JP3656730B2 - 電話番号による地点検索出力装置及び記録媒体 - Google Patents

電話番号による地点検索出力装置及び記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話番号を入力して電話番号に対応する加入者の地点情報を検索し出力する電話番号による地点検索出力装置及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
ナビゲーション装置の目的地や通過点などの地点の入力に電話番号が利用されている。このような装置は、電話番号が入力されると、その電話番号に該当する地点の地点座標を検索し、この地点座標を中心とした地図を表示するものである。しかし、電話番号は、数字の羅列からなるものであるため、誤った番号として認識していたり、入力する際に誤った番号を入力してしまうと、ユーザが所望する地点とは異なる地図が表示されてしまうという不具合がある。また、電話番号が正しく入力されたユーザが所望する地点を中心にした地図が表示されたとしても、入力された電話番号の加入者が会社や店舗、施設などの事業者である場合には、実際にその地点付近に移動したときに施設の看板や案内板等を認識することにより、ユーザは所望する地点に到達したことを確認することができるが、入力された電話番号の加入者が個人の場合には、実際にその地点に移動したとしても看板や案内板はなく、さらに表札もないときには、その地点が所望する地点であるのか確認できないという不具合もある。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するものであって、電話番号とその電話番号の加入者を特定する他の情報を入力して照合することにより、電話番号入力による検索、案内を確実に行うものである。
【0004】
そのために本発明は、電話番号音声入力後、当該電話番号の加入者を特定する特定情報をさらに音声入力して照合することにより、当該電話番号の加入者の地点に関する情報を検索し出力する電話番号による地点検索出力装置であって、少なくとも電話番号と当該電話番号に対応する加入者を特定する特定情報及び加入者の地点に関する情報とを記憶する記憶手段と、電話番号や加入者を特定する特定情報の入力を音声により行う入力手段と、前記入力手段より音声入力される電話番号に応じて加入者を特定する特定情報を前記記憶手段から検索して該検索した特定情報を音声認識用辞書に格納し、前記入力手段より音声入力される特定情報を音声認識用辞書と照合して判定する特定情報判定手段と、前記特定情報判定手段による判定結果に応じて加入者の地点に関する情報を前記記憶手段から検索する検索手段と、前記検索手段により検索された加入者の地点に関する情報の出力を制御する出力制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0005】
さらに、前記記憶手段は、電話番号の加入者を個人であるか個人以外であるか等に類別する識別情報を格納し、前記出力制御手段は、電話番号が入力されたとき、前記識別情報を判定し、該判定に応じて加入者を特定する特定情報の入力を条件に加入者の地点に関する情報の出力を制御することを特徴とし、前記識別情報は、加入者が個人の電話番号に制約有を設定し、加入者が個人以外の電話番号に制約無を設定したものであり、前記出力制御手段は、前記識別情報が制約無であることを条件に検索した電話番号の加入者の地点に関する情報を出力し、前記識別情報が制約有であることを条件に加入者を特定する特定情報の入力により電話番号の加入者を特定する特定情報との一致判定を行い、一致した電話番号の加入者の地点に関する情報を出力し、前記識別情報が制約有であることを条件に個人宅か市内局番周辺かを選択するメニューを提示し、個人宅が選択された場合に加入者を特定する特定情報の入力により電話番号の加入者を特定する特定情報との一致判定を行い、一致した電話番号の加入者の地点に関する情報を出力することを特徴とする。
【0006】
また、前記記憶手段は、地図データを格納し、前記出力制御手段は、前記検索手段により電話番号が検索できないとき又は電話番号が市内局番までの入力しかないとき、市内局番周辺を選択するメニューを提示し、市内局番周辺が選択された場合に周辺の地図又は市内局番内の住所入力による周辺の地図を出力し、前記加入者を特定する特定情報の入力は、50音により加入者名称の少なくとも一部の入力を行うことを特徴とする。
【0007】
前記記憶手段は、予め登録された地点情報を格納し、前記出力制御手段は、前記検索手段により検索した電話番号が前記地点情報を有するときは当該地点情報を出力し、前記記憶手段は、加入者の地点に関する情報として少なくとも住所又は名称と地点座標を格納し、前記出力制御手段は、前記加入者の地点に関する情報を出力する際、前記住所又は名称を表示した後、前記地点座標に基づき地図を表示し、前記記憶手段は、地図データ及び少なくとも電話番号と読み又は地点名称と住所と地点座標とを有する地点情報データ、電話番号を検索するための電話番号データ、及び読み又は地点名称を検索するための50音データを格納したものであり、前記記憶手段には、複数の加入者の名称を格納した音声認識用辞書が記憶されており、音声により入力された加入者を特定する特定情報を人性認識用辞書により認識する認識手段を備え、前記出力制御手段は、入力された電話番号及び前記認識手段により認識された加入者を特定する特定情報に応じて検索手段により検索された加入者の地点に関する情報の出力を制御し、前記音声認識用辞書は、ダミーの加入者の名称を複数格納すると共に入力された電話番号の加入者の名称を格納することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る電話番号による地点検索出力装置の実施の形態を示す図であり、経路案内に関する情報を入力する入力装置1、自車両の現在位置に関する情報を検出する現在位置検出装置2、経路の算出に必要なナビゲーション用データや経路案内に必要な表示/音声の案内データとプログラム(アプリケーション及び/又はOS)等が記録されている情報記憶装置3、ナビデータ処理手段として経路探索処理や経路案内に必要な表示/音声案内処理、さらにシステム全体の制御を行う中央処理装置4、車両の走行に関する情報である、例えば道路情報、交通情報を送受信したり、車両の現在位置に関する情報を検出したり、さらに現在位置に関する情報を送受信したりする情報送受信装置5、経路案内に関する情報を出力する出力装置6から構成されている。つまり、本発明に係る電話番号による地点検索出力装置をナビゲーション装置に適用した例を示している。
