JP3628269B2 - 車両用ヘッドランプの取付構造 - Google Patents

車両用ヘッドランプの取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP3628269B2
JP3628269B2 JP2001082935A JP2001082935A JP3628269B2 JP 3628269 B2 JP3628269 B2 JP 3628269B2 JP 2001082935 A JP2001082935 A JP 2001082935A JP 2001082935 A JP2001082935 A JP 2001082935A JP 3628269 B2 JP3628269 B2 JP 3628269B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stay
bumper
lamp
headlamp
hinge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001082935A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002274252A (ja
Inventor
洋昭 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP2001082935A priority Critical patent/JP3628269B2/ja
Publication of JP2002274252A publication Critical patent/JP2002274252A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3628269B2 publication Critical patent/JP3628269B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/02Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
    • B60Q1/04Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights
    • B60Q1/0491Shock absorbing devices therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の前面に取付けられるヘッドランプを取付けるための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のヘッドランプの取付構造として、車体にヘッドランプを取付けるためのブラケットが連結され、ほぼ中央部が車体に固定されたバンパにヘッドランプに対応して開口部が形成され、上記ブラケットの先端部とバンパの端部とがステーにより連結されたバンパの支持構造が開示されている(実公平4−3880号)。このバンパの支持構造では、ステーが上下方向に幅広に形成され、両端にブラケット及びバンパに取付けるための一対の取付部がそれぞれ形成される。これらの取付部の間には横断面V字状又はΩ字状に形成された衝撃吸収部が設けられる。
このように構成されたバンパの支持構造では、フロントバンパが側方又は前方から衝撃を受けて軽度の変形を生じても、この衝撃はステーの衝撃吸収部で確実に吸収されるので、ブラケットは変形しない。この結果、ヘッドランプは光軸にずれ等を生じることなく、常に正常な照明を維持できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の実公平4−3880号公報に示されたバンパの支持構造では、ステーの衝撃吸収部が塑性変形すると、バンパがヘッドランプに接触して、ヘッドランプが損傷するおそれがあった。
本発明の目的は、バンパに前方又は斜め前方から軽荷重が作用したときに、この軽荷重によるエネルギをヒンジ又は突っ張り手段により吸収して、ヘッドランプ及びシャシフレームの損傷を阻止できる、車両用ヘッドランプの取付構造を提供することにある。
本発明の別の目的は、バンパに前方又は斜め前方から小荷重が作用したときに、この小荷重によるエネルギの少なくとも一部を折れ板により吸収できる、車両用ヘッドランプの取付構造を提供することにある。
