JP3650873B2

JP3650873B2 - Telescopic device for bridge

Info

Publication number: JP3650873B2
Application number: JP26432198A
Authority: JP
Inventors: 俊成小田
Original assignee: Nitta Corp
Current assignee: Nitta Corp
Priority date: 1998-09-18
Filing date: 1998-09-18
Publication date: 2005-05-25
Anticipated expiration: 2018-09-18
Also published as: JP2000096502A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ラップ式の橋梁用伸縮装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
ラップ式の橋梁用伸縮装置は、例えば図16に示すように、隣合う橋桁Ｈ，Ｈの各対向面上部に鋼材等でできたフィンガー40を有するプレート４を図示しないアンカー等で固定配置して構成されており、橋桁Ｈ，Ｈ相互の遊間に移動してきた輪荷重を双方のフィンガー40で支持すると共に、橋桁Ｈ，Ｈの温度変化等による伸縮を、一方側のプレート４のフィンガー40が他方側のプレート４の隣り合うフィンガー40，40相互間に挿脱される態様で吸収されるようにしてある。
【０００３】
しかしながら、上記橋梁用伸縮装置では、車両通行の安全上、両プレート４，４のフィンガー40，40間には大きな隙間を取ることができない。故に、地震等により橋軸方向又は橋軸直角方向に橋桁Ｈ，Ｈが大きく相対移動した場合、橋桁Ｈ，Ｈの相対移動を十分に吸収することができない。
【０００４】
また、橋桁Ｈ，Ｈが地震等により橋軸方向又は橋軸直角方向に大きく相対移動した場合には、相対向するプレート４，４のフィンガー40相互が衝突し、フィンガー40が損傷するだけでなく他の橋梁部材までも損傷する恐れがある。特に、免震設計の橋梁では、橋梁の免震機能までも損なう恐れがある。また、フィンガー40に損傷が生じた場合、緊急車両の通過ができなくなったりして救助活動に大きな問題となる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は、橋軸方向又は橋軸直角方向の大きな移動量を吸収できる橋梁用伸縮装置を提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
（請求項１記載の発明）
請求項１記載の発明は、一方側の橋台又は橋桁と他方側の橋桁の対向する部分にそれぞれ固定されたプレートを具備し、いずれか一方のプレートは上面に橋軸直角方向に複数配列されたフィンガーを有し、他方のプレートは前記一方のプレート側に突出するように橋軸直角方向に複数配列されたフィンガーを有し、前記一方のプレートの一部に他方のプレートが被さるようにしていると共に、一方のプレートのフィンガーが、他方のプレートの隣合うフィンガー相互間に遊挿されている橋梁用伸縮装置に於いて、他方のプレートにより被せられている一方のプレート側に配列されているフィンガーが弾性材料で構成されていると共に橋軸直角方向に長い基礎部材と一体に形成されており、前記基礎部材は一方のプレートの上に固定されており、上記した一方側の橋台又は橋桁と他方側の橋桁が橋軸直角方向に相対移動してフィンガー相互が衝突したときには前記フィンガーは橋軸直角方向に湾曲するようになっている。
（請求項２記載の発明）
請求項２記載の発明は、一方側の橋台又は橋桁と他方側の橋桁の対向する部分にそれぞれ固定されたプレートを具備し、いずれか一方のプレートは上面に橋軸直角方向に複数配列されたフィンガーを有し、他方のプレートは前記一方のプレート側に突出するように橋軸直角方向に複数配列されたフィンガーを有し、前記一方のプレートの一部に他方のプレートが被さるようにしていると共に、一方のプレートのフィンガーが、他方のプレートの隣合うフィンガー相互間に遊挿されている橋梁用伸縮装置に於いて、他方のプレートにより被せられている一方のプレート側に配列されているフィンガーが弾性材料で構成されていると共に橋軸直角方向に長い基礎部材と一体に形成されており、前記基礎部材は一方のプレートの上に固定されており、上記した一方側の橋台又は橋桁と他方側の橋桁が橋軸方向に相対移動してフィンガー相互が衝突したときには前記フィンガーは橋軸方向に圧縮せしめられるようになっている。
（請求項３記載の発明）
この発明は、上記請求項１記載の発明に関し、前記フィンガーは両側面に互い違いに切れ目を入れて形成してある。
（請求項４記載の発明）
この発明は、上記請求項２記載の発明に関し、基礎部材の外側縁部分に、弾性材料により形成された圧縮変形可能なジグザグ状の外側部材を設けてある。
（請求項５記載の発明）
この発明は、上記請求項１又は３記載の発明に関し、フィンガーと基礎部材とは接続部分を介して接続されており、前記接続部分は、鋼製の枠部と中心の鋼製のピンとの間にゴムを充填埋設した構造としてあり、フィンガーは前記ピンを中心に回動可能である。
【０００７】
上記発明の橋梁用伸縮装置の機能については、以下の発明の実施の形態の欄で詳述する。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に従って説明する。
（実施形態１）
