JP3627341B2 - 遊星歯車減速機構付スタータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、始動モータの回転速度を減速する遊星歯車減速機構を備えたスタータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として、実開昭50−45522号公報に開示された減速型スタータが知られている。このスタータは、大きな減速比を設定でき、且つ同軸化が可能な遊星歯車減速機構を採用し、且つ一方向性クラッチの機能統合化により小型化を図っている。具体的には、図5に示すように、軸受100を介して遊星ギヤ110を支持する遊星ギヤ軸120(以下ピンと言う)を一方向性クラッチのアウタ130に圧入等により直接固定することで従来のキャリア部とアウタ130とを一体化するとともに、出力軸140の後端部を一方向性クラッチのインナ150として構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、遊星歯車減速機構では、ピン120に作用する力が大きいことから、ピン120の強度を確保するためにピン120の直径を大きくし、且つピン120をアウタ130に圧入する場合には、その圧入長さl0 も十分必要であった。そのため、従来では、図5に示したように、アウタ130のカム底部に厚肉部を設け、且つカム底とピン120との間の肉厚t0 も強度上必要であることから軸方向の肉厚(l0 +t0 )も大きく設定する必要があり、一方向性クラッチの軸長短縮や軽量化には自ずと限界があった。あえて軸長を短縮するならば、図6に示すように、アウタ130の外径を大きくしてローラ160より外径側へピン120を配置し、ローラ160とピン120とを軸方向に一部重ねる(−t1 )ことでアウタ130の肉厚(l1 )を薄くして軸長短縮を図ることができるが、これでは、アウタ130の外径が大きくなるばかりでなく、ピン120とサンギヤ170との中心間距離bも大きくなるため、サンギヤ170を同仕様とすれば、遊星ギヤ110およびインターナルギヤの大型化が必要となって、スタータが大型化してしまう。
【0004】
一方、外径を拡大することなく、ピン120とサンギヤ170との中心間距離aを同一として軸長短縮を図る方法として、図7に示すように、ローラ160の直径d0 を小さくすることが考えられるが、この場合、ローラ160のインナ150およびアウタ130との当接部面圧が高くなる。そのため、カム数を増加してローラ数を増やすとか、ローラ160の長さを増加して対応する必要があり、実質の小型化は出来ない状況であった。
また、ローラ数の増加は、インナ150およびアウタ130との面圧の低減を図れるが、スタータ作動時のエンジンからの振動や負荷変動、あるいはインナ150とアウタ130間の芯出し状況に応じて必ずしも全てのローラ160が動力伝達に寄与しているとは言えない場合があった。その場合、インナ150とアウタ130との間は、芯出しの点からも3個のローラ160が働けば良く、他のローラ160はカム室内で食い込みと解放を繰り返す(所謂バタツキ)ことで、異音の発生や、ローラ160を押圧する弾性部材(例えばスプリング)の破損を引き起こす場合があった。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、アウタの強度、およびピンの強度を維持しながら一方向性クラッチの小型化を図ることでスタータの小型化を達成することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば、遊星ギヤを支持する支持軸が、アウタの軸方向に少なくともローラの一部と重なる位置まで挿入固定されている。これにより、アウタの軸方向の肉厚を大きくすることなく、アウタに対する軸方向の挿入長さを十分に確保できるため、軸長短縮が可能となる。また、支持軸は、カム室との半径方向の位置関係で、支持軸の少なくとも一部がカム室の外接円より内周側に位置している。これにより、軸長短縮が達成された上で、従来と同一のローラ径でも回転中心からピン中心までの中心間距離を大きくする必要がない。これらの結果、アウタおよび支持軸の強度を低下させることなく一方向性クラッチの軸長短縮ができ、スタータの小型軽量化を達成できる。なお、カム室の外接円とは、半径方向でインナの外周面から最も離れた部位(カム室の空間が最も広くなる部位)を言う。
【0006】
請求項2の発明によれば、支持軸が挿入固定されるアウタの軸孔を軸方向に貫通させたことにより、めくら孔である従来の軸孔より加工性が向上し、容易に形成することができる。
【0007】