なお、本明細書において小荷重とは、軽荷重より小さい荷重を意味する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、図1に示すように、前部にバンパ12が取付けられたシャシフレーム11と、基端がシャシフレーム11にヒンジ18を介して取付けられ車幅方向の外側に延びかつヒンジ18を中心に水平面内で回動可能なランプ用ステー17と、ランプ用ステー17に取付けられたヘッドランプ22と、バンパ12にヘッドランプ22が臨むように形成された開口部12aとを備えた車両用ヘッドランプの取付構造であって、シャシフレーム11又はヒンジ用ブラケット18aとランプ用ステー17との間に突っ張り手段24が掛け渡され、突っ張り手段24がランプ用ステー17のヒンジ18を中心とする回転の抵抗となるように構成されたことを特徴とする。
この請求項1に記載された車両用ヘッドランプの取付構造では、バンパ12に前方又は斜め前方から軽荷重が作用すると、この軽荷重によりランプ用ステー17がヒンジ18を中心に回転しようとするけれども、ヒンジ18がこの回転の抵抗となる。即ち、上記軽荷重によりランプ用ステー17がヒンジ18を中心に回転するとき、ヒンジ18においてランプ用ステー17の回転を阻止しようとする摩擦力が発生するので、この摩擦力により上記軽荷重によるエネルギが吸収される。またバンパ12に前方又は斜め前方から軽荷重が作用すると、この軽荷重によりランプ用ステー17がヒンジ18を中心に回転しようとするけれども、突っ張り手段24がこの回転の抵抗となる。即ち、上記軽荷重によりランプ用ステー17がヒンジ18を中心に回転するとき、突っ張り手段24が上記軽荷重によるエネルギを吸収しながら屈曲又は弾性変形する。
【0006】
請求項に係る発明は、請求項に係る発明であって、更に図1に示すように、ランプ用ステー17の先端とバンパ12とが連結ブラケット28により連結されたことを特徴とする。
この請求項に記載された車両用ヘッドランプの取付構造では、バンパ12に前方又は斜め前方から軽荷重が作用すると、この軽荷重はバンパ12から連結ブラケット28を介してランプ用ステー17に伝達され、ランプ用ステー17はヒンジ18を中心に回転しようとするけれども、突っ張り手段24がこの回転の抵抗となる。即ち、上記軽荷重によりランプ用ステー17がヒンジ18を中心に回転するとき、突っ張り手段24が上記軽荷重によるエネルギを吸収しながら屈曲又は弾性変形する。
【0007】
請求項に係る発明は、請求項に係る発明であって、更に図5に示すように、ランプ用ステー57の先端にストッパ57dが突設され、ストッパ57dの斜め前方に湾曲する外側面とこの外側面に対向するバンパ12の内側面との間の隙間Lがヘッドランプ22の斜め前方に湾曲する前面とこの前面に対向するバンパ12の背面との間の隙間Mより狭く形成されたことを特徴とする。
この請求項に記載された車両用ヘッドランプの取付構造では、バンパ12に前方又は斜め前方から軽荷重が作用すると、バンパ12が変形してストッパ57dに接触し、この状態でランプ用ステー57がヒンジ18を中心に回転しようとするけれども、突っ張り手段64がこの回転の抵抗となる。即ち、上記軽荷重によりランプ用ステー57がヒンジ18を中心に回転するとき、突っ張り手段64が上記軽荷重によるエネルギを吸収しながら屈曲又は弾性変形する。
【0008】
請求項に係る発明は、請求項に係る発明であって、更に図5及び図8に示すように、ランプ用ステー57の先端とバンパ12とが折れ板59により連結され、バンパ12に前方又は斜め前方から荷重が作用したときに折れ板59が上記荷重によるエネルギの少なくとも一部を吸収するように構成されたことを特徴とする。
この請求項に記載された車両用ヘッドランプの取付構造では、バンパ12に前方又は斜め前方から小荷重が作用すると、バンパ12がストッパ57dに近付く方向に変形しようとするけれども、折れ板59がその変形の抵抗となるため、上記小荷重によるエネルギの少なくとも一部が折れ板59により吸収される。
【0009】
請求項に係る発明は、請求項1ないし4いずれかに係る発明であって、更に図5に示すように、突っ張り手段64が突っ張りステーであり、この突っ張りステー64を屈曲させる起点となる屈曲誘導部64aが突っ張りステー64に形成されたことを特徴とする。
