。
上記回転駆動手段１９は、上記ロータ１７を回転させるためのもので、エンジン７から動力取出軸３８を介して取り出される回転動力を、この動力取出軸３８の前端部に連結した分配ギヤ部３９（図５参照）から、その左右の分配軸３９ａ，３９ｂを経て左右のロータ１７の各ビータ支持軸２３へと伝達可能になっている。
【００２１】
なお、装置本体３の下部フレーム１３は、上記したようにＬ字状を呈しており（図１参照）、縦杆１３ａと横杆１３ｂとを有したものとなっているが、この横杆１３ｂの上部には、これと並行するようにして、動力取出軸３８の少なくとも左右両面をカバーするシャフトカバー４０が設けられている。
また、上記動力取出軸３８には、エンジン７や分配ギヤ部３９との連結部を含めて言うところの軸方向の適所に自在継手（図示略）が設けられている。これにより、この動力取出軸３８がエンジン７寄りを支点として、分配ギヤ部３９寄りをシャフトカバー４０内の所定範囲で左右揺動するのが許容されて、分配ギヤ部３９の左右移動を可能にさせ、もって、後述する傾斜調整手段２１による角度調整に対応できるようになっている。
【００２２】
図５に示すように、上記分配ギヤ部３９の下部にはブラケット４２が固定されており、このブラケット４２は、下部フレーム１３の前端部に前方突出状態で設けられた枢軸４３に対して左右揺動自在に保持されている。
図１及び図３に示すように、上記昇降手段２０は、装置本体３のメインフレーム１２と下部フレーム１３の横杆１３ｂとの上下間に、流体圧シリンダ等の昇降駆動具４４が設けられ、下部フレーム１３において横杆１３ｂが縦杆１３ａに対して上下揺動自在とされることで構成されている。
【００２３】
すなわち、昇降駆動具４４を駆動（伸縮）させることで、横杆１３ｂを上下揺動させ、その結果として、ロータ支持枠１６、即ち、ロータ１７を昇降させるものである。
なお、昇降駆動具４４が動力取出軸３８と交差する部分では、この動力取出軸３８との干渉を二股形体で逃げる連結具４５が用いられており、これによって昇降駆動具４４をセンター配置可能にして、ロータ支持枠１６の重量面での左右バランスを均整化できるようにしてある。
【００２４】
図２に示すように、上記傾斜調整手段２１は、ロータ支持枠１６の上面で左右駆動手段４７を介してバランサウエイト４８を左右移動可能に設けると共に、上記したように装置本体３の下部フレーム１３（横杆１３ｂ）に対してロータ支持枠１６を、枢軸４３及びブラケット４２を介して左右揺動自在に設けている（図５参照）ことによって構成されている。
左右駆動手段４７は、一端側（図２左側）をモータ５０の設けられた駆動ホイル５１とし、他端側（図２右側）をフリーホイル５２として、これらにチェン５３を掛け渡し、このチェン５３の両端部を、上記バランサウエイト４８を積載するウエイトキャリーカー５４に連結したものとなっている。
【００２５】
すなわち、左右駆動手段４７を駆動させて、ウエイトキャリーカー５４を左右移動させ、適宜位置に停止させることにより、ロータ支持枠１６の左右傾きを変更させ、その結果として、ロータ１７における回転軸心の傾き度合を調整可能にするものである。
次に、この害虫駆除装置１の動作状況を説明する。
まず、必要に応じて傾斜調整手段２１を駆動させて、ロータ１７におけるビータ支持軸２３（回転軸心）の地盤Ｇに対する傾きを所定に合わせる。この傾き度合の調節は、ウエイトキャリーカー５４の左右方向位置付けを微妙に異ならせることによって精度よく調節できる。
【００２６】
このとき、図６に示すように片方の後輪５が軟弱地盤にめり込むようになったり、或いは片方の後輪５が畦際等の傾斜面に乗り上げたりして、装置本体３が傾いた状態になっていたとしても、これとは関係なく、ロータ１７のビータ支持軸２３を略水平にセットするといったことができる。また、地盤Ｇの状態とは関係なく故意（例えば作物Ｔの成長度合にバラツキがあるとき等）に、ロータ１７のビータ支持軸２３を傾斜させたいときにも、この要望に応えることができる。
次に、必要に応じて昇降手段２０を駆動させて、地盤Ｇからのロータ１７の高さを、作物Ｔから害虫を除去したい高さに合わせる。この高さ調節は、昇降駆動具４４の伸縮量を微妙に異ならせることによって精度よく調節できる。
【００２７】
これらの各調節ができたところで、回転駆動手段１９を駆動させてロータ１７を図４の時計回り方向へ回転させる。また、走行手段２を駆動させて装置本体３を前進させる。
このようにすると、回転するロータ１７が作物Ｔに押し付けられるようになり、ビータ２４が作物Ｔを掻き寄せながら捕集器１８内へ突っ込ませ、場合によってはこの後も、ビータ２４が捕集器１８内で作物Ｔを叩くようになる。
従って、作物Ｔに付着していた害虫（成虫だけでなく幼虫や卵などをも含む）が捕集器１８内に取り込まれるようになる。
【００２８】
なお、装置本体３を走行させつつ、昇降手段２０によりロータ１７の上下動を繰り返させるような使い方も可能であり、これによって作物Ｔの根元から葉先まで万遍なく害虫捕集ができる。
作物Ｔが稲であり、駆除の対象とする害虫がイネドロオイムシである場合について具体的な例を挙げると、ロータ１７には４枚のビータ２４を設け、各ビータ２４には、厚さ６ｍｍ、幅（径方向の突出寸法）７０ｍｍの軟質ゴム板を用いた。左右のロータ１７を合わせた左右方向全長は２．７ｍとし、ロータ１７の回転数は３０ｒｐｍとした。
【００２９】
このような諸元で、稲の穂花が開花する前ぐらいの時期にこの害虫駆除装置１を用いた害虫駆除を実施したところ、略１００％の防除率が達成できた。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、ロータ１７において、ビータ２４の取付数は適宜増減できるものであり、その形状、構造、材質等も、適宜変更可能である。ロータ１７の回転方向、回転数、進行方向（装置本体３の走行方向）等の相対関係を上記実施形態と異ならせることも可能である。
【００３０】
また、その他の構成についても、細部の構造、部材形状、部材材質、採用機構等については種々の変更、置換等が可能である。
対象とする作物Ｔや害虫についても、限定されない。例えば、樹木や植木、草花等を対象とすることも可能である。
図７に示すように、ロータ１７は、断面多角形（図例では６角形としたが限定されない）の角筒又は円筒形をして、その外周面の一部に掻き込み口６０を有し、その他の外周面は濾過材３２で覆われたカゴ型構造とされ、この掻き込み口の開口縁部として回転方向の後側に位置する部分でビータ２４を形成させるものとすることができる。
【００３１】
図示は省略するが、このロータ１７もロータ支持枠１６によって回転自在に保持され、回転駆動手段１９によって回転駆動されるものとする。また、適宜の装置本体３によって支持される構造とすればよい。
このようなロータ１７では、それ自体が捕集器１８を兼ねる構造である。
なお、図例ではロータ１７の中心部に回転軸６１が設けられたものとしているが、この回転軸６１は省略することも可能である。
【００３２】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る作物の害虫駆除装置では、ロータを回転させつつこれで作物をしごくことで、作物に付着していた害虫を捕集器内へ取り込むものであるため、稲の場合のイネドロオイムシのような害虫であっても、農薬を用いないで機械的・物理的に駆除できることになる。従って、これまで農薬を用いない限り収穫できなかったような作物でも、農薬を用いないで市場へ提供できる可能性が広がる。
【図面の簡単な説明】
【図１】車両型装置本体に対して設けられた本発明に係る害虫駆除装置の一実施形態を示す側面図である。
【図２】図１に対応する拡大正面図である。
【図３】害虫駆除装置において捕集器を外した状態にし且つ一部破砕して示す斜視図である。
【図４】害虫駆除装置における動作状況を示す側面図である。
【図５】車両型装置本体に対する害虫駆除装置の支持部分の構造を拡大して示す斜視図である。
【図６】傾斜調整手段における動作状況を概略して示す正面図である。
【図７】害虫駆除装置の第２実施形態を示す側断面図である。
【符号の説明】
１ 害虫駆除装置
２ 走行手段
３ 装置本体
１６ ロータ支持枠
１７ ロータ
１８ 捕集器
１９ 回転駆動手段
２０ 昇降手段
２１ 傾斜調整手段
２３ ビータ支持軸
２４ ビータ
３０ 開口部
３２ 濾過材
３６ 入口側ブレード
３７ 出口側ブレード
６０ 掻き込み口
Ｇ 地盤
Ｔ 作物[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a crop pest control apparatus.
[0002]
[Prior art]
In the cultivation of crops such as rice, various control methods have been developed and implemented, but the main one is due to the use of pesticides. In addition, today, where there is a tendency for pesticide-free control, such as organic and non-pesticide cultivation, plants (herbs, etc.) other than crops that cannot be said to be weeds are planted on shores, ducks and horseshoe shrimp. Increasingly, a biological control method for releasing weeds and pests into the paddy fields has been adopted.
[0003]
However, the biological control methods that are mainly aimed at pest control are effective when the crop is still short, but after the crop grows tall, the pest grows upward as the crop grows. After moving to, there were times when you could not expect much effect.
A typical example of this is the rice dwarf beetle that grows on rice. The insect pests move from the roots of the rice to the foliage as it grows, and at the adult stage, the damage of the rice leaves becomes whiter and more severe. Causes serious damage, such as stopping the growth of rice.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
For pests that cannot be expected to have a great control effect by biological control methods, such as rice beetles in the case of rice, as a result, pesticides must be used. They are strongly motivated to provide the market with crops that do not use pesticides.
The present invention has been made in view of the above circumstances, and even a pest such as rice beetle in the case of rice can be controlled mechanically and physically without using a pesticide (previously known). It is an object of the present invention to provide a pest control device for crops that can be provided to the market of crops that do not use pesticides, which is different from so-called “mechanical control” and “physical control”.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In the present invention, in order to achieve the above object, the following technical means are taken.
That is, the crop pest control apparatus according to the present invention includes a collector having an opening (collection port) and a rotor that rotates so as to squeeze the crop and take the crop pest into the collector. (Claim 1).
Also, a rotor provided with a beater that moves around the rotation axis radially outward of the rotation axis, and a rotor support that supports the rotor in a direction in which the rotation axis is along the ground and is rotatable. A frame, a collector provided with an opening facing a part of the outer periphery around the rotor on the rotor support frame side, and a crop that is squeezed with the rotor to trap the pests of the crop And a rotation driving means for rotating the rotor so as to take in the second aspect.
[0006]
Because of this structure, when the rotor is rotated by the rotation driving means and pressed against the crop, the beater squeezes the crop into the collector (basket, net or case). In some cases, the beater will continue to beat the crop in the collector.
Therefore, pests (including not only adults but also larvae and eggs) attached to the crops are squeezed by the blades of the rotor and taken into the collector.
The rotor and the collector are made into a unit (one set), and this unit can be supported by the elevating means so as to be movable up and down (Claim 3).
[0007]
In this way, the height of the rotor can be appropriately changed with respect to the crop, so that it is possible to collect pests from the root of the crop to the tip of the leaf, or from the height as required. Become. This is preferable because it also leads to widening the versatility of crop types, pest types, pest control periods, ground hardness, etc.
This elevating means also prevents the rotor or the like from hitting the moth or the like when the pest control device is moved near the moth or the like (especially when the device main body is allowed to run as described later). Is an effective means.
[0008]
The rotor and the collector are formed as a unit, and this unit can adjust the degree of inclination of the rotation axis of the rotor with respect to the apparatus main body by the inclination adjusting means.
In this way, even when there is a softness difference or inclination in the ground, the rotor rotation shaft is held horizontally, or the rotor rotation shaft is intentionally tilted regardless of the ground condition. Can be handled.
The apparatus main body is provided with a self-propelled traveling means, and the abdomen can be attached to the apparatus main body as a unit of the rotor and the collector (Claim 5).
[0009]
By doing so, it goes without saying that the pest control work can be made more efficient and the labor burden on the worker can be reduced.
In addition to being self-propelled, the main body of the apparatus is configured to be freely movable and towed or pushed to other traveling vehicles such as a tractor, or has no structure for traveling. It is good also as a structure which can be attached or detached with respect to another traveling vehicle.
It is preferable that the collector is detachable with respect to the rotor support frame.
[0010]
By doing in this way, there is an advantage that removal of the collected pests, replacement of the collector according to the pests, maintenance on the rotor and the collector, etc. can be performed easily and quickly.
The opening of the collector toward the rotor is in contact with a beater that tries to enter the collector as the rotor rotates, and an inlet blade for squeezing the crop to be scraped. In addition, it is preferable to provide an exit blade for preventing the insects that have once collected from coming into contact with the beater that is about to leave the collector as the rotor rotates (claim). Item 7).
[0011]
In this case, there is an advantage that crops can be prevented from being damaged by forming the rotor beater and the inlet side blade and the outlet side blade provided in the collector with a soft material such as rubber.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 and 2 are general views of an embodiment in which a crop pest control apparatus 1 according to the present invention is provided for a vehicle-type apparatus body 3 having a self-propelled traveling means 2.
In other words, the traveling means 2 has a total of three wheels, that is, a pair of left and right rear wheels 5 that are drive wheels and a single front wheel 6 that is a steering wheel. The driving force can be transmitted to both rear wheels 5 by the engine 7 mounted on the part. A riding device 8 is provided above the engine 7, and a steering device 9, control levers 10, and the like are provided in an arrangement facing the riding device 8.
[0013]
On the other hand, the apparatus main body 3 includes a main frame 12 that passes between the front and rear of the rear wheel 5 and the front wheel 6 at a height at which the riding apparatus 8 is provided, and a front and rear between the main frame 12 and the rear wheel 5 and the front wheel 6 A steering transmission means (not shown) is provided for transmitting the steering force from the steering device 9 to the front wheels 6 by using the inside of the main frame 12. It has been. A headlight 14 is provided at the front end of the main frame 12.
With respect to such a device body 3, the pest control device 1 rotates so that the collector 18 having an opening (collecting port) 30 and the crop pests are taken into the collector 18 by squeezing the crop. And a rotor 17 as a unit (one set).
[0014]
That is, it is configured based on the rotor support frame 16 that is held at the front end portion of the lower frame 13 so as to project right behind the front wheel 6 to the left and right sides. The rotor 17, the collector 18, and the rotation driving means 19 are provided, and an elevating means 20 and an inclination adjusting means 21 are added.
As shown in FIGS. 3 and 4, the rotor 17 includes a beater support shaft 23 provided along the rotation axis, and a plurality of (see FIG. 3) radially projecting from the beater support shaft 23 along the radial direction. In this example, four beaters 24 are provided. By rotating the beater support shaft 23, the beater 24 moves around the rotation axis.
[0015]
The beater 24 is formed of a band material such as soft rubber or soft resin, or a soft material such as a brush planted along the beater support shaft 23, and is fixed to the outer peripheral surface of the beater support shaft 23 in a windmill shape. The mounting plate 25 is screwed or riveted. In addition, it can be said that it is suitable to set it as a screwing structure at the point which makes the replacement | exchange at the time of the breakage | damage or abrasion of the beater 24 easy.
The rotor support frame 16 is a place that supports the rotor 17 in a state in which the rotation axis (beater support shaft 23) is oriented along the ground G and is rotatable.
[0016]
In the present embodiment, as described above, the rotor support frame 16 extends to both the left and right sides of the main frame 12 of the apparatus main body 3, but the left extension region and the right extension In the projecting region, each of the different rotors 17 is supported. Therefore, in order to enable this, the left projecting end side and the lower side of the main frame 12 and the right projecting end side and the main frame 12 are provided. A pair of bearing bodies 27 that are opposed to each other at two locations on the lower side are suspended.
The collector 18 is provided on the rotor support frame 16 so that the opening 30 faces a part of the outer periphery (about a half periphery) around the rotor 17. In this embodiment, the collector 18 is a box type. A cage-shaped object is used in which a filter medium 32 is attached to a tension frame 31 assembled in the above.
[0017]
The attachment position of the collector 18 with respect to the rotor support frame 16 is such that the collector 18 is positioned behind the rotor 17 when the apparatus body 3 travels with the front wheel 6 facing forward. . In the rotor support frame 16, separate collectors 18 are attached to the left overhang region and the right overhang region.
The filter medium 32 may be made of a hard material such as a metal or a hard resin (including a material having some degree of flexibility such as PP), a cloth, a synthetic fiber, or a soft resin. A soft material such as the above may be used. Needless to say, it is necessary to use a mesh that is smaller than the insect pest to be controlled. Depending on the case, a gauze-like delicate opening may be used.
[0018]
In addition, when the hard filter medium 32 is used, it is possible to make the tension frame 31 unnecessary.
The collector 18 is detachable from the rotor support frame 16, and a hook 33 provided on the tension frame 31 is fitted into an engagement hole 34 provided on the rotor support frame 16 to be engaged. Or remove this.
In the opening 30 of the collector 18, an inlet side blade 36 is provided along the lower edge side, and an outlet side blade 37 is provided along the upper edge side. Each of the inlet side blade 36 and the outlet side blade 37 is formed of a soft plate material such as soft rubber or soft resin, or a soft material such as a brush planted along the beater support shaft 23.
[0019]
The vertical positional relationship between the inlet side blade 36 and the outlet side blade 37 is determined by the relationship with the rotation direction of the rotor 17. That is, in FIG. 4, since the rotor 17 is rotated clockwise, each beater 24 passes through the lower edge of the opening 30 and enters the collector 18 (this is the inlet), and the opening After passing the upper edge side of 30, it will exit from the inside of the collector 18 (this is the outlet), and is thus positioned as described above.
When the beater 24 enters the collector 18, the inlet side blade 36 comes into contact with the beater 24. Therefore, the crop T planted on the ground G is scraped into the collector 18, and at this time, the beater 24 and the inlet blade 36 are squeezed. Therefore, pests (including not only adults but also larvae and eggs) attached to the crop T are taken into the collector 18 by this ironing.
[0020]
On the other hand, when the beater 24 retreats from the collector 18, the outlet blade 37 is in contact with the beater 24. Therefore, it is possible to prevent a pest once taken into the collector 18 from jumping out of the collector 18.
The rotation driving means 19 is for rotating the rotor 17, and a distribution gear portion 39 (connected to the front end portion of the power take-out shaft 38, which is the rotational power taken out from the engine 7 via the power take-out shaft 38. From FIG. 5), it is possible to transmit to the beater support shafts 23 of the left and right rotors 17 via the left and right distribution shafts 39a and 39b.
[0021]
The lower frame 13 of the apparatus main body 3 has an L shape as described above (see FIG. 1), and has a vertical rod 13a and a horizontal rod 13b. A shaft cover 40 that covers at least both the left and right sides of the power take-off shaft 38 is provided in parallel with the upper portion of the power take-off shaft 38.
The power take-off shaft 38 is provided with a universal joint (not shown) at an appropriate position in the axial direction including the connecting portion with the engine 7 and the distribution gear portion 39. As a result, the power take-off shaft 38 is allowed to swing left and right within a predetermined range within the shaft cover 40 with the distribution gear portion 39 as a fulcrum, and the distribution gear portion 39 can be moved left and right. Therefore, it is possible to cope with angle adjustment by the inclination adjusting means 21 described later.
[0022]
As shown in FIG. 5, a bracket 42 is fixed to the lower portion of the distribution gear portion 39, and the bracket 42 swings left and right with respect to a pivot 43 provided in a forward projecting state at the front end portion of the lower frame 13. It is held freely.
As shown in FIGS. 1 and 3, the elevating means 20 is provided with an elevating driving tool 44 such as a fluid pressure cylinder between the upper and lower sides of the main frame 12 of the apparatus main body 3 and the horizontal rod 13 b of the lower frame 13. In the lower frame 13, the horizontal bar 13b is configured to be swingable up and down with respect to the vertical bar 13a.
[0023]
That is, by driving (expanding / contracting) the lifting / lowering drive tool 44, the horizontal bar 13b is swung up and down, and as a result, the rotor support frame 16, that is, the rotor 17 is moved up and down.
In the portion where the lifting drive tool 44 intersects with the power take-out shaft 38, a connecting tool 45 that escapes the interference with the power take-out shaft 38 with a bifurcated body is used, so that the lift drive tool 44 can be arranged in the center. Thus, the left-right balance on the weight surface of the rotor support frame 16 can be leveled.
[0024]
As shown in FIG. 2, the inclination adjusting means 21 is provided with a balancer weight 48 on the upper surface of the rotor support frame 16 via the left and right driving means 47 so as to be movable left and right, and as described above, the lower frame 13 of the apparatus main body 3. The rotor support frame 16 is provided so as to be swingable left and right via the pivot 43 and the bracket 42 (see FIG. 5).
The left and right drive means 47 has one end side (left side in FIG. 2) as a drive wheel 51 provided with a motor 50 and the other end side (right side in FIG. 2) as a free wheel 52. Are connected to a weight carry car 54 on which the balancer weight 48 is loaded.
[0025]
That is, the left / right driving means 47 is driven to move the weight carry car 54 to the left and right and stop at an appropriate position, thereby changing the right / left inclination of the rotor support frame 16, and as a result, the rotation axis of the rotor 17 is rotated. This makes it possible to adjust the degree of inclination.
Next, the operation status of the pest control apparatus 1 will be described.
First, the inclination adjusting means 21 is driven as necessary to adjust the inclination of the beater support shaft 23 (rotation axis) of the rotor 17 with respect to the ground G to a predetermined level. This adjustment of the degree of inclination can be adjusted with high precision by slightly changing the position of the weight carry car 54 in the left-right direction.
[0026]
At this time, as shown in FIG. 6, the rear body 5 of one side comes into the soft ground, or the rear body 5 of one side rides on an inclined surface such as a ridge and the apparatus main body 3 is tilted. Even if, the beater support shaft 23 of the rotor 17 can be set substantially horizontally regardless of this. This request can also be met when it is desired to incline the beater support shaft 23 of the rotor 17 intentionally (for example, when the degree of growth of the crop T varies) regardless of the state of the ground G.
Next, the lifting / lowering means 20 is driven as necessary, and the height of the rotor 17 from the ground G is adjusted to the height at which pests are to be removed from the crop T. This height adjustment can be accurately adjusted by slightly varying the amount of expansion / contraction of the elevating drive tool 44.
[0027]
When each of these adjustments has been made, the rotation driving means 19 is driven to rotate the rotor 17 in the clockwise direction of FIG. Further, the traveling means 2 is driven to advance the apparatus main body 3.
In this way, the rotating rotor 17 is pressed against the crop T, and the beater 24 thrusts the crop T into the collector 18, and in some cases, the beater 24 is also collected after this. 18 will hit the crop T.
Therefore, pests (including not only adults but also larvae and eggs) attached to the crop T are taken into the collector 18.
[0028]
In addition, it is possible to use the rotor body 17 by repeatedly moving the rotor 17 up and down while the apparatus main body 3 is traveling, and thus, insect pests can be uniformly collected from the root of the crop T to the leaf tips.
As a specific example of the case where the crop T is rice and the pest to be controlled is rice beetle, the rotor 17 is provided with four beaters 24. Each beater 24 has a thickness of 6 mm and a width. (Protruding dimension in the radial direction) A 70 mm soft rubber plate was used. The total length in the left-right direction including the left and right rotors 17 was 2.7 m, and the rotation speed of the rotor 17 was 30 rpm.