この実施形態１の橋梁用伸縮装置は、図１に示すように、免震装置Ｍを介して橋脚Ｈ’により支持された橋桁Ｈ，Ｈの間に配置されるもので、図１や図２に示す如く橋桁Ｈ，Ｈの対向する上域部分にプレート１，１をそれぞれ固定し、一方のプレート１（図中左側）は上面に橋軸直角方向に複数配列されたフィンガー２を有し、他方のプレート１（図中右側）は前記一方のプレート１側に突出するように橋軸直角方向に複数配列されたフィンガー２を有し、前記一方のプレート１の一部に他方のプレート１が被さるようにしていると共に、一方のプレート１のフィンガー２が、他方のプレートの隣合うフィンガー２，２相互間に遊挿される態様とている。
【０００９】
プレート１は、鋼材で形成された橋軸直角方向に長い板状のもので、それぞれ下方に設けた縦板11，11と横板12に支持され、一方のプレート１に他方のプレート１が上から被さるようにしている。
【００１０】
一方のプレート１のフィンガー２は、図３や図４に示すように、硬質ゴム等の弾性を有する材料により、プレート１の上にボルト13で固定された橋軸直角方向に長い基礎部材21と一体に形成されている。さらに、このフィンガー２は、先端方向に幅が小さくなる形状にすると共に、両側に互い違いに切れ目を入れてジグザグ形状とすることにより、湾曲し易いようにしている。
【００１１】
他方のプレート１のフィンガー２は、プレート１の一部として形成されている。なお、この固定状態において一方のプレート１のフィンガー２及び基礎部材21、並びに他方のプレート１の上面と、橋桁Ｈ，Ｈの上面が略一致したものとなっている。
【００１２】
この実施形態１の橋梁用伸縮装置は上記のような構成であるから、橋桁Ｈ，Ｈが橋軸直角方向に相対移動するような事態（例えば地震等）が生じて前記両プレート１，１に設けられたフィンガー２，２が相互衝突した場合、一方のプレート１のフィンガー２は図５の状態から図６の状態の如き橋軸直角方向に湾曲する。
【００１３】
つまり、この橋梁用伸縮装置は、両プレート１，１のフィンガー２，２間に大きな隙間が取られていなくとも、前記フィンガー２が湾曲する態様で変形することにより、前記橋桁Ｈ，Ｈの相対移動を十分に吸収でき、他の橋梁部材を損傷するような事態を回避できる。
【００１４】
しかも、一方のプレート１のフィンガー２は、湾曲することにより破損が防止され、さらに湾曲した状態から再び元の形状に弾性復帰するため、地震収束後、すぐに車両が通過できる状態になる。
【００１５】
また、一方のプレート１のフィンガー２の上を車両が通過する場合、フィンガー２に荷重がかかるが、このフィンガー２をプレート１が下側から支持しているため、フィンガー２は下がることがなく、車両は安全に走行することができる。
【００１６】
なお、温度変化に起因する橋桁Ｈ，Ｈの橋軸直角方向の相対移動では、前記フィンガー２，２の相互衝突は生じないようになっているが、円弧状の橋梁（カーブしている）の場合には、前記相対移動にも対処することが可能である。この点は、他の実施形態でも同様である。
（実施形態２）
この実施形態２の橋梁用伸縮装置は、図７に示すように、前記実施形態１と同形状の一方のプレート１に設けられたフィンガー２の内部に、金属製の芯材22を通したものである。芯材22はフィンガー２に合わせてジグザグに曲がった形状としている。
【００１７】
この実施形態２の橋梁用伸縮装置は、フィンガー２が芯材22により剛性が強化されると共に、しっかりとした弾発力を有する。従って、フィンガー２を比較的軟質なゴム等の弾性部材で形成した場合でも、車両の走行に支障がでない。このように、フィンガー２を軟質なゴム等の弾性部材で形成することができれば、フィンガー相互の衝突の衝撃をより効果的に吸収することが可能である。
（実施形態３）
この実施形態３の橋梁用伸縮装置は、図８に示すようなもので、一方のプレート１（図中右側）に設けられたフィンガー２を、橋軸方向及び橋軸直角方向に圧縮する態様で変形可能にしたものである。
【００１８】
一方のプレート１の上面には、ゴム等の弾性を有する材料により、橋軸直角方向に一定間隔ごとに略三角形部分23を有する基礎部材21とその外側縁に一体に形成されたジグザグ状の外側部材24が設けられており、この外側部材24のうち、前記略三角形部分23に沿う部分を、一方のプレート１のフィンガー２としている。フィンガー２は、輪郭が先端方向に幅が小さくなる台形状となるようにしている。他方のプレート１（図中左側）は、鋼材等からなり、先端方向に幅が小さくなる台形状としたフィンガー２を、一定間隔ごとに一体に形成したものとしている。
【００１９】
一方のプレート１における基礎部材21と外側部材24は、図９や図10に示すように、縦断面がＭ字状となるようにしており、橋桁Ｈ，Ｈが地震等により橋軸直角方向に相対移動し、両プレート１，１に設けられたフィンガー２，２が相互衝突した場合、一方のプレート１に設けられたフィンガー２のうち、橋軸直角方向に対して斜めの部分が圧縮された状態になる。これにより、両プレート１，１のフィンガー２，２の衝突の衝撃が和らげられると共に、前記相対移動が吸収される。また、一方のプレート１に設けられたフィンガー２は、圧縮しても再び元の形状に復帰するため、地震収束後、すぐに車両が通過できる状態になる。なお、14は補強リブである。
【００２０】
この実施形態３では、橋桁Ｈ，Ｈが橋軸方向に相対移動した場合にも、前述同様の効果が得られる。すなわち、前記外側部材24のうち、橋軸直角方向に平行な部分（フィンガー２の先端部、及び隣合う略三角形部分23，23の間の部分）は、橋桁Ｈ，Ｈが橋軸方向に相対移動し、これらの部分が他方のプレート１又はフィンガ−２と相互衝突すると、橋軸方向に圧縮する。
（実施形態４）
この実施形態４の橋梁用伸縮装置は、前記実施形態３と同様に構成されたものにおいて、図11に示すように、一方のプレート１における基礎部材21と外側部材24の縦断面がＮ字状になるようにしたものである。このように、基礎部材21と外側部材24は、前記の形状に限られず、Ｖ字が複数連なった形状等、衝突したときに圧縮される形状であればよい。
（実施形態５）
この実施形態５の橋梁用伸縮装置は、前記実施形態１と同様に構成されたものにおいて、図12に示すように、基礎部材21の一部を、橋軸方向に圧縮可能にしたものである。
