JP3631863B2 - 内燃機関 - Google Patents

内燃機関 Download PDF

Info

Publication number
JP3631863B2
JP3631863B2 JP30825496A JP30825496A JP3631863B2 JP 3631863 B2 JP3631863 B2 JP 3631863B2 JP 30825496 A JP30825496 A JP 30825496A JP 30825496 A JP30825496 A JP 30825496A JP 3631863 B2 JP3631863 B2 JP 3631863B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder block
blow
oil
bolt
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30825496A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10148156A (ja
Inventor
隆 田口
滋正 梶原
薫 青木
俊也 園田
光男 高島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP30825496A priority Critical patent/JP3631863B2/ja
Priority to CA002218304A priority patent/CA2218304C/en
Priority to TW086115133A priority patent/TW376426B/zh
Priority to DE69704917T priority patent/DE69704917T2/de
Priority to US08/951,732 priority patent/US5901679A/en
Priority to BR9705055A priority patent/BR9705055A/pt
Priority to EP97308195A priority patent/EP0837236B1/en
Publication of JPH10148156A publication Critical patent/JPH10148156A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3631863B2 publication Critical patent/JP3631863B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B2075/1804Number of cylinders
    • F02B2075/1816Number of cylinders four
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B2275/00Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
    • F02B2275/20SOHC [Single overhead camshaft]
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
    • F02F7/0021Construction
    • F02F2007/0041Fixing Bolts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
    • F02F7/006Camshaft or pushrod housings
    • F02F2007/0063Head bolts; Arrangements of cylinder head bolts

