JP3638710B2 - 外壁目地の防水構造及びその防水方法 - Google Patents

外壁目地の防水構造及びその防水方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ユニット住宅等の建物における外壁目地の防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
壁材又は壁パネルを複数枚並べ、建物の壁部分に取り付けると、壁材又は壁パネル間に目地と呼ばれる隙間(外壁目地)が発生する。この隙間は放置しておくと、その部位から水が侵入し、悪影響を及ぼす。
そこで、前記目地部分の防水を図るべく、液状シール材や成形シール材等を用いて、様々な工夫が施されてきた。
こうしたなかで、目地部に液状シール材を塗り込む方法もあるが、屋外から目地部へガスケット(成形シール材のひとつ)を挿入する方法が広く採用されてきた。乾式工法で施工でき、施工が早くしかも簡単で能率的であり、更に、施工後のメンテナンス性にも優れるからである。
【0003】
そして、前記ガスケットを用いる場合、最近では、その止水方法として、ガスケット1を一次止水として用い、その奥(目地内)に二次止水を設ける方法が一般化してきた。
具体的には、▲1▼ガスケットを挿入する前に二次止水としての円柱状の物を挿入しておく方法(従来技術1)、▲2▼壁側面にあたる戸口6aに、図12のような断面D形のゴム9,9を取り付け突き合わせて二次止水する方法(従来技術2)、▲3▼特開平3−260240号公報に記載されているような目地部隙間をファスナー付きの防水シートで塞ぐ方法(従来技術3)等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、前述の従来技術は、種々の問題をかかえていた。従来技術1は、壁の戸口が必ずしも平滑ではないため小さな隙間ができ、この隙間から水が侵入した。
従来技術2は、壁を取り付ける際、D形のゴム9が剥がれてしまう危険性があった。また、壁面に著しく大きな差が生じると、D形のゴム9,9がぶつからず、止水できない状況になった。
従来技術3では、防水シートの引き出し作業,ファスナーの噛み合わせ,防水シートの再挿入と施工工数が増え、且つ煩雑であった。また、ガスケットと壁の戸口に小さな隙間が点在しており、該隙間から風雨が侵入し、防水シートを膨らませる虞れがあった。そして、ファスナーの噛合が緩み、雨水が侵入する可能性があった。更に、従来技術2でもいえることであるが、工場での施工と現場での施工が必要になっていた。
【0005】
本発明は上記問題点を解決するもので、外壁目地の防水を現地での施工のみで簡易且つ迅速になし得、しかも、激しい風雨に対しても、完全且つ確実な防水を達できる外壁目地の防水構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、請求項1に記載の本発明の要旨は、隣接する外壁目地の防水構造であって、両サイドに複数のひれを形成して目地に挿着されるガスケットと、目地幅をこえるシート状体の両側縁に粘着剤が取り付けられた封止材と、を具備し、且つ前記シート状体は両側縁が折り返され、この折り返し部分に前記粘着剤が包み込まれる封止材を用いて、該封止材が目地を跨ぐようにして目地内に配設され、さらに封止材の両側縁にある粘着剤が前記ガスケットのひれの押圧シート状体の外へ押し出されるようにしたことを特徴とする外壁目地の防水構造にある。
また、請求項2に記載の本発明の要旨は、隣接する外壁目地の防水構造であって、両サイドに複数のひれを形成して目地に挿着されるガスケットと、目地幅をこえるシート状体の両側縁に粘着剤が取り付けられた封止材と、を具備し、且つ該封止材はシート状体に取着された粘着剤に別体のシート状被覆材が被されて該封止材が目地を跨ぐようにして目地内に配設され、さらに封止材の両側縁にある粘着剤が前記ガスケットのひれの押圧被覆材の外へ押し出されるようにしたことを特徴とする外壁目地の防水構造にある。
