JP3646834B2 - ガスタービン発電装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力(又は動力)及び水蒸気を生成するガスタービンコージェネレーションの分野において使用され、省エネルギーを実現するガスタービン発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の二流体サイクルガスタービンの構成は、例えば図3に示すように、大気中から吸入された空気Aが圧縮機1で圧縮されて燃焼器2に流入し、この圧縮空気は燃料Fの燃焼により高温の燃焼ガスとなり、タービン3に流入し、タービンで仕事をした燃焼ガスEは排熱ボイラ4にて水蒸気を発生した後、大気中に排出される。燃焼器2には排熱ボイラ4で発生した水蒸気Sが噴射されタービン3に流入する燃焼ガスの流量を増大させかつ燃焼ガスの比熱を増大させてタービン3の出力を増大させる。このタービン3の発生する仕事は圧縮機1を駆動すると同時に発電機5を駆動し、電力を発生する。排熱ボイラの下流にはタービン排熱により加熱さる排熱ボイラ用給水加熱器6、及び煙突9が配置される。
【0003】
一方、従来の再生サイクルガスタービンの構成は、例えば図4に示すように、タービン3の下流に熱交換器7が配置され、圧縮機1で圧縮された空気Aがこの熱交換器7によりタービン排熱Eで予熱された後、燃焼器2に供給されるようになっており、燃焼器2に供給する圧縮空気の温度を高め、燃焼器2における燃料Fの消費を減少させる。
【0004】
しかし、上述した二流体ガスタービン(図3)では、排熱ボイラ4で生成される水蒸気の全量を燃焼器2に噴射する場合、水蒸気の噴射量が吸気空気量の20〜30%にも達するため、▲1▼水蒸気の注入を停止するとタービンの流量が少なくなりすぎ、タービン効率が大幅な低下をきたし、熱効率が大幅に低下する問題点があり、かつ▲2▼注入水蒸気は排ガスと共に大気に捨てられるため注入する水蒸気量が多いほど注入水蒸気の製造のための原水等の費用が増大する問題点があった。
【0005】
一方、上述した再生ガスタービン(図4)では、圧縮機1の出口温度が高いため、空気の予熱に限度があり、大幅な熱効率の向上が達成できないという問題点があった。かかる再生ガスタービンにおいては、圧縮機による圧縮空気が燃焼器に導入される前にその全量が熱交換器において排熱により予熱されるため、▲3▼熱交換器及びその前後の配管における圧力損失が熱効率を低下させる要因となる、▲4▼熱交換器の大きな熱容量が制御の応答性に問題を生じさせる、▲5▼負荷遮断時のタービンの過大速度(オーバースピード)を防止するために熱交換器をバイパスさせるためのバイパス弁8(図4参照)が相当大きくなる、等の問題点があった。
【0006】
上述した問題点を解決するために、本発明の出願人は、図5に示すように、圧縮機1と燃焼器2とタービン3とからなるガスタービンと、水蒸気を駆動源として空気を昇圧しかつ両流体を混合する混合器10と、混合ガスをタービン排気で加熱するための過熱器12と、タービン排気を熱源として水を蒸発させる排熱ボイラ4と、圧縮機による圧縮空気の一部を燃焼器へ、その残部を混合器に導くための空気ライン15と、排熱ボイラによる水蒸気の一部を混合器に送る主蒸気ライン16と、混合器による混合ガスを過熱器を介して燃焼器に導くための混合ガスライン17と、を備えた部分再生式二流体ガスタービンを創案し、出願した(特開平7−248974号公報)。これにより、燃焼器への注入水蒸気量を減少させることができ、かつ過熱器及びその前後の配管における圧力損失を低減し、熱効率の低下を防止することができるようになった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
近年、図3〜図5に示した二流体サイクル、再生サイクル及び部分再生式二流体サイクルを適用し、ごみ焼却場から発生する余剰蒸気を用いたごみ発電システムが提案されている。このごみ発電システムでは、例えば図6に示すように、タービン3の排熱により余剰蒸気Sを加熱し、これをガスタービンの燃焼器2に供給することにより、タービン流量を増大させて、発電出力を増大させるとともに全体の熱効率を高めるようになっている。なお、かかるごみ発電システムは、▲1▼「蒸気噴射型ガスタービン方式スーパーごみ発電システムの性能特性とその具体的検討事例」(日本機械学会、第5回動力・エネルギー技術シンポジュウム’96講演論文集、1996−11−13,14)、▲2▼「蒸気噴射型ガスタービンを適用したごみ発電システムの性能特性」(第8回熱工学シンポジュウム、1995年7月7日)、等に開示されている。
【0008】
上述した従来のごみ発電システムでは、圧縮機吸込み空気量Gaに対する噴射蒸気量Gs(単位空気量当たりの噴射蒸気量又は蒸気空気比率:α=Gs/Ga)を増すほどガスタービン全体の出力及び熱効率が向上する。従って、ごみ焼却場から発生する余剰蒸気が多い場合には、蒸気空気比率αをできるだけ大きくすることが望ましい。
【0009】
しかし、従来のごみ発電システムでは、▲1▼圧縮機とタービンの組み合わせをそのままにした場合、蒸気空気比率αは、最大でも約20〜30%程度にすぎず、それ以上にすると圧縮機とタービンのマッチングが乱れ、発電機の一定回転駆動ができなくなる等の問題点があった。また、▲2▼圧縮機をそのままにし、タービンのみを相対的に大型化した場合には、蒸気空気比率αを例えば約50〜60%程度まで増大させることができるが、それ以上にタービンを大型化すると、ごみ焼却場が操業停止するような場合に、タービンの安定運転が困難となり、安定した電力供給ができなくなる問題点があった。
【0010】
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、余剰蒸気を利用して蒸気空気比率αを従来以上に大幅に増大させ、これによりガスタービン全体の出力及び熱効率を向上させることができ、かつ余剰蒸気が利用できない場合でも安定して電力供給ができるガスタービン発電装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、互いに連結された空気圧縮機及び第1タービンと、第1燃焼器とからなり、前記圧縮機による圧縮空気で燃料を燃焼させその燃焼ガスで第1タービンを駆動する第1ガスタービンと、第2タービン及び第2燃焼器からなり、前記圧縮機による圧縮空気で燃料を燃焼させその燃焼ガスで第2タービンを駆動する第2ガスタービンと、第1ガスタービン及び第2ガスタービンで駆動される発電機と、該発電機と第2ガスタービンとの間に設置され、その間の連結及び切断が可能なカップリングと、を備え、余剰蒸気が十分にある場合には、カップリングを連結して余剰蒸気を第1燃焼器及び第2燃焼器に供給し、余剰蒸気が不足する場合には、カップリングを切断して余剰蒸気を第1燃焼器のみに供給する、ことを特徴とするガスタービン発電装置が提供される。
【0012】
上記本発明の構成によれば、余剰蒸気が十分にある場合には、カップリングを連結して、余剰蒸気を第1燃焼器及び第2燃焼器に供給することにより、第1タービン及び第2タービンにおける蒸気空気比率αを従来以上に大幅に増大させても(例えば約60%〜100%に)、各タービンを流れるガス量を最適化することができる。これによりガスタービン全体の出力及び熱効率を向上させることができる。また、余剰蒸気が利用できない場合、或いは余剰蒸気が不足する場合には、カップリングを切断して、余剰蒸気を第1燃焼器のみに供給することにより、従来のガスタービンと同様に、第1ガスタービンのみにより発電機を駆動して安定した電力供給を継続できる。更に、この構成によれば、圧縮機と第1タービンの組み合わせを従来のままにすることができるため、タービンのみを相対的に大型化する特殊設計・製作を回避して設備費の増大を防止することができる。
【0013】
本発明の好ましい実施形態によれば、水蒸気を駆動源として空気を昇圧し、かつ両流体を混合する混合器と、前記第1タービン及び第2タービンの下流に設けられ前記混合器による混合ガスをタービン排気で加熱するための過熱器と、前記過熱器の下流に設けられタービン排気を熱源として水を蒸発させる排熱ボイラと、前記圧縮機による圧縮空気の一部を前記第1燃焼器及び第2燃焼器へ、その残部を前記混合器に導くための空気ラインと、前記排熱ボイラによる水蒸気の一部を前記混合器に送る主蒸気ラインと、前記混合器による混合ガスを前記過熱器を介して前記第1燃焼器及び第2燃焼器に導くための混合ガスラインと、を備える。
【0014】
この構成によれば、水蒸気と圧縮空気を混合する混合器を備え、圧縮空気の一部が混合器で水蒸気と混合され、この混合ガスが過熱器で予熱されて第1及び第2の燃焼器に供給されるので、ガスタービン排気で生成される水蒸気の量を減少させることができる。このため、燃焼器への噴射蒸気量を増減させる場合でも、ガスタービンの出力、熱効率の変化を小さくすることができる。
【0015】
また、排熱ボイラで発生した水蒸気の残部をユーティリティ用水蒸気として導く補助蒸気ラインを更に有し、かつ排熱ボイラで発生した水蒸気を主蒸気ラインを流れる水蒸気と補助蒸気ラインを流れる水蒸気とに配分するための蒸気流量制御弁が前記主蒸気ラインに設けられている。この構成により、蒸気流量制御弁により排熱ボイラで発生した水蒸気を主蒸気ラインと補助蒸気ラインとに配分し、ユーティリティとして用いることができる。
【0016】
更に、前記混合器は、水蒸気で駆動され圧縮空気を吸引するエジェクタであることが好ましい。この構成により、水蒸気を駆動源として空気を昇圧することができるので、空気ラインの圧力損失を低減し、熱効率を向上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を使用する。
図1は本発明によるガスタービン発電装置の全体構成図である。この図に示すように、本発明のガスタービン発電装置は、第1ガスタービン20、第2ガスタービン22、発電機27及びカップリング23から構成される。また、このガスタービン発電装置は、ごみ焼却場、製材所、ガスタービン発電所等30(以下、ごみ焼却場等という)に併設されており、ごみ焼却場等30から発生する余剰蒸気Sを受け入れるようになっている。
【0018】
第1ガスタービン20は、互いに連結された空気圧縮機21及び第1タービン24aと、第1燃焼器25aとからなり、圧縮機21による圧縮空気Aで燃料Fを燃焼させ、その燃焼ガスEで第1タービン24aを回転駆動するようになっている。かかる構成は従来のガスタービンと同様である。
第2ガスタービン22は、第2タービン24b及び第2燃焼器25bからなり、第1ガスタービン21の共通の圧縮機21による圧縮空気Aで燃料Fを燃焼させ、その燃焼ガスEで第2タービン24bを駆動するようになっている。
【0019】
更に、発電機27と第1ガスタービン21及び第2ガスタービン22との間には、減速器26が設置され、各タービン21,22の速度を減速し、発電機27を所定の同期速度(例えば1500rpm)で回転駆動するようになっている。更にカップリング23は、発電機27と第2ガスタービン22との間(具体的には減速器26と第2タービン24bとの間)に設置され、図示しない制御装置からの信号により電気的に連結/切断ができるようになっている。
【0020】
図1において、本発明のガスタービン発電装置は、更に、混合器10、過熱器12、排熱ボイラ4、空気ライン15、主蒸気ライン16及び混合ガスライン17を備えている。
混合器10は、この実施形態では、水蒸気Sで駆動され圧縮空気Aを吸引するエジェクタであり、水蒸気Sを駆動源として空気Aを昇圧し、かつ両流体を混合するようになっている。
【0021】
過熱器12は、第1タービン24a及び第2タービン24bの下流に設けられ混合器10による混合ガスをタービン排気で十分高温まで加熱する。排熱ボイラ4は、過熱器12の下流に設けられタービン排気を熱源として水を蒸発させる。なお、この実施形態では、排熱ボイラ4と過熱器12を一体の排熱回収装置として構成しているが、本発明はこれに限定されず、別体に構成してもよい。
【0022】
空気ライン15は、圧縮機21による圧縮空気の一部を第1燃焼器25a及び第2燃焼器25bへ、その残部を混合器10に導き、主蒸気ライン16は、排熱ボイラ4による水蒸気の一部を混合器10に送り、混合ガスライン17は、混合器10による混合ガスを過熱器12を介して第1燃焼器25a及び第2燃焼器25bに導くように構成されている。
【0023】
空気ライン15は、圧縮機21で圧縮された空気の一部を第1燃焼器25a及び第2燃焼器25bに直接送るラインと、残りの圧縮空気を混合器10に導くラインとからなる。
更に、排熱ボイラ4で発生した水蒸気の残部をユーティリティ用水蒸気として導く補助蒸気ライン18を有し、主蒸気ライン16に蒸気流量制御弁14が設けられている。これにより排熱ボイラ4で発生した水蒸気を主蒸気ライン16を流れる水蒸気と補助蒸気ライン18を流れる水蒸気とに配分することができる。
【0024】
図1に示した本発明によるガスタービン発電装置は、以下のように作動する。
作動用空気Aは大気より吸入され、圧縮機21により昇圧された後、一部が第1燃焼器25a及び第2燃焼器25bに送られ、残部の圧縮空気は抽気され混合器10に送られる。
混合器10にて水蒸気の圧力エネルギにより昇圧された圧縮空気Aは水蒸気Sと混合された後、過熱器12に送られ、第1タービン24a及び第2タービン24bの排熱で加熱され、更に第1燃焼器25a及び第2燃焼器25bに送られ、圧縮機21から直接燃焼器25a,25bに流入する圧縮空気と共に燃料Fの燃焼により昇温される。
【0025】
燃焼器25a,25b内で生成される高温、高圧の燃焼ガスEはタービン24a,24bで仕事をした後、過熱器12、排熱ボイラ4、給水加熱器6を通り、これらにより排熱回収された後、排気煙突9により大気に排出される。
給水Wは給水ポンプ11により昇圧された後、給水加熱器6に送られ、給水加熱器6を出た飽和水は排熱ボイラ4に給水として送られ、次いで排熱ボイラ4に送られた飽和水は排熱ボイラ4にて飽和蒸気となり、蒸気流量制御弁14により計量された後、ごみ焼却場等30の排熱により発生する余剰蒸気と混合して混合器10に送られる。なおこの場合、生成された水蒸気の一部を混合器10に送らず、ユーティリィティとして使用することもできる。
【0026】
上述した構成により、▲1▼ごみ焼却場等30の排熱により発生する余剰蒸気が十分にある場合には、カップリング23を連結して、余剰蒸気を空気と混合し過熱器12で加熱後に第1燃焼器25a及び第2燃焼器25bに供給することにより、図2に模式的に示すように、第1タービン24a及び第2タービン24bにおける蒸気空気比率αを従来以上に大幅に増大させても(例えば約60%〜100%に)、各タービン24a,24bを流れるガス量を定格より少なくすることができ、これによりガスタービン全体の出力及び熱効率を向上させることができる。
【0027】
また、▲2▼ごみ焼却場等30が運転を停止し、余剰蒸気が利用できない場合、或いは余剰蒸気が不足する場合には、カップリング23を切断して、余剰蒸気を空気と混合し過熱器12で加熱後に第1燃焼器25aのみに供給することにより、第1ガスタービン20のみにより発電機27を駆動して安定した電力供給を継続できる。
【0028】
更に、▲3▼この構成によれば、圧縮機21と第1タービン24aの組み合わせを従来のままにすることができるため、タービン24aのみを相対的に大型化する特殊設計・製作を回避して設備費の増大を防止することができる。
更にまた、圧縮空気の一部が混合器で水蒸気と混合され、この混合ガスが加熱器で予熱されて燃焼器25a,25bに供給されるので、ガスタービン排気で生成される水蒸気の量を減少させることができる。このため、燃焼器への噴射蒸気量を増減させる場合でも、ガスタービン20,22の出力、熱効率の変化を小さくすることができる。また、混合器は、水蒸気を駆動源として空気を昇圧することができるので、空気ラインの圧力損失を低減し、熱効率を向上させることができる。
【0029】
【発明の効果】
上述したガスタービン発電装置により以下の効果を得ることができる。
▲1▼ ガスタービンの排熱及びゴミ焼却場等の余剰蒸気を可能な限り電気に変換することができる。
▲2▼ ゴミ焼却場等から送られる蒸気の変動及び停止に対してもフレキシブルな発電運転が可能となる。
【0030】
▲3▼ 得られた電力量単位(kwh)当たりの二酸化炭素排出量が低減でき、地球温暖化防止のための有効手段と1つとなる。
【0031】
すなわち、本発明のガスタービン発電装置は、余剰蒸気を利用して蒸気空気比率αを従来以上に大幅に増大させ、これによりガスタービン全体の出力及び熱効率を向上させることができ、かつ余剰蒸気が利用できない場合でも安定して電力供給ができる、等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガスタービン発電装置の全体構成図である。
【図2】蒸気空気比率と出力比を比較した図である。
【図3】従来の二流体サイクルガスタービンの全体構成図である。
【図4】従来の再生サイクルガスタービンの全体構成図である。
【図5】同一出願人の先行する部分再生式二流体ガスタービンの全体構成図である。
【図6】従来のごみ発電システムの構成図である。
【符号の説明】
1 圧縮機
2 燃焼器
3 タービン
4 排熱ボイラ
5 発電機
6 給水加熱器
7 熱交換器
8 バイパス弁
9 煙突
10 混合器
12 熱交換器
14 蒸気流量制御弁
15 空気ライン
16 主蒸気ライン
17 混合ガスライン
18 補助蒸気ライン
20 第1ガスタービン
21 空気圧縮機
22 第2ガスタービン
23 カップリング
24a 第1タービン
24b 第2タービン
25a 第1燃焼器
25b 第2燃焼器
26 減速機
27 発電機
A 空気
F 燃料
S 水蒸気
E 燃焼ガス
W 給水

Claims (4)

  1. 互いに連結された空気圧縮機及び第1タービンと、第1燃焼器とからなり、前記圧縮機による圧縮空気で燃料を燃焼させその燃焼ガスで第1タービンを駆動する第1ガスタービンと、
    第2タービン及び第2燃焼器からなり、前記圧縮機による圧縮空気で燃料を燃焼させその燃焼ガスで第2タービンを駆動する第2ガスタービンと、
    第1ガスタービン及び第2ガスタービンで駆動される発電機と、該発電機と第2ガスタービンとの間に設置され、その間の連結及び切断が可能なカップリングと、を備え、
    余剰蒸気が十分にある場合には、カップリングを連結して余剰蒸気を第1燃焼器及び第2燃焼器に供給し、余剰蒸気が不足する場合には、カップリングを切断して余剰蒸気を第1燃焼器のみに供給する、ことを特徴とするガスタービン発電装置。
  2. 水蒸気を駆動源として空気を昇圧し、かつ両流体を混合する混合器と、
    前記第1タービン及び第2タービンの下流に設けられ前記混合器による混合ガスをタービン排気で加熱するための過熱器と、
    前記過熱器の下流に設けられタービン排気を熱源として水を蒸発させる排熱ボイラと、
    前記圧縮機による圧縮空気の一部を前記第1燃焼器及び第2燃焼器へ、その残部を前記混合器に導くための空気ラインと、
    前記排熱ボイラによる水蒸気の一部を前記混合器に送る主蒸気ラインと、
    前記混合器による混合ガスを前記過熱器を介して前記第1燃焼器及び第2燃焼器に導くための混合ガスラインと、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のガスタービン発電装置。
  3. 更に、排熱ボイラで発生した水蒸気の残部をユーティリティ用水蒸気として導く補助蒸気ラインを有し、かつ排熱ボイラで発生した水蒸気を主蒸気ラインを流れる水蒸気と補助蒸気ラインを流れる水蒸気とに配分するための蒸気流量制御弁が前記主蒸気ラインに設けられている、ことを特徴とする請求項2に記載のガスタービン発電装置。
  4. 前記混合器は、水蒸気で駆動され圧縮空気を吸引するエジェクタである、ことを特徴とする請求項2に記載のガスタービン発電装置。
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