[0029]
When the pest control using this pest control apparatus 1 was carried out at such times before the rice spikes opened, a control rate of approximately 100% was achieved.
By the way, the present invention is not limited to the above embodiment.
For example, the number of beaters 24 attached to the rotor 17 can be increased or decreased as appropriate, and the shape, structure, material, and the like can be changed as appropriate. It is also possible to make the relative relationships such as the rotation direction, the rotation speed, the traveling direction (traveling direction of the apparatus main body 3), etc. of the rotor 17 different from those in the above embodiment.
[0030]
In addition, regarding other configurations, various changes, substitutions, and the like are possible for the detailed structure, member shape, member material, adoption mechanism, and the like.
The target crop T and pest are not limited. For example, it is possible to target trees, planted trees, flowers, and the like.
As shown in FIG. 7, the rotor 17 has a polygonal cross section (in the illustrated example, a hexagonal shape is not limited) but a rectangular tube or a cylindrical shape, and has a scraping port 60 in a part of the outer peripheral surface thereof. The other outer peripheral surface has a cage structure covered with the filter medium 32, and the beater 24 can be formed at the portion located on the rear side in the rotation direction as the opening edge of the scraping port.
[0031]
Although illustration is omitted, it is assumed that the rotor 17 is also rotatably held by the rotor support frame 16 and is rotationally driven by the rotational driving means 19. Moreover, what is necessary is just to set it as the structure supported by the appropriate apparatus main body 3. FIG.
Such a rotor 17 itself has a structure also serving as a collector 18.
In the illustrated example, the rotation shaft 61 is provided at the center of the rotor 17, but the rotation shaft 61 may be omitted.
[0032]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, the pest control apparatus for crops according to the present invention takes in the pests adhering to the crop into the collector by squeezing the crop while rotating the rotor. Therefore, even pests such as rice beetles in the case of rice can be controlled mechanically and physically without using pesticides. Therefore, the possibility that crops that could not be harvested without the use of agricultural chemicals before can be provided to the market without using agricultural chemicals will increase.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing an embodiment of a pest control apparatus according to the present invention provided for a vehicle type apparatus main body.
FIG. 2 is an enlarged front view corresponding to FIG. 1;
FIG. 3 is a perspective view showing the pest control apparatus with the collector removed and partially crushed.
FIG. 4 is a side view showing an operation state in the pest control apparatus.
FIG. 5 is an enlarged perspective view showing the structure of the support portion of the pest control apparatus for the vehicle type apparatus main body.
FIG. 6 is a front view schematically showing an operation state in the tilt adjusting means.
FIG. 7 is a side sectional view showing a second embodiment of the pest control apparatus.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Pest control apparatus 2 Traveling means 3 Apparatus main body 16 Rotor support frame 17 Rotor 18 Collector 19 Rotation drive means 20 Lifting means 21 Tilt adjustment means 23 Beater support shaft 24 Beater 30 Opening part 32 Filter material 36 Entrance side blade 37 Exit side Blade 60 Scratching mouth G Ground T Crops

Claims (6)

前方に向けて開口する開口部（３０）を有する捕集器（１８）と、該捕集器（１８）の前方側に配置されていて作物をしごいて該作物の害虫を前記捕集器（１８）に取り込むように回転するロータ（１７）と、を備えている作物の害虫駆除装置であって、
