JP3593644B2

JP3593644B2 - Bridge telescopic device

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Publication number: JP3593644B2
Application number: JP26509498A
Authority: JP
Inventors: 俊成小田
Original assignee: Nitta Corp
Current assignee: Nitta Corp
Priority date: 1998-09-18
Filing date: 1998-09-18
Publication date: 2004-11-24
Anticipated expiration: 2018-09-18
Also published as: JP2000096504A

Description

【発明の属する技術分野】
【０００１】
この発明は橋梁用伸縮装置に関するものである。
【従来の技術】
【０００２】
従来より、橋梁用伸縮装置が知られている。
【０００３】
図１３乃至図１５に示すように、この橋梁用伸縮装置31は、対向する櫛形のフィンガー部32が橋桁33や橋台などの遊間34をはさんで相互に噛み合わさるように配設され、走行車両の輪荷重を支持する。この橋梁用伸縮装置31は、温度変化等による橋桁33の橋軸（走路）方向Ｘの伸縮を吸収できるという利点を有する。
【０００４】
しかし、車両走行の安全上の見地から橋軸直角（横断）方向Ｙの隙間はタイヤが嵌まり込み好ましくなくこの方向にはあまり大きな隙間は取れないので、橋軸直角（横断）方向Ｙの相対変位は殆ど許容できないという問題があった。
【０００５】
よって、地震などにより橋梁に遊間をはさんで橋軸直角（横断）方向Ｙに大きな相対変位が生じても、この方向の相対変位は殆ど不能である。従って、揺れながら震動を吸収する免震設計の橋梁の場合でも折角の免震機能が発揮できず、橋梁の破壊や倒壊を招くおそれがあった。
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
そこでこの発明は、地震などによる橋軸直角方向の大きな相対変位を許容できる橋梁用伸縮装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
前記課題を解決するためこの発明では次のような技術的手段を講じている。
（１）この発明の橋梁用伸縮装置は、櫛形のフィンガー部が遊間をはさんで対向して配設され、走行車両の輪荷重を支持し、温度変化等による橋軸方向の伸縮を吸収する橋梁用伸縮装置であって、前記フィンガー部は根本側の変形可能部分と先端側の剛性部分とを有していて橋軸直角方向の相対変位に際して追随可能であると共に、前記フィンガー部は輪荷重に対し荷重支持部材により支持されるようにしており、前記変形可能部分は弾性部材により形成されていることを特徴とする。
【０００８】
この橋梁用伸縮装置によると、地震などにより橋軸直角（横断）方向に大きな相対変位が生じても、フィンガー部の根本側は変形可能部分としており橋軸直角方向の相対変位に際して追随できる。またフィンガー部は先端側に剛性部分を有し、輪荷重に対し荷重支持部材により支持されるようにしているので、変形可能部分を有しているにも関わらず車重に耐えることができる。なお円弧状の橋梁（カーブしている）の場合には、温度変化に起因する橋軸直角方向の相対変位にも対処することができる。
【０００９】
また、フィンガー部は弾性部材によって変形後に元の形状に弾性復帰することができる。なお前記弾性部材として例えばゴム等を採用することができる。
【００１０】
（２）この発明の橋梁用伸縮装置は、櫛形のフィンガー部が遊間をはさんで対向して配設され、走行車両の輪荷重を支持し、温度変化等による橋軸方向の伸縮を吸収する橋梁用伸縮装置であって、前記フィンガー部は根本側の変形可能部分と先端側の剛性部分とを有していて橋軸直角方向の相対変位に際して追随可能であると共に、前記フィンガー部は輪荷重に対し荷重支持部材により支持されるようにしており、前記変形可能部分は弾発部材により形成されていることを特徴とする。
【００１１】
