JP3645953B2 - プリペイドカード発行装置及びその発行方法 - Google Patents

プリペイドカード発行装置及びその発行方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バス、電車等に利用されるプリペイドカード発行装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、バス等の乗り物の回数券を発行するのに回数券発行装置がある。この回数券発行装置に使用される回数券は、紙製からなり、複数の乗車券が切り取り可能に複数枚重ねられ、一つにまとめ上げられたものである。そして、この回数券発行装置には、引出しローラと、複数の送出ローラが設けられている。引出しローラは、回数券収容部に収容された回数券に当接されている。そして、引出しローラの回転によって、回数券収容部から回数券が引き出され、引き出された回数券は、各送出ローラの間に挟入されながら、同送出ローラの回転によって受取り部に給送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、紙製からなる回数券(以下、紙製回数券という)以外にも、テレホンカードのように厚みの薄いプリペイドカード式の回数券(以下、カード式回数券という)が普及されつつある。
【0004】
ところが、従来の回数券発行装置を、紙製回数券からカード式回数券に変更して使用した場合、カード式回数券の厚みは、紙製回数券の厚みよりもかなり薄いため、引出しローラにてカード式回数券を送出ローラ側へ引き出す際に複数枚同時に引き出されてしまうおそれがあった。
【0005】
この発明の目的とするところは、プリペイドカードを一枚づつ確実に給送することが可能なプリペイドカード発行装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために請求項1に記載の発明は、本体フレームに設けられ、収容ケース内に収容されたプリペイドカードに当接してプリペイドカードの送出側へ回転する第1送出ローラと、前記本体フレームに設けられ、前記第1送出ローラから送出されたプリペイドカードに当接して該プリペイドカードの送出側へ回転する第2送出ローラと、該第2送出ローラから所定間隔をおいて対向配置され、待機される後続のプリペイドカードの上端縁が当接する当接面を有し、前記第1送出ローラが駆動したとき、先頭のプリペイドカードを通過させる給送規制部材と、前記本体フレームに設けられ、前記プリペイドカードが前記第2送出ローラ及び給送規制部材を複数枚同時に通過したか否か検出するカード通過センサと、該カード通過センサにより、前記プリペイドカードが前記第2送出ローラ及び給送規制部材を複数枚同時に通過したことが検出された場合に、前記第2送出ローラをカード送出側とは逆方向に回動させることで前記プリペイドカードを前記収容ケース内に収容する制御手段と、前記第2送出ローラ及び給送規制部材のカード送出側に設けられ、第2送出ローラ及び給送規制部材を通過したプリペイドカードを収容する収容部材とを備えたことを要旨とする。従って、請求項1に記載の発明によれば、第1送出ローラがプリペイドカードの送出側へ回転されることにより、プリペイドカードは第2送出ローラ及び給送規制部材へ送出される。プリペイドカードは第2送出ローラ及び給送規制部材によって、一枚のみ通過される。第2送出ローラ及び給送規制部材を通過したプリペイドカードは、収容部材に収容される。また、第2送出ローラ及び給送規制部材を複数枚同時に通過したことが検出された場合、プリペイドカードは収容ケース内に収容される。
【0008】
請求項に記載の発明は、請求項に記載のプリペイドカード発行装置において、前記当接面は、プリペイドカードの送出される方向に対して傾斜された傾斜面であることを要旨とする。従って、請求項に記載の発明によれば、請求項に記載の発明の作用に加え、待機している後続のプリペイドカードの上端縁は、傾斜面に沿って配置される。そのため、待機している後続のプリペイドカードは、第2送出ローラ側へ滑り易くなり、プリペイドカードは、安定した状態で一枚づつ送出される。
【0009】
請求項に記載の発明は、請求項1又は請求項に記載のプリペイドカード発行装置を用いたカード発行方法において、前記第1送出ローラは、待機している後続のプリペイドカードを送出する前に、カード送出側とは逆方向に回動させることを要旨とする。従って、請求項に記載の発明によれば、第1送出ローラは、待機している後続のカードを送出する前に、カードが送出される側とは逆方向に回動される。そのため、先頭のプリペイドカードが送出される際に待機している後続のプリペイドカードがその送出側に滑ろうとしても、確実に待機している位置に戻される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を路線バスのプリペイドカード発行装置に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
【0011】
図6に示すように、プリペイドカード発行装置1のケーシング2内には、支持枠3(一部のみ図示する)が設けられ、同支持枠3上には、ブラケット4を介して取付座5が固定されている。取付座5には、多数のプリペイドカードCを収容するためのカートリッジ6(図6に一部のみ図示する)が着脱可能に取付けられている。カートリッジ6は直方体状に形成され、その一端には、カード給送装置7がビス等によって締付固定されている。そして、カートリッジ6内に収容されたカードCはカード給送装置7にて取り出され、同カード給送装置7の下部から一枚づつ排出される。
【0012】
カード給送装置7の下方におけるケーシング2には、カード取出口74が透設されている。ケーシング2内におけるカード取出口74には、上面が開口された収容部材としてのカードストッカ75が固着されている。カード給送装置7から排出されたカードCは、カードストッカ75の上部開口を介して、カードストッカ75内に収容されるようになっている。また、カードストッカ75は、カード取出口74側へ斜めに延びる傾斜面75aが備えられている。この傾斜面75aには、カードストッカ75へ収容されたカードCが順に積層されるようになっている。そして、カードCが積層された状態で、同カードCの上端縁は、カード取出口74を介してケーシング2から突出されるようになっている。
【0013】
図7〜図9に示すように、カートリッジ6は、上面が開口がされたカード収容体8と、下面が開口された蓋9とを備えており、カード収容体8には、多数のカードCが同カード収容体8の長手方向に沿って重ね合うようにして収容されている。カード収容体8と蓋9とはカートリッジ6の内部が中空状となるように対向配置され、蓋9は図示しないヒンジを介してカード収容体8に対して開閉可能に連結されている。カード収容体8の内底部の両側には、その長手方向へ延びる一対のレール10が配設され、レール10は断面横凹状に形成されている。
【0014】
カード収容体8の下部には、移動板11が配設され、同移動板11の上面には、一対の連結板12を介して押圧体13が設けられている。また、移動板11の両端は、上方へ屈曲され、その屈曲部の内面には、支軸14を介して一対のローラ15が回転可能に設けられている。このローラ15は前記レール10内に係入されている。そして、ローラ15の回転に伴って、前記押圧体13はカートリッジ6の長手方向へ移動可能となっている。
【0015】
図5,図7に示すように、前記移動板11の両側下面には、一対の掛止ピン11aが設けられている。また、カード収容体8の底面の一端両側には、一対の掛止ピン8aが設けられ、他端両側には掛止ローラ16が軸17によって回転可能に設けられている。両掛止ピン8a,11aの間には、引張バネ18が掛止ローラ16を介して180°反対方向に折り返すようにして張設されている。そして、押圧体13は、引張バネ18の付勢力によって、カードCをカード給送装置7側へ押圧すべく(図5及び図9に示す矢印方向)へ常時付勢されるようになっている。
【0016】
また、図1に示すように、カートリッジ6の蓋9の一端には、カード排出口19が形成され、同カード排出口19には、開閉板20がカートリッジ6の長手方向へ沿ってスライド可能に設けられている。開閉板20は図示しないバネによって、カード排出口19を閉じる方向へ常時付勢されている。そして、カード排出口19は、カートリッジ6を取付座5に取付けるのに伴い、開閉板20が図示しないバネの付勢力に抗して開放側へ移動されることにより開放されるようになっている。
【0017】
次に、カード給送装置7について説明する。なお、図1はカード給送装置7の内部構造を示す側面図で、図2はカード給送装置7の一側を示す側面図である。
図1,図2に示すように、本体フレーム21内の下部には、正逆方向へ回転可能なモータ22が設けられている。モータ22の一側面より突設された駆動軸23は、本体フレーム21の一側面に貫通されている。駆動軸23の先端には、タイミングプーリ24が駆動軸23と一体回転可能に固定されている。前記タイミングプーリ24の上方における本体フレーム21には、軸受メタル25aを介して従動軸25が回転可能に支持されている。
【0018】
また、タイミングプーリ24の斜め上方における本体フレーム21には、従動軸26が回転可能に支持されている。従動軸25,26の一端は、本体フレーム21の外側へ突出され、各従動軸25,26の突出部には、タイミングプーリ27,28が従動軸25,26と一体回転可能に固定されている。
【0019】
前記三つのタイミングプーリ24,27,28には、タイミングベルト29が掛装されている。なお、タイミングプーリ24とタイミングプーリ28との間には、タイミングベルト29のテンションを適当な値に保持するためのテンションローラ30が回転可能に設けられている。
【0020】
前記本体フレーム21の内側における従動軸25には、ギヤ31が従動軸25と一体回転可能に固定されている。前記本体フレーム21の内側における軸受メタル25aには、斜め下方延びる支持板32が片持支持されている。支持板32の先端には、支軸33を介してギヤ34が従動軸25と一体回転可能に固定され、同ギヤ34は、前記ギヤ31に噛合されている。支軸33には、ウレタンゴムからなる第1送出ローラ35が支軸33と一体回転可能に固定され、同第1送出ローラ35は、カートリッジ6の側面に形成された透孔6aを介してカートリッジ6内へ挿入されている。
【0021】
また、第1送出ローラ35には、前記押圧体13によって最も前方に位置するカードCの側面が圧接されるようになっている。そして、モータ22が駆動されることにより、駆動軸23の回転がタイミングベルト29、ギヤ27,31,34を介して第1送出ローラ35に伝達されるようになっている。
【0022】
また、本体フレーム21の外側における前記従動軸25には、ギヤ36が従動軸25と一体回転可能に固定されている。ギヤ36の上方における本体フレーム21には、ギヤ37が軸38によって回転可能に設けられ、ギヤ37は、前記ギヤ36に噛合されている。本体フレーム21の内側における軸38上には、ウレタンゴムからなる第2送出ローラ39が軸38と一体回転可能に固定されている。そして、モータ22が駆動されることにより、駆動軸23の回転がタイミングベルト29、ギヤ36,37を介して第2送出ローラ39に伝達されるようになっている。
【0023】
本体フレーム21の外側における従動軸25には電磁クラッチ40が設けられている。そして、電磁クラッチ40がONされることにより、モータ22の駆動軸23の回転力が従動軸25に伝達されないようになっている。反対に、電磁クラッチ40がOFFされることにより、モータ22の駆動軸23の回転力がギヤ36,31に伝達されるようになっている。
【0024】
本体フレーム21の内側における従動軸26には、ローラ41が従動軸26と一体回転可能に設けられている。このローラ41の上方における本体フレーム21には、複数のローラ42〜45が軸46〜49によって回転可能に支持されている。各ローラ41〜45には、平ベルト50が掛装されている。また、ローラ41とローラ42との間における本体フレーム21には、ローラ72が軸73によって回転可能に支持され、このローラ72は、平ベルト50に対して接触されている。そして、モータ22が駆動されることにより、駆動軸23の回転力がタイミングベルト29、ローラ41を介して平ベルト50に伝達され、同平ベルト50は図1に示す矢印方向へ駆動するようになっている。なお、本体フレーム21の内側面には、カード送出経路に沿って、複数のガイド板51〜54が設けられている。
【0025】
本体フレーム21には、前記第2送出ローラ39に対向するように給送規制部材としての給送規制体55がブラケット56を介して取付けられている。給送規制体55と第2送出ローラ39との間には、一枚のカードCの厚さよりも若干大きく、かつ2枚のカードCの厚さよりも狭い隙間を有している。なお、本実施形態において、前記第2送出ローラ39と給送規制体55とからカード通過機構が構成されている。
【0026】
本体フレーム21の上部外側面には、ソレノイド57が設けられている。ソレノイド57のプランジャ58には、連結ピン59を介して駆動レバー60の一端が回動可能に連結されている。また、本体フレーム21には、支軸61が回転可能に支持されている。支軸61の一端は、本体フレーム21の外側へ突出され、支軸61の突出部には、前記駆動レバー60の他端が支軸61と一体回動可能に固定されている。
【0027】
本体フレーム21の内側における支軸61には、従動レバー62が支軸61と一体回動可能に固定されている。従動レバー62の先端には、同従動レバー62の長手方向に延びる係合溝62aが形成されている。また、従動レバー62の先端方向における前記軸38には、シャッタ63が軸38と相対回転可能に挿通されている。シャッタ63の一側面には、連結突起63aが設けられ、同連結突起63aは、前記従動レバー62の係合溝62aに摺動可能に係入されている。また、シャッタ63の先端には、カードCの幅方向に延びる叩打片64が一体に形成されている。そして、ソレノイド57のプランジャ58が図2に二点鎖線で示す位置に突出されることにより、シャッタ63は、図1に二点鎖線で示す位置に軸38を中心に往復回動可能となっている。
【0028】
続いて、プリペイドカード発行装置1の電気的構成について説明する。
カード送出経路上における本体フレーム21の内側面には、赤外線センサからなる残量検出センサS1 、カード通過センサS2 及びカード排出確認センサS3 が設けられている。残量検出センサS1 は収容ケース6の透孔6aを介して押圧体13と対向するように配置され、同残量検出センサS1 にて、収容ケース6内に残留しているカードCの有無が検出される。すなわち、残量検出センサS1 は赤外線を発光しており、カードCと押圧体13との赤外線の反射光量の相違によりカードCの有無を検出するようになっている。
【0029】
また、カード通過センサS2 は、給送規制体55を通過したカードCを検出可能な位置に配置され、同カード通過センサS2 にて、収容ケース6からカードCが通過したか否かが検出される。すなわち、カード通過センサS2 は、カードCの始端と終端の検出、換言すれば、長さ検出を行っており、その両端を検出したその間の検出時間により、カードCが一枚通過したか否かを検出するようになっている。
【0030】
さらに、カード排出確認センサS3 は、カード送出経路の末端に配置され、カード排出確認センサS3 にて、収容ケース6から何枚のカードCが排出されたかが検出され、その枚数がカウントされる。
【0031】
図1に示すように、前記残量検出センサS1 、カード通過センサS2 及びカード排出確認センサS3 、モータ22、電磁クラッチ40及びソレノイド57は図示しない制御回路に電気的に接続されている。そして、制御回路は、各センサS1 〜S3 からの検出信号に基づいて、モータ22、電磁クラッチ40及びソレノイド57の駆動を制御する。
【0032】
続いて、本実施形態の要部について説明する。
図3,4に示すように、前記給送規制体55は、略直方体状に形成されている。給送規制体55はその上面に対し、ブラケット56の長孔65を介して螺合された取付ビス66により、着脱可能に締付固定されている。給送規制体55の上面には、収容凹部55aが形成されている。同収容凹部55aにはブラケット56の下部に突出形成された係合片67が挿入されているとともに、圧縮バネ68が収容されている。圧縮バネ68の一端は係合片67に対して圧接され、他端は収容凹部55aの係合片67と対向する内側面に対して圧接されている。
【0033】
ブラケット56には、下方へ延びる折曲部69が形成され、その折曲部69には給送規制体55の側面に対して当接可能な調整ネジ70が進退可能に螺入されている。そして、取付ビス66の締付けを緩めた際、給送規制体55の側面は圧縮バネ68の圧力によって、調節ネジ70の先端に対して圧接されるようになっている。また、調節ネジ70の進退に伴い給送規制体55は、圧縮バネの圧力に抗してその位置が適性なる位置に調節可能となっている。
【0034】
前記第2送出ローラ39と対向する給送規制体55の側面は、当接面としての傾斜面71を備えている。そして、カードCが送出される際、待機されるカードCの上端縁は傾斜面71に沿って待機されるようになっている。
【0035】
次に、上記のように構成されたプリペイドカード発行装置1の作用について説明する。なお、カードCが給送される前としてソレノイド59のプランジャ58は突出されており、シャッタ63は開いているものとする。
【0036】
カードCを給送する前の準備段階として、給送規制体55と第2送出ローラ39との間の隙間の距離を調節する。すなわち、取付座5にカートリッジ6が装着されていない状態で、取付ビス66を螺退し、ブラケット56に対する給送規制体55の固着を解除する。この解除により、給送規制体55は、ブラケット56の長孔65の長手方向に沿って移動可能となる。そして、カードCの厚みに合わせて、調整ネジ70を進退させて、給送規制体55を移動させる。
【0037】
このとき、給送規制体55の一側面は、圧縮バネ68の付勢力によって調整ネジ70の先端面に対して圧接されながら移動される。そのため、給送規制体55はガタツキながら移動したりすることはないため、給送規制体55と第2送出ローラ39との間の隙間の距離を厳密に調節することが可能となる。適当な位置、すなわち、カードCの一枚分の通過を許容するクリアランスが得られる位置に調節したら、取付ビス66を締付けて、給送規制体55をブラケット56に対して固着する。その後、取付座5にカードCが満杯に収容されたカートリッジ6を装着する。
【0038】
続いて、制御回路によってカードCが発行される作用について説明する。
バス運行開始前に運転手等の使用者によって、バスの路線毎に設けられた磁気カードが磁気読み取り装置(図示しない)にて、読み取られると、その路線に応じたカードCの枚数が決定される。その後、モータ22が駆動され、図2に示す駆動軸23が時計回り方向へ回転され、その回転に伴ってタイミングプーリ24が時計方向へ回転される。タイミングベルト29の駆動によって、タイミングプーリ27及び従動軸25が時計回り方向へ回転される。この回転に伴って、図1に示すように、ギヤ31が時計回り方向へ回動されるとともに、ギヤ34及び支軸33が反時計回り方向へ回動される。それとともに、第1送出ローラ35が図1に示す反時計回り方向へ回動される。最も前方に位置するカードCは、第1送出ローラ35の回転に伴う摩擦力によって、上方へ送出される。
【0039】
そして、送出されたカードCの上端縁(始端)は、第2送出ローラ39と給送規制体55との間の隙間に挿入される。このとき、カードCの上端縁は、給送規制体55の傾斜面71に摺動するようにして、前記隙間に挿入される。また、カードCが排出されるのに伴い、後方に待機されているカードCは、互いに重なり合わないようになっている。すなわち、図4に示すように、後方に待機されているカードCの上端縁は、給送規制体55の傾斜面71に沿って配列される。
【0040】
前記第1及び第2送出ローラ35,39によって、上方へ送り出されたカードCの始端がカード通過センサS2 によって検出される。その検出時から所定時間経過した後、電磁クラッチ40がONされると、モータ22の駆動軸23の回転力が従動軸25に伝達されなくなり、第1送出ローラ35の回転が停止される。すなわち、第1送出ローラ35によるカードCの送出は停止される。
【0041】
また、図2に示すタイミングベルト29の駆動によって、タイミングプーリ27及び従動軸25が回転されるのに伴い、ギヤ37及び軸38が反時計回り方向へ回転される。軸38の回転に伴って、図1に示す第2送出ローラ39が反時計回り方向へ回動される。そして、第2送出ローラ39と給送規制体55との間の隙間に挿入されたカードCは、回転される第2送出ローラ39と接触して、第2送出ローラ39の回転に伴う摩擦力により、さらに上方へ送出され、ローラ42と平ベルト50との間に挟入される。
【0042】
カードCの終端がカード通過センサS2 によって検出されると、電磁クラッチ40がOFFされ、モータの駆動軸23の回転が従動軸25に伝達され、図1に示す第1送出ローラ35が反時計回り方向に回転される。すなわち、第1送出ローラ35によって、後続のカードCが送出される。
【0043】
なお、万が一、第2送出ローラ39と給送規制体55との間の隙間からカードCが例えば2枚同時に通過したことが、カード通過センサS2 によって検出された場合、モータ22の駆動は停止される。そして、図2に示すモータ22の駆動軸23が反時計回り方向へ回転駆動され、駆動軸23の回転力はタイミングベルト29を介してギヤ37のみに伝達される。このとき、電磁クラッチ40はONされているため、駆動軸23の回転力は従動軸25に伝達されることはない。そして、ギヤ37は時計回り方向へ回転されるのに伴い、軸38を介して第2送出ローラ39は時計回り方向へ回転される。すると、第2送出ローラ39と給送規制体55との間を通過した2枚のカードCは、カートリッジ6内に戻される。所定時間経過した後、モータ22の駆動軸23が再び時計回り方向へ駆動され、上述したように、第1及び第2送出ローラ35,39の回転によって、カートリッジ6内のカードCは一枚づつ間欠的に排出される。
【0044】
さらに、図1に示すタイミングベルト29の駆動によって、タイミングプーリ28及び従動軸26が回転される。従動軸26の回転に伴い、図2に示すローラ41が時計回り方向へ回転される。それとともに、平ベルト50が駆動され、その駆動によって、ローラ43〜45は時計回り方向へ、ローラ42,72は反時計回り方向へ回転される。そして、ローラ42と平ベルト50との間に挟入されながらカードCは、平ベルト50の駆動によって、ガイド板53,54を介してカード給送装置7の下方へ排出される。カードCがガイド板53,54を通過する際、カード排出確認センサS3 によって、排出されたカードCの枚数が検出される。そして、カードCの枚数は、ケーシング2の前面に設けられた図示しないLED表示部に表示される。排出されたカードCは、カードストッカ75内に収容され、その傾斜面75aに所定枚数積層される。
【0045】
なお、カードCが第2送出ローラ39と給送規制体55との間を通過したこと、すなわち、カードCの終端をカード通過センサS2 にて検出する毎に、制御回路はソレノイド57を励磁してプランジャ58を後退する。すると、図2に示す駆動レバー60が支軸61を中心にして反時計回り方向に一体回動されるのに伴い、図1に示す従動レバー62も支軸61を中心にして反時計回り方向に回動される。従動レバー62の回動に伴って、図1に示すシャッタ63が軸38を中心にして時計回り方向に回動されて閉じる。すなわち、第2送出ローラ39と給送規制体55との間をカードCが通過した際、そのカードCよりも後続のカードCが第2送出ローラ39と給送規制体55との間から上方へ突出されている場合には、叩打片64にて後続のカードCの上端縁が衝打される。この衝打によって、後続のカードCは下方へ移動される。
【0046】
また、カートリッジ6内に収容されたカードCが無くなった場合には、残量検出センサS1 によって、カードCが無くなったことが検出される。そして、カードCが無くなったことの旨がケーシング2の前面に設けられた図示しない警報灯を点灯させる等して、使用者に対しカートリッジ6の交換時期が知らせられる。
【0047】
従って、本実施形態におけるプリペイドカード発行装置においては、待機している後続のカードCの上端縁は、給送規制体55の上端縁に沿ってその移動が規制されるようして待機されており、先頭のカードCが送出されるのに伴い、傾斜面71に沿って順に移動できるようにした。そのため、先頭のカードCはスムーズに第2送出ローラ39と給送規制体55との間に移動させることができる。よって、カードCの厚みが薄く、その剛性が弱くものでも、確実に一枚づつカードCを給送することができる。
【0048】
また、カードCが第2送出ローラ39と給送規制体55との間を通過する毎に、第1送出ローラ35はカード送出時の逆方向に回動させるようにした。そのため、先頭のカードCが送出される際に、待機している後続のカードCが上方へ移動されても、上方へ移動した待機している後続のカードCを確実に待機位置へ戻すことができる。
【0049】
さらに、万が一カードCが2枚以上同時に第2送出ローラ39と給送規制体55との間を通過しようとしても、カード通過センサS2 によって、通過したか否かを検出できる。しかも、その場合には、第2送出ローラ39がカードCを給送する方向とは逆方向に回動されるため、カードCを確実にカートリッジ6内に戻すことができる。
【0050】
なお、本発明は前記実施形態以外に以下のように構成してもよい。
(1)前記実施形態では、バスの回数券としてのプリペイドカードにしたが、電車等のプリペイドカードに利用してもよい。
【0051】
(2)前記実施形態では、残量検出センサS1 ,カード通過センサS2 ,カード排出確認センサS3 は、何れも赤外線センサを使用したが、赤外線センサ以外にも、超音波センサに変更してもよい。この構成にすれば、前記実施形態と同様の作用及び効果を奏する。
【0052】
以上、この発明の実施形態について説明したが、実施形態から把握できる請求項以外の技術的思想について、以下にそれらの効果と共に記載する。
(a)請求項1に記載のプリペイドカード発行装置において、収容部材75は、ケーシング2の前面に設けられたカード取出し口74に配設されるとともに、同収容部材75はカード取出し口74に向かって傾斜する傾斜面75aを備えているプリペイドカード発行装置。この構成にすれば、プリペイドカードCが収容部材75に収容された際、傾斜面75aに沿って積層されるため、カード取出し口74を介して容易に取り出すことができる。
【0053】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、プリペイドカードを一枚づつ確実に収容部材まで給送することができる。
【0054】
さらに、先頭のプリペイドカードが第2送出ローラと給送規制部材との間を通過するとき、待機している後続のプリペイドカードの上端縁を当接面に当接して干渉されるため、待機しているプリペイドカードの排出を規制することができる。
【0055】
請求項に記載の発明によれば、請求項に記載の発明の効果に加え、待機している後続のプリペイドカードの上端縁は、傾斜面に沿って配置される。そのため、待機している後続のプリペイドカードは、第2送出ローラ側へ滑り易くなり、プリペイドカードは、安定した状態で一枚づつ送出することができる。
【0056】
請求項に記載の発明によれば、プリペイドカードは常に定位置から第2送出ローラと給送規制部材との間へ排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における本体フレーム内部を示す断面図。
【図2】同じく、本体フレームの側面図。
【図3】同じく、給送規制体を示す斜視図。
【図4】同じく、給送規制体を示す断面図。
【図5】同じく、カートリッジの内部を部分的に示す斜視図。
【図6】同じく、プリペイドカード発行装置の内部を示す側面図。
【図7】同じく、カートリッジの断面図。
【図8】同じく、カートリッジの一部切欠斜視図。
【図9】同じく、カートリッジの断面図。
【符号の説明】
21…本体フレーム、6…収容ケース、C…プリペイドカード、35…第1送出ローラ、39…第2送出ローラ、55…給送規制体(給送規制部材)(39,55とからカード通過機構が構成されている。)、71…傾斜面(当接面)、75…カードストッカ(収容部材)。

Claims (3)

  1. 本体フレーム(21)に設けられ、収容ケース(6)内に収容されたプリペイドカード(C)に当接してプリペイドカード(C)の送出側へ回転する第1送出ローラ(35)と、
    前記本体フレーム(21)に設けられ、前記第1送出ローラ(35)から送出されたプリペイドカード(C)に当接して該プリペイドカード(C)の送出側へ回転する第2送出ローラ(39)と、
    該第2送出ローラ(39)から所定間隔をおいて対向配置され、待機される後続のプリペイドカード(C)の上端縁が当接する当接面(71)を有し、前記第1送出ローラ(35)が駆動したとき、先頭のプリペイドカード(C)を通過させる給送規制部材(55)と、
    前記本体フレーム(21)に設けられ、前記プリペイドカード(C)が前記第2送出ローラ(39)及び給送規制部材(55)を複数枚同時に通過したか否か検出するカード通過センサ(S 2 )と、
    該カード通過センサ(S 2 )により、前記プリペイドカード(C)が前記第2送出ローラ(39)及び給送規制部材(55)を複数枚同時に通過したことが検出された場合に、前記第2送出ローラ(39)をカード送出側とは逆方向に回動させることで前記プリペイドカード(C)を前記収容ケース(6)内に収容する制御手段と、
    前記第2送出ローラ(39)及び給送規制部材(55)のカード送出側に設けられ、第2送出ローラ(39)及び給送規制部材(55)を通過したプリペイドカード(C)を収容する収容部材(75)と
    を備えたことを特徴とするプリペイドカード発行装置。
  2. 請求項に記載のプリペイドカード発行装置において、前記当接面は、プリペイドカード(C)の送出される方向に対して傾斜された傾斜面(71)であることを特徴とするプリペイドカード発行装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のプリペイドカード発行装置を用いたカード発行方法において、前記第1送出ローラ(35)は、待機している後続のプリペイドカード(C)を送出する前に、カード送出側とは逆方向に回動することを特徴とするプリペイドカード発行装置を用いたカード発行方法。
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