JP3655719B2 - 画像検索情報管理方法および画像検索情報管理装置 - Google Patents

画像検索情報管理方法および画像検索情報管理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像検索機能を備えた医用画像情報の電子保存システムに適用可能な画像検索情報管理方法および画像検索情報管理装置に関し、より詳細には、医用画像データのデータフォーマットに依存しない画像検索情報を生成し、生成した画像検索情報を用いて、異なるデータフォーマットの画像データが複数混在して格納された記憶媒体から所定の画像データを容易に検索可能にした画像検索情報管理方法および画像検索情報管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子媒体による医用画像の保存に関する技術的基準を定め、これに適合している画像関連機器を用いる場合にあっては、エックス線写真,CT写真等の原本に代わって、光磁気ディスク等の電子媒体に保存して差し支えないことにするとする1994年の厚生省健康政策局長通知を受け、「医用画像の情報の電子保存に関する共通規格」が制定された。この「医用画像の情報の電子保存に関する共通規格」が制定されたことにより、光磁気ディスクに医用画像情報を電子的に保存しておくことが可能になった。この「医用画像情報の電子保存に関する共通規格」には、共通規格1および共通規格2が存在し、共通規格2では、米国の医用画像通信・保存規格であるDICOM(Digital Imaging andCOmmunication in Medicine)のデータフォーマットが採用されている。
【0003】
ところで、光磁気ディスクは大容量であるが、ハードディスク等と比較してアクセススピードが極めて低い。そのため、光磁気ディスク内に保存されている大量の画像データファイルから、希望する画像データを高速に検索する方法が必要となる。
【0004】
そこで、医用画像を電子的に保存して管理するための従来技術として、特開平7−114571号公報『医用及び管理データの検索方法及び装置』がある。この医用及び管理データの検索方法及び装置は、医用及び管理データの検索に際し、各ファイルから検索キーに相当するデータを取り出して、検索キーの内容の順に並べて表示する際に、並べる基準を各検索項目毎に自由に設定できることを特徴としている。
【0005】
また、共通規格1および共通規格2の両者においても、それぞれの規格に準拠したデータフォーマットの画像データを容易に検索できる方法が用意されている。特に、共通規格2では、DICOMのデータフォーマットを採用しているため、記憶媒体に記録された各医用画像データを検索するための患者名,検査日時等の画像検索情報をDICOMDIRファイルを用いて容易に管理することができるという特徴がある。このDICOMDIRファイルは、患者名,検査日等の画像検索情報を階層ディレクトリ構造を用いて管理するというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
「医用画像の情報の電子保存に関する共通規格」には、上述したように、共通規格1と共通規格2とが存在するため、同一の光磁気ディスク上に、異なるデータフォーマットの共通規格1のファイルと共通規格2のファイルとが混在して記録されることが予想される。しかしながら、特開平7−114571号公報『医用及び管理データの検索方法及び装置』には、異なるデータフォーマットのファイルが同一の記憶媒体上に混在する際の画像データの検索方法については開示されていない。例えば、共通規格1のファイルと共通規格2のファイルとでは、患者名,検査日等の画像付帯情報を記録する部分が異なるため、それぞれのデータフォーマットに対応した手順で画像データを検索するための検索キーを読み出す必要がある。ところが、上記医用及び管理データの検索方法及び装置には、データフォーマットの違いを吸収して特定の画像データを検索可能とする機能は設けられていないため、同一の光磁気ディスク上に共通規格1のファイルと共通規格2のファイルとが混在する場合では、必要な検索キーを読み出すことができないという問題があった。
【0007】
その上、たとえ異なるデータフォーマットのファイルから必要なの検索キーを読み出すことができたとしても、取り出した検索キーを共通のデータフォーマットに変換しないと、同じ意味を持つ検索キーでも違う検索キーとして検索されてしまうという問題があった。例えば、検査日の順に検索結果を並べる際に、検査日として1996.10.15という検索キーを持つファイルと19961015という検索キーを持つファイルとは別々の並びになってしまう。
【0008】
また、上記共通規格2では、DICOMDIRファイルを使用して画像検索情報を管理することができるが、DICOMDIRファイルへの画像検索情報の記録はオプション機能であり、全ての場合において、DICOMDIRファイルを用いて画像検索情報を管理することができるわけではない。すなわち、上記オプション機能をサポートするか否かは、DICOMDIRファイルを記憶媒体に最初に生成したアプリケーションのみが選択することができ、そのアプリケーションがオプション機能をサポートしないことを選択した場合には、それ以降、他のアプリケーションもそのDICOMDIRファイルに画像検索情報を記録することが禁じられてしまう。したがって、せっかく画像検索情報を管理するための仕組みが存在するにもかかわらず、実際にはそれを確実に利用することができないという問題があった。
【0009】
加えて、同一の記憶媒体上に共通規格1と共通規格2とのファイルが混在して記録された場合、DICOMDIRファイルに記録できる画像検索情報は、共通規格2のファイルに関する画像検索情報のみである。したがって、同一の記憶媒体上の全てのファイルについて、その画像検索情報を統一的に管理することができないという問題があった。
【0010】
一方、共通規格1に基づく画像データの検索方法においても、共通規格1と共通規格2の画像データを統一的に管理することができないという問題があった。
【0011】
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、医用画像データファイルのデータフォーマットに依存しない画像検索情報を生成し、生成した画像検索情報を用いて、異なるデータフォーマットの医用画像データファイルが複数混在して格納された記憶媒体から所定の画像データを容易に検索可能にすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る画像検索情報管理方法は、異なるデータフォーマットで記録された複数の画像データファイルが混在する記憶媒体から所望の画像データを検索するための複数の検索項目からなる画像検索情報を管理するための画像検索情報管理方法であって、前記画像データファイルから前記複数の検索項目を読み出す検索項目読出工程と、前記検索項目読出工程で読み出された前記複数の検索項目を入力し、前記入力した複数の検索項目を予め設定されたデータフォーマットにそれぞれ変換するフォーマット変換工程と、前記フォーマット変換工程で予め設定されたデータフォーマットに変換された前記複数の検索項目を入力し、予め設定された階層ディレクトリ生成情報に基づいて、前記入力した複数の検索項目をそれぞれ所定の階層のディレクトリに登録して、階層構造により前記複数の検索項目が管理された前記画像検索情報を生成する画像検索情報生成工程と、前記画像検索情報生成工程で生成された画像検索情報を前記記憶媒体に格納する格納工程と、を含み、前記画像検索情報生成工程が、前記所定の階層のディレクトリに登録すべき前記検索項目のいずれかが不足している場合、前記不足した検索項目として、予め設定された初期値を前記所定の階層のディレクトリに登録するものである。
また、請求項2の画像検索情報管理方法は、異なるデータフォーマットで記録された複数の画像データファイルが混在する記憶媒体から所望の画像データを検索するための複数の検索項目からなる画像検索情報を管理するための画像検索情報管理方法であって、前記画像データファイルのデータフォーマットの種類を判定し、前記データフォーマットの相違に基づいて、それぞれの前記画像データファイルから前記複数の検索項目を読み出す検索項目読出工程と、前記検索項目読出工程で読み出された前記複数の検索項目を入力し、前記入力した複数の検索項目を予め設定されたデータフォーマットにそれぞれ変換するフォーマット変換工程と、前記フォーマット変換工程で予め設定されたデータフォーマットに変換された前記複数の検索項目を入力し、予め設定された階層ディレクトリ生成情報に基づいて、前記入力した複数の検索項目をそれぞれ所定の階層のディレクトリに登録して、階層構造により前記複数の検索項目が管理された前記画像検索情報を生成する画像検索情報生成工程と、前記画像検索情報生成工程で生成された画像検索情報を前記記憶媒体に格納する格納工程と、を含み、前記画像検索情報生成工程が、前記所定の階層のディレクトリに登録すべき前記検索項目のいずれかが不足している場合、前記不足した検索項目として、予め設定された初期値を前記所定の階層のディレクトリに登録するものである。
また、請求項3の画像検索情報管理方法は、異なるデータフォーマットで記録された複数の医用画像データファイルが混在する記憶媒体から所望の画像データを検索するための患者情報・検査情報・シリーズ情報・画像情報等の複数の検索項目からなる画像検索情報を管理するための画像検索情報管理方法であって、前記医用画像データファイルのデータフォーマットの種類を判定し、前記データフォーマットの相違に基づいて、それぞれの前記医用画像データファイルから前記複数の検索項目を読み出す検索項目読出工程と、前記検索項目読出工程で読み出された前記複数の検索項目を入力し、前記入力した複数の検索項目を予め設定されたデータフォーマットにそれぞれ変換するフォーマット変換工程と、前記フォーマット変換工程で予め設定されたデータフォーマットに変換された前記複数の検索項目を入力し、予め設定された階層ディレクトリ生成情報に基づいて、前記入力した複数の検索項目をそれぞれ所定の階層のディレクトリに登録して、階層構造により前記複数の検索項目が管理された前記画像検索情報を生成する画像検索情報生成工程と、前記画像検索情報生成工程で生成された画像検索情報を前記記憶媒体に格納する格納工程と、を含み、前記画像検索情報生成工程が、前記複数の検索項目をそれぞれ前記所定の階層のディレクトリに登録する際に、前記所定の階層のディレクトリに登録すべき前記検索項目のいずれかが不足している場合、前記不足した検索項目として、予め設定された初期値を前記所定の階層のディレクトリに登録するものである。
【0013】
また、請求項の画像検索情報管理方法は、請求項1ないし3のいずれか一記載の画像検索情報管理方法において、前記フォーマット変換工程が、前記入力した複数の検索項目のデータフォーマットが前記予め設定されたデータフォーマットと同一であるか否かを判定した後、前記予め設定されたデータフォーマットと異なるデータフォーマットの検索項目のみを前記予め設定されたデータフォーマットに変換するものである。
【0015】
また、請求項の画像検索情報管理方法は、請求項1ないし3のいずれか一記載の画像検索情報管理方法において、前記格納工程が、所定の前記検索項目を抹消したことによって前記所定のディレクトリが空になることが生じた場合、前記空になったディレクトリも同時に抹消するものである。
【0016】
また、請求項の画像検索情報管理方法は、請求項1ないし5のいずれか一記載の画像検索情報管理方法において、前記記憶媒体に異なるデータフォーマットで記録された複数の画像データファイルが、少なくとも、医用画像情報の電子保存に関する共通規格1および医用画像情報の電子保存に関する共通規格2に準拠したデータフォーマットで記録された画像データファイルであるものである。
【0017】
また、請求項の画像検索情報管理方法は、請求項記載の画像検索情報管理方法において、前記画像検索情報生成工程が、前記画像検索情報を生成する際に、前記共通規格2の画像データファイルに記録されたDICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine) File IDを構成する各要素をディレクトリ名とすると共に、前記DICOM File IDを構成する最下位の要素をファイル名として用いることにより、前記画像検索情報の生成に利用するものである。
【0018】
また、請求項の画像検索情報管理方法は、請求項1ないし7のいずれか一記載の画像検索情報管理方法において、前記画像検索情報生成工程が、前記入力した複数の検索項目の登録された前記ディレクトリの階層構造がそれぞれ異なる複数の前記画像検索情報を生成するものである。
【0019】
また、請求項の画像検索情報管理装置は、異なるデータフォーマットで記録された複数の画像データファイルが混在する記憶媒体から所望の画像データを検索するための複数の検索項目からなる画像検索情報を管理するための画像検索情報管理装置であって、前記画像データファイルから前記複数の検索項目を読み出す検索項目読出手段と、前記検索項目読出手段で読み出された前記複数の検索項目を入力し、前記入力した複数の検索項目を予め設定されたデータフォーマットにそれぞれ変換するフォーマット変換手段と、前記フォーマット変換手段で予め設定されたデータフォーマットに変換された前記複数の検索項目を入力し、予め設定された階層ディレクトリ生成情報に基づいて、前記入力した複数の検索項目をそれぞれ所定の階層のディレクトリに登録して、階層構造により前記複数の検索項目が管理された前記画像検索情報を生成し、前記生成した画像検索情報を前記記憶媒体に格納する画像検索情報生成・格納手段と、を備え、前記画像検索情報生成・格納手段が、前記所定の階層のディレクトリに登録すべき前記検索項目のいずれかが不足している場合、前記不足した検索項目として、予め設定された初期値を前記所定の階層のディレクトリに登録するものである。
また、請求項10の画像検索情報管理装置は、異なるデータフォーマットで記録された複数の画像データファイルが混在する記憶媒体から所望の画像データを検索するための複数の検索項目からなる画像検索情報を管理するための画像検索情報管理装置であって、前記画像データファイルのデータフォーマットの種類を判定し、前記データフォーマットの相違に基づいて、それぞれの前記画像データファイルから前記複数の検索項目を読み出す検索項目読出手段と、前記検索項目読出手段で読み出された前記複数の検索項目を入力し、前記入力した複数の検索項目を予め設定されたデータフォーマットにそれぞれ変換するフォーマット変換手段と、前記フォーマット変換手段で予め設定されたデータフォーマットに変換された前記複数の検索項目を入力し、予め設定された階層ディレクトリ生成情報に基づいて、前記入力した複数の検索項目をそれぞれ所定の階層のディレクトリに登録して、階層構造により前記複数の検索項目が管理された前記画像検索情報を生成し、前記生成した画像検索情報を前記記憶媒体に格納する画像検索情報生成・格納手段と、を備え、前記画像検索情報生成・格納手段が、前記所定の階層のディレクトリに登録すべき前記検索項目のいずれかが不足している場合、前記不足した検索項目として、予め設定された初期値を前記所定の階層のディレクトリに登録するものである。
また、請求項11の画像検索情報管理装置は、異なるデータフォーマットで記録された複数の医用画像データファイルが混在する記憶媒体から所望の画像データを検索するための患者情報・検査情報・シリーズ情報・画像情報等の複数の検索項目からなる画像検索情報を管理するための画像検索情報管理装置であって、前記医用画像データファイルのデータフォーマットの種類を判定し、前記データフォーマットの相違に基づいて、それぞれの前記医用画像データファイルから前記複数の検索項目を読み出す検索項目読出手段と、前記検索項目読出手段で読み出された前記複数の検索項目を入力し、前記入力した複数の検索項目を予め設定されたデータフォーマットにそれぞれ変換するフォーマット変換手段と、前記フォーマット変換手段で予め設定されたデータフォーマットに変換された前記複数の検索項目を入力し、予め設定された階層ディレクトリ生成情報に基づいて、前記入力した複数の検索項目をそれぞれ所定の階層のディレクトリに登録して、階層構造により前記複数の検索項目が管理された前記画像検索情報を生成し、前記生成した画像検索情報を前記記憶媒体に格納する画像検索情報生成・格納手段と、を備え、前記画像検索情報生成・格納手段が、前記複数の検索項目をそれぞれ前記所定の階層のディレクトリに登録する際に、前記所定の階層のディレクトリに登録すべき前記検索項目のいずれかが不足している場合、前記不足した検索項目として、予め設定された初期値を前記所定の階層のディレクトリに登録するものである。
【0020】
また、請求項12の画像検索情報管理装置は、請求項9ないし11のいずれか一記載の画像検索情報管理装置において、前記フォーマット変換手段が、前記入力した複数の検索項目のデータフォーマットが前記予め設定されたデータフォーマットと同一であるか否かを判定した後、前記予め設定されたデータフォーマットと異なるデータフォーマットの検索項目のみを前記予め設定されたデータフォーマットに変換するものである。
【0022】
また、請求項13の画像検索情報管理装置は、請求項9ないし11のいずれか一記載の画像検索情報管理装置において、前記画像検索情報生成・格納手段が、前記画像検索情報の所定の階層のディレクトリから所定の前記検索項目を抹消したことによって前記所定のディレクトリが空になることが生じた場合、前記空になったディレクトリも同時に抹消するものである。
【0023】
また、請求項14の画像検索情報管理装置は、請求項9ないし13のいずれか一記載の画像検索情報管理装置において、前記記憶媒体に異なるデータフォーマットで記録された複数の画像データファイルが、少なくとも、医用画像情報の電子保存に関する共通規格1および医用画像情報の電子保存に関する共通規格2に準拠したデータフォーマットで記録された画像データファイルであるものである。
【0024】
また、請求項15の画像検索情報管理装置は、請求項14記載の画像検索情報管理装置において、前記画像検索情報生成・管理手段が、前記画像検索情報を生成する際に、前記共通規格2の画像データファイルに記録されたDICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine) File IDを構成する各要素をディレクトリ名とすると共に、前記DICOM File IDを構成する最下位の要素をファイル名として用いることにより、前記画像検索情報の生成に利用するものである。
【0025】
また、請求項16の画像検索情報管理装置は、請求項9ないし15のいずれか一記載の画像検索情報管理装置において、前記画像検索情報生成・格納手段が、前記予め設定された階層ディレクトリ生成情報に基づいて、前記入力した複数の検索項目の登録された前記ディレクトリの階層構造がそれぞれ異なる複数の前記画像検索情報を生成するものである。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の画像検索情報管理方法および画像検索情報管理装置の一実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0028】
本実施の形態の画像検索情報管理方法および画像検索情報管理装置は、医用画像データファイルのデータフォーマットに依存しない画像検索情報を生成し、生成した画像検索情報を管理すると共に、画像検索情報を用いて、異なるデータフォーマットの医用画像データファイルが複数混在して格納された記憶媒体から所望の医用画像データファイルを容易に検索可能にするものである。以下では、上記記憶媒体が光磁気ディスクであり、光磁気ディスク中に混在して格納された異なるデータフォーマットの医用画像データファイルが、従来技術で説明した医用画像情報の電子保存に関する共通規格1および共通規格2に準拠したものであることを前提として、本実施の形態の画像検索情報管理方法および画像検索情報管理装置を説明する。
【0029】
図1は、本実施の形態の画像検索情報管理装置のブロック構成図である。図1に示す画像検索情報管理装置は、光磁気ディスクに記録されたデータを読み出すと共に、光磁気ディスクにデータを書き込む読出・書込部100と、読出・書込部100を介して、光磁気ディスクに記録されたファイルから患者情報・検査情報・シリーズ情報・画像情報等の検索キー(検索項目)を読み出す検索キー読出処理部101(請求項8記載の検索項目読出手段に該当する)と、検索キー読出処理部101で読み出された検索キーを共通のデータフォーマットに変換する検索キー整形処理部102(請求項8記載のフォーマット変換手段に該当する)と、検索キー整形処理部102で共通のフォーマットに変換された検索キーを用いて、主メモリ部103上にディレクトリ情報(画像検索情報)を作成し、作成したディレクトリ情報を光磁気ディスク上のディレクトリファイルに記録すると共に、生成したディレクトリ情報の更新処理、さらには主メモリ部103上に読み出したディレクトリ情報を用いて光磁気ディスク内に記録されたデータの検索処理を実行するファイル管理部104(請求項8記載の画像検索情報生成・管理手段に該当する)と、ファイル管理部104で検索されたデータをディスプレイ等からなる表示部105に表示し、またはプリンタ等からなる出力部106に出力する等の処理を実行するファイル処理部107と、ディレクトリ情報の作成・更新・保存命令の入力,検索命令および検索結果表示命令の入力等を行うためのキーボード,マウス等からなる入力部108と、上記各部を制御する主制御部109と、を有している。
【0030】
図2(a)は、医用画像情報の電子保存に関する共通規格1に準拠したファイルフォーマットの医用画像ファイル構造を示し、図2(b)は、医用画像情報の電子保存に関する共通規格2に準拠したファイルフォーマットの医用画像ファイル構造を示す説明図である。図2(a)に示す共通規格1の医用画像ファイル200は、ヘッダ部201とデータ部202とから構成されている。ヘッダ部201には、ファイルID,この医用画像ファイルが共通規格1のファイルであることを示す規格情報,患者名・患者ID・検査日・検査時刻・シリーズ番号・モダリティ名・画像番号等の画像付帯情報等が格納されている。一方、データ部202には、CT写真等の画像データが格納されている。
【0031】
また、図2(b)に示す共通規格2の医用画像ファイル210は、共通規格1の医用画像ファイル200と同様に、ヘッダ部211とデータ部212とから構成されている。ヘッダ部211には、ファイルID,この医用画像ファイルが共通規格2のファイルであることを示す規格情報,DICOM File ID等が格納されている。一方、データ部212には、CT写真等の画像データと共に、患者名・患者ID・検査日・検査時刻・シリーズ番号・モダリティ名・画像番号等の画像付帯情報が格納されている。
【0032】
図3は、図1の画像検索情報管理装置(ファイル管理部104)で生成される画像検索情報としてのディレクトリ情報の一例を示す説明図である。生成方法は以下に詳細に説明するが、図3に示すディレクトリ情報は、共通規格2のDICOMDIRファイルのデータフォーマットを共通規格1および2の両規格に準拠した医用画像データファイルの画像検索情報を登録できるように変更したものであって、ルートディレクトリの下に、患者ディレクトリ300・検査ディレクトリ301・シリーズディレクトリ302・画像ディレクトリ303の順でツリー構造となるように生成される。
【0033】
各ディレクトリには、図2(a)および図2(b)に示す共通規格1および共通規格2の医用画像ファイルから検索キー読出処理部101によって読み出された患者名・患者ID・検査日・検査時刻・シリーズ番号・モダリティ名・画像番号・ファイルID等が登録される。図3に示すディレクトリ情報は、患者を中心とした画像データの検索方法を提供するように構成されたものであって、患者ディレクトリ300は、ルートディレクトリの下に各患者毎に作成され、そこには患者名・患者ID等,患者本人の属性に関する検索データが登録される。
【0034】
患者ディレクトリの下位のディレクトリである検査ディレクトリ301には、患者ディレクトリ300に登録された患者が検査を行った検査日・検査時刻等の検査の属性に関する検索データが登録される。同一患者が複数回の検査を行っている場合には、検査の数に応じた数の検査ディレクトリ301が患者ディレクトリ300の下位のディレクトリとして作成される。
【0035】
検査ディレクトリ301の下位のディレクトリであるシリーズディレクトリ302には、シリーズ番号・モダリティ名等のシリーズの属性に関する検索データが登録される。なお、シリーズ番号は、一回の検査で撮影されるCT写真等が一般に複数であるため、これらをまとめて1つの番号を付したものである。また、モダリティ名とは、検査で得られた医用画像データがMR写真であるかCT写真であるかを示す項目である。このシリーズディレクトリ302も、シリーズの数に応じた数のディレクトリが検査ディレクトリ301の下位のディレクトリとして作成される。
【0036】
シリーズディレクトリ302の下位のディレクトリである画像ディレクトリ303には、画像番号・ファイルID等の画像データの属性に関する検索データが登録される。ところで、DICOMDIRファイルの場合にあっては、最下位のディレクトリにDICOM File IDが登録される。DICOM File IDとは、DICOM規格で定められたファイル名であって、光磁気ディスク内に格納されたファイルを一意に指し示す名称である。具体的には、”dicom¥ct¥series1¥image3”のようなフォーマットになっている。しかし、このDICOM File IDは、共通規格2のファイルにしか用いることができない。そこで、本実施の形態にあっては、共通規格1および2のファイルを統一的に検索可能とするため、この画像ディレクトリ303には、光磁気ディスク内に格納されたファイルを一意に指し示す番号、即ち図2(a)および図2(b)に示す共通規格1および共通規格2のファイルのうち、データ部202・212に格納された画像データを特定するための番号であって、共通規格1および共通規格2に共通なファイルIDが登録される。なお、ファイルIDは、光磁気ディスクにファイルを記録する際に必ず付さなければならないものである。ファイルIDは、例えば1,2,3,・・・等の任意の数字で良く、必ず各ファイル毎に異なる数字を付けなければならない。
【0037】
上述したディレクトリ情報は、ファイル管理部104によって、主メモリ部103上に作成され、光磁気ディスクにディレクトリファイルとして格納される。
【0038】
なお、ファイル管理部104は、予め設定された階層ディレクトリ生成情報に基づいて、図3に示すようなディレクトリ情報を生成する。生成されるディレクトリ情報(ディレクトリファイル)は、1つに限定されるものではなく、階層ディレクトリ構造の異なる複数のディレクトリ情報(ディレクトリファイル)を生成することもできる。図3には、患者を中心とした画像データの検索方法を提供するように構成されたディレクトリ情報を示したが、例えば、検査ディレクトリ301を上位のディレクトリとし、同一の日に検査を行った患者名等を登録した患者ディレクトリ300を検査ディレクトリ301の下位にするような、検査日時を中心とした画像データの検索方法を提供するようにすることもできる。ディレクトリ情報(ディレクトリファイル)を複数生成するか否か、階層ディレクトリ構造をどのようにするか等は、ディレクトリ情報を生成する前に、ユーザに選択させることができる。
【0039】
また、ディレクトリ情報を生成する際に、共通規格2の医用画像データファイルに記録されたDICOM File IDを構成する各要素をディレクトリ名とすると共に、DICOM File IDを構成する最下位の要素をファイル名として用いることもできる。このように、DICOM File IDの構造を利用することにより、容易にディレクトリ情報を生成することが可能となる。
【0040】
次に、図1に示す画像検索情報管理装置による画像検索情報管理方法について、〔画像検索情報の作成および更新処理〕,〔検索処理〕,〔画像検索情報の保存処理〕の順で説明する。
【0041】
〔画像検索情報の作成および更新処理〕
図4は、本実施の形態の画像検索情報管理装置による画像検索情報の作成および更新処理を示すフローチャートである。
【0042】
まず、光磁気ディスクが読出・書込部100にマウントされると、主制御部109は、ディレクトリ情報(画像検索情報)を利用するか否かを選択させるためのダイアログボックスを表示部105に表示し、ユーザにディレクトリ情報を利用するか否かを選択させる(S401)。
【0043】
ステップS401において、ユーザが画像検索情報を利用することを選択した場合、ファイル管理部104は、主メモリ部103上に図3を用いて説明したディレクトリ情報が読み込まれているか否かを判定する(S402)。主メモリ部103上にディレクトリ情報が読み込まれていると判定された場合、画像検索情報の作成および更新処理を終了する。
【0044】
ステップS402において、主メモリ部103上にディレクトリ情報が読み込まれていないと判定された場合、ファイル管理部104は、読出・書込部100を介して、光磁気ディスク上に図3を用いて説明したディレクトリファイルが存在するか否かを判定する(S403)。
【0045】
ステップS403において、光磁気ディスクにディレクトリファイルが存在しないと判定された場合、ステップS404に進み、以下に説明する画像検索情報新規作成処理により、光磁気ディスク内の全ファイルについての画像検索情報、即ちディレクトリ情報を主メモリ部103上に作成し、処理を終了する。一方、光磁気ディスクにディレクトリファイルが存在すると判定された場合には、ステップS405に進み、以下に説明する画像検索情報更新処理により、ディレクトリ情報を主メモリ部103上に読み出し、主メモリ部103上でディレクトリ情報の内容の更新処理を行い、処理を終了する。
【0046】
ここで、(1)画像検索情報新規作成処理(図4のステップS404)、(2)画像検索情報更新処理(図4のステップS405)の順で、両処理を詳細に説明する。
【0047】
(1) 画像検索情報新規作成処理
図5および図6は、本実施の形態の画像検索情報管理装置による画像検索情報新規作成処理を示すフローチャートである。
【0048】
まず、ファイル管理部104は、主メモリ部103上のディレクトリ情報を初期化する(S501)。次に、検索キー読出処理部101は、ヘッダ読出ポインタをファイルが格納された光磁気ディスクの先頭に戻す(S502)。なお、ヘッダ読出ポインタは、何番目のヘッダを読み出しているのかを示すものである。
【0049】
検索キー読出処理部101は、読出・書込部100を介して、ヘッダ読出ポインタの位置から順次ファイルのヘッダ部を読み出し(S503)、読み出されたヘッダ部の内容からファイルのデータフォーマットのタイプ、即ち、データフォーマットが共通規格1か共通規格2に準拠するものか否かを判定する処理を実行する(S504)。
【0050】
ステップS505において、検索キー読出処理部101が読み出したヘッダ部から共通規格1のデータフォーマットであると判定した場合、そのヘッダデータから患者名,患者ID,検査日,検査時刻,検査ID,シリーズ番号,モダリティ名,画像番号,ファイルIDからなる検索キー(検索項目)セットを読み出す(S506)。図7は、検索キーセットの一例を示す説明図である。この図7に示す検索キーセットは、図3に示すようにツリー構造に分けられて、主メモリ部103にディレクトリ情報として登録される。
【0051】
その後、検索キー整形処理部102は、検索キー読出処理部101から検索キーセットを受け取り、検索キーセット中の各検索キーのデータを、以下に説明する▲1▼〜▲3▼の検索キーセット整形処理によって共通のデータフォーマットに変換する。(S507)。
【0052】
▲1▼ 図6に示す検索キーセットのうち、値が格納されていない検索キーについては、図6に示すデフォルト値(初期値)を検索キーの値として設定する。
【0053】
▲2▼ 検索キーの日付を表すデータが19961017のようなフォーマットになっている場合には1996.10.17のようなフォーマットに変換する。
【0054】
▲3▼ 検索キーの時刻を表すデータが151023.1013のようなフォーマットになっている場合には15:10:23.1013のようなフォーマットに変換する。
【0055】
ただし、▲1▼の処理については、ファイル管理部104が検索キーを所定のディレクトリに登録する際に実行することにしても良い。このように、▲1▼のような処理を実行するのは、画像データの種類によっては必要な検索キーが存在しないことがあるため、このような画像データの場合であっても、検索キーをディレクトリ情報へ登録することができるようにするためである。また、検索キーのデータフォーマットを共通のデータフォーマットに変換する手順を踏んでいるのは、データフォーマットが異なることが原因で、同じ検索キーを表すディレクトリが多数生成されてしまうのを防ぐためである。
【0056】
検索キー整形処理部102は、上述した検索キーセット整形処理を行った後、検索キーセットをファイル管理部104に渡す。ファイル管理部104は、予め設定されたディレクトリ情報の作成に関する情報に基づいて、受け取った検索キーセット中の各検索キーを図3に示すような階層構造となるように関連づけ、主メモリ部103上にディレクトリ情報として登録する(S508)。
【0057】
一方、ステップS505において、検索キー読出処理部101が読み出したヘッダ部から共通規格1のデータフォーマットでないと判定した場合、さらに、そのファイルがDICOMDIRファイルであるか否かを判定する(S509)。なお、DICOMDIRファイルは、共通規格2のファイルの画像検索情報を管理するためのファイルであって、画像データを格納したファイルではない。
【0058】
ステップS509において、検索キー読出処理部101がDICOMDIRファイルであると判定した場合には、ステップS503に戻り、ヘッダ読出ポインタを次のファイルのヘッダ部に移して、次のファイルから検索キーセットを読み出す処理を実行する。
【0059】
また、ステップS509において、検索キー読出処理部101がDICOMDIRファイルではないと判定した場合(共通規格2のファイルであるということになる)、そのファイルのファイルIDをヘッダ部から読み出して、ファイルIDリストに登録する(S510)。図2(a)および図2(b)から明らかなように、共通規格1のファイル構造と共通規格2のファイル構造とはそれぞれ異なるため、共通規格2のファイルの場合は、検索キーの読み出しを行わず、一旦そのファイルのファイルIDをファイルIDリストに登録する処理を実行する。
【0060】
上記ステップS503〜S510の処理は、ヘッダの読み出しポインタがヘッダ領域の終端に達するまで繰り返し実行され(S511)、その後、図6に示すステップS512に進む。
【0061】
検索キー読出処理部101は、ステップS503〜S511までの処理を実行した後、ステップS510でファイルIDリストに登録されたファイルIDを持つファイルをオープンしてデータ部を読み出し、読み出したデータから図7に示す患者名,患者ID等の検索キーセットを読み出して、そのファイルをクローズする(S512)。
【0062】
検索キー整形処理部102は、検索キー読出処理部101で読み出された検索キーセットを受け取り、上述した検索キーセット整形処理によって共通のフォーマットに変換し(S513)、変換した検索キーセットをファイル管理部104に渡す。ファイル管理部104は、予め設定されたディレクトリ情報の作成に関する情報に基づいて、受け取った検索キーセット中の各検索キーを図3に示すようなツリー構造となるように関連づけ、主メモリ部103上にディレクトリ情報として登録する(S514)。
【0063】
上記ステップS512〜S514の処理は、ステップS510で生成したファイルIDリストに登録されているファイルIDを持つファイルについて実行される(S515)。
【0064】
そして、ファイル管理部104は、上記処理が終了したことを確認し、ディレクトリ情報の更新があったことを示すフラグを主メモリ部103上に立て(S516)、画像検索情報新規作成処理を終了する。
【0065】
(2) 画像検索情報更新処理
次に、図4のステップS405に示す画像検索情報更新処理について説明する。図8および図9は、本実施の形態の画像検索情報管理装置による画像検索情報更新処理を示すフローチャートである。
【0066】
まず、ファイル管理部104は、主メモリ部103上のディレクトリ情報の更新があったことを示すフラグを倒す(S801)。続いて、ファイル管理部104は、読出・書込部100を介して、光磁気ディスクからディレクトリファイル、即ちディレクトリ情報を読み出し、主メモリ部103に格納する(S802)。
【0067】
その後、ファイル管理部104は、ディレクトリファイルの更新日時と光磁気ディスクの更新日時に関する情報を取得し(S803)、光磁気ディスクの更新日時とディレクトリファイルの更新日時とが一致するか否かを判定する(S804)。ステップS804において、光磁気ディスクの更新日時とディレクトリファイル1の更新日時とが一致する場合、画像検索情報更新処理を終了する。
【0068】
一方、ステップS804において、光磁気ディスクの更新日時とディレクトリファイルの更新日時とが一致しない場合、ファイル管理部104は、光磁気ディスクに格納された全てのファイルの更新日時に関する情報を取得すると共に、取得した更新日時を各ファイルのファイルIDと対応付けした更新日時ファイルIDリストを作成する(S805)。図10は、更新日時ファイルIDリストの一例を示す説明図である。
【0069】
ファイル管理部104は、図10に示す更新日時ファイルIDリストを用い、ディレクトリファイルの更新日時より新しい更新日時を有するファイルのファイルIDを読み出し、未更新ファイルIDリストを作成する(S806)。図11は、未更新ファイルIDリストの一例を示す説明図である。
【0070】
また、ファイル管理部104は、主メモリ部103に登録された図3に示すディレクトリ情報の全ての画像ディレクトリ303に登録されたファイルIDを読み出し、登録済ファイルIDリストを作成する(S807)。図12は、登録済みファイルIDリストの一例を示す説明図である。
【0071】
そして、ファイル管理部104は、図12に示す登録済ファイルIDリストと図10に示す更新日時ファイルIDリストとを比較し、登録済ファイルIDリストに存在して更新日時ファイルIDリストに存在しないファイルIDを抽出し、抹消対象ファイルIDリストを作成する(S808)。図13は、抹消対象ファイルIDリストの一例を示す説明図である。
【0072】
ステップS808で抹消対象ファイルIDリストを作成した後、ファイル管理部104は、主メモリ部103上のディレクトリ情報から図13に示す抹消対象ファイルIDリストに記載されたファイルIDに対応するファイルの検索キーを抹消する(S809)。
【0073】
さらに、ファイル管理部104は、主メモリ部103上のディレクトリ情報から図11に示す未更新ファイルIDリストに記載されたファイルIDに対応するファイルの検索キーを抹消し(S810)、図9に示すステップS811に進む。
【0074】
なお、所定のファイルの検索キーを抹消した結果、あるディレクトリが空となってしまった場合、ファイル管理部104は、そのディレクトリも抹消する。さらに、あるディレクトリを抹消した結果、その上位のディレクトリも空となってしまった場合には、その上位のディレクトリも抹消する。例えば、図3において、画像ディレクトリ303である”画像1”および”画像2”のディレクトリが抹消された場合、その上位にあたるシリーズディレクトリ302である”シリーズ1”のディレクトリも抹消される。すなわち、ファイル管理部104は、あるファイルの検索キー(ディレクトリ)を抹消する場合、その上位にあたるディレクトリについても抹消すべきか否かを判定する。このような処理を実行することにより、無駄なディレクトリが残ってしまうことを防ぐことができる。
【0075】
図9に示すステップS811において、検索キー読出処理部101は、図11に示す未更新ファイルIDリストに記載されたファイルIDに対応するファイルからヘッダ部を読み出し、ヘッダ部内のデータからファイルのデータフォーマットタイプを判定する処理を実行する(S812)。
【0076】
ステップS813において、検索キー読出処理部101が共通規格1のファイルフォーマットであると判定した場合、ステップS814に進み、検索キー読出処理部101は、ヘッダ部から図7に示す患者名等の検索キーセットを取得する。
【0077】
検索キー整形処理部102は、検索キー読出処理部101から検索キーセットを受け取り、上述した検索キーセット整形処理によって検索キーセットのデータを共通のデータフォーマットに変換する(S815)。
【0078】
検索キーセット整形処理を行った後、検索キー整形処理部102は、変換した検索キーセットをファイル管理部104に渡す。ファイル管理部104は、予め設定されたディレクトリ情報の作成に関する情報に基づいて、受け取った検索キーセット中の各検索キーを図3に示すようなツリー構造となるように関連づけ、主メモリ部103上のディレクトリ情報に登録する(S816)。
【0079】
一方、ステップS813において、検索キー読出処理部101が共通規格1のファイルフォーマットではないと判定した場合、即ち共通規格2のファイルフォーマットであると判定した場合、検索キー読出処理部101は、そのファイルのデータ部を読み出し(S817)、読み出したデータ部から図7に示す患者名等の検索キーセットを読み出す(S818)。
【0080】
検索キー整形処理部102は、検索キー読出処理部101から検索キーセットを受け取り、上述した検索キーセット整形処理によって検索キーセットのデータを共通のデータフォーマットに変換し(S819)、変換した検索キーセットをファイル管理部104に渡す。ファイル管理部104は、予め設定されたディレクトリ情報の作成に関する情報に基づいて、受け取った検索キーセット中の各検索キーを図3に示すようなツリー構造となるように関連づけ、主メモリ部103上のディレクトリ情報に登録する(S820)。
【0081】
上記ステップS811〜S820の処理を、図8のステップS806で作成した未更新ファイルリストに記載されたファイルIDに対応する全てのファイルについて実行する(S821)。
【0082】
上記ステップS811〜S821の処理が終了した後、ファイル管理部104は、主メモリ部103上にディレクトリ情報の更新があったことを示すフラグを立て、画像検索情報更新処理を終了する(S822)。
【0083】
〔検索処理〕
次に、上述したようにして作成または更新された画像検索情報(ディレクトリ情報)を用いて、光磁気ディスクに記録された画像データを検索する方法を説明する。図14は、本実施の形態の画像検索情報管理装置による画像データの検索処理を示すフローチャートである。
【0084】
ファイル管理部104は、カレントディレクトリポインタを、主メモリ部103上のディレクトリ情報のルートディレクトリにセットする(S1401)。ここで、カレントディレクトリポインタは、主メモリ部103上に保持されているディレクトリ情報において、選択するディレクトリを指し示す変数(値)である。
【0085】
続いて、ファイル管理部104は、カレントディレクトリの下位に存在するディレクトリの情報を取得し、そのディレクトリ情報リストを表示部105に表示し、ユーザに下位のディレクトリを選択させる(S1402)。例えば、図3に示すディレクトリ情報の場合、患者ディレクトリ300の”患者A”と”患者B”とが表示部105に表示される。
【0086】
ファイル管理部104は、ユーザによって選択されたディレクトリにカレントディレクトリポインタを移動する(S1403)。そして、上記ステップS1402とS1403の処理を、カレントディレクトリポインタが最下位のディレクトリに移動するまで繰り返し実行する(S1404)。図3に示すディレクトリ情報の場合にあっては、例えば、患者A→検査1→シリーズ1→画像1という順で画像データの検索処理が行われる。すなわち、最上位のディレクトリから最下位のディレクトリに進んで行くことにより、最下位のディレクトリ(画像ディレクトリ303)に登録されたファイルIDを得ることができ、そのファイルIDを用いて、光磁気ディスクに記録された画像データを表示すること等が可能となる。
【0087】
そして、ファイル管理部104は、選択されているカレントディレクトリ(最下位のディレクトリ)からファイルに関する情報(ファイルID等)を取得し(S1405)、ファイル処理部107に得られたファイルIDを渡し、処理を終了する(S1406)。なお、ファイル処理部107は、表示部105に表示された「開く」等のボタンがユーザによって押されると、ファイル管理部104から受け取ったファイルIDに対応するファイルの画像データを光磁気ディスクから読み出して、表示部105に表示する等の処理を実行する。
【0088】
〔画像検索情報の保存処理〕
さらに、上述したようにして作成または更新されたディレクトリ情報を光磁気ディスクにディレクトリファイルとして保存する処理を説明する。図15は、本実施の形態の画像検索情報管理装置による画像検索情報の保存処理を示すフローチャートである。
【0089】
ユーザからディレクトリファイルの保存要求あった場合(S1501)、ファイル管理部は、主メモリ部上のディレクトリ情報が更新されているか否かを判定する(S1502)。すなわち、ファイル管理部は、主メモリ部上のディレクトリ情報変更フラグを調べ、フラグが立っている場合にはディレクトリ情報が更新されたと判定し、フラグが立っていない場合にはディレクトリ情報が更新されていないと判定する。
【0090】
そして、ステップS1502において、ディレクトリ情報が更新されていない場合、ファイル管理部104は、ディレクトリ情報の保存処理を行わずに処理を終了する。
【0091】
一方、ステップS1502において、ディレクトリ情報が更新されている場合、ファイル管理部104は、読出・書込部100を介して、ディレクトリファイルが光磁気ディスクに存在するか否かを判定する(S1503)。
【0092】
ディレクトリファイルが光磁気ディスクに存在する場合、ファイル管理部104は、読出・書込部100を制御して、ディレクトリ情報をディレクトリファイルに上書き保存し、処理を終了する(S1504)。
【0093】
ディレクトリファイルが光磁気ディスクに存在しない場合、ファイル管理部104は、読出・書込部100を制御して、ディレクトリファイルを光磁気ディスクに作成する(S1505)と共に、ディレクトリ情報を作成したディレクトリファイルに保存し、処理を終了する(S1506)。
【0094】
このように、本実施の形態の画像検索情報管理方法及び画像検索情報管理装置によれば、共通規格1および共通規格2のデータフォーマットの相違に基づいて、それぞれのデータファイルから検索キーセットを読み出し、検索キーセット中の検索キーのデータフォーマットを予め設定されたデータフォーマットにそれぞれ変換し、予め設定された階層ディレクトリ生成情報に基づいて、各検索キーをそれぞれ所定の階層のディレクトリに登録して、階層構造により検索キーを管理するディレクトリ情報を生成するため、共通規格1および共通規格2のファイルを効率良く検索することができるディレクトリ情報を得ることができる。
【0095】
また、上述した画像検索情報管理方法(〔画像検索情報の作成および更新処理〕,〔検索処理〕,〔画像検索情報の保存処理〕)は、画像検索情報管理プログラムとして実現され、このプログラムは、フロッピーディスク,CD−ROM,DVD等の記憶媒体に記憶されて提供されるか、またはネットワーク等を通じて提供される。そして、このプログラムがコンピュータによって実行されることにより、上述した画像検索情報管理方法が実行される。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像検索情報管理方法(請求項1ないし3)によれば、画像データファイルのデータフォーマットの種類を判定し、データフォーマットの相違に基づいて、それぞれの画像データファイルから複数の検索項目を読み出す検索項目読出工程と、検索項目読出工程で読み出された複数の検索項目を入力し、入力した複数の検索項目を予め設定されたデータフォーマットにそれぞれ変換するフォーマット変換工程と、フォーマット変換工程で予め設定されたデータフォーマットに変換された複数の検索項目を入力し、予め設定された階層ディレクトリ生成情報に基づいて、入力した複数の検索項目をそれぞれ所定の階層のディレクトリに登録して、階層構造により複数の検索項目が管理された画像検索情報を生成する画像検索情報生成工程と、画像検索情報生成工程で生成された画像検索情報を記憶媒体に格納する格納工程と、を含むため、異なるデータフォーマットの画像データファイルの画像検索情報を統一的に管理でき、データフォーマット別にそれぞれの特有な方法で検索せずに済む画像検索情報を得ることができる。したがって、画像ファイルの検索効率の向上を図ることができる。また、フォーマット変換工程で入力した複数の検索項目を予め設定されたデータフォーマットにそれぞれ変換するため、同じ情報を表すディレクトリが多数生成されてしまうことを防ぐことができ、画像ファイルの検索効率の向上を図ることができる。また、画像検索情報生成工程が、複数の検索項目をそれぞれ所定の階層のディレクトリに登録する際に、所定の階層のディレクトリに登録すべき検索項目のいずれかが不足している場合、不足した検索項目として、予め設定された初期値を所定の階層のディレクトリに登録するため、登録したい全ての検索項目が画像データファイルに存在しない場合であっても、画像検索情報を生成することができ、生成した画像検索情報で多くの画像データを管理することができる。
【0097】
また、本発明の画像検索情報管理方法(請求項)によれば、請求項1ないし3のいずれか一記載の画像検索情報管理方法において、フォーマット変換工程が、入力した複数の検索項目のデータフォーマットが予め設定されたデータフォーマットと同一であるか否かを判定した後、予め設定されたデータフォーマットと異なるデータフォーマットの検索項目のみを予め設定されたデータフォーマットに変換するため、同じ情報を表すディレクトリが多数生成されてしまうことを防ぐことができ、画像ファイルの検索効率の向上を図ることができる。
【0099】
また、本発明の画像検索情報管理方法(請求項)によれば、請求項1ないし3のいずれか一記載の画像検索情報管理方法において、格納工程が、所定の検索項目を抹消したことによって所定のディレクトリが空になることが生じた場合、空になったディレクトリも同時に抹消するため、医用画像データファイルの検索効率の向上を図ることができる。
【0100】
また、本発明の画像検索情報管理方法(請求項)によれば、請求項1ないし5のいずれか一記載の画像検索情報管理方法において、記憶媒体に異なるデータフォーマットで記録された複数の画像データファイルが、少なくとも、医用画像情報の電子保存に関する共通規格1および医用画像情報の電子保存に関する共通規格2に準拠したデータフォーマットで記録された画像データファイルであるため、共通規格1と共通規格2のデータフォーマットの相違を意識せずに画像検索情報を生成することができ、共通規格の画像データファイルの検索効率の向上を図ることができる。
【0101】
また、本発明の画像検索情報管理方法(請求項)によれば、請求項記載の画像検索情報管理方法において、画像検索情報生成工程が、画像検索情報を生成する際に、共通規格2の画像データファイルに記録されたDICOM File IDを構成する各要素をディレクトリ名とすると共に、DICOM File IDを構成する最下位の要素をファイル名として用いることにより、画像検索情報の生成に利用するため、容易に画像検索情報を生成することができる。
【0102】
また、本発明の画像検索情報管理方法(請求項)によれば、請求項1ないし7のいずれか一記載の画像検索情報管理方法において、画像検索情報生成工程が、入力した複数の検索項目の登録されたディレクトリの階層構造がそれぞれ異なる複数の画像検索情報を生成するため、異なる画像検索情報を格納しているディレクトリファイルが選択的に利用できるので、様々な検索要求に答えることができる。
【0103】
また、本発明の画像検索情報管理装置(請求項9ないし11)によれば、画像データファイルのデータフォーマットの種類を判定し、データフォーマットの相違に基づいて、それぞれの画像データファイルから複数の検索項目を読み出す検索項目読出手段と、検索項目読出手段で読み出された複数の検索項目を入力し、入力した複数の検索項目を予め設定されたデータフォーマットにそれぞれ変換するフォーマット変換手段と、フォーマット変換手段で予め設定されたデータフォーマットに変換された複数の検索項目を入力し、予め設定された階層ディレクトリ生成情報に基づいて、入力した複数の検索項目をそれぞれ所定の階層のディレクトリに登録して、階層構造により複数の検索項目が管理された画像検索情報を生成し、生成した画像検索情報を記憶媒体に格納する画像検索情報生成・格納手段と、を備えるため、異なるデータフォーマットの画像データファイルの画像検索情報を統一的に管理でき、データフォーマット別にそれぞれの特有な方法で検索せずに済む画像検索情報を得ることができる。したがって、画像ファイルの検索効率の向上を図ることができる。また、フォーマット変換手段で入力した複数の検索項目を予め設定されたデータフォーマットにそれぞれ変換するため、同じ情報を表すディレクトリが多数生成されてしまうことを防ぐことができ、画像ファイルの検索効率の向上を図ることができる。また、画像検索情報生成・格納手段が、所定の階層のディレクトリに登録すべき検索項目のいずれかが不足している場合、不足した検索項目として、予め設定された初期値を所定の階層のディレクトリに登録するため、登録したい全ての検索項目が画像データファイルに存在しない場合であっても、画像検索情報を生成することができ、生成した画像検索情報で多くの画像データを管理することができる。
【0104】
また、本発明の画像検索情報管理装置(請求項12)によれば、請求項9ないし11のいずれか一記載の画像検索情報管理装置において、フォーマット変換手段が、入力した複数の検索項目のデータフォーマットが予め設定されたデータフォーマットと同一であるか否かを判定した後、予め設定されたデータフォーマットと異なるデータフォーマットの検索項目のみを予め設定されたデータフォーマットに変換するため、同じ情報を表すディレクトリが多数生成されてしまうことを防ぐことができ、画像ファイルの検索効率の向上を図ることができる。
【0106】
また、本発明の画像検索情報管理装置(請求項13)によれば、請求項9ないし11のいずれか一記載の画像検索情報管理装置において、画像検索情報生成・格納手段が、画像検索情報の所定の階層のディレクトリから所定の検索項目を抹消したことによって所定のディレクトリが空になることが生じた場合、空になったディレクトリも同時に抹消するため、医用画像データファイルの検索効率の向上を図ることができる。
【0107】
また、本発明の画像検索情報管理装置(請求項14)によれば、請求項9ないし13のいずれか一記載の画像検索情報管理装置において、記憶媒体に異なるデータフォーマットで記録された複数の画像データファイルが、少なくとも、医用画像情報の電子保存に関する共通規格1および医用画像情報の電子保存に関する共通規格2に準拠したデータフォーマットで記録された画像データファイルであるため、共通規格1と共通規格2のデータフォーマットの相違を意識せずに画像検索情報を生成することができ、共通規格の画像データファイルの検索効率の向上を図ることができる。
【0108】
また、本発明の画像検索情報管理装置(請求項15)によれば、請求項14記載の画像検索情報管理装置において、画像検索情報生成・格納手段が、画像検索情報を生成する際に、共通規格2の画像データファイルに記録されたDICOM File IDを構成する各要素をディレクトリ名とすると共に、DICOM File IDを構成する最下位の要素をファイル名として用いることにより、前記画像検索情報の生成に利用するため、容易に画像検索情報を生成することができる。
【0109】
また、本発明の画像検索情報管理装置(請求項16)によれば、請求項9ないし15のいずれか一記載の画像検索情報管理装置において、画像検索情報生成・格納手段が、画像検索情報を生成する際に、予め設定された階層ディレクトリ生成情報に基づいて、入力した複数の検索項目の登録されたディレクトリの階層構造がそれぞれ異なる複数の画像検索情報を生成するため、異なる画像検索情報を格納しているディレクトリファイルが選択的に利用できるので、様々な検索要求に答えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の画像検索情報管理装置のブロック構成図である。
【図2】(a)は、医用画像情報の電子保存に関する共通規格1に準拠したファイルフォーマットの医用画像ファイル構造を示し、(b)は、医用画像情報の電子保存に関する共通規格2に準拠したファイルフォーマットの医用画像ファイル構造を示す説明図である。
【図3】図1の画像検索情報管理装置で生成される画像検索情報としてのディレクトリ情報の一例を示す説明図である。
【図4】本実施の形態の画像検索情報管理装置による画像検索情報の作成および更新処理を示すフローチャートである。
【図5】本実施の形態の画像検索情報管理装置による画像検索情報新規作成処理を示すフローチャートである。
【図6】本実施の形態の画像検索情報管理装置による画像検索情報新規作成処理を示すフローチャートである。
【図7】検索キーセットの一例を示す説明図である。
【図8】本実施の形態の画像検索情報管理装置による画像検索情報更新処理を示すフローチャートである。
【図9】本実施の形態の画像検索情報管理装置による画像検索情報更新処理を示すフローチャートである。
【図10】更新日時ファイルIDリストの一例を示す説明図である。
【図11】未更新ファイルIDリストの一例を示す説明図である。
【図12】登録済みファイルIDリストの一例を示す説明図である。
【図13】抹消対象ファイルIDリストの一例を示す説明図である。
【図14】本実施の形態の画像検索情報管理装置による画像データの検索処理を示すフローチャートである。
【図15】本実施の形態の画像検索情報管理装置による画像検索情報の保存処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 読出・書込部
101 検索キー読出処理部
102 検索キー整形処理部
103 主メモリ部
104 ファイル管理部
105 表示部
106 出力部
107 ファイル処理部
108 入力部
109 主制御部
200,210 医用画像ファイル
201,211 ヘッダ部
202,212 データ部
300 患者ディレクトリ
301 検査ディレクトリ
302 シリーズディレクトリ
303 画像ディレクトリ

Claims (16)

  1. 異なるデータフォーマットで記録された複数の画像データファイルが混在する記憶媒体から所望の画像データを検索するための複数の検索項目からなる画像検索情報を管理するための画像検索情報管理方法であって、
    記画像データファイルから前記複数の検索項目を読み出す検索項目読出工程と、
    前記検索項目読出工程で読み出された前記複数の検索項目を入力し、前記入力した複数の検索項目を予め設定されたデータフォーマットにそれぞれ変換するフォーマット変換工程と、
    前記フォーマット変換工程で予め設定されたデータフォーマットに変換された前記複数の検索項目を入力し、予め設定された階層ディレクトリ生成情報に基づいて、前記入力した複数の検索項目をそれぞれ所定の階層のディレクトリに登録して、階層構造により前記複数の検索項目が管理された前記画像検索情報を生成する画像検索情報生成工程と、
    前記画像検索情報生成工程で生成された画像検索情報を前記記憶媒体に格納する格納工程と、
    を含み、
    前記画像検索情報生成工程が、前記所定の階層のディレクトリに登録すべき前記検索項目のいずれかが不足している場合、前記不足した検索項目として、予め設定された初期値を前記所定の階層のディレクトリに登録する、
    ことを特徴とする画像検索情報管理方法。
  2. 異なるデータフォーマットで記録された複数の画像データファイルが混在する記憶媒体から所望の画像データを検索するための複数の検索項目からなる画像検索情報を管理するための画像検索情報管理方法であって、
    前記画像データファイルのデータフォーマットの種類を判定し、前記データフォーマットの相違に基づいて、それぞれの前記画像データファイルから前記複数の検索項目を読み出す検索項目読出工程と、
    前記検索項目読出工程で読み出された前記複数の検索項目を入力し、前記入力した複数の検索項目を予め設定されたデータフォーマットにそれぞれ変換するフォーマット変換工程と、
    前記フォーマット変換工程で予め設定されたデータフォーマットに変換された前記複数の検索項目を入力し、予め設定された階層ディレクトリ生成情報に基づいて、前記入力した複数の検索項目をそれぞれ所定の階層のディレクトリに登録して、階層構造により前記複数の検索項目が管理された前記画像検索情報を生成する画像検索情報生成工程と、
    前記画像検索情報生成工程で生成された画像検索情報を前記記憶媒体に格納する格納工程と、
    を含み、
    前記画像検索情報生成工程が、前記所定の階層のディレクトリに登録すべき前記検索項目のいずれかが不足している場合、前記不足した検索項目として、予め設定された初期値を前記所定の階層のディレクトリに登録する、
    ことを特徴とする画像検索情報管理方法。
  3. 異なるデータフォーマットで記録された複数の医用画像データファイルが混在する記憶媒体から所望の画像データを検索するための患者情報・検査情報・シリーズ情報・画像情報等の複数の検索項目からなる画像検索情報を管理するための画像検索情報管理方法であって、
    前記医用画像データファイルのデータフォーマットの種類を判定し、前記データフォーマットの相違に基づいて、それぞれの前記医用画像データファイルから前記複数の検索項目を読み出す検索項目読出工程と、
    前記検索項目読出工程で読み出された前記複数の検索項目を入力し、前記入力した複数の検索項目を予め設定されたデータフォーマットにそれぞれ変換するフォーマット変換工程と、
    前記フォーマット変換工程で予め設定されたデータフォーマットに変換された前記複数 の検索項目を入力し、予め設定された階層ディレクトリ生成情報に基づいて、前記入力した複数の検索項目をそれぞれ所定の階層のディレクトリに登録して、階層構造により前記複数の検索項目が管理された前記画像検索情報を生成する画像検索情報生成工程と、
    前記画像検索情報生成工程で生成された画像検索情報を前記記憶媒体に格納する格納工程と、
    を含み、
    前記画像検索情報生成工程が、前記複数の検索項目をそれぞれ前記所定の階層のディレクトリに登録する際に、前記所定の階層のディレクトリに登録すべき前記検索項目のいずれかが不足している場合、前記不足した検索項目として、予め設定された初期値を前記所定の階層のディレクトリに登録する、
    ことを特徴とする画像検索情報管理方法。
  4. 前記フォーマット変換工程が、前記入力した複数の検索項目のデータフォーマットが前記予め設定されたデータフォーマットと同一であるか否かを判定した後、前記予め設定されたデータフォーマットと異なるデータフォーマットの検索項目のみを前記予め設定されたデータフォーマットに変換することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の画像検索情報管理方法。
  5. 前記格納工程が、所定の前記検索項目を抹消したことによって前記所定のディレクトリが空になることが生じた場合、前記空になったディレクトリも同時に抹消することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の画像検索情報管理方法。
  6. 前記記憶媒体に異なるデータフォーマットで記録された複数の画像データファイルが、少なくとも、医用画像情報の電子保存に関する共通規格1および医用画像情報の電子保存に関する共通規格2に準拠したデータフォーマットで記録された画像データファイルであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一記載の画像検索情報管理方法。
  7. 前記画像検索情報生成工程が、前記画像検索情報を生成する際に、前記共通規格2の画像データファイルに記録されたDICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine) File IDを構成する各要素をディレクトリ名とすると共に、前記DICOM File IDを構成する最下位の要素をファイル名として用いることにより、前記画像検索情報の生成に利用することを特徴とする請求項記載の画像検索情報管理方法。
  8. 前記画像検索情報生成工程が、前記入力した複数の検索項目の登録された前記ディレクトリの階層構造がそれぞれ異なる複数の前記画像検索情報を生成することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一記載の画像検索情報管理方法。
  9. 異なるデータフォーマットで記録された複数の画像データファイルが混在する記憶媒体から所望の画像データを検索するための複数の検索項目からなる画像検索情報を管理するための画像検索情報管理装置であって、
    記画像データファイルから前記複数の検索項目を読み出す検索項目読出手段と、
    前記検索項目読出手段で読み出された前記複数の検索項目を入力し、前記入力した複数の検索項目を予め設定されたデータフォーマットにそれぞれ変換するフォーマット変換手段と、
    前記フォーマット変換手段で予め設定されたデータフォーマットに変換された前記複数の検索項目を入力し、予め設定された階層ディレクトリ生成情報に基づいて、前記入力した複数の検索項目をそれぞれ所定の階層のディレクトリに登録して、階層構造により前記複数の検索項目が管理された前記画像検索情報を生成し、前記生成した画像検索情報を前記記憶媒体に格納する画像検索情報生成・格納手段と、
    を備え
    前記画像検索情報生成・格納手段が、前記所定の階層のディレクトリに登録すべき前記検索項目のいずれかが不足している場合、前記不足した検索項目として、予め設定された初期値を前記所定の階層のディレクトリに登録する、
    ことを特徴とする画像検索情報管理装置。
  10. 異なるデータフォーマットで記録された複数の画像データファイルが混在する記憶媒体から所望の画像データを検索するための複数の検索項目からなる画像検索情報を管理するための画像検索情報管理装置であって、
    前記画像データファイルのデータフォーマットの種類を判定し、前記データフォーマットの相違に基づいて、それぞれの前記画像データファイルから前記複数の検索項目を読み出す検索項目読出手段と、
    前記検索項目読出手段で読み出された前記複数の検索項目を入力し、前記入力した複数の検索項目を予め設定されたデータフォーマットにそれぞれ変換するフォーマット変換手段と、
    前記フォーマット変換手段で予め設定されたデータフォーマットに変換された前記複数の検索項目を入力し、予め設定された階層ディレクトリ生成情報に基づいて、前記入力した複数の検索項目をそれぞれ所定の階層のディレクトリに登録して、階層構造により前記複数の検索項目が管理された前記画像検索情報を生成し、前記生成した画像検索情報を前記記憶媒体に格納する画像検索情報生成・格納手段と、
    を備え、
    前記画像検索情報生成・格納手段が、前記所定の階層のディレクトリに登録すべき前記検索項目のいずれかが不足している場合、前記不足した検索項目として、予め設定された初期値を前記所定の階層のディレクトリに登録する、
    ことを特徴とする画像検索情報管理装置。
  11. 異なるデータフォーマットで記録された複数の医用画像データファイルが混在する記憶媒体から所望の画像データを検索するための患者情報・検査情報・シリーズ情報・画像情報等の複数の検索項目からなる画像検索情報を管理するための画像検索情報管理装置であって、
    前記医用画像データファイルのデータフォーマットの種類を判定し、前記データフォーマットの相違に基づいて、それぞれの前記医用画像データファイルから前記複数の検索項目を読み出す検索項目読出手段と、
    前記検索項目読出手段で読み出された前記複数の検索項目を入力し、前記入力した複数の検索項目を予め設定されたデータフォーマットにそれぞれ変換するフォーマット変換手段と、
    前記フォーマット変換手段で予め設定されたデータフォーマットに変換された前記複数の検索項目を入力し、予め設定された階層ディレクトリ生成情報に基づいて、前記入力した複数の検索項目をそれぞれ所定の階層のディレクトリに登録して、階層構造により前記複数の検索項目が管理された前記画像検索情報を生成し、前記生成した画像検索情報を前記記憶媒体に格納する画像検索情報生成・格納手段と、
    を備え、
    前記画像検索情報生成・格納手段が、前記複数の検索項目をそれぞれ前記所定の階層のディレクトリに登録する際に、前記所定の階層のディレクトリに登録すべき前記検索項目のいずれかが不足している場合、前記不足した検索項目として、予め設定された初期値を前記所定の階層のディレクトリに登録する、
    ことを特徴とする画像検索情報管理装置。
  12. 前記フォーマット変換手段が、前記入力した複数の検索項目のデータフォーマットが前記予め設定されたデータフォーマットと同一であるか否かを判定した後、前記予め設定されたデータフォーマットと異なるデータフォーマットの検索項目のみを前記予め設定されたデータフォーマットに変換することを特徴とする請求項9ないし11のいずれか一記載の画像検索情報管理装置。
  13. 前記画像検索情報生成・格納手段が、前記画像検索情報の所定の階層のディレクトリから所定の前記検索項目を抹消したことによって前記所定のディレクトリが空になることが生じた場合、前記空になったディレクトリも同時に抹消することを特徴とする請求項9ないし11のいずれか一記載の画像検索情報管理装置。
  14. 前記記憶媒体に異なるデータフォーマットで記録された複数 像データファイルが、少なくとも、医用画像情報の電子保存に関する共通規格1および医用画像情報の電子保存に関する共通規格2に準拠したデータフォーマットで記録された画像データファイルであることを特徴とする請求項9ないし13のいずれか一記載の画像検索情報管理装置。
  15. 前記画像検索情報生成・格納手段が、前記画像検索情報を生成する際に、前記共通規格2の画像データファイルに記録されたDICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine) File IDを構成する各要素をディレクトリ名とすると共に、前記DICOM File IDを構成する最下位の要素をファイル名として用いることにより、前記画像検索情報の生成に利用することを特徴とする請求項14記載の画像検索情報管理装置。
  16. 前記画像検索情報生成・格納手段が、前記予め設定された階層ディレクトリ生成情報に基づいて、前記入力した複数の検索項目の登録された前記ディレクトリの階層構造がそれぞれ異なる複数の前記画像検索情報を生成することを特徴とする請求項9ないし15のいずれか一記載の画像検索情報管理装置。
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