JP3640746B2 - タイマ付加熱装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、グリル装置、ガスコンロ等の加熱装置に関し、詳しくは、タイマ機能を有するタイマ付加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばグリル装置やガスコンロでは、バーナ等の加熱源が作動したまま、使用者の失念等により長時間にわたって放置されたり、調理物の焦げつきが生じるのを防止するために、運転を開始してからあらかじめ定められた所定時間(グリル装置では数十分、ガスコンロでは数時間)が経過すると、自動的に加熱源の作動を停止したり、ブザー等による警報を行うもの(所謂、消し忘れ防止機能)が知られている。
【0003】
また、例えばグリル装置では、使用者にグリルが使用中であることを忘れさせないように、また、庫内に収容された調理物の出来具合等の目安とするため、運転中に一定の時間間隔(例えば3分)毎に、ブザーを鳴らすようにしたものも知られている。
【0004】
このようなタイマ機能を有する加熱装置では、装置の運転を制御する制御回路は、タイマ回路により生成される所定周波数のクロック信号を計数することにより経過時間を認識し、その認識した経過時間に基づき所定のタイミングで前述のような装置の動作を行わしめる。
【0005】
ところで、このような機能を有する加熱装置では、その生産工場等において、製造された製品が正しく動作するか否かを確認することが望まれる。
【0006】
特に、例えば前記グリル装置では、グリル庫内に二つの加熱源を備えた両面焼き機種と一つの加熱源を備えた片面焼き機種とがあり、これらの機種では、運転時の庫内温度の上昇度合いが互いに異なることから、前記消し忘れ防止機能のタイマ時間を互いに異なるものとする一方、他の大部分の機能を同一とする場合がある。そして、このような場合には、両機種の制御回路等の回路構成がほぼ同一となるため、それらの機種間で回路ユニットの組み付け間違いが生じる虞れがあり、従って、製品の動作確認を行うことが特に望まれる。
【0007】
しかしながら、例えば前記消し忘れ防止機能にあっては、加熱装置の製品を実際に作動させても、運転を開始してから長い時間(グリル装置では数十分、ガスコンロでは数時間)が経過しなければ、装置の運転停止動作や警報動作が行われないため、その動作確認を短時間で行うことが困難なものとなっていた。
【0008】
また、前述のように一定時間間隔(3分)毎にブザーを鳴らす機能にあっても、その機能は3分毎にしか働かないため、その動作確認を短時間で行うことが困難なものとなっていた。
【0009】
このように比較的長い時間を存して作動するタイマ機能を有する加熱装置では、製品の動作確認を行うことが困難であり、これを改善することが望まれていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる背景に鑑み、比較的長い時間を存して作動するタイマ機能を有する加熱装置の動作確認を短時間で効率よく行うことができ、しかも安価な構成で行うことができるタイマ付加熱装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のタイマ付加熱装置はかかる目的を達成するために、所定周波数のクロック信号を生成するタイマ回路と、該タイマ回路のクロック信号を計数することにより経過時間を認識し、所定の経時タイミングで装置の所要の動作を行わしめる制御回路とを備えたタイマ付加熱装置において、前記タイマ回路は、生成するクロック信号の周波数を少なくとも前記所定周波数と該所定周波数よりも高い周波数とに切り替え可能に設けられ、装置の検査モードと非検査モードとを切り換え可能に設定するモード設定手段と、該モード設定手段により検査モードが設定されたとき、前記タイマ回路のクロック信号の周波数を前記所定周波数よりも高い周波数に切り替え、且つ、該モード設定手段により非検査モードが設定されたとき、前記タイマ回路のクロック信号の周波数を前記所定周波数に切り替えるクロック周波数切替回路とを備え、前記モード設定手段は、前記クロック周波数切替回路に接続された一対の端子を有するコネクタを前記制御回路、前記タイマ回路及び前記クロック周波数切替回路が搭載されている回路基板に具備すると共に、該コネクタに着脱自在なジャンパ線により前記一対の端子間を短絡したときに前記検査モードを設定し、該コネクタにジャンパ線を装着せずに前記一対の端子間を互いに開放させたときに前記非検査モードを設定することを特徴とする。
【0012】
