JP3636238B2 - 燃焼装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料ガスが供給され、点火手段により点火されて燃焼するガスバーナと、前記ガスバーナの燃焼炎に炙られて熱起電力を出力するサーモカップルと、点火確認用の点火確認ランプと、点火の際、サーモカップルが着火検知レベル(例えば2.8mV)以上の熱起電力を出力すると前記点火確認ランプを点灯させる制御器とを有する燃焼装置が従来より知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
発明者らは、上記従来の燃焼装置において、ガスバーナを消火しても、消火直後は、余熱によりサーモカップルが着火検知レベル以上の熱起電力を出力しており、消火から早期(例えば5秒以内)に点火操作を行うと、ミス点火しても熱起電力が着火検知レベル未満に低下するまで前記点火確認ランプの点灯が続くという現象が起きる事を見い出した。
【0004】
そこで、点火操作後、数秒間は、熱起電力が例え着火検知レベル以上であっても、点火ランプを点灯させない様な燃焼装置が考えられるが、その分、点灯が遅れるという不具合が発生する。
【0005】
本発明の目的は、点火確認ランプの誤点灯が防止できるとともに、着火の際には早期に点火ランプが点灯する燃焼装置の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する為、本発明は、以下の構成を採用した。
(1)燃料ガスが供給され、点火手段により点火されて燃焼するガスバーナと、該ガスバーナの近傍に配され、受熱温度に対応した熱起電力を出力する熱電対と、点火確認用の点火確認ランプと、前記熱電対が出力する熱起電力に基づいて、前記点火確認ランプの点灯・消灯を決定する制御器とを有する燃焼装置において、前回の燃焼停止から所定時間を越えている通常点火時は、前記熱起電力が着火検知レベル以上になると前記制御器が前記点火確認ランプを点灯させ、前回の燃焼停止から所定時間内である再点火時は、前記熱起電力の勾配が正になると前記制御器が前記点火確認ランプを点灯させる。
【0007】
(2)燃料ガスが供給され、点火手段により点火されて燃焼するガスバーナと、該ガスバーナの近傍に配され、受熱温度に対応した熱起電力を出力する熱電対と、点火確認用の点火確認ランプと、前記熱電対が出力する熱起電力に基づいて、前記点火確認ランプの点灯・消灯を決定する制御器とを有する燃焼装置において、点火時における熱起電力が所定値未満である通常点火時は、前記熱起電力が着火検知レベル以上になると前記制御器が前記点火確認ランプを点灯させ、点火時における熱起電力が所定値以上である再点火時は、前記熱起電力の勾配が正になると前記制御器が前記点火確認ランプを点灯させる。
【0008】
(3)燃料ガスが供給され、点火手段により点火されて燃焼するガスバーナと、該ガスバーナの近傍に配され、受熱温度に対応した熱起電力を出力する熱電対と、点火確認用の点火確認ランプと、前記熱電対が出力する熱起電力に基づいて、前記点火確認ランプの点灯・消灯を決定する制御器とを有する燃焼装置において、前回の燃焼停止から所定時間を越えている通常点火時は、前記熱起電力が着火検知レベル以上になると前記制御器が前記点火確認ランプを点灯させ、前回の燃焼停止から所定時間内である再点火時は、前記熱起電力の勾配が正になり、且つ、前記熱起電力が着火検知レベル以上であると前記制御器が前記点火確認ランプを点灯させる。
(4)燃料ガスが供給され、点火手段により点火されて燃焼するガスバーナと、該ガスバーナの近傍に配され、受熱温度に対応した熱起電力を出力する熱電対と、点火確認用の点火確認ランプと、前記熱電対が出力する熱起電力に基づいて、前記点火確認ランプの点灯・消灯を決定する制御器とを有する燃焼装置において、点火時における熱起電力が所定値未満である通常点火時は、前記熱起電力が着火検知レベル以上になると前記制御器が前記点火確認ランプを点灯させ、点火時における熱起電力が所定値以上である再点火時は、前記熱起電力の勾配が正になり、且つ、前記熱起電力が着火検知レベル以上であると前記制御器が前記点火確認ランプを点灯させる。
(5)燃料ガスが供給され、点火手段により点火されて燃焼するガスバーナと、該ガスバーナの近傍に配され、受熱温度に対応した熱起電力を出力する熱電対と、点火確認用の点火確認ランプと、点火の際、前記熱電対が出力する熱起電力が着火検知レベル以上である場合に前記点火確認ランプを点灯させる制御器とを有する燃焼装置において、前記制御器は、前記ガスバーナが燃焼停止すると前記着火検知レベルを、燃焼中に前記熱電対が出力する熱起電力よりも高い第2閾値に引き上げ、燃焼停止からの経過時間に対応して前記着火検知レベルを第2閾値から所定のパターンで第1閾値まで低減していく。
【0014】
【作用および発明の効果】
〔請求項1について〕
燃焼停止から長時間が経過していると、熱電対は冷えており、熱電対が出力する熱起電力は略ゼロである。
前回の燃焼停止から所定時間を越えているコールド時(通常点火時)に、点火手段によりガスバーナを点火すると、燃焼炎により熱電対が加熱されるので熱電対が出力する熱起電力は上昇(正の勾配)していく。通常点火時、制御器は、熱起電力が着火検知レベル以上になると点火確認ランプを点灯させる。
