JP3626080B2 - 動画像処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、動画像データを処理する動画像処理装置に関し、特に動画像データを参照するためのインデックス画像に対して、ユーザによる入力コードを付加することで、ユーザが所望する動画像データを容易に作成・再生することが可能な動画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯用ビデオカメラや8ミリカメラなどの普及により、誰でも容易に映像を撮影できるようになってきた。しかし、映像作品として完成させるためには、撮影してきた動画像データ(素材データ)を見やすい順序に並べ直したり、表題や説明を挿入したり、音楽を付加するなどの編集処理を行う必要がある。
【0003】
一般に、動画像データは、図11に示すように、連続した静止画像データ(フレームデータ)の集合から構成されており、各フレームは時間軸方向に従って、順番に再生される。
【0004】
このような形式の動画像データに対する編集装置として、例えば特開平4−117686号公報には、ユーザが複数の素材データより、各素材データを代表するフレーム(インデックス画像)を取り出して、それらのインデックス画像を一覧表示し、素材データを再生する順序に従って、各素材データに対応したインデックス画像を再生順序テーブルに登録し、登録されたインデックス画像の順序に従って、各インデックス画像の示す動画像データを時系列的に再生することで、ユーザが所望する動画像データを得るものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の動画像編集装置においては、素材データの数だけインデックス画像を表示装置に一覧表示させる必要があり、それらインデックス画像を表示するための十分大きな表示装置が必要となるので、表示面積の大きな表示装置を実装することが難しい携帯用機器には適用し難いという問題があった。
【0006】
また、前記従来の動画像編集装置においては、インデックス画像を縮小することにより、表示面積が小さい表示装置にも多くのインデックス画像を表示することが可能となるが、インデックス画像を小さくすると見づらくなるだけでなく、インデックス画像が示す画像データの内容が分かりづらくなり、使い勝手が悪いという問題があった。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、単一のインデックス画像を表示し、そのインデックス画像に対して、ユーザが入力コードを登録することにより、表示面積の小さな表示装置を用いた場合であっても、容易に動画像の編集作業等を行うことが可能な動画像処理装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願の第1の発明は、少なくとも一つ以上の動画像データを参照するための前記各動画像データに対応して単一に表示されるインデックス画像に対して、ユーザによって入力された入力コードを登録する手段と、前記インデックス画像に対して登録された入力コードを読み出す手段と、前記入力コードと前記インデックス画像が参照している動画像データの編集方法とが対応付けられて登録されているコード登録テーブルと、前記読み出された入力コードに対応した編集方法を前記コード登録テーブルより検索する手段と、前記インデックス画像が参照している動画像データを前記検索された編集方法に従って編集する手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
本願の第2の発明は、少なくとも一つ以上の動画像データを参照するための前記各動画像データに対応して単一に表示されるインデックス画像に対して、ユーザによって入力された入力コードを登録する手段と、前記インデックス画像に対して登録された入力コードを読み出す手段と、前記入力コードと前記インデックス画像が参照している動画像データの再生方法とが対応付けられて登録されているコード登録テーブルと、前記読み出された入力コードに対応した再生方法を前記コード登録テーブルより検索する手段と、前記インデックス画像が参照している動画像データを前記検索された再生方法に従って再生する手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
本願の第3の発明は、少なくとも一つ以上の動画像データを参照するための前記各動画像データに対応して単一に表示されるインデックス画像に対して、ユーザによって入力された入力コードを登録する手段と、前記インデックス画像に対して登録された入力コードを読み出す手段と、前記入力コードと前記インデックス画像が参照している動画像データの付加データとが対応付けられて登録されているコード登録テーブルと、前記読み出された入力コードに対応した付加データを前記コード登録テーブルより検索する手段と、前記検索された付加データを前記インデックス画像が参照している動画像データに同期させて再生する手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