かかる本発明によれば、前記モード設定手段によって検査モードを設定したとき、前記クロック周波数切替回路によって前記タイマ回路のクロック信号の周波数が通常の場合の前記所定周波数よりも高い周波数に切り替えられる。この状態で、加熱装置の運転を行ったとき、前記制御回路は、通常の場合よりも高い周波数のクロック信号を計数することにより経過時間を認識するため、該制御回路にとっては、時間の進行が通常の場合よりも早くなる。このため、制御回路は、通常の場合よりも早い経時タイミングで装置の所要の動作を行わしめることとなる。
【0013】
従って、加熱装置の動作確認を行う場合、前記モード設定手段によって、検査モードを設定して加熱装置の運転を行うことで、経過時間に応じた装置の所要の動作が通常の場合よりも早いタイミングで行われるため、加熱装置の動作確認を短時間で効率よく行うことができる。尚、この動作確認の後には、前記モード設定手段によって、非検査モードを設定することで、前記タイマ回路は、通常の所定周波数のクロック信号を生成するようになり、従って、加熱装置は制御回路の制御によって通常の経時タイミングで所要の動作を行うようになる。
また、前記モード設定手段は、一対の端子を有するコネクタを回路基板に具備し、該コネクタに着脱自在なジャンパ線により前記一対の端子間を短絡したときに検査モードを設定し、該コネクタにジャンパ線を装着せずに前記一対の端子間を互いに開放させたときに非検査モードを設定するので、コネクタやジャンパ線を用いた極めて安価で簡単な構成で、前述の作用効果を奏する加熱装置を提供できる。そして、コネクタの一対の端子を前記ジャンパ線により短絡するか否かで、検査モード及び非検査モードを設定するので、該ジャンパ線の有無によって設定したモードが一見して判り、これにより、例えば装置の動作確認を行った後に、検査モードを設定したまま製品が出荷されてしまうような事態を防止することができる。
【0014】
かかる本発明では、前記タイマ回路は、前記所定周波数以上の一定周波数の基準クロック信号を生成する基準クロック信号生成回路と、該基準クロック信号を分周して前記制御回路に付与する前記クロック信号を生成し、且つ、その分周比を所定の指示信号により前記所定周波数に対応する分周比と前記所定の周波数よりも高い周波数に対応する分周比とに切り替え可能な分周回路とから成り、前記クロック周波数切替回路は、前記モード設定手段により設定されたモードに応じて前記所定の指示信号を前記分周回路に付与することにより、該分周回路が生成するクロック信号の周波数を切り替える。
【0015】
これによれば、前記基準クロック信号を分周して前記制御回路に付与する前記クロック信号を生成する前記分周回路に、前記クロック周波数切替回路から設定されたモードに応じた指示信号を与えて、該分周回路の分周比を切り替えることで、タイマ回路のクロック信号の周波数を容易に切り替えることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1及び図2を参照して説明する。図1は本実施形態のタイマ付加熱装置のシステム構成図、図2は図1の装置の作動説明図である。
【0019】
図1を参照して、本実施形態のタイマ付加熱装置は、例えばガスグリル装置であり、グリル庫1内の上部に配置された加熱源としてのバーナ2と、このバーナ2の燃焼炎によって起電力を生じる熱電対3と、バーナ2への燃料供給路4に設けられた電磁弁5及び機械式の元弁6と、図示しない装置筐体に設けられたブザー7と、電磁弁5やブザー7等の作動を制御する電子回路ユニット8とを具備する。熱電対3や電磁弁5、ブザー7は図示しないハーネス及びコネクタを介して電子回路ユニット8に接続されている。
【0020】
電磁弁5及び元弁6は、図示しない筐体の前面パネルに備えた点火・消火ボタン9を点火操作(押操作)することで、図示しないバネの付勢力に抗して開弁し、この状態で、電磁弁5に電子回路ユニット8から通電することにより点火・消火ボタン9の押操作を解除しても該電磁弁5が開弁保持され、また、元弁6は機械的に開弁保持されるようになっている。そして、失火等が生じた場合には、電磁弁5への通電を電子回路ユニット8により遮断することで電磁弁5がバネの付勢力により閉弁され、また、元弁6は点火・消火ボタン9を再び押操作(消火操作)することで、バネの付勢力により閉弁される。尚、電子回路ユニット8には、点火・消火ボタン9の押操作により閉成する図示しないマイクロスイッチを介して電池(図示しない)から電源電圧が供給されるようになっており、このような点火・消火ボタン9の操作に応じた元弁6、電磁弁5及びマイクロスイッチの動作は周知のハートカム機構を用いて行われるものである。
【0021】
