JP3652138B2 - 内視鏡 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は内視鏡、詳しくは使用後に消毒滅菌処理を施す内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、細長の挿入部を体腔内に挿入することにより、体腔内臓器などを観察したり、必要に応じて処置具チャンネル内に挿通した処置具を用いて各種治療処置の行える医療用の内視鏡が広く利用されている。また、工業分野においても、ボイラ、タービン、エンジン、化学プラントなどの内部の傷や腐蝕などを観察したり検査することのできる工業用の内視鏡が広く利用されている。
【0003】
特に、医療用の内視鏡は、挿入部を体腔内に挿入して、臓器などを観察したり、内視鏡の処置具チャンネル内に挿入した処置具を用いて、各種治療や処置を行う。このため、一度使用した内視鏡を他の患者に再使用する場合、内視鏡を介しての患者間感染を防止する必要から、検査・処置終了後に内視鏡の消毒・滅菌を行う。
【0004】
消毒や滅菌の方法としては、消毒液、エチレンオキサイドガス、ホルマリンガス、過酸化水素ガスプラズマ、オゾン、高温高圧の水蒸気を使用した滅菌であるオートクレーブなどがあり、これまで内視鏡の滅菌にはエチレンオキサイドガスが世界的に広く使用されてきた。しかし、エチレンオキサイド(酸化エチレン)が有毒物質であることから各国で規制が強まり、減少しつつある。また消毒液は現在グルタラール製剤が主流であるが、刺激性、残留毒性、取り扱いの難しさの問題がある。
【0005】
このような状況を背景にして、近年、エチレンオキサイドガスやグルタラール製剤に代わる新しい薬剤(過酢酸系薬剤、過酸化水素系薬剤等)やその他の新しい消毒滅菌方法が開発されるようになった。しかしながら、その多くがこれまで以上に消毒滅菌される機器に大きなダメージを与えるという問題をかかえている。また、高温高圧蒸気で滅菌するオートクレーブは従来より世界的に広く普及している方法であり、滅菌効果の信頼性が高く、残留毒性がなく、ランニングコストが安い等の多くのメリットを有する滅菌法であるが、医療機器に与えるダメージが非常に大きいという問題がある。
【0006】
内視鏡の可撓性の挿入部やユニバーサルコードの外皮は、一般にポリウレタン樹脂やポリエステル樹脂といった樹脂からなり、最外層には耐薬性のコーティング層が設けられている。このコーティング層は、一般にウレタン樹脂で形成される。
【0007】
しかしながら、コーティング層がウレタン樹脂で形成された内視鏡では、過酢酸系薬剤、過酸化水素系薬剤等の薬剤で消毒を行うと、コーティング層やその下層の樹脂層が劣化するという問題があった。
【0008】
そこで、この問題を解決するものとして、例えば特開平8−238308号では、脂肪族系プレポリマーを含むコーティング剤を塗布・硬化してなるコーティング層が提案され、また特開平9−140669号では、ポリパラキシレン樹脂を化学蒸着してなるコーティング層が提案されている。
また、軟性内視鏡の可撓性の挿入部には、挿入深さを知るための指標が設けてある。従来の挿入部は、例えば実公昭57−36164号に示されるように、ポリウレタン樹脂やポリエステル樹脂等の外皮にウレタン樹脂の指標を設け、その上にウレタン樹脂でコーティングするものが一般的であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の特開平8−238308号や特開平9−140669号で提案されるコーティング層では、いずれもオートクレーブを始めとする主要な消毒滅菌処理に耐えることができなかった。
また、オートクレーブ滅菌を行うとウレタン樹脂は耐水性、耐熱性がないため、可撓管が著しく劣化し、指標も劣化して識別できなくなるという問題があった。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、オートクレーブを始めとする主要な消毒滅菌処理に耐え得る内視鏡を提供することを課題とする。
さらに、本発明は、オートクレーブを施す際の高温高湿度に耐え得る挿入部の指標を有する内視鏡を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明による内視鏡は、螺旋管と、前記螺旋管の外周に形成された網状管と、前記網状管の外周に形成された外皮と、を順次積層して構成された可撓管を有する内視鏡において、前記螺旋管の内周面及び前記外皮の外周面にペルヒドロポリシラザンから転化してなるシリカコーティング層を設けたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0013】
まず、本発明の実施の形態の説明に先立って本実施形態の参考となる例について説明する。
図1ないし図2は本発明の実施の形態に係る参考例(第1の参考例)を示した図であり、図1は内視鏡の全体構成を示す説明図、図2は可撓管及び湾曲部の部分断面を示す図である。
【0014】
(構成)
図1に示すように、内視鏡1は、把持部を兼ねる操作部本体2、観察対象に挿入するための挿入部3、外部機器と接続するためのユニバーサルコード4から主に構成される。
【0015】
挿入部3は、操作部本体2の側から順に、可撓性の可撓管5、湾曲自在の湾曲部6、挿入部3先端に位置する先端構成部7が連設されて構成されている。
【0016】
湾曲部6は、操作部本体2に設けられた湾曲操作ノブ8によって、所望の向きに湾曲するように遠隔的に操作できるようになっている。
【0017】
ユニバーサルコード4端部には、図示しない光源装置に接続されるコネクター9が備えられている。
【0018】
図2を使用して、可撓管5及び湾曲部6の構造を説明する。
【0019】
可撓管5は、ステンレスで形成された螺旋管10、螺旋管10の外周にステンレスで形成された網状管11、網状管11の外周にポリエステル樹脂やポリアミド樹脂等で形成された可撓性の外皮12、外皮12の外周にフッ素樹脂やポリエステル樹脂やポリアミド樹脂やアルミ等の金属等からなる着色された指標13、外皮12及び指標13の外周にペルヒドロポリシラザンから転化してなるシリカコーティング層14を順次積層して構成されている。
【0020】
なお、本明細書で指標とは、例えば挿入部3の挿入深さを知るための挿入部3に記された指標等のことを指している。
【0021】
湾曲部6は、湾曲自在に連設された複数の湾曲駒15を有しており、最後端の湾曲駒15は、接続管16を介して、可撓管5先端側に接続している。
【0022】
湾曲駒15の外周には、ステンレスで形成された網状管17が設けられ、網状管17の外周には、フッ素ゴムやEPDM等で形成された湾曲ゴム18が設けられている。
【0023】
湾曲ゴム18の前後両端の外周は、緊縛糸19で縛られ、緊縛糸19の上に接着剤20が塗布されて固定されている。
【0024】
シリカコーティング層14は、接着剤20乾燥後、接着剤20前端側まで覆うように設けられている。
【0025】
ペルヒドロポリシラザンは、有機溶剤に可溶な無機ポリマーであり、不活性雰囲気中で高温焼成すると、脱水素反応に伴う熱硬化収縮後、アモルファス(非晶質)の窒化珪素セラミックスへ転化するものである。そして、このポリマーの有機溶媒溶液を塗布液として用い、大気中で焼成すると、水分や酸素と反応し、シリカ(アモルファスSiO2)膜を得ることができる。シリカコーティング層14は、このシリカ膜で形成されている。
【0026】
セラミック化は加湿処理によって100℃以下で行うことができ、また別の気相接触法と呼ばれる方法では室温でも処理が可能であるので、ポリエステル樹脂やポリアミド樹脂にも処理することができる。つまり、外皮12上にシリカ膜で形成されたシリカコーティング層14を設けることができる。
【0027】
シリカコーティング層14のコーティングは、ディップコーティング、スプレーコーティングが可能である。
【0028】
シリカコーティング層14を形成するシリカ膜は、優れたガスバリア性、石英ガラスと同等の耐薬品性と耐熱性、絶縁性、耐擦傷性、防汚性、平滑性を有する。
【0029】
なお、図示しないが可撓性のユニバーサルコード4の外装も可撓管5の外装と同様の構造になっている。
【0030】
(作用・効果)
本参考例の作用・効果を次に挙げる。
【0031】
内視鏡1を検査に使用後、洗滌し消毒もしくは滅菌を行なう際、過酢酸系薬剤や過酸化水素系薬剤といった酸化系の強い薬液に浸漬した場合、最も劣化し易い可撓管5の樹脂で形成された外皮12は、シリカ膜で形成されたシリカコーティング層14で保護されているので、外皮12の劣化を防止できる。
【0032】
また、オートクレーブにかけた場合、シリカコーティング層14を形成するシリカ膜は優れたガスバリア性と耐熱性を有するので、外皮12が加水分解等で劣化することを防止できる。
【0033】
つまり、可撓管5は、オートクレーブを始めとする主要な消毒滅菌処理に耐えることができる。
【0034】
また、指標13は、耐熱性、耐水性を有するので、オートクレーブによる劣化を防止できる。
【0035】
また、可撓管5の電気絶縁性、耐擦傷性、防汚性、平滑性が向上する。
【0036】
次に本発明の実施形態について説明する。
図3は本発明の実施の形態に係り、可撓管及び湾曲部の部分断面を示す図である。
【0037】
なお、本実施の形態で述べない部位の構成や作用は、上記第1の参考例と同様である。
【0038】
(構成)
図3に示すように、本実施の形態では、可撓管5の外表面だけではなく内面にも、ペルヒドロポリシラザンから転化してなるシリカコーティング層14を設けた。
【0039】
(作用・効果)
本実施の形態では、上記第1の参考例と同様の作用・効果を得られる。また、次に挙げる作用・効果を得られる。
【0040】
内視鏡1をオートクレーブで滅菌する際、給蒸前にチャンバー内を陰圧にする工程があり、一般に内視鏡は防水構造であるので、内視鏡1内部圧が外部圧より相対的に高くなり、湾曲ゴム18が破裂する場合がある。これを防止するために、オートクレーブにかける際、内視鏡1に設けた図示しない通気口金で内視鏡1内外を連通させる場合がある。この場合、水蒸気が内視鏡1内部に侵入し可撓管5の外皮12の外側ばかりでなく内側も劣化することが一般にあるが、本実施の形態では、シリカ膜で形成されたシリカコーティング層14で可撓管5内面は保護され、可撓管5が劣化することを防止できる。
【0041】
なお、シリカコーティング層14は、螺旋管10と網状管11と外皮12とを組立後に可撓管5内面に設けてもよいし、予め外皮12の内面及び外面にシリカコーティング層14を設けてから螺旋管10と網状管11を組み付けてもよい。或いは外皮12と網状管11を組立後にその内外面にシリカコーティング層14を設けて、その後螺旋管10を組み付けてもよい。いずれの順序で組み付けた場合も同様の効果が得られる。
【0042】
図4は本発明の実施形態に係る他の参考例(第2の参考例)を示した図であり、可撓管及び湾曲部の部分断面を示す図である。
【0043】
なお、本第2の参考例で述べない部位の構成や作用は、上述した第1の参考例と同様である。
【0044】
(構成)
本第2の参考例では、可撓管5ばかりでなく、内視鏡1表面全体にシリカコーティング層14が設けられている。
【0045】
図4は、シリカコーティング層14が表面に設けられた内視鏡1の可撓管5及び湾曲部6を抜き出して例示したものであるが、他の部位も同様にシリカコーティング層14が設けられている。
【0046】
湾曲ゴム18は、湾曲ゴム18を接続管16及び可撓管5の網状管11に接着した後、緊縛糸ではなく、フッ素樹脂で形成された熱収縮チューブ21で締め付け固定される。この際、熱収縮チューブ21で可撓管5の外皮12端部も締め付け固定している。
【0047】
オートクレーブを施すと、湾曲ゴム18や外皮12等といった樹脂製の外皮は、外皮端部より劣化が開始する傾向が一般にあるが、本実施の形態の外皮端部を覆って設けた熱収縮チューブ21は、フッ素樹脂であるので水蒸気を透過しにくく、シリカコーティング14のガスバリア効果とあいまって、外皮端部の劣化を防止できるようになっている。
【0048】
なお、シリカコーティング層14を図示しない対物レンズ、図示しない照明レンズ、図示しない接眼レンズといったレンズの表面に設けても、可視光透過率や屈折率は石英ガラスと同等であるので、レンズの光学性能は劣化しないようになっている。
【0049】
(作用・効果)
本第2の参考例では、上述した第1の参考例と同様の作用・効果を得られる。また、次に挙げる作用・効果を得られる。
【0050】
内視鏡1表面全体にシリカコーティング層14が設けられているので、挿入部3ばかりでなく、内視鏡1全体例えば操作部本体2の樹脂、レンズ、接着剤、金属等のオートクレーブ耐性、耐薬品性、電気絶縁性、防汚性等を向上させることができる。
【0051】
また、水密状態の内視鏡1をオートクレーブにかける場合、シリカコーティング層14のガスバリア性により、可撓管5と湾曲部6との接合部等といった部品接合部から内視鏡1内部へ水蒸気が侵入することを防止でき、内視鏡1の内部構造物が劣化することを防止できる。なお、水密状態の内視鏡1をオートクレーブにかける場合は、湾曲ゴム18が前述の内視鏡1内外の圧力差により破裂しないように、湾曲部6に湾曲ゴム18破裂防止用のキャップを付けるか、或いは内視鏡1に内視鏡1内圧調整弁を付けるなどしてから行う。
【0052】
また、湾曲ゴム18破裂防止のために内視鏡1内外を連通させてオートクレーブにかける場合には、シリカコーティング層14は外表面だけでなく内面に施してもよい。これにより内視鏡1内部に多量の水蒸気が侵入しても、部品の劣化を防止できる。
【0053】
また、内視鏡1全体のオートクレーブを始めとする主要な消毒滅菌処理に対する耐性が向上する。
【0054】
また、内視鏡1全体の電気絶縁性、耐擦傷性、防汚性、平滑性が向上する。
【0055】
また、シリカコーティング層14自体がガスバリア性、電気絶縁性、耐擦傷性、防汚性、平滑性を有するのでコーティングする母材の選択の幅が広がる。
【0056】
なお、本発明は、上述の実施の形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
【0057】
例えば、内視鏡1はファイバースコープに限らず、軟性のビデオスコープでも、硬性鏡でもよい。
【0058】
[付記]
(付記項1)
少なくとも外表面に設けられたペルヒドロポリシラザンから転化してなるシリカコーティング層、
を具備したことを特徴とする内視鏡。
【0059】
(付記項2)
付記項1に記載の内視鏡であって、
可撓性の可撓管を有し、
前記可撓管の少なくとも外表面に前記シリカコーティング層を設けた。
【0060】
(付記項3)
付記項2に記載の内視鏡であって、
前記可撓管の内面に前記シリカコーティング層を設けた。
【0061】
(付記項4)
付記項2ないし付記項3に記載の内視鏡であって、
前記可撓管は観察対象に挿入するための挿入部を含む。
【0062】
(付記項5)
付記項2ないし付記項3に記載の内視鏡であって、
前記可撓管は外部装置と接続するためのユニバーサルコードを含む。
【0063】
(付記項6)
可撓性の挿入部を有する内視鏡であって、
樹脂で形成された前記挿入部の外皮と、
前記挿入部の外皮の上に設けられた耐熱耐湿性の指標と、
前記指標の上に設けられたペルヒドロポリシラザンから転化してなるシリカコーティング層と、
を具備したことを特徴とする内視鏡。
【0064】
(付記項7)
付記項6に記載の内視鏡であって、
前記指標はフッ素樹脂で形成される。
【0065】
(付記項8)
付記項6に記載の内視鏡であって、
前記指標はポリエステル樹脂で形成される。
【0066】
(付記項9)
付記項6に記載の内視鏡であって、
前記指標はポリアミド樹脂で形成される。
【0067】
(付記項10)
付記項6に記載の内視鏡であって、
前記指標は金属で形成される。
【0068】
(付記項6に係る従来の技術及び課題)
軟性内視鏡の可撓性の挿入部には、挿入深さを知るための指標が設けてある。従来の挿入部は、例えば実公昭57−36164号に示されるように、ポリウレタン樹脂やポリエステル樹脂等の外皮にウレタン樹脂の指標を設け、その上にウレタン樹脂でコーティングするものが一般的であった。
【0069】
しかしながら、オートクレーブ滅菌を行なうとウレタン樹脂は耐水性、耐熱性がないため、可撓管が著しく劣化し、指標も劣化して識別できなくなるという問題があった。
【0070】
付記項6は、上記事情に鑑みてなされたものであり、オートクレーブを施す際の高温高湿度に耐え得る挿入部の指標を有する内視鏡を提供することを課題とする。
【0071】
(付記項6に係る作用の補足)
付記項6では、可撓性の挿入部に設けられた指標に耐熱性、耐水性を持たせ、オートクレーブを施しても指標が劣化しないようにした。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、内視鏡の可撓管の外表面だけでなく、内側までシリカコーティング層で覆っているため、これによって可撓管の内面は保護され、可撓管が劣化することを防止できる。つまり、内視鏡をオートクレーブで滅菌する際、水蒸気が内視鏡内部に浸入し可撓管の外皮の外側ばかりでなく内側も劣化させることが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図2は本発明の第1の参考例に係り、図1は内視鏡の全体構成を示す説明図
【図2】可撓管及び湾曲部の部分断面を示す図
【図3】本発明の実施の形態に係り、可撓管及び湾曲部の部分断面を示す図
【図4】本発明の第2の参考例に係り、可撓管及び湾曲部の部分断面を示す図
【符号の説明】
1…内視鏡
2…操作部本体
3…挿入部
4…ユニバーサルコード
5…可撓管
6…湾曲部
7…先端構成部
8…湾曲操作ノブ
9…コネクタ
10…螺旋管
11…網状管
12…外皮
13…指標
14…シリカコーティング層
15…湾曲駒
16…接続管
17…網状管
18…湾曲ゴム
19…緊縛糸
20…接着剤
21…熱収縮チューブ
Claims (1)
- 螺旋管と、
前記螺旋管の外周に形成された網状管と、
前記網状管の外周に形成された外皮と、
を順次積層して構成された可撓管を有する内視鏡において、
前記螺旋管の内周面及び前記外皮の外周面にペルヒドロポリシラザンから転化してなるシリカコーティング層を設けたことを特徴とする内視鏡。
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