JP3654249B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本願発明は、炊飯器の内鍋に関し、特に内鍋を多層にするとともに、その中間層に真空空間を形成し、断熱効果を高めてなる炊飯器の内鍋真空構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在炊飯器は、炊き上げから保温までその多くが自動化され、その工程も内鍋内の水に浸された飯米等が水を吸水する吸水工程、内鍋の加熱温度が急激に上昇する炊き上げ工程、内鍋温度がほぼ100℃に維持される沸騰維持工程、炊き上げ終了後のむらし工程及びむらし工程後の保温工程と多岐にわたっており、飯米等を最も最適な状態に炊き上げるとともに、最近では炊き上げた飯米等の状態を長時間維持する保温制御も行われるようになっている。
【0003】
その加熱制御は、誘導加熱方式が広く採用されるようになっている。この加熱方式は、本体に内設したワークコイルにより飯米等を入れる内鍋を電磁誘導加熱により最適な加熱を行うとともに、保温時にはヒータを備えた放熱板をも利用し内鍋内の飯米等を回りから均一に保温し、温度むらなどによる部分的な結露を防止することにより最適な保温制御をも行うものであり、常に飯米等をおいしく炊き上げ、且つ長時間に亘る保温を可能にしている。
【0004】
ところで、電気製品は便利な反面電力を使用する等、維持費もかかり、昨今の省エネの高まりとともに、エネルギ消費の少ない製品が好まれ、炊飯器においても省エネ効果の高い製品が求められるようになっている。
【0005】
そのような要望を踏まえ、炊飯器においては、よりおいしく飯米等を炊く工夫とともに、細部にわたって省エネ対策が施されるようになっている。本出願人は、飯米等を入れて加熱調理する内鍋に着目し、この内鍋を多層にしたり、その断面形状を略W字状にすることにより、内鍋の熱拡散を良好にし、且つ内鍋内で対流を生起させるというように、飯米等をよりおいしく炊ける工夫を施している。ところが、この内釜は加熱体であるとともに放熱体でもあり、特に誘導加熱式のものでは、加熱源のワークコイルがない箇所、特に側面から上部にかけての熱の逃げは勿論のこと、ワークコイルがある箇所からも熱が逃げ、その分余計にエネルギを費やしていた。そしてこの内鍋を簡単な構造で、且つ効率的に断熱する手段を施したものは未だ提案されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明の目的は、従来の問題を解決することであり、より詳細には、炊飯器の内鍋を多層構造にするとともに、その中間層の部材に真空空間を形成するという簡単な構造により、飯米等がおいしく炊けるとともに、省エネに資する炊飯器の内鍋真空構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願発明は以下の構成を採用する。
【0008】
請求項1に係る発明では、内壁を形成する内ケース、外壁を形成する容器本体と、該容器本体に対し開閉自在な蓋部材と、前記内ケースと前記容器本体との間に設けられる加熱手段と、前記内ケース内に収納自在とされ、前記加熱手段により加熱される多層の内鍋とを備えてなる炊飯器において、前記多層内鍋の中間層部材に孔を設けるとともに、この孔を多層内鍋形成時に真空空間とし、前記孔は、加熱手段としての誘導加熱源が対向する箇所より対向しない箇所の方が大きい構成。
【0009】
そして内鍋を多層にすることにより熱拡散性が向上し、電磁誘導加熱方式では、重量が重い磁性体部材を一部の部材にのみ適用できるとともに、中間層部材に孔を設けることにより更に軽量化が図れる。また、中間層部材の孔を真空空間にすることにより断熱効果が高まる。更に、誘導加熱源が対向する箇所は勿論のこと、対向しない箇所でも充分断熱効果が向上するとともに、加熱ムラがなくなる。
【0010】
請求項2に係る発明では、内壁を形成する内ケース、外壁を形成する容器本体と、該容器本体に対し開閉自在な蓋部材と、前記内ケースと前記容器本体との間に設けられる加熱手段と、前記内ケース内に収納自在とされ、前記加熱手段により加熱される多層の内鍋とを備えてなる炊飯器において、前記多層内鍋の中間層部材に孔を設けるとともに、この孔を多層内鍋形成時に真空空間とし、前記孔は、底面より側面の方が大きい構成。
【0011】
そしてこのような構成により、そして内鍋を多層にすることにより熱拡散性が向上し、電磁誘導加熱方式では、重量が重い磁性体部材を一部の部材にのみ適用できるとともに、中間層部材に孔を設けることにより更に軽量化が図れる。また、中間層部材の孔を真空空間にすることにより断熱効果が高まる。更に、加熱源が直接対向しない側面での放熱量を抑えることにより、断熱効果が向上するとともに、加熱ムラがなくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、本願発明の各実施の形態について詳述する。
【0013】
(第1の実施の形態)
図1は、炊飯器に本願発明を適用した炊飯器の断面図を示し、図2は、内鍋の各層を接着加工する前の状態を示す斜視図であり、図3は、各層を接着加工した後の内鍋の一部断面図を示す。
【0014】
炊飯器1は、図1に示すように大別して、内部に内鍋10を収納可能な容器本体2と、該容器本体2の上部開口を開閉自在な蓋部材3とからなる。該蓋部材3は、ポリプロピレン(PP)等からなる樹脂製で、上蓋31、下蓋32、放熱板33及び内カバー35から構成される。
【0015】
上蓋31及び下蓋32間に形成される内部空間には真空断熱構造体として形成される断熱材36が介在される。前記放熱板33の上面には、ヒータ34が配置され、該放熱板33をヒータ34により加熱し、内鍋10内の内容物を上部から加熱する。なお、前記真空断熱構造体36は、SiO,ZrO、Al等の低熱伝導性を有する粒子状の多孔質セラミックス粉末を二枚のアルミニウム等の金属シートで包み込み、内部を真空引きすることにより形成される断熱材で、概略−50℃から200℃の温度範囲での断熱性を向上することができるものである。しかしながら断熱材36は、このような真空断熱構造体でなく発泡スチロール等のものであっても良い。
【0016】
蓋部材3の中央部には、調圧蓋37が配置され、その内部には図示しない弁部材が設けられ、内部圧が所定以上に上昇した場合には、内部の蒸気を調圧蓋37内に形成される蒸気通路38を介して蒸気口39より外部に放出する。更に、蓋部材3の後方側には、既に公知のバネ材を内在したヒンジ機構40が設けられ、炊飯器1の前方側上部に設けられるロック部材41の施錠ないし開錠作用により蓋部材3を容器本体2に対して開閉自在にする。
【0017】
前記容器本体2は、外壁を形成する外ケース4、該外ケース4内にあり内壁を形成する内ケース5、それら内外ケース4、5の上端部を形成する肩部材6、及び炊飯器1の底部を形成する底部材8からなる。それらはそれぞれ別体に形成されるものを示すが、生産コストを低減するため内ケース5と肩部材6とを一体なものとして形成しても良い。
【0018】
前記外ケース4は、ステンレス等の金属製で、上下開口の円筒状からなり、炊飯器1の胴部を形成する。該外ケース4の上下端部は、内方に段を設ける形態、即ち、水平部4a及び垂直部4bからなる形態で凹んでいる。そして、該外ケース4の上端部においては、水平部4aを肩部材6の下端部に当接し、垂直部4bを肩部材6の下端側壁部に位置させ、一方外ケース4の下端部においては、水平部4aを底部材8の上端部に当接し、垂直部4bを底部材8の上端側壁部に位置させ、図示しないビスで3部材4、6、8を一体的に連結する。なお、この外ケース4は金属製ではなく、樹脂製であっても良い。
【0019】
前記肩部材6は、樹脂製、例えばポリプロピレン(PP)等からなり、容器本体2の上端部を形成し、その後方側及び外周側部には、ヒンジ機構40及び取手7がそれぞれ設けられる。該取手7は、炊飯器1を持ち運びする際には、最上部まで90度回動され、その位置で取手7を持って持ち運びすることになる。持ち運び後は再度後方側に90度回動し、図で示す位置に収納する。
【0020】
容器本体2の内部を形成する前記内ケース5は、後記で詳述する内鍋10とほぼ同形状のW字状で、その外周上には、リング状の保温ヒータ9がアルミシートで張り付けられ、内部に収納される内鍋10を側部より保温する。そしてこれら外ケース4及び内ケース5は、肩部材6に対して図示しない係止片及び係止溝を用いた無理嵌め手段、及び図示しないビスによって強固に固定される。
【0021】
炊飯器1の底部を形成する底部材8は、内ケース5同様、ポリプロピレン(PP)等からなる樹脂製で形成され、図示しないビスにより内ケース5等に取り付けられる。底部材8は、炊飯器1の底部外殻を構成し、その前方には、吸気口8eが、その後方には図示しない排気口が設けられるとともに、その底面には複数個の脚部8fが設けられる。
【0022】
符号12はセンターセンサーであり、内鍋10を内ケース5内に収納すると内鍋10によって押圧される。するとセンターセンサー12は、制御回路を通電し、炊飯器1の加熱制御を可能にする。該センターセンサー12は、公知のもので内鍋10のセット状態を検知するリードスイッチ及び内鍋10の温度を検知するサーミスタからなる。
【0023】
前記内ケース5の下面底部及び側部には、それぞれ誘導加熱を行うための底部コイル45及び側部コイル46が配置され、これら底部コイル45及び側部コイル46は図示しないコイル台により固定される。底部コイル45及び側部コイル46は、銅線を必要回数同心状に巻回したものを中央部と外周部に直列に接続配置したものである。なお、符号13は、コードリールである。
【0024】
炊飯器1の前方空間15には、樹脂製の操作基板保持部材16が配置される。この操作基板保持部材16には、各種スイッチボタン19及び表示装置20等が配置される操作基板17が操作パネル18近傍に取り付けられる。
【0025】
また、前記前方空間15には、制御基板23をビス24により取り付けられる制御基板保持部材22が設けられる。該制御基板23には、誘導加熱に必要なパワートランジスタ(IGBT)等の各種電子回路素子が取り付けられる。これら各種電子回路素子には、例えば前記IGBT等のように発熱する素子があり、冷却を必要とするため該制御基板23の下方には、これら発熱素子の放熱を助けるヒートシンクとしてのフィン27及び該フィン27を冷却するための冷却ファン25が図示しないビスによって取り付けられる。
【0026】
符号50は、防磁用の遮蔽板である。該遮蔽板50は、表皮抵抗の小さく防磁効果の大きい材料、例えばアルミ製からなり、コイル45、46を全て囲む円或いは多角形状とされ、その高さは、少なくとも側部コイル46の垂直方向の高さをカバーする高さ、好ましくは底部コイル45および側部コイル46を含んだ垂直方向の高さ以上とされ、側部コイル46は勿論のこと、底部コイル45からの磁束をも遮蔽する。また、該遮蔽板50は、底部コイル45および側部コイル46近傍にこれら両コイル45、46を囲む形態で配置され、制御基板保持部材22に当接し、移動を防止するとともに、図示しないビスにより、該制御基板保持部材22に固定したり、或いは図示しないコイル台の端面下部と底部材8に立設するリブとで狭持する等の手段により固定する。即ち、該遮蔽板50は、制御基板保持部材22の内側になるように配置され、磁束を遮蔽することにより、外ケース4が加熱されることがないようにしている。
【0027】
炊飯器1は、概略前記した構造を有するものである。そして内ケース5内には、飯米等を入れ加熱料理するための内鍋10が収納自在に配置される。該内鍋10は、多層構造を有し、熱の拡散を向上することにより飯米等の炊き上がりを良好にしている。また、内鍋10の一部の層は、磁性材料からなる鉄製、或いは磁性ステンレス(SUS304)等から形成され、内部に誘起される渦電流により発熱させ、内部の飯米等を加熱調理することになる。更に、その底部中央には内部に突出する円弧状の凹部10aが形成され、炊飯時の吸水工程での対流を積極的に生起し、炊き上がりをより良好なものにしている。
【0028】
図2は、内鍋10の各層を接着加工する前の状態を示す図であり、その全体は、内層部材61、第1中間層部材62、第2中間層部材63及び外層部材64の4層からなる。これら各層部材61〜64は、同じ大きさの円盤状からなり、予めプレス加工により打ち抜き成形される。
【0029】
内層部材61は、成形加工後は内鍋10の内層を占める部材であり、物が当たって傷が付く恐れの低い箇所であり、軽量且つ非磁性体のアルミからなる。第1中間層部材62は、成形加工後は内層部材61の外側を占める部材であり、磁性体のステンレスからなる。この第1中間層部材62は、磁界により内部に渦電流が発生し、その渦電流に起因して発生するジュール熱により発熱し、内鍋10内の飯米等を加熱することになる。そしてこの磁性体からなる第1中間層部材62を内鍋10の内面にできるだけ近い層に形成することにより加熱効率をより高めることになる。
【0030】
第2中間層部材63は、本願発明の主要部を占める部材であり、図2に示すように多数の孔63aを設けてなるものである。該部材63は、成形加工後は第1中間層部材62の外側を占める部材であり、非磁性体の部材、例えばアルミ或いは非磁性体ステンレス(SUS304)等からなる。前記孔63aは、図に示すように同じ大きさの小さな円形の孔であり、複数個設けられる。実施の形態では、中心部を除いて放射状に複数列且つ複数個設けてなり、これら孔63aは、第2中間層部材63をプレス加工により円盤状に打ち抜き成形するとき同時に打ち抜き形成される。そして成形加工後これら孔63a内は真空空間とされ、断熱空間として機能することになる。
【0031】
このように多数の孔63aを設ける第2中間層部材63を非磁性体の部材から形成する理由は、多数の孔63aを設けることで第2中間層部材63の表面積はそれだけ小さくなり、この第2中間層部材63を磁性体の部材から形成するとそれだけ加熱面積が少なくなることになり、加熱に支障がでるためである。勿論、加熱に支障がでない範囲内においては、孔が大きい方が電磁波の通過量が多くなる為、第2中間層部材63は磁性体でも良い。なお、その例を図8に示す。
【0032】
また、このように多数の孔63aを設ける第2中間層部材63を、磁性体部材である第1中間層部材62の外側に配置する理由は、第2中間層部材63は断熱空間を持つ一種の断熱材としての機能を有する部材であるのに対し、第1中間層部材62は発熱主体であり、該発熱主体からの熱を外部に逃がさないようにするためである。
【0033】
このように、第2中間層部材63に設けられる孔63aは、断熱機能を有し、その断熱機能は空間の大きさに比例するものであり、該孔63aの面積はできるだけ大きい方が良い。この実施の形態では、小さな孔63aを多数設けており、このような形態であると、孔63aが設けられない部分も充分確保でき、第2中間層部材63全体の強度の低下を極力抑えることができ、更にその数を増やすことにより大きな孔を設けるのと同じ効果を得ることができる。
【0034】
ところで、内鍋10の底部等には、加熱源であるワークコイルが配置されるが、このワークコイルが対向する磁性体である第1中間層部材62の面がより加熱されることになる。そしてその面がより加熱されるということは、その面からの熱の逃げも大きいことになるため、第2中間層部材63に設ける孔63aは、少なくともワークコイルに対向する面に設けることになる。勿論、必要な強度が保たれる限りにおいては、孔63aの大きさ、数並びに配置する位置は、適宜変更できることは言うまでもなく、例えば、側周部の略全周にわたって設けるとか、或いは外周部、底部、及び外周部と底部とを繋ぐ部分以外は孔とするようにしても良い。