Landscapes

  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シリンダブロックと、シリンダブロックを上下から挟むシリンダヘッドおよびベアリングキャップとが通しボルトで締結され、シリンダブロックにオイル戻り通路もしくはブローバイガス通路が形成される内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、たとえば実開昭62−156619号公報および特開平4−224264号公報には、シリンダヘッド側からシリンダブロックおよびベアリングキャップに通された通しボルトが、また実開平4−127848号公報には、ベアリングキャップ側からシリンダブロックおよびシリンダヘッドに通された通しボルトが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、シリンダヘッド側からオイルパンにオイルを戻すためのオイル戻り通路や、オイルパンあるいはシリンダヘッド側に吹き抜けたブローバイガスをシリンダブロック側に導くブローバイガス通路がシリンダブロックに形成される場合、それらの通路を形成することでシリンダブロックが大型化することは避けたいが、上記従来のものでは、そのような通路形成にあたってシリンダブロックの大型化を避ける工夫がなされていない。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、シリンダブロックの大型化を避けた上でオイル戻り通路もしくはブローバイガス通路をシリンダブロックに形成することを可能とした内燃機関を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1発明、オイル戻り通路もしくはブローバイガス通路を備えるシリンダブロックと、該シリンダブロックを上下から挟むシリンダヘッドおよびベアリングキャップとが、通しボルトで締結される内燃機関において、通しボルトを挿通させるボルト挿通孔がシリンダブロックに設けられ、該ボルト挿通孔の内面および通しボルト間に、環状のオイル戻り通路もしくは環状のブローバイガス通路が形成され、そのボルト挿通孔は、それの軸方向両端からそれぞれ軸方向中央部に向かうにつれて小径となるように形成されていて、そのボルト挿通孔の軸方向中央部が、シリンダブロックに設けられているウォータジャケットの底部にほぼ対応した位置にあることを特徴としている。
【0006】
また請求項2の発明は、ブローバイガス通路を備えるシリンダブロックと、該シリンダブロックを上下から挟むシリンダヘッドおよびベアリングキャップとが、通しボルトで締結される内燃機関において、シリンダブロックに設けられて通しボルトを挿通させるボルト挿通孔の内面と通しボルトとの間に環状のブローバイガス通路が形成され、シリンダブロックの下面に結合されるオイルパンに連結壁を介してベアリングキャップが一体に連結され、ボルト挿通孔に対応したベアリングキャップと、オイルパンの側壁との間を一体に連結する連結壁の上端には、該対応したベアリングキャップの両側からブローバイガスをブローバイガス通路に導く切欠きが設けられることを特徴とする。
【0007】
さらに請求項3の発明は、オイル戻り通路及びブローバイガス通路を備えるシリンダブロックと、該シリンダブロックを上下から挟むシリンダヘッドおよびベアリングキャップとが、通しボルトで締結される内燃機関において、シリンダブロックに相互に間隔をおいて設けられて通しボルトを各々挿通させる2つのボルト挿通孔の内面と、通しボルトとの各間に環状のオイル戻り通路及び環状のブローバイガス通路がそれぞれ形成され、そのオイル戻り通路に通じる戻り孔が、シリンダブロックの外側面に開口するようにしてシリンダブロックの上下方向中間部に設けられる一方、ブローバイガス通路に通じる導出孔が、戻り孔よりも高い位置でシリンダブロックの外側面に開口するようにしてシリンダブロックの上下方向中間部に設けられ、そのシリンダブロックの外側面には、戻り孔および導出孔の開口端を囲むようにして無端状に連なる壁が外側方に突出して一体に設けられており、この壁の外端には蓋板が締結されることを特徴とする。
【0008】
このような請求項1〜3の各発明の構成によれば、シリンダブロックに設けられたボルト挿通孔の内面と、該ボルト挿通孔に挿通される通しボルトとの間に、オイル戻り通路もしくはブローバイガス通路が形成されることにより、特にオイル戻り通路もしくはブローバイガス通路を形成するためのスペースをシリンダブロックに確保することを不要としたり、そのスペースを比較的小さくしたりすることが可能となり、オイル戻り通路もしくはブローバイガス通路を形成したことにより、シリンダブロックが大型化することはない。 また特に請求項1の発明の上記構成によれば、ボルト挿通孔の軸方向中央部は、シリンダブロックに設けられているウォータジャケットの底部にほぼ対応した位置にあるため、ボルト挿通孔の軸方向中央部が小径に形成されることにより、シリンダブロックのウォータジャケット底部の剛性低下を防止することができる。
【0009】
また特に請求項2の発明の上記構成によれば、シリンダブロックの下面に結合されるオイルパンに連結壁を介してベアリングキャップが一体に連結され、そのベアリングキャップとオイルパンの側壁との間を一体に連結する連結壁の上端に、ベアリングキャップの両側からブローバイガスをブローバイガス通路に導く切欠きが設けられるので、この切欠きによって、ベアリングキャップの両側からブローバイガスをブローバイガス通路に導くことができる。
【0010】
また特に請求項3の発明の上記構成によれば、オイル戻り通路に通じる戻り孔が、シリンダブロックの外側面に開口するようにしてシリンダブロックの上下方向中間部に設けられる一方、ブローバイガス通路に通じる導出孔が、戻り孔よりも高い位置でシリンダブロックの外側面に開口するようにしてシリンダブロックの上下方向中間部に設けられ、そのシリンダブロックの外側面には、戻り孔および導出孔の開口端を囲むようにして無端状に連なる壁が外側方に突出して一体に設けられ、この壁の外端には蓋板が締結される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。 図1ないし図11は本発明の一実施例を示すものであり、図1は内燃機関の一部破断正面図、図2は図1の2−2線方向から見た内燃機関の一部破断側面図、図3は機関本体の側面図、図4はオイルパンの斜視図、図5はオイルパンの平面図、図6はオイルポンプを省略した状態での図5の6−6線断面図、図7は図3の7−7線断面図、図8は図3の8−8線断面図、図9は図3の9−9線断面図、図10は図3の10−10線断面図、図11は図2の11−11線から見たシリンダブロックおよびオイルパンの一部破断正面図である。