【0015】
ガスバーナの燃焼停止直後は、余熱に応じた熱起電力を熱電対が出力するが、燃焼停止からの時間が経過するほど熱電対が冷えていくので、熱起電力の傾きは負(勾配が負)である。
前回の燃焼停止から所定時間内である燃焼停止直後(再点火時)に、点火手段によりガスバーナが再点火すると、燃焼炎により熱電対が加熱されるので熱起電力は早期に上昇(勾配が正)に転じる。再点火時、制御器は、熱起電力の勾配が正になると点火確認ランプを点灯させる。
【0016】
ガスバーナの燃焼停止直後で、熱電対が余熱に応じたハイレベルの熱起電力を出力している時期は、前回の燃焼停止から所定時間内である場合である。
この時期を判別する事により、再点火と通常点火とを確実に区別できるので、再点火時における点火確認ランプの誤点灯を確実に防止できる。
【0017】
〔請求項2について〕
燃焼停止から長時間が経過していると、熱電対は冷えており、熱電対が出力する熱起電力は略ゼロである。
点火時における熱起電力が所定値未満であるコールド時(通常点火時)に、点火手段によりガスバーナを点火すると、燃焼炎により熱電対が加熱されるので熱電対が出力する熱起電力は上昇(正の勾配)していく。通常点火時、制御器は、熱起電力が着火検知レベル以上になると点火確認ランプを点灯させる。
【0018】
ガスバーナの燃焼停止直後は、余熱に応じた熱起電力を熱電対が出力するが、燃焼停止からの時間が経過するほど熱電対が冷えていくので、熱起電力の傾きは負(勾配が負)である。
点火時における熱起電力が所定値以上である燃焼停止直後(再点火時)に、点火手段によりガスバーナが再点火すると、燃焼炎により熱電対が加熱されるので熱起電力は早期に上昇(勾配が正)に転じる。再点火時、制御器は、熱起電力の勾配が正になると点火確認ランプを点灯させる。
【0019】
ガスバーナの燃焼停止直後で、熱電対が余熱に応じたハイレベルの熱起電力を出力している時期は、点火時における熱起電力が所定値以上である場合である。
この時期を判別する事により、再点火と通常点火とを確実に区別できるので、再点火時における点火確認ランプの誤点灯を確実に防止できる。
【0020】
〔請求項3について〕
燃焼停止から長時間が経過していると、熱電対は冷えており、熱電対が出力する熱起電力は略ゼロである。
前回の燃焼停止から所定時間を越えているコールド時(通常点火時)に、点火手段によりガスバーナを点火すると、燃焼炎により熱電対が加熱されるので熱電対が出力する熱起電力は上昇(正の勾配)していき着火検知レベルを越える。通常点火時、制御器は、熱起電力が着火検知レベル以上になると、点火確認ランプを点灯させる。
ガスバーナの燃焼停止直後は、余熱に応じた熱起電力を熱電対が出力するが、燃焼停止からの時間が経過するほど熱電対が冷えていくので、熱起電力の傾きは負(勾配が負)である。
前回の燃焼停止から所定時間内である燃焼停止直後(再点火時)に、点火手段によりガスバーナを再点火すると、燃焼炎により熱電対が加熱されるので熱起電力は早期に上昇(勾配が正)に転じる。再点火時、制御器は、熱起電力の勾配が正になり、且つ、熱起電力が着火検知レベル以上であると点火確認ランプを点灯させる。
ガスバーナの燃焼停止直後で、熱電対が余剰に応じたハイレベルの熱起電力を出力している時期は、前回の燃焼停止から所定時間内である場合である。
この時期を判別する事により、再点火と通常点火とを確実に区別できるので、再点火時における点火確認ランプの誤点灯を確実に防止できる。
〔請求項4について〕
燃焼停止から長時間が経過していると、熱電対は冷えており、熱電対が出力する熱起電力は略ゼロである。
点火時における熱起電力が所定値未満であるコールド時(通常点火時)に、点火手段によりガスバーナを点火すると、燃焼炎により熱電対が加熱されるので熱電対が出力する熱起電力は上昇(正の勾配)していき着火検知レベルを越える。通常点火時、制御器は、熱起電力が着火検知レベル以上になると、点火確認ランプを点灯させる。
ガスバーナの燃焼停止直後は、余熱に応じた熱起電力を熱電対が出力するが、燃焼停止からの時間が経過するほど熱電対が冷えていくので、熱起電力の傾きは負(勾配が負)である。
点火時における熱起電力が所定値以上である燃焼停止直後(再点火時)に、点火手段によりガスバーナを再点火すると、燃焼炎により熱電対が加熱されるので熱起電力は早期に上昇(勾配が正)に転じる。再点火時、制御器は、熱起電力の勾配が正になり、且つ、熱起電力が着火検知レベル以上であると点火確認ランプを点灯させる。
ガスバーナの燃焼停止直後で、熱電対が余剰に応じたハイレベルの熱起電力を出力している時期は、点火時における熱起電力が所定値以上である場合である。
この時期を判別する事により、再点火と通常点火とを確実に区別できるので、再点火時における点火確認ランプの誤点灯を確実に防止できる。
〔請求項5について〕
前回の燃焼停止から長い時間が経過している場合、着火検知レベルは正規の第1閾値に収束している。尚、熱電対は冷えており、熱電対が出力する熱起電力は略ゼロである。