【0035】
外層部材64は、成形加工後は第2中間層部材63の外側を占める部材であり、第2中間層部材63と同様の非磁性体の部材、例えば非磁性体ステンレス(SUS304)等からなる。この外層部材64は、第2中間層部材63に設ける多数の孔63aを真空にするために第1中間層部材62とともに必要な部材である。また、この外層部材64は内鍋10の外壁を構成することになり、内壁の内層部材61と異なり物が当たって傷が付く恐れの高い箇所であり、アルミのような柔らかい材質より硬いステンレス等の材質を用いると良い。
【0036】
なお、この実施の形態では、内層部材61を除いた各層部材62〜64の材質につき第1中間層部材62を磁性体から形成し、第2中間層部材63を非磁性体或いは磁性体から形成し、外層部材64を非磁性体から形成するものとして説明した。勿論このような多層内鍋構造の方が、加熱される層部材ができるだけ内側に位置し、加熱される層部材が飯米を加熱する加熱効率から言えば最適な状態であると言えるが、このような材質構造にすると第1中間層部材62に充分な磁束が作用するように他の層部材である第2中間層部材63及び外層部材64を薄くする必要がある。しかしながら、第2中間層部材63及び外層部材64を薄くすると内鍋全体の強度が低下することにもなりかねない。
【0037】
そのような問題を解決するため、基本として第2中間層部材63を磁性体から形成し、第1中間層部材62を磁性体(非磁性体でも良い。)から形成し、外層部材64を非磁性体から形成する。この場合には外層部材64を薄くする方が良く、例えば発熱主体の1/4程度が好ましい。
【0038】
また、基本として外層部材64を磁性体から形成し、第1中間層部材62を磁性体或いは非磁性体から形成し、第2中間層部材63を磁性体(非磁性体でも良い。)から形成する組み合わせ。更に全ての層を磁性体から形成する組み合わせ等。
【0039】
このように内鍋10は、内層部材61、第1中間層部材62、第2中間層部材63及び外層部材64の4層からなるとともに、これら各層部材61〜64は、同じ大きさの円盤状として予めプレス加工により打ち抜き成形され、図2のように準備され、その後4層は図2に示す層で接着されることになる。
【0040】
その接着加工は次のように行われる。即ち、各層部材61〜64は、同じ大きさの円盤状として予めプレス加工により打ち抜き成形され、図2に示す位置関係で真空加工が可能な室内に運ばれる。その後室内を真空にし、そのままの状態で各層部材61〜64を加熱しながらプレスで押圧するというホットプレス方式による加工が施され、各層部材61〜64は一体的に接着され、積層材としてのクラッド材を形成する。すると第2中間層部材63に設けられる多数の孔63aは、その上下の層である第1中間層部材62及び外層部材64に挟まれ空間を形成するとともに、その空間は各層部材61〜64が接着された後においては真空に維持される。その結果、真空室内を大気にしたとしても多数の孔63a内は真空状態のままとなり、真空空間65を形成することになる。この場合、エッジ部全周を溶接することにより、永く孔63a内の真空を維持することができる。
【0041】
前記した工程を得て形成されたクラッド材は、プレスにより絞り加工が施され、内鍋10が形成される。その内鍋10の一部断面を図3に示す。図3に示すように多数の孔63aによって形成される真空空間65は、内鍋10の底部から側部にかけて設けられることになる。勿論、更に上方にまで設けても良い。
【0042】
本願発明は、このように内鍋10を多層に形成し、その中間層部材に孔63aを設けるとともに、その孔63aを多層内鍋形成時に真空空間65にするという手法により断熱空間を形成したものであり、別言すれば、簡単な構造により内鍋10の断熱効果を高めたものであり、飯米等をよりよく調理することができ、省エネ効果をより高めることができる。また、内鍋10を多層にすることにより熱の拡散を良好にすることができるため、飯米等の炊き上がりが向上し、更に多層の内、非磁性材料としてアルミ等の軽い材質を使用することができ、内鍋10を1層の磁性材料からなるものに比べ軽量化が図れる。
【0043】
図4及び図5は、第1の実施の形態の変形例を示し、図4は、内鍋の各層を接着加工する前の中間層部材の変形例の斜視図を示し、図5は、図4の中間層部材を含む各層を接着加工した後の内鍋の一部断面図を示し、その他の構成においては図2及び図3のものと同じである。
【0044】
このものは図4及び図5に示すように、第2中間層部材63に設けられる多数の孔63aを同じ大きさではなく、必要に応じて可変するものであり、中央側より外周側の方の孔63aを大きくしたものである。別言すれば、内鍋10の底面側より側面側の方の孔63aを大きくしたものである。内鍋10は、底面より側面の方が面積が大きく、側面からの熱の逃げが多くなり、側面側の孔63aを大きくすることにより、このような弊害が防止できる。なお、ここでいう側面とは、底面から上方部にかけての広い範囲をいう。
【0045】
また、図4は、内鍋10の底部に対向する底部ワークコイルは備えるが、側面に対向する側部ワークコイルが設けられないものにも対応するものである。即ち、図4は加熱手段としての誘導加熱源が対向する位置より対向しない位置の方の孔63aを大きくしたものである。このように形成する理由は、側部ワークコイルが設けられていないものでは、その内鍋10の側面は加熱されるより逃げる熱の方が多くなる傾向になり、内鍋10内で温度ムラが発生する等弊害が大きくなるため、内鍋10の側面により大きい断熱空間を設けることによりこのような弊害を低減するためである。
【0046】
勿論、第2中間層部材63に設けられる孔63aの大きさは、ワークコイルの位置に応じて適宜可変可能であり、その配列も図4及び図5のように外方にいくに従って順次大きくなるようにしなくても良い。
【0047】
(第2の実施の形態)
図6及び図7は、炊飯器に本願発明を適用した第2の実施の形態を示し、図6は、内鍋の各層を接着加工する前の状態を示す斜視図であり、図7は、各層を接着加工した後の内鍋の一部断面図である。この実施の形態の特徴は、リング状のコイルを多層形成時に埋め込むと同時に真空空間を形成するところにある。なお、第1の実施の形態のものと共通する部品についての説明は省略する。
【0048】
図6は、内鍋10の各層を接着加工する前の状態を示す図であり、その全体は、内層部材71、コイル72及び外層部材73の2層とコイル72の組合せからなる。これら2層部材71、73は、同じ大きさの円盤状からなり、予めプレス加工により打ち抜き成形される。
【0049】
内層部材71は、成形加工後は内鍋10の内層を占める部材であり、物が当たって傷が付く恐れの低い箇所であり、軽量且つ非磁性体のアルミからなる。また、この内層部材71のほぼ中央には、リング状の上方に突出した突部71aが形成される。この突部71aは、リング状のコイル72が介在可能なように該コイル72の径と同じ高さを有し、且つコイル72の円断面より大きな断面空間であって、その断面は下面が水平で上面が円弧状の略三日月形状を呈し、多層形成時には内層部材71と外層部材73との間でその中央部にコイル72を挟み込み、その左右に真空空間74を形成する形状とされる。
【0050】
外層部材73は、成形加工後は内鍋10の外層を占める部材であり、磁性体のステンレスからなる。この外層部材73は、磁界により内部に渦電流が発生し、その渦電流に起因して発生するジュール熱により発熱し、内鍋10内の飯米等を加熱することになる。この外層部材73は内鍋10の外壁を構成することになり、内壁の内層部材71と異なり物が当たって傷が付く恐れの高い箇所であるが硬いステンレスで形成されるためその恐れはない。
【0051】
コイル72は、鋼等からなるリング状のもので、内層部材71と外層部材73とを一体的に接着する時に同時に両部材71、73間に埋め込まれる。
【0052】
このように内鍋10は、内層部材71及び外層部材73の2層、更にはリング状のコイル72から形成される。そして両部材71、73は、同じ大きさの円盤状として予めプレス加工により打ち抜き成形され、該両部材71、73と比べ略半分の大きさのコイル72が図6のように準備され、その後それら部材は図6に示す層で接着されることになる。
【0053】
その接着加工は次のように行われる。即ち、内層部材71及び外層部材73は、同じ大きさの円盤状として予めプレス加工により打ち抜き成形され、リング状のコイル72とともに図6に示す位置関係で真空加工が可能な室内に運ばれる。その後室内を真空にし、そのままの状態で両部材71、73を加熱しながらプレスで押圧するというホットプレス方式による加工が施され、両部材71、73は一体的に接着されるとともに、リング状のコイル72は両部材71、73間に狭持され、積層材としての2層のクラッド材を形成する。
【0054】
その結果、内層部材71のほぼ中央に形成されるリング状の突部71aには、リング状のコイル72が介在するとともに、その左右には真空空間74が形成され、この真空空間74は、第1の実施の形態の孔63aと同じように真空断熱空間を形成することになる。この場合、エッジ部全周を溶接することにより、永く真空空間74内の真空を維持することができる。
【0055】
前記した工程を得て形成されたクラッド材は、プレスにより絞り加工が施され、内鍋10が形成される。その内鍋10の一部断面を図7に示す。
【0056】
このような形態にすることにより、コイル72も磁界の影響を受け発熱することになり、コイル72の発熱によりコイル72近傍の内鍋10がより発熱する。その結果、コイル72近傍で泡立ちが発生し、対流が生起されるため加熱調理がより適正に行われることになる。勿論、コイル72回りに形成される真空空間74により外部への熱の逃げを低減することができ、省エネ効果をより高めることができる。
【0057】
なお、コイル72は1本のリング状のものを内鍋10の底面に設けるものとして説明したが、コイルの数は複数個設けたり、或いはその取付位置も底面、側面並びに上方部にかけて必要に応じて設けることができる。また、真空空間74の形状も内層部材71に設ける突部71aの形状によりいろいろの形状にすることができる。
【0058】
更にこの実施の形態では、内層部材71は非磁性体材料から形成し、外層部材73は磁性体材料から形成すると説明したが、内層部材71及び外層部材73共に磁性体材料から形成しても良く、また、内層部材71は磁性体材料から形成し、外層部材73は非磁性体材料から形成しても良い。内層部材71を磁性体材料から形成し、外層部材73を非磁性体材料から形成する場合には、発熱効率を上げるために外層部材73をできるだけ薄くした方が好ましい。
【0059】
本願発明は、上記各実施の形態の構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能であることは勿論である。
【0060】
【発明の効果】
請求項1に係る発明では、内ケース内に収納自在とされる多層内鍋の中間層部材に孔を設け、この孔を多層形成時に真空空間とし、内鍋の中間層部材に設ける孔の大きさを、加熱手段としての誘導加熱源が対向する箇所より対向しない箇所の方を大きくすることにより、内鍋の熱拡散性が向上し、加熱効率を高めることができる。また、電磁誘導加熱用の内鍋では、重量が重い磁性体部材を一部の部材にのみ適用することができるとともに、中間層部材に孔を設けることにより更に軽量化を図ることができる。更に、中間層部材の孔を真空空間にすることにより内鍋の外部への熱の逃げを低減することができるため、加熱効率が高まり、飯米等をふっくらおいしく炊き上げることができる。また、熱の逃げを低減できる分、省エネを図ることができる。
【0061】
更に、本来誘導加熱源が対向する箇所より対向しない箇所の方が暖まりにくく、且つ両箇所とも熱の逃げが同じとすると、加熱時の温度差は解消されにくくなるが、誘導加熱源が対向しない箇所の側の熱の逃げを対向する箇所の側より少なくすることができ、内鍋の温度を早急に均一化できるため、内鍋内の飯米等を効率的に炊き上げることができ、且つ、その分省エネを図ることができる。
【0062】
請求項2に係る発明では、内ケース内に収納自在とされる多層内鍋の中間層部材に孔を設け、この孔を多層形成時に真空空間とし、内鍋の中間層部材に設ける孔を、底面より側面の方を大きくすることにより、内鍋の熱拡散性が向上し、加熱効率を高めることができる。また、電磁誘導加熱用の内鍋では、重量が重い磁性体部材を一部の部材にのみ適用することができるとともに、中間層部材に孔を設けることにより更に軽量化を図ることができる。更に、中間層部材の孔を真空空間にすることにより内鍋の外部への熱の逃げを低減することができるため、加熱効率が高まり、飯米等をふっくらおいしく炊き上げることができる。また、熱の逃げを低減できる分、省エネを図ることができる。
【0063】
更に、加熱源が直接対向しない側面での放熱量を抑えることができ、内鍋の温度を早急に均一化できるため、内鍋内の飯米等を効率的に炊き上げることができ、且つ、その分省エネを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の内鍋を適用してなる炊飯器の全体断面図。
【図2】 内鍋の各層を接着加工する前の斜視図。
【図3】 図2の各層を接着加工した後の内鍋の一部断面図。
【図4】 内鍋の各層を接着加工する前の他の中間層部材の斜視図。
【図5】 図4の中間層部材を含む各層を接着加工した後の内鍋の一部断面図。
【図6】 内鍋の各層を接着加工する前の他の形態の斜視図。
【図7】 図6の各層を接着加工した後の内鍋の一部断面図。
【図8】 内鍋の各層を接着加工する前の他の中間層部材の斜視図。
【符号の説明】
1…炊飯器 2…容器本体 3…蓋部材
4…外ケース 4a…水平部 4b…垂直部
5…内ケース 6…肩部材 7…取手
8…底部材 8e…吸気口 8f…脚部
9…保温ヒータ 10…内鍋 10a…凹部
12…センターセンサー 15…前方空間
16…操作基板保持部材 17…操作基板 18…操作パネル
19…スイッチボタン 20…表示装置
22…制御基板保持部材 23…制御基板
24…ビス 25…冷却ファン 27…フィン
31…上蓋 32…下蓋 33…放熱板
34…ヒータ 35…内カバー 36…断熱材
37…調圧蓋 38…蒸気通路 39…蒸気口
40…ヒンジ機構 41…ロック部材
45…底部コイル 46…側部コイル 50…遮蔽板
61,71…内層部材 62…第1中間層部材
63…第2中間層部材 63a…孔
64,73…外層部材 65,74…真空空間
71a…突部 72…コイル

Claims (2)

  1. 内壁を形成する内ケース、外壁を形成する容器本体と、該容器本体に対し開閉自在な蓋部材と、前記内ケースと前記容器本体との間に設けられる加熱手段と、前記内ケース内に収納自在とされ、前記加熱手段により加熱される多層の内鍋とを備えてなる炊飯器において、前記多層内鍋の中間層部材に孔を設けるとともに、この孔を多層内鍋形成時に真空空間とし、前記孔は、加熱手段としての誘導加熱源が対向する箇所より対向しない箇所の方が大きいことを特徴とする炊飯器。
  2. 内壁を形成する内ケース、外壁を形成する容器本体と、該容器本体に対し開閉自在な蓋部材と、前記内ケースと前記容器本体との間に設けられる加熱手段と、前記内ケース内に収納自在とされ、前記加熱手段により加熱される多層の内鍋とを備えてなる炊飯器において、前記多層内鍋の中間層部材に孔を設けるとともに、この孔を多層内鍋形成時に真空空間とし、前記孔は、底面より側面の方が大きいことを特徴とする炊飯器。
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