【0009】
入力装置1は、目的地を入力したり、運転者の意志によりナビゲーション処理を中央処理装置4に指示する機能を備えている。その機能を実現するための手段として、目的地を電話番号や地図上の座標などにて入力したり、経路案内をリクエストしたりするタッチスイッチやジョグダイアル等のリモートコントローラ等を用いることができる。また、本実施形態では音声入力による対話を行うための装置を備えており、音声入力装置として機能する。また、ICカードや磁気カードに記録されたデータを読み取るための記録カード読み取り装置を付加することもできる。また、ナビゲーションに必要なデータを蓄積し、運転者の要求により通信回線を介して情報提供する情報センターや、地図データや目的地データ、簡易地図、建造物形状地図などのデータを有する携帯型の電子装置等の情報源との間でデータのやりとりを行うためのデータ通信装置を付加することもできる。
【0010】
現在位置検出装置2は、衛星航法システム(GPS)を利用して車両の現在位置情報を入手するもの、車両の進行方位を、例えば地磁気を利用することにより絶対方位で検出する絶対方位センサ、車両の進行方位を、例えばステアリングセンサ、ジャイロセンサを利用することにより相対方位で検出する相対方位センサ、例えば車輪の回転数から車両の走行距離を検出する距離センサ等から構成される。
【0011】
情報記憶装置3は、ナビゲーション用のプログラム及びデータを記憶した外部記憶装置で、例えばCD−ROM等からなっている。プログラムは、経路探索などの処理を行うためのプログラム、本実施例記載のフローチャートに示される処理プログラムや経路案内に必要な表示出力制御、音声入力により対話的に案内を行うためのプログラム及びそれに必要なデータ、音声案内に必要な音声出力制御を行うためのプログラム及びそれに必要なデータが格納されている。記憶されるデータとしては、地図データ、探索データ、案内データ、マップマッチングデータ、目的地データ、登録地点データ、道路データ、交差点等分岐点の画像データ、ジャンル別データ、ランドマークデータ等のファイルからなり、ナビゲーション装置に必要なすべてのデータが記憶されている。なお、本実施形態は、CD−ROMにはデータのみ格納し、プログラムは中央処理装置に格納するタイプのものにも適用可能である。ここでは、情報記憶装置として、CD−RAMを例に挙げたが、DVD−ROM等の光ディスク、フロッピィディスク等の磁気ディスク、MO等の光磁気ディスクでもよい。
【0012】
中央処理装置4は、種々の演算処理を実行するCPU、情報記憶装置3のCD−ROMからプログラムを読み込んで格納するフラッシュメモリ、フラッシュメモリのプログラムチェック、更新処理を行うプログラム(プログラム読み込み手段)を格納したROM、設定された目的地の地点座標、道路名コードNo.等の探索された経路案内情報や演算処理中のデータを一時的に格納するRAMからなっている。また、この他にも図示は省略するが、入力装置1からの音声入力による対話処理を行ったり、CPUからの音声出力制御信号に基づいて情報記憶装置3から読み出した音声、フレーズ、1つにまとまった文章、音等を合成してアナログ信号に変換してスピーカに出力する音声プロセッサ、通信による入出力データのやり取りを行う通信インタフェースおよび現在位置検出装置2のセンサ信号を取り込むためのセンサ入力インタフェース、内部ダイアグ情報に日付や時間を記入するための時計などを備えている。なお、前記した更新処理を行うプログラムを外部記憶装置に格納しておいてもよい。
【0013】
本実施形態に係るプログラム、その他ナビゲーションを実行するためのプログラムは全て外部記憶媒体であるCD−ROMに格納されてもよいし、それらプログラムの一部または全てが本体側のROM42に格納されていてもよい。この外部記憶媒体に記憶されたデータやプログラムが外部信号としてナビゲーション装置本体の中央処理装置に入力されて演算処理されることにより、種々のナビゲーション機能が実現される。
【0014】
本実施形態のナビゲーション装置は、上記のように外部記憶装置のCD−ROMからプログラムを読み込むための比較的大容量のフラッシュメモリ、CDの立ち上げ処理を行うプログラム(プログラム読み込み手段)を格納した小容量のROMを内蔵する。フラッシュメモリは、電源が切断しても記憶情報が保持される、つまり不揮発性の記憶手段である。そして、CDの立ち上げ処理として、プログラム読み込み手段であるROMのプログラムを起動してフラッシュメモリに格納したプログラムチェックを行い、情報記憶装置3のCD−ROMのディスク管理情報等を読み込む。プログラムのローディング処理(更新処理)は、この情報とフラッシュメモリの状態から判断して行われる。
【0015】
情報送受信装置5は、衛星航法システム(GPS)を利用して情報を入手するGPS受信装置、FM多重放送、電波ビーコン、光ビーコン等を利用して情報を入手するためのVICS情報受信装置、携帯電話、パソコン等を利用することにより、情報センター(例えばATIS)や他車両と情報を双方向に通信するためのデータ送受信装置等から構成される。
【0016】
出力装置6は、運転者が必要な時に案内情報を音声および/または画面により出力したり、中央処理装置4でナビゲーション処理されたデータなどをプリント出力する機能を備えている。そのための手段として、中央処理装置4で処理したデータや情報記憶装置3に格納されたデータを画面表示するために展開、描画するメモリ、メモリに描画したイメージデータを表示するディスプレイ、中央処理装置4で処理したデータや情報記憶装置3に格納されたデータをプリント出力するプリンタ、経路案内を音声で出力するスピーカなどを備えている。
【0017】
