JP3648344B2 - 絞弁制御装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、絞弁が固着された弁軸をアクセルペダルによる人為的操作とモータ駆動による電気的操作とによって制御を行うように構成した絞弁制御装置に関し、一層詳細には、前記アクセルペダルによって駆動されるアクセルペダル側機構の構成を簡素化してレイアウトの自由度を一層向上させることを可能とした絞弁制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車等の内燃機関の吸気用絞弁制御装置において、アクセルペダルの踏み込み量を電気的に検出し、これに応じて内燃機関を目標回転数にすべく、モータを駆動制御して絞弁を開閉制御する、いわゆる、電子スロットル式絞弁制御装置が知られている。
【0003】
前記の電子スロットル式絞弁制御装置では、単一のモータにより、通常走行、トラクションコントロール、クルーズコントロールおよびアイドルコントロールの如き複数の制御を行うことができる。しかしながら、このように種々の制御を行うためには、モータとアクセルペダルとの操作とを併用する場合、互いに干渉することがないように構成しなければならない。このため、絞弁制御装置全体の構造が相当に複雑化してしまう。さらに、絞弁制御装置等における異常状態に際し、十分な信頼性を確保することが可能なフェールセイフ機能が遂行されることが望まれている。
【0004】
そこで、特開平5−248273号公報に開示されているように、アクチュエータ駆動系が故障等の異常状態になったときでも、フェールセイフによりアクセルペダル操作での異常時補助走行が可能な「内燃機関の絞り弁制御装置」(以下、従来例1という)が提案されている。
【0005】
また、特開平2−91432号公報に開示されているように、スロットル弁の電気的開閉手段が作動停止した場合においても、スロットル弁の機械的補償手段によりスロットル弁の開閉動作ができ、若しくは全閉状態にさせることができるような補償機構を有し、その補償機構によって正常時における電気的なスロットル弁の如何なる開閉動作も妨げない「スロットル弁開閉制御装置」(以下、従来例2という)等が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の従来例1では、単一のモータで全ての制御を行うものの、減速機や電磁クラッチが必要で、しかもアクセルペダル側に絞り弁軸(スロットル軸)用リターンスプリングの他に2つのロストモーション用スプリングが必要となり、構造が複雑となるという欠点が指摘されている。
【0007】
一方、前記従来例2では、スロットルシャフトの一方にモータ側駆動機構およびアクセルペダル側駆動機構が集約される構造が採用されている。このため、その構成が複雑になり、モータ側駆動機構やアクセルペダル側駆動機構の配置構成に制約を受け、例えば、アクセル開度センサをスロットルボデイ本体に設けることができない等、設計の自由度が少なくなる。
【0008】
また、第1レバーと突起片とが当接可能に構成され、第2ばねの端子が前記第1レバーと突起片に対向配置されているため、該第1レバーと突起片とが常に当接するように常時付勢されており、また、モータを駆動して絞弁を開閉いずれの方向に回動させる際にも前記第2ばねによって荷重が作用する。このため、一層その構成が複雑になると共に、設計の自由度が少なくなるという問題がある。
【0009】
本発明は前記の課題を解決すべくなされたものであり、絞弁をアクセルペダルとモータとを併用して制御すると共に、その構成を簡素化して設計の自由度を向上させ、しかも、フェールセイフ機能とリンプホーム機能を共に達成することが可能な絞弁制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、絞弁本体の内部に回動自在に設けられた弁軸の一方にモータの回転軸を連結し、他方にアクセルペダル操作手段を配置し、アクセルペダルの操作量に対応して前記モータにより前記弁軸に固着された絞弁を開閉制御する絞弁制御装置において、
前記アクセルペダル操作手段は、前記弁軸の回動運動に連動して回動する第1係合片と、
前記弁軸に設けられ、該弁軸を絞弁閉方向に付勢するリターンスプリングと、前記弁軸に対して相対的に回動自在に設けられ、前記アクセルペダルの操作量に対応して回転するアクセルドラムと、
前記アクセルドラムの回動運動に連動して回動する第2係合片と、
一端部が前記第2係合片に係合して該第2係合片を前記絞弁閉方向に付勢すると共に、他端部が前記第1係合片と第2係合片の少なくとも一方に係合して該第1係合片および第2係合片、あるいは、第1係合片または第2係合片を前記絞弁開方向に付勢するロストモーションスプリングと、
を備え、前記モータによって前記弁軸を回動させる際には前記ロストモーションスプリングの他端側が前記第1係合片と第2係合片の少なくとも一方に係合して前記アクセルドラムが前記弁軸に対して相対動可能に回動し、一方前記アクセルペダル操作手段により前記弁軸を回動させる際には前記ロストモーションスプリングの他端側が前記第1係合片と第2係合片の両方に係合して前記アクセルドラムと前記弁軸とが連動して回動することを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、モータによって弁軸を駆動する際には前記アクセルドラムの回動に拘わらず、弁軸がモータによって駆動されるされるため、例えば、トラクションコントロール、クルーズコントロールおよびアイドルコントロールが可能であり、一方、モータによる駆動が停止されると、モータの駆動力が前記弁軸に伝達されなくなり、前記アクセルドラムと前記弁軸とが連動するため、アクセルペダル操作手段によって前記弁軸を回動させることが可能である。
【0012】
この場合、前記第1係合片と前記第2係合片は、その半径が互いに異なるように形成されているため、該第1係合片と第2係合片は互いに当接することなく、絞弁開方向および絞弁閉方向に相対的に回動自在であり、結局、前記モータによる前記弁軸の回動運動が前記ペダル操作手段による前記アクセルドラムの回動運動によって阻害されることがなく、好適である。
【0013】
また、この場合、前記第1係合片の半径が前記第2係合片の半径より小さく形成されると、前記アクセルドラムと前記弁軸とが連動して回動する際、前記ロストモーションスプリングによって前記第1係合片を押圧する力が小さくて済むため、該ロストモーションスプリングを小さく構成することができ、好ましい。
【0014】
さらに、この場合、前記アクセルペダル操作手段が、前記弁軸に固着された弁軸レバーと、
前記絞弁本体に対して設けられたアクセルペダルセンサボデイと、
前記アクセルペダルセンサボデイの内部に回動自在に軸支された前記アクセルドラムを絞弁閉方向に付勢するアクセルペダルセンサリターンスプリングと、
前記アクセルドラムと前記アクセルペダルとを連結するアクセル係合手段と、前記アクセルペダルセンサボデイと前記アクセルドラムとの間に配設され、前記第1係合片が設けられた中間レバーと、
前記中間レバーと前記弁軸レバーとを互いに連動して回動可能に連結するリンク部材と、
を備え、前記リターンスプリングは前記絞弁本体と前記弁軸レバーとに係合して前記絞弁を絞弁閉方向に付勢し、前記アクセルドラムには前記第2係合片が形成され、前記ロストモーションスプリングは前記中間レバーと前記アクセルドラムとの間に設けられている。このように構成すると、構造自体が簡素化され、他の機器との配置関係で設計の自由度が大きくなり、好適である。
【0015】
さらにまた、前記アクセルペダル操作手段が、前記弁軸に固着され、前記第1係合片が形成された弁軸レバーと、
前記アクセルドラムと前記アクセルペダルとを連結するアクセル係合手段と、
前記絞弁本体に固着されたアクセルペダルセンサボデイと、
前記アクセルペダルセンサボデイに回動自在に軸支されたアクセルペダルセンサレバーと、
前記アクセルペダルセンサレバーを絞弁閉方向に付勢するアクセルペダルセンサリターンスプリングと、
前記アクセルドラムと前記アクセルペダルセンサレバーとを互いに連動して回動可能に連結するリンク部材と、
を備え、前記リターンスプリングは前記絞弁本体と前記弁軸レバーとに係合し、前記絞弁を絞弁閉方向に付勢し、前記アクセルドラムは前記弁軸と同軸的且つ前記弁軸に対して相対的に回動自在に設けられると共に、該アクセルドラムには前記第2係合片が形成され、前記ロストモーションスプリングは前記弁軸レバーと前記アクセルドラムとの間に配設されてもよい。この場合も、前記と同様に構造が簡素化され、好ましい。
【0016】
さらにまた、前記アクセルペダル操作手段が、前記弁軸に固着され、前記第1係合片が形成された弁軸レバーと、
前記弁軸と同軸的且つ前記弁軸に対して相対的に回動自在に配設されると共に、前記第2係合片が設けられたロストレバーと、
前記絞弁本体に固着されたアクセルペダルセンサボデイと、
前記アクセルペダルセンサボデイに回動自在に軸支された前記アクセルドラムを絞弁閉方向に付勢するアクセルペダルセンサリターンスプリングと、
前記ロストレバーと前記アクセルドラムとを互いに連動して回動可能に連結するリンク部材と、
を備え、前記リターンスプリングは前記弁軸レバーと前記絞弁本体とに係合して前記絞弁を絞弁閉方向に付勢し、前記ロストモーションスプリングは前記弁軸レバーと前記ロストレバーとの間に配設されてもよい。
【0017】
またさらに、前記アクセルペダル操作手段が、前記弁軸に固着され、前記第1係合片が形成された弁軸レバーと、
前記弁軸と同軸的且つ前記弁軸に対して相対的に回動自在に配設されると共に、前記第2係合片が設けられたロストレバーと、
前記絞弁本体に固着されたアクセルペダルセンサボデイと、
前記アクセルペダルセンサボデイに回動自在に軸支された前記アクセルドラムと前記アクセルペダルとを連結するアクセル係合手段と、
前記アクセルドラムを絞弁閉方向に付勢するアクセルペダルセンサリターンスプリングと、
前記アクセルペダルセンサボデイと前記アクセルドラムとの間に前記アクセルドラムと同軸的に配設された中間レバーと、
前記中間レバーと前記ロストレバーとを互いに連動して回動可能に連結するリンク部材と、
を備え、前記リターンスプリングは前記弁軸レバーと前記絞弁本体とに係合して前記絞弁を絞弁閉方向に付勢し、前記ロストモーションスプリングは前記弁軸レバーと前記ロストレバーとの間に配設される。このように構成すると、前記アクセルドラムが所定角度以上回動した際、前記中間レバーは前記アクセルドラムと一体的に回動し、前記ペダル操作手段によって前記弁軸を回動させると、前記アクセルドラムが所定角度以上回動するまで絞弁が開成せず、すなわち、絞弁の開度を制限することができ、モータ駆動系が故障した際にこの絞弁制御装置が使用される自動車を安全な位置に移動することが可能で、しかも該自動車が必要以上の速度となることを防止することができ、好適である。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明に係る絞弁制御装置について、好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0019】
図1において、参照符号10は、本発明の第1の実施の形態に係る絞弁制御装置を示す。この絞弁制御装置10は、絞弁本体12に形成されている断面円形の通路14の開度を、略円盤状に形成された絞弁16の回動により制御するように構成されている。前記絞弁16は前記絞弁本体12の内部に回動自在に設けられた弁軸18に固着され、該弁軸18は一対のボールベアリング20a、20bによって軸支される。前記弁軸18の一端側にはアクセルペダル操作手段22が配設され、前記弁軸18の他端側にはモータ駆動手段24が配設される。前記アクセルペダル操作手段22は前記弁軸18の一方18aに弁軸レバー26が固着され、該弁軸レバー26と前記絞弁本体12との間には当該弁軸レバー26を絞弁閉方向に付勢するリターンスプリング28が介装される。
【0020】
前記アクセルペダル操作手段22はアクセルペダルセンサ30を備え、該アクセルペダルセンサ30は前記絞弁本体12に固着されたアクセルペダルセンサボデイ32を有する。該アクセルペダルセンサボデイ32にはその内部から外部に突出して前記弁軸18と平行に筒状部材33が固着され、該筒状部材33の内部にはセンサ軸34が回動自在に設けられ、該センサ軸34の一端部にはアクセルペダルセンサレバー36が固着される。該アクセルペダルセンサレバー36は前記アクセルペダルセンサボデイ32に設けられたエンコーダ部38に連結され、該エンコーダ部38は前記アクセルペダルセンサレバー36の回転角度を電気信号に変換して図示しないコントローラに入力する。前記アクセルペダルセンサレバー36と前記アクセルペダルセンサボデイ32との間にはアクセルペダルセンサリターンスプリング40が介装され、該アクセルペダルセンサリターンスプリング40は、前記センサ軸34を、常時、絞弁閉方向に付勢する。
【0021】
前記筒状部材33の外周には前記アクセルペダルセンサボデイ32に近接して中間レバー42が回動自在に設けられ、該中間レバー42の端部から第1係合片44が前記センサ軸34の軸線方向に延在して形成される。前記中間レバー42には長尺状に形成されたリンク部材45の一端部が軸部材47aを介して回動自在に設けられ、該リンク部材45の他端部は前記弁軸レバー26に軸部材47bを介して軸支される。このため、前記中間レバー42の第1係合片44と前記弁軸18とは互いに連動して回動する。
【0022】
前記センサ軸34の端部にはアクセルドラム46が固着され、該アクセルドラム46にはアクセルワイヤ係合部50が形成され、該アクセルワイヤ係合部50には図示しないアクセルペダルに連結されたアクセルワイヤ48の端部が係合する。従って、前記アクセルワイヤ48と前記アクセルワイヤ係合部50は前記アクセルドラム46と図示しないアクセルペダルとを連結するアクセル係合手段51を構成し、該アクセルペダルの踏み込み量に対応して前記アクセルドラム46が回動する。前記アクセルドラム46には前記センサ軸34の軸線方向に延在して第2係合片52が形成され、該第2係合片52の回転半径は前記第1係合片44の回転半径より大きく形成されている。前記アクセルドラム46と前記中間レバー42との間にはロストモーションスプリング54が介装され、該ロストモーションスプリング54の一端部54aは前記第2係合片52に係合して絞弁閉方向に付勢し、他端部54bは前記第1係合片44と前記第2係合片52の少なくともいずれか一方に係合して絞弁開方向に付勢している。前記第1係合片44と第2係合片52には前記他端部54bが係合する部位にそれぞれ平面部44a、52aが形成されている。
【0023】
前記モータ駆動手段24は前記絞弁本体12に設けられた、例えば、ステッピングモータの如きモータ60を備え、該モータ60は図示しないコントローラによって回転制御される。前記モータ60の回転軸62は前記弁軸18と同軸的に配設され、該回転軸62と前記弁軸18とはモータ連結手段64を介して連結される。該モータ連結手段64は前記弁軸18に固着された第1カップリングレバー66と、前記回転軸62に固着された第2カップリングレバー68を有する。前記第1カップリングレバー66の一部には前記弁軸18の軸線方向に延在して係合片70が形成され、一方、前記第2カップリングレバー68には前記係合片70と当接自在な係合片72a、72bが互いに略180゜変位して形成されている。前記第1カップリングレバー66と第2カップリングレバー68の間にはモータ連結スプリング74が介装され、該モータ連結スプリング74の両端部はそれぞれ前記係合片70と前記係合片72bに係合して前記第2カップリングレバー68を絞弁開方向に付勢している。このため、一方の係合片72aは常時前記係合片70に係合し、前記モータ60の回転軸62と前記弁軸18とは一体的に回動する。前記モータ60には前記弁軸18と反対側にエンコーダ部76が設けられ、該エンコーダ部76は前記回転軸62の回転角度を電気信号に変換して図示しないコントローラに出力する。
【0024】
第1の実施の形態に係る絞弁制御装置は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作について説明する。
【0025】
先ず、図2に示すように、アクセルペダル操作手段22は、初期状態において、ロストモーションスプリング54の一端部54aと他端部54bがアクセルドラム46の第2係合片52に対向して係合され、中間レバー42の第1係合片44には前記ロストモーションスプリング54の他端部54bが略当接し、あるいは、若干の間隙を有している。このとき、弁軸18は、図1に示すように、リターンスプリング28によって絞弁閉方向に付勢され、モータ連結手段64では第1カップリングレバー66の係合片70が第2カップリングレバー68の一方の係合片72aに当接している。一方、モータ60の回転軸62は所定の位置、すなわち絞弁16が所定の最小アイドル開度位置となるように回動する。
【0026】
そこで、図示しないアクセルペダルが踏み込まれると、アクセルワイヤ48が引張されてアクセルドラム46が絞弁開方向に回動する。このため、アクセルペダルセンサ30のエンコーダ部38はセンサ軸34の回転角度に対応した信号を出力し、図示しないコントローラはこの信号に対応してモータ60の回転軸62を所定角度回動させる。このため、第2カップリングレバー68の一方の係合片72aは第1カップリングレバー66の係合片70を押圧し、図3に示すように、絞弁16が絞弁開方向に回動する。この回動運動は弁軸レバー26からリンク部材45を介して中間レバー42に伝達され、第1係合片44は絞弁開方向に回動する。
【0027】
なお、アクセルペダルの踏込量に対する絞弁16の開度は図示しないコントローラによって設定されており、例えば、踏み込み量が少なくても絞弁16を大きく開成する場合、図3に示すように、第1係合片44は第2係合片52に対して相対的に絞弁開方向に偏位して該第1係合片44はロストモーションスプリング54の他端部54bから離間し、一方、踏み込み量が大きくても絞弁16の開度が小さく設定されている場合、図4に示すように、第1係合片44は第2係合片52に対して相対的に絞弁閉方向に偏位し、ロストモーションスプリング54の他端部54bは第1係合片44に係合して第2係合片52から離間する。また、踏み込み量と絞弁16の開度との設定によっては、図5に示すように、第1係合片44と第2係合片52とが略一致して回動する場合もある。
【0028】
このように、図示しないアクセルペダルの踏み込み量に対して絞弁16の開度を自在に設定することが可能なため、運転状況等によって様々な制御が可能である。例えば、クルーズコントロールが行われる際には、アクセルペダルの踏み込み量が少なくなってもモータ60によって絞弁16は所定の開度に保持されており、第1係合片44は第2係合片52に対して相対的に絞弁開方向に偏位している(図3参照)。また、絞弁16が開状態に維持されている際、車輪のスリップが検出されると、トラクションコントロールが開始される。すなわち、モータ60の回転軸62が絞弁閉方向に回動され、絞弁16は絞弁閉方向に回動する(図1参照)。この回動運動は弁軸レバー26からリンク部材45を介して中間レバー42に伝達され、第1係合片44はロストモーションスプリング54の他端部54bに係合して第1係合片52に対して相対的に絞弁閉方向に回動する(図4参照)。
【0029】
さらに、アイドルコントロールが行われる場合には、絞弁16は、図2に示すように、最小アイドル開度位置に偏位している。このとき該絞弁16は僅かに開いており、通常のアイドル運転時はモータ60による回動制御は不要で、例えば、冷間始動時やエアコンスイッチがONにされたときなどの必要時にだけモータ60を付勢し、絞弁16の開度を大きくするように制御すればよい。
【0030】
なお、弁軸18を絞弁閉方向に回動させたときに絞弁16の開度が0となるように設定し、通常のアイドル運転時にもモータ60を駆動して絞弁16を必要な開度に開成することも可能である。
【0031】
万一、モータ制御系に故障が生じたときには、モータ60への通電をカットする。すると、モータ60は無負荷となって回転軸62は自由に回動可能な状態となる。この場合、第1カップリングレバー66の係合片70と第2カップリングレバー68の係合片72aとはモータ連結スプリング74の付勢作用下に係合しているので、弁軸18が回動する際に回転軸62も一体的に回動するが、該回転軸62は負荷とならず、弁軸18はペダル側操作に連動して容易に回動する。
【0032】
そこで、図示しないアクセルペダルが踏み込まれると、図5に示すように、アクセルワイヤ48によってアクセルドラム46が回動する。このため、第2係合部52に押圧されてロストモーションスプリング54の一端部54aが回動し、他端部54bは中間レバー42の第1係合部44を絞弁開方向に押圧する。この中間レバー42はリンク部材45、弁軸レバー26を介して弁軸18に連動されているが、該弁軸18は、このとき、前述のように容易に回動可能であるため、ロストモーションスプリング54の他端部54bの回動運動により中間レバー42が回動し、弁軸18が回動して絞弁16が開成する。従って、モータ60への通電がカットされてもアクセルペダル操作手段22によって絞弁全閉位置から絞弁全開位置までの全範囲で通常の操作制御が円滑に遂行され、車を安全な位置まで運転して移動することが可能である。また、操縦者に急激な操作感の変化を与えることもない。
【0033】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る絞弁制御装置100について、図6を参照して説明する。以下、図中、前記第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。なお、他の実施の形態についても同様である。
【0034】