【００２１】
この実施形態５では、橋桁Ｈ，Ｈが橋軸直角方向に相対移動した場合に前記実施形態１と同様の効果が得られることに加え、基礎部材21の一部を縦断面がＭ字状となるようにしているため、橋桁Ｈ，Ｈが橋軸方向に相対移動した場合、基礎部材21が橋軸方向に圧縮し、両プレート１，１のフィンガー２，２の衝突の衝撃が和らげられると共に前記相対移動が吸収される。基礎部材21は、圧縮した状態から再び元の状態に復帰する。
【００２２】
なお、基礎部材21の形状は、実施形態４における基礎部材21と外側部材24の形状と同様に、図示した形状に限定されない。
（実施形態６）
この実施形態６の橋梁用伸縮装置は、図13、図14に示したようなもので、一方のプレート１（図中左側）に設けられたフィンガー２が、方向が変わる態様で変形するようにしたものである。
【００２３】
前記一方のプレート１に設けられたフィンガー２は、その基礎部材21との接続部分25を、鋼製の枠部26と中心の鋼製のピン27との間にゴム28を充填埋設した構造として、前記ピン27を中心に回動可能にすると共に、前記接続部分25を除いて全体を鋼製としている。一方のプレート１のフィンガー２の接続部分25を除く部分全体を、ゴム等の弾性部材からなるものとしてもよい。
【００２４】
この実施形態６の橋梁用伸縮装置は上記のような構成であるから、橋桁Ｈ，Ｈの橋軸直角方向に大きな相対変位が生じると、橋軸方向に向いていた一方のプレート１のフィンガー２が、前記接続部分25のピン27を中心に回動し、図15のように方向が変わることによって相対変位を吸収する。
【００２５】
また、一方のプレート１のフィンガー２が回動すると、前記接続部分のゴム28が円周方向に回動して捩じれた状態になる。従って、一方のプレート１に設けられたフィンガー２は、回動してもゴム28の弾性作用により再び元の形状・位置に復帰することができる。
（その他の実施形態）
上記実施形態１〜６では、橋桁と橋桁との間にこの発明の橋梁用伸縮装置を設けてあるが、橋桁と橋台との間にこの発明の橋梁用伸縮装置を設けることも可能である。
【００２６】
また、上記実施形態１〜６では、一方のプレート１の上面に配列されたフィンガー２を変形可能としているが、他方のプレートに設けられたフィンガー２を変形可能としてもよい。さらに、両方のプレート１に設けられたフィンガー２を変形可能としてもよい。この場合、変形可能としたフィンガー２の上を車両が安全に走行できるようにするため、フィンガー２が下側から支持される構造にし、車両の荷重によりフィンガー２が下がらないらないようにすることが望ましい。
【００２７】
【発明の効果】
この発明は上記構成を有するものであるから以下の効果を奏する。
【００２８】
上記発明の実施の形態の欄の記載内容から、橋軸方向又は橋軸直角方向の大きな移動量を吸収できる橋梁用伸縮装置を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施形態１の橋梁用伸縮装置が、免震装置を介して橋脚に支持された橋桁相互間に設置されている状態を示す断面図。
【図２】前記橋梁用伸縮装置の斜視図。
【図３】図２のＸ−Ｘ断面図。
【図４】前記橋梁用伸縮装置の一方のプレートに設けられたフィンガーの平面図。
【図５】相互に対向する橋桁が橋軸直角方向に相対移動していない状態の前記橋梁用伸縮装置の平面図。
【図６】相互に対向する橋桁が橋軸直角方向に相対移動した状態の前記橋梁用伸縮装置の平面図。
【図７】この発明の実施形態２の橋梁用伸縮装置の一方のプレートに設けられたフィンガーの平面図。
【図８】この発明の実施形態３の橋梁用伸縮装置の斜視図。
【図９】図８のＸ−Ｘ断面図。
【図１０】図８のＹ−Ｙ断面図。
【図１１】この発明の実施形態４の橋梁用伸縮装置の断面図。
【図１２】この発明の実施形態５の橋梁用伸縮装置の斜視図。
【図１３】この発明の実施形態６の橋梁用伸縮装置の斜視図。
【図１４】図13のＸ−Ｘ断面図。
【図１５】相互に対向する橋桁が橋軸直角方向に相対移動した状態の前記橋梁用伸縮装置の平面図。
【図１６】先行技術の橋梁用伸縮装置の斜視図。
【符号の説明】
Ｈ橋桁
１プレート
２フィンガー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wrap-type bridge expansion and contraction device.
[0002]
[Prior art]
For example, as shown in FIG. 16, a wrap-type bridge expansion and contraction device is configured by fixing and arranging a plate 4 having fingers 40 made of steel or the like on the upper surfaces of adjacent bridge beams H and H with anchors or the like not shown. The wheel load that has moved between the bridge girders H and H is supported by both fingers 40, and the expansion and contraction due to temperature changes of the bridge girders H and H is caused by the finger 40 of the plate 4 on the one side. The side plate 4 is absorbed in such a manner that it is inserted and removed between adjacent fingers 40, 40.
[0003]
However, in the bridge extension / contraction apparatus, a large gap cannot be formed between the fingers 40 of the both plates 4 and 4 for the safety of vehicle traffic. Therefore, if the bridge girders H and H move relatively in the direction of the bridge axis or the direction perpendicular to the bridge axis due to an earthquake or the like, the relative movement of the bridge girders H and H cannot be sufficiently absorbed.
[0004]
In addition, when the bridge girders H, H move greatly in the direction of the bridge axis or the direction perpendicular to the bridge axis due to an earthquake or the like, not only the fingers 40 of the opposing plates 4, 4 collide with each other, but the fingers 40 are not damaged. Other bridge members may be damaged. In particular, in a seismic isolation design bridge, the seismic isolation function of the bridge may be impaired. In addition, when the finger 40 is damaged, the emergency vehicle cannot pass, which causes a serious problem in the rescue operation.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Then, this invention makes it a subject to provide the expansion-contraction apparatus for bridges which can absorb the big movement amount of a bridge-axis direction or a bridge-axis perpendicular direction.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
(Invention of Claim 1)
The invention according to claim 1 includes plates fixed to the abutment on one side or the opposite side of the bridge girder and the bridge girder on the other side, and one of the plates is arranged on the upper surface in a direction perpendicular to the bridge axis. There is a finger, and the other plate has a plurality of fingers arranged in a direction perpendicular to the bridge axis so as to protrude to the one plate side, and the other plate covers a part of the one plate. In addition, in the bridge expansion and contraction device in which the fingers of one plate are loosely inserted between adjacent fingers of the other plate, the fingers arranged on the one plate side covered by the other plate Made of an elastic material and formed integrally with a base member that is long in a direction perpendicular to the bridge axis, and the base member is fixed on one plate. When the bridge girder of the abutment or bridge beam and the other side of the one side described above has fingers mutually collide relative movement to the bridge axis perpendicular direction the finger is adapted to bend in Hashijiku perpendicular direction.
(Invention of Claim 2)
The invention according to claim 2 includes plates fixed to opposite portions of the abutment on one side or the bridge girder and the bridge girder on the other side, and a plurality of either one of the plates is arranged on the upper surface in a direction perpendicular to the bridge axis. There is a finger, and the other plate has a plurality of fingers arranged in a direction perpendicular to the bridge axis so as to protrude to the one plate side, and the other plate covers a part of the one plate. In addition, in the bridge expansion and contraction device in which the fingers of one plate are loosely inserted between adjacent fingers of the other plate, the fingers arranged on the one plate side covered by the other plate Made of an elastic material and formed integrally with a base member that is long in a direction perpendicular to the bridge axis, and the base member is fixed on one plate. When the bridge girder of the abutment or bridge beam and the other side of the one side described above has fingers mutually collide relative movement in the bridge axis direction the finger is adapted to be brought into compressed Hashijiku direction.
(Invention of Claim 3)
The present invention relates to the invention according to claim 1, wherein the fingers are formed by alternately cutting both sides.
(Invention of Claim 4)
This invention relates to the invention described in claim 2 above, and is provided with a zigzag outer member that is compressively deformable and formed of an elastic material at the outer edge portion of the base member.
(Invention of Claim 5)
The present invention relates to the invention according to claim 1 or 3, wherein the finger and the base member are connected via a connection portion, and the connection portion is between a steel frame portion and a central steel pin. In this structure, rubber is filled and embedded, and the fingers are rotatable around the pins.
[0007]
The function of the bridge expansion and contraction device of the above invention will be described in detail in the section of the embodiment of the invention below.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
(Embodiment 1)
As shown in FIG. 1, the bridge telescopic device according to the first embodiment is disposed between bridge girders H and H supported by a pier H ′ via a seismic isolation device M, and FIG. 1 and FIG. 2. As shown in FIG. 1, the plates 1 and 1 are fixed to the upper regions of the bridge girders H and H, respectively, and one plate 1 (left side in the figure) has a plurality of fingers 2 arranged on the upper surface in a direction perpendicular to the bridge axis. The other plate 1 (right side in the figure) has a plurality of fingers 2 arranged in a direction perpendicular to the bridge axis so as to protrude toward the one plate 1, and the other plate 1 is attached to a part of the one plate 1. In addition, the finger 2 of one plate 1 is loosely inserted between adjacent fingers 2 and 2 of the other plate.
[0009]
The plate 1 is made of steel and has a plate-like shape that is long in the direction perpendicular to the bridge axis. The plate 1 is supported by vertical plates 11 and 11 and a horizontal plate 12 provided below, respectively. To cover.
[0010]
As shown in FIGS. 3 and 4, the finger 2 of one plate 1 is made of a material having elasticity such as hard rubber and a base member 21 that is fixed on the plate 1 with bolts 13 and is long in the direction perpendicular to the bridge axis. It is integrally formed. Further, the finger 2 is shaped so as to have a width that decreases in the distal direction, and has a zigzag shape by alternately forming cuts on both sides so as to be easily bent.
[0011]
The finger 2 of the other plate 1 is formed as a part of the plate 1. In this fixed state, the fingers 2 and the base member 21 of one plate 1 and the upper surface of the other plate 1 are substantially coincident with the upper surfaces of the bridge beams H and H.
[0012]
Since the bridge telescopic device according to the first embodiment has the above-described configuration, a situation (for example, an earthquake or the like) occurs in which the bridge girders H and H move relative to each other in a direction perpendicular to the bridge axis. When the provided fingers 2 and 2 collide with each other, the finger 2 of one plate 1 is bent in the direction perpendicular to the bridge axis as shown in FIG.
[0013]
In other words, the bridge expansion and contraction device is configured so that the fingers 2 are deformed in a curved manner even if there is no large gap between the fingers 2 and 2 of the both plates 1 and 1, so that the bridge beams H and H The movement can be sufficiently absorbed, and the situation where other bridge members are damaged can be avoided.
[0014]
In addition, the fingers 2 of the one plate 1 are prevented from being damaged by being bent, and are restored to their original shape again from the bent state, so that the vehicle can pass immediately after the earthquake has converged.
[0015]
In addition, when the vehicle passes over the finger 2 of one plate 1, a load is applied to the finger 2, but since the plate 1 supports the finger 2 from the lower side, the finger 2 is not lowered, The vehicle can travel safely.
[0016]
The relative movement of the bridge girders H and H in the direction perpendicular to the bridge axis caused by temperature changes does not cause the fingers 2 and 2 to collide with each other. However, the arc-shaped bridge (curved) In this case, the relative movement can be dealt with. This point is the same in other embodiments.
(Embodiment 2)
As shown in FIG. 7, the expansion / contraction device for a bridge according to the second embodiment is obtained by passing a metal core member 22 through a finger 2 provided on one plate 1 having the same shape as the first embodiment. It is. The core member 22 has a zigzag shape that matches the finger 2.
[0017]
In the bridge extension / contraction device according to the second embodiment, the finger 2 is strengthened by the core material 22 and has a firm elasticity. Therefore, even when the finger 2 is formed of a relatively soft elastic member such as rubber, there is no hindrance to vehicle travel. Thus, if the fingers 2 can be formed of an elastic member such as soft rubber, it is possible to more effectively absorb the impact of the fingers colliding with each other.
(Embodiment 3)
The bridge extension / contraction device according to the third embodiment is as shown in FIG. 8 and compresses the fingers 2 provided on one plate 1 (right side in the figure) in the bridge axis direction and the bridge axis perpendicular direction. It can be deformed.
[0018]
The upper surface of one plate 1 is made of a material having elasticity, such as rubber, and a zigzag-shaped outer side formed integrally with a base member 21 having substantially triangular portions 23 at regular intervals in the direction perpendicular to the bridge axis and its outer edge. A member 24 is provided, and a portion along the substantially triangular portion 23 of the outer member 24 is a finger 2 of one plate 1. The finger 2 has a trapezoidal shape with a reduced width in the tip direction. The other plate 1 (left side in the figure) is made of steel or the like, and is formed by integrally forming fingers 2 having a trapezoidal shape whose width decreases in the distal end direction at regular intervals.
[0019]
As shown in FIGS. 9 and 10, the base member 21 and the outer member 24 of one plate 1 have an M-shaped longitudinal section, and the bridge girders H and H are perpendicular to the bridge axis due to an earthquake or the like. When the fingers 2 and 2 provided on both the plates 1 and 1 collide with each other, the portions oblique to the direction perpendicular to the bridge axis of the fingers 2 provided on one plate 1 are compressed. It becomes a state. Thereby, the impact of the collision between the fingers 2 and 2 of both plates 1 and 1 is reduced, and the relative movement is absorbed. Moreover, since the finger 2 provided on one plate 1 returns to the original shape again even if it is compressed, the vehicle can pass immediately after the earthquake converges. Reference numeral 14 denotes a reinforcing rib.
[0020]
In the third embodiment, the same effect as described above can be obtained even when the bridge girders H and H are relatively moved in the bridge axis direction. That is, in the outer member 24, the portion parallel to the direction perpendicular to the bridge axis (the portion between the tip of the finger 2 and the adjacent substantially triangular portions 23, 23) When these parts move and collide with the other plate 1 or finger-2, they are compressed in the direction of the bridge axis.
(Embodiment 4)
The bridge telescopic device of the fourth embodiment is configured in the same manner as in the third embodiment. As shown in FIG. 11, the longitudinal sections of the base member 21 and the outer member 24 in one plate 1 are N-shaped. It is intended to become. As described above, the base member 21 and the outer member 24 are not limited to the above-described shapes, and may be any shape that is compressed when a collision occurs, such as a shape in which a plurality of V shapes are connected.
(Embodiment 5)
The bridge expansion and contraction device of the fifth embodiment is configured in the same manner as in the first embodiment, and as shown in FIG. 12, a part of the base member 21 can be compressed in the bridge axis direction. .
[0021]
In the fifth embodiment, when the bridge girders H and H are relatively moved in the direction perpendicular to the bridge axis, the same effect as in the first embodiment is obtained, and a part of the base member 21 has an M-shaped longitudinal section. Therefore, when the bridge girders H and H move relative to each other in the bridge axis direction, the base member 21 is compressed in the bridge axis direction, and the impact of the collision between the fingers 2 and 2 of both plates 1 and 1 is reduced. The relative movement is absorbed. The base member 21 returns from the compressed state to the original state again.
[0022]
The shape of the base member 21 is not limited to the shape shown in the drawing, similarly to the shapes of the base member 21 and the outer member 24 in the fourth embodiment.
(Embodiment 6)
The bridge telescopic device of the sixth embodiment is as shown in FIGS. 13 and 14 so that the finger 2 provided on one plate 1 (left side in the figure) is deformed in a manner in which the direction changes. It is a thing.
[0023]
The finger 2 provided on the one plate 1 has a structure in which a connecting portion 25 to the base member 21 is filled and embedded with a rubber 28 between a steel frame portion 26 and a central steel pin 27. The pin 27 is rotatable around the center, and the whole is made of steel except for the connecting portion 25. The entire portion of the one plate 1 excluding the connecting portion 25 of the finger 2 may be made of an elastic member such as rubber.
[0024]
Since the bridge extension / contraction device according to the sixth embodiment is configured as described above, when a large relative displacement occurs in the direction perpendicular to the bridge axis of the bridge girders H, H, the finger 2 of one plate 1 facing the bridge axis direction. However, it rotates around the pin 27 of the connecting portion 25 and absorbs the relative displacement by changing the direction as shown in FIG.
[0025]
When the finger 2 of one plate 1 is rotated, the rubber 28 of the connecting portion is rotated in the circumferential direction and twisted. Therefore, even if the finger 2 provided on one plate 1 is rotated, it can be restored to its original shape and position by the elastic action of the rubber 28.
(Other embodiments)
In the first to sixth embodiments, the bridge telescopic device of the present invention is provided between the bridge girders, but the bridge telescopic device of the present invention may be provided between the bridge girders and the abutment.
[0026]
Moreover, in the said Embodiments 1-6, although the finger 2 arranged on the upper surface of one plate 1 is made deformable, the finger 2 provided on the other plate may be made deformable. Furthermore, the fingers 2 provided on both plates 1 may be deformable. In this case, in order to allow the vehicle to travel safely on the deformable finger 2, the structure is such that the finger 2 is supported from below, and the finger 2 is not lowered by the load of the vehicle. desirable.
[0027]
【The invention's effect】
Since the present invention has the above-described configuration, the following effects can be obtained.
[0028]
From the description in the column of the embodiment of the present invention, a bridge expansion and contraction device capable of absorbing a large amount of movement in the direction of the bridge axis or in the direction perpendicular to the bridge axis can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a state in which a bridge telescopic device according to Embodiment 1 of the present invention is installed between bridge girders supported by a bridge pier via a seismic isolation device.
FIG. 2 is a perspective view of the bridge telescopic device.
3 is a cross-sectional view taken along line XX in FIG.
FIG. 4 is a plan view of fingers provided on one plate of the bridge telescopic device.
FIG. 5 is a plan view of the bridge expansion and contraction device in a state where the bridge beams facing each other are not relatively moved in the direction perpendicular to the bridge axis.
FIG. 6 is a plan view of the bridge expansion and contraction device in a state in which mutually facing bridge girders are relatively moved in a direction perpendicular to the bridge axis.
FIG. 7 is a plan view of fingers provided on one plate of a bridge expansion and contraction device according to Embodiment 2 of the present invention.
FIG. 8 is a perspective view of a bridge telescopic device according to Embodiment 3 of the present invention.
9 is a sectional view taken along line XX in FIG.
10 is a YY cross-sectional view of FIG. 8. FIG.
FIG. 11 is a cross-sectional view of a bridge telescopic device according to Embodiment 4 of the present invention.
FIG. 12 is a perspective view of a bridge telescopic device according to Embodiment 5 of the present invention.
FIG. 13 is a perspective view of a bridge telescopic device according to Embodiment 6 of the present invention.
14 is a sectional view taken along line XX in FIG.
FIG. 15 is a plan view of the bridge expansion and contraction device in a state in which mutually facing bridge girders are relatively moved in a direction perpendicular to the bridge axis.
FIG. 16 is a perspective view of a prior art bridge telescopic device.
[Explanation of symbols]
H Bridge girder 1 Plate 2 Finger

Claims

一方側の橋台又は橋桁と他方側の橋桁の対向する部分にそれぞれ固定されたプレートを具備し、いずれか一方のプレートは上面に橋軸直角方向に複数配列されたフィンガーを有し、他方のプレートは前記一方のプレート側に突出するように橋軸直角方向に複数配列されたフィンガーを有し、前記一方のプレートの一部に他方のプレートが被さるようにしていると共に、一方のプレートのフィンガーが、他方のプレートの隣合うフィンガー相互間に遊挿されている橋梁用伸縮装置に於いて、他方のプレートにより被せられている一方のプレート側に配列されているフィンガーが弾性材料で構成されていると共に橋軸直角方向に長い基礎部材と一体に形成されており、前記基礎部材は一方のプレートの上に固定されており、上記した一方側の橋台又は橋桁と他方側の橋桁が橋軸直角方向に相対移動してフィンガー相互が衝突したときには前記フィンガーは橋軸直角方向に湾曲するようになっていることを特徴とする橋梁用伸縮装置。 It has plates fixed to the opposite sides of the abutment or bridge girder on the one side and the bridge girder on the other side, and either plate has a plurality of fingers arranged on the upper surface in the direction perpendicular to the bridge axis, and the other plate Has a plurality of fingers arranged in a direction perpendicular to the bridge axis so as to protrude toward the one plate, the other plate covers a part of the one plate, and the fingers of one plate In the bridge expansion and contraction device that is loosely inserted between adjacent fingers of the other plate, the fingers arranged on the one plate side covered by the other plate are made of an elastic material. And a base member that is long in the direction perpendicular to the bridge axis, and the base member is fixed on one plate, and the above-mentioned one-side abutment For bridges telescopic device, wherein when the bridge girder bridge girder and the other side finger each other by relative movement in the bridge axis perpendicular collide adapted to bend the fingers in Hashijiku perpendicular direction.

一方側の橋台又は橋桁と他方側の橋桁の対向する部分にそれぞれ固定されたプレートを具備し、いずれか一方のプレートは上面に橋軸直角方向に複数配列されたフィンガーを有し、他方のプレートは前記一方のプレート側に突出するように橋軸直角方向に複数配列されたフィンガーを有し、前記一方のプレートの一部に他方のプレートが被さるようにしていると共に、一方のプレートのフィンガーが、他方のプレートの隣合うフィンガー相互間に遊挿されている橋梁用伸縮装置に於いて、他方のプレートにより被せられている一方のプレート側に配列されているフィンガーが弾性材料で構成されていると共に橋軸直角方向に長い基礎部材と一体に形成されており、前記基礎部材は一方のプレートの上に固定されており、上記した一方側の橋台又は橋桁と他方側の橋桁が橋軸方向に相対移動してフィンガー相互が衝突したときには前記フィンガーは橋軸方向に圧縮せしめられるようになっていることを特徴とする橋梁用伸縮装置。 It has plates fixed to the opposite sides of the abutment or bridge girder on the one side and the bridge girder on the other side, and either plate has a plurality of fingers arranged on the upper surface in the direction perpendicular to the bridge axis, and the other plate Has a plurality of fingers arranged in a direction perpendicular to the bridge axis so as to protrude toward the one plate, the other plate covers a part of the one plate, and the fingers of one plate In the bridge expansion and contraction device that is loosely inserted between adjacent fingers of the other plate, the fingers arranged on the one plate side covered by the other plate are made of an elastic material. And a base member that is long in the direction perpendicular to the bridge axis, and the base member is fixed on one plate, and the above-mentioned one-side abutment For bridges telescopic device, characterized in that said finger is adapted to be brought into compressed Hashijiku direction when the bridge girder bridge girder and the other side finger each other by relative movement in the bridge axis direction is collided.

前記フィンガーは両側面に互い違いに切れ目を入れて形成してあることを特徴とする請求項１記載の橋梁用伸縮継手。 2. The expansion joint for bridges according to claim 1, wherein the fingers are formed by alternately forming cuts on both side surfaces.

基礎部材の外側縁部分に、弾性材料により形成された圧縮変形可能なジグザグ状の外側部材を設けてあることを特徴とする請求項２記載の橋梁用伸縮継手。 The expansion joint for bridges according to claim 2, wherein a zigzag outer member that is compressively deformable and formed of an elastic material is provided on an outer edge portion of the base member.

フィンガーと基礎部材とは接続部分を介して接続されており、前記接続部分は、鋼製の枠部と中心の鋼製のピンとの間にゴムを充填埋設した構造としてあり、フィンガーは前記ピンを中心に回動可能であることを特徴とする請求項１又は３記載の橋梁用伸縮継手。 The finger and the base member are connected via a connecting portion, and the connecting portion has a structure in which a rubber is embedded between a steel frame portion and a central steel pin, and the finger includes the pin. The expansion joint for bridges according to claim 1 or 3, wherein the expansion joint for bridges is capable of rotating about the center.