【0008】
請求項1,2ごとくの発明によれば、封止材が目地を跨ぐようにして目地内に配設されるので、目地は封止材で覆われ封鎖される。そして、その両側縁にある粘着剤がガスケットのひれで押圧されると、ガスケットが挿入前の断面形状に戻ろうとすることによって生ずる反弾撥性が防水効果を高め、更に、この反弾撥力がシール性の高い粘着剤部分を抑えるので、防水性能が高まる。
に、当初は、粘着剤が折り返し部分或いは被覆材に被われているので、現場施工が容易となる。そして、外壁目地にガスケット,封止材を取り付けた場合には、ガスケットの押圧で粘着剤がシート状体(或いは、被覆材)の外へ押し出されるようになるので、粘着剤が壁とシート状体との隙間を塞ぐことになり、防水性能が一段と高まる。
ート状体の断面形状が、中央部から両サイドに向けて末広がりの湾曲形状又は屈曲形状に予め付形されていると、目地内へのシート状体の配設が容易になるので、現場施工が一層早く簡単になる。スケットに代えてコーキング材が使用されても同様の作用,効果を得る。
【0009】
【実施例】
以下、本発明を実施形態に基づいて詳述する。
(1)実施形態1
▲1▼構成
図1〜図4は、本発明に係る外壁目地の防水構造及びその防水方法の一実施形態を示す。図1は外壁目地の防水構造の横断面図、図2は目地内に配設された封止材の断面図、図3は図2の封止材に係るシート状体の横断面図、図4は図3のシート状体に粘着剤が取り付けられた封止材の横断面図である。
外壁目地の防水構造及びその防水方法は、ガスケットと封止材とを備える。封止材が目地を跨ぐようにして目地内に配設され、ガスケットのひれがシート状体を介して封止材の両側縁にある粘着剤を押し潰し押圧する構造になっている。
【0010】
ガスケット1にはジッパータイプガスケットやひも状ガスケット等があるが、ここでは公知のパッキン形ガスケットを使用している。
ガスケット1は押出成形で得られる加硫ゴム製品からなり、横断面が図1のごとくの長手方向等断面形状で左右対象である。弾性変形が可能で(弾性率やヤング率が低い)、軟らかくて粘り強く、よく伸びる加硫ゴムの基本的な特徴が生かされる。
ガスケット1は、上層部11と柱部12とひれ部13とからなる。上層部11が隣接する外壁パネル等でつくられる横断面凹形の目地幅W1 を封じ、柱部12,ひれ部13が目地5中に埋め込まれ、ひれ部13の弾発力でガスケット1を装着固定し、柱部12が上層部11,ひれ部13を支えることによって水分封止する機能を発揮する。
上層部11は、通常、基部111とその上層に外装色に合わせた意匠面を形成する外装薄層112とで構成される。柱部12は、上層部11に対し横断面T字状に垂下する主骨である。ひれ部13は、二本のひれ13aが上層部11と略等間隔をおいて柱部12を軸に左右やや上向き状態で横方向に張出すようにしている。ひれ13aを上向き加減にするのは、ガスケット1が目地5中に入り込みやすく、且つ一旦ガスケット1が目地5中に装着されると、ひれ13aが戻り機能を発揮して抜け難くなるからである。
【0011】
封止材2は、長手方向等断面形状したシート状体3と粘着剤4とからなる(図4)。
シート状体3は防水性で、その断面形状が底部31(中央部)から両サイド上方に向かう斜面部32をもつ末広がりの湾曲形状又は屈曲形状に付形されている(図3)。シート状体3の両側縁は外側に折り返されて折り返し部33を形成し、更に、その先端寄りに内向きの戻り部34を形成する。そうして、斜面部32と折り返し部33と戻り部34とで収納空間Sができるようにしている。
シート状体3の材質は、例えば反発性をもつポリプロピレン樹脂や塩化ビニル樹脂のような合成樹脂、或いは、ばね作用を有する金属製板状体などである。シート状体3の幅W2 は想定される目地幅W1 より大きく造られている。具体的には、目地幅W1 が10mm〜14mmであれば、シート状体3の幅は16mm程度になる。従って、シート状体3を目地5に挿入したときには、シート状体3は、外に広がろうとする反力によって目地中央付近に保持できるようになっている(図2)。