この請求項に記載された車両用ヘッドランプの取付構造では、バンパ12に前方又は斜め前方から軽荷重が作用して、ランプ用ステー57がヒンジ18を中心に回転しようとすると、突っ張りステー64は上記軽荷重によるエネルギを吸収しながら屈曲誘導部64aで所定の方向に屈曲するように誘導される。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4に示すように、トラック10には進行方向に延びるシャシフレーム11が設けられ、このシャシフレーム11の前部にはフロントバンパ12がバンパ用ステー13を介して取付けられる。上記フロントバンパ12はキャブ10aの前面下方に車幅方向に延びるようにシャシフレーム11に取付けられる。またバンパ用ステー13は略L字状に形成され、その基部13aはシャシフレーム11の前部外側面にボルト14及びナット16により固定され、先端部13bはフロントバンパ12に溶着される。
【0011】
シャシフレーム11の前部外側面にはランプ用ステー17の基端がヒンジ18を介して取付けられる。ヒンジ18は、上記バンパ用ステー13の基部13aとともに上記ボルト14及びナット16によりシャシフレーム11の前部外側面に固定されたヒンジ用ブラケット18aと、このヒンジ用ブラケット18aの一対の腕部18b,18bに鉛直方向に挿通されたヒンジ用ピン18cと、このヒンジ用ピン18cの先端の雄ねじ部18dに螺合可能なヒンジ用ナット18eとを有する(図1〜図3)。ランプ用ステー17は、上記ヒンジ用ピン18cに回動可能に嵌入可能な通孔17bが形成されたフレーム取付部17aと、このフレーム取付部17aから車幅方向の外側に延びて設けられかつ角孔17dが形成された四角枠状のランプ取付部17cとを有する。上記ランプ用ステー17はヒンジ用ピン18cを中心に水平面内で回動可能に構成される。またランプ用ステー17のランプ取付部17cにはヘッドランプ22がこのランプを角孔17dに遊挿した状態で取付けられる。フロントバンパ12には上記ヘッドランプ22が臨むように開口部12aが形成される。なお、図4の符号23はフロントバンパ12の下端に取付けられたスポイラである。
【0012】
一方、シャシフレーム11とランプ用ステー17との間には突っ張りステー24がランプ用ステー17の後面に位置するように掛け渡される。この突っ張りステー24はフラットバーの両端を鈍角にそれぞれ折曲げることにより形成され、その一端はランプ用ステー17より後方のシャシフレーム11外側面にボルト26にて固定され、他端はランプ取付部17cの基端後面にボルト27にて固定される。更にランプ用ステー17の先端とフロントバンパ12とは連結ブラケット28により連結される。連結ブラケット28は、略コ字状に形成されたバンパ取付部28aと、このバンパ取付部28aの一対の脚部28b,28bに掛け渡されたステー取付部28cとを有する。バンパ取付部28aはフロントバンパ12に溶着され、ステー取付部28cはボルト29によりランプ取付部17cの先端に取付けられる。
【0013】
このように構成されたヘッドランプ22の取付構造の動作を説明する。
トラック10が狭隘路の交差点などを曲るときに、フロントバンパ12が障害物30に接触してこのフロントバンパ12に前方又は斜め前方から軽荷重が作用すると、この軽荷重はフロントバンパ12から連結ブラケット28を介してランプ用ステー17に伝達される。このときランプ用ステー17はヒンジ18を中心に回転しようとするけれども、突っ張りステー24がこの回転の抵抗となる。即ち、上記軽荷重によりランプ用ステー17がヒンジ18を中心に回転するとき、突っ張りステー24が上記軽荷重によるエネルギを吸収しながら、その略中央でヒンジ用ピン18cから離れる方向に屈曲する(図2)。この結果、上記軽荷重によるエネルギは突っ張りステー24の屈曲により全て吸収されるので、ヘッドランプ22及びシャシフレーム11は損傷しない。
【0014】
図5〜図8は本発明の第2の実施の形態を示す。図5〜図8において図1〜図4と同一符号は同一部品を示す。
この実施の形態では、ランプ用ステー57のランプ取付部17cの先端にフロントバンパ12に向ってストッパ57dが突設され、ストッパ57dの斜め前方に湾曲する外側面とこの外側面に対向するバンパ12の内側面との間の隙間Lがヘッドランプ22の斜め前方に湾曲する前面とこの前面に対向するバンパ12の背面との間の隙間Mより狭く形成される(図5)。また突っ張りステー64は両端近傍及び略中央で直角に折曲げることにより略W字状に形成され、上記略中央の折曲げ部分が屈曲誘導部64a、即ち突っ張りステー64を屈曲させる起点となる。この突っ張りステー64の一端はヒンジ58のヒンジ用ブラケット18aから突設されたステー受け部58fにボルト26により固定され、他端はランプ取付部17cの基端にボルト27により固定される。更に図8に詳しく示すように、ランプ用ステー57の先端とフロントバンパ12とは折れ板59により連結される。この折れ板59は弾性を有するばね鋼等を折曲げることにより形成される。折れ板59の一端はフロントバンパ12の内面に溶着され、他端はボルト66及びナット67を介してランプ取付部17cの先端に固定される。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
【0015】
このように構成されたヘッドランプ22の取付構造の動作を説明する。
トラックが狭隘路の交差点を曲るときに、フロントバンパ12が障害物30に接触してこのフロントバンパ12に前方又は斜め前方から小荷重が作用すると、フロントバンパ12がストッパ57dに近付く方向に変形する。しかし、折れ板59(図8)がその変形の抵抗となるため、上記小荷重によるエネルギの一部が折れ板59により吸収される。
一方、フロントバンパ12に前方又は斜め前方から軽荷重が作用すると、上記軽荷重によるエネルギの一部が上記折れ板59の変形により吸収された後に、フロントバンパ12がストッパ57dに接触し(図6)、ランプ用ステー57がヒンジ58を中心に回転しようとするけれども、突っ張りステー64がこの回転の抵抗となる。即ち、上記軽荷重によりランプ用ステー57がヒンジ58を中心に回転するとき、突っ張りステー64が上記軽荷重によるエネルギを吸収しながら、必ず屈曲誘導部64aでヒンジ用ピン18cから離れる方向に屈曲する(図7)。この結果、上記軽荷重によるエネルギは突っ張りステー64の屈曲により全て吸収されるので、ヘッドランプ22及びシャシフレーム11は損傷しない。
【0016】
図9は本発明の第3の実施の形態を示す。図9において図1と同一符号は同一部品を示す。
この実施の形態では、突っ張りステー84の略中央に、このステー84を屈曲させる起点となる屈曲誘導部84aが形成される。屈曲誘導部84aはこの実施の形態では、略逆V字状に折曲げられたビードである。なお、屈曲誘導部はステーを屈曲させる起点となれば切欠きや孔等でもよい。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
このように構成されたヘッドランプ22の取付構造では、フロントバンパ12に前方又は斜め前方から軽荷重が作用して、ランプ用ステー17がヒンジ18を中心に回転しようとすると、突っ張りステー84は上記軽荷重によるエネルギを吸収しながら、必ず屈曲誘導部84aでヒンジ用ピン18cから離れる方向に屈曲する。この結果、上記軽荷重によるエネルギは突っ張りステー84の屈曲により全て吸収されるので、ヘッドランプ22及びシャシフレーム11は損傷しない。
【0017】
なお、上記第1〜第3の実施の形態では、シャシフレーム又はヒンジ用ブラケットとランプ用ステーとの間に突っ張りステーを掛け渡したが、ヒンジ用ピンをヒンジの一対の腕部及びランプ用ステーの通孔に挿入し、ヒンジ用ピンの先端の雄ねじ部にヒンジ用ナットを螺合して大きな力で締付けることにより、ランプ用ステーのフレーム取付部を一対の腕部にて大きな力で挟持すれば、突っ張りステーを設けなくてもよい。この場合、バンパに前方又は斜め前方から軽荷重が作用すると、この軽荷重によりランプ用ステーがヒンジを中心に回転しようとするけれども、ヒンジにおいてランプ用ステーの回転を阻止しようとする摩擦力がヒンジの一対の腕部とランプ用ステーのフレーム取付部との間に発生するので、この摩擦力により上記軽荷重を吸収できる。
また、上記第1〜第3の実施の形態では、突っ張り手段として突っ張りステーを挙げたが、ヒンジ用ピンに巻回されかつ一対の腕をシャシフレーム又はヒンジ用ブラケットとランプ用ステーとにそれぞれ係止されたねじりコイルばねや、シャシフレーム又はヒンジ用ブラケットとランプ用ステーとの間に掛け渡された引張りコイルばね又は圧縮コイルばねでもよい。この場合、バンパに前方又は斜め前方から軽荷重が作用すると、この軽荷重によりランプ用ステーがヒンジを中心に回転しようとするけれども、ねじりコイルばね、引張りコイルばね又は圧縮コイルばねがこの回転の抵抗となる、即ちねじりコイルばね等が上記軽荷重を吸収しながら弾性変形する。
【0018】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、シャシフレームの前部にバンパを取付け、基端がシャシフレームにヒンジを介して取付けられたランプ用ステーが車幅方向の外側に延びかつヒンジを中心に水平面内で回動し、ランプ用ステーにヘッドランプを取付け、更にバンパにヘッドランプが臨むように開口部を形成したので、バンパに前方又は斜め前方から軽荷重が作用すると、この軽荷重によりランプ用ステーがヒンジを中心に回転しようとするけれども、ヒンジにおいてランプ用ステーの回転を阻止しようとする摩擦力が発生する。この結果、この摩擦力により上記軽荷重が吸収されるので、ヘッドランプ及びシャシフレームの損傷を阻止できる。
またシャシフレーム又はヒンジ用ブラケットとランプ用ステーとの間に突っ張り手段を掛け渡せば、バンパに前方又は斜め前方から軽荷重が作用すると、この軽荷重によりランプ用ステーがヒンジを中心に回転しようとするけれども、突っ張り手段がこの回転の抵抗となる。この結果、上記軽荷重によりランプ用ステーがヒンジを中心に回転するとき、突っ張り手段が上記軽荷重を吸収しながら屈曲又は弾性変形するので、ヘッドランプ及びシャシフレームの損傷を阻止できる。
【0019】
またランプ用ステーの先端とバンパとを連結ブラケットにより連結すれば、バンパに前方又は斜め前方から軽荷重が作用すると、この軽荷重はバンパから連結ブラケットを介してランプ用ステーに伝達され、ランプ用ステーはヒンジを中心に回転しようとするけれども、突っ張り手段がこの回転の抵抗となる。この結果、上記軽荷重によりランプ用ステーがヒンジを中心に回転するとき、突っ張り手段が上記軽荷重によるエネルギを吸収しながら屈曲又は弾性変形するので、ヘッドランプ及びシャシフレームの損傷を阻止できる。
またランプ用ステーの先端にストッパを突設し、このストッパの斜め前方に湾曲する外側面とこの外側面に対向するバンパの内側面との間の隙間をヘッドランプの斜め前方に湾曲する前面とこの前面に対向するバンパの背面との間の隙間より狭く形成すれば、バンパに前方又は斜め前方から軽荷重が作用すると、バンパが変形してストッパに接触し、この状態でランプ用ステーがヒンジを中心に回転しようとするけれども、突っ張り手段がこの回転の抵抗となる。この結果、上記軽荷重によりランプ用ステーがヒンジを中心に回転するとき、突っ張り手段が上記軽荷重によるエネルギを吸収しながら屈曲又は弾性変形するので、ヘッドランプ及びシャシフレームの損傷を阻止できる。
【0020】
またランプ用ステーの先端とバンパとを折れ板により連結すれば、バンパに前方又は斜め前方から小荷重が作用したときに、バンパがストッパに近付く方向に変形するけれども、折れ板がその変形の抵抗となるため、上記小荷重によるエネルギの少なくとも一部が折れ板により吸収される。
更に突っ張り手段が突っ張りステーであり、この突っ張りステーを屈曲させる起点となる屈曲誘導部を突っ張りステーに形成すれば、バンパに前方又は斜め前方から軽荷重が作用して、ランプ用ステーがヒンジを中心に回転しようとすると、突っ張りステーは上記軽荷重によるエネルギを吸収しながら屈曲誘導部で所定の方向に屈曲するように誘導される。この結果、突っ張りステーが意図しない部分で意図しない方向に屈曲してヘッドランプに接触することはないので、ヘッドランプを及びシャシフレームの損傷を阻止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態の車両用ヘッドランプの取付構造を示す図4のA−A線断面図。
【図2】バンパが障害物に接触してバンパに軽荷重が作用し、この軽荷重によりランプ用ステーがヒンジを中心に回転するとともに突っ張りステーが屈曲した状態を示す図1に対応する断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】そのバンパを含むトラックの正面図。
【図5】本発明の第2実施形態を示す図1に対応する断面図。
【図6】バンパが障害物に接触してバンパに軽荷重が作用し、この軽荷重によりバンパの内面がストッパの外面に当接した状態を示す図5に対応する断面図。
【図7】バンパの内面がストッパの外面に当接した後に、ランプ用ステーがヒンジを中心に回転するとともに突っ張りステーが屈曲した状態を示す図1に対応する断面図。
【図8】図5のC部拡大断面図。
【図9】本発明の第3実施形態を示す図1に対応する断面図。
【符号の説明】
10 トラック(車両)
11 シャシフレーム
12 フロントバンパ
12a 開口部
17,57 ランプ用ステー
18,58 ヒンジ
18a ヒンジ用ブラケット
22 ヘッドランプ
24,64,84 突っ張りステー(突っ張り手段)
28 連結ブラケット
57d ストッパ
59 折れ板
64a,84a 屈曲誘導部

Claims (5)

  1. 前部にバンパ(12)が取付けられたシャシフレーム(11)と、
    基端が前記シャシフレーム(11)にヒンジ(18)を介して取付けられ車幅方向の外側に延びかつ前記ヒンジ(18)を中心に水平面内で回動可能なランプ用ステー(17)と、
    前記ランプ用ステー(17)に取付けられたヘッドランプ(22)と、
    前記バンパ(12)に前記ヘッドランプ(22)が臨むように形成された開口部(12a)と
    を備えた車両用ヘッドランプの取付構造であって、
    前記シャシフレーム (11) 又はこのシャシフレーム (11) の前部外側面に固定されたヒンジ用ブラケット (18a) とランプ用ステー (17) との間に突っ張り手段 (24) が掛け渡され、前記突っ張り手段 (24) が前記ランプ用ステー (17) の前記ヒンジ (18) を中心とする回転の抵抗となるように構成されたことを特徴とする車両用ヘッドランプの取付構造
  2. ランプ用ステー(17)の先端とバンパ(12)とが連結ブラケット(28)により連結された請求項記載の車両用ヘッドランプの取付構造。
  3. ランプ用ステー(57)の先端にストッパ(57d)が突設され、前記ストッパ(57d)の斜め前方に湾曲する外側面とこの外側面に対向するバンパ(12)の内側面との間の隙間(L)がヘッドランプ(22)の斜め前方に湾曲する前面とこの前面に対向する前記バンパ(12)の背面との間の隙間(M)より狭く形成された請求項記載の車両用ヘッドランプの取付構造。
  4. ランプ用ステー(57)の先端とバンパ(12)とが折れ板(59)により連結され、前記バンパ(12)に前方又は斜め前方から荷重が作用したときに前記折れ板(59)が前記荷重によるエネルギの少なくとも一部を吸収するように構成された請求項記載の車両用ヘッドランプの取付構造。
  5. 突っ張り手段(64,84)が突っ張りステーであり、この突っ張りステー(64,84)を屈曲させる起点となる屈曲誘導部(64a,84a)が前記突っ張りステー(64,84)に形成された請求項1ないし4いずれか記載の車両用ヘッドランプの取付構造。
JP2001082935A 2001-03-22 2001-03-22 車両用ヘッドランプの取付構造 Expired - Fee Related JP3628269B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001082935A JP3628269B2 (ja) 2001-03-22 2001-03-22 車両用ヘッドランプの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001082935A JP3628269B2 (ja) 2001-03-22 2001-03-22 車両用ヘッドランプの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002274252A JP2002274252A (ja) 2002-09-25
JP3628269B2 true JP3628269B2 (ja) 2005-03-09

Family

ID=18938819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001082935A Expired - Fee Related JP3628269B2 (ja) 2001-03-22 2001-03-22 車両用ヘッドランプの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3628269B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2855800B1 (fr) * 2003-06-06 2006-01-13 Plastic Omnium Cie Structure de reception d'un bloc optique, piece de carrosserie pouvant recevoir un bloc optique et module exterieur comprenant une piece de carrosserie de vehicule automobile et un bloc optique
JP4941808B2 (ja) * 2006-01-18 2012-05-30 いすゞ自動車株式会社 車両のヘッドランプ取付構造
DE102006039627B3 (de) * 2006-08-24 2008-01-17 Faurecia Kunststoffe Automobilsysteme Gmbh Halterung für eine Scheinwerfereinheit, Verfahren zu deren Herstellung und Fronteinheit
DE102006058857A1 (de) * 2006-12-13 2008-06-19 Volkswagen Ag Endmodul, insbesondere Frontendmodul für ein Fahrzeug sowie Verfahren zur Montage eines Endmoduls an eine Fahrzeugkarosserie
JP4671202B2 (ja) * 2008-04-09 2011-04-13 トヨタ自動車株式会社 ランプ取付構造
DE102009001038A1 (de) 2009-02-20 2010-09-02 Faurecia Kunststoffe Automobilsysteme Gmbh Kraftfahrzeugfronteinheit
DE102012005496A1 (de) * 2012-03-17 2012-11-08 Daimler Ag Fahrzeug mit einer Fahrzeugbeleuchtung
DE102013004287A1 (de) * 2013-03-13 2014-09-18 Daimler Ag Fahrzeug mit einer Fahrzeugbeleuchtung
EP3501894B1 (en) * 2017-12-19 2024-07-10 Ningbo Geely Automobile Research & Development Co., Ltd. A device for suspension of a lamp in a vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002274252A (ja) 2002-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5032383B2 (ja) 車両用冷却部品支持装置
JP3628269B2 (ja) 車両用ヘッドランプの取付構造
US4512634A (en) Mounting assembly for school bus mirror
WO2015193972A1 (ja) 車両のフレーム
JP2002059725A (ja) 旋回安定性を向上させた車両用懸架装置
JP4146552B2 (ja) 車両用スタビライザ取付構造
JP3628264B2 (ja) 車両用ヘッドランプの取付装置
JP2018122631A (ja) マーカーランプ用ステー
JP2008143252A (ja) 懸架装置
JP4181521B2 (ja) フロントバンパの取付方法
JPH043880Y2 (ja)
KR20030016625A (ko) 리어 서스펜션 시스템
JPH01266009A (ja) 車両のサスペンション装置
JP4098743B2 (ja) フロントバンパの取付構造
JP4178124B2 (ja) フロントバンパの取付構造
KR20070009098A (ko) 차량 범퍼 충격흡수 조립체
KR20080018542A (ko) 차량용 후륜 트레일링 암
JPH11278299A (ja) 自動車の前部車体構造
CN213920584U (zh) 一种汽车绞牙避震器
US20240131882A1 (en) Pivoting tow hook assemblies and vehicles including same
KR100783929B1 (ko) 차량의 후륜 현가장치의 차체장착구조
CN219256988U (zh) 一种新型汽车稳定杆装置
CN217495827U (zh) 一种防止油箱刮擦的防护装置
JP2002173057A (ja) 車両のスペアタイヤ保持装置
KR100475913B1 (ko) 상용차의 리프스프링과 스태빌라이저 장착구조

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071217

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121217

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121217

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees