JP3644865B2 - シリンダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外表面に液体が溜まりにくく、衛生上の問題を回避することが可能なシリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ワークの搬送および位置決め、あるいは種々の産業機械を駆動させる駆動手段として流体圧シリンダが用いられている。この流体圧シリンダは、例えば、小型化、オプション設定等の多機能化によるユーザの種々のニーズに対応するために、シリンダチューブおよび前記シリンダチューブに付設されるスイッチを含む付属部品等が備えられており、結果的に複雑な外形形状を有するに至っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の従来技術に係る流体圧シリンダを食品機械等に組み込んだ場合、前記流体圧シリンダでは、食品機械における必須条件である水等による洗浄作業や殺菌作業の後に、シリンダチューブの溝やスイッチを取り付けるためのレール状の突条部等の凹凸部分に液体が溜まりやすい構造となっている。これらの凹凸部分に液体等が滞留することによって雑菌の繁殖を招き、食品機械等のワークである食品そのものに雑菌を付着させることによる衛生上の問題が懸念されている。
【0004】
このような理由から、シリンダチューブの外表面に液体が溜まりにくく、付着した液体が自然に滴り落ちるような衛生面での要求が高まっている。
【0005】
また、前記流体圧シリンダに付設され、往復動作するピストンの位置を検出するスイッチについても、前記流体圧シリンダと同様に、衛生上の問題が懸念されている。
【0006】
ところで、従来技術に係るスイッチ(位置検出センサ)は、流体圧シリンダの使い勝手の要求からストローク上の任意の位置に設定できることが望ましく、また流体圧シリンダの小型化に伴ってスイッチ自体の小型化も進められてきた。このことは、他の産業分野では、流体圧シリンダ本体に対する溝加工が押し出し材等の成形技術の進歩により容易に遂行することができる等の背景から、スイッチの位置調整機構は、小型化と位置調整の容易さ等により流体圧シリンダ本体に設けられた突条のレール、溝等に前記スイッチを装着してねじ止めする等の方法が採用されている。
【0007】
また、流体圧シリンダ本体に対し、シリンダチューブの外周面を囲繞するバンドを直接巻き付けてスイッチを固定する方法等も従来から採用されている。
【0008】
その反面、流体圧シリンダに前記従来技術に係るスイッチを付設した場合、食品機械においては、前記スイッチの複雑な形状によって液体の滞留を招くことから、流体圧シリンダと同様に、付着した液体が自然に滴り落ちるような排水性が高く、しかも、従来と同様の位置検出機能を備えたスイッチが要求されている。
【0009】
本発明は、前記の要求を考慮してなされたものであり、外表面に液体が溜まりにくく、衛生上の問題を回避することが可能なシリンダを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、圧力流体出入ポートを介してシリンダ室に供給される圧力流体の作用下に、前記シリンダ室に沿ってピストンおよびピストンロッドが一体的に変位するシリンダにおいて、
立設面を除いた周方向に沿った外周面に、外方に向かって形成された凸状の湾曲面と面取り部とを有するシリンダチューブと、
前記シリンダチューブの端部に設けられることにより、該シリンダチューブの内部に前記シリンダ室を形成するカバー部材と、
前記シリンダチューブと前記カバー部材との結合部位に装着され、該シリンダチューブの内周面又は該カバー部材の外周面に形成された環状突部によって挟圧される挟圧部を有するシール部材と、
を備え
前記挟圧部が、前記シリンダチューブと前記カバー部材の端面より突出し、前記挟圧部によって前記シリンダチューブと前記カバー部材の端面から前記結合部位への液体の進入を阻止することを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、シリンダチューブの外表面に付着した液体が、該シリンダチューブの外方に指向する凸状の湾曲面あるいは面取り部等に沿って自然に落下するため、該シリンダチューブの外表面に液だまりが発生することがなく、衛生上の問題が回避されると共に、前記シリンダチューブと前記カバー部材との間に挟圧されるシール部材の挟圧部によって、外部から前記シリンダチューブとカバー部材の端面を通じて結合部位に液体等が進入することが確実に阻止される。従って、シリンダチューブ内に進入した液体等によって雑菌が繁殖することがなく、衛生上の問題が回避される。
【0012】
また、前記シリンダチューブの外周面には、前記シリンダ室に内装されたピストンの位置を検出する位置検出センサが配設され、
前記位置検出センサは、前記ピストンに装着されたマグネットの磁界を検知する検出素子と、
前記検出素子を囲繞するセンサ本体と、
を備え、前記センサ本体の外周面を外部に向かって凸状の湾曲面と面取り部とによって形成するとよい。
【0013】
この場合、前記センサ本体は、シリンダへの取付面に対して略直交する方向に取付用孔部が貫通形成されたケーシングからなり、前記ケーシングの凹部に、検出素子がモールドされた樹脂体を一体的に連結するとよい。
【0014】
なお、位置検出センサにおける前記センサ本体の取付面、あるいは、取付手段と該センサ本体との間に液体の進入を阻止するシール手段を設けるとよい。
【0015】
さらに、前記センサ本体は、ケーシングと、前記ケーシングに着脱自在に装着されるカバー部材とを有し、前記ケーシングにシリンダの側面に螺入されるねじ部材が係合する長孔を形成し、該ケーシングを前記長孔に沿って変位自在に設けるとよい。
【0016】
さらにまた、前記センサ本体は、ケーシングと、前記ケーシングに着脱自在に装着されるカバー部材とを有し、前記ケーシングとカバー部材とによって閉塞される室内にレール部材を固定し、検出素子を含むセンサ部を前記レール部材の軸線方向に延在する凹部に沿って変位自在に設けるとよい。
【0017】
またさらに、前記センサ本体は、シリンダの取付面に対して略直交する方向に取付用孔部が貫通形成されたケーシングからなり、前記ケーシングの溝部にレール部材を装着し、検出素子を含むセンサ部を前記レール部材の軸線方向に延在する凹部に沿って変位自在に設けるとよい。
【0018】
これにより、センサ本体の外表面に付着した液体が湾曲面および面取り部に沿って自然に落下するため、該センサ本体の外表面に液だまりが発生することがなく、衛生上の問題を回避することができる。
【0019】
またさらに、前記センサ本体は、シリンダへの取付面に対して略直交する方向に取付用孔部が貫通形成されたケーシングからなり、前記ケーシングの溝部にレール部材を装着し、検出素子を含むセンサ部を前記レール部材の軸線方向に延在する凹部に沿って変位自在に設けるとよい。
【0020】
本発明によれば、センサ本体の外表面に付着した液体が湾曲面および面取り部に沿って自然に落下するため、該センサ本体の外表面に液だまりが発生することがなく、衛生上の問題を回避することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明に係るシリンダについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0022】
先ず、本発明の実施の形態に係るシリンダについて説明し、続いて、前記シリンダに付設される位置検出センサについて説明する。
【0023】
図1は、本実施の形態に係るシリンダの斜視図、図2は、前記シリンダの正面図、図3は、図2のIII−III線に沿った縦断面図である。
【0024】
このシリンダ10は、略円筒状に形成され、所定間隔離間する一組の圧力流体出入ポート12a、12bが設けられたシリンダチューブ14と、前記シリンダチューブ14の一端部に固着されたヘッドカバー16と、前記シリンダチューブ14の他端側のねじ孔に嵌着されたロッドカバー18とを有する。
【0025】
なお、前記シリンダチューブ14には、軸線方向に沿って貫通する4個の取付用孔部20a〜20dが形成され、前記取付用孔部20a〜20dのねじ部に図示しないねじ部材を螺入し、あるいは該取付用孔部20a〜20dに対して図示しないボルトを挿入することにより、該シリンダ10を壁面等に簡便に取り付けることができる。
【0026】
さらに、シリンダ10は、図3に示されるように、前記シリンダチューブ14内にヘッドカバー16とロッドカバー18とによって閉塞されたシリンダ室22に沿って変位するピストン24と、一端部が前記ピストン24に係着されその他端部が外部に露呈するピストンロッド26と、前記ロッドカバー18の環状凹部に装着され、ピストンロッド26の外周面を囲繞する孔部28が形成されたスクレーパ30とを有する。
【0027】
なお、前記一組の圧力流体出入ポート12a、12bは、それぞれ通路32a、32bを介してシリンダ室22と連通するように設けられている。
【0028】
図2に示されるように、前記シリンダチューブ14の外周面は、周方向に沿って、一組の圧力流体出入ポート12a、12bが形成された上面34と、前記上面34に連続して所定角度傾斜する一組の傾斜面36a、36bと、前記傾斜面36a、36bに連続し且つ相互に対向する一組の側面38a、38bと、前記一組の側面38a、38bにそれぞれ連続する底面40とを含む。
【0029】
前記上面34と傾斜面36a、36bとの境界部分には、それぞれ所定の曲率半径からなる第1面取り部42が形成され、また、前記傾斜面36a、36bと側面38a、38bとの境界部分には、それぞれ所定の曲率半径からなる第2面取り部44が形成され、さらに、前記側面38a、38bと底面40との境界部分には、それぞれ所定の曲率半径からなる第3面取り部46が形成されている。
【0030】
この場合、シリンダチューブ14の外周面を構成する上面34、一組の傾斜面36a、36b、一組の側面38a、38bおよび底面40は、それぞれ、所定の曲率半径からなり、外部に向かって凸状の湾曲面によって形成されている。
【0031】
このように、シリンダチューブ14の周方向に沿った外周面を全て外部に向かって凸状の湾曲面と第1〜第3面取り部42、44、46とによって構成し、さらに、前記周方向に沿った外周面を除いた他の側面を立設面(略鉛直面)48に形成することにより、シリンダチューブ14の外表面に付着した液体が自然に滴り落ちるような形状に設けられている。
【0032】
従って、シリンダチューブ14の周方向に沿った外周面に液だまりとなる凹部が形成されていないため、液だまりが発生することがなくなり、液体により雑菌が繁殖するという衛生上の問題を回避することができる。
【0033】
図3に示されるように、前記ヘッドカバー16はシリンダチューブ14の孔部内に加締められ、該ヘッドカバー16とシリンダチューブ14の連結部位は、シリンダ室22を気密に保持するとともに、外部からの液体等の進入を阻止するメタルシールとして機能するように形成されている。
【0034】
前記ロッドカバー18の内周面には環状溝を介してロッドパッキン50が装着され、前記ロッドパッキン50によってピストンロッド26の外周面を囲繞することにより、シリンダ室22が気密および液密に保持される。また、前記ロッドカバー18の内周面に形成された環状凹部には円筒状のブッシュ52が装着され、該ロッドカバー18の端部に形成された環状凹部には、ゴム製材料によって金属片54がモールドされたスクレーパ30が装着されている。前記スクレーパ30とロッドカバー18との間には、ピストンロッド26の外周面に付着された潤滑油の油溜まり部として機能する環状の室56が形成されている。
【0035】
ピストン24の外周面には、シリンダ室22の内壁面に摺接して該シリンダ室22を一方のシリンダ室22aと他方のシリンダ室22bとに分割するピストンパッキン58が環状溝を介して装着され、さらに、ピストンパッキン58に近接する部位には、リング状のマグネット60が装着されている。
【0036】
シリンダチューブ14とロッドカバー18との軸線方向に沿った結合部位の一端部にはゴム等の可撓性材料によって形成された環状のシール部材62が設けられ、前記シール部材62の一部分は、図4に示されるように、ロッドカバー18に形成された環状突起部64とシリンダチューブ14の内周面66との狭小な離間間隔によって挟圧された状態で装着されている。
【0037】
すなわち、周方向に沿ってその肉厚が略一定に形成された環状のシール部材62には、ロッドカバー18の外周面に形成された環状突起部64とシリンダチューブ14の内周面66との間で挟圧されるつぶし代が予め設けられている。従って、シリンダチューブ14とロッドカバー18との結合部位に対して、外部から液体等が進入しようとしても、前記シール部材62の挟圧部分(挟圧部)68によって確実にシールされ、シリンダチューブ14の内部への液体等の進入が阻止される。
【0038】
なお、シリンダチューブ14の側面には、図1に示されるように、後述する位置検出センサ100を取り付けるための一組のねじ穴70が形成されている。
【0039】
次に、シリンダ10に付設される位置検出センサ100を図6乃至図11に示す。
【0040】
この位置検出センサ100は、例えば、アルミニウム合金、ステンレスあるいは合成樹脂等の材料からなり、シリンダ10の側面の上方からみて略長円状に形成されたケーシング102と、エポキシ樹脂等の樹脂製材料によって形成され、前記ケーシング102の凹部104に装着された樹脂体106とを有する(図9および図10参照)。前記樹脂体106の内部には、検出素子108が配設された基板110が埋設され、前記基板110にはケーシング102の外部に露呈するリード線112の一端部が電気的に接続されている。なお、前記検出素子108は、例えば、ホール素子、磁気抵抗素子等の無接点方式のものを用いると好適である。
【0041】
前記ケーシング102には、図9に示されるように、所定間隔離間して貫通する一組の取付用孔部114a、114bが形成され、前記取付用孔部114a、114bには六角形状の頭部を有するねじ部材116が挿入される。なお、前記ねじ部材116の頭部とケーシング102との間には、取付用孔部114a、114b内に液体等が進入することを阻止するためのパッキン118が介装されている。また、ケーシング102の底面部には周縁部に沿って略長円状のリング体からなるガスケット120が装着され、前記ガスケット120によってシリンダ10の取付面とケーシング102の底面との間に液体等が進入することを阻止している。
【0042】
ケーシング102は、図7に示されるように、所定の曲率半径(例えば、曲率半径Rが約200mm)によって形成された外部に向かって凸状に湾曲する上面部122と、前記上面部122に連続する長円状の側面部124と、前記上面部122と側面部124との境界部分に形成され、所定の曲率半径(例えば、曲率半径Rが3.5mm)によって形成された面取り部126とを有する。
【0043】
なお、ガスケット120が装着されたケーシング102の底面部128は、シリンダ10の側面38bに対応して、所定の曲率半径(例えば、曲率半径Rが約200mm)からなる曲面に形成されている。前記ケーシング102の底面部128は、シリンダ10の側面に対する取付面として機能するものである。
【0044】
本発明の実施の形態に係るシリンダ10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
【0045】
先ず、位置検出センサ100の取付用孔部114a、114bにねじ部材116を挿入し、前記ねじ部材116の一端部をシリンダ10のねじ穴70に螺入することにより、シリンダ10の側面38bに位置検出センサ100が装着される(図11参照)。
【0046】
続いて、図示しない圧力流体供給源から一方の圧力流体出入ポート12aに圧力流体(例えば、エアー)を供給する。前記一方の圧力流体出入ポート12aに供給された圧力流体は、通路32aを介して一方のシリンダ室22aに導入され、ピストン24を他方のシリンダ室22bに向かって押圧する。
【0047】
圧力流体の作用下にピストン24が変位終端位置に到達したとき、前記ピストン24に装着されたマグネット60の磁界が位置検出センサ100の検出素子108によって検知され、前記位置検出センサ100は、基板110に接続されたリード線112を介して図示しないコントローラ等の外部機器に検出信号を導出する。
【0048】
なお、図示しない切換弁の切換作用下に、圧力流体の供給を一方の圧力流体出入ポート12aから他方の圧力流体出入ポート12bに切り換えることにより、ピストン24が前記とは反対方向に変位して初期位置に復帰する。このようにして、シリンダチューブ14内に収装されたピストン24をシリンダ室22に沿って往復動作させることができる。
【0049】
本実施の形態に係るシリンダ10を図示しない食品加工機械等に組み付けて洗浄作業等を行った場合、シリンダチューブ14の周方向に沿った外周面を全て外部に向かって凸状の曲面と第1〜第3面取り部42、44、46とによって構成し、しかも位置検出センサ100のケーシング102を、所定の曲率半径によって形成された湾曲する上面部122と、前記上面部122に連続する長円状の側面部124と、前記上面部122と側面部124との境界部分に形成され、所定の曲率半径によって形成された面取り部126とによって構成することにより、シリンダチューブ14および位置検出センサ100の外周面に付着した液体が落下しやすくなり、該シリンダチューブ14および位置検出センサ100の外周面に液だまりが発生することを防止することができる。
【0050】
このように、本実施の形態に係るシリンダ10では、外表面に液体が溜まりにくく、且つ付着した液体が自然に滴り落ちるような外形形状とすることにより、雑菌の繁殖を阻止して衛生上の問題を回避することができる。
【0051】
また、本実施の形態に係るシリンダ10では、図4に示されるように、ロッドカバー18の外周面に形成された環状突起部64とシリンダチューブ14の内周面66との間で挟圧されるつぶし代が予め設けられたシール部材62を用いている。これに対して、図5に示されるように、シリンダチューブ72とロッドカバー74との結合部位に断面円形状のOリング76が装着された比較例に係るシリンダ78では、シリンダチューブ72とロッドカバー74との結合部位を通じて前記Oリング76が装着された部位まで外部から液体等が進入し、前記液体等によって雑菌が繁殖するという不具合がある。
【0052】
換言すると、比較例に係るシリンダ78に設けられた前記Oリング76は、シリンダ室内のエアーを外部に向かって導出することを阻止する機能を有するのみであり、シリンダチューブ72とロッドカバー74との結合部位を通じて進入した液体は、さらにOリング76が装着された部位まで進入可能であるため、雑菌が繁殖し易くなっている。
【0053】
これに対して本実施の形態に係るシリンダ10では、前記シール部材62の挟圧部分68によって確実にシールされることにより、シリンダチューブ14とロッドカバー18との結合部位を通じて外部からシリンダチューブ14の内部への液体等の進入が確実に阻止される。この結果、シリンダチューブ14の内部に進入した液体等に起因して雑菌が繁殖することが阻止され、この点からも衛生上の問題が回避される。
【0054】
この位置検出センサ100では、図9および図10に示されるように、検出素子108が配設された基板110を樹脂材料等によってモールドした樹脂体106を形成し、前記樹脂体106をケーシング102の凹部104内に一体的に結合して設けている。従って、ケーシング102に形成された取付用孔部114a、114bに挿入されるねじ部材116によって、前記検出素子108、基板110およびケーシング102等を一体的にシリンダ10に装着することができる。
【0055】
また、位置検出センサ100では、ケーシング102の内部に液体等が進入可能な間隙が形成されていないため、温度変化による呼吸作用が生じることがなく、ケーシング102の内部において湿気等に起因するカビやバクテリア等の発生を懸念する必要がない。
【0056】
さらに、位置検出センサ100では、検出位置を調整するための機構を設けていないため、小型、軽量化が達成されるとともに、ケーシング102の表面積を減少させて液体の滞留総量を抑制することができるという利点がある。
【0057】
なお、位置検出センサ100を使用しない場合には、図示しないシールワッシャを有するボルト等の閉塞手段によってシリンダ10の側面38bに形成されたねじ穴70を閉塞すればよい。
【0058】
次に、位置検出センサ200の第1変形例を図12乃至図17に示す。なお、図6に示す位置検出センサ100と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0059】
この第1変形例に係る位置検出センサ200は、図12および図13に示されるように、略平行な一組の長孔202a、202bおよび一組の取付用孔部204a、204bが形成された断面長方形状のケーシング206と、前記ケーシング206の上部に装着されるカバー部材208と、前記ケーシング206に対してカバー部材208を固定するための六角ボルト210とを有する。前記カバー部材208とケーシング206との間には、内部への液体等の進入を阻止するためのガスケット212が介装されている。
【0060】
前記ケーシング206とカバー部材208とによって閉塞された室214が形成され、前記室214内には、図示しない検出素子が配設された基板216が設けられている。前記基板216にはリード線112が電気的に接続されている。
【0061】
ケーシング206の長孔202a、202bには取付用ねじ218がそれぞれ挿入され、前記取付用ねじ218をシリンダ10の一側面に形成されたねじ穴70に螺入することにより、シリンダ10に対して位置検出センサ200を取り付けることができる(図17参照)。なお、一組の取付用ねじ218を用いることにより、位置検出センサ200の回り止め機能が達成される。
【0062】
カバー部材208の上面220およびケーシング206の底面222は、図14および図15に示されるように、所定の曲率半径(例えば、曲率半径Rが約200mm)からなり、外部に向かって凸状の曲面によって形成されている。また、前記カバー部材208の上面に連続し、略長方形状に形成された周縁部を面取りした面取り部224が形成されるとともに、カバー部材208およびケーシング206の四隅角部も同様に面取りして形成されている。
【0063】
1変形例に係る位置検出センサ200では、図13に示されるようにカバー部材208を外し、取付用ねじ218に係合する長孔202a、202bに沿ってケーシング206を軸線方向に沿って変位させることにより、該位置検出センサ200の位置を調整することができる。
【0064】
また、第1変形例に係る位置検出センサ200では、シリンダ10の一側面である取付面に対して一組のねじ穴を形成し、前記一組のねじ穴に対して一組の取付用ねじ218を螺入するだけで該位置検出センサ200を簡便に取り付けることができるため、位置調整機能を備えながらシリンダ側の取付面に複雑な形状を必要としないという利点がある。
【0065】
なお、以下に示す位置検出センサ200のその他の作用効果は、上述した位置検出センサ100と同様であり、その詳細な説明を省略する。
【0066】
次に、位置検出センサ300の第2変形例を図18乃至図21に示す。なお、図12に示す第1変形例に係る位置検出センサ200と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0067】
この第2変形例に係る位置検出センサ300は、略中央部に軸線方向に沿って延在するレール302が配設された断面長方形状のケーシング304と、前記ケーシング304の上部に装着されるカバー部材306とを有する。前記レール302には軸線方向に沿って凹部308が形成され、前記凹部308に挿入される円柱状のセンサ部310が、ねじ部材312を介して該凹部308内の所定位置に係止される。なお、前記センサ部310は、樹脂製材料等によってモールドされた図示しない検出素子を有する。
【0068】
1変形例に係る位置検出センサ200では、長孔に沿ってケーシング206自体を移動自在に設けているが、第2変形例に係る位置検出センサ300では、取付用ねじ218によってケーシング304をシリンダ10に固定し、センサ部310自体をレール302の凹部に沿って変位させることにより検出位置を調整自在に設けている点に特徴がある。
【0069】
この場合、センサ部310を共通化することにより、形状、規格等が異なる種々のシリンダ10に対応可能な互換性を有するとともに、メンテナンス時において、新たなセンサ部と容易に交換することができるという利点がある。
【0070】
なお、カバー部材306の上面220およびケーシング304の底面222は、第2の実施の形態と同様に、所定の曲率半径(例えば、曲率半径Rが約200mm)からなり、外部に向かって凸状の曲面によって形成されている。また、前記カバー部材306の上面に連続し、略長方形状に形成された周縁部を面取りした面取り部224が形成されるとともに、カバー部材306およびケーシング304の四隅角部も同様に面取りして形成されている。
【0071】
次に、位置検出センサ400の第3変形例を図22乃至図24に示す。なお、図6および図18に示す位置検出センサ100、300と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0072】
この第3変形例に係る位置検出センサ400は、図23および図24に示されるように、一体的に形成されたケーシング402の底面部に軸線方向に沿って延在する溝部404を形成し、前記溝部404内にレール302およびセンサ部310を装着している点に特徴がある。
【0073】
すなわち、第2変形例に係る位置検出センサ300では、筐体をケーシング304とカバー部材306とに分割し、ケーシング304に対してカバー部材306を装着する六角ボルト210と、シリンダ10のねじ穴に対して位置検出センサ300自体を取り付ける取付用ねじ218とをそれぞれ設けているが、第3変形例に係る位置検出センサ400では、位置検出センサ100と同様な断面略長円状の一体的に形成されたケーシング402を設け、前記ケーシング402の底面部に形成された溝部404に第2変形例に係る位置検出センサ300に用いられたレール302およびセンサ部310を一体的に設けている点で相違している。
【0074】
この場合、前記センサ部310は、レール302の凹部308に沿って変位自在に設けられている。
【0075】
なお、本発明の位置検出センサ100、200、300、400が、図1に示すシリンダ10に付設された場合を例示して説明しているが、これに限定されるものではなく、図示しないリニアアクチュエータ等の種々の流体圧機器、電動アクチュエータ等に適用してもよいことは勿論である。
【0076】
【発明の効果】
本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0077】
すなわち、シリンダの外表面に付着した液体が、シリンダに形成された湾曲面および面取り部に沿って自然に落下するため、前記シリンダの外表面に液だまりが発生することがなく、衛生上の問題を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るシリンダの斜視図である。
【図2】 図1に示すシリンダの正面図である。
【図3】 図2のIII−III線に沿った縦断面図である。
【図4】 図3に示されるA部の拡大縦断面図である。
【図5】 比較例に係るシリンダの一部拡大縦断面図である。
【図6】 本発明の位置検出センサの斜視図である。
【図7】 図6に示す位置検出センサの正面図である。
【図8】 図6に示す位置検出センサの平面図である。
【図9】 図8のIX−IX線に沿った縦断面図である。
【図10】 図8のX−X線に沿った縦断面図である。
【図11】 図6に示す位置検出センサを図1に示すシリンダに取り付けた状態の説明図である。
【図12】 第1変形例に係る位置検出センサの平面図である。
【図13】 図12に示す位置検出センサのカバーを外した状態の平面図である。
【図14】 図12のXIV−XIV線に沿った縦断面図である。
【図15】 図12のXV−XV線に沿った縦断面図である。
【図16】 図12のXVI−XVI線に沿った縦断面図である。
【図17】 図12に示す位置検出センサを図1に示すシリンダに取り付けた状態の説明図である。
【図18】 第2変形例に係る位置検出センサの平面図である。
【図19】 図18に示す位置検出センサのカバーを外した状態の平面図である。
【図20】 図18のXX−XX線に沿った縦断面図である。
【図21】 図18のXXI−XXI線に沿った縦断面図である。
【図22】 第3変形例に係る位置検出センサの平面図である。
【図23】 図22のXXIII−XXIII線に沿った縦断面図である。
【図24】 図22のXXIV−XXIV線に沿った縦断面図である。
【符号の説明】
10…シリンダ 12a、12b…圧力流体出入ポート
14…シリンダチューブ 16…ヘッドカバー
18…ロッドカバー 22、22a、22b…シリンダ室
24…ピストン 26…ピストンロッド
30…スクレーパ 34、220…上面
36a、36b…傾斜面 38a、38b…側面
40、222…底面
42、44、46、126、224…面取り部
48…立設面 50…ロッドパッキン
60…マグネット 62…シール部材
64…環状突起部 66…内周面
68…挟圧部分 70…ねじ穴
100、200、300、400…位置検出センサ
102、206、304、402…ケーシング
104、308…凹部 106…樹脂体
108…検出素子 110、216…基板
112…リード線 116…ねじ部材
118…パッキン 120、212…ガスケット
122…上面部 124…側面部
128…底面部 202a、202b…長孔
208、306…カバー部材 218…取付用ねじ
302…レール 310…センサ部
404…溝部

Claims (8)

  1. 圧力流体出入ポートを介してシリンダ室に供給される圧力流体の作用下に、前記シリンダ室に沿ってピストンおよびピストンロッドが一体的に変位するシリンダにおいて、
    立設面を除いた周方向に沿った外周面に、外方に向かって形成された凸状の湾曲面と面取り部とを有するシリンダチューブと、
    前記シリンダチューブの端部に設けられることにより、該シリンダチューブの内部に前記シリンダ室を形成するカバー部材と、
    前記シリンダチューブと前記カバー部材との結合部位に装着され、該シリンダチューブの内周面又は該カバー部材の外周面に形成された環状突部によって挟圧される挟圧部を有するシール部材と、
    を備え
    前記挟圧部が、前記シリンダチューブと前記カバー部材の端面より突出し、前記挟圧部によって前記シリンダチューブと前記カバー部材の端面から前記結合部位への液体の進入を阻止することを特徴とするシリンダ。
  2. 請求項1記載のシリンダにおいて、
    前記シリンダチューブの外周面には、前記シリンダ室に内装されたピストンの位置を検出する位置検出センサが配設され、
    前記位置検出センサは、前記ピストンに装着されたマグネットの磁界を検知する検出素子と、
    前記検出素子を囲繞するセンサ本体と、
    を備え、前記センサ本体の外周面が、外部に向かって凸状の湾曲面と面取り部とによって形成されることを特徴とするシリンダ。
  3. 請求項2記載のシリンダにおいて、
    前記センサ本体は、シリンダへの取付面に対して略直交する方向に取付用孔部が貫通形成されたケーシングからなり、前記ケーシングの凹部には、検出素子がモールドされた樹脂体が一体的に連結されることを特徴とするシリンダ。
  4. 請求項2記載のシリンダにおいて、
    前記シリンダチューブに対する前記センサ本体の取付面には、液体の進入を阻止するシール手段が設けられることを特徴とするシリンダ。
  5. 請求項2記載のシリンダにおいて、
    前記位置検出センサには、前記センサ本体を前記シリンダチューブの外周面に取り付ける取付手段が設けられ、前記取付手段と該センサ本体との間には、液体の進入を阻止するシール手段が設けられることを特徴とするシリンダ。
  6. 請求項2記載のシリンダにおいて、
    前記センサ本体は、ケーシングと、前記ケーシングに着脱自在に装着されるカバー部材とを有し、前記ケーシングには、シリンダの側面に螺入されるねじ部材が係合する長孔が形成され、該ケーシングは前記長孔に沿って変位自在に設けられることを特徴とするシリンダ。
  7. 請求項2記載のシリンダにおいて、
    前記センサ本体は、ケーシングと、前記ケーシングに着脱自在に装着されるカバー部材とを有し、前記ケーシングとカバー部材とによって閉塞される室内にはレール部材が固定され、検出素子を含むセンサ部が前記レール部材の軸線方向に延在する凹部に沿って変位自在に設けられることを特徴とするシリンダ。
  8. 請求項2記載のシリンダにおいて、
    前記センサ本体は、シリンダの取付面に対して略直交する方向に取付用孔部が貫通形成されたケーシングからなり、前記ケーシングの溝部にレール部材が装着され、検出素子を含むセンサ部が前記レール部材の軸線方向に延在する凹部に沿って変位自在に設けられることを特徴とするシリンダ。
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