JP3651049B2 - ディスク状記録媒体のデータ管理方法及びデータ記録再生装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、特に、ビデオデータのようなシーケンシャルなデータを記録/再生するのに用いて好適なディスク状記録媒体のデータ管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオデータをハードディスクに蓄えるようにしたビデオ記録/再生システムが考えられている。すなわち、ハードディスクは、アクセス速度が速く、比較的大容量のストレージデバイスある。このため、ビデオデータをハードディスク記録するようにすれば、高速アクセス可能なビデオ記録/再生システムが実現できる。
【0003】
ビデオデータのようなシーケンシャルなデータは、通常、ディスクに記録する場合、連続するセクタ(又はクラスタ)にデータを順に記録するようにしている。つまり、ディスクにデータを記録する場合、図14Aに示すように、ディスクの記録エリアが複数のセクタS1、S2、S3、…に分割される。ビデオデータP1、P2、P3、…は、連続するセクタS1、S2、S3、…に順に記録される。
【0004】
このように、連続するセクタにデータを順に記録すると、再生時の遅延時間が最小となる。つまり、ハードディスクでは、エリア間の移動に要する時間がデータのアクセス時間に影響を及ぼす。連続するセクタにデータを順に記録すると、再生時には、セクタS1、S2、S3、…の順に再生すれば、連続するビデオデータP1、P2、P3、…が再生されることになり、データアクセスする際のエリア間の移動に要する時間が最小になり、再生時の遅延時間を短くできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述のように、隣接セクタに順にデータを記録していくと、同時記録再生等の特殊再生を行う場合に、データアクセス時間が増大するという問題がある。同時記録再生とは、例えば、記録を行いつつ、以前に記録した所を再生していくような特殊再生(以下、「追いかけ再生」と称する)や、記録を行いつつ、以前に記録した所を例えば倍速で再生していくような特殊再生(以下、「追いつき再生」と称する)等である。
【0006】
つまり、図14Bは、上述のように、隣接セクタに順にデータを記録して、例えば「追いかけ再生」を行った場合に、記録及び再生が行われる様子を示したものである。例えば、データP6を記録するときにデータP1から「追いかけ再生」を行うように指令が出されるとすると、データP6、P7、P8、…を記録しつつ、データP1、P2、P3、…を再生していくことになる。
【0007】
この場合、図14Bに示すように、セクタS6のデータP6に記録を行ったら、セクタS1に移動され、データP1が再生される。次に、セクタS7にデータP7が記録され、セクタS2に移動され、データP2が再生される。以下、セクタS8にデータP8が記録され、セクタS3に移動され、データP3が再生される。
【0008】
このように、隣接セクタに順にデータを記録して「追いかけ再生」を行った場合には、記録時と再生時とで、エリア間の移動距離が大きくなり、遅延時間が長くなる。
【0009】
したがって、この発明の目的は、同時記録再生等の特殊再生を行う場合にも、遅延時間が短くできるようにしたデータ管理方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、ディスク状記録媒体に対し、1又は複数のセクタを集めて1フレーム、又は1フィールド分のデータが記録されるエリアを構成し、更に、連続する複数のエリアを集めてグループデータを構成し、グループデータに基づいてグループデータ番号を順に割り振るように設定し、各グループデータ毎に、エリアに基づいてエリア番号を設定し、各グループデータの中から、データを記録すべきエリアのエリア番号を選択し、グループデータ番号の順に、各グループにおいて選択されたエリア番号のエリアにデータを順に記録すると共にディスク内に各グループデータの配置に関する情報を記録し各グループデータの配置に関する情報をコントロールユニットで制御するようにしたディスク状記録媒体のデータ管理方法である。
また、この発明は、ディスク状記録媒体に対し、1又は複数のセクタを集めて1フレーム、又は1フィールド分のデータが記録されるエリアを構成する手段と、更に、連続する複数のエリアを集めてグループデータを構成し、グループデータに基づいてグループデータ番号を順に割り振るように設定する手段と、各グループデータ毎に、エリアに基づいてエリア番号を設定する手段と、各グループデータ番号の順に、各グループデータにおいて選択されたエリア番号のエリアにデータを順に記録すると共にディスク内に各グループデータの配置に関する情報を記録し各グループデータの配置に関する情報をコントロールユニットで制御する手段とからなるディスク状記録媒体のデータ記録再生装置である。
【0011】
この発明では、記録を行いながら再生する特殊再生に設定されたら、特殊再生を開始すべきエリアを含むグループデータ中から、データを再生すべきエリアを選択し、選択されたエリア番号のエリアからデータを再生すると共に、データを再生すべきエリアと同一のグループデータに属し、再生すべきエリアと異なるエリアを、データを記録すべきエリア番号として選択し、選択されたエリア番号のエリアにデータを記録するようにしている。
【0012】
【作用】
エリア番号と、エリアを複数個集めたグループデータのグループデータ番号とを使って、ディスクが管理されている。そして、同時記録再生を行う場合、記録データと再生データとが同じグループデータの中で行われる。このため、ヘッドの移動に伴うアクセス時間を大きく減らすことができる。
【0013】
【実施例】
以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明する。図1は、この発明が適用できるディスクの一例である。ディスク1は、図1Aに示すように、複数のセクタS、S、S、…に分割される。セクタS、S、S、…は、データを記録/再生するためにアクセスする際の最小の単位である。各セクタS、S、S、…には、物理アドレスが割り振られている。
【0014】
図2に示すように、この発明が適用されたディスク1では、1又は複数のセクタSから、エリアAが構成される。各エリアA、A、A、…は、1ピクチャ分(1フレーム、又は1フィールド分)のデータを記録できる容量とされている。更に、図1Cに示すように、例えば3つのエリアAを集めて、グループデータGDが構成される。なお、各グループデータGD中のエリアAの数は、同数とされている。
【0015】
各グループデータGDには、グループデータ番号GD1、GD2、GD3、GD4が順に割り振られる。各GDにおけるエリアには、エリア番号A1、A2、A3が割り振られる。
【0016】
この発明が適用されたディスク1では、各グループデータ中のエリアA1、A2、A3ごとのエリアの集合をメタエリアとし、グループデータ番号GD1、GD2、GD3、…の順に、メタエリアにデータを記録するようにしている。
【0017】
つまり、例えば、先ず、グループデータ番号GD1中のエリア番号A1にデータを記録し、次に、グループデータ番号GD2中のエリア番号A1にデータを記録し、次に、グループデータ番号GD3中のエリア番号A1にデータを記録し、次に、グループデータ番号GD4中のエリア番号A1にデータを記録していく。
【0018】
それから、グループデータ番号GD1中のエリア番号A2にデータを記録し、次に、グループデータ番号GD2中のエリア番号A2にデータを記録し、グループデータ番号GD3中のエリア番号A2にデータを記録し、グループデータ番号GD4中のエリア番号A2にデータを記録していく。
【0019】
そして、グループデータ番号GD1中のエリア番号A3にデータを記録し、次に、グループデータ番号GD2中のエリア番号A3にデータを記録し、グループデータ番号GD3中のエリア番号A3にデータを記録し、グループデータ番号GD4中のエリア番号A3のエリアにデータを記録していく。
【0020】
図2は、このようにしてデータを記録していったときの様子を示すものである。
【0021】
図2Aに示すように、データP1が入力されると、グループデータ番号GD1のエリア番号A1に、データP1が記録される。以下、図2B〜図2Dに示すように、データP2、P3、P4、が入力されると、グループデータ番号GD2、GD3、GD4の夫々のエリア番号A1に、データP2、P3、P4が順に記録される。
【0022】
グループデータ番号GD1、GD2、GD3、GD4、の夫々のエリア番号A1のエリアにデータが順に記録されたら、次に、図2E及び図2Fに示すように、グループデータ番号GD1、GD2、の夫々のエリアA2にデータP5、P6が順に記録されていく。
【0023】
その結果、グループデータ番号GD1のエリア番号A1、A2、A3にデータP1、P5、P9が記録され、グループデータ番号GD2のエリア番号A1、A2、A3にデータP2、P6、P10が記録され、グループデータ番号GD3のエリア番号A1、A2、A3にデータP3、P7、P11が記録され、グループデータ番号GD4のエリア番号A1、A2、A3にデータP4、P8、P12が記録されることになる。
【0024】
ここで、記録を行いつつ以前に記録した部分から再生を行うような「追いかけ再生」や、記録を行いつつ以前に記録した部分から高速再生を行うような「追いつき再生」を行う場合には、再生するエリアを含むグループデータ番号がアクセスされ、この再生を開始するエリアが含まれるグループデータ番号中のエリアから再生が開始されると共に、このグループデータと同一で再生したエリアと異なるエリアに、データが記録される。
【0025】
図3は、「追いかけ再生」の場合を示すものである。例えば、データP6を記録したときに、データP1から「追いかけ再生」が指令されたとする。図3Aに示すように、データP1〜P6を記録するまでは、上述の通常記録時と同様に、グループデータ番号GD1〜GD4の夫々のエリア番号A1にデータP1〜P4が記録され、次に、グループデータ番号GD1、GD2の夫々のエリア番号A2にデータP5、P6が記録される。
【0026】
データP1から「追いかけ再生」をすることが指令されると、図3Bに示すように、データP1の属するグループデータ番号GD1がアクセスされ、グループデータ番号GD1のエリア番号A1から、以前に記録されていたデータP1が読み出される。そして、同一のグループデータ番号GD1のエリア番号A3に、次のデータP7が記録される。
【0027】
そして、図3Cに示すように、データP2の属するグループデータ番号GD2がアクセスされ、グループデータ番号GD2のエリアA1から以前に記録されていたデータP2が読み出され、同一のグループデータ番号GD2中のエリアA3に次のデータP8が記録される。
【0028】
このように、データアクセスの際に、記録と再生とで同じグループデータ番号のエリアがアクセスされる。このため、記録時と再生時とでヘッド移動距離が短くなり、データアクセスの時間が減少できる。
【0029】
図4は、「追いつき再生」の場合を示すものである。例えば、データP9を記録したときに、データP2から「追い付き再生」が指令されたとする。図4Aに示すように、データP1〜P9を記録するまでは、通常記録時と同様に、グループデータ番号GD1〜GD4の夫々のエリア番号A1にデータP1〜P4が記録され、次に、グループデータ番号GD1〜GD4の夫々のエリア番号A2にデータP5〜P8が記録される。そして、グループデータ番号GD1のエリア番号A3にデータP9が記録される。
【0030】
データP2から「追いつき再生」が指令されると、図4Bに示すように、データP2の属するグループデータ番号GD2がアクセスされ、グループデータ番号GD2のエリア番号A1から、以前に記録されていたデータP2が読み出される。そして、同一のグループデータ番号GD2のエリア番号A3に、次のデータP10が記録される。
【0031】
そして、図4Cに示すように、データP4の属するグループデータ番号GD4がアクセスされ、グループデータ番号GD4のエリアA1から以前に記録されていたデータP4が読み出され、同一のグループデータ番号GD4中のエリアA3に次のデータP11が記録される。
【0032】
このように、「追いつき再生」では、1つおきのデータP2、P4、…が再生されていく。このため、再生データが記録データに追い付いていく。「追いつき再生」の場合でも、データアクセスの際に、記録と再生とで同じグループデータ番号のエリアがアクセスされる。このため、記録時と再生時とでヘッド移動距離が短くなり、データアクセスの時間が減少できる。
【0033】
なお、「追いかけ再生」や「追いつき再生」のような特殊再生を行うと、ディスク上のデータの記録順が通常再生時と異なってくる。そこで、図5に示すように、例えばディスク1の最内周がディスク記録管理トラック2とされる。このディスク記録管理トラック2には、データの配置に関する情報が記録される。
【0034】
図6は、この発明が適用できるビデオ記録/再生システムの一例である。図6において、11はコントロールユニット、12はソースデータ供給ユニット、13はハードディスクドライブユニット、14は表示ユニットである。
【0035】
コントロールユニット11は、システム全体制御を行うものである。ソースデータ供給ユニット12は、記録すべきソースデータを与えるもので、例えばテレビジョン受像機である。ハードディスクドライブユニット13は、ソースデータを記録/再生するためのストレージデバイスであり、前述したように、データをデータグループGDとエリアAとを使って管理するものである。表示ユニット14は、ソース供給ユニット12からのビデオデータ又はハードディスクドライブユニット13から再生されたビデオデータを画面に表示するものである。表示ユニット14は、例えばCRTディスプレイである。
【0036】
コントロールユニット11とハードディスクドライブ13とは、データ線21、アドレス線22、制御線23、割り込み信号線24を介して接続されている。アドレス線22により、アドレス指定がなされる。データ線21を介して、データがやり取りされる。制御信号線23を介して、ハードディスクドライブユニット13の動作制御信号が供給される。割り込み信号線24を介して、「追いかけ再生」や「追い付き再生」の割り込み信号等が送られる。
【0037】
ソースデータユニット12とコントロールユニット11とは、データ線31及び制御信号線32を介して接続されている。表示ユニット14とコントロールユニット11とは、信号線41を介して接続されている。
【0038】
コントロールユニット11は、システム全体の制御を行うものである。コントロールユニット11は、コントローラ51と、メモリ52と、データ加工部53とを含んでいる。コントローラ51からは、内部データバス55、内部アドレスバス56が導出され、これらの内部データバス55及び内部アドレスバス56に、メモリ52、データ加工部53が接続されている。また、コントロールユニット11には、スイッチ57が設けられる。スイッチ57は、表示ユニット14に送出すべき表示データを選択するものである。
【0039】
ハードディスクドライブユニット13は、図7に示すように構成される。図7において、ディスク60は、スピンドルモータ61により回転される。ディスク60に対して、磁気ヘッド62が設けられる。この磁気ヘッド62は、ボイスコイルモータ63により、ディスク60の半径方向に移動される。ディスク60の回転は、コントローラ64により制御される。また、ヘッド62の位置は、コントローラ64により制御される。コントローラ64には、データ線21、アドレス線22、制御線23、割り込み信号線24が接続される。
【0040】
このようなシステムにおいて、ビデオデータを記録する場合には、ソースデータ供給ユニット12からコントロールユニット11に、画像データが供給される。コントロールユニット11で、このソースデータが受信される。このソースデータは、データ加工部53に送られ、処理される。データ加工部53で処理されたビデオデータは、データ線21を介して、ハードディスクドライブユニット13に送られる。また、コントロールユニット11からハードディスクドライブユニット13に、アドレス線22を介して、アドレスが送られる。これにより、ハードディスクドライブユニット13にビデオデータが書き込まれる。
【0041】
ビデオデータを再生する場合には、制御信号線23を介して、コントロールユニット11からハードディスクドライブユニット13に制御信号が送られる。また、コントロールユニット11からハードディスクドライブユニット13に、アドレス線22を介して、アドレスが送られる。これにより、ハードディスクドライブユニット13からビデオデータが読み出される。
【0042】
ハードディスクドライブユニット13から読み出されたビデオデータは、データ線21を介して、コントロールユニット11に送られる。そして、コントロールユニット11のデータ加工部53で処理がなされる。このデータ加工部53で処理されたデータは、スイッチ57を介して、信号線41から出力され、表示ユニット14に送られる。
【0043】
ソースデータ供給ユニット12からのビデオデータを直接表示する場合には、ソースデータ供給ユニット12からのビデオデータがデータ線31を介してコントロールユニット11に送られ、スイッチ57、信号線41を介して、表示ユニット4に送られる。
【0044】
このシステムでは、更に、ソースデータ供給ユニット12からのビデオデータをハードディスクドライブユニット13に記録しつつ、同時にハードディスクドライブユニット13に以前に記録されたデータの読み出しを行なって表示ユニット14に表示することが可能である。例えば、ビデオデータを一旦ハードディスクドライブユニット13に記録しておき、データを記録しつつ、記録しておいたデータの読み取りをするような「追いかけ再生」が可能であり、また、ビデオデータを一旦ハードディスクに記録しておき、データを記録しつつ、記録しておいたデータを高速で再生するような「追いつき再生」が可能である。前述したように、グループデータGDと、エリアAとを使ってデータを管理しているので、「追いかけ再生」や「追いつき再生」を行う場合にも、遅延時間は少ない。
【0045】
図8は、この発明が適用されシステムの動作を示すフローチャートである。
【0046】
先ず、イニシャライズ処理が行われる。イニシャライズ処理では、ディスク60の最内周の記録管理情報トラックのデータが読み出され、コントロールユニット11のメモリ52に読み込まれ、設定に応じてメモリ52に展開したディスク記録管理情報トラックのデータの一部若しくは全部の書き換えが行われる。その上で、最初の記録開始のグループデータ番号及びエリア番号が決定される(ステップS1)。
【0047】
イニシャライズ処理が行われたら、メイン処理となる。メイン処理では、グループデータ番号GDqのエリア番号a(q及びaは任意の番号)から、垂直同期信号に同期して、2垂直周期に1回(1フレームに1回)ピクチャデータが記録される。記録の方法は、先ず、エリア番号がaとされ、グループデータ番号GDq、GD(q+1)、GD(q+2)、…のエリア番号aに順番にデータが記録される。次に、エリア番号が(a+1)とされ、グループデータ番号GDq、GD(q+1)、GD(q+2)、…のエリア番号(a+1)に順番にデータが記録される。以下、エリア番号が(a+2)、(a+3)…とされ、同様にデータが記録されていく(ステップS2)。
【0048】
この間に、「追いかけ再生」の割り込みがあったら、「追いかけ再生」処理ルーチンに行く(ステップS3)。また、この間に、「追いつき再生」の割り込みがあったら、「追いつき再生」処理ルーチンに行く(ステップS4)。「追いかけ再生」及び「追いつき再生」の処理ルーチンでは、再生するエリアを含むグループデータ番号がアクセスされ、この再生を開始するエリアが含まれるグループデータ番号中のエリアから再生が開始されると共に、このグループデータと同一で再生したエリアと異なるエリアに、データが記録される。
【0049】
図9は、ステップS2で示したメイン処理の詳細を示すものである。メイン処理では、先ず、ディスク記録管理データが初期化されされる。そして、次に記録再生を行うグループデータ番号の値GD1とされ、次回の記録を行うエリア番号の値A1とされる(ステップS11)。
【0050】
次に、指定されたグループデータ番号のグループデータの先頭にヘッドが移動され、ここで待機される(ステップS12)。
【0051】
サイクルのスタートのシンクが入力され、指定されたグループデータ番号のエリアにデータが書き込まれる(ステップS13)。
【0052】
そして、次のグループデータ番号GD(q+1)が存在するかどうかが判断される(ステップS14)。次のグループデータ番号が存在すれば、次のグループデータ番号として、GD(q+1)が代入される(ステップS15)。
【0053】
そして、指定された次のグループデータ番号にヘッドが移動され、ここで待機される(ステップS16)。
【0054】
そして、サイクルのスタートのシンクが入力されたら、ステップS15で指定された次のグループデータ番号の、全体と同じエリアにデータが書き込まれ(ステップS17)、ステップS14に戻される。
【0055】
ステップS14で、次のグループデータ番号GD(q+1)が存在しなければ、次回のグループデータ番号として、GD1が代入される(ステップS18)。
【0056】
そして、次のエリア(a+1)が存在するかどうかが判断される(ステップS19)。
【0057】
次のエリア(a+1)が存在すれば、エリア番号にa+1に代入され(ステップS20)、ステップS16に進められる。次のエリア(a+1)が存在しなければ、エリア番号にA1が代入され(ステップS20)、ステップS16に進められる。
【0058】
そして、指定された次のグループデータ番号にヘッドが移動され、ここで待機される(ステップS16)、サイクルのスタートのシンクが入力されたら、ステップS15で指定された次のグループデータ番号の、全体と同じエリアにデータが書き込まれ(ステップS17)、ステップS14に戻される。
【0059】
例えば、グールプデータ番号はGD1〜GD4まであり、エリア番号がA1〜A3まであるとする。
【0060】
ステップS11で最初にグループデータ番号はGD1とされ、エリア番号はA1とされるので、ステップS13では最初にグループデータGD1のエリア番号A1が指定され、グループデータ番号GD1のエリア番号A1にデータが記録される。
【0061】
ステップS14で次のグループ番号があるかどうか判断される。次のグループデータ番号はGD2であり、このグールプデータ番号GD2は存在するので、ステップS15で次のグループデータ番号がGD2とされる。ステップS17で、グループデータ番号がGD2のエリア番号はA1にデータが記録される。
【0062】
次にステップS14に戻り、次のグループ番号があるかどうか判断される。次のグループデータ番号はGD3であり、このグールプデータ番号GD3は存在するので、ステップS15で次のグループデータ番号がGD3とされる。ステップS17で、グループデータ番号がGD3のエリア番号はA1にデータが記録される。
【0063】
次にステップS14に戻り、次のグループ番号があるかどうか判断される。次のグループデータ番号はGD4であり、このグールプデータ番号GD4は存在するので、ステップS15で次のグループデータ番号がGD4とされ、ステップS17で、グループデータ番号がGD4のエリア番号はA1にデータが記録される。
【0064】
更に、ステップS14に戻り、次のグループ番号があるかどうか判断される。次のグループデータ番号はGD5であり、このグールプデータ番号GD5は存在しない。このため、ステップS18で次のグループデータ番号がGD1とされる。そして、ステップS19で、次のエリア番号があるかどうかが判断される。次のエリア番号はA2で、このエリア番号は存在するので、ステップS20でエリア番号がA2とされる。そして、ステップS17で、グループデータ番号がGD1のエリア番号はA2にデータが記録される。
【0065】
ステップS14で次のグループ番号があるかどうか判断される。次のグループデータ番号はGD2であり、このグループデータ番号GD2は存在するので、ステップS15で次のグループデータ番号がGD2とされる。ステップS17で、グループデータ番号GD2のエリア番号A2にデータが記録される。
【0066】
以下、同様に、グールプデータ番号とエリア番号が指定され、指定されたグールプデータ番号とエリア番号にデータが記録されていく。
【0067】
図10は、追いかけ再生の場合の動作を示すフローチャート(ステップS3の処理)を示すものである。
【0068】
追いかけ再生の割り込み処理が入ったときに、現在記録中のデータの書込みがあれば、これが最後まで行われる(ステップS31)。
【0069】
追いかけ再生を開始するピクチャが確認され(ステップS32)、この追いかけ再生を行うピクチャの先頭のグループデータ番号及びエリア番号がコントロールユニット11のメモリ52にある記録データ管理テーブルから検索され、このエリアが再生エリアとされる(ステップS33)。
【0070】
そして、記録すべきグループデータ番号と同一のグループデータ番号に属し、再生を行うエリア以外でピクチャ番号の最も古いエリアがコントロールユニット11のメモリ52から検索され、このエリアが記録エリアとされる(ステップS34)。
【0071】
設定されたグループデータ番号の先頭にヘッドが移動される(ステップS35)。
【0072】
サイクルスタートのシンクが入力されたら、所定のグループデータ番号の決定されたエリアに、記録及び読み出しがなされる(ステップS36)。
【0073】
現在読み取り中のピクチャの次に表示予定のピクチャの記録されているグループデータ番号及びエリア番号が検索され、これが次に再生すべきグループデータ番号及びエリア番号とされる(ステップS37)。なお、「追いかけ再生」の場合には、連続するグループデータ番号が次に表示予定のピクチャの記録されているグループデータ番号となる。
【0074】
そして、記録すべきグループデータ番号と同一のグループデータ番号に属し、再生を行うエリア以外でピクチャ番号の最も古いエリア検索され、このエリアが記録エリアとされる(ステップS38)。
【0075】
設定されたグループデータ番号の先頭にヘッドが移動され、待機される(ステップS39)、そして、ステップS36に戻される。
【0076】
例えば、最初のデータP1からの通常記録が開始され、データP6が記録されている際に、データP1から「追いかけ再生」を行うようコマンドが入ったとする。この場合、上述のような処理により、図11に示すように、記録/再生が行われる。
【0077】
図12は、追いつき再生の場合の動作を示すフローチャート(ステップS4の処理)を示すものである。
【0078】
追いつき再生の割り込み処理が入ったときに、現在記録中のデータの書込みがあれば、これが最後まで行われる(ステップS41)。
【0079】
追いつき再生を開始するピクチャが確認され(ステップS42)、この追いつき再生を行うピクチャの先頭のグループデータ番号及びエリア番号がコントロールユニット11のメモリ52にある記録データ管理テーブルから検索され、このエリアが再生エリアとされる(ステップS43)。
【0080】
そして、記録すべきグループデータ番号と同一のグループデータ番号に属し、再生を行うエリア以外でピクチャ番号の最も古いエリアがコントロールユニット11のメモリ52から検索され、このエリアが記録エリアとされる(ステップS44)。
【0081】
設定されたグループデータ番号の先頭にヘッドが移動され、待機される(ステップS45)。
【0082】
サイクルスタートのシンクが入力されたら、所定のグループデータ番号の決定されたエリアに、記録及び読み出しがなされる(ステップS46)。
【0083】
現在読み取り中のピクチャの次に表示予定のピクチャの記録されているグループデータ番号及びエリア番号が検索され、これが次に再生すべきグループデータ番号及びエリア番号とされる(ステップS47)。なお、「追いつき再生」の場合には、例えば、1おきのグループデータ番号が次に表示すべきグループデータ番号となる。
【0084】
そして、記録すべきグループデータ番号と同一のグループデータ番号に属し、再生を行うエリア以外でピクチャ番号の最も古いエリア検索され、このエリアが記録エリアとされる(ステップS48)。
【0085】
設定されたグループデータ番号の先頭にヘッドが移動され、待機される(ステップS49)、そして、ステップS46に戻される。
【0086】
例えば、最初のデータP2からの通常記録が開始され、データP9が記録されている際に、データP2から「追いつき再生」を行うようコマンドが入ったとする。この場合、上述のような処理により、図13に示すように、記録/再生が行われる。
【0087】
【発明の効果】
この発明によれば、ディスク上のデータが例えば1ピクチャ分のデータを記録するエリアのエリア番号と、エリアを複数個集めたグループデータのグループデータ番号とを使って管理されている。そして、同時記録再生を行う場合、記録データと再生データとが同じグループデータの中で行われる。このため、ヘッドの移動に伴うアクセス時間を大きく減らすことができる。
【0088】
例えば、データ時間差通常再生を行う場合、ディスクの最終部分まではヘッドの移動は不要である。また、特定パターンに特化しない他種類の変速再生機能を同時に用意することができる。また、読み取りと書込みの時間のロスも最小限に抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたディスクにおけるデータ構造の説明に用いる略線図である。
【図2】この発明が適用されたディスクにおけるデータ記録の説明に用いる略線図である。
【図3】この発明が適用されたディスクにおけるデータ記録の説明に用いる略線図である。
【図4】この発明が適用されたディスクにおけるデータ記録の説明に用いる略線図である。
【図5】この発明が適用されたディスクにおけるディスク記録管理トラックの説明に用いる略線図である。
【図6】この発明が適用できるビデオ記録/再生システムの一例のブロック図である。
【図7】この発明が適用できるビデオ記録/再生システムにおけるハードディスクドライブユニットの一例のブロック図である。
【図8】この発明が適用できるビデオ記録/再生システムの説明に用いるフローチャートである。
【図9】この発明が適用できるビデオ記録/再生システムの説明に用いるフローチャートである。
【図10】この発明が適用できるビデオ記録/再生システムの説明に用いるフローチャートである。
【図11】この発明が適用できるビデオ記録/再生システムの説明に用いる略線図である。
【図12】この発明が適用できるビデオ記録/再生システムの説明に用いるフローチャートである。
【図13】この発明が適用できるビデオ記録/再生システムの説明に用いる略線図である。
【図14】従来のディスクにおるデータ記録の説明に用いる略線図である。
【符号の説明】
1 ディスク
2 ディスク記録管理トラック
11 コントロールユニット
12 ソースデータ供給ユニット
13 ハードディスクドライブユニット
14 表紙ユニット
GD1、GD2、… グループデータ番号
A1、A2、… エリア番号
Claims (7)
- ディスク状記録媒体に対し、1又は複数のセクタを集めて1フレーム、又は1フィールド分のデータが記録されるエリアを構成し、
更に、連続する複数の上記エリアを集めてグループデータを構成し、上記グループデータに基づいてグループデータ番号を順に割り振るように設定し、
各グループデータ毎に、上記エリアに基づいてエリア番号を設定し、
各グループデータの中から、データを記録すべきエリアのエリア番号を選択し、
グループデータ番号の順に、各グループにおいて選択されたエリア番号のエリアにデータを順に記録すると共にディスク内に上記各グループデータの配置に関する情報を記録し該上記各グループデータの配置に関する情報をコントロールユニットで制御するようにしたディスク状記録媒体のデータ管理方法。 - 記録を行いながら再生する特殊再生に設定されたら、
上記特殊再生を開始すべきエリアを含むグループデータ中から、データを再生すべきエリアを選択し、選択されたエリア番号のエリアからデータを再生すると共に、
上記データを再生すべきエリアと同一のグループデータに属し、上記再生すべきエリアと異なるエリアを、データを記録すべきエリア番号として選択し、
選択されたエリア番号のエリアにデータを記録する
ようにした請求項1記載のディスク状記録媒体のデータ管理方法。 - 上記連続データはビデオデータであり、上記エリアの容量は1ピクチャのデータ量である請求項1記載のディスク状記録媒体の管理方法。
- 上記データを記録すべきエリア番号の選択は、上記エリア番号順に行うようにした請求項1記載のディスク状記録媒体のデータ管理方法。
- ディスク状記録媒体に対し、1又は複数のセクタを集めて1フレーム、又は1フィールド分のデータが記録されるエリアを構成する手段と、
更に、連続する複数の上記エリアを集めてグループデータを構成し、上記グループデータに基づいてグループデータ番号を順に割り振るように設定する手段と、
各グループデータ毎に、上記エリアに基づいてエリア番号を設定する手段と、
各グループデータ番号の順に、各グループデータにおいて選択されたエリア番号のエリアにデータを順に記録すると共にディスク内に上記各グループデータの配置に関する情報を記録し該上記各グループデータの配置に関する情報をコントロールユニットで制御する手段と
からなるディスク状記録媒体のデータ記録再生装置。 - 上記連続データはビデオデータであり、上記エリアの容量は1ピクチャのデータ量である請求項5記載のディスク状記録媒体のデータ記録再生装置。
- 上記データを記録すべきエリア番号の選択は、上記エリア番号順に行うようにした請求項5記載のディスク状記録媒体のデータ記録再生装置。
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JP08467795A JP3651049B2 (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | ディスク状記録媒体のデータ管理方法及びデータ記録再生装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP08467795A JP3651049B2 (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | ディスク状記録媒体のデータ管理方法及びデータ記録再生装置 |
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JPH08256305A JPH08256305A (ja) | 1996-10-01 |
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JP08467795A Expired - Fee Related JP3651049B2 (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | ディスク状記録媒体のデータ管理方法及びデータ記録再生装置 |
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