JP3637669B2 - 複層ガラス障子、回転窓及びスライド窓 - Google Patents

複層ガラス障子、回転窓及びスライド窓 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複層ガラス障子と回転窓とスライド窓に関する。
【0002】
【従来の技術】
複層ガラスをグレージングする方法としては、複層ガラスを框に呑みませて、グレージングチャンネル又はシール材で固定する方法が一般的である。
【0003】
図18は前者の例であり、框72に複層ガラス71がグレージングチャンネル73により固定されている。図19は後者の例であり、框72に複層ガラス71がバックアップ材74、74でその両側面を支持され、バックアップ材74、74の外側をシール材75、75でシールしてある。
【0004】
これら従来例の場合、框72と複層ガラス71の間に面クリアランスとエッジクリアランスが必要で、かつ、框72には部材強度が必要なことより、框72の見付け寸法M1、M2と見込み寸法L1、L2が大きくなり、価格が高くコスト面で制約が大きいという問題があった。
【0005】
図18の従来例による長期使用においてはグレージングチャンネル73の収縮の可能性、図19の従来例による長期使用においてはシール材75のシール切れの可能性などの懸念があった。
【0006】
框72は複層ガラス71のガラス面から突き出しており、フレームレスな感じがないのでガラス壁面感が不充分であり意匠性にも劣っていた。框72にはアルミニウム合金などの金属材料が多く用いられており、しかも、その框72の見付け寸法M1、M2と見込み寸法L1、L2が大きいために、かかる場合は断熱性の面でも充分ではなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前述の課題を解決すべくなされたものであり、フレームレスな感じで意匠性に優れ、必要強度を保持し断熱性の面でも優れた低価格の複層ガラス障子と、それを用いた回転窓とスライド窓の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複層ガラスの周辺に、複層ガラスのガラス板面より露出しない、外観としてフラットとなるような保持枠を取り付ける。これにより、保持枠は意匠性に優れた外観となる。また、保持枠の外部が樹脂材となるように表面部材としてのカバーを施せば、断熱性が向上して、ガラスエッジでの結露が減少する。
【0009】
すなわち、本発明によれば、複層ガラスを保持枠に取り付けてなる複層ガラス障子において、複層ガラスは、短寸板ガラスと長寸板ガラスがその周辺部に配されているスペーサを介在して、かつ、スペーサの外部側に長寸板ガラスが短寸板ガラスに対して突出板ガラス部分を有するようにして配置されて空気層が形成され、前記保持枠は、短寸板ガラスに面一になるように形成された面保護部と、長寸板ガラスの端面に連なって形成される第1端面に接着されていて面保護部に垂直方向に形成されている端保護部と、複層ガラスを保持している保持部とを有してなり、前記保持部は、突出板ガラス部分の保持枠側である突出板ガラス部分内面に接着されている面保持部と、短寸板ガラスの端面に連なりスペーサの外部側に形成される第2端面に接着されていて前記面保持部に垂直方向に形成されている端保持部とを有し、前記保持枠は、金属製からなる裏部材と合成樹脂かならる表面部材とからなり、裏部材は、前記面保持部と、前記端保持部を有してなり、表面部材は、前記面保護部と、前記端保護部を有することを特徴とする複層ガラス障子が提供される。
【0010】
前記保持部は、突出板ガラス部分の保持枠側である突出板ガラス部分内面に接着されている面保持部と、短寸板ガラスの端面に連なりスペーサの外部側に形成される第2端面に接着されていて面保持部に垂直方向に形成されている端保持部とを有してなることが好ましい。
【0011】
前記保持枠は、裏部材と表面部材とからなり、裏部材は、前記面保持部と、前記端保持部と、係止部とを有してなり、表面部材は、前記面保護部と、前記端保護部と、裏部材の前記係止部の形状に対応した形状の係止部を有していてもよい。
