JP3652540B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、高周波により調理物の加熱を行う加熱調理器に関し、特に高周波の出力レベルの変更を伴った自動調理を行う機能を有する加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子レンジや、電子レンジとガス加熱オーブンを組合せた複合加熱調理器のように、高周波による調理物の加熱を行う加熱調理器において、調理内容に応じた種々の調理シーケンスが予め設定され、該調理シーケンスに従って自動調理を行う機能を有するものが知られている。
【0003】
例えば、解凍調理を行う調理シーケンスにおいては、解凍開始前に、重量設定スイッチや重量検出センサによって、加熱調理器の加熱室内に載置された冷凍物の重量が認識され、該冷凍物の重量に応じて解凍調理において必要となる総加熱量が決定される。
【0004】
そして、解凍調理においては、高周波の出力レベルは一定ではなく、解凍が進むにつれて徐々に減少するように制御される。ここで、高周波の出力レベルの変更は、一般に、図8(a)に示したように、制御周期TINT における高周波の発生時間(ON時間)TONを変更して、制御周期TINT での高周波の総出力量を変更することで行われている。
【0005】
また、高周波の出力レベルの変更時期は、解凍調理開始からの経過時間に応じて決定される。そして、従来、高周波の出力レベルの変更処理は、図8(b)の▲1▼,▲2▼に示したように、出力レベルの変更指示があった時(▲1▼のt1 ,▲2▼のt2 )の制御周期(▲1▼のT1 ,▲2▼のT3 )が終了してから、変更後の出力レベルの指示に応じてON時間TONを変更することで行っていた。
【0006】
しかし、本願発明者らは、図8(b)に示した処理方法で高周波の出力レベルの変更を行ったときには、解凍調理等の自動調理において設定した総加熱量よりも実際の総加熱量が大きくなって調理物に対する加熱が過剰となる場合や、逆に自動調理において設定した総加熱量よりも実際の総加熱量が小さくなって調理物に対する加熱が不足する場合が生じ得ることを知見した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記背景を鑑みてなされたものであり、調理物に対する総加熱量の過剰及び不足が生じることを防止した加熱調理器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、調理物を収容する加熱室と、該加熱室に導入される加熱用高周波を発生する高周波発生手段と、該高周波発生手段の作動を所定の制御周期単位で制御し、該制御周期の開始時点から所定のON時間の間は前記高周波発生手段を作動状態とし、該ON時間の経過終了時点から該制御周期の終了までの時間であるOFF時間の間は前記高周波発生手段を停止状態として、所定の目標出力レベルに応じて該ON時間を変更することで前記高周波発生手段の出力レベルを制御する高周波出力制御手段と、所定の調理シーケンスに従って、該高周波出力制御手段に対して前記目標出力レベルを指示する目標出力レベル指示手段とを備えた加熱調理器の改良に関する。
【0009】
従来の前記加熱調理器においては、前記高周波出力制御手段は、前記目標出力レベル指示手段から指示される前記目標出力レベルが変化した場合、該変化時の制御周期が終了してから、前記ON時間を変化後の前記目標出力レベルに応じて変更していた。しかし、このような従来の変更方法による場合は、前記ON時間中に前記目標出力レベルが低下したときに、前記目標出力レベルが低下したにも拘わらず、低下する前の目標出力レベルに応じたON時間が経過するまで前記高周波発生手段の作動が継続される。そのため、前記高周波発生手段の出力が直ちに減少せず調理物に対する総加熱量が過剰となるという不都合が生じる。
【0010】
また、前記ON時間中に前記目標出力レベルが上昇したときには、前記目標出力レベルが増加したにも拘わらず、増加する前の目標出力レベルに応じたON時間が経過した時に前記高周波発生手段の作動が停止され、その時の制御周期が経過するまでは前記高周波発生手段は停止状態となる。そのため、前記高周波発生手段の出力が直ちに増加せず調理物に対する総加熱量が不足するという不都合が生じる。
【0011】
そこで、かかる不都合が生じることを防止するため、本発明の第1の実施の態様は、前記高周波出力制御手段が、前記ON時間中に前記目標出力レベル指示手段から指示される前記目標出力レベルが変化し、且つ、該変化時の制御周期における該変化時までの前記高周波発生手段の作動継続時間が変化後の目標出力レベルにおける前記ON時間未満であるとき、該変化時の制御周期における前記高周波発生手段の作動継続時間が変化後の目標出力レベルにおける前記ON時間に達するのを待って前記高周波発生手段の作動を停止し、該停止後前記制御周期単位の時間から変化後の目標レベルにおける前記ON時間を引いた時間が経過した時から、変更後の目標出力レベルに応じた前記高周波出力手段の出力レベルの制御を開始することを特徴とする。
【0012】
かかる本発明によれば、前記ON時間中に前記目標出力レベル指示手段から指示される前記目標出力レベルが低下した場合に、該低下時までの前記作動継続時間が該低下後の前記目標出力レベルに応じた前記ON時間未満であるときは、該ON時間が経過した時に前記高周波発生手段の作動が停止される。これにより、前記高周波出力レベルの低下に応じて、前記高周波出力手段の出力レベルが速やかに低下し、調理物に対する総加熱量が過剰となることを防止することができる。
【0013】
また、前記ON時間中に前記目標出力レベル指示手段から指示される前記目標出力レベルが増加した場合に、該変化時までの前記作動継続時間が該変化後の前記目標出力レベルに応じた前記ON時間未満であるときには、該ON時間が経過するまで前記高周波発生手段の作動時間が延長される。これにより、前記高周波出力レベルの上昇に応じて、前記高周波出力手段の出力レベルが速やかに上昇し、調理物に対する総加熱量が不足することを防止することができる。
【0014】
また、上述した従来の高周波の出力レベルの変更方法による場合は、前記ON時間中に前記目標出力レベルが低下したときに、該目標出力レベルの低下時までの前記高周波発生手段の作動継続時間が、既に低下後の目標出力レベルに応じたON時間を越えていた場合であっても、低下する前の目標出力レベルに応じたON時間が経過するまで前記高周波発生手段の作動が継続される。そのため、前記高周波発生手段の出力が直ちに減少せず調理物に対する加熱が過剰となるという不都合が生じる。
【0015】
そこで、かかる不都合が生じることを防止するため、本発明の第2の実施の態様は、前記高周波出力制御手段が、前記ON時間中に前記目標出力レベル指示手段から指示される前記目標出力レベルが低下し、且つ、該低下時の制御周期における該低下時までの前記高周波発生手段の作動継続時間が低下後の目標出力レベルにおける前記ON時間以上であるとき、直ちに前記高周波発生手段の作動を停止し、該停止後前記制御周期単位の時間から該作動継続時間を引いた時間が経過した時から、低下後の目標出力レベルに応じた前記高周波出力手段の出力レベルの制御を開始することを特徴とする。
【0016】
かかる本発明によれば、前記ON時間中に、前記目標出力レベル指示手段から指示される前記目標出力レベルが低下したときに、該低下時までの前記高周波発生手段の作動継続時間が該低下後の目標出力レベルに応じたON時間を超えていたときは、前記高周波発生手段の作動が直ちに停止される。これにより、前記目標出力レベルの低下に応じて、前記高周波出力手段の出力レベルが速やかに低下し、調理物に対する総加熱量が過剰となることを防止することができる。
【0017】
また、前記加熱室内に載置された調理物の重量を検出する重量検出手段を備え、前記調理シーケンスは、該重量検出手段により検出された調理物の重量に応じて決定されることを特徴とする。
【0018】
前記重量検出手段によれば、調理物の重量を精度良く検出することができるため、検出された重量に応じて決定される前記調理シーケンスにおける調理物に対する総加熱量や前記高周波発生手段の出力レベルの変更時期等の設定も、より詳細に行われる。そこで、上述した本発明の第1、及び第2の実施の態様の方法により、前記高周波発生手段の出力レベルの変更を行うことで、前記調理シーケンスに従い、前記重量検出手段の検出精度に応じて、調理物に対する総加熱量を精度良く制御することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の一例を、図1〜図8を参照して説明する。図1は本発明の加熱調理器である複合調理器の側面の断面図、図2は図1に示した複合調理器の制御ブロック図、図3〜図6は図1に示した複合調理器における加熱用高周波の出力レベルの制御フローチャート、図7は図1に示した複合調理器の加熱用高周波の出力レベルの推移状態を示した説明図、図8は図1に示した複合調理器及び従来の加熱調理器における加熱用高周波の出力レベルの変更方法を示した説明図である。
【0020】
図1を参照して、本発明の複合調理器1は、加熱室2内のターンテーブル3上に載置された調理物4を加熱調理するものであり、加熱源として、加熱用高周波を発生するマグネトロン5(本発明の高周波発生手段に相当する)と、熱風を発生するためのガスバーナ6とを備える。そして、複合調理器1は、マグネトロン5を単独作動させる高周波加熱調理、ガスバーナ6を単独作動させる熱風加熱調理、及びマグネトロン5とガスバーナ6の双方を作動させる複合加熱調理を行う。
【0021】
ガスバーナ6には、ガス供給管(図示しない)を介して燃料ガスが供給され、また、循環ファン8により引き込まれた燃焼用空気が供給される。そして、ガスバーナ6の燃焼によって加熱された空気が空気通路9を通って循環ファン8により吸引され、熱風が加熱室2に送られる。また、ガスバーナ6の燃焼排気は、排気筒10を介して排出される。
【0022】
また、ターンテーブル3は、ターンテーブル台11を介して同期モータ12により回転駆動され、循環ファン8は循環ファンモータ14により回転駆動される。
【0023】
さらに、複合調理器1は、扉15の開閉状態を検出する開閉スイッチ16と、加熱室2内の温度(熱風加熱調理及び複合加熱調理における加熱室2内の温度制御に用いられる)を検出する温度センサ17と、調理物4から放出される水蒸気のレベル(調理物4の加熱度合いを判断するために用いられる)を検出する湿度センサ18と、ターンテーブル3に置かれた調理物4の重量を検出する重量センサ19と、使用者により調理条件の設定や調理の開始/停止等が指示される操作ユニット20とを備える。そして、複合調理器1の作動は、制御ユニット21により制御される。
【0024】
次に、図2を参照して、制御ユニット21はCPU,ROM,RAM等から成る電子ユニットであり、電源回路22からの供給電力により作動する。そして、制御ユニット21は、操作ユニット20に備えられた調理タイマエンコーダ24、調理モード選択スイッチ25、温度設定スイッチ26、調理メニュー選択スイッチ27、調理スタートスイッチ28、及び取消しスイッチ29の操作に応じて、同期モータ12によるターンテーブル3(図1参照)の作動制御、マグネトロン駆動回路23によるマグネトロン5の作動制御、そして熱風加熱を行うための循環ファンモータ14、バーナ作動制御部31、及びイグナイタ32の制御を行う。
【0025】
また、制御ユニット21は、操作ユニット20からの指示に応じて、自動調理の調理シーケンスを決定する調理シーケンス設定手段40と、該調理シーケンスに従ってマグネトロン5による高周波の出力レベル(目標出力レベル)の指示を行う目標出力レベル指示手段41と、目標出力レベル指示手段41からの目標出力レベルの指示に応じて、マグネトロン駆動回路23を介してマグネトロン5の作動を制御し、マグネトロン5から出力される高周波の出力レベルを制御する高周波出力制御手段42とを備える。
【0026】
バーナ作動制御部31は、ガスガバナ37と複数の電磁弁33とこれらの電磁弁33を駆動するソレノイド34とからなり、ガスバーナ6に供給する燃料ガスの流量を調節する。また、イグナイタ32はスパーク電極35を介して火花放電を生じさせることで、ガスバーナ6の点火を行う。
【0027】
操作ユニット20に備えられた調理タイマエンコーダ24、調理モード選択スイッチ25、及び温度設定スイッチ26は、手動調理を行うときに操作されるものである。手動調理を行うときには、使用者は、調理タイマエンコーダ24により調理時間を設定し、調理モード選択スイッチ25により上述した高周波加熱調理、熱風加熱調理、及び複合加熱調理のいずれかを選択し、熱風加熱調理を選択したとき(オーブン調理を行うとき)には温度設定スイッチにより加熱室内の調理温度を設定する。そして、これらの選択、設定を行った後に調理スタートスイッチ28を操作することで、選択、設定内容に応じた調理が行われる。
【0028】
なお、操作ユニット20は表示部36を有し、表示部36には、調理タイマエンコーダ24により設定された調理時間、温度設定スイッチ26により設定された調理温度等が表示され、調理開始後は調理終了までの残時間等が表示される。
【0029】
また、調理メニュー選択スイッチ27は自動調理を行うためのものであり、使用者の操作により、「お菓子」、「ゆでもの」、「解凍」、「あたため」等の調理メニューが選択される。使用者によりいずれかの調理メニューが選択され、調理スタートスイッチ28が操作されると、制御ユニット21は、選択された調理メニューに従った自動調理を開始する。
【0030】
次に、調理メニュー選択スイッチ27により、「解凍」が選択された場合を例として、制御ユニット21による自動調理の実行手順について説明する。
【0031】
使用者が、調理物(冷凍物)4を加熱室2内のターンテーブル3上に置いて扉15を閉め、調理メニュー選択スイッチ27により「解凍」を選択して、調理スタートスイッチ28を操作すると、制御ユニット21は「解凍」自動調理の実行を開始する。
【0032】
「解凍」自動調理においては、調理物4に対して、マグネトロン5による高周波加熱のみが行われ、ガスバーナ6による熱風加熱は行われない。そして、「解凍」自動調理は、マグネトロン5による高周波の出力レベルを、300W、200W、100Wという3段階に変更して実行される。
【0033】
「解凍」自動調理においては、先ず、制御ユニット21に備えられた調理シーケンス設定手段40が、重量センサ19で検出される調理物4の重量に応じて「解凍」自動調理のトータル実行時間を決定する。そして、調理シーケンス設定手段40は、該トータル実行時間を所定の比率で3分割して、出力レベル300Wで高周波加熱を行う第1ステージの実行時間、出力レベル200Wで高周波加熱を行う第2ステージの実行時間、及び出力レベル100Wで高周波加熱を行う第3ステージの実行時間を決定する。このようにして、調理シーケンス設定手段40は、第1ステージ→第2ステージ→第3ステージの順に実行するという調理シーケンスを設定し、目標出力レベル指示手段41に指示する。
【0034】
目標出力レベル指示手段41は、調理シーケンス設定手段40から指示された調理シーケンスに従って、マグネトロン5による高周波の目標出力レベルを、550W,300W,200W,100W,及び0W(作動停止)の5段階で、高周波出力制御手段42に指示する。
【0035】
即ち、第1ステージにおいては目標出力レベルの指示を300Wとし、第2ステージにおいては目標出力レベルの指示を200Wとし、第3ステージにおいては目標出力レベルの指示を100Wとする。そして、第3ステージが終了したときに、目標出力レベルの指示を0Wとし、これにより「解凍」自動調理が終了する。
【0036】
次に、高周波出力制御手段42は、マグネトロン5による高周波の出力レベルを、図8(a)に示したように、一定の制御周期TINT (15秒)単位で、マグネトロン5を作動させる時間(ON時間)TONを変更することで制御する。即ち、図8(a)の▲1▼〜▲4▼に示したように、ON時間TONを15秒,8.5秒,6秒,3.5秒と減少させることで、制御周期TINT における高周波の出力レベルを550W,300W,200W,100Wという4段階に切替える。(尚、マグネトロン5の出力計算においては、マグネトロン5の作動開始から1秒間はマグネトロン5の出力が不安定な状態にあるので含めずに計算する。)
ここで、上述したように、目標出力レベル指示手段41から高周波出力制御手段42への、目標出力レベルの指示の変更時期は、調理シーケンスに応じて、「解凍」自動調理の実行が開始された時からの経過時間により決定されるため、図8(a)で説明したON時間(TON)中に、目標出力レベルが変更される場合がある。
【0037】
このように、ON時間中に目標出力レベルが変更された場合、従来は、図8(b)の▲1▼,▲2▼に示したように、目標出力レベルが変更された制御周期(▲1▼ではT1 ,▲2▼ではT3 )の次の制御周期(▲1▼ではT2 ,▲2▼ではT4 )で、ON時間TONを、変更後の目標出力レベルに応じて変更していた。
【0038】
そして、この場合、図8(b)の▲1▼に示したように、目標出力レベルが低下したとき(300W→200W)は、制御周期T1 において、目標出力レベルが低下したにも拘わらず、低下前の目標出力レベル(300W)に応じたON時間(8.5秒)が経過するまで、マグネトロン5の作動が継続される。そのため、「解凍」自動調理において必要となる総加熱量よりも、実際に出力される総加熱量が過剰となる場合があった。
【0039】
また、図8(b)の▲2▼に示したように、目標レベルが上昇したとき(200W→300W)には、制御周期T3 において、目標出力レベルが上昇したにも拘わらず、上昇前の目標出力レベル(200W)に応じたON時間(6秒)が経過した時にマグネトロン5の作動が停止される。そのため、「解凍」自動調理において必要となる総加熱量よりも、実際に出力される総加熱量が不足する場合があった。
【0040】
そこで、高周波出力制御手段42は、このような総加熱量の過剰や不足が生じることを防止するため、図3〜図6のフローチャートに示した手順で、マグネトロン5による高周波の出力レベルの変更処理を行っている。以下、図3〜図6に示したフローチャートに従って、高周波出力制御手段42の作動について説明する。
【0041】
図3は、目標出力レベル指示手段41から指示される、目標出力レベルを受け取るメインルーチンであり、高周波出力制御手段42は、STEP1〜STEP4のループを実行し、目標出力レベル指示手段41からの指示に応じて、マグネトロン駆動回路23を介してマグネトロン5の作動を制御する。
【0042】
目標出力レベル指示手段41から、550Wの目標出力レベルの指示があったときは、STEP1からSTEP10に分岐して、高周波出力制御手段42は、マグネトロン駆動回路23を介してマグネトロン5をON(作動開始)する。そして、STEP11で、目標出力レベルが550Wである間は、マグネトロン5を継続して作動させ、目標出力レベルが550W以外となったときに、STEP12に進んでマグネトロン5をOFF(作動停止)する。このSTEP10〜STEP12の処理により、図8(a)の▲1▼に示したようにマグネトロン5が連続的に作動される。
【0043】
また、目標出力レベル指示手段41から、300Wの目標出力レベルの指示があったときは、STEP2からSTEP20に分岐して、高周波出力制御手段42は、ON時間TONを出力レベル300Wに応じた8.5秒に設定し、続くSTEP21で1制御周期分のマグネトロン5の作動制御を行うサブルーチン(以下、1制御周期サブルーチンという)を実行する。該1制御周期サブルーチンの詳細については後述する。
【0044】
また、目標出力レベル指示手段41から、200Wの目標出力レベルの指示があったときは、STEP3からSTEP22に分岐して、高周波出力制御手段42は、ON時間TONを出力レベル200Wに応じた6.0秒に設定し、続くSTEP23で前記1制御周期サブルーチンを実行する。
【0045】
また、目標出力レベル指示手段41から、100Wの目標出力レベルの指示があったときは、STEP4からSTEP24に分岐して、高周波出力制御手段42は、ON時間TONを出力レベル100Wに応じた3.5秒に設定し、続くSTEP25で前記1制御周期サブルーチンを実行する。
【0046】
なお、目標出力レベルの指示が550W,300W,200W,及び100Wのいずれでもない場合、即ち、目標出力レベルの指示が0Wであるときは、STEP1〜STEP4が繰り返し実行されるだけで、分岐は行われないので、マグネトロン5は作動されず、停止状態に保たれる。
【0047】
次に、図4〜図6に示したフローチャートに従って、図3のSTEP21,STEP23,及びSTEP25に示した、前記1制御周期サブルーチンの処理について説明する。
【0048】
1制御周期サブルーチンがコールされると、高周波出力制御手段42は、図4のSTEP30で、ON時間を管理するONタイマの設定時間を、図3のSTEP20,STEP22,或いはSTEP24で目標出力レベルに応じて設定したON時間TONとし、続くSTEP31で、制御周期を管理するINTタイマ(設定時間15秒)をスタートし、STEP32で前記ONタイマをスタートする。
【0049】
そして、次のSTEP33で、高周波出力制御手段42は、マグネトロン駆動回路23を介してマグネトロン5をON(作動開始)する。続くSTEP34はONタイマのタイムアップの判断部であり、ONタイマがタイムアップするまで、STEP34とSTEP40から成るループが繰り返し実行される。そして、該ループの実行中に、目標出力レベル指示手段41から指示される目標出力レベルが変更されたときは、STEP40から図5のSTEP50に分岐する。一方、目標出力レベルが一定のままONタイマがタイムアップしたときには、STEP35に進んで、高周波出力制御手段42はマグネトロン5をOFF(作動停止)する。
【0050】
そして、高周波出力制御手段42は、続くSTEP36とSTEP41から成るループを繰り返し実行し、STEP36でINTタイマがタイムアップしたときは、STEP37に進んで1制御周期サブルーチンがコールされたSTEP(STEP21、STEP23、STEP25のうちのいずれか)の次のSTEPであるSTEP1にリターンする。また、STEP41で目標出力レベルが0Wとなったとき(自動調理の終了指示があったとき)は、直ちにSTEP1にリターンする。
【0051】
以上説明したSTEP30〜STEP36の処理によれば、ON時間中に目標出力レベルが変更されず、且つ、OFF時間中に目標出力レベルが0Wに変更されなければ、図8(a)の▲2▼〜▲4▼に示したように、目標出力レベルに応じたON時間TONの間マグネトロン5が作動され、ON時間TONが経過した後、制御周期TINT が終了するまでのOFF時間TOFF の間マグネトロン5が停止される、1制御周期単位でのマグネトロン5による高周波の出力レベルの制御が実行される。
【0052】
次に、図4のSTEP40で、目標出力レベル指示手段41から指示される目標出力レベルが変更された場合の処理について説明する。STEP40で目標出力レベルが変更されると、STEP40から図5のSTEP50に分岐する。そして、変更後の目標出力レベルが550Wであったときは、STEP50からSTEP37に分岐してSTEP1にリターンする。STEP1にリターンすると、STEP1からSTEP10に分岐して、マグネトロン5が連続的に作動されれる。
【0053】
また、変更後の目標出力レベルが300Wであったときは、STEP51からSTEP60に分岐して、高周波出力制御手段42は、比較変数TCMに出力レベル300Wに応じたON時間である8.5秒をセットし、図6のSTEP70に分岐する。
【0054】
また、変更後の目標出力レベルが200Wであったときは、STEP52からSTEP61に分岐して、高周波出力制御手段42は、比較変数TCMに出力レベル200Wに応じたON時間である6.0秒をセットし、図6のSTEP70に分岐する。
【0055】
また、変更後の目標出力レベルが100Wであったときは、STEP53からSTEP62に分岐して、高周波出力制御手段42は、比較変数TCMに出力レベル100Wに応じたON時間である3.5秒をセットし、図6のSTEP70に分岐する。
【0056】
また、変更後の目標出力レベルが550W,300W,200W,100Wのいずれでもないとき、即ち0Wであったときは、STEP54で、高周波出力制御手段42はマグネトロン5をOFF(作動停止)してSTEP37に分岐し、図3のSTEP1にリターンする。
【0057】
図6のSTEP70では、ONタイマの経過時間(本発明の作動継続時間に相当する)と、比較変数TCMにセットされた時間(本発明の変化後の目標出力レベルに応じたON時間に相当する)とが比較される。そして、ONタイマの経過時間が比較変数TCMにセットされた時間以上であったときは、STEP70からSTEP80に分岐して、高周波出力制御手段42は、マグネトロン5を直ちにOFF(作動停止)し、続くSTEP81でINTタイマがタイムアップするのを待って、STEP37に分岐し、図3のSTEP1にリターンする。
【0058】
図7の▲2▼は、このSTEP70及びSTEP80,81の処理による効果を示した図であり、制御周期T22のON時間中のt21で、目標出力レベルが300Wから200Wに低下した例を示している。この場合、t21におけるONタイマの経過時間が、TCMにセットされた、低下後の目標出力レベル(200W)のON時間(6.0秒)を越えているので、マグネトロン5が直ちにOFFされる。
【0059】
そのため、上述した従来の方法により、目標出力レベルが低下した制御周期T22の次の制御周期T23でON時間を変更(8.5秒→6.0秒)した場合に比べて、図中の斜線部分(t22−t21)だけ、マグネトロン5の作動時間が短縮される。即ち、目標出力レベルの変更に応じて、マグネトロン5による高周波の出力レベルが速やかに低下する。
【0060】
また、STEP70で、ONタイマの経過時間(本発明の作動継続時間に相当する)が、比較変数TCMにセットされた時間(本発明の低下後の目標出力レベルに応じた時間に相当する)未満であったときには、STEP71に進み、高周波出力制御手段42は、ONタイマの経過時間が比較変数TCMにセットされた時間に達するのを待って、STEP72でマグネトロン5をOFF(作動停止)する。そして、続くSTEP73で、INTタイマがタイムアップするのを待ってSTEP37に進み、図1のSTEP1にリターンする。
【0061】
図7の▲1▼,▲3▼は、このSTEP70〜STEP73の処理による効果を示した図であり、▲1▼はON時間中に目標出力レベルが低下(300W→200W)した場合を示し、▲3▼はON時間中に目標出力レベルが上昇(200W→300W)した場合を示している。
【0062】
図7の▲1▼では、目標出力レベルが低下したt11におけるONタイマの経過時間が、低下後の目標出力レベル(200W)に応じたON時間(6.0秒)未満である。そのため、高周波出力制御手段42は、その後、ONタイマの経過時間が、比較変数TCMにセットされた、低下後の目標出力レベル(200W)に応じたON時間(6.0秒)に達したt12で、マグネトロン5をOFF(作動停止)する。この場合、上述した従来の方法により、目標出力レベルが低下した制御周期T12の次の制御周期T13でON時間を変更(8.5秒→6.0秒)したときに比べて、図中の斜線部分(t13−t12)だけ、マグネトロン5の作動時間が短縮される。即ち、目標出力レベルの変更に応じて、変更時の制御周期T12における高周波の出力レベルが速やかに低下する。
【0063】
また、図7の▲3▼では、目標出力レベルが上昇したt31におけるONタイマの経過時間が、比較変数TCMにセットされた、上昇後の目標出力レベル(300W)に応じたON時間(8.5秒)未満である。そのため、高周波出力制御手段42は、その後、ONタイマの経過時間が、上昇後の目標出力レベル(300W)に応じたON時間(8.5秒)に達したt32で、マグネトロン5をOFF(作動停止)する。この場合、上述した従来の方法により、目標出力レベルが上昇した制御周期T32の次の制御周期T33でON時間を変更(6.0秒→8.5秒)したときに比べて、図中の斜線部分(t32−t31)だけ、マグネトロン5の作動時間が延長される。即ち、目標レベルの上昇に応じて、上昇時の制御周期T32における高周波の出力レベルが速やかに上昇する。
【0064】
以上説明したように、高周波出力制御手段42は、図6に示した処理を行い、目標出力レベルが変更された制御周期において、マグネトロン5の作動時間を制御することで、目標出力レベルの変更に応じて、高周波の出力レベルを速やかに変更することができる。これにより、「解凍」自動調理において、重量センサ19により検出された調理物4の重量に応じて決定される必要総加熱量と、実際の総加熱量との差が減少するため、総加熱量の不足や過剰が生じることを防止した精度の良い「解凍」自動調理を行うことができる。
【0065】
尚、本実施の形態では、自動調理の一例として「解凍」自動調理について説明したが、他の種類の自動調理であっても、高周波出力の変更を伴うものであれば、本発明の効果を得ることができる。
【0066】
また、本実施の形態では、図6のSTEP70,STEP80,STEP81によるマグネトロン5の作動時間の短縮処理と、STEP70〜STEP73によるマグネトロン5の短縮及び延長処理の双方を実行することで、本発明の最良の効果を得ているが、いずれか一方を行うことによっても、本発明の効果を得ることができる。
【0067】
また、本発明は、本実施の形態に示したように、重量センサ19により高精度に検出された調理物の重量に応じて、より高精度な調理シーケンスの決定を行う場合に、特に有効であるが、使用者の設定により調理物の重量が設定される場合であっても、本発明の効果を得ることができる。
【0068】
また、本実施の形態では、高周波加熱と熱風加熱の双方を行う複合調理器を例に説明したが、加熱調理器はこれに限られず、電子レンジやトースターレンジ、オーブンレンジ等の、高周波加熱機能を備えた加熱調理器であれば、本発明の適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】複合調理器の側面の断面図。
【図2】図1に示した複合調理器の制御ブロック図。
【図3】加熱用高周波の出力レベルの制御フローチャート。
【図4】加熱用高周波の出力レベルの制御フローチャート。
【図5】加熱用高周波の出力レベルの制御フローチャート。
【図6】加熱用高周波の出力レベルの制御フローチャート。
【図7】加熱用高周波の出力レベルの推移状態を示した説明図。
【図8】図1に示した複合調理器及び従来の加熱調理器における加熱用高周波の出力レベルの変更方法を示した説明図。
【符号の説明】
1…複合調理器、2…加熱室、3…ターンテーブル、4…調理物、5…マグネトロン、6…ガスバーナ、8…循環ファン、9…空気通路、10…排気筒、11…ターンテーブル台、12…同期モータ、14…循環ファンモータ、15…扉、16…開閉スイッチ、17…温度センサ、18…湿度センサ、19…重量センサ、20…操作ユニット、21…制御ユニット、32…バーナ作動制御部、40…調理シーケンス設定手段、41…目標出力レベル指示手段、42…高周波出力制御手段

Claims (3)

  1. 調理物を収容する加熱室と、該加熱室に導入される加熱用高周波を発生する高周波発生手段と、該高周波発生手段の作動を所定の制御周期単位で制御し、該制御周期の開始時点から所定のON時間の間は前記高周波発生手段を作動状態とし、該ON時間の経過終了時点から該制御周期の終了までの時間であるOFF時間の間は前記高周波発生手段を停止状態として、所定の目標出力レベルに応じて該ON時間を変更することで前記高周波発生手段の出力レベルを制御する高周波出力制御手段と、所定の調理シーケンスに従って、該高周波出力制御手段に対して前記目標出力レベルを指示する目標出力レベル指示手段とを備えた加熱調理器において、
    前記高周波出力制御手段は、前記ON時間中に前記目標出力レベル指示手段から指示される前記目標出力レベルが変化し、且つ、該変化時の制御周期における該変化時までの前記高周波発生手段の作動継続時間が変化後の目標出力レベルにおける前記ON時間未満であるとき、該変化時の制御周期における前記高周波発生手段の作動継続時間が変化後の目標出力レベルにおける前記ON時間に達するのを待って前記高周波発生手段の作動を停止し、該停止後前記制御周期単位の時間から変化後の目標レベルにおける前記ON時間を引いた時間が経過した時から、変更後の目標出力レベルに応じた前記高周波出力手段の出力レベルの制御を開始することを特徴とする加熱調理器。
  2. 調理物を収容する加熱室と、該加熱室に導入される加熱用高周波を発生する高周波発生手段と、該高周波発生手段の作動を所定の制御周期単位で制御し、該制御周期の開始時点から所定のON時間の間は前記高周波発生手段を作動状態とし、該ON時間の経過終了時点から該制御周期の終了までの時間であるOFF時間の間は前記高周波発生手段を停止状態として、所定の目標出力レベルに応じて該ON時間を変更することで前記高周波発生手段の出力レベルを制御する高周波出力制御手段と、所定の調理シーケンスに従って、該高周波出力制御手段に対して前記目標出力レベルを指示する目標出力レベル指示手段とを備えた加熱調理器において、
    前記高周波出力制御手段は、前記ON時間中に前記目標出力レベル指示手段から指示される前記目標出力レベルが低下し、且つ、該低下時の制御周期における該低下時までの前記高周波発生手段の作動継続時間が低下後の目標出力レベルにおける前記ON時間以上であるとき、直ちに前記高周波発生手段の作動を停止し、該停止後前記制御周期単位の時間から該作動継続時間を引いた時間が経過した時から、低下後の目標出力レベルに応じた前記高周波出力手段の出力レベルの制御を開始することを特徴とする加熱調理器。
  3. 前記加熱室内に載置された調理物の重量を検出する重量検出手段を備え、前記調理シーケンスは、該重量検出手段により検出された調理物の重量に応じて決定されることを特徴とする請求項1又は2記載の加熱調理器。
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