ディスプレイは、簡易型の液晶表示器等により構成されており、中央処理装置4が処理する地図の表示データや案内データに基づき展開、描画された交差点拡大図画面、目的地名、時刻、距離、進行方向矢印等を表示する。ディスプレイに表示する画像データは、2値画像データ(ビットマップデータ)であり、中央処理装置4が処理する地図の表示データや案内データをシリアル通信等で使用する通信線を使用し、また、他の通信線を兼用して受信し、出力装置6内でメモリに展開、描画した後、指示された表示範囲をディスプレイの画面に表示する。
【0018】
このディスプレイは、運転席近傍のインストルメントパネル内に設けられており、運転者はこれを見ることにより自車両の現在地を確認したり、またこれからの経路についての情報を得ることができる。また、図示は省略するが、ディスプレイの表示画面にタッチパネル、タッチスクリーン等を含むタブレットを使用し、画面に触れる、或いは画面をなぞることにより、地点入力、道路入力等を行えるように構成してもよい。
【0019】
図2は本実施形態に係るナビゲーション装置の全体の流れを説明するための図である。中央処理装置4に情報記憶装置3からプログラムが読み込まれて経路案内のプログラムが起動されると、現在位置検出装置2により現在位置を検出して現在位置を中心としてその周辺地図を表示すると共に、現在位置の名称等を表示する(ステップS2)。次に、地名や施設名称等の目標名、電話番号や住所、登録地点、道路名等を用いて目的地を設定し(ステップS3)、現在位置から目的地までの経路探索を行う(ステップS4)。経路が決まると、現在位置検出装置2による現在位置追跡を行いながら、目的地に到着するまで経路案内・表示を繰り返し行う(ステップS5)。目的地に到着する前に寄り道設定の入力があった場合には、探索エリアを設定してその探索エリアでの再探索を行い、同様に目的地に到着するまで経路案内を繰り返し行う。
【0020】
本実施形態の電話番号による地点検索出力装置は、電話番号の入力による地点の検索、設定、地図の案内等において、入力された電話番号の加入者名称が制約のない例えば所謂事業者か、制約のある例えば個人かを判定する。そして、加入者名称が事業者の場合には、その加入者の地点に関する情報の出力(地点の表示、案内、設定等)を行い、加入者名称が個人の場合には、加入者名称の入力など一定の条件付でその加入者の地点に関する情報の出力を行う。加入者の地点に関する情報の出力は、事業者であれば例えば店舗、会社、施設などの施設名称、個人であれば個人名や住所を表示した後、その地点を中心とする地図を表示し、さらに目的地や経由地などの地点入力の場合には目的地等の地点の設定入力に基づき目的地等として設定する。加入者名称が個人である場合に要求される条件は、例えば加入者名称の入力であり、その入力した加入者名称が電話番号の加入者名称と一致することにより、例えば電話番号と加入者名称や住所を表示した後、その地点を中心とする地図を表示し、さらにその地点の設定を可能とする。加入者名称が不一致の場合には、その旨のメッセージや報知音を出力する。さらに、ユーザーの入力ミスなどに対応可能とする場合には、加入者名称の入力、あるいは電話番号の入力を再度行うようにする。
【0021】
図3は本実施形態に係る電話番号による地点検索出力装置に用いるデータの構成例を示す図、図4はタウンページ用とハローページ用に分けたデータの構成例を示す図である。
【0022】
本実施形態に係る電話番号による地点検索出力装置に用いるデータは、図3に示すように電話番号データと50音データと地点情報データにより構成される。そして、電話番号データは、昇順、或いは降順に電話番号と地点情報データオフセットを格納したものであり、電話番号が入力されたとき検索を行って、その電話番号の地点情報データオフセットに基づき地点情報データを取得する。地点情報データオフセットは、例えば地点情報データの格納アドレスを示すものである。この電話番号データと地点情報データを検索データとすることにより、電話番号が入力されると、ヒット(一致)した電話番号の地点情報データオフセットを検索し、該地点情報データオフセットに基づいてその地点の種々の情報(地点名称や住所等)を地点情報データから検索して地図と共に表示する。50音データは、50音順に電話番号の加入者の読みや地点名称と地点情報データオフセットを格納したものであり、読みや地点名称が入力されたとき検索を行って、その読みや地点名称の地点情報データオフセットに基づき地点情報データを取得する。ここで、地点名称は、施設名称や個人名などである。
【0023】
地点情報データは、電話番号順あるいは読みの50音順、住所毎にグループ分けして、地点名称、住所、地点座標(x,y)等、電話番号の加入者の地点に関する情報、さらに識別フラグを格納したものである。電話番号データ及び50音データに格納された電話番号とその読みや地点名称の入力に対して、住所は、例えば確認情報として出力する際に用い、住所の階層毎に「愛知県」は23、「岡崎市」は202のようにコードが付されている。また、地点座標は、例えばその地点を中心とする地図を表示したり、地図上にその地点をマーク表示する際に用いる。
【0024】
識別フラグは、加入者を類別するものであり、例えば電話番号が個人のような制約のある加入者か事業者のような制約のない加入者かを類別する。したがって、例えば電話帳に基づけば、タウンページ(NTTの商標名、以下同様)の電話帳のデータは施設や店舗、会社等の事業者のデータであるので制約無とし、ハローページ(NTTの商標名、以下同様)の電話帳のデータは個人宅のデータであるので制約有として、識別フラグが設定されるが、勿論、これは励磁であって、他の分類、区分に基づいて制約有無の識別情報を設定してもよいことはいうまでもない。そして、先に述べたように制約無の電話番号の場合には、直ちに地点情報を提供し、制約有の電話番号の場合には、加入者名称のチェックを行ってその一致により地点情報を提供する。なお、画面に住所を文字として表示するときには、別に格納されている住所データベースを用いてコードから文字に変換するように構成してもよい。
【0025】