上記各各動画像処理装置において、さらに、ユーザによって新規に作成された入力コードと、該入力コードに対応付けられた編集方法、再生方法又は付加データとを、前記コード登録テーブルに登録する手段を設けたことを特徴とする。また、上記各動画像処理装置において、少なくとも前記インデックス画像の画像データ、前記動画像データ及び手書きコード入力装置によって入力された手書き入力コードを記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶されている前記画像データ、前記動画像データ又は前記手書き入力コードの各再生画像を切り替えて表示可能な画像表示装置とを備えたことを特徴とする。更に、この動画像処理装置において、前記画像表示装置によって表示される前記インデックス画像の画像データの再生画像上に、前記手書き入力コードの再生画像がスーパーインポーズされることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の動画像処理装置の第1実施形態を、図1乃至図8とともに詳細に説明する。
【0013】
図1は本実施形態の動画像処理装置の概略構成を示すプロック図である。図1において、指示入力装置10は、編集及び再生の開始・終了の指示を入力するためのコントローラであり、入力された指示は、編集制御装置18へ出力されるようになっている。
【0014】
手書コード入力装置11は、ユーザが手書入力コードを入力するタッチパネル等の入力装置であり、入力された手書入力コードは、編集制御装置18を介して、記憶装置17に記憶されるようになっている。
【0015】
尚、ここでは、ユーザの手書きによってコードを入力するように構成しているが、これに限らず、例えばキーボード,マウス等を用いて、所望のコードを入力するようにしても良いことは言うまでもない。
【0016】
手書コード再生装置12は、記憶装置17に記憶されている手書入力コードを画像表示装置14で表示することができる形態に再生し、画像表示装置14へ出力するようになっている。
【0017】
また、インデックス画像再生装置13は、記憶装置17に記憶されているインデックス画像データを画像表示装置14で表示することができる形態に再生し、画像表示装置14へ出力するようになっている。ここで、インデックス画像とは、記憶装置17に記憶されている少なくとも一つ以上の動画像データを参照するための代表画像を指す。
【0018】
尚、本実施形態においては、記憶装置17に記憶されている複数のインデックス画像データから、1つのインデックス画像データを任意に選択して、画像表示装置14で表示するように構成している。
【0019】
動画像再生装置16は、記憶装置17に記憶されている動画像データを画像表示装置14で表示することができる形態に再生し、画像表示装置14へ出力するようになっている。
【0020】
ここで、画像表示装置14としては、CRT,液晶ディスプレイ等が用いられ、インデックス画像再生装置13から出力されたインデックス画像上に、手書コード再生装置12から出力された手書入力コード画像がスーパーインポーズされるようになっている。
【0021】
また、画像表示装置14へ表示するデータとしては、動画像データ又はインデックス画像データを切り替えることができるようになっている。
【0022】
手書コード登録テーブル15には、手書入力コードと編集方法とが対応付けられて格納されており、手書入力コードを指定することによって、それに対応する編集方法を検索することができるようになっている。
【0023】
手書コード判定装置19は、手書き文字認識機能を利用することで、編集制御装置18から入力された手書入力コードに対応する編集方法を、手書コード登録テーブル15から検索して、検索された編集方法を編集制御装置18へ出力するようになっている。
【0024】
編集制御装置18は、記憶装置17に格納されている動画像データ及びインデックス画像データを読み込み、それぞれ動画像再生装置16、インデックス画像再生装置13へ出力することにより、動画像データ又はインデックス画像データを再生するようになっている。
【0025】
また、編集制御装置18は、手書コード入力装置11から入力された手書入力コードを記憶装置17へ記憶するようになっている。さらに、入力された手書コードは、記録装置17へ記録されるだけでなく、手書コード再生装置12へも出力され、画像表示装置14へ手書入力コードが表示されるため、ユーザは入力した手書入力コードを確認することが可能となっている。
【0026】
そしてまた、記憶装置17に格納されている手書入力コードを読み込み、それを手書コード判定装置19へ出力することによって、その手書入力コードに対応した編集方法が得られるようになっており、得られた編集方法に応じて、記憶装置17に記憶されている動画像データを編集するようになっている。
【0027】
ここで、記憶装置17としては、光ディスク装置や磁気ディスク装置,磁気テープ装置あるいはメモリカードなどを用いることが可能であり、また、記憶装置17には、動画像データ,インデックス画像データ,音声データ,手書コード,文字データ及びこれらに付随した情報などの各種データが記憶されるものとする。
【0028】
さらに、記憶装置17は、前記の動画像データ,インデックス画像データ,手書コード,音声データ,文字データ及びこれらに付随した情報に対して、それらの記憶装置17内での格納位置及びサイズを管理するファイル管理システムを備えており、編集制御装置18からファイル名等のデータ識別コードを指定することにより、任意のデータを適切に取得することができるようになっている。
【0029】
図2は本実施形態における手書コード登録テーブル15を示す説明図である。手書コード登録テーブル15は、手書コード欄2aと編集方法欄2bとから構成されており、手書コード欄2aに格納された各手書入力コードと編集方法欄2bに格納された各編集方法とは、それぞれ互いに参照できる関係にあり、ある手書入力コードを指定することで、その手書入力コードに対応した編集方法を特定することが可能である。
【0030】
例えば、図2において、手書入力コード2a1の“・”マークに対応する編集方法として、編集方法2b1の「参照先の動画像データを最初に再生する」を参照することができる。
【0031】
尚、前記手書コード登録テーブル15において、手書入力コードに対応した編集方法が見つからなかった場合は、編集方法2b3の「なにも行わない」が選択される。
【0032】
ここで、手書コード登録テーブル15の編集方法欄2bへ格納されるものとして、編集の処理手順を記述したテキスト文書、或いは、編集処理を行うコンピュータ言語など、編集が可能な記述ならば任意の記述を用いることができる。
【0033】
また、ユーザによって新規に作成された手書入力コードを、前記手書コード登録テーブル15に格納されている編集方式との参照関係を付加して、前記手書コード登録テーブル15に登録することも可能としている。これによって、ユーザが編集方式を想起しやすいコードを用いて、編集することが可能となるので、編集効率を高めることができる。
【0034】
次に、図3は本実施形態における記憶装置17に記憶されている動画像データの構造を示す説明図である。動画像データは少なくとも一つ以上のフレームより構成され、図3において、動画像データ30は、一連のフレームF31,F32,F33,…,F3n(nは整数)から構成されている。
【0035】
また、各動画像データには、記憶装置17内で固有のデータ識別コードが与えられており、データ識別コードを指定することで、任意の動画像データを記憶装置17より読み出すことができる。
【0036】
図4は記憶装置17に記憶されている動画像データとそれを参照しているインデックス画像データとの関係を管理する構造(インデックスエントリ)を示す説明図である。
【0037】
図4において、インデックスエントリ40はインデックス画像データ格納領域41,手書コード格納領域42,動画像識別情報格納領域43から構成され、インデックス画像データ格納領域41には、インデックスエントリ40が参照している動画像データのインデックス画像が格納される。
【0038】
手書コード格納領域42は、ユーザによって入力された手書入力コードを格納するための領域である。動画像識別情報格納領域43には、インデックスエントリ40が参照している動画像データのデータ識別コードが格納されている。
【0039】
ここで、全てのインデックスエントリは、図5に示すように、記憶装置17内で固有のデータ識別コードが与えられたテーブル(インデックスエントリテーブル)にまとめて記憶されており、インデックスエントリテーブルに登録されたインデックスエントリには、各々0から始まり連続して増加する固有の登録番号が割り当てられる。
【0040】
そのため、インデックスエントリテーブル内の登録番号を指定することで、任意のインデックスエントリを取得することができるようになっている。また、インデックス画像データ格納領域内のインデックス画像には、動画像データ内の任意のフレームを用いることができる。
【0041】
特に、インデックス画像として動画像データの内容を容易かつ詳細に知ることのできるフレームを用いることで、編集時に動画像データを再生してその内容を確かめる必要がなくなるため、編集作業の効率を向上させることができる。
【0042】
さらに、図6は本実施形態を用いて、動画像データV1と動画像データV2とを編集した場合を示す説明図である。ここで、動画像データV1は、一連のフレームV1F1,V1F2,V1F3から構成され、動画像データV2は、一連のフレームV2F1,V2F2,V2F3から構成されている。
【0043】
また、動画像データV1及びV2は、それぞれインデックスエントリI1及びI2から参照されており、インデックスエントリI1は、インデックス画像データ格納領域I1P、手書コード格納領域I1C、動画像識別情報格納領域I1Lから構成されている。
【0044】
同様に、インデックスエントリI2は、インデックス画像データ格納領域I2P、手書コード格納領域I2C、動画像識別情報格納領域I2Lから構成されている。
【0045】
次に、図6の動画像データV1,V2において、動画像データV2を最初に再生し、続けて動画像データV1を再生するように編集する手順を、図7のフローチャートを参照して説明する。
【0046】
まず、指示入力装置10より、最初に再生する動画像データV2を参照しているインデックスエントリI2に対して編集する指示を編集制御装置18へ入力すると、インデックスエントリI2が記憶装置17より読み出される(ステップ701)。
【0047】
そして、インデックスエントリI2のインデックス画像データ格納領域I2Pに格納されているインデックス画像データが画像表示装置14に表示される(ステップ702)。
【0048】
次に、手書コード入力装置11より、「参照先の動画像データを最初に再生する」を示す手書入力コード“▲1▼”を入力する(ステップ703)。入力された手書入力コードは、編集制御装置18を介して、記憶装置17内のインデックスエントリI2の手書コード格納領域I2Cへ記憶される(ステップ704)。
【0049】
この時、入力された手書入力コードは、手書コード再生装置12を介して、表示中のインデックス画像へスーパーインポーズ表示されるので、ユーザは手書入力コード“▲1▼”が正しく入力されたことを確認することができる。
【0050】
同様にして、指示入力装置10より、2番目に再生する動画像データV1を参照しているインデックスエントリI1に対して編集する指示を編集制御装置18へ入力すると、インデックスエントリI1が記憶装置17より読み取られる。
【0051】
そして、インデックスエントリI1のインデックス画像データ格納領域I1Pに格納されているインデックス画像データが画像表示装置14に表示される。次に、手書コード入力装置11より、「参照先の動画像データを2番目に再生する」を示す手書入力コード“▲2▼”を入力する。
【0052】
入力された手書入力コードは、編集制御装置18を介して、記憶装置17内のインデックスエントリI1の手書コード格納領域I1Cへ記憶される。
【0053】
以上によって、編集対象である動画像データV1,V2を参照しているインデックスエントリI1,I2への編集が完了したので、編集作業を終了する(ステップ705)。
【0054】
次に、上述の編集操作によって編集された動画像データを再生する手順について、図8のフローチャートを参照して説明する。
【0055】
指示入力装置10より、編集制御装置18へ再生を指示すると、編集制御装置18は、「参照先の動画像データを最初に再生する」を示す手書入力コード2a1が手書コード格納領域に登録されているインデックスエントリを検索する。
【0056】
この検索手順として、まず記憶媒体17のインデックスエントリテーブルからインデックスエントリを登録番号0から順に1つずつ読み取る(ステップ802)。
【0057】
ここで、インデックスエントリテーブルに登録されている全てのインデックスエントリの検索が完了した場合は、再生処理を終了する(ステップ801)。
【0058】
また、読み出されたインデックスエントリの手書コード格納領域に手書入力コードが格納されていない場合、次の登録番号のインデックスエントリを対象にステップ801から繰り返す(ステップ803)。
【0059】
次に、読み取ったインデックスエントリの手書コード格納領域に格納されている手書入力コードを手書コード判定装置19に入力する(ステップ804)。
【0060】
ここで、インデックスエントリに格納されていた手書入力コードが手書コード登録テーブルに登録されていない場合、次の登録番号のインデックスエントリを対象にステップ801から繰り返す(ステップ805)。
【0061】
上記の検索手順によって、インデックスエントリI2の手書コード格納領域I2Cの手書入力コード “▲1▼”が、手書コード登録テーブル15の手書入力コード2a1と合致するので、手書入力コード2a1に対応する編集方法2b1が手書コード登録テーブル15より取得される(ステップ806)。
【0062】
手書コード登録テーブル15より取得された編集方法2b1は、編集制御装置18へ入力され(ステップ807)、編集制御装置18では、編集方法2b1に従って、インデックスエントリI2が参照している動画像データV2を再生する(ステップ808)。
【0063】
ここで、インデックスエントリが参照している動画像データの取得は、インデックスエントリの動画像識別情報格納領域内のデータ識別コードを記録媒体17へ指定することで行うことができる。
【0064】
以上によって、動画像データV2が再生されている間に、編集制御装置18は、「参照先の動画像データを2番目に再生する」を示す手書入力コード2a2が手書コード格納領域に登録されたインデックスエントリを検索する。
【0065】
ステップ801からステップ805を実行することによって、インデックスエントリI1の手書コード格納領域I1Cの手書入力コード “▲2▼”が、手書コード登録テーブル15の手書入力コード2a2と合致するので、手書入力コード2a2に対応する編集方法2b2が手書コード登録テーブル15より取得される(ステップ806)。
【0066】
取得された編集方法2b2は、編集制御装置18へ入力され(ステップ807)、編集方法2b2に従って、編集制御装置18では、動画像データV2の再生終了後にインデックスエントリI1が参照している動画像データV1を再生する(ステップ808)。
【0067】
以上によって、素材の動画像データV1,V2のそれぞれより、動画像データV2,動画像データV1の順で再生する編集後の動画像データが得られる。
【0068】
尚、本実施形態のおけるインデックスエントリのデータ構造としては、編集又は再生時にインデックス画像データ、手書入力コード、動画像識別情報が揃えば良いので、任意の構造を用いることができる。
【0069】
例えば、インデックス画像データ、手書入力コード、動画像識別情報をそれぞれ別々のファイルとして、記憶装置17に記憶しておき、編集または再生する際に必要なデータを各ファイルより逐次読み出せば良い。
【0070】
その場合、手書入力コードを登録したインデックスエントリに対してのみ、手書コード格納領域を用意すれば良いので、記憶装置17の記憶容量を節約することができる。
【0071】
また、本実施形態では、動画像データの構成要素としてフレームのみを用いて説明したが、音声データ,文字データ等が付加されていても良いことは明かである。
【0072】
さらに、本実施形態では、動画像データV2の再生途中に、次に再生する動画像データV1を検索しているが、上記の再生手順を実施する前に、予めインデックスエントリの手書入力コードに従った動画像データを新たに作成しておいても良い。
【0073】
それにより、手書コード登録テーブルに登録されている編集方法をリアルタイムに実現できない装置を用いた場合であっても、本発明による編集方法を適用することが可能である。
【0074】
以上詳述したように、本実施形態の動画像処理装置によれば、素材となる動画像データを参照するためのインデックス画像を1つずつ表示しながら、そのインデックス画像データに対し、手書き入力コードを登録することによって、動画像データを編集することができる。
【0075】
従って、編集を行う際にインデックス画像を一覧表示する必要がなく、表示画面を有効に使用することが可能となる。また、利用者においても、編集を行う手書入力コードとして、記号などを使用することができるため、使いやすいインターフェースを実現することが可能となる。
【0076】
次に、本発明の動画像処理装置の第2実施形態として、手書コード登録テーブルに、手書入力コードと動画像データの再生方法の参照関係を登録しておき、インデックスエントリの手書コード格納領域に、ユーザが所望する再生方式に対応した手書コードを登録すれば、インデックスエントリが参照している動画像データをユーザが所望する方法で再生することができる。
【0077】
例えば、インデックスエントリが参照している動画像データに対し、その動画像データと同期して再生する音声データとして英語と日本語との2種類の音声データが用意されている場合、図9に示すような手書コード登録テーブルを用意し、ユーザが所望の再生方法に対応した手書入力コードを、前記インデックスエントリの手書コード格納領域へ登録することによって、インデックスエントリが参照している動画像データの再生時に、ユーザが所望する音声を再生することが可能となる。
【0078】
さらに、本発明の動画像処理装置の第3実施形態として、手書コードより音声データ、静止画像データ、文字データ等の付加データが参照可能な手書コード登録テーブルを用意し、前記インデックスエントリの手書コード格納領域に、前記付加データが参照可能な手書入力コードを格納することで、インデックスエントリが参照している動画像データの再生タイミングに合わせて、前記付加データを動画像データと同期して再生することができる。
【0079】
例えば、動画像データにおいて、ユーザが所望する場面で効果音を挿入したい場合、図10に示すような手書コード登録テーブルを用意し、文字データを挿入したい動画像を参照しているインデックスエントリの手書コード格納領域へ、手書入力コード“☆”を登録することで、前記動画像データ再生時に動画像データの再生と同期して文字データを表示することが可能となる。
【0080】
【発明の効果】
本願請求項1に係る動画像処理装置によれば、素材となる動画像データを参照するためのインデックス画像を1つずつ表示しながら、そのインデックス画像データに対し、入力コードを登録することによって、動画像データを編集することができるので、編集を行う際にインデックス画像を一覧表示する必要がなく、表示画面を有効に使用することが可能となる。
【0081】
また、利用者においても、編集を行う入力コードとして、記号などを使用することができるため、使いやすいインターフェースを実現することが可能である。
【0082】
本願請求項2に係る動画像処理装置によれば、再生方法を参照できる入力コードを、素材となる動画像データを参照するためのインデックス画像データに登録することによって、インデックス画像データが参照している動画像データをユーザが所望する再生方法で再生することが可能となる。
【0083】
本願請求項3に係る動画像処理装置によれば、音声データ,静止画像データ,文字データ等の付加データを参照できる手書きコードを、素材となる動画像データを参照するためのインデックス画像データに登録することによって、前記付加データを動画像データに同期して再生することが可能となる。
【0084】
本願請求項4に係る動画像処理装置によれば、ユーザ自身が編集方式を想起しやすい入力コードを登録することができるため、それを用いて動画像データの編集が可能となり、ユーザによる編集作業を容易なものとすることができる。また、本願請求項5に係る動画像処理装置によれば、インデックス画像の画像データ、動画像データ、及び手書きコード入力装置によって入力された手書き入力コードを記憶し、再生した画像を画像表示装置に切り替えて表示可能としているので、それぞれを画像表示装置上で確認することができる。更に、本願請求項6に係る動画像処理装置によれば、インデックス画像の画像データの再生画像上に手書き入力コードの再生画像をスーパーインポーズする構成としたので、ユーザは、インデックス画像の画像データの再生画像上で手書き入力コードが正しく入力されたことを確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態における手書コード登録テーブルを示す説明図である。
【図3】本発明の第1実施形態で用いる動画像データの構造を示す説明図である。
【図4】本発明の第1実施形態におけるインデックスエントリの構造を示す説明図である。
【図5】本発明の第1実施形態におけるインデックスエントリテーブルの構造を示す説明図である。
【図6】本発明の第1実施形態によって編集される動画像データとインデックスエントリとの関係及び構造を示す説明図である。
【図7】本発明の第1実施形態による動画像データの編集手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第1実施形態によって編集された動画像データの再生手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2実施形態における手書コード登録テーブルを示す説明図である。
【図10】本発明の第3実施形態における手書コード登録テーブルを示す説明図である。
【図11】動画像データの構成単位を示す説明図である。
【符号の説明】
10 指示入力装置
11 手書コード入力装置
12 手書コード再生装置
13 インデックス画像再生装置
14 画像表示装置
15 手書コード登録テーブル
16 動画像再生装置
17 記憶装置
18 編集制御装置
Claims (6)
- 少なくとも一つ以上の動画像データを参照するための前記各動画像データに対応して単一に表示されるインデックス画像に対して、ユーザによって入力された入力コードを登録する手段と、前記インデックス画像に対して登録された入力コードを読み出す手段と、前記入力コードと前記インデックス画像が参照している動画像データの編集方法とが対応付けられて登録されているコード登録テーブルと、前記読み出された入力コードに対応した編集方法を前記コード登録テーブルより検索する手段と、前記インデックス画像が参照している動画像データを前記検索された編集方法に従って編集する手段とを備えたことを特徴とする動画像処理装置。
- 少なくとも一つ以上の動画像データを参照するための前記各動画像データに対応して単一に表示されるインデックス画像に対して、ユーザによって入力された入力コードを登録する手段と、前記インデックス画像に対して登録された入力コードを読み出す手段と、前記入力コードと前記インデックス画像が参照している動画像データの再生方法とが対応付けられて登録されているコード登録テーブルと、前記読み出された入力コードに対応した再生方法を前記コード登録テーブルより検索する手段と、前記インデックス画像が参照している動画像データを前記検索された再生方法に従って再生する手段とを備えたことを特徴とする動画像処理装置。
- 少なくとも一つ以上の動画像データを参照するための前記各動画像データに対応して単一に表示されるインデックス画像に対して、ユーザによって入力された入力コードを登録する手段と、前記インデックス画像に対して登録された入力コードを読み出す手段と、前記入力コードと前記インデックス画像が参照している動画像データの付加データとが対応付けられて登録されているコード登録テーブルと、前記読み出された入力コードに対応した付加データを前記コード登録テーブルより検索する手段と、前記検索された付加データを前記インデックス画像が参照している動画像データに同期させて再生する手段とを備えたことを特徴とする動画像処理装置。
- 前記請求項1乃至3のいずれかに記載の動画像処理装置において、ユーザによって新規に作成された入力コードと、該入力コードに対応付けられた編集方法、再生方法又は付加データとを、前記コード登録テーブルに登録する手段を設けたことを特徴とする動画像処理装置。
- 前記請求項1乃至3のいずれかに記載の動画像処理装置において、少なくとも前記インデックス画像の画像データ、前記動画像データ及び手書きコード入力装置によって入力された手書き入力コードを記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶されている前記画像データ、前記動画像データ又は前記手書き入力コードの各再生画像を切り替えて表示可能な画像表示装置とを備えたことを特徴とする動画像処理装置。
- 前記請求項5に記載の動画像処理装置において、前記画像表示装置によって表示される前記インデックス画像の画像データの再生画像上に、前記手書き入力コードの再生画像がスーパーインポーズされることを特徴とする動画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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