JP3628721B2 - Rice with tray and rice with ingredients and frozen products thereof - Google Patents

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、米飯および具載せ飯ならびにそれらの凍結品の冷凍米飯および冷凍具載せ飯に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近時、凍ったままでオーブン（電子レンジ）またはオーブントースターで解凍加温処理または解凍調理加熱処理して食卓に供することのできるトレーなどの容器入り冷凍食品が多種類大量出回っており、このような冷凍食品の１つに冷凍ドリア、冷凍かつ弁、冷凍サケ弁などの具載せ飯のあることも良く知られていることである。
【０００３】
ところで、このような、例えば冷凍ドリアを美味しく製造するためには、トレーに収容された、ドリアソースを載せるべき米飯の層の厚さが均一で表面がなるべく平らであることが好ましい。米飯の層の厚さが均一で表面が平らであると、ソースを米飯上に均一の厚さで載せることができ、実際にこれを食するときに米飯とソースとをバランスよく口中に運ぶことができるからである。また、米飯の層およびその上に載せたソースの層の厚さが均一であると、トレー内にデッドスペースの生ずることがなく、またトレーの内容物が中高となるなどしてその一部がトレーの上縁より飛び出したりすることもなく、製造上また取扱い上都合が良い。流動性のあるソース類とは異なり、形をもつカツやサケの切り身などを具にする場合も、米飯の層の厚さが均一で平らであることは、製造上また取扱い上都合の良いことはもちろんである。
【０００４】
しかして、別途浸漬米を炊飯して得た米飯をそのままトレーに、層の厚さが均一で表面を平らに収容する（詰める）には入手によらざるを得ず、また入手によっても米飯粒が器壁やしゃもじにいたずらに付着するなどしてなかなか望み通りに詰めることは困難であり、また、トレーに充填する米飯の量を一定量にコントロールすることも難しい。さらにまた、入手によるために労働コストによるコストアップの原因ともなり、また入手が関与するために製造ラインを動かす上で能率的な連続方式を採用する上での妨げともなる。もっとも、近年炊飯米の自動計量、充填装置が開発されてはきているが、これによる場合は、米肌に荒れが生じ、またもちろん装置が余計かかることになる。
【０００５】
そこで、米飯をそのままではなく、これを凍結した冷凍米飯の形態で使用することが考えられる。冷凍米飯をトレーに層の厚さが均一で表面を平らに詰めることは、冷凍米飯の米飯粒が付着性の少ないこともあり、米飯をそのままで詰めるよりはより容易となるからである。加えて、冷凍米飯は、市販のものを購入して使用することもできる。
【０００６】
しかしながら、本発明者が実際に冷凍米飯を使用した経験では、これをトレーに理想的な態様で詰めることはなお容易なことではなく、加えて機械化、自動化も困難で、コストダウンの妨げともなるので、更なる改良に期待するところが大きい。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
前項記載の従来技術の背景下に、本発明は、前項に説明したような種々のメリットを有する、層の厚さが均一なトレー入りの米飯を低コストで容易に製造する方法を開発し、延いては、製造上及び取扱い上の難点のない冷凍具載せ飯、例えば美味しい冷凍ドリアを安価に提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
前項記載の目的を達成すべく鋭意研究の結果、本発明者は、浸漬米をトレーに収容し、蒸し庫を使用して連続的にまたはバッチ的に炊飯することでそのような目的を達成し得ることを見出し、そのような知見に基いて本発明を完成した。
【０００９】
すなわち、本発明は、浸漬米をトレーに収容し、蒸し庫を使用して連続的にまたはバッチ的に炊飯することを特徴とする方法によって製造されたトレー入り米飯、ならびに同じように蒸し庫を使用して連続的にまたはバッチ的に炊飯し、トレーに収容された米飯上に具を載せることを特徴とするトレー入り具載せ飯の製造法およびこのような方法によって製造されたトレー入り具載せ飯に関する。本発明は、また、浸漬米をトレーに収容し、蒸し庫を使用して連続的にまたはバッチ的に炊飯し、ついで米飯をトレーに収容したまま凍結することを特徴とする方法によって製造されたトレー入り冷凍米飯、ならびに同じように蒸し庫を使用して連続的にまたはバッチ的に炊飯した米飯上にドリアソースなどの具を載せ、ついでこれをトレーごと凍結することを特徴とする冷凍具載せ飯の製造法およびこのような方法によって製造された冷凍具載せ飯に関する。
【００１０】
以下、本発明を逐次詳細に説明する。
【００１１】
浸漬米を準備するのには特別の制限はなく、原料米を洗い、これを暫時水に浸漬することで行なうことができる。浸漬温度を２０〜４０℃と加温して浸漬すると、浸漬時間は６０分前後で足りる。洗米を購入した場合は、洗いを省略できることはもちろんである。
【００１２】
トレーの容量は、米飯１食分を収容し、更に用途に応じて、例えばドリアの場合は、米飯の上に載せるドリアソースをも収容する大きさとする。米飯１食分は、例えばピラフのような、トレー内の米飯にソースその他のものを加える必要がない場合は、約１００〜３００ｇ、そしてドリアのように米飯に加えて他のものをトレー内に収容する場合は、約５０〜１５０ｇとすると内容物が適度にトレー内に収まるので都合がよい。
【００１３】
トレーは、要するに、米飯やドリアなどの具載せ飯を収容する容器であって、これにも特別の制限はなく、通常の底の浅い、蓋なしの容器（トレー）でよい。底面の形状も、長方形、楕円形など通常の形でよい。深さは、米飯層が薄過ぎると載せたソースなどの水分のために米飯がグチャグチャになり、また厚過ぎると層の上下で米飯の炊け方に斑が生じ易いので、米飯層の厚さは約２〜３ｃｍとするのがよく、これらをも考慮して、米飯のみ用の場合は約２ｃｍ前後、そしてドリアなど用の場合は約３ｃｍ前後とするとよい。
【００１４】
トレーの材料は、本発明における、蒸し庫による処理、凍結処理および電子レンジ、オーブントースターなどによる解凍加温または解凍調理加熱処理に耐え得るものでなければならないことはもちろんであり、また、熱伝導性のよいものであることの好ましいことは言うまでもなく、これらを考慮すると、アルミニウム、紙、プラスチックなどが好ましい。また、トレーの材料の厚さは、保形性の維持される範囲内でなるべく薄くするとよいことはもちろんである。
【００１５】
トレーに収容した浸漬米を炊飯するには、当然のことながら水を加えておかなければならない。加水量は、米飯を通常炊き上げる場合と格別の差はなく、米飯の望みの固さにもよるが、例えば水切りした浸漬米当り、その７０〜１００重量％（上乗せ）とすることができる。なお、ここで水に油、ダシ、食塩、砂糖、醤油などの調味料を加えておいて、味付け米飯に炊き上げることもできる。油などの調味料は、炊き上った米飯に加えることができる場合もある。
【００１６】
既に炊き上った米飯または冷凍米飯をトレーに望ましい態様で充填する（詰める）のは、先に説明したように必ずしも容易ではない。しかしながら、本発明に従って、（水切りした）浸漬米の状態でトレーに充填する場合は、粘着の問題もなく、充填量をコントロールすることが極めて容易であり、加えて浸漬米は水と共にトレーに収容されるのでトレーを一寸揺するだけで浸漬米は均一の厚さでトレーの底に層を形成し、従って炊き上った米飯も均一な厚さの層でトレー内に収まっているので極めて好都合である。しかも、このような、所定量の浸漬米および加水のトレーへの充填は、全て機械化、自動化および連続の方式で行なうことができるのである。
【００１７】
蒸し庫は、スパイラル式、トンネル式、バッチ式などの構造の蒸し装置（メーカーには、水野濾器工業（株）などが知られている）であり、シューマイなどを蒸すのに使用されていることは既に知られている。蒸し庫は、大気圧下で運転することができ、本発明ではこのような蒸し庫を使用し、浸漬米を収容したトレーを米飯として炊き上がるに必要な庫内滞留時間となる速度で次々と蒸し庫内へ連続的にまたはバッチ的に送り込み、そして炊き上ったトレーは連続的にまたはバッチ的に蒸し庫から取り出す。蒸し庫を使用して浸漬米を蒸す条件は、米飯に芯が残らないようにすることの好ましいことは言うまでもなく、このような好ましい条件は当業者であれば所与の場合において簡単な事前トライアルにより容易に定め得るが、例えば庫内温度９５℃以上で１５〜３０分の庫内滞留時間とすることができる。なお、蒸し庫による炊飯では、浸漬米に加えた水は沸騰することがなく、炊飯の進行とともに水面は下がり、最後には全て米粒に吸い取られてしまう。そのため、炊き上った米飯の層は、層の厚さにもよるが、上層を下層よりもやや固めに炊き上げることも可能である。上層を下層よりもやや固めに炊き上った米飯層の場合、ドリアソースなどの水分のあるものを上に載せても米飯がグチャグチャになるのを防止し易くなる。
【００１８】
このようにして、本発明によれば、浸漬米をトレーに収容し、蒸し庫を使用して炊飯すること全体が、機械化、自動化、連続化できるのであり、そのメリットは極めて顕著である。
【００１９】
蒸し庫から取り出したトレー入り米飯は、必要なら適宜ラップし、そのままで流通に置くこともできるし、また凍結工程に付してトレー入り米飯として流通に置くこともできる。
【００２０】
また、ドリアなどの具載せ飯を製造する場合は、蒸し庫から取り出したトレー入り米飯にドリアソースなどの具を米飯上に加え、同様にラップした形態で流通に置くことができる。ドリアソースなどのように水分の多い具を載せたときに米飯表面がその水分でグチャグチャになるようなら、米飯を予冷してから具を載せるとよい。なお、本発明の具載せ飯に言う具は、広義のもので、ドリアソースなどのソース類やカレーのような流動性のある水分の多いものから、豚カツやサケなどの焼魚の切り身、その他米飯の上に載せることのできる惣菜類を広く含む概念であることをここに付言する。
【００２１】
冷凍ドリアなどの冷凍具載せ飯を製造する場合は、ドリアソースなどの冷凍耐性のある具を米飯上に加え、同様にラップし、凍結工程に付する。凍結工程を経由して得られた冷凍具載せ飯は、適当に包装し、流通に置かれる。
【００２２】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに説明する。
【００２３】
実施例１（米飯および冷凍米飯の製造）
精白米を水温３０℃の温水中で６０分間充分に浸漬したのち、網目の水切り板で水切りをする。次に、薄いアルミニウム材質の容器（縦１６０ｍｍ、横１１０ｍｍ、そして高さ４０ｍｍ）に浸漬した米と水を充填する。この時生米と水との比率は１：１．３（この水には、浸漬時に吸水した水分も含める）とする。充填したものを一寸揺すって米を平らにした後、容器（アルミトレー）ごと蒸し庫（スパイラル式蒸し庫）中で１７分間蒸して炊飯する。この時、蒸し庫中の温度は９５℃以上とする。
【００２４】
このような方法で、生米と水の比率をかえずに容器への充填量をかえることにより、蒸し後の御飯層の厚さを変えた、下記第１表に示す試料１〜３を調製した。なお、コントロール試料として電気炊飯器で炊飯した御飯を用意した。
【００２５】
【表１】

【００２６】
次に、各試料（計４点）をジャイロフリーザーにより急速凍結を行なった。
【００２７】
各凍結試料をラップをして電子レンジ解凍し、官能評価に付した。
【００２８】
官能評価の詳細は次の通りである。すなわち、１０名よりなる専門パネルを使用し、５点法で行なった。結果を下記第２表に示す。評価（御飯の食感）の点数は、次の意味とする：５点………大変良好；４点………良好；３点………普通；２点………やや不良；１点………不良。
【００２９】
【表２】

【００３０】
この表にまとめたように、御飯の厚さが２０ｍｍまで（試料１および２）が御飯全体の食感に差がなく、いずれも良好であった。御飯の厚さが３０ｍｍ（試料３）のものは、やや御飯の上層部と下層部で不快感を感じる程ではないが、軟らかさに差を感じる結果であった。
【００３１】
実施例２（ドリアおよび冷凍ドリアの製造）
実施例１におけると同様にして、蒸し庫および炊飯器により４種の御飯試料を調製した。これらの試料は、実施例１における試料に対応させて、試料１〜３およびコントロールと称する。
【００３２】
試料１〜３および炊飯器の御飯にホワイトソースを添加してドリアを作成した。
【００３３】
次に、同様に４種の御飯試料にホワイトソースを添加した後、ジャイロフリーザーにより急速凍結を行なって冷凍ドリアを作成した。
【００３４】
オーブントースターにより調理解凍後官能評価を行なった。評価方法は、実施例１におけると同様とし、その結果を下記第３表に示す。
【００３５】
【表３】

【００３６】
この表にまとめたように、御飯の厚さが３０ｍｍまで、調理解凍後のドリアにおいて、御飯の食感に差がなく良好な結果であった。炊飯器の御飯は、食感においては良好であるが、外観的には、平らに御飯を充填することが難しく、やや不良な結果であった。
【００３７】
【発明の効果】
本発明により、トレー入り米飯およびトレー入り具載せ飯ならびにトレー入り冷凍米飯およびトレー入り冷凍具載せ飯、例えば美味な冷凍ドリアが容易に安価に提供されるところとなった。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to cooked rice and cooked rice, and frozen rice and frozen cooked rice of frozen products thereof.
[0002]
[Prior art]
Recently, there are many kinds of frozen foods in containers such as trays that can be served on the table by thawing and heating treatment or thawing cooking heat treatment in an oven (microwave oven) or oven toaster while frozen. It is also well known that one of the frozen foods is rice with frozen doria, frozen and valve, frozen salmon valve and the like.
[0003]
By the way, in order to produce such a frozen doria deliciously, for example, it is preferable that the thickness of the cooked rice layer on which the doria sauce is placed, which is accommodated in the tray, is uniform and the surface is as flat as possible. If the thickness of the cooked rice layer is uniform and the surface is flat, the sauce can be placed on the cooked rice with a uniform thickness, and when the rice is actually eaten, the cooked rice and the sauce are carried in a balanced manner. Because you can. Also, if the thickness of the cooked rice layer and the sauce layer placed thereon is uniform, there will be no dead space in the tray, and some of the contents of the tray will become medium and high. It does not protrude from the upper edge of the tray and is convenient for manufacturing and handling. Unlike sauces with fluidity, it is convenient for manufacturing and handling that the thickness of the cooked rice layer is uniform and flat even when using shaped cutlets or salmon fillets. Of course.
[0004]
However, the rice obtained by separately cooking the soaked rice must be obtained as it is in a tray, and the layer thickness is uniform and the surface is accommodated (packed). However, it is difficult to pack it as desired because it adheres to the walls and rice paddies, and it is also difficult to control the amount of cooked rice in the tray to a certain level. Furthermore, because of the acquisition, it is a cause of cost increase due to labor costs, and because the acquisition is involved, it is also an obstacle to adopting an efficient continuous system for moving the production line. However, in recent years, an automatic weighing and filling device for cooked rice has been developed. However, in this case, the rice skin becomes rough and, of course, the device takes extra.
[0005]
Therefore, it is conceivable to use the cooked rice in the form of frozen frozen rice instead of using it as it is. This is because it is easier to pack frozen rice in a tray with a uniform layer thickness and a flat surface than in the case where the rice grains of frozen rice are less sticky and packed as it is. In addition, frozen rice can be purchased and used.
[0006]
However, in the experience that the inventor actually used frozen cooked rice, it is still not easy to pack this in a tray in an ideal manner, and in addition, mechanization and automation are difficult, which hinders cost reduction. Therefore, there is a great expectation for further improvement.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
Under the background of the prior art described in the previous section, the present invention has developed a method for easily producing low-cost cooked rice with a uniform layer thickness, which has various merits as described in the previous section, Therefore, it is an object to provide inexpensive frozen rice loaded with freezing tools, for example, delicious frozen doria, which is free from manufacturing and handling problems.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
As a result of earnest research to achieve the purpose described in the preceding paragraph, the present inventor achieved such purpose by storing the immersed rice in a tray and cooking it continuously or batchwise using a steamer. The present invention was completed based on such findings.
[0009]
That is, the present invention is a method for storing immersed rice in a tray and cooking rice in a tray produced by a method characterized by cooking rice continuously or batchwise using a steamer. A method for producing tray-equipped rice, characterized in that the rice is cooked continuously or batchwise and placed on the cooked rice contained in the tray, and the tray-equipped on the tray produced by such a method. About rice. The present invention is also manufactured by a method characterized in that immersed rice is stored in a tray, cooked continuously or batchwise using a steamer, and then frozen while the rice is stored in the tray. Frozen cooked rice in a tray, as well as doria sauce on top of cooked rice cooked continuously or batchwise using a steamer, and then freezing the whole tray The present invention relates to a method for producing rice, and a freezer-equipped rice produced by such a method.
[0010]
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0011]
There are no particular restrictions on preparing the soaked rice, and the raw rice can be washed and soaked in water for a while. When the immersion temperature is 20 to 40 ° C. and the immersion is performed, the immersion time is about 60 minutes. Of course, if you buy washed rice, washing can be omitted.
[0012]
The capacity of the tray accommodates one meal of cooked rice, and, in the case of doria, for example, in the case of doria, it is set to a size that also accommodates the doria sauce placed on the cooked rice. If you don't need to add sauce or other ingredients to the cooked rice in the tray, such as pilaf, for example, about 100 to 300g, and other things in addition to the cooked rice like Doria In this case, it is convenient that the contents are about 50 to 150 g because the contents fit in the tray appropriately.
[0013]
In short, the tray is a container for storing cooked rice such as cooked rice and doria, and there is no particular limitation on this, and a normal container with a shallow bottom and without a lid (tray) may be used. The shape of the bottom surface may be a normal shape such as a rectangle or an ellipse. If the depth of the rice layer is too thin, the cooked rice will be messy due to the moisture of the sauce and so on. About 2 to 3 cm is preferable. Taking these into consideration, it is preferable to set the length to about 2 cm when using only cooked rice, and about 3 cm when using doria and the like.
[0014]
Of course, the material of the tray must be capable of withstanding steaming, freezing and thawing heating or thawing cooking heat treatment in a microwave oven, an oven toaster, etc. Needless to say, it is preferable to use aluminum, paper, plastic, etc. in view of these. Of course, the thickness of the tray material should be as thin as possible within the range in which the shape retention is maintained.
[0015]
In order to cook the soaked rice contained in the tray, water must be added as a matter of course. The amount of water added is not particularly different from the case where cooked rice is cooked normally, and depending on the desired hardness of the cooked rice, it can be, for example, 70 to 100% by weight (added) per drained soaked rice. It is also possible to add seasonings such as oil, dashi, salt, sugar, and soy sauce to the water and cook it in seasoned cooked rice. Seasonings such as oil may be added to the cooked rice.
[0016]
As described above, it is not always easy to fill (fill) the tray with the cooked rice or the frozen cooked rice in a desirable manner. However, according to the present invention, when filling the tray in the state of soaked rice (drained), it is very easy to control the filling amount without sticking problems, and the soaked rice is stored in the tray together with water. So just by shaking the tray a little, the soaked rice forms a layer with a uniform thickness on the bottom of the tray, so the cooked rice is also in the tray with a uniform thickness and is very convenient. is there. Moreover, the filling of the predetermined amount of soaked rice and water into the tray can be performed in a mechanized, automated and continuous manner.
[0017]
The steamer is a steaming device with a spiral type, tunnel type, batch type, etc. (manufacturer is known by Mizuno Filter Equipment Co., Ltd.) and used to steam Shumai etc. Is already known. The steamer can be operated under atmospheric pressure, and in the present invention, such a steamer is used, one after another at a rate that is the residence time required to cook the tray containing the immersed rice as cooked rice. Feed continuously or batchwise into the steamer and remove the cooked trays from the steamer continuously or batchwise. It goes without saying that the conditions for steaming the soaked rice using a steamer are preferably not to leave a core in the cooked rice, but such preferred conditions are a simple pre-trial in a given case by those skilled in the art. However, it is possible to set the residence time at 15 to 30 minutes at an internal temperature of 95 ° C. or more. In addition, in the rice cooking by a steamer, the water added to the immersion rice does not boil, the water surface falls with the progress of rice cooking, and finally all is absorbed by the rice grain. Therefore, the cooked cooked rice layer can be cooked slightly harder than the lower layer, depending on the thickness of the layer. In the case of a cooked rice layer in which the upper layer is cooked slightly harder than the lower layer, it becomes easy to prevent the cooked rice from becoming messy even if it is placed on top with a moisture content such as doria sauce.
[0018]
In this way, according to the present invention, the entire process of storing the immersed rice in the tray and cooking the rice using the steamer can be mechanized, automated, and continuous, and the merit is extremely remarkable.
[0019]
The tray-containing cooked rice taken out of the steamer can be wrapped as needed and placed in circulation as it is, or it can be placed in circulation as a trayed cooked rice after freezing.
[0020]
In addition, when producing cooked rice such as doria, rice such as doria sauce can be added to the cooked rice taken from the steamer and placed in circulation in the same wrapped form. If the surface of cooked rice becomes messed up with moisture when you put a high moisture content such as doria sauce, you should pre-cool the cooked rice before placing it. In addition, the ingredient said to the rice-carrying rice of this invention is a broad sense, and from sauces such as doria sauce, and fluid fluid water such as curry, grilled fish fillets such as pork cutlet and salmon, and other rice I will add here that it is a concept that includes a wide range of prepared foods that can be placed on top.
[0021]
When producing frozen rice such as frozen doria, a freeze-resistant ingredient such as doria sauce is added to the rice, wrapped in the same manner, and subjected to a freezing step. The frozen rice loaded rice obtained through the freezing process is appropriately packaged and placed in circulation.
[0022]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be further described by examples.
[0023]
Example 1 (Production of cooked rice and frozen cooked rice)
The polished rice is sufficiently immersed in warm water at a water temperature of 30 ° C. for 60 minutes, and then drained with a mesh draining plate. Next, rice and water immersed in a thin aluminum container (vertical 160 mm, horizontal 110 mm, and height 40 mm) are filled. At this time, the ratio of raw rice to water is 1: 1.3 (this water includes water absorbed during immersion). Shake the filled one inch to flatten the rice, then steam the whole container (aluminum tray) for 17 minutes in a steamer (spiral steamer) to cook rice. At this time, the temperature in the steamer is 95 ° C. or higher.
[0024]
Samples 1 to 3 shown in Table 1 below were prepared by changing the thickness of the cooked rice layer by changing the filling amount in the container without changing the ratio of raw rice and water in this way. did. In addition, the rice cooked with the electric rice cooker was prepared as a control sample.
[0025]
[Table 1]

[0026]
Next, each sample (4 points in total) was quickly frozen with a gyro freezer.
[0027]
Each frozen sample was wrapped, thawed in a microwave oven, and subjected to sensory evaluation.
[0028]
The details of sensory evaluation are as follows. In other words, a five-point method was used using a professional panel consisting of ten people. The results are shown in Table 2 below. The score for evaluation (food texture) is as follows: 5 points ……… very good; 4 points ……… good; 3 points ……… normal; 2 points ……… slightly poor; 1 point… ...... Poor.
[0029]
[Table 2]

[0030]
As summarized in this table, when the thickness of the rice was up to 20 mm (Samples 1 and 2), there was no difference in the texture of the whole rice, and both were good. When the thickness of the rice was 30 mm (sample 3), it was a result of feeling a difference in softness, although it was not so much that the upper layer and lower layer of the rice felt uncomfortable.
[0031]
Example 2 (Manufacture of doria and frozen doria)
In the same manner as in Example 1, four kinds of rice samples were prepared using a steamer and a rice cooker. These samples are referred to as Samples 1 to 3 and Control, corresponding to the sample in Example 1.
[0032]
Doria was prepared by adding white sauce to Samples 1 to 3 and the rice cooker.
[0033]
Next, after similarly adding white sauce to four kinds of rice samples, quick freezing was performed with a gyro freezer to prepare frozen doria.
[0034]
Sensory evaluation was performed after cooking and thawing with an oven toaster. The evaluation method is the same as in Example 1, and the results are shown in Table 3 below.
[0035]
[Table 3]

[0036]
As summarized in this table, the thickness of the rice was up to 30 mm, and in the doria after cooking and thawing, there was no difference in the texture of the rice, which was a good result. Rice in the rice cooker was good in texture, but in terms of appearance, it was difficult to fill the rice flat and the result was somewhat poor.
[0037]
【The invention's effect】
According to the present invention, tray-containing cooked rice and tray-filled rice, tray-frozen cooked rice and tray-frozen cooked rice, for example, delicious frozen doria are easily and inexpensively provided.

Claims (1)

米層の厚さを２〜３ｃｍとしたトレー入り浸漬米を蒸し庫を使用して大気圧下で浸漬水を沸騰させずに炊飯してトレー入り米飯を用意し、当該米飯上に具を載せて凍結することを特徴とする、トレー入り冷凍具載せ飯の製造方法。Prepare a cooked rice in a tray by boiling rice soaked in a tray with a rice layer thickness of 2 to 3 cm using a steamer without boiling the soaking water at atmospheric pressure, and put the ingredients on the cooked rice A method for producing frozen rice in a tray, which is characterized by being frozen.