この絞弁制御装置100のアクセルペダル操作手段102は、弁軸18の一方18aに固着された弁軸レバー104を備え、該弁軸レバー104と絞弁本体12との間にはリターンスプリング106が介装され、該リターンスプリング106は前記弁軸レバー104を絞弁閉方向に付勢している。前記弁軸レバー104には第1係合片108が前記弁軸18の延在方向に沿って形成され、該第1係合片108には平面部108aが形成されている。前記弁軸18には前記弁軸レバー104の外方にスペーサ部材110を介してアクセルドラム112が回動自在に設けられる。該アクセルドラム112には第2係合片114が前記弁軸18の延在方向に沿って形成され、該第2係合片114には平面部114aが形成される。
【0035】
前記弁軸レバー104と前記アクセルドラム112との間にはロストモーションスプリング116が介装され、該ロストモーションスプリング116の一端部116aは前記第2係合片114に係合して該第2係合片114を絞弁閉方向に付勢し、他端部116bは前記第1係合片108の平面部108aと前記第2係合片114の平面部114aの少なくともいずれか一方に係合して絞弁開方向に付勢している。前記アクセルドラム112にはアクセル係合手段117が設けられる。該アクセル係合手段117は前記アクセルドラム112に設けられたアクセルワイヤ係合部118と、該アクセルワイヤ係合部118に接続されたアクセルワイヤ120とを有し、該アクセルワイヤ120は図示しないアクセルペダルに連結される。従って、前記アクセルドラム112とアクセルペダルとは前記アクセルワイヤ120、前記アクセルワイヤ係合部118によって連結される。
【0036】
前記アクセルペダル操作手段102はアクセルペダルセンサ122を備え、該アクセルペダルセンサ122は前記絞弁本体12に固着されたアクセルペダルセンサボデイ124を有する。該アクセルペダルセンサボデイ124には前記弁軸18と平行に筒状部126が形成され、該筒状部材126の内部にはセンサ軸128が回動自在に設けられ、該センサ軸128は前記アクセルペダルセンサボデイ124に設けられたエンコーダ部132に連結され、該エンコーダ部132は前記センサ軸128の回転角度を電気信号に変換して図示しないコントローラに入力する。前記センサ軸128の一端部にはアクセルペダルセンサレバー134が固着され、該アクセルペダルセンサレバー134と前記アクセルペダルセンサボデイ124との間にはアクセルペダルセンサリターンスプリング136が介装される。該アクセルペダルセンサリターンスプリング136は前記アクセルペダルセンサレバー134を絞弁閉方向に付勢している。前記アクセルペダルセンサレバー134には軸部材138aを介してリンク部材140の一端部が回動自在に設けられ、該リンク部材140の他端部は軸部材138bを介して前記アクセルドラム112に軸着される。このため、前記アクセルドラム112と前記アクセルペダルセンサレバー134とは互いに連動して回動する。
【0037】
第2の実施の形態に係る絞弁制御装置100は以上のように構成され、次に、該絞弁制御装置100の動作について説明する。
【0038】
先ず、アクセルペダル操作手段102は、初期状態において、ロストモーションスプリング116の一端部116aと他端部116bがアクセルドラム112の第2係合片114に対向して係合され、弁軸レバー104の第1係合片108には前記ロストモーションスプリング116の他端部116bが略当接し、あるいは、若干の間隙を有している。
【0039】
そこで、図示しないアクセルペダルが踏み込まれると、アクセルワイヤ120が引張されてアクセルドラム112が絞弁開方向に回動する。このアクセルドラム112の回動運動はリンク部材140を介してアクセルペダルセンサレバー134に伝達され、エンコーダ部132はセンサ軸128の回転角度に対応した信号を出力し、図示しないコントローラはこの信号に対応してモータ60の回転軸62を所定角度回動させる。このため、弁軸18を介して絞弁16が絞弁開方向に回動する。この回動運動は弁軸レバー104に伝達され、第1係合片108は絞弁開方向に回動する。
【0040】
モータ60による弁軸18の回転角度がアクセルドラム112の回転角度より大きい場合、第1係合片108は第2係合片114に対して相対的に絞弁開方向に回動し、該第1係合片108はロストモーションスプリング116の他端部116bから離間する。一方、モータ60による弁軸18の回転角度がアクセルドラム112の回転角度より小さい場合、第1係合片108は第2係合片114に対して相対的に絞弁閉方向に回動し、ロストモーションスプリング116の他端部116bは第1係合片108に係合して第2係合片114から離間する。このように、アクセルドラム112の回転角度に拘わらず、モータ60によって弁軸18を所望の角度に回動可能であるため、第1の実施の形態に係る絞弁制御装置10と同様に、クルーズコントロール、トラクションコントロール、アイドルコントロール等の制御が可能である。
【0041】
また、モータ制御系に故障が生じたときに、モータ60への通電をカットすると、第1の実施の形態の絞弁制御装置10と同様に、モータ60は無負荷となって、回転軸62がリターンスプリング106およびモータ連結スプリング74の付勢作用下に弁軸18と一体的に絞弁閉方向に回動する。図示しないアクセルペダルが踏み込まれると、アクセルワイヤ120によってアクセルドラム112が回動する。このため、第2係合部114に押圧されてロストモーションスプリング116の一端部116aが回動し、他端部116bは第1係合部108を絞弁開方向に押圧する。このとき、弁軸18にかかる回転軸62の負荷は小さく、該弁軸18が容易に回動するため、ロストモーションスプリング116の他端部116bの回動運動により弁軸レバー104が回動し、弁軸18が回動して絞弁16が開成する。従って、モータ60への通電がカットされてもアクセルペダル操作手段102によって自動車の走行を続行することができる。
【0042】
次いで、本発明の第3の実施の形態に係る絞弁制御装置200について、図7を参照して説明する。
【0043】
この絞弁制御装置200のアクセルペダル操作手段202は、弁軸18の一方18aに固着された弁軸レバー204を備え、該弁軸レバー204と絞弁本体12との間にはリターンスプリング206が介装され、該リターンスプリング206は前記弁軸レバー204を絞弁閉方向に付勢している。前記弁軸レバー204には第1係合片208が前記弁軸18の延在方向に沿って形成され、該第1係合片208には平面部208aが形成されている。前記弁軸18には前記弁軸レバー204の外方にスペーサ部材210を介してロストレバー212が回動自在に設けられている。該ロストレバー212には第2係合片214が前記弁軸18の延在方向に沿って形成され、該第2係合片214には平面部214aが形成される。前記弁軸レバー204と前記ロストレバー212との間にはロストモーションスプリング216が介装され、該ロストモーションスプリング216の一端部216aは前記第2係合片214に係合して絞弁閉方向に付勢し、他端部216bは前記第1係合片208の平面部208aと前記第2係合片214の平面部214aの少なくともいずれか一方に係合して絞弁開方向に付勢している。
【0044】
前記アクセルペダル操作手段202はアクセルペダルセンサ222を備え、該アクセルペダルセンサ222は前記絞弁本体12に固着されたアクセルペダルセンサボデイ224を有する。該アクセルペダルセンサボデイ224には前記弁軸18と平行に筒状部材226が形成され、該筒状部材226の内部にはセンサ軸228が回動自在に設けられている。該センサ軸228は前記アクセルペダルセンサボデイ224に設けられたエンコーダ部232に連結され、該エンコーダ部232は前記センサ軸228の回転角度を電気信号に変換して図示しないコントローラに出力する。前記センサ軸228の一端部にはアクセルドラム234が固着され、該アクセルドラム234と前記アクセルペダルセンサボデイ224との間にはアクセルペダルセンサリターンスプリング236が介装される。該アクセルペダルセンサリターンスプリング236は前記アクセルドラム234を絞弁閉方向に付勢している。前記アクセルドラム234にはアクセル係合手段237が設けられる。該アクセル係合手段237は前記アクセルドラム234に設けられたアクセルワイヤ係合部238と、該アクセルワイヤ係合部238に接続されたアクセルワイヤ240とを有し、該アクセルワイヤ240は示しないアクセルペダルに連結される。従って、前記アクセルドラム234とアクセルペダルとは前記アクセルワイヤ240、前記アクセルワイヤ係合部238によって連結される。前記アクセルドラム234には軸部材242aを介してリンク部材244の一端部が回動自在に設けられ、該リンク部材244の他端部は軸部材242bを介して前記ロストレバー212に軸着される。このため、前記ロストレバー212と前記アクセルドラム234とは互いに連動して回動する。
【0045】
第3の実施の形態に係る絞弁制御装置200は以上のように構成され、次に、該絞弁制御装置200の動作について説明する。
【0046】
先ず、アクセルペダル操作手段202は、初期状態において、ロストモーションスプリング216の一端部216aと他端部216bがロストレバー212の第2係合片214に対向して係合され、弁軸レバー204の第1係合片208には前記ロストモーションスプリング216の他端部216bが略当接し、あるいは、若干の間隙を有している。
【0047】
そこで、図示しないアクセルペダルが踏み込まれると、アクセルワイヤ240が引張されてアクセルドラム234が絞弁開方向に回動する。このため、センサ軸228が回動し、エンコーダ部232はセンサ軸228の回転角度に対応した信号を出力し、図示しないコントローラはこの信号に対応してモータ(図示せず)を付勢し、絞弁16を絞弁開方向に回動させる。この回動運動は弁軸レバー204に伝達され、第1係合片208は絞弁開方向に回動する。
【0048】
また、前記アクセルドラム234の回動運動はリンク部材244を介してロストレバー212に伝達され、該ロストレバー212が回動する。モータによる弁軸18の回転角度がロストレバー212の回転角度より大きい場合、第1係合片208は第2係合片214に対して相対的に絞弁開方向に回動し、該第1係合片208はロストモーションスプリング216の他端部216bから離間する。一方、弁軸18の回転角度がロストレバー212の回転角度より小さい場合、第1係合片208は第2係合片214に対して相対的に絞弁閉方向に回動し、ロストモーションスプリング216の他端部216bは第1係合片208に係合して第2係合片214から離間する。このように、ロストレバー212の回転角度に拘わらず、モータによって弁軸18を所望の角度に回動可能であるため、第1、第2の実施の形態に係る絞弁制御装置10、100と同様に、クルーズコントロール、トラクションコントロール、アイドルコントロール等の制御が可能である。
【0049】
一方、モータ制御系に故障が生じたときには、第1、第2の実施の形態の絞弁制御装置10、100と同様に、モータ(図示せず)への通電をカットする。そこで、図示しないアクセルペダルが踏み込まれると、アクセルワイヤ240によってアクセルドラム234が回動し、リンク部材244を介してロストレバー212が回動する。このため、第2係合部214に押圧されてロストモーションスプリング216の一端部216aが回動し、他端部216bは第1係合部208を絞弁開方向に押圧する。このとき、弁軸18にかかる回転軸62の負荷は小さく、該弁軸18が容易に回動するため、ロストモーションスプリング216の他端部216bの回動運動により弁軸レバー204が回動し、弁軸18が回動して絞弁16が開成する。従って、モータへの通電がカットされてもアクセルペダル操作手段202によって運転を続けることができる。
【0050】
次いで、本発明の第4の実施の形態に係る絞弁制御装置300について、図8を参照して説明する。この絞弁制御装置300は、前記第3の実施の形態に係る絞弁制御装置200とアクセルドラムの構成が異なるものである。
【0051】
該絞弁制御装置300のアクセルペダルセンサ222に設けられたセンサ軸304にはアクセルドラム306が固着され、該アクセルドラム306にはアクセルペダルセンサリターンスプリング236の一端部が係合する係合片308が形成される。従って、前記アクセルペダルセンサリターンスプリング236は前記アクセルドラム306を絞弁閉方向に付勢している。前記アクセルドラム306にはアクセル係合手段309が設けられる。該アクセル係合手段309は前記アクセルドラム306に設けられたアクセルワイヤ係合部310と、該アクセルワイヤ係合部310に接続されたアクセルワイヤ312とを有し、該アクセルワイヤ312は示しないアクセルペダルに連結される。このため、前記アクセルドラム306とアクセルペダルとは前記アクセルワイヤ312、前記アクセルワイヤ係合部310によって連結される。
【0052】
前記センサ軸304には前記アクセルドラム306と筒状部材226の間にスペーサ314を介して中間レバー316が回動自在に設けられる。該中間レバー316には係合片318が形成され、該係合片318は前記係合片308に当接自在に構成される。前記中間レバー316には軸部材320aを介してリンク部材322の一端部が回動自在に設けられ、該リンク部材322の他端部は軸部材320bを介してロストレバー212に軸着される。このため、前記ロストレバー212と前記中間レバー316とは互いに連動して回動する。
【0053】
絞弁16が最小アイドル開度位置に回動し、且つ、アクセルドラム306が絞弁閉方向に回動しているとき、アクセルドラム306の係合片308は中間レバー316の係合片318に対して所定角度絞弁閉方向に離間している。このため、前記アクセルドラム306の回転角度が所定角度以下のときには中間レバー316はアクセルドラム306の回動運動に拘わらず回動せず、一方、前記アクセルドラム306が所定角度以上回動すると、係合片308と係合片318とが当接し、前記中間レバー316は前記アクセルドラム306と一体的に回動する。
【0054】
第4の実施の形態に係る絞弁制御装置300は以上のように構成され、次に、該絞弁制御装置300の動作について説明する。ここで、図示しないモータによって絞弁16の開度を制御する動作については前記第3の実施の形態に係る絞弁制御装置200と同一であるので、その説明を省略する。
【0055】
モータ制御系に故障が生じたときには、第1〜第3の実施の形態の絞弁制御装置10、100、200と同様に、モータ(図示せず)への通電がカットされる。このため、弁軸18は弁軸レバー204を介してリターンスプリング206によって絞弁閉方向に回動され、絞弁16は最小アイドル回度位置に回動する。図示しないアクセルペダルが踏み込まれると、アクセルワイヤ312によってアクセルドラム306が回動する。しかし、該アクセルドラム306の回転角度が所定角度以下のときは、前記係合片308と係合片318とは離間しているので、中間レバー316は回動せず、絞弁16が開成されることもない。従って、絞弁16は最小アイドル開度位置に保持される。アクセルペダルがさらに踏み込まれ、アクセルドラム306が所定角度以上回動すると、係合片308と係合片318とが当接し、中間レバー316はアクセルドラム306と一体的に回動する。このため、リンク部材322を介してロストレバー212が回動し、ロストモーションスプリング216を介して弁軸レバー204が回動して絞弁16が開成する。
【0056】
このように、アクセルペダルを所定量以上踏み込むことによって絞弁16を開成するように構成することにより、モータ駆動系に故障が生じたときでも自動車を安全な位置まで移動させることが可能で、しかも該自動車が必要以上の速度となることを防止している。
【0057】
【発明の効果】
本発明に係る絞弁制御装置によれば、以下のような効果ならびに利点が得られる。
【0058】
アクセルペダルの操作と独立してモータによる絞弁の開度制御を行うことができるため、クルーズコントロール、トラクションコントロール、アイドルコントロール等、様々な制御が可能で、また、アクセルペダル操作手段の構成が簡素化され、様々な構成、配置が可能なため、機構の配置に制約が少なく、レイアウトの自由度が向上する。
【0059】
また、第1係合片の半径は第2係合片の半径より小さく形成されているため、第1係合片と第2係合片とが互いに当接することがなく、アクセルドラムの回動運動が阻害されることがないため、絞弁の開成制御の自由度が広がり、また、ロストモーションスプリングを小さく構成することができ、レイアウトの自由度を一層向上させることが可能となる。
【0060】
さらに、モータ制御系に故障が生じたときに、モータへの通電をカットしても、アクセルペダルが踏み込まれるとアクセルドラムからロストモーションスプリングを介して弁軸が回動することにより、絞弁の開成制御が可能なため、自動車を安全に移動させることができ、さらに、操作感が急激に変化して操縦者に不安を与えることもなく、フェースセイフ機能とリンプホーム機能とを併せ持った多機能な電子制御式の絞弁制御装置を得ることができる。
【0061】
さらにまた、アクセルペダルを所定量以上踏み込むことによって絞弁が開成するように構成することにより、自動車が必要以上の速度となることを防止し、より安全性を向上させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る絞弁制御装置を示す一部省略縦断面図である。
【図2】図1の絞弁制御装置の絞弁閉状態の一部省略概略斜視図である。
【図3】図1の絞弁制御装置のクルーズコントロール時の一部省略概略斜視図である。
【図4】図1の絞弁制御装置のトラクションコントロール時の一部省略概略斜視図である。
【図5】図1の絞弁制御装置のアクセルペダルが踏み込まれた状態の一部省略概略斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る絞弁制御装置を示す一部省略縦断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る絞弁制御装置を示す一部省略縦断面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る絞弁制御装置を示す一部省略縦断面図である。
【符号の説明】
10、100、200、300…絞弁制御装置
12…絞弁本体
16…絞弁
18…弁軸
22、102、202…アクセルペダル操作手段
24…モータ駆動手段
26、104、204…弁軸レバー
28、106、206…リターンスプリング
30、122、222…アクセルペダルセンサ
42、316…中間レバー
45、140、244、322…リンク部材
44、108、208…第1係合片
46、112、234、306…アクセルドラム
52、114、214…第2係合片
54、116、216…ロストモーションスプリング
60…モータ
【発明の属する技術分野】
本発明は、絞弁が固着された弁軸をアクセルペダルによる人為的操作とモータ駆動による電気的操作とによって制御を行うように構成した絞弁制御装置に関し、一層詳細には、前記アクセルペダルによって駆動されるアクセルペダル側機構の構成を簡素化してレイアウトの自由度を一層向上させることを可能とした絞弁制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車等の内燃機関の吸気用絞弁制御装置において、アクセルペダルの踏み込み量を電気的に検出し、これに応じて内燃機関を目標回転数にすべく、モータを駆動制御して絞弁を開閉制御する、いわゆる、電子スロットル式絞弁制御装置が知られている。
【0003】
前記の電子スロットル式絞弁制御装置では、単一のモータにより、通常走行、トラクションコントロール、クルーズコントロールおよびアイドルコントロールの如き複数の制御を行うことができる。しかしながら、このように種々の制御を行うためには、モータとアクセルペダルとの操作とを併用する場合、互いに干渉することがないように構成しなければならない。このため、絞弁制御装置全体の構造が相当に複雑化してしまう。さらに、絞弁制御装置等における異常状態に際し、十分な信頼性を確保することが可能なフェールセイフ機能が遂行されることが望まれている。
【0004】
そこで、特開平5−248273号公報に開示されているように、アクチュエータ駆動系が故障等の異常状態になったときでも、フェールセイフによりアクセルペダル操作での異常時補助走行が可能な「内燃機関の絞り弁制御装置」(以下、従来例1という)が提案されている。
【0005】
また、特開平2−91432号公報に開示されているように、スロットル弁の電気的開閉手段が作動停止した場合においても、スロットル弁の機械的補償手段によりスロットル弁の開閉動作ができ、若しくは全閉状態にさせることができるような補償機構を有し、その補償機構によって正常時における電気的なスロットル弁の如何なる開閉動作も妨げない「スロットル弁開閉制御装置」(以下、従来例2という)等が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の従来例1では、単一のモータで全ての制御を行うものの、減速機や電磁クラッチが必要で、しかもアクセルペダル側に絞り弁軸(スロットル軸)用リターンスプリングの他に2つのロストモーション用スプリングが必要となり、構造が複雑となるという欠点が指摘されている。
【0007】
一方、前記従来例2では、スロットルシャフトの一方にモータ側駆動機構およびアクセルペダル側駆動機構が集約される構造が採用されている。このため、その構成が複雑になり、モータ側駆動機構やアクセルペダル側駆動機構の配置構成に制約を受け、例えば、アクセル開度センサをスロットルボデイ本体に設けることができない等、設計の自由度が少なくなる。
【0008】
また、第1レバーと突起片とが当接可能に構成され、第2ばねの端子が前記第1レバーと突起片に対向配置されているため、該第1レバーと突起片とが常に当接するように常時付勢されており、また、モータを駆動して絞弁を開閉いずれの方向に回動させる際にも前記第2ばねによって荷重が作用する。このため、一層その構成が複雑になると共に、設計の自由度が少なくなるという問題がある。
【0009】
本発明は前記の課題を解決すべくなされたものであり、絞弁をアクセルペダルとモータとを併用して制御すると共に、その構成を簡素化して設計の自由度を向上させ、しかも、フェールセイフ機能とリンプホーム機能を共に達成することが可能な絞弁制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、絞弁本体の内部に回動自在に設けられた弁軸の一方にモータの回転軸を連結し、他方にアクセルペダル操作手段を配置し、アクセルペダルの操作量に対応して前記モータにより前記弁軸に固着された絞弁を開閉制御する絞弁制御装置において、
前記アクセルペダル操作手段は、前記弁軸の回動運動に連動して回動する第1係合片と、
前記弁軸に設けられ、該弁軸を絞弁閉方向に付勢するリターンスプリングと、前記弁軸に対して相対的に回動自在に設けられ、前記アクセルペダルの操作量に対応して回転するアクセルドラムと、
前記アクセルドラムの回動運動に連動して回動する第2係合片と、
一端部が前記第2係合片に係合して該第2係合片を前記絞弁閉方向に付勢すると共に、他端部が前記第1係合片と第2係合片の少なくとも一方に係合して該第1係合片および第2係合片、あるいは、第1係合片または第2係合片を前記絞弁開方向に付勢するロストモーションスプリングと、
を備え、前記モータによって前記弁軸を回動させる際には前記ロストモーションスプリングの他端側が前記第1係合片と第2係合片の少なくとも一方に係合して前記アクセルドラムが前記弁軸に対して相対動可能に回動し、一方前記アクセルペダル操作手段により前記弁軸を回動させる際には前記ロストモーションスプリングの他端側が前記第1係合片と第2係合片の両方に係合して前記アクセルドラムと前記弁軸とが連動して回動することを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、モータによって弁軸を駆動する際には前記アクセルドラムの回動に拘わらず、弁軸がモータによって駆動されるされるため、例えば、トラクションコントロール、クルーズコントロールおよびアイドルコントロールが可能であり、一方、モータによる駆動が停止されると、モータの駆動力が前記弁軸に伝達されなくなり、前記アクセルドラムと前記弁軸とが連動するため、アクセルペダル操作手段によって前記弁軸を回動させることが可能である。
【0012】
この場合、前記第1係合片と前記第2係合片は、その半径が互いに異なるように形成されているため、該第1係合片と第2係合片は互いに当接することなく、絞弁開方向および絞弁閉方向に相対的に回動自在であり、結局、前記モータによる前記弁軸の回動運動が前記ペダル操作手段による前記アクセルドラムの回動運動によって阻害されることがなく、好適である。
【0013】
また、この場合、前記第1係合片の半径が前記第2係合片の半径より小さく形成されると、前記アクセルドラムと前記弁軸とが連動して回動する際、前記ロストモーションスプリングによって前記第1係合片を押圧する力が小さくて済むため、該ロストモーションスプリングを小さく構成することができ、好ましい。
【0014】
さらに、この場合、前記アクセルペダル操作手段が、前記弁軸に固着された弁軸レバーと、
前記絞弁本体に対して設けられたアクセルペダルセンサボデイと、
前記アクセルペダルセンサボデイの内部に回動自在に軸支された前記アクセルドラムを絞弁閉方向に付勢するアクセルペダルセンサリターンスプリングと、
前記アクセルドラムと前記アクセルペダルとを連結するアクセル係合手段と、前記アクセルペダルセンサボデイと前記アクセルドラムとの間に配設され、前記第1係合片が設けられた中間レバーと、
前記中間レバーと前記弁軸レバーとを互いに連動して回動可能に連結するリンク部材と、
を備え、前記リターンスプリングは前記絞弁本体と前記弁軸レバーとに係合して前記絞弁を絞弁閉方向に付勢し、前記アクセルドラムには前記第2係合片が形成され、前記ロストモーションスプリングは前記中間レバーと前記アクセルドラムとの間に設けられている。このように構成すると、構造自体が簡素化され、他の機器との配置関係で設計の自由度が大きくなり、好適である。
【0015】
さらにまた、前記アクセルペダル操作手段が、前記弁軸に固着され、前記第1係合片が形成された弁軸レバーと、
前記アクセルドラムと前記アクセルペダルとを連結するアクセル係合手段と、
前記絞弁本体に固着されたアクセルペダルセンサボデイと、
前記アクセルペダルセンサボデイに回動自在に軸支されたアクセルペダルセンサレバーと、
前記アクセルペダルセンサレバーを絞弁閉方向に付勢するアクセルペダルセンサリターンスプリングと、
前記アクセルドラムと前記アクセルペダルセンサレバーとを互いに連動して回動可能に連結するリンク部材と、
を備え、前記リターンスプリングは前記絞弁本体と前記弁軸レバーとに係合し、前記絞弁を絞弁閉方向に付勢し、前記アクセルドラムは前記弁軸と同軸的且つ前記弁軸に対して相対的に回動自在に設けられると共に、該アクセルドラムには前記第2係合片が形成され、前記ロストモーションスプリングは前記弁軸レバーと前記アクセルドラムとの間に配設されてもよい。この場合も、前記と同様に構造が簡素化され、好ましい。
【0016】
さらにまた、前記アクセルペダル操作手段が、前記弁軸に固着され、前記第1係合片が形成された弁軸レバーと、
前記弁軸と同軸的且つ前記弁軸に対して相対的に回動自在に配設されると共に、前記第2係合片が設けられたロストレバーと、
前記絞弁本体に固着されたアクセルペダルセンサボデイと、
前記アクセルペダルセンサボデイに回動自在に軸支された前記アクセルドラムを絞弁閉方向に付勢するアクセルペダルセンサリターンスプリングと、
前記ロストレバーと前記アクセルドラムとを互いに連動して回動可能に連結するリンク部材と、
を備え、前記リターンスプリングは前記弁軸レバーと前記絞弁本体とに係合して前記絞弁を絞弁閉方向に付勢し、前記ロストモーションスプリングは前記弁軸レバーと前記ロストレバーとの間に配設されてもよい。
【0017】
またさらに、前記アクセルペダル操作手段が、前記弁軸に固着され、前記第1係合片が形成された弁軸レバーと、
前記弁軸と同軸的且つ前記弁軸に対して相対的に回動自在に配設されると共に、前記第2係合片が設けられたロストレバーと、
前記絞弁本体に固着されたアクセルペダルセンサボデイと、
前記アクセルペダルセンサボデイに回動自在に軸支された前記アクセルドラムと前記アクセルペダルとを連結するアクセル係合手段と、
前記アクセルドラムを絞弁閉方向に付勢するアクセルペダルセンサリターンスプリングと、
前記アクセルペダルセンサボデイと前記アクセルドラムとの間に前記アクセルドラムと同軸的に配設された中間レバーと、
前記中間レバーと前記ロストレバーとを互いに連動して回動可能に連結するリンク部材と、
を備え、前記リターンスプリングは前記弁軸レバーと前記絞弁本体とに係合して前記絞弁を絞弁閉方向に付勢し、前記ロストモーションスプリングは前記弁軸レバーと前記ロストレバーとの間に配設される。このように構成すると、前記アクセルドラムが所定角度以上回動した際、前記中間レバーは前記アクセルドラムと一体的に回動し、前記ペダル操作手段によって前記弁軸を回動させると、前記アクセルドラムが所定角度以上回動するまで絞弁が開成せず、すなわち、絞弁の開度を制限することができ、モータ駆動系が故障した際にこの絞弁制御装置が使用される自動車を安全な位置に移動することが可能で、しかも該自動車が必要以上の速度となることを防止することができ、好適である。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明に係る絞弁制御装置について、好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0019】
図1において、参照符号10は、本発明の第1の実施の形態に係る絞弁制御装置を示す。この絞弁制御装置10は、絞弁本体12に形成されている断面円形の通路14の開度を、略円盤状に形成された絞弁16の回動により制御するように構成されている。前記絞弁16は前記絞弁本体12の内部に回動自在に設けられた弁軸18に固着され、該弁軸18は一対のボールベアリング20a、20bによって軸支される。前記弁軸18の一端側にはアクセルペダル操作手段22が配設され、前記弁軸18の他端側にはモータ駆動手段24が配設される。前記アクセルペダル操作手段22は前記弁軸18の一方18aに弁軸レバー26が固着され、該弁軸レバー26と前記絞弁本体12との間には当該弁軸レバー26を絞弁閉方向に付勢するリターンスプリング28が介装される。
【0020】
前記アクセルペダル操作手段22はアクセルペダルセンサ30を備え、該アクセルペダルセンサ30は前記絞弁本体12に固着されたアクセルペダルセンサボデイ32を有する。該アクセルペダルセンサボデイ32にはその内部から外部に突出して前記弁軸18と平行に筒状部材33が固着され、該筒状部材33の内部にはセンサ軸34が回動自在に設けられ、該センサ軸34の一端部にはアクセルペダルセンサレバー36が固着される。該アクセルペダルセンサレバー36は前記アクセルペダルセンサボデイ32に設けられたエンコーダ部38に連結され、該エンコーダ部38は前記アクセルペダルセンサレバー36の回転角度を電気信号に変換して図示しないコントローラに入力する。前記アクセルペダルセンサレバー36と前記アクセルペダルセンサボデイ32との間にはアクセルペダルセンサリターンスプリング40が介装され、該アクセルペダルセンサリターンスプリング40は、前記センサ軸34を、常時、絞弁閉方向に付勢する。
【0021】
前記筒状部材33の外周には前記アクセルペダルセンサボデイ32に近接して中間レバー42が回動自在に設けられ、該中間レバー42の端部から第1係合片44が前記センサ軸34の軸線方向に延在して形成される。前記中間レバー42には長尺状に形成されたリンク部材45の一端部が軸部材47aを介して回動自在に設けられ、該リンク部材45の他端部は前記弁軸レバー26に軸部材47bを介して軸支される。このため、前記中間レバー42の第1係合片44と前記弁軸18とは互いに連動して回動する。
【0022】
前記センサ軸34の端部にはアクセルドラム46が固着され、該アクセルドラム46にはアクセルワイヤ係合部50が形成され、該アクセルワイヤ係合部50には図示しないアクセルペダルに連結されたアクセルワイヤ48の端部が係合する。従って、前記アクセルワイヤ48と前記アクセルワイヤ係合部50は前記アクセルドラム46と図示しないアクセルペダルとを連結するアクセル係合手段51を構成し、該アクセルペダルの踏み込み量に対応して前記アクセルドラム46が回動する。前記アクセルドラム46には前記センサ軸34の軸線方向に延在して第2係合片52が形成され、該第2係合片52の回転半径は前記第1係合片44の回転半径より大きく形成されている。前記アクセルドラム46と前記中間レバー42との間にはロストモーションスプリング54が介装され、該ロストモーションスプリング54の一端部54aは前記第2係合片52に係合して絞弁閉方向に付勢し、他端部54bは前記第1係合片44と前記第2係合片52の少なくともいずれか一方に係合して絞弁開方向に付勢している。前記第1係合片44と第2係合片52には前記他端部54bが係合する部位にそれぞれ平面部44a、52aが形成されている。
【0023】
前記モータ駆動手段24は前記絞弁本体12に設けられた、例えば、ステッピングモータの如きモータ60を備え、該モータ60は図示しないコントローラによって回転制御される。前記モータ60の回転軸62は前記弁軸18と同軸的に配設され、該回転軸62と前記弁軸18とはモータ連結手段64を介して連結される。該モータ連結手段64は前記弁軸18に固着された第1カップリングレバー66と、前記回転軸62に固着された第2カップリングレバー68を有する。前記第1カップリングレバー66の一部には前記弁軸18の軸線方向に延在して係合片70が形成され、一方、前記第2カップリングレバー68には前記係合片70と当接自在な係合片72a、72bが互いに略180゜変位して形成されている。前記第1カップリングレバー66と第2カップリングレバー68の間にはモータ連結スプリング74が介装され、該モータ連結スプリング74の両端部はそれぞれ前記係合片70と前記係合片72bに係合して前記第2カップリングレバー68を絞弁開方向に付勢している。このため、一方の係合片72aは常時前記係合片70に係合し、前記モータ60の回転軸62と前記弁軸18とは一体的に回動する。前記モータ60には前記弁軸18と反対側にエンコーダ部76が設けられ、該エンコーダ部76は前記回転軸62の回転角度を電気信号に変換して図示しないコントローラに出力する。
【0024】
第1の実施の形態に係る絞弁制御装置は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作について説明する。
【0025】
先ず、図2に示すように、アクセルペダル操作手段22は、初期状態において、ロストモーションスプリング54の一端部54aと他端部54bがアクセルドラム46の第2係合片52に対向して係合され、中間レバー42の第1係合片44には前記ロストモーションスプリング54の他端部54bが略当接し、あるいは、若干の間隙を有している。このとき、弁軸18は、図1に示すように、リターンスプリング28によって絞弁閉方向に付勢され、モータ連結手段64では第1カップリングレバー66の係合片70が第2カップリングレバー68の一方の係合片72aに当接している。一方、モータ60の回転軸62は所定の位置、すなわち絞弁16が所定の最小アイドル開度位置となるように回動する。
【0026】
そこで、図示しないアクセルペダルが踏み込まれると、アクセルワイヤ48が引張されてアクセルドラム46が絞弁開方向に回動する。このため、アクセルペダルセンサ30のエンコーダ部38はセンサ軸34の回転角度に対応した信号を出力し、図示しないコントローラはこの信号に対応してモータ60の回転軸62を所定角度回動させる。このため、第2カップリングレバー68の一方の係合片72aは第1カップリングレバー66の係合片70を押圧し、図3に示すように、絞弁16が絞弁開方向に回動する。この回動運動は弁軸レバー26からリンク部材45を介して中間レバー42に伝達され、第1係合片44は絞弁開方向に回動する。
【0027】
なお、アクセルペダルの踏込量に対する絞弁16の開度は図示しないコントローラによって設定されており、例えば、踏み込み量が少なくても絞弁16を大きく開成する場合、図3に示すように、第1係合片44は第2係合片52に対して相対的に絞弁開方向に偏位して該第1係合片44はロストモーションスプリング54の他端部54bから離間し、一方、踏み込み量が大きくても絞弁16の開度が小さく設定されている場合、図4に示すように、第1係合片44は第2係合片52に対して相対的に絞弁閉方向に偏位し、ロストモーションスプリング54の他端部54bは第1係合片44に係合して第2係合片52から離間する。また、踏み込み量と絞弁16の開度との設定によっては、図5に示すように、第1係合片44と第2係合片52とが略一致して回動する場合もある。
【0028】
このように、図示しないアクセルペダルの踏み込み量に対して絞弁16の開度を自在に設定することが可能なため、運転状況等によって様々な制御が可能である。例えば、クルーズコントロールが行われる際には、アクセルペダルの踏み込み量が少なくなってもモータ60によって絞弁16は所定の開度に保持されており、第1係合片44は第2係合片52に対して相対的に絞弁開方向に偏位している(図3参照)。また、絞弁16が開状態に維持されている際、車輪のスリップが検出されると、トラクションコントロールが開始される。すなわち、モータ60の回転軸62が絞弁閉方向に回動され、絞弁16は絞弁閉方向に回動する(図1参照)。この回動運動は弁軸レバー26からリンク部材45を介して中間レバー42に伝達され、第1係合片44はロストモーションスプリング54の他端部54bに係合して第1係合片52に対して相対的に絞弁閉方向に回動する(図4参照)。
【0029】
さらに、アイドルコントロールが行われる場合には、絞弁16は、図2に示すように、最小アイドル開度位置に偏位している。このとき該絞弁16は僅かに開いており、通常のアイドル運転時はモータ60による回動制御は不要で、例えば、冷間始動時やエアコンスイッチがONにされたときなどの必要時にだけモータ60を付勢し、絞弁16の開度を大きくするように制御すればよい。
【0030】
なお、弁軸18を絞弁閉方向に回動させたときに絞弁16の開度が0となるように設定し、通常のアイドル運転時にもモータ60を駆動して絞弁16を必要な開度に開成することも可能である。
【0031】
万一、モータ制御系に故障が生じたときには、モータ60への通電をカットする。すると、モータ60は無負荷となって回転軸62は自由に回動可能な状態となる。この場合、第1カップリングレバー66の係合片70と第2カップリングレバー68の係合片72aとはモータ連結スプリング74の付勢作用下に係合しているので、弁軸18が回動する際に回転軸62も一体的に回動するが、該回転軸62は負荷とならず、弁軸18はペダル側操作に連動して容易に回動する。
【0032】
そこで、図示しないアクセルペダルが踏み込まれると、図5に示すように、アクセルワイヤ48によってアクセルドラム46が回動する。このため、第2係合部52に押圧されてロストモーションスプリング54の一端部54aが回動し、他端部54bは中間レバー42の第1係合部44を絞弁開方向に押圧する。この中間レバー42はリンク部材45、弁軸レバー26を介して弁軸18に連動されているが、該弁軸18は、このとき、前述のように容易に回動可能であるため、ロストモーションスプリング54の他端部54bの回動運動により中間レバー42が回動し、弁軸18が回動して絞弁16が開成する。従って、モータ60への通電がカットされてもアクセルペダル操作手段22によって絞弁全閉位置から絞弁全開位置までの全範囲で通常の操作制御が円滑に遂行され、車を安全な位置まで運転して移動することが可能である。また、操縦者に急激な操作感の変化を与えることもない。
【0033】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る絞弁制御装置100について、図6を参照して説明する。以下、図中、前記第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。なお、他の実施の形態についても同様である。
【0034】
この絞弁制御装置100のアクセルペダル操作手段102は、弁軸18の一方18aに固着された弁軸レバー104を備え、該弁軸レバー104と絞弁本体12との間にはリターンスプリング106が介装され、該リターンスプリング106は前記弁軸レバー104を絞弁閉方向に付勢している。前記弁軸レバー104には第1係合片108が前記弁軸18の延在方向に沿って形成され、該第1係合片108には平面部108aが形成されている。前記弁軸18には前記弁軸レバー104の外方にスペーサ部材110を介してアクセルドラム112が回動自在に設けられる。該アクセルドラム112には第2係合片114が前記弁軸18の延在方向に沿って形成され、該第2係合片114には平面部114aが形成される。
【0035】
前記弁軸レバー104と前記アクセルドラム112との間にはロストモーションスプリング116が介装され、該ロストモーションスプリング116の一端部116aは前記第2係合片114に係合して該第2係合片114を絞弁閉方向に付勢し、他端部116bは前記第1係合片108の平面部108aと前記第2係合片114の平面部114aの少なくともいずれか一方に係合して絞弁開方向に付勢している。前記アクセルドラム112にはアクセル係合手段117が設けられる。該アクセル係合手段117は前記アクセルドラム112に設けられたアクセルワイヤ係合部118と、該アクセルワイヤ係合部118に接続されたアクセルワイヤ120とを有し、該アクセルワイヤ120は図示しないアクセルペダルに連結される。従って、前記アクセルドラム112とアクセルペダルとは前記アクセルワイヤ120、前記アクセルワイヤ係合部118によって連結される。
【0036】
前記アクセルペダル操作手段102はアクセルペダルセンサ122を備え、該アクセルペダルセンサ122は前記絞弁本体12に固着されたアクセルペダルセンサボデイ124を有する。該アクセルペダルセンサボデイ124には前記弁軸18と平行に筒状部126が形成され、該筒状部材126の内部にはセンサ軸128が回動自在に設けられ、該センサ軸128は前記アクセルペダルセンサボデイ124に設けられたエンコーダ部132に連結され、該エンコーダ部132は前記センサ軸128の回転角度を電気信号に変換して図示しないコントローラに入力する。前記センサ軸128の一端部にはアクセルペダルセンサレバー134が固着され、該アクセルペダルセンサレバー134と前記アクセルペダルセンサボデイ124との間にはアクセルペダルセンサリターンスプリング136が介装される。該アクセルペダルセンサリターンスプリング136は前記アクセルペダルセンサレバー134を絞弁閉方向に付勢している。前記アクセルペダルセンサレバー134には軸部材138aを介してリンク部材140の一端部が回動自在に設けられ、該リンク部材140の他端部は軸部材138bを介して前記アクセルドラム112に軸着される。このため、前記アクセルドラム112と前記アクセルペダルセンサレバー134とは互いに連動して回動する。
【0037】
第2の実施の形態に係る絞弁制御装置100は以上のように構成され、次に、該絞弁制御装置100の動作について説明する。
【0038】
先ず、アクセルペダル操作手段102は、初期状態において、ロストモーションスプリング116の一端部116aと他端部116bがアクセルドラム112の第2係合片114に対向して係合され、弁軸レバー104の第1係合片108には前記ロストモーションスプリング116の他端部116bが略当接し、あるいは、若干の間隙を有している。
【0039】
そこで、図示しないアクセルペダルが踏み込まれると、アクセルワイヤ120が引張されてアクセルドラム112が絞弁開方向に回動する。このアクセルドラム112の回動運動はリンク部材140を介してアクセルペダルセンサレバー134に伝達され、エンコーダ部132はセンサ軸128の回転角度に対応した信号を出力し、図示しないコントローラはこの信号に対応してモータ60の回転軸62を所定角度回動させる。このため、弁軸18を介して絞弁16が絞弁開方向に回動する。この回動運動は弁軸レバー104に伝達され、第1係合片108は絞弁開方向に回動する。
【0040】
モータ60による弁軸18の回転角度がアクセルドラム112の回転角度より大きい場合、第1係合片108は第2係合片114に対して相対的に絞弁開方向に回動し、該第1係合片108はロストモーションスプリング116の他端部116bから離間する。一方、モータ60による弁軸18の回転角度がアクセルドラム112の回転角度より小さい場合、第1係合片108は第2係合片114に対して相対的に絞弁閉方向に回動し、ロストモーションスプリング116の他端部116bは第1係合片108に係合して第2係合片114から離間する。このように、アクセルドラム112の回転角度に拘わらず、モータ60によって弁軸18を所望の角度に回動可能であるため、第1の実施の形態に係る絞弁制御装置10と同様に、クルーズコントロール、トラクションコントロール、アイドルコントロール等の制御が可能である。
【0041】
また、モータ制御系に故障が生じたときに、モータ60への通電をカットすると、第1の実施の形態の絞弁制御装置10と同様に、モータ60は無負荷となって、回転軸62がリターンスプリング106およびモータ連結スプリング74の付勢作用下に弁軸18と一体的に絞弁閉方向に回動する。図示しないアクセルペダルが踏み込まれると、アクセルワイヤ120によってアクセルドラム112が回動する。このため、第2係合部114に押圧されてロストモーションスプリング116の一端部116aが回動し、他端部116bは第1係合部108を絞弁開方向に押圧する。このとき、弁軸18にかかる回転軸62の負荷は小さく、該弁軸18が容易に回動するため、ロストモーションスプリング116の他端部116bの回動運動により弁軸レバー104が回動し、弁軸18が回動して絞弁16が開成する。従って、モータ60への通電がカットされてもアクセルペダル操作手段102によって自動車の走行を続行することができる。
【0042】
次いで、本発明の第3の実施の形態に係る絞弁制御装置200について、図7を参照して説明する。
【0043】
この絞弁制御装置200のアクセルペダル操作手段202は、弁軸18の一方18aに固着された弁軸レバー204を備え、該弁軸レバー204と絞弁本体12との間にはリターンスプリング206が介装され、該リターンスプリング206は前記弁軸レバー204を絞弁閉方向に付勢している。前記弁軸レバー204には第1係合片208が前記弁軸18の延在方向に沿って形成され、該第1係合片208には平面部208aが形成されている。前記弁軸18には前記弁軸レバー204の外方にスペーサ部材210を介してロストレバー212が回動自在に設けられている。該ロストレバー212には第2係合片214が前記弁軸18の延在方向に沿って形成され、該第2係合片214には平面部214aが形成される。前記弁軸レバー204と前記ロストレバー212との間にはロストモーションスプリング216が介装され、該ロストモーションスプリング216の一端部216aは前記第2係合片214に係合して絞弁閉方向に付勢し、他端部216bは前記第1係合片208の平面部208aと前記第2係合片214の平面部214aの少なくともいずれか一方に係合して絞弁開方向に付勢している。
【0044】
前記アクセルペダル操作手段202はアクセルペダルセンサ222を備え、該アクセルペダルセンサ222は前記絞弁本体12に固着されたアクセルペダルセンサボデイ224を有する。該アクセルペダルセンサボデイ224には前記弁軸18と平行に筒状部材226が形成され、該筒状部材226の内部にはセンサ軸228が回動自在に設けられている。該センサ軸228は前記アクセルペダルセンサボデイ224に設けられたエンコーダ部232に連結され、該エンコーダ部232は前記センサ軸228の回転角度を電気信号に変換して図示しないコントローラに出力する。前記センサ軸228の一端部にはアクセルドラム234が固着され、該アクセルドラム234と前記アクセルペダルセンサボデイ224との間にはアクセルペダルセンサリターンスプリング236が介装される。該アクセルペダルセンサリターンスプリング236は前記アクセルドラム234を絞弁閉方向に付勢している。前記アクセルドラム234にはアクセル係合手段237が設けられる。該アクセル係合手段237は前記アクセルドラム234に設けられたアクセルワイヤ係合部238と、該アクセルワイヤ係合部238に接続されたアクセルワイヤ240とを有し、該アクセルワイヤ240は示しないアクセルペダルに連結される。従って、前記アクセルドラム234とアクセルペダルとは前記アクセルワイヤ240、前記アクセルワイヤ係合部238によって連結される。前記アクセルドラム234には軸部材242aを介してリンク部材244の一端部が回動自在に設けられ、該リンク部材244の他端部は軸部材242bを介して前記ロストレバー212に軸着される。このため、前記ロストレバー212と前記アクセルドラム234とは互いに連動して回動する。
【0045】
第3の実施の形態に係る絞弁制御装置200は以上のように構成され、次に、該絞弁制御装置200の動作について説明する。
【0046】
先ず、アクセルペダル操作手段202は、初期状態において、ロストモーションスプリング216の一端部216aと他端部216bがロストレバー212の第2係合片214に対向して係合され、弁軸レバー204の第1係合片208には前記ロストモーションスプリング216の他端部216bが略当接し、あるいは、若干の間隙を有している。
【0047】
そこで、図示しないアクセルペダルが踏み込まれると、アクセルワイヤ240が引張されてアクセルドラム234が絞弁開方向に回動する。このため、センサ軸228が回動し、エンコーダ部232はセンサ軸228の回転角度に対応した信号を出力し、図示しないコントローラはこの信号に対応してモータ(図示せず)を付勢し、絞弁16を絞弁開方向に回動させる。この回動運動は弁軸レバー204に伝達され、第1係合片208は絞弁開方向に回動する。
【0048】
また、前記アクセルドラム234の回動運動はリンク部材244を介してロストレバー212に伝達され、該ロストレバー212が回動する。モータによる弁軸18の回転角度がロストレバー212の回転角度より大きい場合、第1係合片208は第2係合片214に対して相対的に絞弁開方向に回動し、該第1係合片208はロストモーションスプリング216の他端部216bから離間する。一方、弁軸18の回転角度がロストレバー212の回転角度より小さい場合、第1係合片208は第2係合片214に対して相対的に絞弁閉方向に回動し、ロストモーションスプリング216の他端部216bは第1係合片208に係合して第2係合片214から離間する。このように、ロストレバー212の回転角度に拘わらず、モータによって弁軸18を所望の角度に回動可能であるため、第1、第2の実施の形態に係る絞弁制御装置10、100と同様に、クルーズコントロール、トラクションコントロール、アイドルコントロール等の制御が可能である。
【0049】
一方、モータ制御系に故障が生じたときには、第1、第2の実施の形態の絞弁制御装置10、100と同様に、モータ(図示せず)への通電をカットする。そこで、図示しないアクセルペダルが踏み込まれると、アクセルワイヤ240によってアクセルドラム234が回動し、リンク部材244を介してロストレバー212が回動する。このため、第2係合部214に押圧されてロストモーションスプリング216の一端部216aが回動し、他端部216bは第1係合部208を絞弁開方向に押圧する。このとき、弁軸18にかかる回転軸62の負荷は小さく、該弁軸18が容易に回動するため、ロストモーションスプリング216の他端部216bの回動運動により弁軸レバー204が回動し、弁軸18が回動して絞弁16が開成する。従って、モータへの通電がカットされてもアクセルペダル操作手段202によって運転を続けることができる。
【0050】
次いで、本発明の第4の実施の形態に係る絞弁制御装置300について、図8を参照して説明する。この絞弁制御装置300は、前記第3の実施の形態に係る絞弁制御装置200とアクセルドラムの構成が異なるものである。
【0051】
該絞弁制御装置300のアクセルペダルセンサ222に設けられたセンサ軸304にはアクセルドラム306が固着され、該アクセルドラム306にはアクセルペダルセンサリターンスプリング236の一端部が係合する係合片308が形成される。従って、前記アクセルペダルセンサリターンスプリング236は前記アクセルドラム306を絞弁閉方向に付勢している。前記アクセルドラム306にはアクセル係合手段309が設けられる。該アクセル係合手段309は前記アクセルドラム306に設けられたアクセルワイヤ係合部310と、該アクセルワイヤ係合部310に接続されたアクセルワイヤ312とを有し、該アクセルワイヤ312は示しないアクセルペダルに連結される。このため、前記アクセルドラム306とアクセルペダルとは前記アクセルワイヤ312、前記アクセルワイヤ係合部310によって連結される。
【0052】
前記センサ軸304には前記アクセルドラム306と筒状部材226の間にスペーサ314を介して中間レバー316が回動自在に設けられる。該中間レバー316には係合片318が形成され、該係合片318は前記係合片308に当接自在に構成される。前記中間レバー316には軸部材320aを介してリンク部材322の一端部が回動自在に設けられ、該リンク部材322の他端部は軸部材320bを介してロストレバー212に軸着される。このため、前記ロストレバー212と前記中間レバー316とは互いに連動して回動する。
【0053】
絞弁16が最小アイドル開度位置に回動し、且つ、アクセルドラム306が絞弁閉方向に回動しているとき、アクセルドラム306の係合片308は中間レバー316の係合片318に対して所定角度絞弁閉方向に離間している。このため、前記アクセルドラム306の回転角度が所定角度以下のときには中間レバー316はアクセルドラム306の回動運動に拘わらず回動せず、一方、前記アクセルドラム306が所定角度以上回動すると、係合片308と係合片318とが当接し、前記中間レバー316は前記アクセルドラム306と一体的に回動する。
【0054】
第4の実施の形態に係る絞弁制御装置300は以上のように構成され、次に、該絞弁制御装置300の動作について説明する。ここで、図示しないモータによって絞弁16の開度を制御する動作については前記第3の実施の形態に係る絞弁制御装置200と同一であるので、その説明を省略する。
【0055】
モータ制御系に故障が生じたときには、第1〜第3の実施の形態の絞弁制御装置10、100、200と同様に、モータ(図示せず)への通電がカットされる。このため、弁軸18は弁軸レバー204を介してリターンスプリング206によって絞弁閉方向に回動され、絞弁16は最小アイドル回度位置に回動する。図示しないアクセルペダルが踏み込まれると、アクセルワイヤ312によってアクセルドラム306が回動する。しかし、該アクセルドラム306の回転角度が所定角度以下のときは、前記係合片308と係合片318とは離間しているので、中間レバー316は回動せず、絞弁16が開成されることもない。従って、絞弁16は最小アイドル開度位置に保持される。アクセルペダルがさらに踏み込まれ、アクセルドラム306が所定角度以上回動すると、係合片308と係合片318とが当接し、中間レバー316はアクセルドラム306と一体的に回動する。このため、リンク部材322を介してロストレバー212が回動し、ロストモーションスプリング216を介して弁軸レバー204が回動して絞弁16が開成する。
【0056】
このように、アクセルペダルを所定量以上踏み込むことによって絞弁16を開成するように構成することにより、モータ駆動系に故障が生じたときでも自動車を安全な位置まで移動させることが可能で、しかも該自動車が必要以上の速度となることを防止している。
【0057】
【発明の効果】
本発明に係る絞弁制御装置によれば、以下のような効果ならびに利点が得られる。
【0058】
アクセルペダルの操作と独立してモータによる絞弁の開度制御を行うことができるため、クルーズコントロール、トラクションコントロール、アイドルコントロール等、様々な制御が可能で、また、アクセルペダル操作手段の構成が簡素化され、様々な構成、配置が可能なため、機構の配置に制約が少なく、レイアウトの自由度が向上する。
【0059】
また、第1係合片の半径は第2係合片の半径より小さく形成されているため、第1係合片と第2係合片とが互いに当接することがなく、アクセルドラムの回動運動が阻害されることがないため、絞弁の開成制御の自由度が広がり、また、ロストモーションスプリングを小さく構成することができ、レイアウトの自由度を一層向上させることが可能となる。
【0060】
さらに、モータ制御系に故障が生じたときに、モータへの通電をカットしても、アクセルペダルが踏み込まれるとアクセルドラムからロストモーションスプリングを介して弁軸が回動することにより、絞弁の開成制御が可能なため、自動車を安全に移動させることができ、さらに、操作感が急激に変化して操縦者に不安を与えることもなく、フェースセイフ機能とリンプホーム機能とを併せ持った多機能な電子制御式の絞弁制御装置を得ることができる。
【0061】
さらにまた、アクセルペダルを所定量以上踏み込むことによって絞弁が開成するように構成することにより、自動車が必要以上の速度となることを防止し、より安全性を向上させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る絞弁制御装置を示す一部省略縦断面図である。
【図2】図1の絞弁制御装置の絞弁閉状態の一部省略概略斜視図である。
【図3】図1の絞弁制御装置のクルーズコントロール時の一部省略概略斜視図である。
【図4】図1の絞弁制御装置のトラクションコントロール時の一部省略概略斜視図である。
【図5】図1の絞弁制御装置のアクセルペダルが踏み込まれた状態の一部省略概略斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る絞弁制御装置を示す一部省略縦断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る絞弁制御装置を示す一部省略縦断面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る絞弁制御装置を示す一部省略縦断面図である。
【符号の説明】
10、100、200、300…絞弁制御装置
12…絞弁本体
16…絞弁
18…弁軸
22、102、202…アクセルペダル操作手段
24…モータ駆動手段
26、104、204…弁軸レバー
28、106、206…リターンスプリング
30、122、222…アクセルペダルセンサ
42、316…中間レバー
45、140、244、322…リンク部材
44、108、208…第1係合片
46、112、234、306…アクセルドラム
52、114、214…第2係合片
54、116、216…ロストモーションスプリング
60…モータ
Claims (7)
- 絞弁本体の内部に回動自在に設けられた弁軸の一方にモータの回転軸を連結し、他方にアクセルペダル操作手段を配置し、アクセルペダルの操作量に対応して前記モータにより前記弁軸に固着された絞弁を開閉制御する絞弁制御装置において、
前記アクセルペダル操作手段は、前記弁軸の回動運動に連動して回動する第1係合片と、
前記弁軸に設けられ、該弁軸を絞弁閉方向に付勢するリターンスプリングと、前記弁軸に対して相対的に回動自在に設けられ、前記アクセルペダルの操作量に対応して回転するアクセルドラムと、
前記アクセルドラムの回動運動に連動して回動する第2係合片と、
一端部が前記第2係合片に係合して該第2係合片を前記絞弁閉方向に付勢すると共に、他端部が前記第1係合片と第2係合片の少なくとも一方に係合して該第1係合片および第2係合片、あるいは、第1係合片または第2係合片を前記絞弁開方向に付勢するロストモーションスプリングと、
を備え、前記モータによって前記弁軸を回動させる際には前記ロストモーションスプリングの他端側が前記第1係合片と第2係合片の少なくとも一方に係合して前記アクセルドラムが前記弁軸に対して相対動可能に回動し、一方、前記アクセルペダル操作手段により前記弁軸を回動させる際には前記ロストモーションスプリングの他端側が前記第1係合片と第2係合片の両方に係合して前記アクセルドラムと前記弁軸とが連動して回動することを特徴とする絞弁制御装置。 - 請求項1記載の絞弁制御装置において、
前記第1係合片と前記第2係合片は、その半径が互いに異なるように形成され、該第1係合片と第2係合片は互いに当接することなく、絞弁開方向および絞弁閉方向に相対的に回動自在であることを特徴とする絞弁制御装置。 - 請求項1記載の絞弁制御装置において、
前記第1係合片の半径は前記第2係合片の半径より小さく形成されることを特徴とする絞弁制御装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の絞弁制御装置において、
前記アクセルペダル操作手段は、前記弁軸に固着された弁軸レバーと、
前記絞弁本体に対して設けられたアクセルペダルセンサボデイと、
前記アクセルペダルセンサボデイの内部に回動自在に軸支された前記アクセルドラムを絞弁閉方向に付勢するアクセルペダルセンサリターンスプリングと、
前記アクセルドラムと前記アクセルペダルとを連結するアクセル係合手段と、前記アクセルペダルセンサボデイと前記アクセルドラムとの間に配設され、前記第1係合片が設けられた中間レバーと、
前記中間レバーと前記弁軸レバーとを互いに連動して回動可能に連結するリンク部材と、
を備え、前記リターンスプリングは前記絞弁本体と前記弁軸レバーとに係合して前記絞弁を絞弁閉方向に付勢し、前記アクセルドラムには前記第2係合片が形成され、前記ロストモーションスプリングは前記中間レバーと前記アクセルドラムとの間に設けられることを特徴とする絞弁制御装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の絞弁制御装置において、
前記アクセルペダル操作手段は、前記弁軸に固着され、前記第1係合片が形成された弁軸レバーと、
前記アクセルドラムと前記アクセルペダルとを連結するアクセル係合手段と、
前記絞弁本体に固着されたアクセルペダルセンサボデイと、
前記アクセルペダルセンサボデイに回動自在に軸支されたアクセルペダルセンサレバーと、
前記アクセルペダルセンサレバーを絞弁閉方向に付勢するアクセルペダルセンサリターンスプリングと、
前記アクセルドラムと前記アクセルペダルセンサレバーとを互いに連動して回動可能に連結するリンク部材と、
を備え、前記リターンスプリングは前記絞弁本体と前記弁軸レバーとに係合し、前記絞弁を絞弁閉方向に付勢し、前記アクセルドラムは前記弁軸と同軸的且つ前記弁軸に対して相対的に回動自在に設けられると共に、該アクセルドラムには前記第2係合片が形成され、前記ロストモーションスプリングは前記弁軸レバーと前記アクセルドラムとの間に配設されることを特徴とする絞弁制御装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の絞弁制御装置において、
前記アクセルペダル操作手段は、前記弁軸に固着され、前記第1係合片が形成された弁軸レバーと、
前記弁軸と同軸的且つ前記弁軸に対して相対的に回動自在に配設されると共に、前記第2係合片が設けられたロストレバーと、
前記絞弁本体に固着されたアクセルペダルセンサボデイと、
前記アクセルペダルセンサボデイに回動自在に軸支された前記アクセルドラムを絞弁閉方向に付勢するアクセルペダルセンサリターンスプリングと、
前記ロストレバーと前記アクセルドラムとを互いに連動して回動可能に連結するリンク部材と、
を備え、前記リターンスプリングは前記弁軸レバーと前記絞弁本体とに係合して前記絞弁を絞弁閉方向に付勢し、前記ロストモーションスプリングは前記弁軸レバーと前記ロストレバーとの間に配設されることを特徴とする絞弁制御装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の絞弁制御装置において、
前記アクセルペダル操作手段は、前記弁軸に固着され、前記第1係合片が形成された弁軸レバーと、
前記弁軸と同軸的且つ前記弁軸に対して相対的に回動自在に配設されると共に、前記第2係合片が設けられたロストレバーと、
前記絞弁本体に固着されたアクセルペダルセンサボデイと、
前記アクセルペダルセンサボデイに回動自在に軸支された前記アクセルドラムと前記アクセルペダルとを連結するアクセル係合手段と、
前記アクセルドラムを絞弁閉方向に付勢するアクセルペダルセンサリターンスプリングと、
前記アクセルペダルセンサボデイと前記アクセルドラムとの間に前記アクセルドラムと同軸的に配設された中間レバーと、
前記中間レバーと前記ロストレバーとを互いに連動して回動可能に連結するリンク部材と、
を備え、前記リターンスプリングは前記弁軸レバーと前記絞弁本体とに係合して前記絞弁を絞弁閉方向に付勢し、前記ロストモーションスプリングは前記弁軸レバーと前記ロストレバーとの間に配設され、前記アクセルドラムが所定角度以上回動すると、前記中間レバーは前記アクセルドラムと一体的に回動することを特徴とする絞弁制御装置。
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