【0012】
先ず図1ないし図3において、直列4気筒内燃機関の機関本体Eは、シリンダブロック12と、該シリンダブロック12の上面にガスケットを介して結合されるシリンダヘッド13と、前記シリンダブロック12の下面にガスケットを介して結合されるオイルパン14とで構成される。
【0013】
シリンダブロック12には、直列に並ぶ第1〜第4シリンダボア151 〜154 と、それらのシリンダボア151 〜154 を囲むウォータジャケット62とがが設けられており、各シリンダボア151 〜154 にピストン16…がそれぞれ摺動自在に嵌合される。またシリンダブロック12と、オイルパン14に一体に設けられた第1〜第5ベアリングキャップ171 〜175 との間にクランク軸18のクランクジャーナル部18a…が回転自在に支持されており、前記各ピストン16…はコンロッド19…を介してクランク軸18に連結される。
【0014】
シリンダヘッド13には、クランク軸18と平行な軸線を有するカム軸20が回転自在に支持されており、このカム軸20の一端部と、前記クランク軸18の一端部との間には、クランク軸18に固定された駆動スプロケット21と、カム軸20に固定された従動スプロケット22と、両スプロケット21,22に巻掛けられる無端状のタイミングチェーン23とで構成される調時伝動手段24が設けられ、クランク軸18の回転は該調時伝動手段24により1/2の減速比でカム軸20に伝達される。またオイルパン14内に収納、配置されるオイルポンプ25と、前記クランク軸18の一端部との間には、クランク軸18に固定される駆動スプロケット26と、オイルポンプ25の入力軸に固定される従動スプロケット27と、両スプロケット26,27に巻きかけられる無端状のチェーン28とから成る動力伝達手段29が設けられ、クランク軸18の回転動力が該動力伝達手段29を介してオイルポンプ25に伝達される。
【0015】
シリンダヘッド13と、各シリンダボア151 〜154 にそれぞれ摺動自在に嵌合されるピストン16…の頂部との間には燃焼室31…がそれぞれ形成される。またシリンダヘッド13には、各燃焼室31…にそれぞれ対応した吸気ポート33…および排気ポート34…が設けられており、シリンダヘッド13の一方の側面には各吸気ポート33…に連なる吸気マニホールド35が接続され、シリンダヘッド13の他方の側面には各排気ポート34…に連なる排気マニホールド36が接続される。
【0016】
各燃焼室31…および各吸気ポート33…間の連通・遮断を切換え可能として各燃焼室31…毎に一対ずつ配設される吸気弁41…と、各燃焼室31…および各排気ポート34…間の連通・遮断を切換え可能として各燃焼室31…毎に一対ずつ配設される吸気弁42…と、前記カム軸20との間には、従来公知の動弁機構43が設けられており、該動弁機構43を覆うようにしてシリンダヘッド13の上面にヘッドカバー44が結合される。
【0017】
シリンダブロック12およびオイルパン14には、前記調時伝動手段24の大部分および動力伝達手段29の全てを覆うカバー45が結合されており、このカバー45の上端部は、調時伝動手段24の一部を覆うようにしてシリンダヘッド13に一体に設けられているケース部46に締結される。
【0018】
図4ないし図6において、オイルパン14は、吸気マニホールド35側でクランク軸18の軸線方向にほぼ沿って延びる第1側壁47と、第1側壁47とは反対側すなわち排気マニホールド36側でクランク軸18の軸線にほぼ沿って延びる第2側壁48とを備える。第1側壁47の上端部には第1側壁47をシリンダブロック12の下面に締結せしめる締結ボルト56…(図3参照)を挿通させる複数のボルト挿通孔49…がクランク軸18の軸方向に間隔をあけて設けられ、第2側壁48の上端部には第2側壁48をシリンダブロック12の下面に締結せしめる締結ボルト(図示せず)を挿通させる複数のボルト挿通孔50…がクランク軸18の軸方向に間隔をあけて設けられる。
【0019】
第1〜第5ベアリングキャップ171 〜175 は、クランク軸18の軸線に対して垂直な壁体として構成されるものであり、それらのベアリングキャップ171 〜175 の上面には、シリンダブロック12の下部に設けられた半円状の軸受上半部511 〜515 と共働してクランク軸18のクランクジャーナル部18a…を回転自在に支持するための半円状の軸受下半部521 〜525 がそれぞれ形成される。
【0020】
しかも各ベアリングキャップ171 〜175 は、連結壁531 〜535 を介してオイルパン14の第1側壁47に一体に連結されるとともに、連結壁541 〜545 を介してオイルパン14の第2側壁48に一体に連結される。また第5ベアリングキャップ175 の下部は端壁55を介してオイルパン14の底部に一体に連結される。
【0021】
図7を併せて参照して、各ベアリングキャップ171 〜175 の両側部には、シリンダブロック12と、該シリンダブロック12を上下から挟むシリンダヘッド13およびベアリングキャップ173 とを締結するための通しボルト57をねじ込むための有底のねじ孔58と、該ねじ孔58よりも大径にしてねじ孔58に同軸に連なるとともに上端を開放した孔59とがそれぞれ設けられる。
【0022】
一方、シリンダブロック12には、前記ねじ孔58および孔59にそれぞれ対応した複数のボルト挿通孔60…がウォータジャケット62の外側で上下に延びて設けられており、これらのボルト挿通孔60…の内径は、通しボルト57…の外径との間に環状の空隙を形成し得る程度に定められる。しかも各ボルト挿通孔60…は、シリンダブロック12の鋳造成形時に該シリンダブロック12の上下両端から鋳抜かれるものであり、各ボルト挿通孔60…はその軸方向両端から軸方向中央部に向かうにつれて小径となるように形成されている。ところで、各ボルト挿通孔60…の軸方向中央部は、シリンダブロック12に設けられているウォータジャケット62の底部にほぼ対応した位置にあり、したがって各ボルト挿通孔60…の軸方向中央部が小径に形成されることにより、ウォータジャケット62の底部の剛性低下を防止することができる。
【0023】
さらにシリンダヘッド13には、シリンダブロック12の各ボルト挿通孔60…に対応したボルト挿通孔61…が上下に延びて設けられており、これらのボルト挿通孔61…は、シリンダヘッド13の鋳造成形時に該シリンダヘッド13の上方から鋳抜かれるものであり、下方に向かうにつれて小径となるように形成される。
【0024】
各通しボルト57…は、シリンダヘッド13の上方からボルト挿通孔61…,60…および孔59…に挿通されて各ねじ孔58…にねじ込まれるものであり、各通しボルト57…がその上端の係止頭部57…をシリンダヘッド13の上面に係合させるまでねじ孔58…にねじ込まれることにより、シリンダブロック12と、該シリンダブロック12を上下から挟むシリンダヘッド13および各ベアリングキャップ171 〜175 とが一体的に締結されることになる。
【0025】
第3ベアリングキャップ173 の第1側壁47側の部分にねじ込まれる通しボルト57と、シリンダブロック12のボルト挿通孔60との間に形成される環状の空隙はオイル戻り通路64として機能するものであり、このオイル戻り通路64に通じる戻り孔65が、吸気マニホールド35側(図7の右側)でシリンダブロック12の外側面に開口するようにしてシリンダブロック12の上下方向中間部に設けられる。
【0026】
また第3ベアリングキャップ173 と、オイルパン14の第1側壁47とを一体に連結する連結壁533 には、通しボルト57の軸線と平行な方向に延びるオイル逃し通路66が設けられ、第3ベアリングキャップ173 および連結壁533 とシリンダブロック12との合わせ面の少なくとも一方、この実施例では第3ベアリングキャップ173 および連結壁533 のシリンダブロック12への合わせ面に、オイル戻り通路64とオイル逃し通路66とを結ぶオイル逃し溝67が形成される。したがってオイル戻り通路64内を落下してきたオイルは、オイル逃し溝67を経てオイル逃し通路66からオイルパン14内に戻されることになる。
【0027】
図8において、第4ベアリングキャップ174 の第1側壁47側の部分にねじ込まれる通しボルト57と、シリンダブロック12のボルト挿通孔60との間に形成される環状の空隙はブローバイガス通路69として機能するものであり、このブローバイガス通路69に通じる導出孔70が、ボルト挿通孔60の軸方向中央部にほぼ対応するとともに前記戻り孔65よりも高い位置でシリンダブロック12の外側面に開口するようにしてシリンダブロック12の上下方向中間部に設けられる。また第4ベアリングキャップ174 と、オイルパン14の第1側壁47との間を一体に連結する連結壁534 の上端には切欠き71が設けられており、第4ベアリングキャップ174 の両側からブローバイガスをブローバイガス通路69に導くことが可能である。
【0028】
図9を併せて参照して、前記ブローバイガス通路69に隣接した両側で、下端を開放して上下に延びるブローバイガス通路72,72がシリンダブロック12に設けられており、それらのブローバイガス通路72,72の上端に同軸に連なって上方に延びるとともに上方を開放したブローバイガス通路73,73がシリンダヘッド13に設けられる。しかもブローバイガス通路72,72に通じる導出孔74,74が、前記導出孔70の両側でシリンダブロック12の外側面に開口するようにしてシリンダブロック12の上下方向中間部に設けられる。
【0029】
第3および第4ベアリングキャップ173 ,174 に対応する部分で、シリンダブロック12における上下方向中間部の吸気マニホールド35側の外側面には、前記戻り孔65および導出孔70,74,74の開口端を囲むようにして無端状に連なる壁75が外側方に突出して一体に設けられており、この壁75の外端には蓋板76が締結され、戻り孔65の上方位置で蓋板76には開口部77が設けられる。また壁75で囲まれる部分でシリンダブロック12の外側面には、外端を蓋板76に接触させる仕切り壁78,79,80が一体に突設されており、これらの仕切り壁78,79,80により導出孔70,74,74から開口部77に至るブローバイガスの流路81が図3の矢印で示すように迷路として形成されることになり、戻り孔65は、該流路81の最下部に位置するようにしてシリンダブロック12に設けられる。しかも蓋板76の開口部77は、図示しない管路を介して吸気マニホールド35に接続される。
【0030】
したがってブローバイガス通路69,72,72から導出孔70,74,74を経て流路81に流入したブローバイガスに同伴したオイルが、迷路である流路81をブローバイガスが流通する間に該ブローバイガスから分離し、壁75の内面や各仕切り壁78〜80を伝って戻り孔65に導かれ、さらに戻り孔65からオイル戻り通路64へと導かれることになる。しかもブローバイガス通路69は、下方からその軸方向中間部すなわち導出孔70にほぼ対応する位置まで次第に流通面積が小さくなるように形成されるものであり、流通面積が最小となった部分すなわち導出孔70にほぼ対応する部分での絞り作用と、導出孔70から流路81に導かれたときの膨張作用とにより、流路81でのブローバイガスからのオイル分離効果を向上することができる。
【0031】
ところで、図3の破線で示すように、第2ベアリングキャップ172 に対応する部分でも下端を開放して上下に延びるブローバイガス通路82,82がシリンダブロック12に設けられ、それらのブローバイガス通路82,82の上端に同軸に連なって上方に延びるとともに上方を開放したブローバイガス通路(図示せず)がシリンダヘッド13に設けられるが、これらのブローバイガス通路82,82…は、シリンダブロック12の下方およびシリンダヘッド13の上方間でブローバイガスを流通させる機能を果すだけである。
【0032】
図10において、第5ベアリングキャップ175 の第1側壁47側の部分にねじ込まれる通しボルト57と、シリンダブロック12のボルト挿通孔60との間に形成される環状の空隙はオイル戻り通路84として機能するものである。また第5ベアリングキャップ175 と、オイルパン14の第1側壁47とを一体に連結する連結壁535 には、通しボルト57の軸線と平行な方向に延びるオイル逃し通路86が設けられ、第5ベアリングキャップ175 および連結壁535 とシリンダブロック12との合わせ面の少なくとも一方、この実施例では第5ベアリングキャップ175 および連結壁535 のシリンダブロック12への合わせ面に、オイル戻り通路84の下端とオイル逃し通路86とを結ぶオイル逃し溝87が形成される。したがってオイル戻り通路84内を落下してきたオイルは、オイル逃し溝87を経てオイル逃し通路86からオイルパン14内に戻されることになる。
【0033】
一方、シリンダヘッド13のシリンダヘッド12への合わせ面には、オイル戻り通路84の上端に一端を通じさせる溝88が設けられ、該溝88の他端に下端を通じさせて上方に延びるとともに上端を開放したオイル通路89がシリンダヘッド13に設けられる。これによりシリンダヘッド13上に溜まったオイルは、オイル通路89から溝88を経てオイル戻り通路84の上端に導かれることになる。
【0034】
第1ベアリングキャップ171 の第1側壁47側の部分にねじ込まれる通しボルト57と、シリンダブロック12のボルト挿通孔60との間に形成される環状の空隙は、上記第5ベアリングキャップ175 に対応する部分におけるオイル戻り通路84と同様にシリンダヘッド13側からオイルを戻すオイル戻り通路(図示せず)として機能するものである。また第1ベアリングキャップ171 と、オイルパン14の第1側壁47とを一体に連結する連結壁531 には、通しボルト57の軸線と平行な方向に延びるオイル逃し通路86′が設けられ、第1ベアリングキャップ171 および連結壁531 とシリンダブロック12との合わせ面の少なくとも一方、この実施例では第1ベアリングキャップ171 および連結壁531 のシリンダブロック12への合わせ面にオイル逃し溝87′が形成される。
【0035】
図11において、オイルポンプ25は、第1ベアリングキャップ171 のほぼ下方位置でオイルパン14の底部に固定されており、このオイルポンプ14の下部にはオイルストレーナ91が連結される。而してオイルパン14の底部には、オイルポンプ25の吐出口に通じる給油路92が設けられ、この給油路92は、オイルパン14における第2側壁48内を上下に延びる給油路93の下端に連通される。一方、シリンダブロック12には、前記給油路93の上端に通じる給油路94が設けられるとともに、該給油路94に接続されるオイルフィルタ95が取付けられており、オイルフィルタ95で浄化されたオイルは、シリンダブロック12に設けられた給油路96を経てメインギャラリー97に供給される。
【0036】
上記オイルフィルタ95は、シリンダブロック12およびオイルパン14の合わせ面近傍でシリンダブロック12に取付けられるものであり、その合わせ面近傍でのシリンダブロック12の剛性が比較的高いことからオイルフィルタ95の取付け剛性を高めることができ、またオイルポンプ25からのオイルをオイルフィルタ95に導く給油路93、ならびに前記合わせ面に形成されているメインギャラリー97およびオイルフィルタ95間を結ぶ給油路96を比較的短くすることができる。
【0037】
メインギャラリー97は、オイルパン14における第2側壁48と、シリンダブロック12との合わせ面間でクランク軸18の軸線方向に延びるようにして形成されるものであり、第2側壁48のシリンダブロック12への合わせ面に設けられた溝98と、シリンダブロック12の第2側壁48への合わせ面に設けられた溝99とによってメインギャラリー97が構成される。
【0038】
また各ベアリングキャップ171 〜175 および第2側壁48間を一体に連結する連結壁541 〜545 ならびに各ベアリングキャップ171 〜175 のシリンダブロック12への合わせ面には、クランク軸18の各クランクジャーナル部18a…にオイルを供給すべく、一端をメインギャラリー97に連通させるとともに他端を軸受下半部521 〜525 にそれぞれ開口させたオイル供給溝100…が形成され、シリンダブロック12の連結壁541 〜545 および各ベアリングキャップ171 〜175 への合わせ面には、前記オイル供給溝100…に対応したオイル供給溝101…が、メインギャラリー97および軸受上半部511 〜515 間にわたって形成される。
【0039】
さらに各軸受上半部511 〜515 の内周面には、前記オイル供給溝101…にそれぞれ通じる凹部102…が設けられ、各凹部102…に溜まったオイルで、クランク軸18の各クランクジャーナル部18a…の潤滑がなされることになる。
【0040】
ところで、オイル供給溝100…,101…は、各ベアリングキャップ171 〜175 の第2側壁48側の部分のねじ孔58…にねじ込まれる通しボルト57…を挿通させるべく、各ねじ孔58…に同軸に連なってベアリングキャップ171 〜175 に設けられた孔59…に通じている。したがって各ベアリングキャップ171 〜175 の第2側壁48側の部分のねじ孔58…にねじ込まれる通しボルト57…を挿通させるべくシリンダブロック12に設けられたボルト挿通孔60…と、通しボルト60…との間の環状の空隙に、メインギャラリー97がオイル供給溝100…,101…を介して通じることになる。而して、第1ベアリングキャップ171 の第2側壁48側の部分にねじ込まれる通しボルト57と、シリンダブロック12のボルト挿通孔60との間に形成される環状の空隙は、メインギャラリー97からのオイルを、たとえば調時伝動手段24のタイミングチェーン23に一定の張力を付与するテンショナー(図示せず)に導く油路として機能するものである。また第5ベアリングキャップ175 の第2側壁48側の部分にねじ込まれる通しボルト57と、シリンダブロック12のボルト挿通孔60との間に形成される環状の空隙は、メインギャラリー97からのオイルを、たとえば動弁機構43に導く油路として機能するものである。
【0041】
次にこの実施例の作用について説明すると、シリンダブロック12に設けられたボルト挿通孔60…の内面と、該ボルト挿通孔60…に挿通される通しボルト57…との間に環状の空隙が形成され、第1ベアリングキャップ171 の第1側壁47側の部分にねじ込まれる通しボルト57とボルト挿通孔60との間に形成される環状の空隙、第3ベアリングキャップ173 の第1側壁47側の部分にねじ込まれる通しボルト57とボルト挿通孔60との間に形成される環状の空隙、ならびに第5ベアリングキャップ175 の第1側壁47側の部分にねじ込まれる通しボルト57とボルト挿通孔60との間に形成される環状の空隙が、オイル戻り通路64,84として用いられるので、オイル戻り通路64,84を形成するためのスペースをシリンダブロック12に特別に確保することが不要であり、そのスペースが不要となる分だけシリンダブロック12を小型化することが可能となるとともに、オイル戻り通路64,84の通路構成を単純化することができる。
【0042】
また第4ベアリングキャップ174 の第1側壁47側の部分にねじ込まれる通しボルト57とボルト挿通孔60との間に形成される環状の空隙がブローバイガス通路69として用いられるので、シリンダブロック12に設けられているブローバイガス通路72,72,82,82の流通面積が不足する分を通しボルト57およびボルト挿通孔60間のブローバイガス通路69で補うことができ、シリンダブロック12に穿孔加工によって形成されるブローバイガス通路72,72,82,82で必要とするスペースを比較的小さくし、その分だけシリンダブロック12を小型化することができる。
【0043】
オイル戻り通路64,84内を落下してきたオイルは、第1、第3および第5ベアリングキャップ171 ,173 ,175 および第1側壁47間を一体に連結する連結壁531 ,533 ,535 のシリンダブロック12への合わせ面に形成されたオイル逃し溝87′,67,87を経て、それらの連結壁531 ,533 ,535 に設けられているオイル逃し通路86′,66,86からオイルパン14内に戻される。したがって、クランク軸18の軸線方向に沿ってベアリングキャップ171 ,173 ,175 に隣接した位置にあるクランク軸18のカウンタウェイトを避けてオイルをオイルパン14に戻すことができ、オイルをオイルパン14に速やかに戻すことが可能となるとともに、前記カウンタウェイトへのオイル付着によるクランク軸18の回転動力損失の増大を回避することができる。しかもオイル逃し通路86′,66,86はベアリングキャップ171 ,173 ,175 に設けられるものではないので、オイル逃し通路86′,66,86の形成によりベアリングキャップ173 ,175 の剛性が低下することはない。
【0044】
さらにオイルパン14およびシリンダブロック12の合わせ面間にクランク軸18の軸線方向に延びるメインギャラリー97が形成され、ベアリングキャップ171 〜175 および連結壁541 〜545 と、シリンダブロック12との合わせ面の少なくとも一方に、この実施例では両方に、クランク軸18のクランクジャーナル部18a…にオイルを供給するオイル供給溝100…,101…が前記メインギャラリー97に通じるようにして形成されており、クランク軸18のクランクジャーナル部18a…に給油するための油路構成を簡素化することが可能となる。
【0045】
しかもベアリングキャップ171 〜175 の第2側壁48側の部分にねじ込まれる通しボルト57…と、シリンダブロック12のボルト挿通孔60…との間に形成される環状の空隙のいくつかが、メインギャラリー97からのオイルを導く油路として用いられることにより、油路をシリンダブロック12に特別に設けることを不要として、油路構成の単純化およびシリンダブロック12のさらなる小型化を図ることができる。
【0046】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行なうことが可能である。
【0047】
たとえば、上記実施例では、ボルト挿通孔60および通しボルト57間に形成される環状のブローバイガス通路69の他に、シリンダブロック12への穿孔加工によりブローバイガス通路72,72,82,82が形成されていたが、ボルト挿通孔60および通しボルト57間でのみ環状のブローバイガス通路を形成するようにすることも可能であり、そうすれば、シリンダブロック12の小型化をより一層図ることができる。またオイル逃し溝97′,67,87がベアリングキャップ171 ,173 ,175 および連結壁531 ,533 ,535 側に設けられた例について説明したが、オイル逃し溝は、ベアリングキャップおよび連結壁と、シリンダブロックとの合わせ面の少なくとも一方に設けられていればよい。
【0048】
【発明の効果】
以上のように発明によれば、シリンダブロックに設けられたボルト挿通孔の内面と、そのボルト挿通孔に挿通される通しボルトとの間に、オイル戻り通路もしくはブローバイガス通路が形成されることにより、オイル戻り通路もしくはブローバイガスケット通路の通路構成を単純化することが可能となるとともに、特にオイル戻り通路もしくはブローバイガス通路を形成するためのスペースをシリンダブロックに確保することを不要としたり、そのスペースを比較的小さくしたりして、シリンダブロックの小型化を図ることができる。
【0049】
また特に請求項1の発明によれば、ボルト挿通孔は、それの軸方向両端からそれぞれ軸方向中央部に向かうにつれて小径となるように形成されていて、そのボルト挿通孔の軸方向中央部が、シリンダブロックに設けられているウォータジャケットの底部にほぼ対応した位置にあるので、ボルト挿通孔の軸方向中央部が小径に形成されることにより、シリンダブロックのウォータジャケット底部の剛性低下を防止することができる。
【0050】
また特に請求項2の発明によれば、シリンダブロック下面に結合されるオイルパンに連結壁を介してベアリングキャップが一体に連結され、そのベアリングキャップとオイルパン側壁との間を一体に連結する連結壁の上端に、ベアリングキャップの両側からブローバイガスをブローバイガス通路に導く切欠きが設けられるので、この切欠きによって、ベアリングキャップの両側からブローバイガスをブローバイガス通路に導くことができる。
【0051】
また特に請求項3の発明によれば、オイル戻り通路に通じる戻り孔が、シリンダブロックの外側面に開口するようにしてシリンダブロックの上下方向中間部に設けられる一方、ブローバイガス通路に通じる導出孔が、戻り孔よりも高い位置でシリンダブロックの外側面に開口するようにしてシリンダブロックの上下方向中間部に設けられ、そのシリンダブ ロックの外側面には、戻り孔および導出孔の開口端を囲むようにして無端状に連なる壁が外側方に突出して一体に設けられ、この壁の外端には蓋板が締結される。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関の一部破断正面図である。
【図2】図1の2−2線方向から見た内燃機関の一部破断側面図である。
【図3】機関本体の側面図である。
【図4】オイルパンの斜視図である。
【図5】オイルパンの平面図である。
【図6】オイルポンプを省略した状態での図5の6−6線断面図である。
【図7】図3の7−7線断面図である。
【図8】図3の8−8線断面図である。
【図9】図3の9−9線断面図である。
【図10】図3の10−10線断面図である。
【図11】図2の11−11線から見たシリンダブロックおよびオイルパンの一部破断正面図である。
【符号の説明】
12・・・シリンダブロック
13・・・シリンダヘッド
14・・・オイルパン
171 〜175 ・・・ベアリングキャップ
18・・・クランク軸
18a・・・クランクジャーナル部
47・・・側壁
531 ,533 ,535 ,541 〜545 ・・・連結壁
57・・・通しボルト
60・・・ボルト挿通孔
62・・・ウォータジャケット
64,84・・・オイル戻り通路
65・・・戻り孔
66,86,86′・・・オイル逃し通路
67,87,87′・・・オイル逃し溝
69・・・ブローバイガス通路
70・・・導出孔
71・・・切欠き
75・・・壁
76・・・蓋板
97・・・メインギャラリー
100,101・・・オイル供給溝

Claims (3)

  1. オイル戻り通路(64,84)もしくはブローバイガス通路(69)を備えるシリンダブロック(12)と、該シリンダブロック(12)を上下から挟むシリンダヘッド(13)およびベアリングキャップ(171 〜175 )とが、通しボルト(57)で締結される内燃機関において、
    通しボルト(57)を挿通させるボルト挿通孔(60)がシリンダブロック(12)に設けられ、該ボルト挿通孔(60)の内面および通しボルト(57)間に、環状のオイル戻り通路(64,84)もしくは環状のブローバイガス通路(69)が形成され、そのボルト挿通孔(60)は、それの軸方向両端からそれぞれ軸方向中央部に向かうにつれて小径となるように形成されていて、そのボルト挿通孔(60)の軸方向中央部が、シリンダブロック(12)に設けられているウォータジャケット(62)の底部にほぼ対応した位置にあることを特徴とする内燃機関。
  2. ブローバイガス通路(69)を備えるシリンダブロック(12)と、該シリンダブロック(12)を上下から挟むシリンダヘッド(13)およびベアリングキャップ(17 1 〜17 5 )とが、通しボルト(57)で締結される内燃機関において、
    シリンダブロック(12)に設けられて通しボルト(57)を挿通させるボルト挿通孔(60)の内面と通しボルト(57)との間に環状のブローバイガス通路(69)が形成され、シリンダブロック(12)の下面に結合されるオイルパン(14)に連結壁(54 1 〜54 5 )を介してベアリングキャップ(17 1 〜17 5 )が一体に連結され、ボルト挿通孔(60)に対応したベアリングキャップ(17 4 )と、オイルパン(14)の側壁(47)との間を一体に連結する連結壁(53 4 )の上端には、該対応したベアリングキャップ(17 4 )の両側からブローバイガスをブローバイガス通路(69)に導く切欠き(71)が設けられることを特徴とする燃機関。
  3. オイル戻り通路(64)及びブローバイガス通路(69)を備えるシリンダブロック(12)と、該シリンダブロック(12)を上下から挟むシリンダヘッド(13)およびベアリングキャップ(17 1 〜17 5 )とが、通しボルト(57)で締結される内燃機関において、
    シリンダブロック(12)に相互に間隔をおいて設けられて通しボルト(57)を各々挿通させる2つのボルト挿通孔(60)の内面と、通しボルト(57)との各間に環状のオイル戻り通路(64)及び環状のブローバイガス通路(69)がそれぞれ形成され、そのオイル戻り通路(64)に通じる戻り孔(65)が、シリンダブロック(12)の外側面に開口するようにしてシリンダブロック(12)の上下方向中間部に設けられる一方、ブローバイガス通路(69)に通じる導出孔(70)が、戻り孔(65)よりも高い位置でシリンダブロック(12)の外側面に開口するようにしてシリンダブロック(12)の上下方向中間部に設けられ、そのシリンダブロック(12)の外側面には、戻り孔(65)および導出孔(70)の開口端を囲むようにして無端状に連なる壁(75)が外側方に突出して一体に設けられており、この壁(75)の外端には蓋板(76)が締結されることを特徴とする燃機関。
JP30825496A 1996-10-16 1996-11-19 内燃機関 Expired - Fee Related JP3631863B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30825496A JP3631863B2 (ja) 1996-11-19 1996-11-19 内燃機関
TW086115133A TW376426B (en) 1996-10-16 1997-10-15 Engine for vehicle
CA002218304A CA2218304C (en) 1996-10-16 1997-10-15 Engine for vehicle
US08/951,732 US5901679A (en) 1996-10-16 1997-10-16 Engine for vehicle
DE69704917T DE69704917T2 (de) 1996-10-16 1997-10-16 Ölwanne und Lageranordnung für eine Kurbelwelle
BR9705055A BR9705055A (pt) 1996-10-16 1997-10-16 Motor para veículo
EP97308195A EP0837236B1 (en) 1996-10-16 1997-10-16 Oil pan and bearings structure for crankshaft

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30825496A JP3631863B2 (ja) 1996-11-19 1996-11-19 内燃機関

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10148156A JPH10148156A (ja) 1998-06-02
JP3631863B2 true JP3631863B2 (ja) 2005-03-23

Family

ID=17978803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30825496A Expired - Fee Related JP3631863B2 (ja) 1996-10-16 1996-11-19 内燃機関

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3631863B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111433441A (zh) * 2017-12-11 2020-07-17 本田技研工业株式会社 内燃发动机
CN111448372A (zh) * 2017-12-11 2020-07-24 本田技研工业株式会社 内燃发动机

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3389801B2 (ja) * 1996-11-29 2003-03-24 スズキ株式会社 エンジンのブローバイガス還元構造
JP3859041B2 (ja) * 1998-05-30 2006-12-20 スズキ株式会社 内燃機関のブローバイガス通路構造
JP2001123880A (ja) * 1999-10-26 2001-05-08 Honda Motor Co Ltd エンジンブロック
JP3829571B2 (ja) * 2000-02-28 2006-10-04 スズキ株式会社 エンジンのシリンダブロック構造およびエンジンのシリンダブロックのメッキ方法
JP3932794B2 (ja) * 2000-09-29 2007-06-20 マツダ株式会社 エンジンのオイルセパレータ構造
JP2003227324A (ja) * 2002-01-31 2003-08-15 Fuji Heavy Ind Ltd 振動機用エンジンの気液分離装置
JP2003301742A (ja) * 2002-04-11 2003-10-24 Toyota Industries Corp 多気筒エンジンのシリンダブロック
JP2007182824A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Hino Motors Ltd エンジン本体構造
JP5397077B2 (ja) * 2009-08-07 2014-01-22 マツダ株式会社 エンジンのオイル戻し装置
JP5497505B2 (ja) * 2010-03-23 2014-05-21 本田技研工業株式会社 エンジンにおける点火プラグ冷却装置
CN102168595A (zh) * 2011-05-31 2011-08-31 重庆长安汽车股份有限公司 一种发动机曲轴箱通风***
JP5838533B2 (ja) * 2011-07-03 2016-01-06 本田技研工業株式会社 自動二輪車用エンジンにおけるブリーザ構造
JP6597347B2 (ja) * 2015-04-08 2019-10-30 スズキ株式会社 内燃機関のオイル分離構造
JP6333787B2 (ja) * 2015-09-25 2018-05-30 本田技研工業株式会社 内燃機関のブリーザ室構造
JP6984477B2 (ja) * 2018-02-15 2021-12-22 トヨタ自動車株式会社 シリンダブロック

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111433441A (zh) * 2017-12-11 2020-07-17 本田技研工业株式会社 内燃发动机
CN111448372A (zh) * 2017-12-11 2020-07-24 本田技研工业株式会社 内燃发动机
EP3726015A4 (en) * 2017-12-11 2020-12-02 Honda Motor Co., Ltd. COMBUSTION MACHINE
EP3726014A4 (en) * 2017-12-11 2020-12-16 Honda Motor Co., Ltd. COMBUSTION MACHINE
CN111433441B (zh) * 2017-12-11 2021-08-27 本田技研工业株式会社 内燃发动机

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10148156A (ja) 1998-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0837236B1 (en) Oil pan and bearings structure for crankshaft
JP3631863B2 (ja) 内燃機関
US7637236B2 (en) Cylinder head for an overhead-cam internal combustion engine, engine incorporating same, and vehicle incorporating the engine
JP4657134B2 (ja) 4サイクル空油冷エンジンにおけるオイル通路構造
KR0157504B1 (ko) 엔진의 오일통로구조
EP1288460B1 (en) Piston cooling device for multicylinder engine
JP2004518844A (ja) シリンダクランクケーシングを備えた内燃機関
JP3975150B2 (ja) 頭上弁式内燃機関のブリーザ構造
JP2006299830A (ja) クランクシャフトの潤滑油通路構造
EP0374802B1 (en) Camshaft driving arrangement for internal combustion engine
US6332441B1 (en) Assembling arrangement for tensioner and hydraulic control valve
KR20080029804A (ko) 오일 통로 구조
JPH1162545A (ja) 船外機用dohc型エンジンのブローバイガス還元装置
EP1384859B1 (en) Engine
JPH1047155A (ja) 内燃機関のシリンダヘッド装置
EP1403497B1 (en) Camshaft bearing structure for over-head camshaft type internal combustion engine
EP1627999A2 (en) Engine with secondary air supply
JPH0586832A (ja) エンジンのシリンダヘツド構造
EP0691457B1 (en) Internal combustion engine
JP4176407B2 (ja) エンジン
JP2009174478A (ja) 油路が設けられたカバー体
JP3899664B2 (ja) 車両用エンジンのシリンダヘッドカバー構造
JPH11107855A (ja) エンジンのシリンダヘッド構造
EP1207277B1 (en) Oil pump mounting structure for engine
JP3696347B2 (ja) エンジンにおけるシリンダヘッド構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040810

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees