JP3656873B2 - 基礎の施工方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、住宅等の建物の基礎の施工方法、より詳しくは、建物外周において地中深くまで延びる深基礎と、該深基礎より浅い位置まで延びる間仕切り基礎とを有する基礎の施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7に従来の基礎構造を示す。建物外周の深基礎1は、例えば、下端部における広幅のフーチング1aの上面までの高さHが1800mm程度と地中深くまで延びており、この深基礎1の内側面側に、深基礎1より浅い位置まで延びる間仕切り基礎2が深基礎1と直交するように接合されている。間仕切り基礎2の下端部には、断面略半円状で凸部2aと凹部2bを交互に有するフーチング2cが設けられるとともに、深基礎1との接合部において、間仕切り基礎2から同一厚さで深基礎1のフーチング1aに向かって下垂するコーナ連結部2dが設けられている。
【0003】
図8に上記基礎を施工するための型枠の組立状態を示す。地盤を掘削してなる凹部3内に深基礎1用の内外1対の鋼製型枠4が配設されて鉄筋ベース5上に載置されるとともに、両鋼製型枠4間に鉄筋6が配置されている。鋼製型枠4は、縦バタ材7で支持されるとともに、凹部3との間に設置された金属製または木製の支持部材8a、8bにより支持され、且つ鋼製型枠4の下方には、フーチング1a用の内外1対の型枠9(コンクリート用型枠合板等)が配置されている。
【0004】
内側の鋼製型枠4には、間仕切り基礎2に対応する位置で鋼製型枠4と直交して屋内側へ折曲する左右1対の折曲部4a(図8では片側のみ図示)が形成され、これら折曲部4aの略下半部に隣接して、折曲部4aと平行に上下方向へ延びる左右1対の鋼製のコーナ型枠10が配置されて、金具11等により折曲部4aに連結されている。
【0005】
また、これらコーナ型枠10の内方端に隣接させて、コンクリート用型枠合板(以下、コンパネという)またはEPSブロック等からなる仕切り材12が鋼製型枠4と平行に配置され、鋼製型枠4と仕切り材12との間に木製等の支持部材13が介設されている。
【0006】
仕切り材12の内方で、凹部3が埋め戻し土14により埋め戻され、更に、埋め戻し土14上に砕石15(クラッシャラン)が敷設されている。そして、砕石15上に、フーチング2a用の左右1対の樹脂製等の型枠16が設置されるとともに、これら型枠16及び前記コーナ型枠10上に間仕切り基礎2用の左右1対の鋼製型枠17が設置され、鋼製型枠17の外方端は前記折曲部4aに連結されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のような型枠を用いた基礎の施工方法では、型枠16及び鋼製型枠17を設置するために、コーナ型枠10及び仕切り材12の周辺で凹部3を埋め戻し土14で埋め戻すようにしているので、上記の埋め戻しを行った後、基礎の施工前または施工後に、鋼製型枠4より内側の凹部3内で作業をしている作業者が、間仕切り基礎2の一方側から他方側へ移動する場合、凹部3を通って移動することができず、一旦、凹部3の上方の地盤18上に登った後、更に、間仕切り基礎2用の鋼製型枠17または施工済の間仕切り基礎2を乗り越えて移動する必要があり、移動が面倒であった。
【0008】
また、上記埋め戻し土14の土圧が、仕切り材12から支持部材13を介して深基礎1用の鋼製型枠4に加わるため、鋼製型枠4は上記の土圧に耐え得るように強固に固定する必要があり、鋼製型枠4の固定にも手間が掛かる問題を有していた。
【0009】