上記電話番号データ、50音データ、地点情報データをそれぞれ制約無のタウンページ用と制約有のハローページ用に分けてデータを構成した例を示したのが図4である。この場合には、図3に示す地点情報データに設定したタウンページのデータかハローページのデータかを識別する識別情報は不要となる。したがって、このようなデータ構造を採用した場合には、タウンページかハローページか、つまり制約有りの電話番号入力か制約無の電話番号入力かモードを選択し、その選択に基づき電話番号のオフセットを決めて検索するようにも構成可能である。
【0026】
次に、上記検索データを用いて行う電話番号入力モードでの検索、案内処理の例を説明する。図5は電話番号入力モードでの検索、案内処理の例を説明するための図、図6は電話番号入力モードでの地点設定を行う処理の例を説明するための図である。
【0027】
電話番号入力モードでは、図5に示すようにまず、電話番号入力画面を表示し(ステップS11)、電話番号が入力されると、全桁、つまり地域により桁数が異なるが数字の9桁乃至10桁が入力されたか否かを判定する(ステップS12)。全桁が入力されていない場合には、市内局番まで入力されているか否かを判定し(ステップS13)、市内局番までも入力されていない場合には、入力をリセットし(ステップS14)、例えばビープ音で報知して電話番号の再入力モードに戻る。市内局番まで入力されているだけの場合には、その市内局番から代表地を検索してその地点情報を出力する(ステップS17)。
【0028】
電話番号の全桁が入力されている場合には、電話番号データで検索を行い(ステップS15)、ヒットする番号があるか否かを判定する(ステップS16)。ヒットする番号がない場合には、市内局番までの入力と同様にその市内局番から代表地を検索してその地点情報を出力する(ステップS17)。番号がヒットした場合には、さらに登録地点か否かを判定して(ステップS18)、登録地点であれば登録地点としての情報を出力し(ステップS19)、登録地点でない場合には、識別フラグより加入者名称が個人か否かを判定する(ステップS20)。なお、登録地点か否かの判定は、登録地点のリスト(図示せず)を参照するか、識別フラグに登録地点の情報を設定できるようにしておいてもよい。
【0029】
加入者名称が事業者である場合には、その施設名称や住所を出力し(ステップS21)、加入者名称が個人である場合には、50音入力画面を表示して(ステップS22)、個人名の入力があると、その個人名を先に検索した電話番号の加入者名称と照合し電話番号の情報と一致するか否かを判定する(ステップS23)。加入者名称が一致した場合には、入力した電話番号の加入者に関する個人の地点情報を出力し(ステップS25)、加入者名称が一致しない場合には、加入者不一致をビープ音と共にメッセージ等で出力する(ステップS24)。なお、電話番号入力や50音入力については、既に本出願人により幾つかの提案をしているので説明は省略する(例えば特開平8−94377号公報、特開平9−97226号公報等を参照)。
【0030】
また、電話番号入力による地点設定処理を説明すると、図6に示すように、電話番号を入力すると(ステップS31)、電話番号データと一致するか否かを判定する(ステップS32)。電話番号データと一致する場合にはさらにタウンページデータか否かを判定し(ステップS33)、タウンページデータの場合には、該当する施設名称及び座標を地点情報データから取得して(ステップS34)、施設名称と共に取得した座標を中心として地図を表示し地点設定を行う(ステップS35)。
【0031】
ステップS33の判定でタウンページデータでなかった場合には、つまりハローページであった場合には例えば「個人宅」、「市内局番周辺地図」、「住所リスト」の選択画面を表示し(ステップS36)、「個人宅」が選択されたか否かを判定する(ステップS37)。「個人宅」が選択された場合には、個人名称入力画面を表示して(ステップS38)、個人名称の入力処理を行い(ステップS39)、入力された電話番号と個人名称が一致するか否かを判定する(ステップS40)。一致しなければステップS36に戻り、一致すれば地点座標データから座標を取得して(ステップS41)、取得した座標を中心として地図を表示し地点設定を行う(ステップS42)。
【0032】
ステップS32の判定で電話番号データと一致しなかった場合には、「市内局番周辺地図」、「住所リスト」の選択画面を表示し(ステップS43)、「市内局番周辺地図」が選択されたか否かを判定する(ステップS44)。なお、この判定処理は、ステップS37で「個人宅」が選択されなかった場合にも行う。
【0033】
ステップS44で「市内局番周辺地図」が選択された場合には、入力された電話番号の市内局番の代表座標を取得して(ステップS45)、取得した代表座標を中心として地図を表示し地点設定を行う(ステップS46)。また、「住所リスト」が選択された場合には、住所リストにて住所を選択し(ステップS47)、選択された住所の座標を取得して(ステップS48)、取得した座標を中心として地図を表示し地点設定を行う(ステップS49)。
【0034】
さらに、具体的な画面及びその遷移例に基づき本発明を詳述する。図7は地点設定により行き先を決める場合の画面の遷移例を説明するための図、図8は電話番号入力画面の例を示す図、図9はハローページでヒットした場合に表示する選択画面の例を示す図、図10はヒットする番号がない場合及び市内局番までの入力の場合に表示する選択画面の例を示す図、図11は50音入力画面の例を示す図、図12は施設名称を表示する地図表示画面の例を示す図、図13は個人宅を表示する地図表示画面の例を示す図、図14は住所をピンポイントで表示する地図表示画面の例を示す図、図15は代表位置座標に基づき表示する周辺地図表示画面の例を示す図である。
【0035】
電話番号入力モードになると、まず図8に示す電話番号入力画面を表示する。電話番号入力画面は、図8に示すようにメッセージ領域、入力表示領域、キー入力領域の各領域を区分している。そして、メッセージ領域には、「リモコン10キーで番号入力できます」を表示し、入力表示領域には、入力した電話番号「0527011111」を表示し、キー入力領域には、数字を入力するためのテンキー、前の画面、モードに戻るための戻るキー、誤入力に対し桁を後退させ入力し直すための後退キー、入力した数字列を電話番号として検索を開始するための検索キーを設定、表示している。この画面のテンキーで数字を入力し、検索キーを入力すると、検索を開始し、9桁乃至10桁の入力か、市内局番までの入力か、市内局番までの入力がないかにより図示のように分岐する。
【0036】
まず、9桁乃至10桁の入力があった場合には、その番号が登録地点、タウンページ、ハローページのいずれでヒットしたか、あるいはヒットする番号がないかにより、図7に示すように登録地点でヒットすると、登録地点名称で行き先に設定でき、目的地図表示に遷移し、タウンページでヒットすると、施設名称で行き先に設定でき、図12に示す地図表示画面に遷移し、ハローページでヒットすると、図9に示す選択画面に遷移し、ヒットする番号がないと、図10に示す選択画面に遷移する。また、市内局番までの入力の場合には、図10に示す選択画面に遷移し、市内局番までの入力がない場合には、ビープ音を発して入力リセット後に図8に示す電話番号入力画面に戻る。
【0037】
ハローページでヒットすると表示される図9に示す選択画面は、電話番号が情報提供に制約有の個人加入の電話番号であることから、その個人宅の地図を表示するのか、その市内局番(052−701)の周辺の地図を表示するのか、あるいはそのエリア内で住所を選択入力してその住所の地図を表示するのかを選択する画面である。ここで、個人宅を選択すると、図11に示す50音入力画面に遷移する。50音入力画面で加入者名称を名字、フルネーム、頭文字等で50音で入力すると、電話番号の加入者名称との一致判断を行い、一致により電話番号、加入者名称、さらには住所と共にそのピンポイントを図13に示すように地図に表示する。したがって、「ここに行く」の選択により、行き先が決定される。しかし、電話番号の加入者名称と不一致の場合には、例えば「入力された電話番号と加入者が一致しません」のようなメッセージを表示した後、図9に示す選択画面に戻る。
【0038】
また、図9に示す選択画面で「052−701周辺の地図」を選択すると、図15に示す市内局番の周辺地図表示画面に遷移し、住所リストを選択すると、県市町村、丁目、番、大字、小字、地番で図14に示す地図表示画面に遷移して行き先の設定ができるようになる。これら周辺の地図及び住所リストの選択による画面の遷移は、図10に示す選択画面からも同様である。
【0039】
図16は電話番号入力において個人宅でヒットした場合に表示する同姓リストの例を示す図、図17は電話番号入力において個人宅でヒットした場合に表示する近傍の個人宅リストの例を示す図、図18は図17に示すリストに特定地点からの距離と方向を付加した例を示す図、図19は同姓リストを出力する場合の処理の例を説明するための図、図20は近傍の個人宅リストを出力する場合の処理の例を説明するための図である。
【0040】
上記実施の形態では、電話番号を入力して検索したとき、その電話番号の加入者が制約有りの場合に、加入者名称や頭文字、名字等の入力してそれらの一致により電話番号の加入者地点をピンポイントで地図に表示したが、この場合に、50音入力ではなくリスト表示を行って、その中から指定入力を行うようにしてもよい。例えば加入者名称の場合には、類似名称、図16に示すような同姓の名称を近傍で検索してリスト表示し、入力された電話番号の加入者名称と異なる名称が指定入力された場合に不一致処理する。したがって、一定のエリアで複数検索されない場合には、複数検索されるまで、小字→大字→市町村→都道府県、小字→隣接した小字、該当する電話番号の加入者地点を中心として円や矩形、多角形で徐々に範囲を拡大してもよい。
【0041】
また、電話番号入力において個人宅でヒットした場合に図17に示すようにその個人宅近傍の個人宅を複数検索してリスト表示してもよいし、さらに図18に示すように特定地点からの距離と方向を付加して表示してもよい。勿論、リスト表示に代えて、地図上にそれぞれのポイントを表示してもよい。さらに、個人宅でヒットした場合に、電話番号に制約を解除するため加入者を特定する特定情報を入力して、その一致により具体的な情報を提供する趣旨からして、特定情報として、個人宅の名称に代えて、住所やイニシャル、頭文字、郵便番号等を用いてもよい。近傍の範囲も、単なる距離でもよいが、同一街区内での直線距離としてもよい。
【0042】
上記のように同姓リストを出力する場合の処理は、例えば図19に示すように電話番号入力を行い(ステップS51)、入力された電話番号に該当する個人名称を地点情報データから取得すると(ステップS52)、同一小字内の検索範囲として取得した個人名称と同姓の個人名称を検索する(ステップS53)。複数検索されたか否かにより(ステップS54)、複数検索されない場合には、複数検索されるまで範囲を変更して検索を行い(ステップS55)、複数検索されるとリストを表示する(ステップS56)。しかる後、リストから個人名称が選択されたか否かを判定し(ステップS57)、さらに入力された電話番号の加入者名称と選択された個人名称が一致するか否かを判定する(ステップS58)。不一致の場合には、再度電話番号入力を行うステップS51に戻り、一致した場合には、地点情報データから座標を取得して(ステップS59)、取得した座標を中心として地図表示を行って(ステップS60)、地点設定処理を終了する。なお、不一致の場合には、図9に示す選択画面に戻ってもよい。
【0043】
また、近傍の個人宅リストを出力する場合の処理は、例えば図20に示すように電話番号入力を行い(ステップS61)、入力された電話番号に該当する座標を地点情報データから取得すると(ステップS62)、取得した座標から所定範囲内における他の個人宅の地点座標との距離を計算し(ステップS63)、距離が近い順に個人宅名称リストを表示する(ステップS64)。しかる後、リストから個人名称が選択されたか否かを判定し(ステップS65)、さらに入力された電話番号の加入者名称と選択された個人名称が一致するか否かを判定する(ステップS66)。不一致の場合には、再度電話番号入力を行うステップS61に戻り、一致した場合には、地点情報データから座標を取得して(ステップS67)、取得した座標を中心として地図表示を行って(ステップS68)、地点設定処理を終了する。なお、不一致の場合には、図19で説明した処理と同様に図9に示す選択画面に戻ってもよい。
【0044】
図21は音声入力により個人宅の確認を行う場合に使用する音声認識用辞書の例を示す図である。電話番号入力において個人宅でヒットし、その個人情報の照合を条件とする場合、上記のようなリストからの選択による判定のほか、テンキーや選択キーによる入力だけでなく、音声入力により確認を行うようにすることもできる。この場合には、例えば電話番号を音声入力し、その認識された電話番号が個人であると判定された場合、個人名称(例えば苗字)を入力するように促す。そして、個人名称の音声入力に対し、音声認識用辞書で照合を行って入力された電話番号と加入者の個人名称の一致を確認する。ここで用いる個人名称を確認するための音声認識用辞書として、例えば図21に示すように99個の一般的な苗字をダミー情報として格納したものを使用する。
【0045】
従来、ナビゲーション装置において、メニューのコマンド等を音声にて入力することが行われているが、このメニューのコマンド入力等の音声入力に用いられる音声認識は、基本的に入力された音声と音声認識辞書を比較して、入力された音声に一致又は類似するものがあるか否かを判定し、一致又は類似するものがあればその音声を認識するものである。しかし、メニューのコマンド入力等はその数がある程度限られているため、それらのコマンドを音声認識用の辞書として全部格納しても問題はないが、本発明における個人名称は、その数が膨大であるため、これら全ての名称を音声認識用辞書として格納するのは、データ容量の増大や照合速度の遅延を招き好ましくない。そのため、本発明では、図21に示すような音声認識用辞書を使用するものである。
【0046】
例えば音声により電話番号と個人名称を入力して処理する場合には、次のような処理を行う。まず、電話番号が音声により入力され、加入者が個人であると判定されると、入力された電話番号に一致する読みデータを図3に示す地点情報データから読み出して、その個人名称を音声認識用辞書の100番目に格納する。そして、個人名称が音声により入力されると、入力された個人名称が音声認識用辞書の中にあるか否かを判断し、一致する名称があり、それが100番目の名称である場合には、地点情報データから座標を取得して、取得した座標を中心として地図を表示し目的地や通過点等の地点設定を行う。また、入力された個人名称と同じ名称が99個の中に予め存在している場合も考えられる。この場合には、電話番号が入力され、加入者が個人であると判定されると、その個人名称が99個の中に存在しているか否かをまず判定し、その結果存在している時には99個の中のその名称を削除又は他の名称に変更し、その後入力された電話番号に一致する読みデータを辞書に追加する。また、99個の中に存在していると判定した場合には、入力された電話番号に一致する読みデータを辞書に追加せずに、99個の中から一致判断を行ってもよい。
【0047】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記実施の形態では、音声認識用辞書に格納する名称の数を100個にしたが、要するに一致判定する名称と共にダミーとして複数の名称を格納するものであるから、複数の名称であればそれ以上でもそれ以下でもよいことはいうまでもない。また、音声入力のたびに音声認識用辞書のダミーの名称を変更してもよいし、複数のダミーの名称の組を幾つか用意しておき、それらを適宜変えるようにしてもよい。また、電話番号の市外局番や市内局番毎にダミーまたは実在する個人名称を格納した辞書を用意しておき、入力された電話番号の市外局番や市内局番に対応した辞書により認識してもよい。
【0048】
また、本発明は、音声認識用辞書をナビゲーション側の記憶装置に記憶させることを前提として述べたが、ナビゲーション装置と音声認識用のユニットが別体になっている場合には、音声認識用のユニットに音声認識用辞書を記憶させてもよい。
【0049】
地点情報データとして電話番号と読み又は地点名称と住所と地点座標と識別情報を持たせたが、併せて店舗であれば営業内容、種類などのような地点の案内情報を持たせてもよいし、別に案内データを用意し、その案内データのオフセット情報を持たせるようにしてもよい。また、識別フラグは、地点情報データに持たせたが電話番号データに持たせてもよいし、電話帳のハローページかタウンページかに応じて設定するもので説明したが、個人、登録者、公共施設、営業店舗など加入者を幾つかに区分し、その区分に応じた識別情報を設定するように構成してもよい。
【0050】
さらに加入者名称を入力する場合に、フルネーム、名字、頭文字を50音で入力するものとして説明したが、電話番号とセットにして個人宅など加入者の特定が可能な情報であれば、名前、漢字、ローマ字、イニシャル、ファーストネーム、ミドルネーム、ファミリーネーム、住所、都道府県、州名、都市名、市町村名、ストリート名、郵便番号、性別、血液型、誕生日、所属会社や学校名、電子メールアドレス(全文字、@まで)、個人の認証番号など、電話番号による検索情報との照合が可能な各種の情報を加入者を特定する特定情報として用いることができることはいうまでもない。
【0051】
また、入力された電話番号を電話番号データで検索して加入者名称が個人の場合には、加入者名称の照合を行うので、電話番号データとして、識別フラグ、さらには個人の場合にその照合情報を併せて格納しておくようにしてもよい。このようにすると、電話番号データの検索で直ちに識別を行い、さらに個人名の照合が必要なときにも、電話番号データの検索だけですますことができる。また、50音データにおいても、読みと地点情報オフセットを格納したが、地点名称等を含めて全てを読みとして、個人名だけでなく施設名称の検索データとして用いるようにしてもよい。このようにすると、例えば「名古屋鉄道」の場合に、「なごやてつどう」、「めいてつ」、「関西国際空港」の場合に、「かんさいこくさいくうこう」、「かんくう」のように通称や愛称の読みデータを別々に設定することにより、いずれの入力にも対応可能となる。
【0052】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、電話番号音声入力後、当該電話番号の加入者を特定する特定情報をさらに音声入力して照合することにより、当該電話番号の加入者の地点に関する情報を検索し出力する電話番号による地点検索出力装置であって、少なくとも電話番号と当該電話番号に対応する加入者を特定する特定情報及び加入者の地点に関する情報とを記憶する記憶手段と、電話番号や加入者を特定する特定情報の入力を音声により行う入力手段と、入力手段より音声入力される電話番号に応じて加入者を特定する特定情報を記憶手段から検索して該検索した特定情報を音声認識用辞書に格納し、入力手段より音声入力される特定情報を音声認識用辞書と照合して判定する特定情報判定手段と、特定情報判定手段による判定結果に応じて加入者の地点に関する情報を記憶手段から検索する検索手段と、検索手段により検索された加入者の地点に関する情報の出力を制御する出力制御手段とを備えたので、電話番号を誤って認識していたり、電話番号の入力を誤った場合にユーザが所望する地点とは異なる地点が表示、案内されることがなくなり、また、加入者の地点に関する情報が出力されたときには、その情報が正しいとしてユーザは安心して所望する地点に移動、確認することができる。さらに、例えば電話番号の加入者が個人の場合には会社や店舗、施設などの事業者とは異なり社会的に公開されたものではないため、入力された個人の電話番号から無条件に自動検索し、その個人に関する情報を出力することは、プライバシーの点から望ましくないことも考えられるが、本発明は、入力された電話番号と加入者を特定する特定情報との一致判定を行い、一致した場合にその個人の情報を出力するように制御するものであるため、プライバシーの問題をも解決することが可能となる。しかも、音声認識用辞書を用いることにより音声入力による認識を効率よくかつ精度よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電話番号による地点検索出力装置の実施の形態を示す図である。
【図2】 本実施形態に係るナビゲーション装置の全体の流れを説明するための図である。
【図3】 本実施形態に係る電話番号による地点検索出力装置に用いる検索データの構成例を示す図である。
【図4】 タウンページ用とハローページ用に分けたデータの構成例を示す図である。
【図5】 加入者名称が個人の電話番号や市内局番の入力時の選択メニュー画面の例を示す図である。
【図6】 電話番号入力モードでの地点設定を行う処理の例を説明するための図である。
【図7】 地点設定により行き先を決める場合の画面の遷移例を説明するための図である。
【図8】 電話番号入力画面の例を示す図である。
【図9】 ハローページでヒットした場合に表示する選択画面の例を示す図である。
【図10】 ヒットする番号がない場合及び市内局番までの入力の場合に表示する選択画面の例を示す図である。
【図11】 50音入力画面の例を示す図である。
【図12】 施設名称を表示する地図表示画面の例を示す図である。
【図13】 個人宅を表示する地図表示画面の例を示す図である。
【図14】 代表位置座標に基づき表示する周辺地図表示画面の例を示す図である。
【図15】 住所をピンポイントで表示する地図表示画面の例を示す図である。
【図16】 電話番号入力において個人宅でヒットした場合に表示する同姓リストの例を示す図である。
【図17】 電話番号入力において個人宅でヒットした場合に表示する近傍の個人宅リストの例を示す図である。
【図18】 図17に示すリストに特定地点からの距離と方向を付加した例を示す図である。
【図19】 同姓リストを出力する場合の処理の例を説明するための図である。
【図20】 近傍の個人宅リストを出力する場合の処理の例を説明するための図である。
【図21】 音声入力により個人宅の確認を行う場合に使用する音声認識用辞書の例を示す図である。
【符号の説明】
1…入力装置、2…現在位置検出装置、3…情報記憶装置、4…中央処理装置、5…情報送受信装置、6…出力装置。

Claims (19)

  1. 電話番号音声入力後、当該電話番号の加入者を特定する特定情報をさらに音声入力して照合することにより、当該電話番号の加入者の地点に関する情報を検索し出力する電話番号による地点検索出力装置であって、
    少なくとも電話番号と当該電話番号に対応する加入者を特定する特定情報及び加入者の地点に関する情報とを記憶する記憶手段と、
    電話番号や加入者を特定する特定情報の入力を音声により行う入力手段と、
    前記入力手段より音声入力される電話番号に応じて加入者を特定する特定情報を前記記憶手段から検索して該検索した特定情報を音声認識用辞書に格納し、前記入力手段より音声入力される特定情報を音声認識用辞書と照合して判定する特定情報判定手段と、
    前記特定情報判定手段による判定結果に応じて加入者の地点に関する情報を前記記憶手段から検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索された加入者の地点に関する情報の出力を制御する出力制御手段と
    を備えたことを特徴とする電話番号による地点検索出力装置。
  2. 前記記憶手段は、電話番号の加入者を類別する識別情報を格納し、前記出力制御手段は、電話番号が入力されたとき、前記識別情報を判定し、該判定に応じて加入者を特定する特定情報の入力を条件に加入者の地点に関する情報の出力を制御することを特徴とする請求項1記載の電話番号による地点検索出力装置。
  3. 前記識別情報は、加入者が個人の電話番号に制約有を設定し、加入者が個人以外の電話番号に制約無を設定したものであることを特徴とする請求項2記載の電話番号による地点検索出力装置。
  4. 前記出力制御手段は、前記識別情報が制約無であることを条件に検索した電話番号の加入者の地点に関する情報を出力することを特徴とする請求項2記載の電話番号による地点検索出力装置。
  5. 前記出力制御手段は、前記識別情報が制約有であることを条件に加入者を特定する特定情報の入力により電話番号の加入者を特定する特定情報との一致判定を行い、一致した電話番号の加入者の地点に関する情報を出力することを特徴とする請求項2記載の電話番号による地点検索出力装置。
  6. 前記出力制御手段は、前記識別情報が制約有であることを条件に個人宅か市内局番周辺かを選択するメニューを提示することを特徴とする請求項2記載の電話番号による地点検索出力装置。
  7. 個人宅が選択された場合に加入者を特定する特定情報の入力により電話番号の加入者を特定する特定情報との一致判定を行い、一致した電話番号の加入者の地点に関する情報を出力することを特徴とする請求項6記載の電話番号による地点検索出力装置。
  8. 前記出力制御手段は、入力された電話番号が検索できないとき又は電話番号が市内局番までの入力しかないとき、市内局番周辺を選択するメニューを提示することを特徴とする請求項1記載の電話番号による地点検索出力装置。
  9. 前記記憶手段は、地図データを格納し、前記出力制御手段は、市内局番周辺が選択された場合に周辺の地図又は市内局番内の住所入力による周辺の地図を出力することを特徴とする請求項6又は8記載の電話番号による地点検索出力装置。
  10. 前記加入者を特定する特定情報の入力は、50音により加入者名称の少なくとも一部の入力を行うことを特徴とする請求項5又は8記載の電話番号による地点検索出力装置。
  11. 前記記憶手段は、電話番号の加入者を類別する識別情報を格納することを特徴とすることを特徴とする請求項1記載の電話番号による地点検索出力装置。
  12. 前記識別情報は、加入者が個人であるか個人以外であるかを類別する情報であることを特徴とする請求項11記載の電話番号による地点検索出力装置。
  13. 前記記憶手段は、予め登録された地点情報を格納し、前記出力制御手段は、前記検索手段により検索した電話番号が前記地点情報を有するときは当該地点情報を出力することを特徴とする請求項1記載の電話番号による地点検索出力装置。
  14. 前記記憶手段は、地図データ及び加入者の地点に関する情報として少なくとも住所又は名称と地点座標を格納し、前記出力制御手段は、前記加入者の地点に関する情報を出力する際、前記住所又は名称を表示した後、前記地点座標に基づき地図を表示することを特徴とする請求項1記載の電話番号による地点検索出力装置。
  15. 前記記憶手段は、少なくとも電話番号と読み又は地点名称と住所と地点座標とを有する地点情報データ、電話番号を検索するための電話番号データ、及び読み又は地点名称を検索するための50音データを格納することを特徴とする請求項1記載の電話番号による地点検索出力装置。
  16. 電話番号音声入力後、当該電話番号の加入者を特定する特定情報をさらに音声入力して照合することにより、当該電話番号の加入者の地点に関する情報を検索し出力する電話番号による地点検索出力装置であって、
    少なくとも電話番号と当該電話番号に対応する加入者を特定する特定情報及び加入者の地点に関する情報とを記憶する記憶手段と、
    電話番号や加入者を特定する特定情報の入力を音声により行う入力手段と、
    前記入力手段より音声入力される電話番号に応じて加入者を特定する特定情報を前記記憶手段から検索して該検索した特定情報を音声認識用辞書に格納し、前記入力手段より音声入力される特定情報を音声認識用辞書と照合して判定する特定情報判定手段と、
    前記特定情報判定手段による判定結果に応じて加入者の地点に関する情報を前記記憶手段から検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索された加入者の地点に関する情報の出力を制御する出力制御手段と、
    前記出力制御手段より出力された加入者の地点に関する情報を当該地点を案内の目的地として設定する地点設定手段と
    を備えたことを特徴とする電話番号による地点検索出力装置。
  17. 電話番号音声入力後、当該電話番号の加入者を特定する特定情報をさらに音声入力して照合することにより、当該電話番号の加入者の地点に関する情報を検索し出力する電話番号による地点検索出力装置であって、
    地図データ及び少なくとも電話番号と当該電話番号に対応する加入者名称及び加入者の地点座標を記憶する記憶手段と、
    電話番号及び加入者名称の入力を音声により行う入力手段と、
    電話番号や加入者を特定する特定情報の入力を音声により行う入力手段と、
    前記入力手段より音声入力される電話番号に応じて加入者を特定する特定情報として加入者名称を前記記憶手段から検索して該検索した加入者名称を音声認識用辞書に格納し、前記入力手段より音声入力される加入者名称を音声認識用辞書と照合して判定する加入者名称判定手段と、
    前記加入者名称判定手段による判定結果に応じて地点座標を前記記憶手段から検索する検索手段と、
    電話番号と加入者名称の入力により電話番号と加入者名称との一致判定を行い、一致した場合に上記検索手段により検索される加入者の地点座標に基づいた地図を表示する出力制御手段と
    を備えたことを特徴とする電話番号による地点検索出力装置。
  18. 前記音声認識用辞書には、ダミーの加入者の名称が予め複数記憶されると共に、入力された電話番号の加入者の名称を格納することを特徴とする請求項1又は16又は17記載の電話番号による地点検索出力装置。
  19. 電話番号音声入力後、当該電話番号の加入者を特定する特定情報をさらに音声入力して照合することにより、当該電話番号の加入者の地点に関する情報を検索し出力する電話番号による地点検索出力装置用のデータ及びプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    少なくとも電話番号と該電話番号に対応する加入者名称と加入者の地点に関する情報と複数の加入者名称を格納した音声認識用辞書とを有するデータと、
    音声により入力される電話番号に応じて加入者名称を検索して音声認識用辞書に格納する辞書編集用プログラムと、
    音声により入力された加入者名称を前記音声認識用辞書と照合して判定する判定プログラムと、
    電話番号の音声入力及び加入者名称の音声入力に応じ判定プログラムにより判定される加入者名称に基づき加入者の地点に関する情報を検索し、該検索された加入者の地点に関する情報の出力を制御する機能を実現するための出力制御プログラムと
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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