JP3633786B2

JP3633786B2 - Cabin cooling device for mobile harvester

Info

Publication number: JP3633786B2
Application number: JP17032998A
Authority: JP
Inventors: 禎彦福田
Original assignee: MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Current assignee: MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date: 1998-06-17
Filing date: 1998-06-17
Publication date: 2005-03-30
Anticipated expiration: 2018-06-17
Also published as: JP2000004646A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャビン室内を冷却するエアコン用のエアコンプレッサを備えたコンバイン等の移動収穫機のキャビン冷却装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
コンバイン等の移動収穫機において、運転席の周囲を覆うキャビンが設けられた仕様のものがあり、このキャビンにより運転者は雨天時にも快適な作業を行うことが可能であると共に、運転者の顔面にワラ屑が直接ふりかかる等の不具合を防止することができる。しかし、このキャビンは一般に周囲をウィンド等で覆われており、室内は暑くなるため、エアコン用のエアコンプレッサによりキャビン室内を冷却することが必要となる。従来、このエアコンプレッサはエンジンルーム内に設けられていて、エンジンの出力プーリとエアコンプレッサの駆動プーリとを駆動用ベルトにより連結し、エンジンの動力にてエアコンプレッサが駆動されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、コンパクト化を図るべくエンジンルーム内は可及的に小さいスペースで設計されているため、該内部での作業性は悪く、例えばエンジンルーム内で前記エアコン用の駆動用ベルトを交換したり調整したりするのは困難であると共に、冷媒ガスの充填作業等を行うのも容易ではなかった。
【０００４】
本発明は、斯かる課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、エアコン用のエアコンプレッサ等のメインテナンスを容易に行いうる移動収穫機のキャビン冷却装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項１記載の発明は、運転席（１５）周囲を覆うキャビン（２２）室内を冷却するエアコン用のエアコンプレッサ（２４）を備えると共に、エンジン（１３）の駆動力を、該エンジンに連結された伝動ギヤケース（３６）を介して穀粒タンク（１７）の横送りラセン（５０）に伝達し、該横送りラセンを駆動するようにした移動収穫機（Ｃ）において、
前記穀粒タンク（１７）は、機体後方の縦軸（２５）により機体側方に開放自在に支持されると共に、その下方の流穀板（２６）が傾斜して配置され、
前記エンジン（１３）の機体後方に前記伝動ギヤケース（３６）が配置され、
該伝動ギヤケース（３６）の機体後方における前記穀粒タンクの流穀板（２６）の下方に、前記エアコンプレッサ（２４）が配置され、
前記エアコンプレッサの入力軸（５９）を、駆動力伝達手段（５４，５６，５８）を介して前記伝動ギヤケース（３６）から突設した駆動軸（５２）に連結し、該駆動軸により前記エアコンプレッサ（２４）を駆動可能とした、
ことを特徴とする移動収穫機のキャビン冷却装置にある。
【０００７】
［作用］
前記発明特定事項により、本発明の移動収穫機（Ｃ）は、運転席（１５）の周囲を覆うキャビン（２２）を有し、このキャビン（２２）室内はエアコン用のエアコンプレッサ（２４）により冷却可能とされている。また、穀粒タンク（１７）内に貯留された穀粒は、横送りラセン（５０）により排出側に移送されるが、この横送りラセン（５０）は、伝動ギヤケース（３６）を介してエンジン（１３）に連結されていて、該エンジン（１３）の動力で回転駆動されるようになっている。
【０００８】
本発明においては、前記エアコンプレッサ（２４）を前記穀粒タンク（１７）の下方に配置したことで、該エアコンプレッサ（２４）等の保守・点検時には穀粒タンク（１７）を機体側方に回動して開放するだけで、エアコンプレッサ（２４）は外部に露出するため、駆動用ベルト等の交換・調整等のメインテナンスが容易となる。また、前記エアコンプレッサ（２４）の入力軸（５９）を、伝動ギヤケース（３６）から突設した駆動軸（５２）に連結したことで、エンジン（１３）が駆動している限りエアコンの作動も可能となる。
【０００９】
なお、上述の括弧内の符号は、図面を対照するためのものであって、この発明の発明特定事項を何ら限定するものではない。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
【００１１】
図１及び図２は、本発明を適用したコンバインの側面図と後面図である。
【００１２】
コンバインＣは、自走用の左右一対のクローラ走行装置１１，１１により支持された走行機体１２を有し、該走行機体１２は搭載エンジン１３の出力でクローラ走行装置１１，１１を駆動して走行する。前記走行機体１２の前方には、該機体１２に対し昇降自在でかつ穀稈を刈り取る前処理部１４が設けられている。また、走行機体１２の前部上方には、座席シート２３を有する運転席１５が配置されていて、該運転席１５の後部には前処理部１４にて刈り取った穀稈を脱穀し、該脱穀した穀粒を選別する脱穀部１６、選別した穀粒を揚穀筒１９を介して一時的に貯蔵する穀粒タンク１７、該穀粒タンク１７内の籾を機外に搬出する排出筒１８を有し、脱穀済みの排ワラは後処理部により機外に排出される。
【００１３】
前記排出筒１８は、夫々内部にラセン軸を収容した縦ラセン筒２０と排出ラセン筒２１とを有し、前記穀粒タンク１７内の穀粒は、該穀粒タンク１７の底部に横設された横ラセン軸５０（図３参照）によって縦ラセン筒２０の下方に移送され、該縦ラセン筒２０から排出ラセン筒２１を経て機外に搬出される。
【００１４】
前記運転席１５の周囲には、該運転席１５を覆うようにキャビン２２が設けられていて、運転者はこのキャビン２２により雨天時にも作業を行うことができると共に、ワラ屑が顔面にふりかかるのを防止することができる。しかし、前記キャビン２２は周囲をウィンド等で覆われており、特に夏場には室内は暑くなるため、エアコン用のエアコンプレッサ２４によりキャビン２２室内を冷却することが行われている。
【００１５】
本発明においては、前記エアコンプレッサ２４を、前記穀粒タンク１７の下方に配置したことを特徴としている。
【００１６】
図１及び図２に示すように、本実施の形態では、前記エアコンプレッサ２４は、穀粒タンク１７における流穀板２６の下方の走行機体１２上に配置されている。このエアコンプレッサ２４は、前記エンジン１３によって駆動されるが、次にその動力伝達経路を図３に基づき説明する。
【００１７】
前記エンジン１３の動力は、その出力軸２７に固定された一方のプーリ３０から、ベルト３８及び脱穀クラッチ３９、プーリ４０を介して扱胴側へ伝達されると共に、前記出力軸２７に固定された他方のプーリ２８から、ベルト３２及び入力プーリ３４を介してグレン伝動ギヤケース３６の入力軸３５に伝達される。
【００１８】
このグレン伝動ギヤケース３６に入力された動力は、カサ歯車機構３７を介して一方の出力軸４１から、プーリ４２とベルト４４及びクラッチ４６を介してラセン駆動プーリ４８に伝達されて、該ラセン駆動プーリ４８により穀粒タンク１７内の横ラセン５０が駆動される。
【００１９】
また、グレン伝動ギヤケース３６に入力された動力は、該ギヤケース３６から突設された他方の出力軸５２から、プーリ５４とベルト５６及びコンプレッサ駆動プーリ５８を介して入力軸５９に伝達され、電磁クラッチ６０を介して前記エアコンプレッサ２４が駆動される。
【００２０】
すなわち、エンジン１３の駆動力により、該エンジン１３に連結されたグレン伝動ギヤケース３６を介して穀粒タンク１７内の横ラセン５０が駆動されると共に、エアコンプレッサ２４も駆動される。前記グレン伝動ギヤケース３６はエンジン１３の駆動により常時駆動されており、このため電磁クラッチ６０を入切制御することで必要なときにエアコンプレッサ２４を駆動することができ、このエアコンプレッサ２４の駆動によりキャビン２２室内を冷却することができる。
【００２１】
図４は、前記穀粒タンク１７を、回動支点を中心として走行機体１２の右側方に開放した状態を示している。
【００２２】
すなわち、前記穀粒タンク１７は、機体後方の縦軸２５を中心として回動させることで、走行機体１２の側方に開放することができる。このため、穀粒タンク１７の下方に配置されたエアコンプレッサ２４やベルト５６等の駆動力伝達系が外部に露出し、該エアコンプレッサ２４の前面及び上部空間には障害物は何もなくなる。よって、前記穀粒タンク１７を側方に開放するのみで、駆動用のベルト５６等の交換が容易に行える。また、これらエアコンプレッサ２４等を、機体後部の穀粒タンク１７の下方に配置したことにより、機体の前後重量バランスが改善される。
【００２３】
次に、図５は、前記キャビン２２の後面図を示しており、同図において、キャビン２２の右後柱６２の下部には、隙間調整用のゴムパイプ６３が装着されている。
【００２４】
すなわち、一般的に、コンバインＣでは前記キャビン２２の組み立て時のバラツキを考慮して、右後柱６２の下部とエンジンカバー６４との間に隙間を設け、この隙間により回動支点６１を中心としてエンジンカバー６４を開閉できるようになっている。しかし、刈取作業中に、この隙間から塵埃がキャビン２２の室内に侵入してくるおそれがある。そこで、本実施の形態では、図６（ａ）（ｂ）に示すように、前記右後柱６２の断面形状に合致するように形成したゴムパイプ６３を該右後柱６２の下部から挿入し、右後柱６２の下部とエンジンカバー６４との間に隙間が生じないように、該ゴムパイプ６３を接着剤にて固定している。
【００２５】
これにより、外観を損なうことなく、キャビン２２室内の防塵性の向上が図られるという利点を有する。
【００２６】
図７は、キャビン２２の右後面下部にゴムプレート６５を取付け、更に該ゴムプレート６５にめくれ防止プレート６６を追加した実施の形態を示す。
【００２７】
一般に、キャビン２２の右後面下部には、キャビン室内外の隙間埋め用の前記ゴムプレート６５が組み付けられているが、このゴムプレート６５は前記隙間部分に上部から垂下されているのみであり、キャビン２２との密着性はないため該キャビン２２室内の防塵性としては不十分なものとなっている。
【００２８】
そこで、図８（ａ）（ｂ）に示すように、前記ゴムプレート６５にめくれ防止プレート６６を追加し、このめくれ防止プレート６６は右端に曲げ部６６ａを有し、この曲げ部６６ａにより右後柱６２にめくれ防止プレート６６が密着しやすいようにしている。なお、このめくれ防止プレート６６の下端は、エンジンカバー６４の上面と略々同じ高さ位置にしてある。
【００２９】
図９及び図１０は、運転席１５の前部下方でかつステップ６７の下部にカバー６８を追加した実施の形態を示している。
【００３０】
前述したキャビン仕様のコンバインＣにあっては、穀稈の刈取時に運転席１５の前部下方から塵埃が侵入するおそれがあるため、運転席１５の前部下方でステップ６７より下部に防塵用のカバー６８を設けたものである。このカバー６８は、図１０に示すように、前記ステップ６７の下部に、前面に追加カバー７０とカバー７１を取付けた運転フレーム６９を取付けると共に、該ステップ６７の上面に断熱マット７２とフロアマット７３を取付けている。
【００３１】
また、図９と図１１〜図１４に示すように、本実施の形態におけるラジエータダクト７４には、レシーバドライヤ７５のサイトグラスを点検するための点検用窓７６が設けられている。
【００３２】
一般に、エンジン１３の前面には、エンジン冷却用のラジエータ７７が設けられていて、その前面にクーラ用コンデンサ７８が設けられ、更にその前面にラジエータダクト７４が配管されている。そして、前記ラジエータダクト７４内にレシーバドライヤ７５が配置されていると、クーラガスの点検時にラジエータダクト７４の前面の金網フィルタを外さなければならない。このため、ラジエータダクト７４点検用窓７６を設けることで、金網フィルタを外すことなくクーラガスの点検が可能となる。
【００３３】
すなわち、前記レシーバドライヤ７５は、図１４に示すように、胴体８０の内部に乾燥剤８１が充填され、中心部には吸入管８２が設けられていて、前記レシーバドライヤ７５の上部には、冷媒量を点検するサイトグラス７９が設けられている。そして、そのサイトグラス７９を上部より覗けるように、ラジエータダクト７４の上方に点検用窓７６が設けられている。なお、作業中は、この点検用窓７６からワラ屑等が入るため、ゴムキャップがしてある。
【００３４】
また、図１５（ａ）〜（ｄ）に示すように、クーラの状態は、低圧・高圧パイプの温度を点検すると共に、冷媒量をレシーバドライヤ７５のサイトグラス７９から冷媒の気泡の流れを点検することで判断できる（図１５（ａ）参照）。例えば、高圧パイプは熱く、低圧パイプは冷たく温度差がはっきりあり、かつサイトグラス７９の状態は、ほとんど透明、泡の流れが見えてもエンジン回転を上げたり下げたりすると透明になる場合は異常なしと判断され（図１５（ｂ）参照）、また、高圧パイプはあたたかく、低圧パイプはやや冷たく、温度差はあまりなく、かつサイトグラス７９の状態は、いつも気泡の流れるのが見え、透明または白泡のときもある場合は異常ありと判断され（図１５（ｃ）参照）、更に、高圧パイプと低圧パイプにほとんど温度差が感じられず、かつサイトグラス７９の状態は、霧のようなものが流れているのがわずかに見える場合は異常ありと判断される（図１５（ｄ）参照）。
【００３５】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、穀粒タンクの下方にエアコン用のエアコンプレッサを配置したことにより、該エアコンプレッサ等の保守・点検時には穀粒タンクを機体側方に開放するのみでエアコンプレッサが外部に露出するため、容易にメインテナンス作業を行うことができる。
【００３６】
更に、エアコンプレッサの入力軸を、駆動力伝達手段を介して伝動ギヤケースから突設した駆動軸に連結したことで、エンジンが駆動している限りエアコンプレッサを駆動することができるため、必要に応じてキャビン室内を冷却することができる。また、大重量のエアコンプレッサを、機体後部の穀粒タンクの下方に配置したことにより、機体の前後重量バランスを改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を適用したコンバインの側面図である。
【図２】同上の後面図である。
【図３】エンジンと穀粒タンク内の横ラセン及びエアコンプレッサとを接続する駆動力伝達系を模式的に示す図である。
【図４】コンバインの平面図である。
【図５】キャビンの後面図である。
【図６】（ａ）はキャビンの右後柱の断面図であり、（ｂ）はゴムパイプの斜視図である。
【図７】キャビンの後面図である。
【図８】（ａ）はゴムプレートの斜視図であり、（ｂ）はめくれ防止プレートの斜視図である。
【図９】コンバインの前部の部分右側面図である。
【図１０】コンバインの前面に取付けられるカバーの分解斜視図である。
【図１１】キャビンの後面図である。
【図１２】エンジンとエンジンカバー部の平面図である。
【図１３】ラジエータダクト周辺の外観斜視図である。
【図１４】レシーバドライヤの断面図である。
【図１５】（ａ）〜（ｄ）は冷媒の気泡の流れからクーラの状態を点検する際の点検基準を示す図である。
【符号の説明】
Ｃコンバイン
１２走行機体
１３エンジン
１５運転席
１７穀粒タンク
２２キャビン
２４エアコンプレッサ
２６流穀板
３６伝動ギヤケース
５０横ラセン
５２出力軸
５６駆動ベルト
５９入力軸
６０電磁クラッチ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cabin cooling device for a mobile harvester such as a combine equipped with an air compressor for an air conditioner that cools the cabin.
[0002]
[Prior art]
Some mobile harvesters, such as combine harvesters, have a cabin that covers the periphery of the driver's seat, and this cabin allows the driver to work comfortably even in rainy weather. It is possible to prevent problems such as direct splashing of straw scraps. However, since this cabin is generally covered with a window or the like and the room becomes hot, it is necessary to cool the cabin with an air compressor for an air conditioner. Conventionally, this air compressor is provided in an engine room, and an output pulley of the engine and a driving pulley of the air compressor are connected by a driving belt, and the air compressor is driven by engine power.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the engine room is designed to be as small as possible in order to make it compact, so the workability inside the engine room is poor. For example, the drive belt for the air conditioner can be replaced or adjusted in the engine room. It is difficult to carry out the operation, and it is not easy to perform a filling operation of the refrigerant gas.
[0004]
The present invention has been made to solve such problems, and an object of the present invention is to provide a cabin cooling device for a mobile harvester that can easily perform maintenance such as an air compressor for an air conditioner. .
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the object, the invention according to claim 1 includes an air compressor (24) for an air conditioner for cooling the cabin (22) covering the driver seat (15) and the driving force of the engine (13). Is transmitted to the lateral feed spiral (50) of the grain tank (17) via the transmission gear case (36) connected to the engine, and the mobile harvester (C) is configured to drive the lateral feed spiral. ,
The grain tank (17) is supported by the longitudinal axis (25) at the rear of the fuselage so that the grain tank (17) can be freely opened to the side of the fuselage, and the lower cereal board (26) is inclined and arranged.
The transmission gear case (36) is arranged behind the engine (13),
The air compressor (24) is disposed below the drifted grain plate (26) of the grain tank at the rear of the machine body of the transmission gear case (36),
An input shaft (59) of the air compressor is connected to a drive shaft (52) protruding from the transmission gear case (36) via a drive force transmission means (54, 56, 58), and the air is driven by the drive shaft. The compressor (24) can be driven,
It is in the cabin cooling device of the mobile harvester characterized by the above.
[0007]
[Action]
According to the above-mentioned invention specific matters, the mobile harvesting machine (C) of the present invention has a cabin (22) that covers the periphery of the driver's seat (15), and the cabin (22) is provided with an air compressor (24) for an air conditioner. It can be cooled. The grain stored in the grain tank (17) is transferred to the discharge side by the lateral feed spiral (50). The lateral feed spiral (50) is sent to the engine via the transmission gear case (36). It is connected to (13) and is rotationally driven by the power of the engine (13).
[0008]
In the present invention, the air compressor (24) is disposed below the grain tank (17), so that the grain tank (17) is placed on the side of the machine body during maintenance and inspection of the air compressor (24) and the like. Since the air compressor (24) is exposed to the outside simply by rotating and opening, maintenance such as replacement and adjustment of the driving belt and the like is facilitated. The input shaft (59) of the air compressor (24) is connected to the drive shaft (52) protruding from the transmission gear case (36), so that the air conditioner can operate as long as the engine (13) is driven. It becomes possible.
[0009]
In addition, the code | symbol in the above-mentioned parenthesis is for contrasting drawing, Comprising: The invention specific matter of this invention is not limited at all.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0011]
1 and 2 are a side view and a rear view of a combine to which the present invention is applied.
[0012]
The combine C has a traveling machine body 12 supported by a pair of left and right crawler traveling devices 11, 11 for self-running, and the traveling machine body 12 travels by driving the crawler traveling devices 11, 11 with the output of the mounted engine 13. To do. In front of the traveling machine body 12, a pre-processing unit 14 that is movable up and down with respect to the machine body 12 and that harvests cereals is provided. Further, a driver's seat 15 having a seat seat 23 is disposed above the front of the traveling machine body 12, and the cereals harvested by the pre-processing unit 14 are threshed at the rear of the driver's seat 15, and the threshing is performed. A threshing unit 16 for selecting the selected grain, a grain tank 17 for temporarily storing the selected grain via a deep-fed cylinder 19, and a discharge cylinder 18 for carrying the straw in the grain tank 17 out of the machine. The waste straw that has been threshed is discharged out of the machine by the post-processing unit.
[0013]
The discharge cylinder 18 includes a vertical spiral cylinder 20 and a discharge spiral cylinder 21 each containing a helical shaft, and the grains in the grain tank 17 are installed horizontally at the bottom of the grain tank 17. The horizontal spiral shaft 50 (see FIG. 3) is transferred to the lower side of the vertical spiral cylinder 20 and is carried out of the vertical spiral cylinder 20 through the discharge spiral cylinder 21.
[0014]
A cabin 22 is provided around the driver's seat 15 so as to cover the driver's seat 15, and the driver can perform work even when it rains with the cabin 22, and straw scraps sprinkle on the face. Can be prevented. However, since the cabin 22 is covered with a window or the like and the room gets hot especially in summer, the cabin 22 is cooled by an air compressor 24 for an air conditioner.
[0015]
In the present invention, the air compressor 24 is arranged below the grain tank 17.
[0016]
As shown in FIG. 1 and FIG. 2, in the present embodiment, the air compressor 24 is disposed on the traveling machine body 12 below the drifted grain plate 26 in the grain tank 17. The air compressor 24 is driven by the engine 13, and the power transmission path will be described with reference to FIG.
[0017]
The power of the engine 13 is transmitted from one pulley 30 fixed to the output shaft 27 to the handling cylinder side through a belt 38, a threshing clutch 39, and a pulley 40, and is fixed to the output shaft 27. The other pulley 28 is transmitted to the input shaft 35 of the Glen transmission gear case 36 via the belt 32 and the input pulley 34.
[0018]
The power input to the Glen transmission gear case 36 is transmitted from one output shaft 41 via a bevel gear mechanism 37 to a helical drive pulley 48 via a pulley 42, a belt 44 and a clutch 46, and the helical drive pulley 48 The lateral spiral 50 in the grain tank 17 is driven by 48.
[0019]
The power input to the Glen transmission gear case 36 is transmitted from the other output shaft 52 protruding from the gear case 36 to the input shaft 59 via the pulley 54, the belt 56, and the compressor drive pulley 58, and the electromagnetic clutch The air compressor 24 is driven via 60.
[0020]
That is, the driving force of the engine 13 drives the lateral spiral 50 in the grain tank 17 through the Glen transmission gear case 36 connected to the engine 13 and also drives the air compressor 24. The Glen transmission gear case 36 is always driven by the drive of the engine 13, so that the air compressor 24 can be driven when necessary by controlling the on / off of the electromagnetic clutch 60. The cabin 22 can be cooled.
[0021]
FIG. 4 shows a state in which the grain tank 17 is opened to the right side of the traveling machine body 12 around the pivot point.
[0022]
That is, the grain tank 17 can be opened to the side of the traveling machine body 12 by rotating around the longitudinal axis 25 at the rear of the machine body. For this reason, driving force transmission systems such as the air compressor 24 and the belt 56 disposed below the grain tank 17 are exposed to the outside, and there are no obstacles in the front and upper spaces of the air compressor 24. Therefore, the drive belt 56 and the like can be easily replaced simply by opening the grain tank 17 to the side. Further, by arranging these air compressors 24 and the like below the grain tank 17 at the rear of the machine body, the front-rear weight balance of the machine body is improved.
[0023]
Next, FIG. 5 shows a rear view of the cabin 22, in which a rubber pipe 63 for adjusting a gap is attached to the lower portion of the right rear column 62 of the cabin 22.
[0024]
That is, in general, in the combine C, a gap is provided between the lower portion of the right rear column 62 and the engine cover 64 in consideration of variations when the cabin 22 is assembled, and the rotation fulcrum 61 is centered by this gap. The engine cover 64 can be opened and closed. However, there is a risk that dust may enter the cabin 22 through this gap during the cutting operation. Therefore, in the present embodiment, as shown in FIGS. 6A and 6B, a rubber pipe 63 formed so as to match the cross-sectional shape of the right rear column 62 is inserted from below the right rear column 62, The rubber pipe 63 is fixed with an adhesive so that there is no gap between the lower portion of the right rear column 62 and the engine cover 64.
[0025]
Accordingly, there is an advantage that the dustproof property in the cabin 22 can be improved without deteriorating the appearance.
[0026]
FIG. 7 shows an embodiment in which a rubber plate 65 is attached to the lower right rear surface of the cabin 22 and a turn-up preventing plate 66 is further added to the rubber plate 65.
[0027]
Generally, the rubber plate 65 for filling the gap inside and outside the cabin is assembled at the lower right rear surface of the cabin 22, but this rubber plate 65 is only suspended from the upper part in the gap portion. Since there is no adhesion to the cabin 22, the cabin 22 has insufficient dust resistance.
[0028]
Therefore, as shown in FIGS. 8A and 8B, a turn-up preventing plate 66 is added to the rubber plate 65, and the turn-up preventing plate 66 has a bent portion 66a at the right end, and the bent portion 66a makes it possible to The curling prevention plate 66 is made to adhere to the column 62 easily. Note that the lower end of the turn-up prevention plate 66 is substantially at the same height as the upper surface of the engine cover 64.
[0029]
9 and 10 show an embodiment in which a cover 68 is added below the front of the driver's seat 15 and below the step 67.
[0030]
In the cabin-specific combine C described above, dust may enter from below the front of the driver's seat 15 when harvesting cereals. A cover 68 is provided. As shown in FIG. 10, the cover 68 is provided with an operation frame 69 having an additional cover 70 and a cover 71 attached to the front surface at a lower portion of the step 67, and a heat insulating mat 72 and a floor mat 73 on the upper surface of the step 67. Is installed.
[0031]
Further, as shown in FIGS. 9 and 11 to 14, the radiator duct 74 in the present embodiment is provided with an inspection window 76 for inspecting the sight glass of the receiver dryer 75.
[0032]
In general, a radiator 77 for cooling the engine is provided on the front surface of the engine 13, a condenser 78 for the cooler is provided on the front surface, and a radiator duct 74 is piped on the front surface thereof. When the receiver dryer 75 is disposed in the radiator duct 74, the wire mesh filter on the front surface of the radiator duct 74 must be removed when the cooler gas is inspected. For this reason, by providing the radiator duct 74 inspection window 76, the cooler gas can be inspected without removing the wire mesh filter.
[0033]
That is, as shown in FIG. 14, the receiver dryer 75 is filled with a desiccant 81 in the body 80, a suction pipe 82 is provided at the center, and a refrigerant is provided above the receiver dryer 75. A sight glass 79 for checking the amount is provided. An inspection window 76 is provided above the radiator duct 74 so that the sight glass 79 can be seen from above. During operation, rubber caps and the like are provided because cracks and the like enter from the inspection window 76.
[0034]
Further, as shown in FIGS. 15A to 15D, the state of the cooler is to check the temperature of the low-pressure and high-pressure pipes and to check the amount of refrigerant from the sight glass 79 of the receiver dryer 75 to check the flow of refrigerant bubbles. This can be determined (see FIG. 15A). For example, if the high-pressure pipe is hot, the low-pressure pipe is cold and the temperature difference is clear, and the sight glass 79 is almost transparent, even if the flow of bubbles is visible, there is no abnormality when it becomes transparent when the engine speed is increased or decreased (See FIG. 15 (b)), the high-pressure pipe is warm, the low-pressure pipe is slightly cold, there is not much temperature difference, and the state of the sight glass 79 is always seen as bubbles flowing, transparent or white If there is a bubble, it is judged that there is an abnormality (see Fig. 15 (c)). Furthermore, there is almost no temperature difference between the high-pressure pipe and the low-pressure pipe, and the sight glass 79 is in a mist-like state. Is seen to be slightly flowing, it is determined that there is an abnormality (see FIG. 15D).
[0035]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the air compressor for the air conditioner is disposed below the grain tank, so that the grain tank is only opened to the side of the machine body during maintenance and inspection of the air compressor and the like. Since the compressor is exposed to the outside, maintenance work can be easily performed.
[0036]
Furthermore , since the input shaft of the air compressor is connected to the drive shaft protruding from the transmission gear case via the drive force transmission means, the air compressor can be driven as long as the engine is driven. The cabin can be cooled. Moreover, the front-rear weight balance of the airframe can be improved by arranging a heavy air compressor below the grain tank at the rear of the airframe.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a combine to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a rear view of the above.
FIG. 3 is a diagram schematically showing a driving force transmission system that connects an engine, a horizontal spiral in a grain tank, and an air compressor.
FIG. 4 is a plan view of the combine.
FIG. 5 is a rear view of the cabin.
6A is a cross-sectional view of the right rear column of the cabin, and FIG. 6B is a perspective view of a rubber pipe.
FIG. 7 is a rear view of the cabin.
8A is a perspective view of a rubber plate, and FIG. 8B is a perspective view of a turn-up preventing plate.
FIG. 9 is a partial right side view of the front portion of the combine.
FIG. 10 is an exploded perspective view of a cover attached to the front surface of the combine.
FIG. 11 is a rear view of the cabin.
FIG. 12 is a plan view of an engine and an engine cover portion.
FIG. 13 is an external perspective view of the periphery of a radiator duct.
FIG. 14 is a cross-sectional view of a receiver dryer.
FIGS. 15A to 15D are diagrams showing inspection criteria when checking the state of the cooler from the flow of refrigerant bubbles.
[Explanation of symbols]
C Combine 12 Traveling machine body 13 Engine 15 Driver's seat 17 Grain tank 22 Cabin 24 Air compressor 26 Flowing grain plate 36 Transmission gear case 50 Lateral spiral 52 Output shaft 56 Drive belt 59 Input shaft 60 Electromagnetic clutch

Claims

運転席周囲を覆うキャビン室内を冷却するエアコン用のエアコンプレッサを備えると共に、エンジンの駆動力を、該エンジンに連結された伝動ギヤケースを介して穀粒タンクの横送りラセンに伝達し、該横送りラセンを駆動するようにした移動収穫機において、
前記穀粒タンクは、機体後方の縦軸により機体側方に開放自在に支持されると共に、その下方の流穀板が傾斜して配置され、
前記エンジンの機体後方に前記伝動ギヤケースが配置され、
該伝動ギヤケースの機体後方における前記穀粒タンクの流穀板の下方に、前記エアコンプレッサが配置され、
前記エアコンプレッサの入力軸を、駆動力伝達手段を介して前記伝動ギヤケースから突設した駆動軸に連結し、該駆動軸により前記エアコンプレッサを駆動可能とした、
ことを特徴とする移動収穫機のキャビン冷却装置。The air compressor for the air conditioner that cools the cabin interior that covers the driver's seat is provided, and the driving force of the engine is transmitted to the lateral feed spiral of the grain tank through the transmission gear case connected to the engine, and the lateral feed In the mobile harvester that drives the spiral,
The grain tank is supported by the longitudinal axis at the rear of the fuselage so that it can be opened to the side of the fuselage, and the drifted cereal plate below is inclined and arranged,
The transmission gear case is disposed behind the engine body,
The air compressor is disposed below the drifted grain plate of the grain tank at the rear of the machine body of the transmission gear case,
The input shaft of the air compressor is connected to a drive shaft protruding from the transmission gear case via a drive force transmission means, and the air compressor can be driven by the drive shaft.
A cabin cooling device for a mobile harvesting machine.