点火手段によりガスバーナが点火すると、熱電対が出力する熱起電力は上昇していき第1閾値を越える。制御器は、熱起電力が第1閾値以上になった時点で点火確認ランプを点灯させる。
風や消火操作によりガスバーナが燃焼停止した場合に出力される熱起電力は、余熱のため高く、特に燃焼停止直後は、熱起電力が着火検知レベルを越え、燃焼中の熱起電力程度のレベルである。
ガスバーナが燃焼停止すると、燃焼中に熱電対が出力する熱起電力よりも高い第2閾値に制御器が着火検知レベルを引き上げ、燃焼停止からの経過時間に対応して着火検知レベルを第2閾値から所定のパターンで第1閾値まで低減していく構成である。このため、ガスバーナの消火直後に再点火を行った場合には、再点火操作と同時に点火確認ランプが点 灯しない。
再点火時、点火手段によりガスバーナが点火すると、燃焼炎により熱電対が加熱されるので熱起電力の下降が緩やかになっていき、上昇に転じる。
熱電対が出力する熱起電力が着火検知レベル以上になった時点で制御器が点火確認ランプを点灯させる。
この為、再点火時における点火確認ランプの誤点灯が確実に防止できる。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施例(請求項3、4に対応)を、図1〜図5に基づいて説明する。
図に示すガステーブルAは、燃料ガスが供給されて燃焼する、右こんろ1、左こんろ2、及びグリル3と、右こんろ1、左こんろ2、及びグリル3の点火を行う点火手段4と、熱起電力TCを出力するサーモカップル51、52、53と、点火確認用の点火確認ランプ61、62、63と、点火確認ランプ61、62、63の点灯・消灯等を制御する燃焼制御器7とを有する。
【0033】
尚、101、201、301は点・消火ボタン、102、202、302は火力調整レバー、103、203、303は点・消火ボタン101、201、301の押圧操作により閉成するマイクロスイッチである。
【0034】
右こんろ1は、4100kcal/hのガス消費量を有するHバーナ11を有し、図示右方に設置されている。また、火花放電を行う点火電極41、燃焼炎10により炙られて熱起電力TCを発生するサーモカップル51がHバーナ11のガス噴出炎口に臨んで配され、サーミスタ12を内蔵した感温筒13が、その上面131を、五徳14上に載置される鍋等の調理容器15の底面151に圧接する様に配されている(図2参照)。
【0035】
又、111はセーフティバルブ、112はガス管路、113は点・消火ボタン101の押圧操作により、ハートカム(図示せず)を備えたプッシュプッシュ機構によって開弁保持され、再押圧操作によって閉弁するメイン弁である。
【0036】
左こんろ2は、2300kcal/hのガス消費量を有するMバーナ21を有し、図示左方に設置されている。また、火花放電を行う点火電極42、燃焼炎20により炙られて熱起電力TCを発生するサーモカップル52がMバーナ21のガス噴出炎口に臨んで配され、右こんろ1と同様に、サーミスタ22を内蔵した感温筒23が、その上面231を、五徳24上に載置される鍋等の調理容器25の底面251に圧接する様に配されている。
【0037】
尚、211はガス管路212に配されたセーフティバルブ、214はガス管路212から分岐する主ガス管路215と副ガス管路216との内、主ガス管路215中に配された温調用電磁弁、213は右こんろ1と同様、ガス管路212に配設されるメイン弁である(図2参照)。
【0038】
グリル3は、1950kcal/hのガス消費量を有する、多孔燃焼板式のグリルバーナ31を有し、図示中央のグリル庫30内に配設されている。また、火花放電を行う点火電極43、燃焼炎によりにより炙られて熱起電力TCを発生するサーモカップル53がグリルバーナ31の多孔燃焼板に臨んで配されている。尚、311、313はガス管路312に配設されるセーフティバルブ及びメイン弁である(図2参照)。
【0039】
点火手段4は、マイクロスイッチ103、203、303がオフからオンに切り替わると高電圧を発生するイグナイタ回路(図示せず)と、この高電圧が印加され、火花放電を行う点火電極41、42、43とにより構成される。
【0040】
図3にも示す操作パネル8は、プラスチック板で形成され、左こんろ2のMバーナ21の燃焼を制御するための下記の表示部及び各キーを備えている。
具体的には、調理温度や調理時間をデジタル表示する七セグメントの緑色LED811と、調理温度や調理時間を設定するキー812、813と、天麩羅等の調理に適し130℃〜220℃の範囲内で設定された一定温度に保つ揚げもの調理モードのキー814、煮こみ調理に適し沸騰状態を長時間保つ煮こみ調理モードのキー815、焼きもの調理に適し270℃の一定温に保つ焼きもの調理モードのキー816、湯沸かしに適し水が沸騰する迄加熱する湯わかしモードのキー817、設定時間が経過したとき自動消火を行うタイマカットモードのキー818、及びこれらのモードを取り消す時に押圧するとりけしのキー819と、これらキーの左上部に配され、上記各モードが選択された際に発光表示するLED824、825、826、827、828とを備えている。
【0041】
尚、七セグメントの緑色LED811及び各モードのLED824、825、826、827、828は、操作パネル8の裏面に配設され、対応する位置のプラスチック板は透光性を有する様に形成されている。
【0042】
点火確認ランプ61、62、63は、高輝度LED(赤色)であり、点・消火ボタン101、201、301の上方に配置され、透光性の、強火マーク、中火マーク、及び魚マークの裏側に配設されている。
【0043】
つぎに、ガステーブルAの作動を、図4のグラフ、及び図5のフローチャートに基づいて説明する。
例えば、使用者が左こんろ2の点・消火ボタン201を経過時間901において押圧した場合(ステップs1でYES)、メイン弁213及びセーフティバルブ211が、点・消火ボタン201と連動関係にある連動部材(図示せず)により開弁状態になるとともに、マイクロスイッチ203が閉成状態になり、燃焼制御器7は、セーフティバルブ211に所定時間通電(吸引コイルに吸引電流を流す)して開弁保持し、点火電極42に高電圧が印加されるので、左こんろ2は点火して燃焼を開始する。尚、右こんろ1、グリル3を燃焼させる場合も同様である。
【0044】
この場合、点・消火ボタン201を押圧した時点で、サーモカップル52の熱起電力TCが所定値(例えば2.8mV)未満であるので(ステップs2でNO)、燃焼制御器7のマイクロコンピュータが通常点火と判定する。
【0045】
サーモカップル52は、燃焼炎20に炙られるので、熱起電力TCが徐々に上昇していき、熱起電力TCが経過時間902において着火検知レベル(2.8mV)以上になると(ステップs3でYES)燃焼制御器7は、イグナイタ回路の作動を停止させ、セーフティバルブ211へ所定時間経過後も通電を継続(保持コイルに保持電流を流す)し、点火確認ランプ62へ通電して赤色発光させる(ステップs6)。
【0046】
そして、調理モード等を選択するキー814、815、816、817、818、819の内、例えば、揚げ物調理モードのキー814を押圧すると、LED824が赤色発光して、このモードが選択された事を表し、七セグメントの緑色LED811(デジタル表示)には、前回の揚げ物調理モードを使用時の調理温度が表示される。そして、表示された温度に対して調理温度を下げる場合にはキー812、また、上げる場合にはキー813を押圧操作すると七セグメントの緑色LED811に調理温度が表示される。これにより、揚げ物調理を開始する。
【0047】
尚、調理中に、風や噴き溢れ等により、左こんろ2のMバーナ21が立ち消え、サーモカップル52の熱起電力TCが着火検知レベル(2.8mV)未満になると(ステップs7でYES)、燃焼制御器7は、セーフティバルブ211への通電を停止(保持電流を停止)してMバーナ21へのガス供給を停止するとともに、点火確認ランプ62を消灯する(ステップs8)。
【0048】
経過時間903で、点・消火ボタン201を再押圧して消火操作を行うと(ステップs7でYES)メイン弁213が閉弁し、マイクロスイッチ203が開成し、セーフティバルブ211が非通電となって左こんろ2が消火されるとともに、点火確認ランプ62が強制的に通電停止となるので点火確認ランプ62は消灯する(ステップs8)。
【0049】
再点火を行わなかった場合は、サーモカップル52の熱起電力TCは、図示二点鎖線に示す様に時間経過とともに下がって行く(図4参照)。
しかし、揚げ物調理の再開又は別の調理を行う為、使用者が、経過時間904で点・消火ボタン201を押圧して再点火操作を行うと(ステップs1でYES)、メイン弁213が開弁状態になるとともに、マイクロスイッチ203が閉成状態になり、燃焼制御器7は、セーフティバルブ211に所定時間通電して開弁保持し、点火電極42に高電圧が印加されるので、左こんろ2は点火して燃焼を開始する。
【0050】
上記の様に、消火直後で、点・消火ボタン201を押圧した時点で、サーモカップル52の熱起電力TCが所定値(例えば2.8mV)以上である場合(ステップs2でYES)には、燃焼制御器7のマイクロコンピュータが再点火と判定する。
【0051】
サーモカップル52は、燃焼炎20に炙られるので、図示実線に示す様に熱起電力TCの下降は序々に緩やかになり、間もなく上昇に転じる(図4参照)。
経過時点905で、熱起電力の勾配K(下記の式で計測する)が正に転じた事が検知され(ステップs4でYES)、且つ、着火検知レベル(2.8mV)以上であると(ステップs5でYES)、燃焼制御器7は、イグナイタ回路の作動を停止させ、セーフティバルブ211へ所定時間経過後も通電を継続し、点火確認ランプ62へ通電して赤色発光させる(ステップs6)。
勾配K=(V2 −V1 )/(t2 −t1 )
V2 =現在の時間t2 における熱起電力
V1 =時間t2 から100ms前の時間t1 における熱起電力
【0052】
つぎに、ガステーブルAの利点を述べる。
燃焼制御器7のマイクロコンピュータは、点・消火ボタン101、201、301の点火操作時に、熱起電力TCが所定値(2.8mV)未満の場合には通常点火(前回の消火から時間が経過している)と判別して熱起電力TC≧着火検知レベル(2.8mV)で点火確認ランプ61、62、63を点灯させ、熱起電力TCが所定値(2.8mV)以上の場合には再点火(消火直後)と判別して、勾配Kが正で、且つ、熱起電力TC≧着火検知レベル(2.8mV)で点火確認ランプ61、62、63を点灯させる構成である。
この為、ガステーブルAは、以下の利点を備える。
【0053】
〔ア〕消火直後(数秒以内)に点・消火ボタン101、201、301を点火操作する再点火時において、Hバーナ11、Mバーナ21、及びグリルバーナ31の着火検知を確実に行えるので、点火確認ランプ61、62、63の誤点灯が防止できる。
【0054】
〔イ〕再点火時には、100ms間隔で勾配Kを計測しているので、Hバーナ11、Mバーナ21、グリルバーナ31が着火して熱起電力の勾配Kが正になると(但し着火検知レベル以上)速やかに点火確認ランプ61、62、63が点灯する。
つまり、再点火時に点灯を遅延させる(例えば2秒間)構成でないので、着火しているのに直ぐ点灯しないといった不合理が起きない。
【0055】
〔ウ〕再点火時において熱起電力の勾配が正になり(ステップs4でYES)、且つ、熱起電力が着火検知レベル以上(ステップs5でYES)であると燃焼制御器7が点火確認ランプ62を点灯させ、一旦、点灯すると、燃焼制御器7は、熱起電力が着火検知レベル以上である間、点灯を継続させている(ステップs7でYES)。
この為、長時間燃焼させたり、火力を弱めても点火確認ランプ62が消灯する事が無い。
【0056】
〔エ〕点・消火ボタン101、201、301の点火操作の際に検出される熱起電力TCに基づいて、通常点火か再点火かを判定しているので、再点火であるか否かを確実に判別する事ができる。
【0057】
又、図6に示す様に、図5のステップs5を省き、ステップs4のYESからステップs6に進む構成でも良い(請求項2に対応)。
更に、図7に示す様に、再点火時において、点火確認ランプの点灯から30秒が経過すると、TC≧着火検知レベルで点灯を行う制御に切り替える構成でも良い(請求項4に対応)。
【0058】
つぎに、本発明の第2実施例(参考例)を、図1〜図3、及び図8のフローチャートに基づいて説明する。
図に示すガステーブルBは、機械的な構造はガステーブルAと同一であり、燃焼制御器7による点火確認ランプの点灯制御(以下に示す)のみ異なる。
【0059】
ガステーブルBの作動を図8のフローチャート等に基づいて説明する。
例えば、使用者が左こんろ2の点・消火ボタン201を押圧した場合(ステップS1でYES)、メイン弁213及びセーフティバルブ211が、点・消火ボタン201と連動関係にある連動部材(図示せず)により開弁状態になるとともに、マイクロスイッチ203が閉成状態になり、燃焼制御器7は、セーフティバルブ211に所定時間通電(吸引コイルに吸引電流を流す)して開弁保持し、点火電極42に高電圧が印加されるので、左こんろ2は点火して燃焼を開始する。尚、右こんろ1、グリル3を燃焼させる場合も同様である。
【0060】
通常点火の場合はサーモカップル52の熱起電力TCは略ゼロである。
又、調理の再開又は別の調理を行う為、使用者が消火直後に点・消火ボタン201を押圧して再点火操作を行う場合には、サーモカップル52の熱起電力TCはハイレベル(例えば10mV)である。
【0061】
何方の場合も、点火が成功すると、サーモカップル52が燃焼炎20に炙られるので、熱起電力TCが徐々に上昇していき(ステップS2でYES)、熱起電力TCが着火検知レベル(2.8mV)以上になる(ステップS3でYES)。
【0062】
そこで、燃焼制御器7は、イグナイタ回路の作動を停止させ、セーフティバルブ211へ所定時間経過後も通電を継続(保持コイルに保持電流を流す)し、点火確認ランプ62へ通電して赤色発光させる(ステップS4)。
【0063】
そして、調理モード等を選択するキー814、815、816、817、818、819の内、例えば、揚げ物調理モードのキー814を押圧すると、LED824が赤色発光して、このモードが選択された事を表し、七セグメントの緑色LED811(デジタル表示)には、前回の揚げ物調理モードを使用時の調理温度が表示される。そして、表示された温度に対して調理温度を下げる場合にはキー812、また、上げる場合にはキー813を押圧操作すると七セグメントの緑色LED811に調理温度が表示される。これにより、揚げ物調理を開始する。
【0064】
尚、調理中に、風や噴き溢れ等により、左こんろ2のMバーナ21が立ち消え、サーモカップル52の熱起電力TCが着火検知レベル(2.8mV)未満になると(ステップS5でYES)、燃焼制御器7は、セーフティバルブ211への通電を停止(保持電流を停止)してMバーナ21へのガス供給を停止するとともに、点火確認ランプ62を消灯する(ステップS6)。
【0065】
点・消火ボタン201を再押圧して消火操作を行うと(ステップS5でYES)メイン弁213が閉弁し、マイクロスイッチ203が開成し、セーフティバルブ211が非通電となって左こんろ2が消火されるとともに、点火確認ランプ62が強制的に通電停止となるので点火確認ランプ62は消灯する(ステップS6)。
【0066】
つぎに、ガステーブルBの利点を述べる。
燃焼制御器7のマイクロコンピュータは、勾配Kが正で、且つ、熱起電力TC≧着火検知レベル(2.8mV)で点火確認ランプ61、62、63を点灯させる構成である。この為、ガステーブルBは、以下の利点を具備する。
【0067】
〔オ〕消火直後(数秒以内)に点・消火ボタン101、201、301を点火操作する再点火時において、Hバーナ11、Mバーナ21、及びグリルバーナ31の着火検知を確実に行えるので、点火確認ランプ61、62、63の誤点灯が防止できる。又、再点火時と通常点火時の判別を行っていないので制御プログラムの簡略化が図れる。
【0068】
〔カ〕100ms間隔で勾配Kを計測しているので、Hバーナ11、Mバーナ21、グリルバーナ31が着火して熱起電力の勾配Kが正になると(但し、着火検知レベル以上)速やかに点火確認ランプ61、62、63が点灯する。
つまり、再点火時に点灯を遅延させる(例えば2秒間)構成でないので、着火しているのに直ぐ点灯しないといった不合理が起きない。
【0069】
〔キ〕熱起電力の勾配が正になり(ステップS2でYES)、且つ、熱起電力が着火検知レベル以上(ステップS3でYES)であると燃焼制御器7が点火確認ランプ62を点灯させ、一旦、点灯すると、燃焼制御器7は、熱起電力が着火検知レベル以上である間、点灯を継続させている(ステップS5でYES)。この為、長時間燃焼させたり、火力を弱めても点火確認ランプ62が消灯する事が無い。
【0070】
尚、図9に示す様に、熱起電力TCの勾配正を検知して点火確認ランプを点灯する構成でも良い(請求項1に対応)。
【0071】
つぎに、本発明の第3実施例(参考例)を、図1〜図3、及び図10のフローチャートに基づいて説明する。
図に示すガステーブルCは、機械的な構造はガステーブルAと同一であり、燃焼制御器7による点火確認ランプの点灯制御(以下に示す)のみ異なる。
【0072】
ガステーブルCの作動を図10のフローチャート等に基づいて説明する。
例えば、使用者が左こんろ2の点・消火ボタン201を押圧した場合(ステップst1でYES)、メイン弁213及びセーフティバルブ211が、点・消火ボタン201と連動関係にある連動部材(図示せず)により開弁状態になるとともに、マイクロスイッチ203が閉成状態になり、燃焼制御器7は、セーフティバルブ211に所定時間通電(吸引コイルに吸引電流を流す)して開弁保持し、点火電極42に高電圧が印加されるので左こんろ2は点火して燃焼を開始する。尚、右こんろ1、グリル3を燃焼させる場合も同様である。
【0073】
通常点火の場合はサーモカップル52の熱起電力TCは略ゼロである。
又、調理の再開又は別の調理を行う為、使用者が消火直後に点・消火ボタン201を押圧して再点火操作を行う場合には、サーモカップル52の熱起電力TCはハイレベル(例えば10mV)である。
【0074】
何方の場合も、点火が成功すると、サーモカップル52が燃焼炎20に炙られるので、熱起電力TCが徐々に上昇していく(ステップst2でYES)。
熱起電力TCが着火検知レベル(2.8mV)未満の場合は、ステップst4→ステップst5→ステップst2をループする。
【0075】
熱起電力TCが着火検知レベル以上になる(ステップst3でYES)と、燃焼制御器7は、ステップst6で、イグナイタ回路の作動を停止させ、セーフティバルブ211へ所定時間経過後も通電を継続(保持コイルに保持電流を流す)し、点火確認ランプ62へ通電して赤色発光(点灯保持)させる。
【0076】
点灯開始から30秒間は、タイマがタイムアップしていないので、ステップst7でNO→ステップst8→ステップst2でYES→ステップst3でYES→ステップst6に進む。又、タイムアップすると、ステップst7でYES→ステップst3→ステップst6に進む。
【0077】
尚、調理中に、風や噴き溢れ等により、左こんろ2のMバーナ21が立ち消え、サーモカップル52の熱起電力TCが着火検知レベル(2.8mV)未満になると(ステップst3でNO)、燃焼制御器7は、セーフティバルブ211への通電を停止(保持電流を停止)してMバーナ21へのガス供給を停止するとともに、点火確認ランプ62を消灯する(ステップst4)。
【0078】
つぎに、ガステーブルCの利点を述べる。
〔ク〕ステップst2でK>0を判別しているので、消火直後(数秒以内)に点・消火ボタン101、201、301を点火操作する再点火時において、Hバーナ11、Mバーナ21、及びグリルバーナ31の着火検知を確実に行えるので、点火確認ランプ61、62、63の誤点灯が防止できる。
【0079】
〔ケ〕100ms間隔で勾配Kを計測しているので、Hバーナ11、Mバーナ21、グリルバーナ31が着火して熱起電力の勾配Kが正になると(但し、着火検知レベル以上)速やかに点火確認ランプ61、62、63が点灯する。
つまり、再点火時に点灯を遅延させる(例えば2秒間)構成でないので、着火しているのに直ぐ点灯しないといった不合理が起きない。
【0080】
〔コ〕熱起電力の勾配Kが正による着火検知が行われてから30秒(所定時間)が経過すると、着火検知レベル以上で点火確認ランプ61、62、63を点灯させる制御に変更している。
この為、長時間燃焼させたり、火力を弱めても点火確認ランプ61、62、63が消灯する事が無い。
【0081】
つぎに、本発明の第4実施例(請求項5に対応)を、図1、図2、図3、図11、及び図12に基づいて説明する。
ガステーブルDの機械的構成は、ガステーブルAと同一である。
ガステーブルDの作動を、図11のグラフ、及び図12のフローチャートに基づいて説明する。
【0082】
例えば、左こんろ2の燃焼中(ステップSt1)に、使用者が点・消火ボタン201を押圧して消火操作を行うと(ステップSt2でYES)、メイン弁213が閉弁し、マイクロスイッチ203が開成し、セーフティバルブ211が非通電となって左こんろ2が消火する(経過時点920)。尚、右こんろ1、グリル3も同様である。
【0083】
点・消火ボタン201による消火操作でMバーナ21が消火すると、燃焼制御器7のマイクロコンピュータは、燃焼中にサーモカップル52が出力する熱起電力TCの最大値よりも高い第2閾値(例えば6.5mV)に着火検知レベルを引き上げ、図11の破線に示す様に、消火からの経過時間に対応して着火検知レベルを低減していく(ステップSt3)。
【0084】
そして、揚げ物調理の再開又は別の調理を行う為、使用者が左こんろ2の点・消火ボタン201を経過時間921で点・消火ボタン201を押圧(ステップSt4でYES)して再点火操作を行うと、メイン弁213が開弁状態になるとともに、マイクロスイッチ203が閉成状態になり、燃焼制御器7は、セーフティバルブ211に所定時間通電して開弁保持し、点火電極42に高電圧が印加されるので、左こんろ2は再点火して燃焼を再開する。
【0085】
尚、再点火を行わなかった場合は、サーモカップル52の熱起電力TCは、図示二点鎖線に示す様に時間経過とともに下がって行く(図11参照)。
【0086】
サーモカップル52は、燃焼炎20に炙られるので、図示実線に示す様に熱起電力TCの下降は序々に緩やかになり、間もなく上昇に転じる(図11参照)。経過時点922で、熱起電力TCが着火検知レベル以上になった事が検知される(ステップSt5でYES)と、燃焼制御器7は、イグナイタ回路の作動を停止させ、セーフティバルブ211へ所定時間経過後も通電を継続し、点火確認ランプ62へ通電して赤色発光させる(ステップSt6)。
【0087】
尚、燃焼中に、風や噴き溢れ等により、左こんろ2のMバーナ21が立ち消え、サーモカップル52の熱起電力TCが着火検知レベル未満になると(ステップSt7でYES)、燃焼制御器7は、セーフティバルブ211への通電を停止してMバーナ21へのガス供給を停止するとともに、点火確認ランプ62を消灯する(ステップSt8)。
【0088】
つぎに、ガステーブルDの利点を述べる。
点・消火ボタン101、201、301による消火操作で、Hバーナ11、Mバーナ21、グリルバーナ3が消火すると、燃焼制御器7のマイクロコンピュータは、燃焼中にサーモカップル52が出力する熱起電力TCの最大値よりも高い第2閾値(6.5mV)に着火検知レベルを引き上げ、消火からの経過時間に対応して着火検知レベルを低減していく構成である。
この為、ガステーブルDは、以下の利点を具備する。
【0089】
〔サ〕点・消火ボタン101、201、301による消火操作で、着火検知レベルを第2閾値(6.5mV)に引き上げているので、燃焼停止後に点・消火ボタン101、201、301を点火操作する再点火時において、Hバーナ11、Mバーナ21、及びグリルバーナ31の着火検知を確実に行えるので、点火確認ランプ61、62、63の誤点灯が防止できる。
【0090】
〔シ〕再点火時において、点火が成功すると、早期に熱起電力TC≧着火検知レベルとなるので、速やかに点火確認ランプ61、62、63が点灯する。
尚、再点火時に点灯を遅延させる(例えば2秒間)構成でないので、着火しているのに直ぐに点灯しないといった不合理や、長時間燃焼や大火力燃焼の際にも誤点灯が起きない。
【0091】
本発明は、上記実施例以外に、つぎの実施態様を含む。
a.第1実施例では、点火時における熱起電力TCが所定値(2.8mV)以上の場合を再点火としている(ステップs2)が、点・消火ボタンによる消火操作で燃焼停止してからの経過時間が所定時間(例えば20秒)以内の場合を再点火としても良い。
【0092】
b.着火検知レベルは、2.8mVに限定されず、例えば、サーモカップル等のバラツキを相殺する為、2.8mV±1.3mVの範囲で変更できる様にしても良い。
【0093】
c.第1実施例の説明では、点・消火ボタン201の操作の後に調理モードの選択を行ったが、調理モードを選択するキー及び設定キーを押して調理モード選択及び調理温度等の設定を行った後に、点・消火ボタン201によって燃焼を開始する事も可能である。この場合、調理選択キーのLED(例えばLED824)が点灯した後、キー812またはキー813で調理温度を設定して七セグメントの緑色LED811に表示させ、その後の点火操作によって点火確認ランプ62が赤色発光する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例に係るガステーブルの斜視図である。
【図2】そのガステーブルの構造説明図である。
【図3】そのガステーブルの要部拡大図である。
【図4】第1実施例に係るガステーブルの、経過時間- 熱起電力、着火検知レベルの関係を示すグラフである。
【図5】第1実施例に係るガステーブルにおける、点火確認ランプの点灯制御を示すフローチャートである。
【図6】第1実施例の変形例(その1)に係るガステーブルにおける、点火確認ランプの点灯制御を示すフローチャートである。
【図7】第1実施例の変形例(その2)に係るガステーブルにおける、点火確認ランプの点灯制御を示すフローチャートである。
【図8】第2実施例に係るガステーブルにおける、点火確認ランプの点灯制御を示すフローチャートである。
【図9】第2実施例の変形例に係るガステーブルにおける、点火確認ランプの点灯制御を示すフローチャートである。
【図10】第3実施例に係るガステーブルにおける、点火確認ランプの点灯制御を示すフローチャートである。
【図11】第4実施例に係るガステーブルの、経過時間- 熱起電力、着火検知レベルの関係を示すグラフである。
【図12】第4実施例に係るガステーブルにおける、点火確認ランプの点灯制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
A、B,C、D ガステーブル(燃焼装置)
4 点火手段
7 燃焼制御器(制御器)
11 Hバーナ(ガスバーナ)
21 Mバーナ(ガスバーナ)
31 グリルバーナ(ガスバーナ)
51、52、53 サーモカップル(熱電対)
61、62、63 点火確認ランプ
TC 熱起電力
Claims (5)
- 燃料ガスが供給され、点火手段により点火されて燃焼するガスバーナと、
該ガスバーナの近傍に配され、受熱温度に対応した熱起電力を出力する熱電対と、
点火確認用の点火確認ランプと、
前記熱電対が出力する熱起電力に基づいて、前記点火確認ランプの点灯・消灯を決定する制御器とを有する燃焼装置において、
前回の燃焼停止から所定時間を越えている通常点火時は、前記熱起電力が着火検知レベル以上になると前記制御器が前記点火確認ランプを点灯させ、
前回の燃焼停止から所定時間内である再点火時は、前記熱起電力の勾配が正になると前記制御器が前記点火確認ランプを点灯させる事を特徴とする燃焼装置。 - 燃料ガスが供給され、点火手段により点火されて燃焼するガスバーナと、
該ガスバーナの近傍に配され、受熱温度に対応した熱起電力を出力する熱電対と、
点火確認用の点火確認ランプと、
前記熱電対が出力する熱起電力に基づいて、前記点火確認ランプの点灯・消灯を決定する制御器とを有する燃焼装置において、
点火時における熱起電力が所定値未満である通常点火時は、前記熱起電力が着火検知レベル以上になると前記制御器が前記点火確認ランプを点灯させ、
点火時における熱起電力が所定値以上である再点火時は、前記熱起電力の勾配が正になると前記制御器が前記点火確認ランプを点灯させる事を特徴とする燃焼装置。 - 燃料ガスが供給され、点火手段により点火されて燃焼するガスバーナと、
該ガスバーナの近傍に配され、受熱温度に対応した熱起電力を出力する熱電対と、
点火確認用の点火確認ランプと、
前記熱電対が出力する熱起電力に基づいて、前記点火確認ランプの点灯・消灯を決定する制御器とを有する燃焼装置において、
前回の燃焼停止から所定時間を越えている通常点火時は、前記熱起電力が着火検知レベル以上になると前記制御器が前記点火確認ランプを点灯させ、
前回の燃焼停止から所定時間内である再点火時は、前記熱起電力の勾配が正になり、且つ、前記熱起電力が着火検知レベル以上であると前記制御器が前記点火確認ランプを点灯させる事を特徴とする燃焼装置。 - 燃料ガスが供給され、点火手段により点火されて燃焼するガスバーナと、
該ガスバーナの近傍に配され、受熱温度に対応した熱起電力を出力する熱電対と、
点火確認用の点火確認ランプと、
前記熱電対が出力する熱起電力に基づいて、前記点火確認ランプの点灯・消灯を決定する制御器とを有する燃焼装置において、
点火時における熱起電力が所定値未満である通常点火時は、前記熱起電力が着火検知レベル以上になると前記制御器が前記点火確認ランプを点灯させ、
点火時における熱起電力が所定値以上である再点火時は、前記熱起電力の勾配が正になり、且つ、前記熱起電力が着火検知レベル以上であると前記制御器が前記点火確認ランプを点灯させる事を特徴とする燃焼装置。 - 燃料ガスが供給され、点火手段により点火されて燃焼するガスバーナと、
該ガスバーナの近傍に配され、受熱温度に対応した熱起電力を出力する熱電対と、
点火確認用の点火確認ランプと、
点火の際、前記熱電対が出力する熱起電力が着火検知レベル以上である場合に前記点火確認ランプを点灯させる制御器とを有する燃焼装置において、
前記制御器は、前記ガスバーナが燃焼停止すると前記着火検知レベルを、燃焼中に前記 熱電対が出力する熱起電力よりも高い第2閾値に引き上げ、燃焼停止からの経過時間に対応して前記着火検知レベルを第2閾値から所定のパターンで第1閾値まで低減していく事を特徴とする燃焼装置。
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