【0012】
前記保持枠は、裏部材と表面部材とからなり、表面部材は裏部材に一体成形されていてもよい。
【0013】
また、前記複層ガラス障子を開閉金物により外枠に取り付けてなる回転窓であって、開閉金物は、外枠側取付け部と、障子側取付け部と、外枠側取付け部及び障子側取付け部に対して回動可能なアーム部を有してなり、外側取付け部は外枠に止着材で止着され、障子側取付け部は複層ガラス障子に止着材で止着されている回転窓が提供される。
【0014】
前記保持枠は、裏部材と表面部材とからなり、裏部材は、前記面保持部と、前記端保持部と、前記面保護部と、溝形成部とを有してなり、表面部材は、前記端保護部と、裏部材の前記溝形成部の形状に対応した形状の溝形成部を有していてもよい。
【0015】
また、前記複層ガラス障子を窓枠に嵌めてなるスライド窓であって、窓が複層ガラス障子の溝形成部に対応する突起を有するスライド窓が提供される。
【0016】
前記複層ガラスは、1枚の短寸板ガラス、続いて2枚の長寸板ガラスが、その周辺部に配されている各々のスペーサを介在して、かつ、短寸板ガラスと中央に配された長寸板ガラスとにより挟持されるスペーサの外側部に、長寸板ガラスが短寸板ガラスに対して突出板ガラス部分を有するようにして配置されて空気層が形成されていてもよい。
【0017】
前記複層ガラスは、2枚の短寸板ガラス、続いて1枚の長寸板ガラスが、その周辺部に配されている各々のスペーサを介在して、かつ、長寸板ガラスと中央に配された短寸板ガラスとにより挟持されるスペーサの外側部に、長寸板ガラスが短寸板ガラスに対して突出板ガラス部分を有するようにして配置されて空気層が形成されていてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の複層ガラス障子の概要を説明し、回転窓及びスライド窓については後述する。
【0019】
「複層ガラス障子の概要」
図1、7、9、12、16及び17は本発明の複層ガラス障子のそれぞれ第1、2、3、4、5及び6の実施例の要部断面図である。
【0020】
これら実施例においては、複層ガラス1に、保持枠6a、6b、6c、6d、6e、6fが接着機能を有するシール材としての構造シール9a、9bにより取り付けてある。構造シール9aと構造シール9bとの間にはバックアップ材10が使われている。
【0021】
複層ガラス1は、短寸板ガラス4b、4dと長寸板ガラス4a、4cがその周辺部に配されているスペーサ2を介在して配置され空気層101が形成されていて、スペーサ2の側面と前記板ガラスの主表面がなす境界面にブチルゴムの1次シール(図示せず)が施され、スペーサ2のガラス板端縁側に2次シール3が施されていて、スペーサ2の外部側にある2次シール3の外側に、長寸板ガラス4a、4cが短寸板ガラス4b、4dに対して突出板ガラス部分5、85を有するように配置されている。
【0022】
複層ガラス1は長寸板ガラス4a、4cにより突出板ガラス部分5、85を有しているが、逆な表現をすれば、短寸板ガラス4b、4dと長寸板ガラス4a、4cと、これらにより挟持されるスペーサ2によって、段状の切り欠き部を有するように形成されていて、この段状の切り欠き部に保持枠の主たる部分が構造シール9a、9bにより取り付けてある。
【0023】
図2などに示すように、保持枠6a、6b、6c、6d、6e、6fは、短寸板ガラス4b、4dに面一になるように形成された面保護部27と、面保護部27に垂直方向に形成されている端保護部26と、複層ガラス1に構造シール9a、9bにより接着されている保持部20とを有している。端保護部26は、長寸板ガラス4a、4cの端面に連なって形成される第1端面12に、構造シール9aによって接着されている。
【0024】
保持部20は第1L字部をなしており、長寸板ガラス4a、4cのなす突出板ガラス部分5、85の、保持枠側である突出板ガラス部分内面13、83に構造シール9aにより接着されている面保持部21と、短寸板ガラス4b、4dの端面に連なって形成され、かつ、スペーサ2の外部側である2次シール3の外側に形成される第2端面11に、構造シール9bにより接着されていて、面保持部21に垂直方向に形成されている端保持部22とを有している。
【0025】
裏部材7a、7b、7d、7e、7f、及び保持枠6cには、アルミニウム合金などの金属製のものを、表面部材8a、8b、8d、8e、8fは、塩化ビニル樹脂などの合成樹脂のものを使用できる。保持枠6b、6d、6e、6fは、アルミニウム合金・塩化ビニル樹脂などによる一体成形のものである。
【0026】
2次シール3及び構造シール9a、9bとしては、シリコーン系シーリング材やポリスルフィド系シーリング材を使用できる。スペーサ2の内部には乾燥剤が充填されている。
【0027】
通常、フレームレスでガラス壁面感のする長寸板ガラス4、4c側が室外側として用いられ、短寸板ガラス4b、4d側が室内側として用いられる。
【0028】
「複層ガラス障子の第1実施例」
図1、図2、図3により、本発明の複層ガラス障子の第1実施例を説明する。複層ガラス1が、保持枠6aにより保持されて複層ガラス障子30aを形成している。複層ガラス1は、1枚の長寸板ガラス4aと1枚の短寸板ガラス4bを用いて形成されている。以下、複層ガラス障子の第2、3、4の実施において同様である。保持枠6aは、裏部材7aと表面部材8aとよりなる。
【0029】
裏部材7aは、突出板ガラス部分内面13に構造シール9aにより接着されている面保持部21と、第2端面11に構造シール9bにより接着されていて面保持部21に垂直方向に形成されている端保持部22と、第2L字部23と、係止部24a、24cとを有している。保持部20と第2L字部23とにより断面略ロ字102が形成されている。符号14は突出板ガラス部分外面である。
【0030】
第2L字部23は、面保持部21に平行に形成されている立ち上がり部103と、端保持部22に平行に形成されている水平部104とよりなる。
【0031】
係止部24aは、互いに内向きに形成された鈎25a、25bを有し、鈎25aは、面保持部21の端部に形成されていて、鈎25bは、第2L字部23のコーナー部から立ち上がるようにして形成されている。係止部24cは、立ち上がり部103と、面保持部21に平行に形成されている鈎25cとよりなる。
【0032】
表面部材8aは、短寸板ガラス4bに面一になるように形成された面保護部27と、長寸板ガラス4aの端面に連なって形成される第1端面12に接着されていて面保護部27に垂直方向に形成されている端保護部26と、裏部材7aの係止部24aの形状に対応する形状の係止部24d裏部材7aの係止部24cの形状に対応する形状の係止部24fを有している。
【0033】
係止部24dは、互いに外向きに形成された鈎25e、25dを有し、これらは端保護部26の内面側にほぼ垂直方向に形成されている。このため、係止部24aのなす鈎25a、25bの各々に係止部24dのなす鈎25d、25eが嵌合するようにして、表面部材8aの端保護部26が裏部材7aに係止される
係止部24fは、面保護部27と、面保護部27に設けられた断面L字状の鈎25fとを有する。このため、係止部24cのなす鈎25cと係止部24fのなす鈎25fが互いに内向きに咬み合いつつ、鈎25cが面保護部27と鈎25fにより嵌合され、鈎25fが立ち上がり部103と鈎25cにより嵌合される。
【0034】
面保護部27は短寸板ガラス4bに面一になるように形成されているので、短寸板ガラス外面15と保持枠6aをなす表面部材8aの外面は同一表面を形成している。
【0035】
図3に示すように、短寸板ガラス4bの4辺に対して突出板ガラス部分を有する長寸板ガラス4aを用いて複層ガラス1が形成され、複層ガラス1に保持枠6aが取り付けられて複層ガラス障子30aが形成されている。
【0036】
短寸板ガラス4bの2辺に対して突出板ガラス部分を有する長寸板ガラス4aを用いて複層ガラスを形成することも可能であるが、その場合は、突出板ガラス部分を有しない辺は、図18、19で説明したように大きな見付け寸法や見込み寸法を有する枠材により複層ガラスを保持する必要があるので断熱性の低下をもたらし好ましくない。
【0037】
「回転窓の第1実施例」
図4、図5、図6より、本発明の回転窓の第1実施例を説明する。複層ガラス障子30aが開閉金物36により外枠35に取り付けてある。開閉金物36及び外枠35は、アルミニウム合金などの金属製である。開閉金物36は外枠側取付け部37aと、障子側取付け部37bと、アーム部38とよりなっている。
【0038】
外枠側取付け部37aは、止着材としての固定ネジ39により外枠35に止着されており、障子側取付け部37bは、止着材としての固定ネジ39により複層ガラス障子30aに止着されている。
【0039】
アーム部3は、外枠側取付け部37aと障子側取付け部37bとに対して回動可能になっているので、複層ガラス障子30aは、外枠35に対して回動可能になっている。図4、5では省略したが図6に示すように、外枠35には気密材40が設けてあり、回転窓を閉じたときに気密性が向上するようになっている。
【0040】
「複層ガラス障子の第2実施例」
図7、図8により本発明の複層ガラス障子の第2実施例を説明する。複層ガラス1が、保持枠6bにより保持されて複層ガラス障子30bを形成している。保持枠6bは裏部材7bと表面部材8bとが一体成形されてなるものである。
【0041】
裏部材7bは、突出板ガラス部分内面13に構造シール9aにより接着されている面保持部21と、第2端面11に構造シール9bにより接着されていて面保持部21に垂直方向に形成されている端保持部22と、第2L字部45とを有していて、断面略ロ字状をなしている。面保持部21と端保持部22とにより第1L字部をなす保持部20が構成されている。
【0042】
表面部材8bは、裏部材7bと一体成形されており、短寸板ガラス4bに面一になるように形成された面保護部27と、長寸板ガラス4aの端面に連なって形成される第1端面12に接着されていて面保護部27に垂直方向に形成される端保護部26とを有している。面保護部27及び端保護部26は、第2L字部45に接して一体成形されている。
【0043】
「複層ガラス障子の例
図9、図10により、複層ガラス障子の例を説明する。複層ガラス1が、保持枠6cにより保持されて複層ガラス障子30cを形成している。
【0044】
保持枠6cは、突出板ガラス部分内面13に構造シール9aにより接着されている面保持部21と、第2端面11に構造シール9bにより接着されていて面保持部21に垂直方向に形成されている端保持部22と、短寸板ガラス4bに面一になるように形成された面保護部27と、長寸板ガラス4aの端面に連なって形成される第1端面12に接着されていて面保護部27に垂直方向に形成される端保護部26とを有している。面保持部21と端保持部22とにより保持部20が構成されていて、保持部20と面保護部27と端保護部26とにより断面略6字状をなしている。
【0045】
「回転窓の例
図11により、図9の複層ガラス障子を用いた回転窓を説明する。複層ガラス障子30cが開閉金物36により外枠35に取り付けてある。開閉金物36及び外枠35は、アルミニウム合金などの金属製である。
【0046】
「複層ガラス障子の例
図12、図13により、複層ガラス障子の例を説明する。複層ガラス1が、保持枠6dにより保持されて複層ガラス障子30dを形成している。保持枠6dは裏部材7dと表面部材8dとが一体成形されてなる。
【0047】
裏部材7dは、突板ガラス部分内面13に構造シール9aにより接着されている面保持部21と、第2端面11に構造シール9bにより接着されていて面保持部21に垂直方向に形成されている端保持部22と、端保持部22の端部より立ち上がっている横T字部106とを有し、断面略6字状をなしている。
【0048】
面保持部21と端保持部22とにより第1L字部をなす保持部20が形成されている。横T字部106は、面保護部27と、面保護部27の略中央部から横方向に延びている支持部105とよりなり、横T字部106の下方に第2L字部55が、上方に溝形成部54が形成されている。保持部20と第2L字部55により断面略ロ字状をなしている。
【0049】
なお、符号51は複層ガラス障子の戸先に設けられた引手である。障子の上下部分や召し合わせ部分には引手51は設けられていない。
【0050】
表面部材8dは、裏部材7dと一体成形されており、第1端面12に接着されている端保護部と、溝形成部54の形状に対応した形状を有する溝形成部53と、溝形成部53の内側に形成された気密材保持部52とを有している。溝形成部53は断面形状が略横コ字状であり、その底部分は支持部105に接して、その外側立ち上がり部分は面保護部27に接して形成されていて、その内側立ち上がり部分は構造シール9aにより突出板ガラス部分内面13に接着されている。気密材保持部52には、気密材50が取り付けられている。
【0051】
「スライド窓の例
図14、図15により、図12の複層ガラス障子を用いたスライド窓を説明する。窓枠60に複層ガラス障子30d、30dが嵌め込まれている。複層ガラス障子30dの溝形成部53に対応する突起61が窓枠60に設けてある。符号62は引き寄せ部材である。
【0052】
「複層ガラス障子の第5実施例」
図16により、本発明の複層ガラス障子の第5実施例を説明する。複層ガラス1が、保持枠6eにより保持されて複層ガラス障子30eを形成している。
【0053】
複層ガラス1は、1枚の短寸板ガラス4b、続いて2枚の長寸板ガラス4c、4aが、その周辺部に配されている各々のスペーサ2、2を介在して、かつ、短寸板ガラス4bと中央に配された長寸板ガラス4cとにより挟持されるスペーサ2の外側部に、長寸板ガラス4cが短寸板ガラス4bに対して突出板ガラス部分8を有するようにして配置されている。符号83は突出板ガラス部分内面、符号84は突出板ガラス部分外面であり、図17においても同様である。
【0054】
保持枠6eは、裏部材7eと表面部材8eとが一体成形されてなるが、その他は、「複層ガラス障子の第2実施例」で説明したことと同様である。
【0055】
「複層ガラス障子の第6実施例」
図17により、本発明の複層ガラス障子の第6実施例を説明する。複層ガラス1が、保持枠6fにより保持されて複層ガラス障子30fを形成している。
【0056】
複層ガラス1は、2枚の短寸板ガラス4b、4d、続いて1枚の長寸板ガラス4aが、その周辺部に配されている各々のスペーサ2、2を介在して、かつ、長寸板ガラス4aと中央に配された短寸板ガラス4dとにより挟持されるスペーサ2の外側部に、長寸板ガラス4aが短寸板ガラス4dに対して突出板ガラス部分8を有するようにして配置されている。
【0057】
保持枠6fは、裏部材7fと表面部材8fとが一体成形されてなるが、その他は、「複層ガラス障子の第2実施例」で説明したことと同様である。
【0058】
【発明の効果】
本発明の上記構成により、フレームレスでガラス壁面感があり、意匠性に優れ、障子に要求される所要の必要強度を保持し断熱性の面でも優れた低価格の複層ガラス障子を提供できる。また、保持枠がさほど大きくないので軽量化の効果も大きい。また、これを用いた回転窓とスライド窓についても、上記同様の効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複層ガラス障子の第1実施例の要部断面図。
【図2】図1の実施例に用いた保持枠の説明図であって、(a)は保持枠の部品である裏部材の断面図、(b)は保持枠の部品である表面部材の断面図、(c)は裏部材と表面部材により組立てられた保持枠の断面図。
【図3】図1の複層ガラス障子の説明図であって、(a)は複層ガラス障子の正面図、(b)は複層ガラス障子の右側面図、(c)は複層ガラス障子の平面図。
【図4】図1の複層ガラス障子を用いた回転窓の斜視図。
【図5】図4の回転窓の構成を説明する分解斜視図。
【図6】図4の回転窓の要部断面図。
【図7】本発明の複層ガラス障子の第2実施例の要部断面図。
【図8】図7の実施例に用いた保持枠の説明図であって、(a)は保持枠の部品である裏部材の断面図、(b)は保持枠の部品である表面部材の断面図、(c)は裏部材と表面部材により組立てられた保持枠の断面図。
【図9】層ガラス障子の例の要部断面図。
【図10】図9の例に用いた保持枠の断面図。
【図11】図9の複層ガラス障子を用いた回転窓の要部断面図。
【図12】層ガラス障子の例の要部断面図。
【図13】図12の実施例に用いた保持枠の説明図であって、(a)は保持枠の部品である裏部材の断面図、(b)は保持枠の部品である表面部材の断面図、(c)は裏部材と表面部材により組立てられた保持枠の断面図。
【図14】図12の複層ガラス障子を用いた両開きスライド窓の正面図。
【図15】図14の両開きスライド窓のA−A線に沿った要部断面図。
【図16】本発明の複層ガラス障子の第5実施例の要部断面図。
【図17】本発明の複層ガラス障子の第6実施例の要部断面図。
【図18】第1の従来例の複層ガラス障子の要部断面図。
【図19】第2の従来例の複層ガラス障子の要部断面図。
【符号の説明】
1:複層ガラス
2:スペーサ
3:二次シール
4a、4c:長寸板ガラス
4b、4d:短寸板ガラス
5、85:突出板ガラス部分
6a、6b、6c、6d、6e、6f:保持枠
7a、7b、7d、7e、7f:裏部材
8a、8b、8d、8e、8f:表面部材
11:第2端面
12:第1端面
20:保持部
21:面保持部
22:端保持部
26:端保護部
27:面保護部
35:開閉金物
36:外枠
37a:外枠側取付け部
37b:障子側取付け部
38:アーム部
53、54:溝形成部
60:窓枠
61:突起

Claims (7)

  1. 複層ガラスを保持枠に取り付けてなる複層ガラス障子において、複層ガラスは、短寸板ガラスと長寸板ガラスがその周辺部に配されているスペーサを介在して、かつ、スペーサの外部側に長寸板ガラスが短寸板ガラスに対して突出板ガラス部分を有するようにして配置されて空気層が形成され、前記保持枠は、短寸板ガラスに面一になるように形成された面保護部と、長寸板ガラスの端面に連なって形成される第1端面に接着されていて面保護部に垂直方向に形成されている端保護部と、複層ガラスを保持している保持部とを有してなり、前記保持部は、突出板ガラス部分の保持枠側である突出板ガラス部分内面に接着されている面保持部と、短寸板ガラスの端面に連なりスペーサの外部側に形成される第2端面に接着されていて前記面保持部に垂直方向に形成されている端保持部とを有し、前記保持枠は、金属製からなる裏部材と合成樹脂かならる表面部材とからなり、裏部材は、前記面保持部と、前記端保持部を有してなり、表面部材は、前記面保護部と、前記端保護部を有することを特徴とする複層ガラス障子。
  2. 前記保持枠は、裏部材と表面部材とからなり、表面部材は裏部材に一体成形されている請求項1の複層ガラス障子。
  3. 前記保持枠は、裏部材と表面部材とからなり、裏部材は、前記面保持部と、前記端保持部と、前記面保護部と、溝形成部とを有してなり、表面部材は、前記端保護部と、裏部材の前記溝形成部の形状に対応した形状の溝形成部とを有してなる請求項1または2の複層ガラス障子。
  4. 前記複層ガラスは、1枚の短寸板ガラスと2枚の長寸板ガラスが、その周辺部に配されている各々のスペーサを介在して、かつ、短寸板ガラスと中央に配された長寸板ガラスとにより挟持されるスペーサの外側部に、長寸板ガラスが短寸板ガラスに対して突出板ガラス部分を有するようにして配置されて空気層が形成されてなる請求項1、2または3の複層ガラス障子。
  5. 前記複層ガラスは、2枚の短寸板ガラスと1枚の長寸板ガラスが、その周辺部に配されている各々のスペーサを介在して、かつ、長寸板ガラスと中央に配された短寸板ガラスとにより挟持されるスペーサの外側部に、長寸板ガラスが短寸板ガラスに対して突出板ガラス部分を有するようにして配置されて空気層が形成されてなる1、2または3の複層ガラス障子。
  6. 請求項1または2の複層ガラス障子を開閉金物により外枠に取り付けてなる回転窓であって、開閉金物は、外枠側取付け部と、障子側取付け部と、外枠側取付け部及び障子側取付け部に対して回動可能なアーム部とを有してなり、外枠側取付け部は外枠に止着材で止着され、障子側取付け部は複層ガラス障子に止着材で止着されていることを特徴とする回転窓。
  7. 請求項の複層ガラス障子を窓枠に嵌めてなるスライド窓であって、窓枠が複層ガラス障子の溝形成部に対応する突起を有することを特徴とするスライド窓。
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