JP3646972B2 - 固形油性化粧料の発汗抑制方法 - Google Patents

固形油性化粧料の発汗抑制方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
本発明は、外観のつやが著しく向上し、且つ経時的な発汗現象が抑制され、安定性の向上した油性化粧料に関する。さらに詳しくは、有機変性粘土鉱物と、ジグリセリル分岐鎖脂肪酸エステルのジカルボン酸縮合物、或いはさらにHLB値が4〜12の非イオン性界面活性剤を含有して成るゲルを配合した固形油性化粧料の発汗抑制方法に関する。
【従来の技術】
【0003】
油性成分をワックス類で固化させたり、或いは有機変性粘土鉱物,12-ヒドロキシステアリン酸等の油ゲル化剤によりゲル状として調製した油性化粧料は、皮膚への付着性や伸びがよくて化粧崩れしにくく、エモリエント効果を有するため、特に油性ファンデーション,油性頬紅,油性アイカラー,油性口紅といったメイクアップ化粧料として提供されている。
【0004】
かかる油性化粧料においては、エモリエント効果の向上や、特にメイクアップ化粧料の場合粉体の分散性を向上させるため、ある程度の極性を有する天然系油性原料やエステル油を多く含有させる。しかしながら、このような極性を有する油性原料は経時的に吸湿し、油性化粧料表面に水滴状に液体が滲出する、いわゆる発汗と呼ばれる現象が生じ、製品価値を損なうことが多かった。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで本発明においては、上記したような発汗現象を抑制して経時的な安定性の良好な油性化粧料を得ることを目的とした。さらに、化粧料の外観のつやの向上をも図ることとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するべく種々検討を行った結果、有機変性粘土鉱物の1種又は2種以上と、ジグリセリル分岐鎖脂肪酸エステルのジカルボン酸縮合物より選択した1種又は2種以上、及びHLB値が4〜12の非イオン性界面活性剤の1種又は2種以上を含有して成るゲルを油性化粧料に配合することにより、発汗現象が良好に抑制されて経時安定性が向上し、さらに外観のつやも著しく向上することを見いだし、本発明を完成するに至った。
【発明の実施の形態】
【0007】
本発明において油性化粧料に配合するゲルを構成する有機変性粘土鉱物としては、モンモリロナイト,バイデライト,ノントロナイト,サポナイト,ヘクトライト等のモンモリロナイト群粘土鉱物、バーミキュライト、ベントナイトといった粘土鉱物を、塩化アルキルトリメチルアンモニウム,塩化ジアルキルジメチルアンモニウム,塩化ベンザルコニウム等の第4級アンモニウム化合物で処理したものを用いることができる。ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト,ジメチルジステアリルアンモニウムベントナイト,ベンジルジメチルステアリルアンモニウムヘクトライトといった市販のものが利用でき、これらより1種又は2種以上を選択して用いる。油性化粧料全量における配合量としては、0.2〜2.0重量%程度とすることが適当である。
【0008】
また本発明において、有機変性粘土鉱物とともに油性化粧料に配合するゲルを構成するジグリセリル分岐鎖脂肪酸エステルのジカルボン酸縮合物は、グリセリンを脱水縮合したジグリセリンと分岐鎖を有する脂肪酸とのエステルに、ジカルボン酸を縮合させたものであり、分岐鎖を有する脂肪酸として炭素数16〜18のモノカルボン酸を用い、ジカルボン酸として炭素数6〜10のものを用いたものが好ましい。かかるものとして、ジグリセリルイソパルミチン酸エステルアジピン酸縮合物,ジグリセリルイソパルミチン酸エステルピメリン酸縮合物,ジグリセリルイソパルミチン酸エステルスベリン酸縮合物,ジグリセリルイソパルミチン酸エステルアゼライン酸縮合物,ジグリセリルイソパルミチン酸エステルセバシン酸縮合物,ジグリセリルイソステアリン酸エステルアジピン酸縮合物,ジグリセリルイソステアリン酸エステルピメリン酸縮合物,ジグリセリルイソステアリン酸エステルスベリン酸縮合物,ジグリセリルイソステアリン酸エステルアゼライン酸縮合物,ジグリセリルイソステアリン酸エステルセバシン酸縮合物が挙げられ、これらより1種又は2種以上を選択して用いる。油性化粧料全量における配合量としては、2.0〜60.0重量%とするのが適当である。
【0009】
さらに本発明においては、油性化粧料に配合するゲルを形成する際、解こう剤としてHLB値が4〜12の非イオン性界面活性剤を含有させることができるが、かかる非イオン性界面活性剤としては、ソルビタンモノラウリン酸エステル,ソルビタンモノパルミチン酸エステル,ソルビタンモノステアリン酸エステル,ソルビタンセスキステアリン酸エステル,ソルビタンモノオレイン酸エステル,ソルビタンモノイソステアリン酸エステル等のソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタントリステアリン酸エステル,ポリオキシエチレン(6E.O.)ソルビタンモノステアリン酸エステル,ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタントリオレイン酸エステル,ポリオキシエチレン(6E.O.)ソルビタンモノオレイン酸エステル等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン(6E.O.)ソルビトールテトラオレイン酸エステル等のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル類、自己乳化型グリセリルモノステアリン酸エステル,グリセリルモノイソステアリン酸エステル等のグリセリル脂肪酸エステル類、ポリグリセリルモノステアリン酸エステル,ポリグリセリルモノオレイン酸エステル等のポリグリセリル脂肪酸エステル類、自己乳化型プロピレングリコールモノステアリン酸エステル等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類、ポリエチレングリコール(5E.O.)グリセリルモノオレイン酸エステル,ポリエチレングリコール(5E.O.)グリセリルモノステアリン酸エステル,ポリエチレングリコール(10E.O.)グリセリルモノステアリン酸エステル等のグリセリル脂肪酸エステルの酸化エチレン付加誘導体類、ポリオキシエチレン(6E.O.)モノラウリン酸エステル,ポリオキシエチレン(2E.O.)モノステアリン酸エステル,ポリオキシエチレン(4E.O.)モノステアリン酸エステル,ポリオキシエチレン(10E.O.)モノステアリン酸エステル,ポリオキシエチレン(2E.O.)モノオレイン酸エステル,ポリオキシエチレン(6E.O.)モノオレイン酸エステル,ポリオキシエチレン(10E.O.)モノオレイン酸エステル,ジエチレングリコールステアリン酸エステル,ポリエチレングリコールジステアリン酸エステル,ポリエチレングリコールジオレイン酸エステル,ポリエチレングリコールジイソステアリン酸エステル等のポリエチレングリコール脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン(4.2E.O.)ラウリルエーテル,ポリオキシエチレン(9E.O.)ラウリルエーテル,ポリオキシエチレン(2E.O.)セチルエーテル,ポリオキシエチレン(5.5E.O.)セチルエーテル,ポリオキシエチレン(7E.O.)セチルエーテル,ポリオキシエチレン(2E.O.)オレイルエーテル,ポリオキシエチレン(7E.O.)オレイルエーテル,ポリオキシエチレン(10E.O.)ベヘニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンセチルエーテル等のポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレン(2E.O.)ノニルフェニルエーテル,ポリオキシエチレン(5E.O.)ノニルフェニルエーテル,ポリオキシエチレン(3E.O.)オクチルフェニルエーテル,ポリオキシエチレン(10E.O.)オクチルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレン(3E.O.)ヒマシ油,ポリオキシエチレン(10E.O.)ヒマシ油,ポリオキシエチレン(20E.O.)ヒマシ油等のポリオキシエチレンヒマシ油誘導体類、ポリオキシエチレン(10E.O.)硬化ヒマシ油,ポリオキシエチレン(20E.O.)硬化ヒマシ油等のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体類などが挙げられ、これらより1種又は2種以上を選択して用いる。油性化粧料全量における配合量としては、0.1〜2.0重量%程度が適当である。
【0010】
本発明においては、有機変性粘土鉱物の1種又は2種以上と、ジグリセリル分岐鎖脂肪酸エステルのジカルボン酸縮合物より選択した1種又は2種以上、及びHLB値4〜12の非イオン性界面活性剤の1種又は2種以上よりゲルを形成して、油性化粧料に配合する。かかるゲルの油性化粧料への配合量は、0.5〜15重量%の範囲とするのが好ましい。
【0011】
本発明に係る油性化粧料は、コンパクト状,スティック状等の形態で提供でき、特にファンデーション,頬紅,アイカラー,口紅といったメイクアップ化粧料として好適に提供できる。またさらに、動植物油,ワックス,合成エステル油,シリコーン油等の他の油性成分の他、顔料、色素類、紫外線吸収剤、抗酸化剤、防腐防黴剤、香料等、一般に油性化粧料に配合される成分を配合することができる。
【実施例】
【0012】
本発明の特徴について、実施例によりさらに詳細に説明する。
【0013】
[実施例1] 油性ファンデーション(スティックタイプ)
(1)ジメチルジステアリルアンモニウム 1.5(重量%)
ベントナイト
(2)ジグリセリルイソパルミチン酸エステル 5.0
スベリン酸縮合物
(3)ソルビタンモノイソステアリン酸エステル 0.5
(4)固形パラフィン 3.0
(5)マイクロクリスタリンワックス 7.0
(6)ワセリン 13.5
(7)ジメチルポリシロキサン 3.0
(8)スクワラン 5.0
(9)ジグリセリルイソパルミチン酸エステル 11.5
スベリン酸縮合物
(10)酢酸トコフェロール 0.2
(11)タルク 2.8
(12)カオリン 19.8
(13)マイカ 3.0
(14)酸化チタン 19.9
(15)ベンガラ 1.0
(16)黄酸化鉄 3.0
(17)黒酸化鉄 0.2
(18)香料 0.1
製法:(1)〜(3)を混合してゲルを調製する。一方(4)〜(10)を混合し、85℃に加熱して溶解した後前記ゲルを加え、これにあらかじめ混合粉砕した(11)〜(17)を撹拌しながら添加し、コロイドミルで磨砕分散する。次いで(18)を加え、脱気後70℃で型に流し込んで冷却,成型する。
【0014】
[実施例2] 油性スティック状アイカラー
(1)ジメチルジステアリルアンモニウム 1.00(重量%)
ベントナイト
(2)ベンジルジメチルステアリルアンモニウム 1.00
ヘクトライト
(3)ジグリセリルイソパルミチン酸エステル 10.00
セバシン酸縮合物
(4)自己乳化型グリセリルモノステアリン酸 0.25
エステル
(5)セレシン 20.00
(6)流動パラフィン 15.00
(7)ジグリセリルイソパルミチン酸エステル 16.38
セバシン酸縮合物
(8)ジグリセリルイソステアリン酸エステル 10.00
セバシン酸縮合物
(9)キャンデリラロウ 4.00
(10)パラオキシ安息香酸プロピル 0.02
(11)酢酸トコフェロール 0.25
(12)酸化チタン 5.00
(13)タルク 5.00
(14)群青 12.00
(15)香料 0.10
製法:(1)〜(4)を混合してゲルを調製する。一方(5)〜(11)を混合し、85℃に加熱して溶解した後前記ゲルを加え、これにあらかじめ混合粉砕した(12)〜(14)を撹拌しながら添加し、コロイドミルで磨砕分散する。次いで(15)を加え、脱気後70℃で型に流し込んで冷却,成型する。
【0015】
上記の本発明の各実施例について、外観のつや及び発汗について評価した。その際、次に示す各比較例についても同時に評価を行った。
【0016】
[比較例1] 油性ファンデーション(コンパクトタイプ)
(1)固形パラフィン 3.0(重量%)
(2)マイクロクリスタリンワックス 6.0
(3)ミツロウ 2.0
(4)ワセリン 12.0
(5)酢酸ラノリン 1.0
(6)スクワラン 6.0
(7)パルミチン酸イソプロピル 18.0
(8)酢酸トコフェロール 0.2
(9)タルク 17.5
(10)カオリン 15.0
(11)酸化チタン 15.0
(12)ベンガラ 1.0
(13)黄酸化鉄 3.0
(14)黒酸化鉄 0.2
(15)香料 0.1
製法:(1)〜(8)を混合して85℃に加熱して溶解し、これにあらかじめ混合粉砕した(9)〜(14)を撹拌しながら添加し、コロイドミルで磨砕分散する。次いで(15)を加え、脱気後70℃で容器に流し込んで冷却する。
【0017】
[比較例2] 油性ファンデーション(スティックタイプ)
(1)固形パラフィン 3.0(重量%)
(2)マイクロクリスタリンワックス 7.0
(3)ワセリン 15.0
(4)ジメチルポリシロキサン 3.0
(5)スクワラン 5.0
(6)パルミチン酸イソプロピル 17.0
(7)酢酸トコフェロール 0.2
(8)タルク 2.8
(9)カオリン 19.8
(10)マイカ 3.0
(11)酸化チタン 19.9
(12)ベンガラ 1.0
(13)黄酸化鉄 3.0
(14)黒酸化鉄 0.2
(15)香料 0.1
製法:(1)〜(7)を混合して85℃に加熱して溶解し、これにあらかじめ混合粉砕した(8)〜(14)を撹拌しながら添加し、コロイドミルで磨砕分散する。次いで(15)を加え、脱気後70℃で型に流し込んで冷却,成型する。
【0018】
[比較例3] 油性頬紅
(1)セレシン 15.0(重量%)
(2)ワセリン 20.0
(3)流動パラフィン 24.7
(4)ミリスチン酸イソプロピル 15.0
(5)ビタミンE混合物 0.2
(6)カオリン 20.0
(7)酸化チタン 4.2
(8)ベンガラ 0.3
(9)赤色202号 0.5
(10)香料 0.1
製法:(1)〜(5)を混合して85℃に加熱して溶解し、これにあらかじめ混合粉砕した(6)〜(9)を撹拌しながら添加し、コロイドミルで磨砕分散する。次いで(10)を加え、脱気後70℃で容器に流し込んで冷却する。
【0019】
[比較例4] 油性スティック状アイカラー
(1)セレシン 20.00(重量%)
(2)流動パラフィン 17.00
(3)ヒマシ油 36.63
(4)キャンデリラロウ 4.00
(5)パラオキシ安息香酸プロピル 0.02
(6)酢酸トコフェロール 0.25
(7)酸化チタン 5.00
(8)タルク 5.00
(9)群青 12.00
(10)香料 0.10
製法:(1)〜(6)を混合して85℃に加熱し、これにあらかじめ混合粉砕した(7)〜(9)を撹拌しながら添加し、コロイドミルで磨砕分散する。次いで(10)を加え、脱気後70℃で型に流し込んで冷却,成型する。
【0020】
[比較例5] 口紅
(1)セレシン 7.0(重量%)
(2)マイクロクリスタリンワックス 3.0
(3)キャンデリラロウ 3.0
(4)カルナウバロウ 3.0
(5)液状ラノリン 10.0
(6)リンゴ酸ジイソステアリル 10.0
(7)スクワラン 10.0
(8)ジグリセリルイソパルミチン酸エステル 39.6
セバシン酸縮合物
(9)ビタミンE混合物 0.3
(10)酸化チタン 3.0
(11)赤色201号 1.0
(12)赤色202号 4.0
(13)青色1号アルミニウムレーキ 0.5
(14)黒酸化鉄 0.5
(15)雲母チタン 5.0
(16)香料 0.1
製法:(1)〜(9)を混合して85℃に加熱し、これにあらかじめ混合粉砕した(10)〜(15)を撹拌しながら添加し、コロイドミルで磨砕分散する。次いで(16)を加え、脱気後70℃で型に流し込んで冷却,成型する。
【0021】
外観のつやについては、10名のパネラーに目視観察により評価させ、「ある;3点」,「ややある;2点」,「ない;1点」として点数化させて10名の評価点の平均値を算出した。また発汗については、実施例及び比較例のそれぞれを1週間室温で静置した後、40℃の恒温槽に移して1週間静置し、状態の変化を目視で観察した。結果は、「発汗が認められない;○」,「わずかな発汗が認められる;△」,「顕著な発汗が認められる;×」として表した。以上の結果は表1にまとめて示した。
【0022】
【表1】
Figure 0003646972
【0023】
表1より明らかなように、本発明の実施例1〜2では、それぞれ対応する比較例1〜比較例5に比べ、外観のつやについての評価点は有意に上昇しており、またいずれにおいても発汗は認められなかった。これに対し、比較例1〜比較例5ではいずれにおいても発汗を認めており、特に比較例4及び比較例5においては顕著な発汗が見られた。
【0024】
なお本発明の上記実施例においては、発汗以外の状態変化をも認めず、使用に際して皮膚刺激性及び感作性も認められなかった。
【発明の効果】
【0025】
以上詳述したように、本発明により、外観のつやが著しく向上し、且つ経時的な発汗現象が抑制されて、安定性の向上した油性化粧料を提供することができた。

Claims (1)

  1. 有機変性粘土鉱物の1種又は2種以上と、ジグリセリル分岐鎖脂肪酸エステルのジカルボン酸縮合物より選択した1種又は2種以上、及びHLB値が4〜12の非イオン性界面活性剤の1種又は2種以上とを含有して成るゲルを配合することを特徴とする、固形油性化粧料の発汗抑制方法
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