JP3655147B2 - 熱転写プリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サーマルヘッドによりインクリボンを介して熱転写方式で印字を行う熱転写プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の熱転写プリンタとして、用紙の搬送路に沿ってイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの4色に対応する4個のサーマルヘッドを順次配設するとともに、搬送路を挟んで各サーマルヘッドと対向する位置にプラテンローラをそれぞれ配設し、各サーマルヘッドを各色のインクリボンを介してプラテンローラに当接させるとともにインクリボンを走行させて用紙にカラー印字を行うものが知られている。
【0003】
この種の熱転写プリンタは、インクリボンの節約を図るために、各サーマルヘッドをインクリボンを介してプラテンローラに当接及び離間させる機構を設け、印字を行うときのみサーマルヘッドをプラテンローラに当接させるとともにインクリボンを走行させていた。
【0004】
ただし、印字開始と同時にサーマルヘッドをプラテンローラに当接させるとともにインクリボンを走行させたのでは、初期の印字品質が著しく低下する。そこで従来より、印字開始時間よりも所定時間Ta(例えば120ms)だけ早くサーマルヘッドをプラテンローラに当接させるとともにインクリボンを走行させるように制御して、初期から品質のよい印字を行えるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、印字開始時間よりも所定時間Taだけ早くサーマルヘッドをプラテンローラに当接させるとともにインクリボンを走行させるように制御する従来の熱転写プリンタにおいても、まだ解決しなければならない次のような課題を生じていた。
すなわち、搬送路に沿って搬送される用紙の先端がサーマルヘッドとプラテンローラとの当接位置若しくはその近傍にあるとき、サーマルヘッドがプラテンローラに当接すると同時にインクリボンの走行が開始されると、用紙先端部がサーマルヘッドにより圧接される衝撃とインクリボンが走行し始める当初の過渡的な不安定走行によって用紙の搬送に制動がかかり、用紙が歪んで印字位置がずれたり印字が掠れたりして所望の印字品質が得られなくなることがあった。
【0006】
用紙の先端部がサーマルヘッドとプラテンローラとの当接位置若しくはその近傍にあるときにサーマルヘッドがプラテンローラに当接するような事象が発生するのは、用紙先端部から印字開始位置までの距離に関係する。例えば、用紙の搬送速度を100mm/sとし、印字開始時間よりも120msだけ早くサーマルヘッドとプラテンローラに当接させるとすると、サーマルヘッドがプラテンローラに当接されてから印字が開始されるまでの用紙搬送距離は、12mm(=100mm/s×0.12s)となる。つまり、用紙先端部から印字開始位置までの距離が12mm近傍の場合には、サーマルヘッドがプラテンローラに当接した際に用紙の先端部が当接位置若しくはその近傍に位置していることになる。
【0007】
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、用紙先端部から印字開始位置までの距離の長短に拘らず、常に高品質の印字を行うことができる熱転写プリンタを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1記載の発明は、用紙の搬送路に沿ってサーマルヘッドを配設するとともに、搬送路を挟んでサーマルヘッドと対向する位置にプラテンローラを配設し、かつサーマルヘッドをインクリボンを介してプラテンローラに当接及び離間させる機構を有し、印字開始時、その印字開始時間よりも所定時間だけ早くサーマルヘッドをプラテンローラに当接させるとともにインクリボンの走行を開始させる熱転写プリンタにおいて、搬送路に沿って搬送される用紙の先端がサーマルヘッドとプラテンローラとの当接位置を通過してから印字を開始するまでの所要時間が、所定時間より短いときにはその所定時間よりも早い時間にサーマルヘッドをプラテンローラに当接させるとともにインクリボンの走行を開始させるように制御したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を用いて説明する。
なお、この実施の形態は、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの4色を重ね合わせてカラー印字を行うカラーサーマルプリンタに本発明を適用した場合である。
【0010】
図1は本発明を適用したカラーサーマルプリンタの構成を示しており、Y(イエロー)用サーマルヘッド1、M(マゼンタ)用サーマルヘッド2、C(シアン)用サーマルヘッド3、K(ブラック)用サーマヘッド4を用紙の搬送路5に沿って順に配設している。また、搬送路5を挟んで各サーマルヘッド1,2,3,4と対向する位置に、それぞれプラテンローラ6,7,8,9を配設している。
【0011】
各サーマルヘッド1,2,3,4は、複数の発熱抵抗体を端面に並列させたもので、その近傍に、リボンマガジン10,11,12,13を着脱自在にセットしている。これらのリボンマガジン10,11,12,13は、送り側ローラ10a,11a,12a,13a及び巻取り側ローラ10b,11b,12b,13bを備え、図示しないモータ駆動により、送り側ローラ10a,11a,12a,13aに巻回されている未使用のインクリボン10c,11c,12c,13cをサーマルヘッド1,2,3,4に送り、サーマルヘッド1,2,3,4を経たインクリボン10c,11c,12c,13cを巻取り側ローラ10b,11b,12b,13bに巻き取る構成になっている。
インクリボン10cの色はイエローであり、インクリボン11cの色はマゼンタであり、インクリボン12cの色はシアンであり、インクリボン13cの色はブラックである。
【0012】
前記搬送路5の一端側は用紙供給口5aになっており、他端側は用紙排出口5bになっている。そして用紙供給口5a側に、搬送を挟んで転設する一対の用紙搬送ローラ14,15と、用紙先端検出用のセンサ16と、用紙終端検出用のセンサ17と、ペーパホルダ18とを設けている。ペーパホルダ18には、用紙(連続ロール紙)19が巻回されており、この用紙19は、用紙搬送ローラ14,15の挟持搬送により、搬送路5上を用紙排出口5bに向けて搬送されるようになっている。
【0013】
一方、各サーマルヘッド1,2,3,4は、図示上下動により、インクリボン10c,11c,12c,13cを介してプラテンローラ6,7,8,9に当接及び離間する構成になっている。この当接及び離間を行うための機構を図2(サーマルヘッド1に対する機構のみ)に示す。
【0014】
図示するように、サーマルヘッド1(〜4)は、ガイド板21,22に上下動自在に挟持されている。ガイド板21,22は、ガイドピン23,24を介してプリンタ本体のサイドフレーム25,26に支持されている。プラテンローラ6(〜9)は、回転軸27,28を介してプリンタ本体のサイドフレーム25,26に回転自在に支持されている。
【0015】
サーマルヘッド1(〜4)の上方部にヘッドフレーム31が設けられ、このヘッドフレーム31に突設されたシャフト32に、アーム33の中途部が回動自在に軸支されている。
アーム33の一端部は、ソレノイド34の可動ピン34aに係合されており、他端部は、サーマルヘッド1(〜4)側に屈曲してヘッド支持シャフト35を下方から支えている。ヘッド支持シャフト35には、ヘッド固定部材36が軸支され、そのヘッド固定部材36にサーマルヘッド1(〜4)が固定されている。また、ヘッド支持シャフト35の上部に押圧部材37が当接されている。押圧部材37は、スプリング38に連結されており、この押圧部材37とスプリング38とにより、サーマルヘッド1(〜4)に対して下方向(プラテンローラ側)への偏倚力が加わるようになっている。
【0016】
つまり、ソレノイド34の消勢時は、押圧部材37及びスプリング38の偏倚力により、サーマルヘッド1(〜4)がインクリボン10c(〜13c)を介してプラテンローラ6(〜9)に当接する。ソレノイド34が付勢されると、可動ピン34aが下降し、それに伴いアーム33の一端部が下降してアーム33の他端部が上昇する。この上昇により、サーマルヘッド1(〜4)が押圧部材37及びスプリング38の偏倚力に孔してプラテンローラ6(〜9)から離間する。
【0017】
図3はカラーサーマルプリンタの要部制御回路を示すブロック図であって、このカラーサーマルプリンタは、主制御部としてCPU(Central Processing Unit)51を備えている。また、このCPU51が行う処理のプログラムデータなどが予め格納されたROM(Read Only Memory)52、印字データが展開される印字バッファなどの各種メモリエリアが形成されるRAM(Random Access Memory)53、用紙先端検出用センサ16,用紙エンド検出用センサ17などの各種センサや、用紙搬送ローラ14,15の駆動機構,各プラテンローラ6〜9の駆動機構,各インクリボン10c〜13cの送り機構,各サーマルヘッド1〜4に対応したソレノイド34の駆動機構等の各種駆動装置などから構成されるエンジン部54を制御するエンジン用ゲートアレイ55、表示・操作部56を制御する表示・操作コントローラ57、回線を介してホストコンピュータ等とISA結合により接続される受信用FIFO(First In First OUT)58及び送信用FIFO59からなるインタフェースを備え、システムバス60を介してCPU51に接続している。
【0018】
また、Y用サーマルヘッド1の駆動を制御するY用ヘッドコントローラ61、M用サーマルヘッド2の駆動を制御するM用ヘッドコントローラ62、C用サーマルヘッド3の駆動を制御するC用ヘッドコントローラ63、K用サーマルヘッド4の駆動を制御するK用ヘッドコントローラ64を、システムバス60を介してCPU51に接続している。
【0019】
さらに、Y用ヘッドコントローラ61へ印字データを供給するY用バッファ65、M用ヘッドコントローラ62へ印字データを供給するM用バッファ66、C用ヘッドコントローラ67へ印字データを供給するC用バッファ67、K用ヘッドコントローラ68へ印字データを供給するK用バッファ68を、システムバス60を介してCPU51に接続している。
【0020】
しかして、前記CPU51は、その主要な機能として、図4及び図5の流れ図に示す制御処理を実行するようになっている。なお、この制御処理が開始されるまでの間、各サーマルヘッド1(〜4)に対応したソレノイド34は付勢されており、サーマルヘッド1(〜4)はプラテンローラ6(〜9)から離間した状態にある。また用紙19は、その先端が用紙先端検出用センサ16より用紙搬送方向に対して上流側にある。
【0021】
CPU51は、ホストコンピュータから各サーマルヘッド1(〜4)用の印字データが転送されると、この制御処理を開始し、先ず、受信した印字データのフォームから印字開始位置は定まっているので、ST(ステップ)1としてその印字データに基づいて用紙先端から印字開始位置までの距離Lを計算する。また、用紙先端検出用センサ16から各サーマルヘッド1(〜4)までの距離L1は予め分かっており、かつ用紙19の搬送速度Vは一定なので、ST2として用紙先端検出用センサ16が用紙19の先端を検出してから各サーマルヘッド1(〜4)で印字を開始するまでの所要時間T1(T1=(L+L1)/V)を計算する。
【0022】
次に、ST3として用紙先端から印字開始位置までの距離Lが予め設定された所定値より長いか否かをチェックする。ここで、用紙先端から印字開始位置までの距離Lが所定値より長い場合には、ST4として用紙搬送ローラ14,15の駆動機構を起動して用紙19を用紙排出口5bに向けて搬送する。
【0023】
次に、ST5として用紙先端検出用センサ16が用紙19の先端を検出するのを待機する。そして、用紙先端検出用センサ16が用紙19の先端を検出したならば、ST6としてCPU51に内蔵したタイマカウンタの計時動作をスタートする。
【0024】
この状態で、ST7としてタイマカウンタが前記所要時間T1から予め設定されている第1の所定時間Ta(Ta<T1)を減じた時間を計時するまで待機する。そして、タイマカウンタが(T1−Ta)時間を計時したならば、ST8として各ソレノイド34の付勢を解除してサーマルヘッド1(〜4)をインクリボン10c(〜13c)を介してプラテンローラ6(〜9)に当接させる。また同時に、ST9としてインクリボン10c(〜13c)の送り機構を起動させて、インクリボン10c(〜13c)を走行させる。
その後、ST10としてタイマカウンタが前記所要時間T1を計時するまで待機する。そして、タイマカウンタが前記所要時間T1を計時したならば、ST11としてサーマルヘッド1(〜4)を駆動して印字データの印字を行わせる。
【0025】
一方、ST3にて用紙先端から印字開始位置までの距離Lが所定値以下の場合には、前述したように用紙先端検出用センサ16から各サーマルヘッド1(〜4)までの距離L1は予め分かっており、かつ用紙19の搬送速度Vは一定なので、ST12として用紙先端検出用センサ16が用紙19の先端を検出してからその用紙先端がサーマルヘッド1(〜4)の上流側から下流側へ通過するまでの所要時間T2(T2=L1/V)を計算する。しかる後、ST13として用紙搬送ローラ14,15の駆動機構を起動して用紙19を用紙排出口5bに向けて搬送する。
【0026】
次に、ST14として用紙先端検出用センサ16が用紙19の先端を検出するのを待機する。そして、用紙先端検出用センサ16が用紙19の先端を検出したならば、ST15としてCPU51に内蔵したタイマカウンタの計時動作をスタートする。
【0027】
この状態で、ST16としてタイマカウンタが前記所要時間T2から前記第1の所定時間Ta(Ta<T2<T1)を減じた時間を計時するまで待機する。そして、タイマカウンタが(T2−Ta)時間を計時したならば、ST8として各ソレノイド34の付勢を解除してサーマルヘッド1(〜4)をインクリボン10c(〜13c)を介してプラテンローラ6(〜9)に当接させる。また同時に、ST18としてインクリボン10c(〜13c)の送り機構を起動させて、インクリボン10c(〜13c)を走行させる。
その後、ST10に進み、タイマカウンタが前記所要時間T1を計時するまで待機する。そして、タイマカウンタが前記所要時間T1を計時したならば、サーマルヘッド1(〜4)を駆動して印字データの印字を行わせる。
【0028】
こうして、印字データの印字が行われ、ST19としてその印字が終了すると、CPU51は、ST20として前記タイマカウンタを再スタートさせる。そして、ST21としてこのタイマカウンタが予め設定されている第2の所定時間Tbを計時すると、ST22として各ソレノイド34を付勢してサーマルヘッド1(〜4)をプラテンローラ6(〜9)から離間させる。また同時に、ST23としてインクリボン10c(〜13c)の送り機構を停止させてインクリボン10c(〜13c)の走行を止める。さらに、ST24として用紙搬送ローラ14,15の駆動機構を停止させて用紙19の搬送を止める。以上で、今回の制御処理を終了する。
【0029】
なお、印字データの印字中において、ST25として用紙終端検出用センサ17が用紙19の終端を検出した場合、及びタイマカウンタが第2の所定時間Tbを計時するまでの間に、ST26として用紙終端検出用センサ17が用紙19の終端を検出した場合には、ST27として各ソレノイド34を付勢してサーマルヘッド1(〜4)をプラテンローラ6(〜9)から離間させる。また同時に、ST28としてインクリボン10c(〜13c)の送り機構を停止させてインクリボン10c(〜13c)の走行を止める。さらに、ST29として用紙搬送ローラ14,15の駆動機構を停止させて用紙19の搬送を止める。しかる後、ST30として表示・操作部56にて用紙切れエラーを報知したならば、今回の制御処理を終了する。
【0030】
このように構成された本実施の形態において、用紙19の搬送速度を100mm/sとする。また、予め設定される第1の所定時間Taを120msとする。さらに、用紙先端から印字開始位置までの距離Lと比較する所定値を15mmとする。
【0031】
今、用紙先端から印字開始位置までの距離Lが所定値15mmより長い印字データを受信したとすると、図6に示すように、用紙先端検出用センサ16により用紙先端が検出されてから印字が開始されるまでの所要時間T1を経過するまでの間において、その印字開始時間よりも第1の所定時間Ta(=120ms)だけ早い時点で、サーマルヘッド1(〜4)がインクリボン10c(〜13c)を介してプラテンローラ6(〜9)に当接する。また、それと同時にインクリボン10c(〜13c)が走行を開始する。
【0032】
この場合には、サーマルヘッド1(〜4)がプラテンローラ6(〜9)に当接する時点,つまり印字開始時間よりも120ms前の時点では、用紙19の先端は、サーマルヘッド1(〜4)とプラテンローラ6(〜9)との当接位置よりも既に3mm以上下流側に搬送されている。用紙先端が3mm以上通過した状態では、サーマルヘッド1(〜4)の衝撃が加わったりインクリボン10c(〜13c)が走行し始めても用紙19が歪むことはない。したがって、インクリボン10c(〜13c)の節約を図りながら高い印字品質を確保することができる。
【0033】
一方、用紙先端から印字開始位置までの距離Lが所定値15mm以下の印字データを受信した場合には、図7に示すように、用紙先端検出用センサ16により用紙先端が検出されてからその用紙先端がサーマルヘッド1(〜4)の上流側から下流側へ通過するまでの所要時間T2を経過するまでの間において、用紙先端がサーマルヘッド1(〜4)の上流側から下流側へ通過する時点より第1の所定時間Ta(=120ms)だけ早い時点で、サーマルヘッド1(〜4)がインクリボン10c(〜13c)を介してプラテンローラ6(〜9)に当接する。また、それと同時にインクリボン10c(〜13c)が走行を開始する。
【0034】
したがって、用紙先端がサーマルヘッド1(〜4)の上流側から下流側へ通過する時点では、既にサーマルヘッド1(〜4)がインクリボン10c(〜13c)を介してプラテンローラ6(〜9)に当接しており、かつインクリボン10c(〜13c)も安定に走行しているので、用紙先端はサーマルヘッド1(〜4)とプラテンローラ6(〜9)との間にスムーズに進入し、用紙19に歪みが発生することはない。したがって、高い印字品質を確保することができる。
【0035】
なお、前記実施の形態では、用紙19を連続ロール紙としたが、単票用紙に印字する熱転写プリンタにも本発明を適用できるものである。
【0036】
また、前記実施の形態では、用紙先端から印字開始位置までの距離Lが所定値より短い印字データを印字する場合において、用紙先端がサーマルヘッド1(〜4)の上流側から下流側へ通過する時点を基準にそれより第1の所定時間Taだけ早い時点でサーマルヘッド1(〜4)をインクリボン10c(〜13c)を介してプラテンローラ6(〜9)に当接させるとともに、インクリボン10c(〜13c)の走行を開始させたが、印字開始時間を基準に、用紙先端がサーマルヘッド1(〜4)の上流側から下流側へ通過してから印字を開始するまでの時間を計算し、その時間よりも長い時間を第1の基準時間として設定しても、本発明と同様な作用効果を奏することができる。
【0037】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、用紙先端部から印字開始位置までの距離の長短に拘らず、常に高品質の印字を行うことができる熱転写プリンタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態であるカラーサーマルプリンタの構成を示す図。
【図2】 同実施の形態におけるサーマルヘッドの当接・離間を行う機構の構成を示す図。
【図3】 同実施の形態の要部制御回路構成を示すブロック図。
【図4】 同実施の形態におけるCPUの主要な制御処理の前半部を示す流れ図。
【図5】 同実施の形態におけるCPUの主要な制御処理の後半部を示す流れ図。
【図6】 同実施の形態の用紙先端から印字開始位置までの距離が所定値より長い場合の作用を説明するためのタイミング図。
【図7】 同実施の形態の用紙先端から印字開始位置までの距離が所定値より短い場合の作用を説明するためのタイミング図。
【符号の説明】
1,2,3,4…サーマルヘッド
5…搬送路
6,7,8,9…プラテンローラ
10,11,12,13…リボンマガジン
10c,11c,12c,13c…インクリボン
16…用紙先端検出用センサ
17…用紙終端検出用センサ
19…用紙
34…ソレノイド
51…CPU

Claims (1)

  1. 用紙の搬送路に沿ってサーマルヘッドを配設するとともに、前記搬送路を挟んで前記サーマルヘッドと対向する位置にプラテンローラを配設し、かつ前記サーマルヘッドをインクリボンを介して前記プラテンローラに当接及び離間させる機構を有し、印字開始時、その印字開始時間よりも所定時間だけ早く前記サーマルヘッドを前記プラテンローラに当接させるとともに前記インクリボンの走行を開始させる熱転写プリンタにおいて、
    前記搬送路に沿って搬送される用紙の先端が前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの当接位置を通過してから印字を開始するまでの所要時間が、前記所定時間より短いときにはその所定時間よりも早い時間に前記サーマルヘッドを前記プラテンローラに当接させるとともに前記インクリボンの走行を開始させるように制御する手段を備えたことを特徴とする熱転写プリンタ。
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