電子回路ユニット8は、マイクロコンピュータ10(以下、マイコン10という)と、熱電対3の出力によりバーナ2が着火しているか否かを検知して、それに応じた信号をマイコン10に与える着火検知回路11と、マイコン10の指令により電磁弁5に通電したりその通電を遮断する電磁弁駆動回路12と、マイコン10の指令によりブザー7を鳴動させるブザー駆動回路13と、計時用の一定周波数の基準クロック信号SC(図2の上段参照)を生成する基準クロック信号生成回路14と、この基準クロック信号SCを分周してマイコン10に与える分周回路15と、分周回路15の分周比を該分周回路15に指示する分周比指示回路16と、該分周比指示回路16に接続された一対の端子17a,17bを有するコネクタ18とを回路基板19に搭載して構成されている。
【0022】
ここで、本発明の構成に対応して、基準クロック信号生成回路14及び分周回路15はタイマ回路20を構成し、分周比指示回路16はクロック周波数切替回路16を構成し、マイコン10、着火検知回路11、電磁弁駆動回路12及びブザー駆動回路13は制御回路21を構成するものである。
【0023】
また、コネクタ18はモード設定手段を構成するもので、該コネクタ18の端子17a,17bには、図1に仮想線で示すジャンパ線22を着脱自在に接続可能としている。この場合、本実施形態では、ジャンパ線22を端子17a,17bに接続して両端子17a,17bを短絡した状態を検査モードとし、ジャンパ線22を端子17a,17bに接続せず、両端子17a,17bを互いに絶縁・開放させた状態を装置の通常的な運転を行う場合の非検査モードとしている。
【0024】
分周比指示回路16は、コネクタ18の端子17a,17bが短絡されているか否か、換言すれば、端子17a,17bにジャンパ線22が接続されているか否か(検査モードか非検査モードか)に応じた信号(例えば高低2値レベルの信号)を分周回路15に付与する。
【0025】
分周回路15は、分周比指示回路16の二種類の指示信号に応じてあらかじめ定められた分周比で前記基準クロック信号SCを分周して、マイコン10に付与する。この場合、分周回路15は、分周比指示回路16から与えられる信号が、端子17a,17bの開放状態(非検査モード)を示す信号であるときには、基準クロック信号SCを例えばその周波数の1/120の周波数に分周し、その分周した信号をクロック信号Cs(図2の下段を参照)としてマイコン10に与える。また、分周比指示回路16から与えられる信号が、端子17a,17bの短絡状態(検査モード)を示す信号であるときには、基準クロック信号SCを例えばその周波数の1/2の周波数に分周し、その分周した信号をクロック信号Ck(図2の中段を参照)としてマイコン10に与える。従って、検査モードにおいて、分周回路15がマイコン10の出力するクロック信号Ckの周波数は、非検査モードにおいて分周回路15がマイコン10の出力するクロック信号Csの60倍の周波数となり、換言すれば、図2に示すように非検査モードにおけるクロック信号Csの周期は、検査モードにおけるクロック信号Ckの周期Tの60倍となる。
【0026】
マイコン10は、前記点火・消火ボタンの点火操作によって図示しない電池から電源電圧が与えられたとき、電磁弁駆動回路12に電磁弁5への通電指令を与える。
【0027】
また、マイコン10は、着火検知回路11からバーナ2の着火状態を示す信号が与えられた時から、分周回路15のクロック信号をカウントすることにより経過時間を認識し、そのクロック信号のカウント数があらかじめ定められた所定数に達した時に、電磁弁駆動回路12に電磁弁5への通電を遮断するよう指令すると共に、ブザー駆動回路13にブザー7を例えば「ピー」というように継続的に鳴動させるように指令する。このような制御動作は、使用者の失念等によりバーナ2の燃焼運転が長時間にわたって放置され、グリル庫1内の温度が過剰に上昇したり調理物の焦げつきが生じるのを防止するためのものである。そして、この場合、本実施形態では、分周回路15から低周波数側のクロック信号Csが出力されている状態で、バーナ1が着火してから例えば24分が経過した時に、該クロック信号Csのカウント数が上記所定数に達して、上記のようなマイコン10の制御動作が行われるようになっている。
【0028】
また、マイコン10は、バーナ2が着火してから、分周回路15のクロック信号のカウント数が第2の所定数に達する毎に、換言すれば一定の時間間隔毎にブザー駆動回路13にブザー7を例えば「ピッ」というように単発的に鳴動させるように指令する。このような制御動作は、バーナ1の燃焼運転による調理時間を目安的に使用者に報知するためのものである。そして、この場合、本実施形態では、分周回路15から低周波数側のクロック信号Csが出力されている状態で、バーナ1の着火後、例えば3分間隔で、該クロック信号Csのカウント数が上記第2の所定数に達して、上記のようなマイコン10の制御動作が行われるようになっている。尚、この場合、クロック信号Csのカウント数は、それが第2の所定数に達する毎にクリアされる。
【0029】
次に、本実施形態のグリル装置の作動を説明する。
【0030】
まず、グリル装置の通常的な運転に際しては、前記コネクタ18の端子17a,17b間にはジャンパ線22が接続されておらず、非検査モードが設定されている。
【0031】
この場合、点火・消火ボタン9を点火操作すると、元弁6及び電磁弁5が開弁してバーナ2に燃料ガスが供給されると共に、電子回路ユニット8に電源電圧が与えられて該ユニット8の各回路が起動する。この時、マイコン10が電磁弁駆動回路12に電磁弁5への通電指令を与えることで、電磁弁駆動回路12から電磁弁5に通電され、該電磁弁5が開弁保持される。また、この時図示しないイグナイタが作動して、バーナ2を点火し、これによりバーナ2の燃焼運転が開始する。さらにこの時、分周比指示回路16は、コネクタ18の両端子17a,17bが開放されているため、非検査モードである旨の信号を分周回路15に与え、これにより分周回路15は、基準クロック信号生成回路14の基準クロック信号を1/120に分周してなる前記クロック信号Csをマイコン10に与える。
【0032】
このようにしてバーナ2の燃焼運転が開始し、バーナ2の着火状態を示す信号が着火検知回路11からマイコン10に与えられると、マイコン10は分周回路15から与えられるクロック信号Csをカウントする。
【0033】
そして、マイコン10は、クロック信号Csのカウント数が前記第2の所定数に達する毎に、すなわち、バーナ2が着火してから3分を経過する毎に、ブザー駆動回路13にブザー7を単発的に鳴動させるように指令する。これにより、ブザー駆動回路13は3分毎にブザー7を「ピッ」というように鳴動させる。このブザー7の鳴動により、使用者はバーナ2の燃焼運転による調理時間を認識して、調理物の向きを変えたり、引っ繰り返す等の処置を的確なタイミングで施すことができる。
【0034】
また、使用者の失念等により、バーナ2の燃焼運転が放置された場合において、マイコン10は、クロック信号Csのカウント数が、前記所定数に達すると、すなわち、バーナ2が着火してから24分を経過すると、電磁弁駆動回路12に電磁弁5への通電を遮断するよう指示し、また、ブザー駆動回路13にブザー7を継続的に鳴動させるよう指示する。この指示により電磁弁駆動回路12は電磁弁5への通電を遮断して電磁弁5を閉弁せしめ、バーナ2を自動的に消火する。また、ブザー駆動回路13は、ブザー7を「ピー」というように継続的に鳴動させる。
【0035】
これにより、グリル庫1内の温度が過剰に高温となったり、調理物の焦げつき等が生じるような事態が防止される。また、使用者は、ブザー7の鳴動により、バーナ2の燃焼運転が強制的に停止された旨を認識することができる。
【0036】
一方、本実施形態の装置の生産工場等において、装置の動作確認を行う場合には、前記コネクタ18の端子17a,17bにジャンパ線22を接続してそれらの端子17a,17bを短絡し、検査モードを設定する。
【0037】
そして、この状態で、前述の非検査モードの場合と同様にバーナ2の燃焼運転を行う。
【0038】
このとき、分周比指示回路16は、コネクタ18の両端子17a,17bが短絡されているため、検査モードである旨の信号を分周回路15に与え、これにより分周回路15は、基準クロック信号生成回路14の基準クロック信号を1/2に分周してなる前記クロック信号Ckをマイコン10に与える。そしてマイコン10はこのクロック信号Ckをカウントして経過時間を認識することとなる。
【0039】
この場合、クロック信号Ckの周波数は、前記クロック信号Csの60倍の高周波となるため、そのカウント数は、前述の非検査モードの場合の1/60の時間間隔(3秒間隔)で前記第2の所定数に達する。従って、マイコン10は、バーナ2が着火してから3秒毎にブザー駆動回路13によりブザー7を単発的に鳴動させる。
【0040】
また、クロック信号Ckのカウント数は、バーナ2が着火した時点から前述の非検査モードの場合の1/60の時間(24秒)を経過した時に前記所定数に達する。従って、マイコン10は、バーナ2が着火してから24秒を経過した時に、電磁弁駆動回路12により電磁弁5を閉弁せしめて、バーナ2を消火せしめると共に、ブザー駆動回路13によりブザー7を継続的に鳴動させる。
【0041】
このように、ブザー7が3秒毎に単発的に鳴動し、また、24秒後にバーナ2が消火すると共にブザー7が継続的に鳴動することを確認することで、通常的な運転を行う非検査モードでは、3分間隔でブザー7が正常に単発的に鳴動し、また、24秒後にバーナ2が消火すると共にブザー7が継続的に鳴動することが判る。そして、このような3秒毎の、あるいは24秒後の動作が行われない場合には、電子回路ユニット8が故障していたり、あるいは、誤って別機種のものが組付けられていることが判り、これにより、装置の動作確認を行うことができる。
【0042】
この場合、ブザー7や電磁弁5の作動が、通常的な運転時よりもはるかに早いタイミングで行われるため、装置の動作確認を短時間で効率よく行うことができる。
【0043】
また、このような動作確認を行うために、計時用のクロック信号を生成する分周回路15の分周比を二種類に切替可能とし、その切替をジャンパ線22やコネクタ18等を用いて行うだけなので、極めて安価で簡単な構成で動作確認を行うことができる。
【0044】
さらに、コネクタ18へのジャンパ線22の接続の有無によって、検査モードと非検査モードを設定するので、設定モードをジャンパ線22の有無によって一見して認識することができ、従って、動作確認をした装置が誤って検査モードに設定されたまま出荷されてしまうような事態を回避することができる。
【0045】
尚、以上説明した実施形態では、グリル庫1内に単一のバーナ2のみを備えた片面焼き機種のグリル装置について説明したが、グリル庫内の上下にバーナを備えた両面焼き機種のグリル装置についても、本実施形態と同様にコネクタや分周比指示回路を備えることで、短時間で動作確認を行うことができる。
【0046】
また、本実施形態では、バーナ2を所定時間(24分)後に自動消火及びブザーの鳴動を行う機能に加えて、3分毎にブザー7による報知を行うものを示したが、例えば3分毎のブザー報知を行わないような機種や、所定時間(24分)後に自動消火のみやブザーの鳴動のみを行う機種についても本発明を適用することができることはもちろんである。
【0047】
さらに、本実施形態ではグリル装置を例にとって説明したが、各種タイマ機能を有するコンロやオーブン等についても本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態(グリル装置)のシステム構成図。
【図2】図1の装置の作動説明図。
【符号の説明】
14…基準クロック信号生成回路、15…分周回路、16…分周非指示回路(クロック周波数切替回路)、17a,17b…端子、18…コネクタ、20…タイマ回路、21…制御回路、22…ジャンパ線。

Claims (2)

  1. 所定周波数のクロック信号を生成するタイマ回路と、該タイマ回路のクロック信号を計数することにより経過時間を認識し、所定の経時タイミングで装置の所要の動作を行わしめる制御回路とを備えたタイマ付加熱装置において、
    前記タイマ回路は、生成するクロック信号の周波数を少なくとも前記所定周波数と該所定周波数よりも高い周波数とに切り替え可能に設けられ、
    装置の検査モードと非検査モードとを切り換え可能に設定するモード設定手段と、該モード設定手段により検査モードが設定されたとき、前記タイマ回路のクロック信号の周波数を前記所定周波数よりも高い周波数に切り替え、且つ、該モード設定手段により非検査モードが設定されたとき、前記タイマ回路のクロック信号の周波数を前記所定周波数に切り替えるクロック周波数切替回路とを備え
    前記モード設定手段は、前記クロック周波数切替回路に接続された一対の端子を有するコネクタを前記制御回路、前記タイマ回路及び前記クロック周波数切替回路が搭載されている回路基板に具備すると共に、該コネクタに着脱自在なジャンパ線により前記一対の端子間を短絡したときに前記検査モードを設定し、該コネクタにジャンパ線を装着せずに前記一対の端子間を互いに開放させたときに前記非検査モードを設定することを特徴とするタイマ付加熱装置。
  2. 前記タイマ回路は、前記所定周波数以上の一定周波数の基準クロック信号を生成する基準クロック信号生成回路と、該基準クロック信号を分周して前記制御回路に付与する前記クロック信号を生成し、且つ、その分周比を所定の指示信号により前記所定周波数に対応する分周比と前記所定の周波数よりも高い周波数に対応する分周比とに切り替え可能な分周回路とから成り、前記クロック周波数切替回路は、前記モード設定手段により設定されたモードに応じて前記所定の指示信号を前記分周回路に付与することにより、該分周回路が生成するクロック信号の周波数を切り替えることを特徴とする請求項1記載のタイマ付加熱装置。
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