請求項3の発明によれば、支持軸をアウタの円周方向に隣合う任意のカム室同士の間に挿入固定することから、支持軸とカム室とが干渉することなくカム室の拡大が可能となる。そこで、カム室をインナとアウタとの芯出しが可能な必要最小限の3か所(従ってローラも3個)とすることにより、カム室が4か所以上の場合に発生するローラのバタツキによる異音や、ローラを押圧する弾性部材の破損を防止できる。
【0008】
請求項4の発明によれば、カム室の拡大に伴ってローラ径を支持軸の直径より大きくすることで、ローラのインナおよびアウタに対する面圧を小さくできるため、強度上有利である。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の遊星歯車減速機構付スタータを図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
図1は一方向性クラッチの断面図である。
本実施例のスタータ1は、図3に示すように、通電を受けてアーマチャ2に回転力を発生する始動モータ3、軸上にピニオンギヤ4が嵌合する出力軸5、始動モータ3の回転速度を減速する遊星歯車減速機構6(後述する)、この減速機構6から出力軸5へ回転力を伝達する一方向性クラッチ7(後述する)、および始動モータ3の通電制御を行うとともに、ピニオンギヤ4の押し出し力を発生するマグネットスイッチ8等より構成されている。
【0010】
始動モータ3は、周知の直流電動機であり、アーマチャ2の他に、アーマチャ2の外周に配置される固定磁極(ポールコア9とフィールドコイル10)、この固定磁極を内周面に固定する円筒状のヨーク11等より構成されて、図示しないスタータスイッチがONされてマグネットスイッチ8に内蔵されたモータ接点(図示しない)が閉じることによりアーマチャ2が通電されて回転する。なお、固定磁極として永久磁石を使用することもできる。
【0011】
出力軸5は、始動モータ3の前方側(図3の右側)でアーマチャシャフト2aと同一軸上に配置されて、その先端部が軸受12を介してフロントハウジング13に回転自在に支持されている。出力軸5の後端中央部には、中空筒状の凹所が形成されて、その凹所内に軸受14を介してアーマチャシャフト2aの先端を回転自在に支持している。出力軸5の外周にはヘリカルスプライン5bが形成されて、そのヘリカルスプライン5bにピニオンギヤ4と一体に設けられたスプラインチューブ15が嵌合している。
【0012】
ピニオンギヤ4は、エンジンのリングギヤ16と噛み合って始動モータ3の回転力をリングギヤ16に伝達するもので、スプラインチューブ15と一体に出力軸5上をヘリカルスプライン5bに沿って進退可能に設けられている。但し、ピニオンギヤ4の前進移動は、出力軸5の先端寄り外周に取り付けられたストップカラー17に当接して規制される。ストップカラー17は、出力軸5の外周に形成された周溝5cに嵌合するスナップリング18を介して軸方向の移動が規制されている。
【0013】
遊星歯車減速機構6(以下、減速装置と言う)は、図2に示すように、アーマチャシャフト2aの先端部外周に形成されたサンギヤ19、このサンギヤ19に噛み合う複数の遊星ギヤ20、および各遊星ギヤ20が噛み合うインターナルギヤ21(図3参照)より構成される。
サンギヤ19は、アーマチャシャフト2aと一体に回転することでアーマチャシャフト2aの回転を各遊星ギヤ20に伝達する。各遊星ギヤ20は、それぞれ一方向性クラッチ7のアウタ26に圧入により挿入固定されたピン22(本発明の支持軸)の外周に軸受23を介して回転自在に支持され、サンギヤ19およびインターナルギヤ21と噛み合って自転しながらサンギヤ19の外周を公転する。従って、各遊星ギヤ20がサンギヤ19の外周を公転すると、その公転力がピン22を通じてアウタ26に伝達されることによりアウタ26が回転する。インターナルギヤ21は、フロントハウジング13とヨーク11との間に挟持されたセンタベアリング24の内周面に圧入等により回転不能な状態で固定されている。
【0014】
一方向性クラッチ7は、図1に示すように、インナ25、アウタ26、ローラ27、スプリング28、およびクラッチカバー29(図2参照)より構成されている。
インナ25は、出力軸5の後端部が径方向に拡大して設けられたもので、出力軸5と一体に回転する。アウタ26は、インナ25の外周に配されて、インナ25の外周面との間で円周方向に複数の凹空間を形成している。この凹空間には、くさび状のカム室30と、このカム室の周方向に連続するスプリング室31が形成されている。このアウタ26は、各遊星ギヤ20がサンギヤ19の外周を公転すると、各遊星ギヤ20の公転とともに回転する。ローラ27は、円柱形状に設けられて、カム室30に収納されている。スプリング28は、アウタ26のスプリング室31に収納されて、ローラ27をカム室30の狭い方(図1の反時計回転方向)へ付勢している。クラッチカバー29は、図2に示すように、ローラ27の減速装置側に配されて、ローラ27の軸方向の移動を規制している。なお、ローラ27の反減速装置側への移動は、アウタ26と一体に設けられたプレート32(図2参照)によって規制されている。
【0015】
ここで、各遊星ギヤ20を支持するピン22とアウタ26との関係について説明する。
各ピン22は、図1に示すように、アウタ26の円周方向に隣合うカム室30同士の間に形成される厚肉部に設けられた軸孔26aに圧入され、カム室30との半径方向の位置関係において、ピン22の一部(内周側)がカム室30の外接円Bより内周側に位置している。即ち、インナ25回転中心Oからカム室30の外接円Bまでの半径Drより軸孔26aに圧入されるピン22の内接径Dpの方が小さくなるように設定されている(図1および図2参照)。なお、カム室30の外接円Bとは、半径方向でインナ25の外周面から最も離れた部位(カム室30の空間が最も広くなる部位)に外接する円を言う。また、各ピン22は、図2に示すように、軸方向にアウタ26の略全幅に渡って圧入されている。従って、アウタ26に形成された軸孔26aは、アウタ26の全幅(図2の左右方向の幅)を貫通して開けられている。
【0016】
マグネットスイッチ8は、前述のスタータスイッチがONされると、内蔵するコイル(図示しない)が通電されて磁力を発生することにより、コイルの内周に配されたプランジャ(図示しない)を吸引してモータ接点を閉じるとともに、そのプランジャ吸引力によってレバー33を駆動する。レバー33は、スプラインチューブ15の外周に形成された溝15aに係合しており、マグネットスイッチ8のプランジャ吸引力をスプラインチューブ15に伝達して、ピニオンギヤ4と一体にスプラインチューブ15を前方へ押し出す。
【0017】
次に、本実施例の作動を説明する。
スタータスイッチがONされると、マグネットスイッチ8のモータ接点が閉じてアーマチャ2が通電されることにより、アーマチャ2に回転力が発生する。これにより、アーマチャシャフト2aとともにサンギヤ19が回転して各遊星ギヤ20を回転駆動する。各遊星ギヤ20は、サンギヤ19とともにインターナルギヤ21とも噛み合っているが、インターナルギヤ21がセンタベアリング24に固定されて回転不能であるため、各遊星ギヤ20は、ピン22を中心に自転しながらサンギヤ19の外周を公転する。この公転力は、ピン22を通じてアウタ26に伝達されるため、アウタ26は各遊星ギヤ20の公転とともに回転する。アウタ26が回転すると、ローラ27がカム室30の狭い方へ移動してアウタ26とインナ25とを連結することにより、アウタ26の回転がインナ25へ伝達されて出力軸5が回転する。
【0018】
一方、マグネットスイッチ8のプランジャ吸引力がレバー33を介してスプラインチューブ15に伝達されると、ピニオンギヤ4がスプラインチューブ15と一体に出力軸5上をヘリカルスプライン5bに沿って前方へ押し出され、リングギヤ16と噛み合って始動モータ3の回転力をリングギヤ16に伝達する。リングギヤ16が回転してエンジンが始動すると、エンジンの回転力でピニオンギヤ4が回されるため、出力軸5の回転(即ちインナ25の回転)がアウタ26の回転より速くなるが、アウタ26とインナ25との相対回転差によりローラ27がカム室30の広い方へ移動してインナ25とアウタ26とを切り離すことにより、インナ25からアウタ26へ回転力が伝達されることはなく、アーマチャ2のオーバランを防止できる。
エンジン始動後、スタータスイッチがOFFされてマグネットスイッチ8の作動が停止すると、始動モータ3への通電が停止されてアーマチャ2の回転が停止するとともに、ピニオンギヤ4がスプラインチューブ15と一体に出力軸5上をヘリカルスプライン5bに沿って後退して静止位置(図3に示す位置)へ戻る。
【0019】
(本実施例の効果)
本実施例では、遊星ギヤ20を支持するピン22をアウタ26の略全幅に渡って圧入しているため、アウタ26の軸方向の肉厚を大きくすることなく、アウタ26に対する軸方向の圧入長さを十分に確保できるため、一方向性クラッチ7の軸長短縮が可能となる。
また、アウタ26の半径方向において、ピン22の一部がカム室30の外接円Bより内周側に位置する(Dr>Dp)ことができるため、従来と同一のローラ27径でも、サンギヤ19とピン22との中心間距離を変更する必要がない。これらの結果、アウタ26およびピン22の強度を低下させることなく一方向性クラッチ7の軸長短縮ができ、スタータ1の小型軽量化を達成できる。
【0020】
また、アウタ26の円周方向に隣合うカム室30同士の間にピン22を圧入することにより、ピン22と干渉することなくカム室30を拡大することが可能となる。これにより、カム室30に収納されるローラ27の直径を大きくすることができるため、ローラ27のアウタ26およびインナ25に対する面圧を低減できる。また、面圧の低減に伴ってローラ27数を減少させることも可能となり、強度を保ちながらローラ27およびスプリング28の部品点数を削減できる。実際には、インナ25とアウタ26との芯出しが可能な必要最小限の3個のローラ27とすることもできる。これにより、必要最低限の個数で強度を保ち、且つ安定したクラッチ作用を達成できる。
【0021】
アウタ26に設けた軸孔26aは、カム室30やスプリング室31と干渉することがないため、従来のようにめくら孔とする必要はなく、アウタ26の全幅を貫通して開けることができる。めくら孔加工では、孔の深さ寸法に気を付けながら加工する必要があるが、貫通孔であればその必要もなく加工性が向上する。
また、遊星ギヤ20を支持するピン22の長さをアウタ26の全幅とせずに、強度を確保できる程度の長さ(例えば従来と同程度の長さ)とすることで、更なる軽量化も達成できる。
【0022】
(第2実施例)
図4は一方向性クラッチ7の断面図である。
アウタ26では、ローラ27がカム室30の終点側(狭い方)に移動した時、最も大きな応力が図4のC部およびD部に集中する。従って、アウタ26に圧入するピン22の位置をC部とD部の間でスプリング室31の外径側に設けることにより、アウタ26の強度を著しく低下させることなくピン22を設置することができる。なお、この場合、スプリング室31の方がカム室30より半径方向に狭いため、スプリング室31の外径側に軸孔26aを開けても、ピン22の一部がカム室30の外接円Bより内周側に位置することは可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一方向性クラッチの断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】スタータの断面図である。
【図4】一方向性クラッチの断面図である(第2実施例)。
【図5】ピンとアウタとの位置関係を示す断面図である(従来例)。
【図6】ピンとアウタとの位置関係を示す断面図である(従来例)。
【図7】ピンとアウタとの位置関係を示す断面図である(従来例)。
【符号の説明】
1 スタータ
3 始動モータ
4 ピニオンギヤ
5 出力軸
6 遊星歯車減速機構
7 一方向性クラッチ
22 ピン(支持軸)
25 インナ
26 アウタ
26a 軸孔
27 ローラ
28 スプリング
30 カム室
31 スプリング室
B カム室の外接円

Claims (4)

  1. 軸上にピニオンギヤが嵌合する出力軸と、
    始動モータの回転速度を減速する遊星歯車減速機構と、
    前記出力軸に固定あるいは一体に構成されたインナ、このインナの外周面との間に凹空間を円周方向に複数箇所形成し、前記凹空間にくさび状のカム室と、該カム室の周方向に連続するスプリング室とを形成するアウタ、前記カム室に収納されたローラ、前記スプリング室に収納されて、前記ローラを前記カム室の狭い方へ付勢するスプリングから成り、前記遊星歯車減速機構から前記出力軸へ回転力を伝達する一方向性クラッチとを備え、
    前記遊星歯車減速機構の遊星ギヤを回転自在に支持する支持軸が前記アウタに圧入によって固定されたスタータであって、
    前記支持軸は、円周方向に隣合う任意の前記凹空間同士の間で、軸方向に少なくとも前記ローラの一部と重なる位置まで挿入固定され、且つ前記カム室との半径方向の位置関係で、前記支持軸の少なくとも一部が前記カム室の外接円より内周側に位置することを特徴とする遊星歯車減速機構付スタータ。
  2. 前記アウタは、前記支持軸が挿入固定される軸孔を有し、この軸孔が軸方向に前記アウタを貫通していることを特徴とする請求項1記載の遊星歯車減速機構付スタータ。
  3. 前記カム室が円周方向に3か所設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の遊星歯車減速機構付スタータ。
  4. 前記支持軸の直径より前記ローラの直径の方が大きく設定されていることを特徴とする請求項1〜3記載の何れかの遊星歯車減速機構付スタータ。
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