JP3641955B2 - 楽曲データ生成装置及びそのための記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、楽曲データ生成装置及びそのための記録媒体に関する。この発明は、より詳細には、メロディの表現に富んだ音楽的な楽曲データを自動的に生成する楽曲データ生成装置及びそのための記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、メロディ等の楽曲データを自動生成するものが種々提案されている。例えば、特開平9−60278号公報には、歌詞データと楽曲特徴データに基づいて歌詞に対応する楽曲を生成し或いは楽曲を区間毎に分析し抽出された特徴データに基づいて新たな楽曲を生成する自動作曲装置が開示されている。この自動作曲装置によると、同公報の図6〜8に例示されるように、歌詞に設定されたアクセントデータ〔図7(E):アクセント記号「・」、図8(A):「アクセント」〕や曲テンプレート中に含まれる感情の起伏曲線〔図6:「感情の起伏」〕に応じて、生成されるメロディのベロシティやボリュームが決定され〔図1:ステップ23、段落〔0068〕、図8(B):「ベロシティ」・「ボリューム」〕、表現に富んだ楽曲データが生成されるようになっている。
【0003】
しかしながら、このような従来技術では、感情の起伏曲線やアクセント記号なしには表現に富んだ楽曲データを生成することができず、表現に富んだ楽曲データの生成のために、予め感情の起伏曲線を用意したり、アクセント記号を設定する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、このような不都合に鑑み、感情の起伏曲線やアクセント記号なしに、表現に富んだ楽曲データを生成することができる楽曲データ生成装置及びそのための記録媒体を提供することを主たる目的とする。また、この発明の別の目的は、さらに、伴奏の音量をも制御することができる楽曲データ生成装置及びそのための記録媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1の特徴に従うと、基本的なリズムパターン及び各ノートの音高からなり、与えられた曲構成データを備えた基本曲データを供給する基本曲データ供給手段、この基本曲データに含まれるノートの音量を前記曲構成データに基づいて決定し音量データを生成する音量生成手段、並びに、この音量データ及び基本曲データに基づいて楽曲データを生成する楽曲データ生成手段を備える楽曲データ生成装置(請求項1)が提供され、コンピュータに、基本的なリズムパターン及び各ノートの音高からなり、与えられた曲構成データを備えた基本曲データを供給する基本曲データ供給手段、この基本曲データに含まれるノートの音量を曲構成データに基づいて決定し音量データを生成する音量生成手段、並びに、この音量データ及び基本曲データに基づいて楽曲データを生成する楽曲データ生成手段として機能させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な楽曲データ生成のための記録媒体(請求項2)が提供される。
【0006】
この発明の第2の特徴に従うと、基本的なリズムパターン及び各ノートの音高からなり、与えられた和音進行データを備えた基本曲データを供給する基本曲データ供給手段、この基本曲データに含まれるノートの音量を和音進行データのコードに基づいて決定し音量データを生成する音量生成手段、並びに、この音量データ及び基本曲データに基づいて楽曲データを生成する楽曲データ生成手段を備える楽曲データ生成装置(請求項3)が提供され、コンピュータに、基本的なリズムパターン及び各ノートの音高からなり、与えられた和音進行データを備えた基本曲データを供給する基本曲データ供給手段、この基本曲データに含まれるノートの音量を和音進行データのコードに基づいて決定し音量データを生成する音量生成手段、並びに、この音量データ及び基本曲データに基づいて楽曲データを生成する楽曲データ生成手段として機能させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な楽曲データ生成のための記録媒体(請求項4)が提供される。
【0007】
この発明の第3の特徴に従うと、基本的なリズムパターン及び各ノートの音高からなり、与えられた曲構成データを備えた基本曲データを供給する基本曲データ供給手段、この基本曲データに含まれるノートの音量を決定しメロディデータを生成するメロディデータ生成手段、並びに、曲構成データに基づいて伴奏音の音量を決定し伴奏データを生成する伴奏音データ生成手段を備える楽曲データ生成装置(請求項5)が提供され、コンピュータに、基本的なリズムパターン及び各ノートの音高からなり、与えられた曲構成データを備えた基本曲データを供給する基本曲データ供給手段、この基本曲データに含まれるノートの音量を決定しメロディデータを生成するメロディデータ生成手段、並びに、曲構成データに基づいて伴奏音の音量を決定し伴奏データを生成する伴奏音データ生成手段として機能させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な楽曲データ生成のための記録媒体(請求項6)が提供される。
【0008】
この発明の第4の特徴に従うと、基本的なリズムパターン及び各ノートの音高からなり、与えられた和音進行データを備えた基本曲データを供給する基本曲データ供給手段、この基本曲データに含まれるノートの音量を決定しメロディデータを生成するメロディデータ生成手段、並びに、和音進行データのコードに基づいて伴奏音の音量を決定し伴奏データを生成する伴奏音データ生成手段を備える楽曲データ生成装置(請求項7)が提供され、コンピュータに、基本的なリズムパターン及び各ノートの音高からなり、与えられた和音進行データを備えた基本曲データを供給する基本曲データ供給手段、この基本曲データに含まれるノートの音量を決定しメロディデータを生成するメロディデータ生成手段、並びに、和音進行データのコードに基づいて伴奏音の音量を決定し伴奏データを生成する伴奏音データ生成手段として機能させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な楽曲データ生成のための記録媒体(請求項8)が提供される。
【0009】
〔発明の作用〕
この発明の第1の特徴によれば、与えられた曲構成データに基づいて基本曲データに含まれるノートの音量を決定し音量データを生成するようにしているので、例えば、曲構成において「サビ」が指定されている楽節でノート音量データのベロシティ値を増大させるなどの方法により音量が変化され、生成される楽曲データに表現に富んだ音量変化を与えることができる。
【0010】
この発明の第2の特徴によれば、与えられた和音進行データのコードに基づいて基本曲データに含まれるノートの音量を決定し音量データを生成するようにしているので、例えば、ドラマティックな印象を与えるためにノンダイアトニックコードなどの特殊なコード進行が指定されている区間においてノート音量データのベロシティ値を増大させるなどの方法により音量が変化され、生成される楽曲データに表現に富んだ音量変化を与えることができる。
【0011】
この発明の第3の特徴によれば、与えられた曲構成データに基づいて伴奏音の音量を決定するようにしているので、伴奏音量データについても、第1の特徴によるものと同様にベロシティ値を増大させるなどの方法によって音量を変化することができ、生成される楽曲データに更に表現に富んだ音量変化を与えることができる。また、この発明の第4の特徴によれば、与えられた和音進行データのコードに基づいて伴奏音の音量を決定するようにしているので、伴奏音量データについても、第2の特徴によるものと同様にベロシティ値を増大させるなどの方法によって音量を変化することができ、生成される楽曲データに更に表現に富んだ音量変化を与えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の好適な実施例を詳述する。なお、以下の実施例は単なる一例であって、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0013】
〔ハードウエア構成〕
図1を参照すると、ここには、この発明の一実施例による楽曲データ生成装置のハードウエア構成のブロック図が示されている。この例では、楽曲データ生成装置は、中央処理装置(CPU:central processing unit )1、タイマ2、読出専用メモリ(ROM:read only memory)3、ランダムアクセスメモリ(RAM:random access memory)4、第1の検出回路5、第2の検出回路6、表示回路7、音源回路8、効果回路9、外部記憶装置10、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)インターフェイス(I/F)11及び通信インターフェイス12等を備え、これらの装置はバス13を介して互いに接続される。
【0014】
システム全体を制御するCPU1は、割込み処理に利用されるテンポクロックを発生するタイマ2を具備しており、所定のプログラムに従って種々の制御を行い、特に、後述する楽曲データ生成の機能を中枢的に遂行する。ROM3には、このシステムを制御するための所定の制御プログラムが記憶されており、これらの制御プログラムには、基本的な演奏情報処理の外に、この発明による楽曲データ生成に関する各種処理プログラムを含ませることができる。RAM4は、これらの処理に際して必要なメロディ生成用データ(DS)やパラメータを記憶し、また、各種レジスタやフラグ、処理中の各種データや生成された楽曲データ(MD,AD)等を一時記憶するためのワーク領域として用いられる。
【0015】
また、第1及び第2の検出回路5,6には、鍵盤14やスイッチ操作盤15が接続され、表示回路7にはディスプレイ16が接続され、効果回路9には、音源回路8からの演奏データに基づく楽音を演奏することができるように、サウンドシステム17が接続されている。スイッチ操作盤15には、この発明による楽曲データ生成装置の操作及び処理に必要な各種入力スイッチ類を備え、各種の指示、選択、データ入力等々の入力操作を行うことができる。
【0016】
外部記憶装置10には、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive )、フロッピーディスクドライブ(FDD:Floppy Disk Drive )、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory )ドライブ、光磁気(MO:Magneto-Optical )ディスクドライブ、DVD(Digital Video Disk)形ディジタル多目的ディスクドライブ等々、種々ある記憶装置のうちから、必要に応じて一つ又は複数の記憶装置が使用される。外部記憶装置8の記憶媒体には、この発明による楽曲データ生成処理に必要なメロディ生成用データ(DS)等のデータが記憶され、また、生成された楽曲データ(MD,AD)を記憶することができ、さらに、種々の演奏データを、例えば、MIDIフォーマットに従って記憶しておくこともできる。
【0017】
これらの装置1〜17によるシステムは、電子楽器の形態をとっているが、これに限らず、パソコン+アプリケーションソフトウェアの形態でもよい。アプリケーンョンソフトウェアは、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の外部記憶装置の記憶媒体に記憶させ、パソコンに供給するようにしてもよいし、後述するように、ネットワークを介して供給するようにしてもよい。また、カラオケ装置に用いる楽曲データの作成等の機器にも適用できる。さらには、自動演奏ピアノに適用してもよい。
【0018】
電子楽器の形態を取った場合、その形態は図1のような鍵盤楽器に限らず、弦楽器タイプ、管楽器タイプ、打楽器タイプ等の形態でもよい。また、音源装置、自動演奏装置等を1つの電子楽器本体に内蔵したものに限らず、それぞれが別体の装置であり、MIDIや各種ネットワーク等の通信手段を用いて各装置を接続するものであってもよい。
【0019】
ここで、楽曲データ生成の適用に当り、先ず、自動演奏に関連する事項について述べると、演奏データのフォーマットについては、演奏イベントの発生時刻を1つ前のイベントからの時間で表した「イベント+相対時間」、演奏イベントの発生時刻を曲や小節内における絶対時間で表した「イベント+絶対時間」、音符の音高と符長あるいは休符と休符長で演奏データを表した「音高(休符)+符長」、演奏の最小分解能毎にメモリの領域を確保し、演奏イベントの発生する時刻に対応するメモリ領域に演奏イベントを記憶した「ベタ方式」等、どのような形式でもよい。
【0020】
自動演奏のテンポを変更する方法は、テンポクロックの周期を変更するものや、テンポクロックの周期はそのままでタイミングデータの値を修正するもの、l回の処理においてタイミングデータをカウントする値を変更するもの等、どのようなものであってもよい。また、複数チャンネル分の自動演奏データが存在する場合は、複数のチャンネルのデータが混在した形式であってもよいし、各チャンネルのデータがトラック毎に分かれているような形式であってもよい。さらに、メモリ上において、時系列の演奏データが連続する領域に記憶されるものに限らず、飛び飛びの領域に散在して記憶されているデータを、連続するデータとして別途管理するようにしてもよい(すなわち、時系列的に連続するデータとして管理することができればよく、メモリ上で連続して記憶されているか否かは問題ではない)。
【0021】
次に、音源に関連する事項について述べると、音源回路の方式は、波形メモリ方式、FM方式、物理モデル方式、高調波合成方式、フォルマント合成方式、VCO+VCF+VCAのアナログシンセサイザ方式、アナログシミュレーション方式等、どのような方式であってもよい。また、専用のハードウェアを用いて音源回路を構成するものに限らず、DSP+マイクロプログラムを用いて音源回路を構成するようにしてもよいし、CPUソフトウェアのプログラムで音源回路を構成するようにしてもよい。さらに、1つの回路を時分割で使用することによって複数の発音チャンネルを形成するようなものでもよいし、1つの発音チャンネルが1つの回路で構成されるような形式のものであってもよい。
【0022】
この発明のシステムでは、さらに、バス13にMIDIインターフェイス(MIDI I/F)11及び通信インターフェイス12が接続され、他のMIDI機器18とMIDI形式の演奏データ等を授受することができ、また、通信ネットワーク19を介してサーバコンピュータ20と通信することができる。なお、MIDIインターフェースについては、専用のMIDIインターフェースに限らず、RS−232C、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、IEER1394(アイトリプルイー1394)等の汎用のインターフェースを用いてMIDIインターフェースを構成してもよい。この場合、MIDIメッセージ以外のデータをも同時に送受信するようにしてもよい。
【0023】
ここで、この発明のシステムに関連して、外部記憶装置10として、ハードディスクドライブやCD−ROMドライブを利用する例について述べておく。HDD(ハードディスクドライブ)は制御プログラムや各種データを記憶しておく記憶装置である。ROMに制御プログラムが記憶されていない場合、このHDD内のハードディスクに制御プログラムを記憶させておき、それをRAMに読み込むことにより、ROMに制御プログラムを記憶している場合と同様の動作をCPUにさせることができる。このようにすると、制御プログラムの追加やバージョンアップ等が容易に行える。CD−ROMドライブは、着脱自在なCD−ROMに記憶されている制御プログラムや各種データを読み出す装置である。読み出した制御プログラムや各種データは、HDD内のハードディスクにストアすることができ、このため、制御プログラムの新規インストールやバージョンアップ等が容易に行える。
【0024】
また、通信インターフェース12に接続されるネットワーク19を利用してプログラムをダウンロードする例についても説明しておく。通信インターフェース12は、LAN(ローカルエリアネットワーク)やインターネット、電話回線等の通信ネットワーク19に接続されており、このような通信ネットワーク19を介してサーバコンピュータと接続される。ROM3やハードディスク装置(10)内に制御プログラムや各種データが記憶されていない場合、通信インターフェース12はサーバコンピュータ20からプログラムやデータをダウンロードするために用いられる。クライアントとなるこの発明のシステムは、通信インターフェース12及び通信ネットワーク19を介してサーバコンピュータ20へとプログラムやデータのダウンロードを要求するコマンドを送信する。サーバコンピュータ20は、このコマンドを受け、要求されたプログラムやデータを、通信ネットワーク19を介してこのシステムへと配信し、システムは、通信インターフェース12を介して、これらプログラムやデータを受信してハードディスク装置(10)に蓄積することにより、ダウンロードが完了する。
【0025】
〔楽曲データ生成手順〕
さて、図2には、この発明の一実施例の楽曲データ生成装置により実行される楽曲データ生成手法を具体的に表わした機能ブロック図が示されている。この発明の実施例による楽曲データ生成手法をこの機能ブロック図に従って詳細に説明する。この実施例においては、メロディ生成用データDSから楽曲データを生成するために、基本リズム生成部FRB、音高生成部TPB、シンコペーション決定部SRB、アーティキュレーション決定部ARB、メロディ音量決定部MVB、メロディデータ生成部MDB、伴奏音量決定部AVB及び伴奏データ生成部ADBが備えられる。
【0026】
〔メロディ生成用データ〕
メロディ生成用データ発生部DSBは、メロディを生成するためのメロディ生成用データを発生する。このメロディ生成用データDSBは、1曲分のリズム特徴データRC、ロックやジャズ、ポピュラー等のジャンルを表わすジャンルデータGN、1曲分の小節先頭ノートや強拍のノートなどのメロディ中の重要な音のピッチを示す骨格データSF、複数の楽節間の類似度を楽節毎の記号列で表わす曲構成データMT、並びに、1曲分のコード進行を表わすコード進行データCS等から成り、生成されるメロディに対し1曲分の曲テンプレートを提供する。
【0027】
リズム特徴データRCは、拍子やテンポの他に、音符の粗密、シンコペーション(syncopation)の有無を表わす情報等を含んでいる。ここで、シンコペーションとは、小節内の弱拍或いは弱部を強調したリズムのとり方をいう。例えば、4/4拍子の場合、一般的には、小節の強拍とは1拍目を指し、3拍目がこれに次ぎ、従って、2拍目と4拍目が弱拍にあたる。また、拍の強部とは各拍の表側(ダウンビート)であり、裏側(アップビート)が弱部とされる。シンコペーションにおいては、この強拍と弱拍或いは強部と弱部の強弱関係が逆転しており、これらの強弱部分の逆転による一種の意外感がシンコペーションを効果的なものとする。特に、ジャズやラテン等のジャンルにおいては、このシンコペーションの特徴を大いに活用することができる。
【0028】
また、曲構成データMTについては、例えば、生成すべきメロディが4楽節からなり、その曲構成データが4楽節分の記号列「A−A’−B−C」で表わされるものとすると、第1楽節の記号「A」と第2楽節の記号「A’」により類似を表わし、第3楽節の記号「B」及び第4楽節「C」は第1楽節や第2楽節とは非類似を表わすというように、複数の楽節間の類似度を楽節記号列で表わすものものであり、楽節によっては「サビ」が指定されているものもある。ここで、「サビ」とは、楽曲の中間部分で曲冒頭のテーマとは対照的な楽節部分であり、例えば、上記の例の記号「B」のように、第3楽節に「さび」が指定されることが多い。
【0029】
〔メロディデータ生成系〕
先ず、基本リズム生成部FRBは、リズム特徴データRC、ジャンルデータGN及び曲構成データMTに基づいて1曲分の基本リズムパターンFRを生成する機能ブロックである。例えば、ジャンル毎にそのジャンルに適した複数のリズムパターンを予めデータベース化しておき、ジャンルデータGNによってジャンルが指定されると、指定されたジャンル内のリズムパターンのうち、リズム特徴データRCに合致したものを選択する。この際、曲構成データMTにて指定される類似・非類似に合致したものを選択するようにする。このようにして、1曲分の基本リズムパターンFRを生成する。
【0030】
音高生成部TPBは、基本リズム生成部FRBにおいて生成された基本リズムパターンFRの各ノートに対して、音高TPを付与する機能ブロックである。ここでは、各ノートのうちの重要なノートに骨格データSFのピッチを割当て、残ったノートのピッチは、コード進行(CS)に合ったスケール音の中から適当に選択する。この際、曲構成データMTによって指定される類似・非類似を考慮してピッチを付与する。例えば、前の楽節と類似する楽節には、楽節の前半は同一ピッチとし後半は異なるピッチとするというような、類似ピッチを指定する。なお、骨格データSFは、コード進行(CS)と曲構成データMTにマッチしたピッチを有しているものとする。基本リズム生成部FRB及び音高生成部TPBで得られた基本リズムパターンFR及び音高TPは、基本曲データを構成する基礎的な楽曲要素となる。
【0031】
シンコペーション決定部SRBは、基本リズムパターンFR及び音高TPに基づいて、シンコペーションを挿入する機能ブロックである。ここでは、例えば、基本リズムパターンFR中の強拍のノートに対する音高と、その直前の弱拍のノートの音高とが同じ音高であった場合、直前の弱拍のノートの音長を強拍のノートの終わりまで延ばし、強拍のノートを削除することにより、強拍のノートがその直前の弱拍のノートの位置に移動したようアクセントをつけるというようにして、シンコペーションを挿入する。
【0032】
一方、アーティキュレーション決定部ARBは、シンコペーション挿入処理後のリズムパターンSRと音高TPに基づいて、アーティキュレーションARを付与する機能ブロックである。ここで、アーティキュレーションは、通常、メロディやフレーズの短い部分に強弱や区切り又は音の長短などの変化を付けて表現することを指すが、この発明においては、特に「音の長短の変化」のことを意味するものとする。この機能ブロックにおいては、例えば、リズムパターンSR中の各ノートの音長に、「通常」/「スタッカート」/「テヌート」の中の何れかをランダムに割り当てることによって、アーティキュレーションの一手法として、音の長短に変化をつける。
【0033】
この割当ての際には、後ろの音との音高差を考慮し、差が大きいときは「スタッカート」、小さいときは「テヌート」になり易いようにランダム値に重み付けをしておく。このようにすることで、より自然なアーティキュレーションを付与することができる。例えば、鍵盤楽器などにおいて音高差が大きい2音を続けて演奏するときには、手が鍵盤から一瞬はなれるので音長が短くなり易く、逆に音高差が小さいときは手を離さずに演奏できるので、音長が長くなり易いという傾向があるが、このような重み付けにより、このような傾向の音長変化を模倣することができる。
【0034】
また、「通常」/「スタッカート」/「テヌート」の中の何れかをランダムに割り当てる際、各種類の出現割合が所定割合になるようにすることが好ましい。例えば、「スタッカート」が多くなり過ぎないよう、或いは「テヌート」が多くなり過ぎないように各種類を分散させるのである。
【0035】
メロディ音量決定部MVBは、シンコペーション決定部SRBによりシンコペーション挿入処理がなされた後のリズムリズムパターンSR及び音高生成部TPBにより生成された音高TPによって表わされるメロディの各ノート(元々のベロシティは所定の基準値)について、ノート毎にベロシティ値が変化するようにメロディ音量を決定する機能ブロックである。音量決定の要素としては、アーティキュレーション(AR)、音高(TP)、曲構成(MT)、コード進行(CS)、シンコペーション(SR)がある。
【0036】
メロディ音量を決定するためのルールの具体的な例を示すと、以下の各項のとおりである。なお、複数の項に該当する音については、該当する各項でのベロシティ値変化量(増加量乃至減少量)の合計をその音に与えるものとするが、それによってベロシティ値の最大値を超えてしまったときは、最大値でリミットをかけるようにする。
(1)アーティキュレーションARとして「スタッカート」が指定されている音符は、ベロシティを所定値(例えば、「+10」)だけ増加させる。
(2)シンコペーション(SR)が付与された音符は、ベロシティを所定値(例えば、「+10」と「+20」の内の何れかをランダムに選択)増加させる。
(3)音高TPの跳躍が前後の音に対して大きい(音高差が所定値以上)の場合は、ベロシティを所定値(例えば、「+10」と「+20」の内の何れかをランダムに選択)増加させる。
(4)音高STが高いほどベロシティ値を大きくする。例えば、音高の平均値を基準として、それよりも大きければ平均値との差に応じた量だけベロシティ値を増加させ、小さければ平均値との差に応じた量だけ減少させる。
(5)曲構成(MT)において「サビ」が指定されている楽節は、ベロシティ値を所定値(例えば+10)増加させる。
(6)コード進行(CS)において、特殊なコード進行の区間の音のベロシティ値を所定値(例えば+10)増加させる。このような特殊なコード進行の区間には、例えば、ドラマティックな印象を与えるためにノンダイアトニックコードが指定されている区間がある。
【0037】
メロディデータ生成部MDBは、シンコペーション決定処理後のリズムパターンSR、音高TP、アーティキュレーションAR、音量(ベロシティ)MVを総合して、メロディデータを生成する機能ブロックである。すなわち、ここでは、各ノートについて、リズムパターンSRに応じた発音タイミング、音高TP、アーティキュレーションARに応じたゲートタイム、及び、ベロシティMVを有するノートデータ列をメロディデータMDとして生成する。そして、生成されたメロディデータMDに基づいてメロディ用音源MSSによりメロディパートの楽音を発生させる。
【0038】
〔伴奏データ生成系〕
上述したメロディデータ生成系に対して、この発明の一実施例においては、伴奏音量決定部AVB及び伴奏データ生成部ADBから成る伴奏データ生成系を備える。先ず、伴奏音量決定部AVBは、後で説明述する伴奏音生成部ADBにおいて生成される伴奏音の音量(ベロシティ値)を変化させるようにする機能ブロックである。伴奏音量決定の要素としては、曲構成(MT)、コード進行(CS)がある。伴奏音量を決定するためのルールの具体的な一例を、次項(1),(2)に示す。
【0039】
(1)曲構成(MT)において「サビ」が指定されている楽節は、ベロシティ値を所定値(例えば+1 0)増加させる。
(2)コード進行(CS)における特殊なコード進行の区間(例えば、ドラマティックな印象を与えるためにノンダイアトニックコードが指定されている区間)の音は、ベロシティ値を所定値(例えば+10)増加させる。
【0040】
ここで、複数の項に該当する音は、該当する各項でのベロシティ値変化量(増加量乃至減少量)の合計をその音に与え、それによってベロシティ値の最大値を超えてしまったときは、最大値でリミットをかけるものとする。また、伴奏音が複数のパート(例えば、リズムパート、ベースパート、ギターやピアノ、ブラス等のコードパッキングパートなど)から構成される場合には、各パートのノートのベロシティ値を一律に増加させてもよいし、パート毎に増加のさせ方を異ならせるようにしてもよい。すなわち、増加させるパートとさせないパートがあってもよいし、増加させるパートについて、増加量が異なっていてもよい。
【0041】
伴奏データ生成部ADBは、ジャンル毎に伴奏パターンデータを予め記憶しておき、メロディ生成用データDS中のジャンル(GN)に応じて、該ジャンルに属する伴奏パターンデータを選択して読み出す。そして、(リズムパートを除く)伴奏パターン中のノートデータをメロディ生成用データDS中のコード進行(CS)にあうように音高修正し、伴奏パターン中の各ノートのベロシティ値には、伴奏音量決定部ACBにおいて決定された値を適用することにより、伴奏データADを生成する。そして、伴奏データ生成部ADBで生成された伴奏データADに基づいて伴奏用音源ASSにより伴奏パートの楽音を発生させる。
【0042】
なお、メロディ音量決定部MVB、伴奏音量決定部AVBにおいては、上述した例では、音量を変化させるためにノート毎のベロシティ値を変化させるようにしたが、これに限らず、聴感上の音の強さが異なるようにすればよく、例えば、MIDIにおけるボリュームやエクスプレツションをコントロールしたり、音源のフィルタの特性をコントロールしたりしてもよい。例えば、フィルタのカットオフ周波数が低ければこもった弱い音に感じ、カットオフ周波数が高ければきらびやかな強い音に感じるという効果が得られる。また、ビブラートを強く掛けることで、音が強くなっていることを表わしてもよい。さらに、これらのうちのいくつかを同時に作用させてもよい。
【0043】
また、アーティキュレーション決定部ARBにおいては、上述した例では、「通常」/「スタッカート」/「テヌート」の何れかに各ノートの音長を決定するようにしたが、「テヌート」にする際に、音長を延ばすだけでなく次の音の発音時に再発音させず、音高を差し替える(即ち、連続する2つの音を、該2つの音の長さ分の1つの音にするとともに、2つめの音の発音タイミングで2つめの音の音高に差し替える)ことで「テヌート」を表現するようにしてもよい。
【0044】
〔具体例〕
図3及び図4には、上述した実施例の方法を図解的に理解することができるように、生成されるメロディデータ及びその音量変化の例が、時間軸を横方向にとり極く簡略化して示されている。横方向の時間は、図3においては1小節分が8つの拍期間から成り、図4では1曲分が4楽節乃至8つの区間から成るものとして示されている。生成されるメロディデータMDの音高及び音長は、図3(A)に示され、1つの矩形枠は1つのノートを表わしており、各矩形枠の縦軸方向の位置が各ノートの音高を表わす。図3(B)〜図3(E)及び図4は、各バーの縦軸方向位置(高さ)によって各種パラメータによる音量変化を示している。
【0045】
図3(B)〜図3(D)においては、各バーの縦軸方向位置が各ノートのベロシティ値を表わす。つまり、この例の場合、アーティキュレーション(AR)として小節内の第2,3,8拍期間の各ノートは、「スタッカート」が指定されているので、メロディ音量決定ルール(1)に従って図3(B)のようにベロシティ値が増大させられる。また、この小節内の第4〜5拍期間のノートは、シンコペーション(SR)が挿入されているので、同ルール(2)により図3(C)のようにベロシティ値が増大させられる。さらに、この第4〜5拍期間ノートの音高(TP)は直前の第3拍期間のノートからピッチが大きく跳躍しているので、同ルール(3)により図3(D)のようにベロシティ値が増大させられる。さらに、同ルール(4)に従って、図3(E)のように音高が高いノートほどベロシティ値を大きく、逆に音高が低いノートほどベロシティ値を小さくする。
【0046】
図4は、生成されるメロディの音量を曲構成(MT)及びコード進行(CS)に基づいて変化させる例を示しており、図4(A)及び図4(B)の各上部には、4楽節(1曲)分の曲構成(MT)及びコード進行(CS)が示されている。この例では、曲構成(MT)で第3楽節に「サビ」が指定されているので、この楽節内のノートのベロシティ値は、メロディ音量決定ルール(5)によって図4(A)のように増大させられる。また、コード進行(CS)については、第2,4区間に特殊なコード進行が指定されているので、第2,4区間内のノートのベロシティ値が、メロディ音量決定ルール(6)によって図4(B)のように増大させられる。
【0047】
そして、生成されるべきメロディの各楽節乃至区間内のノートの音量は、これらのベロシティ値の合計に基づいづいたものとなる。つまり、各ノート毎に図3(B)〜(E)に示されるベロシティ値が合計され、各楽節乃至区間毎のノートには図4(A),(B)に示されるベロシティ値が加算され、これらのベロシティ値の総和に基づいて各ノートの音量が決定される。
【0048】
〔種々の実施態様例〕
以上一実施例についてこの発明の楽曲データ生成手順を説明したが、種々の変更が可能である。実施例のように1曲分の曲テンプレートを基にしてメロディを生成する方法に限らず、どのような方法でメロディを生成させるようにしてもよい。例えば、モチーフメロディをユーザが入力し、このモチーフメロディを発展させてメロディを生成するような方法でもよい。また、それぞれ特徴情報を有した多数の曲テンプレートを記憶しておき、入力したモチーフメロディの特徴とマッチする特徴情報を有する曲テンプレートを選択し、このようにして選択された曲テンプレートに基づいてメロディを生成してもよい。また、曲テンプレートを用いる方法をとる場合、コード進行データや基本リズムパターン、骨格データ等、一部のデータについては、予め記憶せずに演算で求めるようなものであってもよいし、或いは、全て演算によってメロディを生成するようにしてもよい。
【0049】
実施例のようにメロディ生成用データ(DS)中に曲構成データやコード進行データが含まれているものに限らず、曲構成データやコード進行データが含まれている自動伴奏用のデータを記憶しておき、このデータ中の曲構成データやコード進行データに基づいてメロディを生成するようにしてもよい。このようにすると、予め用意されている自動伴奏用データに合ったメロディを生成することができる。この場合、自動伴奏用データ中の曲構成データやコード進行データに基づいて、生成されたメロディの音量を決定すればよい。
【0050】
メロディ音量を決定する要素として、実施例では、アーティキュレーション(AR)、音高(TP)、曲構成(MT)、コード進行(CS)及びシンコペーション(SR)を用いているが、これらのうちの一部分のみの要素でもよいし、これら以外の要素があってもよい。
【0051】
実施例では、リズムパターン(FR)及び音高(TP)を別々に生成し、これらリズムパターン及び音高に基づいて音量やアーティキュレーション(各ノートの音長)を決定した後、リズムパターン、音高、音量、アーティキュレーンョンを組み合わせて実際のメロディデータを生成(完成)するようにしている。これと異なる方法として、リズムパターンと音高が一体となった基本メロディデータを先に生成し、その後、この基本メロディデータ中のリズムや音高に基づいて音量やアーティキュレーションを決定し、この音量やアーティキュレーションによって基本メロディデータに対する音量や音長を決定してメロディデータを生成するようにしてもよい。
【0052】
実施例においては、シンコペーション決定部SRB及びアーティキュレーション決定部ARBによってシンコペーションSR及びアーティキュレーションARが決定され、この決定結果に基づいてメロディ音量MVを決定するようにしている。つまり、生成された基本リズムパターン(FR)に対してシンコペーション(SR)やアーティキュレーション(AR)を付与した後、シンコペーションやアーティキュレーシヨン(スタッカート)を付与したノートの音量を決定するようにした。このような方法とは別の方法をとることができる。例えば、既にシンコペーシヨンが含まれているメロディ又はリズムパターンの中からシンコペーションを検出するシンコペーション検出部を設け、このシンコペーション検出部による検出結果に基づいて音量を決定したり、既にアーティキュレーシヨンが付与されているメロディ又はリズムパターンの中からアーティキュレーションを検出するアーティキュレーション検出部を設け、このアーティキュレーション検出部による検出結果に基づいて音量を決定するようにしてもよい。
【0053】
生成する楽曲データは、単独のメロディに限らず、複数旋律から成るメロディであってもよい。また、メロディ以外のパートのデータを生成してもよい。
【0054】
また、自動メロディ生成に限らず、既存の楽曲データやユーザが手入力した楽曲データの音量決定にも適用することができる。この場合、基本リズムパターン(FR)に代えて楽曲データのリズムパターン(タイミングデータ)を供給すると共に、生成された音高(TP)に代えて楽曲データの音高データを供給するようにすればよい。さらに、この楽曲データに含まれる伴奏データの音量の決定にも適用することができる。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によると、感情の起伏曲線やアクセント記号なしに、表現に富んだ楽曲データを生成することができ、また伴奏の音量をも制御することができる。
【0056】
すなわち、この発明によると、基本的なリズムパターン及び各ノートの音高からなり、与えられた曲構成データを備えた基本曲データを供給し、この基本曲データに含まれるノートの音量を曲構成データに基づいて決定し音量データを生成し、この音量データ及び基本曲データに基づいて楽曲データを生成するようにしているので、曲構成において「サビ」が指定されている楽節でノートのベロシティ値を増大させることなどによって、生成される楽曲データに表現に富んだ音量変化を与えることができる。
【0057】
この発明によると、基本的なリズムパターン及び各ノートの音高からなり、与えられた和音進行データを備えた基本曲データを供給し、この基本曲データに含まれるノートの音量を和音進行データに基づいて決定し音量データを生成し、この音量データ及び基本曲データに基づいて楽曲データを生成するようにしているので、ドラマティックな印象を与えるためにノンダイアトニックコードなどの特殊なコード進行が指定されている区間でノートのベロシティ値を増大させることなどによって、生成される楽曲データに表現に富んだ音量変化を与えることができる。
【0058】
この発明では、伴奏データについても、基本的なリズムパターン及び各ノートの音高からなり、与えられた曲構成データ或いは和音進行データを備えた基本曲データを生成し、この基本曲データに含まれるノートの音量を決定しメロディデータを生成する一方、伴奏データについても、曲構成データ或いは和音進行データに基づいて伴奏音の音量を決定し伴奏データを発生するようにしているので、伴奏音量についても、メロディ音量と同様のベロシティ値増大などによって、生成される楽曲データに更に表現に富んだ変化を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例のハードウエア構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、この発明の一実施例による楽曲データ生成手法を示す機能ブロック図である。
【図3】図3は、生成されるメロディデータ及びその音量変化の例を示す図である。
【図4】図4は、生成されるメロディデータの音量変化の他の例を示す図である。
【符号の説明】
RC リズム特徴データ、
GN ジャンルデータ、
SF 骨格データ、
MT 曲構成データ、
CS コード進行データ、
FR 基本リズムパターン、
TP 音高、
SR シンコペーション決定処理後のリズムパターン、
AR アーティキュレーション、
MV メロディ音量、
MD メロディデータ、
AV 伴奏音量、
AD 伴奏データ。

Claims (8)

  1. 基本的なリズムパターン及び各ノートの音高からなり、与えられた曲構成データを備えた基本曲データを供給する基本曲データ供給手段、
    この基本曲データに含まれるノートの音量を前記曲構成データに基づいて決定し音量データを生成する音量生成手段、並びに、
    この音量データ及び前記基本曲データに基づいて楽曲データを生成する楽曲データ生成手段
    を備えることを特徴とする楽曲データ生成装置。
  2. コンピュータに、
    基本的なリズムパターン及び各ノートの音高からなり、与えられた曲構成データを備えた基本曲データを供給する基本曲データ供給手段、
    この基本曲データに含まれるノートの音量を前記曲構成データに基づいて決定し音量データを生成する音量生成手段、並びに、
    この音量データ及び前記基本曲データに基づいて楽曲データを生成する楽曲データ生成手段
    として機能させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な楽曲データ生成のための記録媒体。
  3. 基本的なリズムパターン及び各ノートの音高からなり、与えられた和音進行データを備えた基本曲データを供給する基本曲データ供給手段、
    この基本曲データに含まれるノートの音量を前記和音進行データのコードに基づいて決定し音量データを生成する音量生成手段、並びに、
    この音量データ及び前記基本曲データに基づいて楽曲データを生成する楽曲データ生成手段
    を備えることを特徴とする楽曲データ生成装置。
  4. コンピュータに、
    基本的なリズムパターン及び各ノートの音高からなり、与えられた和音進行データを備えた基本曲データを供給する基本曲データ供給手段、
    この基本曲データに含まれるノートの音量を前記和音進行データのコードに基づいて決定し音量データを生成する音量生成手段、並びに、
    この音量データ及び前記基本曲データに基づいて楽曲データを生成する楽曲データ生成手段
    として機能させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な楽曲データ生成のための記録媒体。
  5. 基本的なリズムパターン及び各ノートの音高からなり、与えられた曲構成データを備えた基本曲データを供給する基本曲データ供給手段、
    この基本曲データに含まれるノートの音量を決定しメロディデータを生成するメロディデータ生成手段、並びに、
    前記曲構成データに基づいて伴奏音の音量を決定し伴奏データを生成する伴奏音データ生成手段
    を備えることを特徴とする楽曲データ生成装置。
  6. コンピュータに、
    基本的なリズムパターン及び各ノートの音高からなり、与えられた曲構成データを備えた基本曲データを供給する基本曲データ供給手段、
    この基本曲データに含まれるノートの音量を決定しメロディデータを生成するメロディデータ生成手段、並びに、
    前記曲構成データに基づいて伴奏音の音量を決定し伴奏データを生成する伴奏音データ生成手段
    として機能させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な楽曲データ生成のための記録媒体。
  7. 基本的なリズムパターン及び各ノートの音高からなり、与えられた和音進行データを備えた基本曲データを供給する基本曲データ供給手段、
    この基本曲データに含まれるノートの音量を決定しメロディデータを生成するメロディデータ生成手段、並びに、
    前記和音進行データのコードに基づいて伴奏音の音量を決定し伴奏データを生成する伴奏音データ生成手段
    を備えることを特徴とする楽曲データ生成装置。
  8. コンピュータに、
    基本的なリズムパターン及び各ノートの音高からなり、与えられた和音進行データを備えた基本曲データを供給する基本曲データ供給手段、
    この基本曲データに含まれるノートの音量を決定しメロディデータを生成するメロディデータ生成手段、並びに、
    前記和音進行データのコードに基づいて伴奏音の音量を決定し伴奏データを生成する伴奏音データ生成手段
    として機能させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な楽曲データ生成のための記録媒体。
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