シート状体3の厚みは、ポリプロピレン樹脂では反発性をもたせるため0.2mm〜1.2mm程度に設定される。
【0012】
粘着剤4は、室温,無溶剤の状態において粘着性を有するものである。粘着剤4は、その成分から大別してゴム系,アクリル系,シリコーン系粘着剤に分類されるが、ここでは、ブチルゴムを主体とするゴム系粘着剤を使用する。ゴム系粘着剤としては、他に、天然ゴム,合成天然ゴム,スチレン−ブタジエンゴム,熱可塑性ゴム等でもよい。
粘着剤4は、斜面部32の外側裏面で、折り返し部33と戻り部34とに包み込まれる。封止材2が図4のような長手方向等断面形状になるよう、粘着剤4は、前記収納空間S内に納められ、収納空間全域に行き渡っている。尚、粘着剤4は、折り返し部33と戻り部34とに包み込まれているので、封止材2の取扱いに不便はない。
【0013】
外壁目地5の防水構造は、上記封止材2が外壁目地5内に挿置された状態にして封止材2の両側縁にある前記粘着剤4がガスケット1のひれ13aで押圧される構造である。
その防水構造を形成する防水方法の手順としては、まず、封止材2が目地5に挿入される(図2)。封止材2は、底部31から上方に向けて末広がりの湾曲形状になっているので、目地5に挿入し易くなっている。シート状体3はその幅を狭めて目地5に挿入されるが、挿入段階で、粘着剤4が戻り部34の口を開けて外に押し出されることはない。粘着剤4が押し出されるより、シート状体3が内側に曲がる力の方が弱いからである。
そうして、封止材2は目地中央付近で、シート状体3の反力によって保持される。尚、必要に応じ、シート状体3の外壁戸口6aへの保持力を高めるべく、或いは止水力を早く達成させるべく、ローラ等で斜面部32の上を押し転がし、この段階で粘着剤4の一部をシート状体3の外へ出してもよい。
【0014】
次いで、目地5にガスケット1を挿着する。ガスケット1のひれ13aが斜面部32を押しつけることで、その裏面にある粘着剤4が押し潰される。そして、外壁6の戸口6a(目地5を形成する外壁側面)を背にして、逃げ場を失った粘着剤4は、戻り部34の口を開け、シート状体3の外へ押し出されていく。
【0015】
かくして、ガスケット1のひれ13aは、目地5を跨ぐようにして目地内に配設されたシート状体3の斜面部32を外壁戸口6aに押しつける。その斜面部32は裏面側に粘着剤4が位置するところで、該斜面部32が外壁戸口6aに押しつけられることによって、粘着剤4は押し潰される。
粘着剤4がひれ13aで押圧され、この押圧によって戻り部34の口が開き、大半の粘着剤4がシート状体3の外に押し出される。そして、粘着剤4は、図1のように戻り部34の端縁を覆い、且つ外壁戸口6aにその粘着力で接着する。尚、湾曲形状に付形されていたシート状体3も、ガスケット1が目地5に挿着されると、図1のようにひれ13aによって押し広げられる。
【0016】
こうして出来た外壁目地の防水構造は、目地5を跨いで配設されるシート状体3が目地5を封止する。そして、シート状体3が外壁戸口6aに接するその端縁においては、長手方向全域に亘って接着力の強い粘着剤4がシールする。従って、封止材2によって目地5が完全に塞がれる。
上記シート状体3は、ガスケット1のひれ13aの押圧力によって固定保持されるので、目地内でズレ動くことはない。また、ガスケット自体のシール作用も有り、一層の防水能力を発揮する防水構造となる。図1では、最下段のひれ13aだけが粘着剤4を押圧する構造であるが、他のひれ13aも粘着剤4を押圧するようにしてもよい。
尚、本実施形態ではガスケット1を使用しているが、これに代えコーキング材(図示せず)を使用することもできる。
【0017】
▲2▼効果
前述の外壁目地の防水構造及びその防水方法によれば、封止材2が目地5を覆って封鎖し、しかも、その端縁が粘着剤4でシールされるので、目地内への水分の侵入を完全に遮断する。たとえ、被着材たる戸口6aが粗面であっても、粘着剤4の付着力で防水効果を高める。目地5を形成する戸口の表面があまり粗面であったり、戸口表面の吸水性が大で且つ毛細管に類する凹凸が表面に存在したりしている場合は、ガスケットだけでは防止性能が低下する。ここでは、封止材2に係る粘着剤4が上記不具合を解消する。
そして、前記封止材2の目地内への固定は、別部品たる固定部材を準備することなく、ガスケット1のひれ13aの押圧力に依存するので、その施工が楽になっている。加えて、ガスケット1にも本来のシール機能があり、防水性能が一段と高まる。
すなわち、一次止水具としてのガスケット1と、その奥(目地内)に二次止水具としての前記封止材2とが配設され、封止材2の固定手段にガスケット1の押圧力を借りる構成にあり、防水機能は抜群に優れる。戸口6aが必ずしも平滑でなくても、封止材2と外壁6との継ぎ目を粘着剤4が完全にシールする。ガスケット1と戸口6aの隙間から侵入する風雨等もここで確実に遮断される。封止材2の多少の位置ズレにも支障をきたさない。
粘着剤4は、ガスケット1で押圧されるまでは、シート状体3に包み込まれているので、現場施工が容易になっている。そして、前記手順に従い、現地での施工のみで簡易且つ迅速に防水処理が達成できる。
【0018】
(2)実施形態2
本実施形態では、図5〜図7のごとく、シート状体3に係る斜面部32の外側裏面に粘着剤4が取着され、該粘着剤4には別体のシート状被覆材35が被される構成である。
被覆材35は、離型紙の端部が両面テープになっておりそこに粘着部35aが付与された格好になっている。斜面部32に粘着剤4を取着し、その上から被覆材35を被す(図6(イ))。ここでは、両面テープの粘着部35aが底部側に位置するようにして、粘着剤4に被覆材35を被す。尚、被覆材35については、図6(ロ)のように離型紙のみで構成し、粘着剤4の下に離型紙を巻き込むことによって、粘着剤4の接着力を利用して斜面部32に粘着剤4を取着し、その上から被覆材35を被すことも可能である。他の構成は実施形態1と同じである。
【0019】
このような外壁目地5の防水構造及びその防水方法によれば、その作用,効果は基本的に実施形態1と同じである。ただ、ひれ13aの押圧で粘着剤4が被覆材35の外へ押し出されるが、被覆材35と斜面部32の開口Oは上側にあり、粘着剤4は上方へ押し出される。図7からも明らかなように、粘着剤4は外壁戸口6aからひれ上端部にわたって肉盛りされた状態になる。このことは、実施形態1のごとくひれ先端の下側に粘着剤4が押し出されるケースで考えられる粘着剤4の流れ落ちがなく、防水性に対しより優れたものとなる。
尚、本実施形態においても、ガスケット1に代え、コーキング材を用いることが可能である。そして、施工に多少手間取るものの、ガスケット1を用いた場合とほぼ同様の作用,効果を得る。
【0020】
(3)実施形態3
本実施形態の外壁目地の防水構造及びその防水方法では、図8のごとく、断面三角形した封止材2を用いる。
シート状体3は、その断面形状が図8(イ)のような中央部31から両サイドに向けて末広がりの湾曲形状に予め付形されている。この状態から、目地幅W1 を越えるシート状体3に係る両斜面部32の側縁付近の外面側に粘着剤4を取り付け、且つ、シート状体3の先端部36の内面同士を貼り合せる。そして、図8(ロ)のような断面三角形した封止材2とする。斯る形状の封止材2は、先端部36をカットすれば、予め付形された湾曲形状に広がる。
尚、粘着剤4は、むき出しになっているため取扱い難いが、封止材2を外壁目地内に一旦セットしてしまえば、被覆材35等もなく却って直かに外壁戸口に接着しシール力を発揮し有益となる。
【0021】
外壁目地の防水方法の手順としては、先ず、前記封止材2を目地5に挿入する。この場合、ベース面7があって外壁目地5が断面凹形していると、ベース面7上に載せれるので好都合である(図11(ロ)参照)。次いで、封止材2の先端部36をカットする。目地幅W1 を越え、湾曲形状に予め付形されていたシート状体3は、先端部36のカットによって開放され、目地5を跨ぐように広がる(図9)。
次いで、必要に応じて、ローラ等で斜面部32の上を押し転がし、この段階で粘着剤4をある程度押し潰す。止水力を早く達成したいときなどに有効である。
しかる後、ガスケット1を目地5に挿着し、粘着剤4のある斜面部32を押圧してひれ13aで目地5を封止する(図10)。
他の構成は、実施形態1とほぼ同じである。ただ、本実施形態では、二つのひれ13aが斜面部32を介して粘着剤4を押圧している。また、ガスケット全体が目地内に挿入される実施形態1,2と違い、ガスケット外装部14が外壁上面に当接して目地5を封じるようになっている。
【0022】
このように構成した外壁目地の防水構造及びその防水方法によれば、当初、シート状体側縁の内面同士が貼り合わされ小さく収まっているので、目地内への封止材2を挿入する作業が実施形態1,2に比し楽になる。尚、封止材2を小さく収める方法として、図11(イ)のごとく、起立部37の外側裏面に粘着剤4を取着すると同時に、起立部37の内側同士を接合させて、図11(ロ)のような断面ほぼ三角形の封止材2とするものであってもよい。この場合、図11(ロ)で、接合部分を縦方向にカットして、シート状体3を開放することになる。
他の作用,効果は実施形態1と同様である。
【0023】
尚、本発明においては、前記実施例に示すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々変更できる。例えば、ガスケット1は、実施形態に示したものに限られず、成形シール材の全てを対象とする。
【0024】
【発明の効果】
以上のごとく、本発明の外壁目地の防水構造は、現場施工だけで簡単且つ速やかに実施でき、しかも、防水性能が極めて良く、作業性向上,防水に対する信頼性向上に優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1における外壁目地の防水構造の横断面図である。
【図2】目地内に配設された封止材の断面図である。
【図3】図2の封止材に係るシート状体の横断面図である。
【図4】図3のシート状体に粘着剤が取り付けられた封止材の横断面図である。
【図5】実施形態2に係る封止材の断面図である。
【図6】実施形態2に係る粘着剤に被す被覆材周りの断面図である。
【図7】実施形態2における外壁目地の防水構造の横断面図である。
【図8】実施形態3に係る封止材の断面図である。
【図9】目地内に配設された実施形態3の封止材の断面図である。
【図10】実施形態3における外壁目地の防水構造の横断面図である。
【図11】他形態の封止材の断面図である。
【図12】従来技術の説明断面図である。
【符号の説明】
1 ガスケット
13a ひれ
2 封止材
3 シート状体
31 底部(中央部)
35 被覆材
4 粘着剤
5 目地
6 外壁
W1 目地幅

Claims (2)

  1. 隣接する外壁目地の防水構造であって、両サイドに複数のひれを形成して目地に挿着されるガスケットと、目地幅をこえるシート状体の両側縁に粘着剤が取り付けられた封止材と、を具備し、且つ前記シート状体は両側縁が折り返され、この折り返し部分に前記粘着剤が包み込まれる封止材を用いて、該封止材が目地を跨ぐようにして目地内に配設され、さらに封止材の両側縁にある粘着剤が前記ガスケットのひれの押圧シート状体の外へ押し出されるようにしたことを特徴とする外壁目地の防水構造。
  2. 隣接する外壁目地の防水構造であって、両サイドに複数のひれを形成して目地に挿着されるガスケットと、目地幅をこえるシート状体の両側縁に粘着剤が取り付けられた封止材と、を具備し、且つ該封止材はシート状体に取着された粘着剤に別体のシート状被覆材が被されて該封止材が目地を跨ぐようにして目地内に配設され、さらに封止材の両側縁にある粘着剤が前記ガスケットのひれの押圧被覆材の外へ押し出されるようにしたことを特徴とする外壁目地の防水構造。
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