この橋梁用伸縮装置によると、地震などにより橋軸直角（横断）方向に大きな相対変位が生じても、フィンガー部の根本側は変形可能部分としており橋軸直角方向の相対変位に際して追随できる。またフィンガー部は先端側に剛性部分を有し、輪荷重に対し荷重支持部材により支持されるようにしているので、変形可能部分を有しているにも関わらず車重に耐えることができる。なお円弧状の橋梁（カーブしている）の場合には、温度変化に起因する橋軸直角方向の相対変位にも対処することができる。
【００１２】
また、フィンガー部は弾発部材によって変形後に元の形状に弾性復帰することができる。なお前記弾発部材として例えばスプリングや板バネを採用することができる。
【００１３】
（３）さらに、前記対向するフィンガー部の少なくとも一方側が橋軸直角方向の相対変位に際して回動可能であることとしてもよく、前記フィンガー部の下側に荷重支持部材が配設されていることとしてもよい。
【発明の実施の形態】
【００１４】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
（実施形態１）
図１乃至図６に示すように、この実施形態の橋梁用伸縮装置は、櫛形のフィンガー部１が橋桁や橋台などの遊間２をはさんで対向して配設され、走行車両の輪荷重を支持し、温度変化等による橋軸（走路）方向Ｘの伸縮を吸収する。具体的には図３に示すように、免震装置３を介して橋脚４により支持された橋桁５相互間の遊間２に配設している。
【００１５】
鋼製としたフィンガー部１は、根本側の変形可能部分1aと先端側の剛性部分1bとを有していて、変形可能部分1aは弾性部材たるゴムにより橋軸直角（横断）方向Ｙの相対変位に際して追随可能としている。
【００１６】
図６に示すように、外周の鋼製のフィンガー部１の円筒状の枠部７と中心の鋼製のピン８との間にゴムが充填埋設されており、相対変位に際してはフィンガー部１が回動して前記ゴムが捩じれるように円周方向に回動して変形する。また前記ゴムの弾性作用により、地震等が収まり変位が収束すると元の状態に復元して戻る。なおフィンガー部１の周囲に、衝撃緩和用の薄いゴム層（図示せず）を形成しておいてもよい。
【００１７】
遊間２をはさんで対向する前記フィンガー部１は、その一方側が橋軸直角（横断）方向Ｙの相対変位に際して円周方向に回動可能とした。他方側のフィンガー部１は基部９と共に鋼製として一体的に形成しており変形はしないが、この固定のフィンガー部１が相対変位して対向するフィンガー部１を回動させる。回動可能なフィンガー部１の下側には、鋼製の荷重支持部材10を配設している。回動可能なフィンガー部１は輪荷重に対し荷重支持部材10により支持されるようにしている。
【００１８】
次に、この実施形態の橋梁用伸縮装置の使用状態を説明する。
【００１９】
この橋梁用伸縮装置は、地震などにより橋軸直角（横断）方向Ｙに大きな相対変位が生じても、一方側のフィンガー部１がゴムの弾性作用によって円周方向に変形して相対変位を吸収する。すなわちフィンガー部１が橋軸直角（横断）方向Ｙの相対変位に際して追随でき、地震などによる橋軸直角（横断）方向Ｙの大きな相対変位を許容できる。
【００２０】
したがって免震装置３を備える橋梁の場合、揺れながら震動を吸収して免震機能を有効に発揮することができるので、橋梁の破壊や倒壊を効果的に抑制することができるという利点がある。また、前記フィンガー部１は変形することにより破損しないので、地震収束後の緊急車両の遊間の通過も可能である。その上前記フィンガー部１は弾性部材たるゴムにより変形可能としており、ゴムによってフィンガー部１は変形後に元の形状・位置に弾性復帰することができる。
【００２１】
ところで、円弧状の橋梁（カーブしている）の場合には、温度変化に起因する橋軸直角（横断）方向Ｙの相対変位にも対処することができる。
【００２２】
（実施形態２）
次に、実施形態２を実施形態１との相違点を中心に説明する。
【００２３】
実施形態１では対向するフィンガー部１の一方側が橋軸直角（横断）方向Ｙの相対変位に際して回動可能であるようにしたのに対し、図７に示すように、対向するフィンガー部１の両側が橋軸直角（横断）方向Ｙの相対変位に際して回動可能とした。したがって、地震等に起因する橋軸直角（横断）方向Ｙの相対変位に対してより円滑に対処することができる。
【００２４】
（実施形態３）
次に、実施形態３を上記実施形態１との相違点を中心に説明する。
【００２５】
図８に示すように、鋼製のフィンガー部１は、根本側の変形可能部分1aと先端側の剛性部分1bとを有していて、橋軸直角方向の相対変位に際して追随可能であるようにしている。具体的には基部９と先端側の剛性部分1bとの間に変形可能部分1a（弾性部材たるゴム製）を介在させ、橋軸直角（横断）方向Ｙの相対変位に際して変形可能としている。
【００２６】
（実施形態４）
次に、実施形態４を実施形態３との相違点を中心に説明する。
【００２７】
図９に示すように、鋼製のフィンガー部１の基部９と先端側の剛性部分1bとの間に介在させた変形可能部分1a（弾性部材たるゴム）に両側から交互に切れ込みを入れることにより橋軸直角（横断）方向Ｙの相対変位に際してより円滑に変形可能とした。
【００２８】
また対向するフィンガー部１の両側が、橋軸直角（横断）方向Ｙの相対変位に際して回動可能としている。なおこの弾性部材は、遊間の橋軸（走路）方向Ｘの伸縮にも変形して対処できる（薄幅の切れ込みが交互に入ったゴムにより、効率的に圧縮変形し得る）という大きな利点がある。
【００２９】
（実施形態５）
次に、実施形態５を実施形態４との相違点を中心に説明する。
【００３０】
図１０に示すように、フィンガー部１の先端側の剛性部分1b（鋼製）に対し、基部９と根本側の変形可能部分1aとを一体的に弾性部材たるゴムで形成すると共に、前記ゴムに両側から切れ込みを交互に入れることにより橋軸直角（横断）方向Ｙの相対変位に際して円滑に変形可能とした。
【００３１】
また対向するフィンガー部１の両側が、橋軸直角（横断）方向Ｙの相対変位に際して回動可能としている。なおこの弾性部材も、遊間の橋軸（走路）方向Ｘの伸縮にも変形して対処できるという大きな利点がある。
【００３２】
（実施形態６）
次に、実施形態６を上記実施形態との相違点を中心に説明する。
【００３３】
図１１に示すように、フィンガー部１の先端側の剛性部分1b（鋼製）と基部９との間に変形可能部分1a（弾発部材たるスプリング）を介在させることにより橋軸直角（横断）方向Ｙの相対変位に際して変形可能とした。なおこの弾発部材は、遊間の橋軸（走路）方向Ｘの伸縮にも変形して対処できるという大きな利点がある。
【００３４】
（実施形態７）
次に、実施形態７を上記実施形態との相違点を中心に説明する。
【００３５】
図１２に示すように、フィンガー部１の先端側の剛性部分1b（鋼製）と基部９との間に変形可能部分1a（弾発部材たる板バネ）を介在させることにより橋軸直角（横断）方向Ｙの相対変位に際して変形可能とした。
【発明の効果】
【００３６】
この発明は上述のような構成であり、次の効果を有する。
【００３７】
フィンガー部が橋軸直角方向の相対変位に際して追随できるので、地震などによる橋軸直角方向の大きな相対変位を許容できる橋梁用伸縮装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【００３８】
【図１】この発明の橋梁用伸縮装置の実施形態１を説明する一部破断斜視図。
【図２】図１の橋梁用伸縮装置の要部拡大断面図。
【図３】図１の橋梁用伸縮装置の全体断面図。
【図４】図１の橋梁用伸縮装置の要部拡大平面図。
【図５】図１の橋梁用伸縮装置のフィンガー部が変形した状態の要部拡大平面図。
【図６】図１の橋梁用伸縮装置のフィンガー部の構造の拡大平面図。
【図７】この発明の橋梁用伸縮装置の実施形態２を説明する一部破断斜視図。
【図８】この発明の橋梁用伸縮装置の実施形態３を説明する要部平面図。
【図９】この発明の橋梁用伸縮装置の実施形態４を説明する一部破断斜視図。
【図１０】この発明の橋梁用伸縮装置の実施形態５を説明する一部破断斜視図。
【図１１】この発明の橋梁用伸縮装置の実施形態６を説明する要部平面図。
【図１２】この発明の橋梁用伸縮装置の実施形態７を説明する要部平面図。
【図１３】従来の橋梁用伸縮装置を説明する一部破断斜視図。
【図１４】従来の橋梁用伸縮装置の断面図。
【図１５】従来の橋梁用伸縮装置の要部平面図。
【符号の説明】
【００３９】
１フィンガー部
1a 変形可能部分
1b 剛性部分
２遊間
４橋脚
５橋桁
10 荷重支持部材TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
[0001]
The present invention relates to a telescopic device for a bridge.
[Prior art]
[0002]
2. Description of the Related Art Conventionally, a telescopic device for a bridge has been known.
[0003]
As shown in FIGS. 13 to 15, this bridge extender / contractor 31 is arranged such that opposing comb-shaped finger portions 32 mesh with each other across a play space 34 such as a bridge girder 33 or an abutment. To support the wheel load. The bridge expansion and contraction device 31 has an advantage that expansion and contraction of the bridge girder 33 in the bridge axis (runway) direction X due to a temperature change or the like can be absorbed.
[0004]
However, from the viewpoint of vehicle traveling safety, the gap in the bridge axis perpendicular (transverse) direction Y is not preferable because the tire is fitted and the gap is not so large in this direction. There has been a problem that displacement is almost unacceptable.
[0005]
Therefore, even when a large relative displacement occurs in the direction Y perpendicular to the bridge axis (transverse) across the bridge due to an earthquake or the like, the relative displacement in this direction is almost impossible. Therefore, even in the case of a bridge having a seismic isolation design that absorbs vibrations while shaking, the seismic isolation function at an angle cannot be exhibited, and there is a possibility that the bridge may be destroyed or collapsed.
[Problems to be solved by the invention]
[0006]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a telescopic device for a bridge that can tolerate a large relative displacement in a direction perpendicular to the bridge axis due to an earthquake or the like.
[Means for Solving the Problems]
[0007]
In order to solve the above problems, the present invention employs the following technical means.
(1) In the bridge expansion and contraction device of the present invention, comb-shaped finger portions are arranged to face each other with a play space therebetween to support the wheel load of the traveling vehicle and absorb expansion and contraction in the bridge axis direction due to a temperature change or the like. An extension device for a bridge, wherein the finger portion has a deformable portion on a root side and a rigid portion on a tip side, and can follow a relative displacement in a direction perpendicular to a bridge axis, and the finger portion has a wheel load. , And is supported by a load supporting member, and the deformable portion is formed of an elastic member.
[0008]
According to this bridge expansion / contraction device, even if a large relative displacement occurs in the direction perpendicular to the bridge axis (transverse direction) due to an earthquake or the like, the root side of the finger portion is a deformable portion and can follow the relative displacement in the direction perpendicular to the bridge axis. Further, since the finger portion has a rigid portion on the tip side and is supported by the load supporting member against wheel loads, it can withstand the vehicle weight despite having a deformable portion. In the case of an arc-shaped bridge (curved), it is possible to cope with a relative displacement in a direction perpendicular to the bridge axis due to a temperature change.
[0009]
Further, the finger portion can be elastically returned to the original shape after being deformed by the elastic member. In addition, rubber | gum etc. can be employ | adopted as said elastic member, for example.
[0010]
(2) In the bridge telescopic device according to the present invention, the comb-shaped finger portions are disposed to face each other across the play space, support the wheel load of the traveling vehicle, and absorb the expansion and contraction in the bridge axis direction due to a temperature change or the like. An extension device for a bridge, wherein the finger portion has a deformable portion on a root side and a rigid portion on a tip side, and can follow a relative displacement in a direction perpendicular to a bridge axis, and the finger portion has a wheel load. , And is supported by a load supporting member, and the deformable portion is formed by a resilient member.
[0011]
According to this bridge expansion / contraction device, even if a large relative displacement occurs in the direction perpendicular to the bridge axis (transverse direction) due to an earthquake or the like, the root side of the finger portion is a deformable portion and can follow the relative displacement in the direction perpendicular to the bridge axis. Further, since the finger portion has a rigid portion on the tip side and is supported by the load supporting member against wheel loads, it can withstand the vehicle weight despite having a deformable portion. In the case of an arc-shaped bridge (curved), it is possible to cope with a relative displacement in a direction perpendicular to the bridge axis due to a temperature change.
[0012]
Further, the finger portion can be elastically returned to the original shape after being deformed by the resilient member. Note that a spring or a leaf spring can be used as the resilient member, for example.
[0013]
(3) Further, at least one side of the opposing finger portions may be rotatable upon relative displacement in a direction perpendicular to the bridge axis, and a load support member may be provided below the finger portions. Is also good.
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
[0014]
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(Embodiment 1)
As shown in FIGS. 1 to 6, in the bridge telescopic device according to this embodiment, the comb-shaped finger portions 1 are disposed to face each other across a play 2 such as a bridge girder or an abutment to reduce the wheel load of the traveling vehicle. It supports and absorbs expansion and contraction in the bridge axis (runway) direction X due to temperature changes and the like. Specifically, as shown in FIG. 3, they are disposed in a play space 2 between bridge girders 5 supported by piers 4 via seismic isolation devices 3.
[0015]
The finger portion 1 made of steel has a deformable portion 1a on the root side and a rigid portion 1b on the distal end side, and the deformable portion 1a is made of rubber as an elastic member and is relatively movable in a direction Y perpendicular to the bridge axis (transverse). It can follow the displacement.
[0016]
As shown in FIG. 6, rubber is filled and embedded between the cylindrical frame portion 7 of the outer steel finger portion 1 and the center steel pin 8, and the finger portion 1 is displaced during relative displacement. The rubber is rotated and deformed in the circumferential direction so that the rubber is twisted. In addition, when an earthquake or the like is settled down and the displacement converges due to the elastic action of the rubber, the rubber is restored to its original state and returned. A thin rubber layer (not shown) for cushioning impact may be formed around the finger portion 1.
[0017]
One of the finger portions 1 facing each other with the play 2 therebetween is rotatable in a circumferential direction upon relative displacement in a direction Y perpendicular to the bridge axis (transverse direction). The finger 1 on the other side is integrally formed of steel together with the base 9 and is not deformed, but the fixed finger 1 is relatively displaced to rotate the opposing finger 1. A steel load supporting member 10 is provided below the rotatable finger portion 1. The rotatable finger portion 1 is supported by a load supporting member 10 against a wheel load.
[0018]
Next, the usage state of the bridge telescopic device of this embodiment will be described.
[0019]
This telescopic device for a bridge absorbs the relative displacement by deforming the finger 1 on one side in the circumferential direction by the elastic action of rubber, even if a large relative displacement occurs in the direction Y perpendicular to the bridge axis (transverse) due to an earthquake or the like. I do. That is, the finger portion 1 can follow the relative displacement in the bridge axis perpendicular (transverse) direction Y, and allows a large relative displacement in the bridge axis perpendicular (transverse) direction Y due to an earthquake or the like.
[0020]
Therefore, in the case of a bridge provided with the seismic isolation device 3, the vibration can be absorbed and the seismic isolation function can be effectively exhibited, so that there is an advantage that destruction or collapse of the bridge can be effectively suppressed. In addition, since the finger portion 1 is not damaged by being deformed, the emergency vehicle can pass through a play space after the convergence of the earthquake. In addition, the finger portion 1 is deformable by rubber as an elastic member, and the rubber allows the finger portion 1 to elastically return to its original shape and position after deformation.
[0021]
By the way, in the case of an arc-shaped bridge (curved), it is possible to cope with a relative displacement in a direction Y perpendicular to the bridge axis (transverse) due to a temperature change.
[0022]
(Embodiment 2)
Next, the second embodiment will be described focusing on differences from the first embodiment.
[0023]
In the first embodiment, one of the opposing finger portions 1 is configured to be rotatable upon relative displacement in the direction Y perpendicular to the bridge axis (transverse direction). On the other hand, as shown in FIG. Is rotatable upon relative displacement in the direction Y perpendicular to the bridge axis (transverse direction). Therefore, it is possible to more smoothly cope with a relative displacement in the direction Y perpendicular to the bridge axis (transverse direction) caused by an earthquake or the like.
[0024]
(Embodiment 3)
Next, a third embodiment will be described focusing on differences from the first embodiment.
[0025]
As shown in FIG. 8, the finger portion 1 made of steel has a deformable portion 1a on the base side and a rigid portion 1b on the tip side, so that it can follow the relative displacement in the direction perpendicular to the bridge axis. ing. Specifically, a deformable portion 1a (made of rubber, which is an elastic member) is interposed between the base portion 9 and the rigid portion 1b on the distal end side, so that it can be deformed at the time of a relative displacement in the direction Y perpendicular to the bridge axis (transverse).
[0026]
(Embodiment 4)
Next, the fourth embodiment will be described focusing on differences from the third embodiment.
[0027]
As shown in FIG. 9, a deformable portion 1a (rubber serving as an elastic member) interposed between the base portion 9 of the steel finger portion 1 and the rigid portion 1b on the distal end side is alternately cut from both sides. Deformation can be made more smoothly when relative displacement in the direction Y perpendicular to the bridge axis (transverse).
[0028]
Also, both sides of the opposing finger portion 1 are rotatable upon relative displacement in the direction Y perpendicular to the bridge axis (transverse direction). It should be noted that this elastic member has a great advantage in that it can deform and cope with expansion and contraction in the bridge axis (runway) direction X of the play (the rubber can be efficiently compressed and deformed by the thin slits being alternately inserted). .
[0029]
(Embodiment 5)
Next, a fifth embodiment will be described focusing on differences from the fourth embodiment.
[0030]
As shown in FIG. 10, a base portion 9 and a root-side deformable portion 1a are integrally formed of a rubber as an elastic member with respect to a rigid portion 1b (made of steel) on the distal end side of the finger portion 1, and the rubber is used. By making cuts alternately from both sides of the bridge, it can be smoothly deformed at the relative displacement in the direction Y perpendicular to the bridge axis (transverse).
[0031]
Also, both sides of the opposing finger portion 1 are rotatable upon relative displacement in the direction Y perpendicular to the bridge axis (transverse direction). This elastic member also has a great advantage that it can deform and cope with expansion and contraction in the bridge axis (runway) direction X of the play.
[0032]
(Embodiment 6)
Next, a sixth embodiment will be described focusing on differences from the above-described embodiment.
[0033]
As shown in FIG. 11, a deformable portion 1a (spring serving as a resilient member) is interposed between a rigid portion 1b (made of steel) on the distal end side of the finger portion 1 and a base portion 9 so as to be perpendicular to the bridge axis (crossing). Deformation is possible at the time of relative displacement in the direction Y. The resilient member has a great advantage in that it can deform and cope with expansion and contraction in the bridge axis (runway) direction X of the play space.
[0034]
(Embodiment 7)
Next, a seventh embodiment will be described focusing on differences from the above-described embodiment.
[0035]
As shown in FIG. 12, a deformable portion 1a (a leaf spring, which is a resilient member) is interposed between a rigid portion 1b (made of steel) on the distal end side of the finger portion 1 and a base portion 9 so that the bridge shaft is perpendicular to the bridge axis. ) Deformable upon relative displacement in the direction Y.
【The invention's effect】
[0036]
The present invention is configured as described above and has the following effects.
[0037]
Since the finger portion can follow the relative displacement in the direction perpendicular to the bridge axis, a telescopic device for a bridge capable of allowing a large relative displacement in the direction perpendicular to the bridge axis due to an earthquake or the like can be provided.
[Brief description of the drawings]
[0038]
FIG. 1 is a partially cutaway perspective view illustrating a first embodiment of a bridge telescopic device according to the present invention.
FIG. 2 is an enlarged sectional view of a main part of the telescopic device for a bridge in FIG. 1;
FIG. 3 is an overall cross-sectional view of the bridge telescopic device of FIG. 1;
FIG. 4 is an enlarged plan view of a main part of the bridge expansion / contraction device of FIG. 1;
5 is an enlarged plan view of a main part of the bridge telescopic device of FIG. 1 in a state where finger portions are deformed.
FIG. 6 is an enlarged plan view of a structure of a finger portion of the telescopic device for a bridge in FIG. 1;
FIG. 7 is a partially cutaway perspective view for explaining Embodiment 2 of a bridge telescopic device of the present invention.
FIG. 8 is a main part plan view for explaining a third embodiment of a bridge telescopic device of the present invention.
FIG. 9 is a partially cutaway perspective view illustrating a fourth embodiment of a bridge telescopic device of the present invention.
FIG. 10 is a partially cutaway perspective view for explaining a fifth embodiment of a bridge telescopic device according to the present invention.
FIG. 11 is a plan view of a principal part for explaining a sixth embodiment of the telescopic device for bridges of the present invention.
FIG. 12 is a plan view of a principal part explaining a seventh embodiment of a bridge extension device of the present invention.
FIG. 13 is a partially cutaway perspective view illustrating a conventional bridge extension device.
FIG. 14 is a cross-sectional view of a conventional telescopic device for a bridge.
FIG. 15 is a plan view of a main part of a conventional expansion / contraction device for a bridge.
[Explanation of symbols]
[0039]
1 finger part
1a Deformable part
1b Rigid part 2 Play area 4 Pier 5 Bridge girder
10 Load support members

Claims

櫛形のフィンガー部が遊間をはさんで対向して配設され、走行車両の輪荷重を支持し、温度変化等による橋軸方向の伸縮を吸収する橋梁用伸縮装置であって、前記フィンガー部は根本側の変形可能部分と先端側の剛性部分とを有していて橋軸直角方向の相対変位に際して追随可能であると共に、前記フィンガー部は輪荷重に対し荷重支持部材により支持されるようにしており、前記変形可能部分は弾性部材により形成されていることを特徴とする橋梁用伸縮装置。Comb-shaped finger portions are arranged opposite to each other with a play space therebetween to support a wheel load of a traveling vehicle and absorb expansion and contraction in a bridge axis direction due to a temperature change or the like. It has a deformable part on the root side and a rigid part on the tip side, and can follow the relative displacement in the direction perpendicular to the bridge axis, and the finger part is supported by the load supporting member against the wheel load. The telescopic device for a bridge , wherein the deformable portion is formed of an elastic member .

櫛形のフィンガー部が遊間をはさんで対向して配設され、走行車両の輪荷重を支持し、温度変化等による橋軸方向の伸縮を吸収する橋梁用伸縮装置であって、前記フィンガー部は根本側の変形可能部分と先端側の剛性部分とを有していて橋軸直角方向の相対変位に際して追随可能であると共に、前記フィンガー部は輪荷重に対し荷重支持部材により支持されるようにしており、前記変形可能部分は弾発部材により形成されていることを特徴とする橋梁用伸縮装置。Comb-shaped finger portions are arranged opposite to each other with a play space therebetween to support a wheel load of a traveling vehicle and absorb expansion and contraction in a bridge axis direction due to a temperature change or the like. It has a deformable part on the root side and a rigid part on the tip side, and can follow the relative displacement in the direction perpendicular to the bridge axis, and the finger part is supported by the load supporting member against the wheel load. The telescopic device for a bridge , wherein the deformable portion is formed by a resilient member .

前記対向するフィンガー部の少なくとも一方側が橋軸直角方向の相対変位に際して回動可能である請求項１又は２記載の橋梁用伸縮装置。The telescopic device for a bridge according to claim 1 or 2, wherein at least one side of the opposed finger portions is rotatable upon relative displacement in a direction perpendicular to the bridge axis.