更に、仕切り材12はコンパネまたはEPSブロック等を工事現場で適宜に調達し、必要により、これを所定サイズに加工した上で使用しているので、コーナ連結部2dの周囲の型枠を組み上げるのに手間と時間を要する問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記の課題を解決して、間仕切り基礎(または間仕切り基礎用の型枠)の一方側から他方側への移動を容易に行える基礎の施工方法を提供することを目的としている。
そのため、本発明の請求項1の基礎の施工方法は、地中深くまで延びる深基礎の内側面側に、該深基礎より浅い位置まで延び下端部にフーチングが設けられてなる間仕切り基礎を、その一端側に下垂して設けられたコーナ連結部を介して接合する基礎の施工方法において、地盤に凹部を形成して該凹部内に上記深基礎用の型枠を設置する一方、上記凹部より屋内側の浅い地盤上に上記間仕切り基礎のフーチング用の型枠を設置し、上記コーナ連結部用のコーナ型枠を上記深基礎用の型枠の屋内側に接続するとともに、上方が開いた断面コ字型の架設用型枠をその一端を上記コーナ型枠に他端を上記間仕切り基礎のフーチング用の型枠にそれぞれ接続することで上記凹部上に架設し、上記コーナ型枠、上記架設用型枠、及び上記間仕切り基礎のフーチング用の型枠の上に上記間仕切り基礎用の型枠を設置した後、上記各型枠内にコンクリートを打設するようにしたことを特徴とするものである。
【0011】
請求項2の基礎の施工方法は、請求項1の方法において、上記凹部の底部から支持棒を立設し、該支持棒で上記架設用型枠を下方から支持するようにしたことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、図1に本実施の形態における基礎構造を示すが、図7の従来例と共通する部分には同一の参照番号を付して重複した説明を省略する。図7の従来例では間仕切り基礎2のコーナ連結部2dに隣接する位置までフーチング2cを設けていたのに対し、本実施の形態では、コーナ連結部2dの近傍にはフーチング2cを設けず、その代わりに、コーナ連結部2dの上部とフーチング2c間のフーチング2cと同一高さ範囲に、間仕切り基礎2本体と同一厚みを有する下方延長部2eを設けている。なお、フーチング2cの代わりに下方延長部2eを設けた部位の間仕切り基礎2は、強度が若干低くなる傾向があるため、住宅本体の建築に際して、この下方延長部2eの上方の間仕切り基礎2上には、柱を設けないことが好ましい。
【0013】
次に、図2に本実施の形態の基礎を施工するための型枠の組立状態を示す。ここでも、図8の従来の型枠と同一部分には同一参照番号を付して重複した説明を省略する。本実施の形態では、間仕切り基礎2のフーチング2c用の樹脂製等の型枠16が短めに形成され、型枠16の外方端は、凹部3と該凹部3より浅く略平坦な地盤18との境界部付近に位置している。
【0014】
また、本実施の形態では、上記コーナ連結部2dを施工するために、従来のコーナ型枠10及び仕切り材12に代えて、左右1対の鋼製のコーナ型枠20(図2では左側のみ図示)が用いられるとともに、コーナ型枠20の上部と型枠16との間の型枠16と略同一高さ範囲に、上記下方延長部2eを施工するための鋼製の架設用型枠21が配設されている。上記コーナ型枠20と架設用型枠21とで間仕切り基礎通り抜け用型枠22を構成している。
【0015】
図3に間仕切り基礎通り抜け用型枠22の組立状態での斜視図を、また、図4に左側のコーナ型枠20の斜視図を示す。このコーナ型枠20は垂直方向に延びる本体20aと、本体20aの上端部を除く部位に一体に設けられて本体20aの一端(住宅の内方端)から本体20aと直交する方向へ延びる横断壁20bとを備えている。
【0016】
横断壁20bは、本体20aの略下半部に位置する垂直部20cと、垂直部20cの上端から斜め方向へ延びる傾斜部20dとからなり、垂直部20cの先端には、本体20aと平行な方向へ折曲されたフランジ20eが一体に形成されている。傾斜部20dより上方の、本体20aの上端部に対応する部位は開放されている。
【0017】
また、右側のコーナ型枠20は上記左側のコーナ型枠20と左右対称に構成されており、図3に示すように、左右1対のコーナ型枠20の本体20a同士を上記コーナ連結部2dの厚みに対応した間隔を隔てて互いに平行に配置するとともに、横断壁20bを対向するコーナ型枠20側に延びるように配置してフランジ20e同士を突き合わせ、両フランジ20eを金具11等で連結している。
【0018】
上記架設用型枠21は、左右1対の側板23と底板24とを有する。図5に左側の側板23を示すように、この側板23は本体23aと、本体23aの一端から外側方へ垂直に折れ曲がる折曲部23bとからなる。折曲部23bの上下幅は本体23aの上下幅より大きく、折曲部23bは本体23aより下方まで延びている。右側の側板23は左側の側板23と左右対称に構成されている。
【0019】
底板24は図6に示すように、平板状の本体24aの略中央にボルト挿通用の孔24bが設けられるとともに、本体24aの周囲に下向きの折曲部24c乃至24e及び上向きの折曲部24fが形成されている。また、凹部3との間で底板24を支持する支持棒25は、ボルト26と、筒状連結棒27と、下端支持棒28とからなり、筒状連結棒27の下端部には大径の嵌合部27aが形成されるとともに、下端支持棒28の下端部には基板28aが一体的に設けられている。
【0020】
上記左右1対の側板23は、左右1対のコーナ型枠20と本体20a、23a同士が連続して同一面を成すように配置され、コーナ型枠20の上部に側板23の他端(住宅の外方端)が金具11等で接続される。また、側板23の上記一端の折曲部23bは、架設用型枠21より横幅の広いフーチング2c用の型枠16の端部に接合される。
【0021】
底板24は両側板23の下端間で水平方向に配置され、両側板23と底板24とで全体として上方が開いた断面略コ字型の型枠を構成している。上記底板24は、その下方の凹部3の底部から略垂直上方へ延びる支持棒25により支持される。すなわち、ボルト26の上端部を孔24bに挿通して、本体24aの上部及び下部で各々ナット30を螺合することにより、ボルト26の上端部が底板24に固定される。
【0022】
また、ナット30の下方でボルト26に上下位置調整用のナット31を螺合した上でボルト26の下部を筒状連結棒27の上端部に嵌合すると、ナット31が筒状連結棒27の上端面に当接することにより、上下位置が定まり、ボルト26が筒状連結棒27により支持される。そして、上記嵌合部27aを下端支持棒28の上端部に嵌合し、基板28aを含む下端支持棒28の下部を凹部3の底部で地中に埋設することにより、底板24を支持棒25を介して凹部3の底部で支持させている。なお、下端支持棒28の下部を凹部3の底部表面に固定するようにしてもよい。
【0023】
上記の構成を有する型枠を用いて基礎の施工を行う場合、まず、地盤に深い凹部3を形成して、この凹部3内に深基礎1用の鋼製型枠4及びフーチング1a用の型枠9を設置する。また、凹部3より屋内側に位置し、凹部3より浅い地盤18上に砕石15(クラッシャラン)を敷設し、この砕石15上に間仕切り基礎2のフーチング2c用の型枠16を設置する。
【0024】
また、鋼製型枠4の折曲部4aに左右1対のコーナ型枠20を接続するとともに、これらコーナ型枠20に左右1対の側板23を接続し、側板23の折曲部23bを型枠16の端部に接合する。そして、上記のように、両側板23の下端間に底板24を水平に配置して、底板24の下方の凹部3から略垂直上方に延びる支持棒25により上記底板24を支持する。
【0025】
また、型枠16に隣接する凹部3の上端部付近に、型枠16と架設用型枠21の境界位置に合わせて、型枠16の下端から凹部3に向けて略垂直方向に延びる仕切り材32(コンパネまたはEPSブロック等)を配置する。仕切り材32の上端部は、側板23の折曲部23b及び底板24の折曲部24cに当接させる。
【0026】
そして、コーナ型枠20、架設用型枠21及び型枠16上に、間仕切り基礎2用の鋼製型枠17を設置し、側板23の上端と鋼製型枠17の下端とをクランプ部材33で固定する。このようにして本実施の形態では、間仕切り基礎2用の鋼製型枠17における深基礎1用の鋼製型枠4との接合部近傍17a及びその下方に位置する架設用型枠21を凹部3上に架設した状態とする。
【0027】
その後、仕切り材32と砕石15との間の隙間34に生コンクリートを注入するとともに各型枠内に生コンクリートを打設し、所定期間養生した後、底板24を除く各型枠を取り外すことにより、基礎の施工を終了する。なお、上記フーチング1a、2cを含む深基礎1及び間仕切り基礎2の下部を埋め戻す際に、底板24及び支持棒25は地中に埋め殺しにして使用する。
【0028】
上記の施工方法によれば、間仕切り基礎2の鋼製型枠17の深基礎1用の鋼製型枠4との接合部近傍17a及びその下方の架設用型枠21を凹部3上に架設した状態で各型枠内へのコンクリートの打設を行うようにし、基礎の施工の段階では凹部3の埋め戻しを行わないようにしたので、基礎の施工前または基礎の施工後の埋め戻し前に、鋼製型枠4より屋内側の凹部3内で作業をしている作業者は、架設用型枠21の下方または施工済の間仕切り基礎2の下方延長部2eの下方を容易に通り抜けることができ、且つ架設用型枠21または下方延長部2eの下方を通して各種部材の運搬を行うことができるので、作業性は良好である。
【0029】
また、基礎の施工時には凹部3の埋め戻しを行わないので、従来のように埋め戻し土の土圧が深基礎1用の鋼製型枠4に作用することがなく、鋼製型枠4の固定作業も比較的容易に行える。更に、コーナ連結部2dを施工するためのコーナ型枠20に横断壁20bを一体に設けて、左右1対のコーナ型枠20のみでコーナ連結部2dの施工を行えるようにしたので、従来のように、コンパネ等からなる仕切り材12(図8参照)を使用する必要がなくなり、型枠の組立作業が容易になる。
【0030】
なお、両側板23を省略して、接合部近傍17aにおける左右1対の鋼製型枠17の下端位置に底板24を配置してコンクリートの打設を行うことも可能であるが、本実施の形態のように、鋼製型枠17の下方に、左右1対の側板23を介して底板24を配置すると、完成した間仕切り基礎2において、コーナ連結部2dの上部とフーチング2cとを下方延長部2eにより連結することができ、強度上好ましいものである。また、接合部近傍17aにおいては、フーチング2cを設けず、間仕切り基礎2本体と同一厚みの下方延長部2eを設けるようにしたので、基礎の施工時に底板24より支持するコンクリートの量が過度に多くなることもないが、下方延長部2eの厚みを間仕切り基礎2本体の厚みと同一とすることは必須ではない。
【0031】
また、上記実施の形態では、底板24及び支持棒25を埋め殺すようにしたが、支持棒25の上端部、ここではボルト26の上端部が底板24の上部に突出しない構造のものであれば、基礎の施工後に充分な養生期間を置き、底板24及び支持棒25を取り外して再使用するようにしてもよい。
【0032】
更に、1対のコーナ型枠20としては、左右対称のものを用いたが、例えば、一方のコーナ型枠20のみに横幅の広い横断壁を一体に設けてもよく、底板24を埋め殺しにしない場合は、いずれか一方の側板23と底板24とを一体構造としてもよく、或いは、コーナ型枠20と側板23とを一体構造とする等の変更は自由に行える。また、上記実施の形態では各型枠を鋼製とし、これにより、施工後の基礎の表面形状を安定化させることができる利点があるが、各型枠を鋼製とすることは必須ではない。
【0033】
【発明の効果】
本発明の請求項1の基礎の施工方法は、地中深くまで延びる深基礎の内側面側に、該深基礎より浅い位置まで延び下端部にフーチングが設けられてなる間仕切り基礎を、その一端側に下垂して設けられたコーナ連結部を介して接合する基礎の施工方法において、地盤に凹部を形成して該凹部内に上記深基礎用の型枠を設置する一方、上記凹部より屋内側の浅い地盤上に上記間仕切り基礎のフーチング用の型枠を設置し、上記コーナ連結部用のコーナ型枠を上記深基礎用の型枠の屋内側に接続するとともに、上方が開いた断面コ字型の架設用型枠をその一端を上記コーナ型枠に他端を上記間仕切り基礎のフーチング用の型枠にそれぞれ接続することで上記凹部上に架設し、上記コーナ型枠、上記架設用型枠、及び上記間仕切り基礎のフーチング用の型枠の上に上記間仕切り基礎用の型枠を設置した後、上記各型枠内にコンクリートを打設するようにしたので、上記基礎の施工前または施工後に、上記深基礎用の型枠より内側の凹部内で、間仕切り基礎の一方側から他方側へ移動する場合、上記架設用型枠または施工済の間仕切り基礎の下方の空間を通り抜けて移動することができ、作業者の移動が容易になる利点がある。
【0034】
また、上記凹部上に架設状態で設けられる上記架設用型枠は、上方が開いた断面コ字型の形状なので、基礎の施工に際して流し込まれるコンクリートが架設用型枠の底部によって受けられ、基礎の施工は円滑に行われる。
【0035】
更に、上記架設用型枠を上記凹部上に架設状態で設けており、各型枠内にコンクリートを打設して基礎を施工する段階では、上記凹部の埋め戻しは行わないので、従来のように、深基礎用の型枠に埋め戻し土の土圧が作用することがなく、従って、本発明では深基礎用の型枠の設置も容易に行える。
【0036】
請求項2の基礎の施工方法は、請求項1の方法において、上記凹部の底部から支持棒を立設し、該支持棒で上記架設用型枠を下方から支持するようにしたものであるから、上記架設用型枠にコンクリートが流し込まれた後、コンクリートが凝固するまでの間、上記架設用型枠が上記支持棒を介して地盤により安定的に支持され、基礎の施工の信頼性が向上する利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における基礎構造を示す斜視図。
【図2】上記基礎を施工するための型枠構造を示す概略側面図。
【図3】上記型枠中の間仕切り基礎通り抜け用型枠の組立状態を示す斜視図。
【図4】上記間仕切り基礎通り抜け用型枠におけるコーナ型枠を示す斜視図。
【図5】上記間仕切り基礎通り抜け用型枠における側板を示す斜視図。
【図6】上記間仕切り基礎通り抜け用型枠における底板及び支持棒を示す分解斜視図。
【図7】従来の基礎構造を示す斜視図。
【図8】従来の型枠構造を示す概略側面図。
【符号の説明】
1 深基礎
2 間仕切り基礎
3 凹部
4 鋼製型枠(深基礎用の型枠)
17 鋼製型枠(間仕切り基礎用の型枠)
17a 接合部近傍
24 底板
25 支持棒

Claims (2)

  1. 地中深くまで延びる深基礎の内側面側に、該深基礎より浅い位置まで延び下端部にフーチングが設けられてなる間仕切り基礎を、その一端側に下垂して設けられたコーナ連結部を介して接合する基礎の施工方法において、
    地盤に凹部を形成して該凹部内に上記深基礎用の型枠を設置する一方、上記凹部より屋内側の浅い地盤上に上記間仕切り基礎のフーチング用の型枠を設置し、上記コーナ連結部用のコーナ型枠を上記深基礎用の型枠の屋内側に接続するとともに、上方が開いた断面コ字型の架設用型枠をその一端を上記コーナ型枠に他端を上記間仕切り基礎のフーチング用の型枠にそれぞれ接続することで上記凹部上に架設し、上記コーナ型枠、上記架設用型枠、及び上記間仕切り基礎のフーチング用の型枠の上に上記間仕切り基礎用の型枠を設置した後、上記各型枠内にコンクリートを打設することを特徴とする基礎の施工方法。
  2. 上記凹部の底部から支持棒を立設し、該支持棒で上記架設用型枠を下方から支持することを特徴とする請求項1記載の基礎の施工方法。
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