前記ロータ（１７）は、捕集器（１８）の開口部の（３０）の上下方向中途部において左右方向で且つ地盤（Ｇ）に沿う方向の軸心回りに回転自在に設けられたビータ支持軸（２３）と、このビータ支持軸（２３）から径方向外方に延出するビータ（２４）とを有し、前記開口部（３０）の下部縁側に、該下部縁側から上方側に延出していて前記ビータ（２４）に当接する入口側ブレード（３６）を開口部（３０）の下部縁に沿って設け、ビータ（２４）と入口側ブレード（３６）とはいずれも軟質の帯板材によって形成されており、ビータ（２４）が前記開口部（３０）の前方側から該開口部（３０）の下部縁側を通り過ぎて捕集器（１８）内に侵入するようにビータ支持軸（２３）を回転駆動することにより作物をビータ（２４）で捕集器（１８）内に掻き込むと共にこの掻き込み時に掻き込まれる作物をビータ（２４）と入口側ブレード（３６）との間でしごくように構成されていることを特徴とする作物の害虫駆除装置。A collector (18) having an opening (30) that opens toward the front, and a collector disposed on the front side of the collector (18) for squeezing the crop and collecting the pests of the crop. A crop pest control device comprising a rotor (17) rotating to be incorporated into (18) ,
The rotor (17) is supported by a beater provided to be rotatable about an axis in the left-right direction and along the ground (G) in the middle part of the opening (30) of the collector (18) in the vertical direction. A shaft (23) and a beater (24) extending radially outward from the beater support shaft (23), and extending from the lower edge side to the upper side on the lower edge side of the opening (30). An inlet blade (36) that comes out and abuts against the beater (24) is provided along the lower edge of the opening (30), and the beater (24) and the inlet blade (36) are both soft strips. The beater support shaft (23) so that the beater (24) passes from the front side of the opening (30) through the lower edge of the opening (30) and enters the collector (18). ) To collect crops by beater (24) (18) pest control device of crops, characterized in that it is configured to squeeze between the crops written on during the scraping beater (24) and the inlet side blade (36) with rake in within. 前記ロータ（１７）と捕集器（１８）のユニットが装置本体（３）に対して昇降手段（２０）により昇降可能に支持されていることを特徴とする請求項１に記載の作物の害虫駆除装置。Pests of the crop according to claim 1, characterized in that the unit of the rotor (17) and collector (18) is vertically movable supported by lifting means (20) to the apparatus main body (3) Exterminator. 前記ロータ（１７）と捕集器（１８）のユニットが装置本体（３）に対して傾斜調整手段（２１）によりロータ（１７）における回転軸心の傾き度合を調整可能になっていることを特徴とする請求項１又は２に記載の作物の害虫駆除装置。The unit of the rotor (17) and the collector (18) can be adjusted with respect to the apparatus main body (3) by the inclination adjusting means (21) with respect to the degree of inclination of the rotational axis of the rotor (17). The crop pest control apparatus according to claim 1 or 2 , characterized in that 装置本体（３）には、自走式の走行手段（２）が設けられていて、ロータ（１７）と捕集器（１８）がユニットとして装置本体（３）に腹装装着されていることを特徴とする請求項１乃至請求項３のいずれかに記載の作物の害虫駆除装置。The apparatus main body (3) is provided with a self-propelled traveling means (2), and the rotor (17) and the collector (18) are mounted on the apparatus main body (3) as a unit. The pest control apparatus for crops according to any one of claims 1 to 3 . ロータ支持枠（１６）に対して、前記捕集器（１８）が着脱自在になっていることを特徴とする請求項１乃至請求項４のいずれかに記載の作物の害虫駆除装置。The crop pest control apparatus according to any one of claims 1 to 4 , wherein the collector (18) is detachably attached to the rotor support frame (16). 前記捕集器（１８）におけるロータ（１７）へ向けた開口部（３０）には、ロータ（１７）の回転に伴って捕集器（１８）内へ侵入するビータ（２４）と当接して掻き込まれる作物をしごく入口側ブレード（３６）と、ロータ（１７）の回転に伴って捕集器（１８）内から退出するビータ（２４）と当接して一旦捕集した害虫の飛びだしを防止する出口側ブレード（３７）とが設けられていることを特徴とする請求項１乃至請求項５のいずれかに記載の作物の害虫駆除装置。The opening (30) toward the rotor (17) in the collector (18) is in contact with a beater (24) that enters the collector (18) as the rotor (17) rotates. Prevents the pests that have been collected from coming into contact with the beater (24) that exits from the collector (18) with the rotation of the rotor (17) and the blade (36) that squeezes the crop to be stirred. A pest control device for a crop according to any one of claims 1 to 5 , further comprising an exit side blade (37) for performing the operation.

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