JP3624860B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の通信プロトコルを用いて画像データを受信する受信手段を備えたファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
公衆電話網に加えてLANやインターネットを介してファクシミリ通信を行うことができるインターネットファクシミリ装置においては、G3やG4のファクシミリ受信による印刷ジョブに加えて、以下の印刷ジョブが発生する。
(a)SMTP又はPOPを用いて、LAN又はインターネットを介して画像データが添付された電子メールを受信したことによる画像データの印刷ジョブであり、例えば、ITU−T勧告T.37やT.38に準拠したインターネットファクシミリ受信による印刷ジョブ。
(b)自機のスキャナを用いたコピー機能による印刷ジョブ。
(c)クライアントパーソナルコンピュータからLANを介して受信された、いわゆる「ネットワークプリント」と呼ばれる印刷ジョブ。
【0003】
従来例のインターネットファクシミリ装置においては、印刷ジョブの実行は、印刷ジョブが発生した順番に基づいて行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、SMTPによる画像データの印刷ジョブはPOPによる画像データの印刷ジョブに比べて即時性があるが、他の印刷ジョブが溜まっていると、その後から印刷されることになり、SMTPによる画像データの印刷ジョブについての即時性が活かされないという問題点があった。
【0005】
本発明の目的は以上の問題点を解決し、複数の通信プロトコルを用いて画像データを受信する受信手段を備えたファクシミリ装置において、各通信プロトコルの即時性を活かすことができるファクシミリ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るファクシミリ装置は、複数の通信プロトコルを用いて画像データを受信する受信手段を備えたファクシミリ装置において、上記各通信プロトコル毎の印刷優先順位を設定した優先順位テーブルを格納する記憶手段と、上記受信手段によって複数の印刷ジョブの画像データをSMTP受信又はPOP受信で受信したとき、上記優先順位テーブルに基づいて上記各印刷ジョブの画像データに対してSMTP受信又はPOP受信に応じて優先順位を設定して上記各画像データを印刷するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。上記ファクシミリ装置において、SMTP受信の印刷の優先順位は、POP受信の印刷の優先順位よりも高く設定されたことを特徴とする。また、上記優先順位テーブルにおいて、上記各通信プロトコル毎に印刷優先順位及び印刷切り換えタイミングが設定され、上記制御手段は、上記通信プロトコルに対応する優先順位に応じて印刷切り換えタイミングを選択的に切り換えて印刷するように制御することを特徴とする。ここで、上記印刷切り換えタイミングは、第1の優先順位のときに印刷中のページ終了時に割り込むタイミングであり、上記第1の優先順位よりも低い第2の優先順位のときに1つのファイルの印刷終了時に割り込むタイミングであることを特徴とする。
【0007】
また、上記ファクシミリ装置において、好ましくは、印刷ジョブの画像データを印刷しているときに、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを上記受信手段により受信したとき、上記制御手段は、実行中の印刷ジョブを中断し、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを優先して印刷するように制御することを特徴とする。
【0008】
さらに、上記ファクシミリ装置において、好ましくは、印刷ジョブの画像データを印刷しているときに、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを上記受信手段により受信したとき、上記制御手段は、実行中の印刷ジョブを終了した後、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを優先して印刷するように制御することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態について説明する。
【0010】
<実施形態>
図1は、本発明に係る実施形態である、印刷ジョブ優先順位機能を備えたインターネットファクシミリ装置20の構成を示すブロック図である。このインターネットファクシミリ装置20は、複数の通信プロトコルを用いて画像データを受信可能なファクシミリ装置であり、ROM6は、上記各通信プロトコル毎の印刷優先順位を設定した印刷ジョブ優先順位テーブル6aを格納し、主制御部1は、複数の印刷ジョブの画像データを受信したとき、上記印刷ジョブ優先順位テーブル6aに基づいて上記各印刷ジョブの画像データに対して優先順位を設定して上記各画像データを印刷するように制御することを特徴としている。
【0011】
また、このインターネットファクシミリ装置20において、印刷ジョブの画像データを印刷しているときに、例えばSMTPによる画像データの印刷ジョブなど、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを受信したとき、主制御部1は、実行中の印刷ジョブを中断し、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを優先して印刷するように制御する。さらに、印刷ジョブの画像データを印刷しているときに、例えば「ネットワークプリント」の印刷ジョブなど、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを受信したとき、主制御部1は、実行中の印刷ジョブを終了した後、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを優先して印刷するように制御する。
【0012】
図1において、インターネットファクシミリ装置20は、従来のG3方式等のファクシミリ通信機能を備えるとともに、印刷ジョブ優先順位機能を備えている。主制御部1は具体的にはCPUで構成されており、バス13を介して以下のハードウェア各部と接続されていてそれらを制御するほか、後述する種々のソフトウェアの機能を実行する。画像読取部2は、CCD等を利用したスキャナで原稿を読み取り、白黒2値に変換したドットイメージデータを出力する。画像記録部3は電子写真方式等のプリンタ装置であり、他のファクシミリ装置からファクシミリ通信により受信したイメージデータをハードコピーとしてプリントアウトして記録する。表示部4は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等の表示装置であり、当該インターネットファクシミリ装置20の動作状態を表示したり、送信すべき原稿のイメージデータ、及び受信したイメージデータの表示を行う。
【0013】
操作部5は、当該インターネットファクシミリ装置20を操作するために必要な文字キー、ダイヤル用テンキー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、及び各種のファンクションキー等を備える。なお、上述の表示部4をタッチパネル方式とすることにより、この操作部5の各種キーの内の一部又は全部を代用するように構成してもよい。
【0014】
ROM6は、当該インターネットファクシミリ装置20の動作に必要であって主制御部1によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納する。ここで、ROM6は図2の印刷ジョブ優先順位テーブル6aを格納する。これらのプログラムは、例えば、フロッピーディスク、MO、DVD−RAMなどの記録媒体に記録して、必要に応じてそのドライブ装置を介してSRAM7にロードして当該プログラムを実行してもよい。SRAM7は、主制御部1のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。ここで、SRAM7は図3の印刷ジョブ待ちテーブル7aを格納する。コンパクトフラッシュ8は、いわゆる画像メモリと、プログラム記録媒体としてのメモリとの役割を有する。
【0015】
ファックスモデム10は、公衆電話回線Lを介して公衆電話網50に接続され、通常のファクシミリ通信用のファックスモデムの機能を有するモデムである。NCU(ネットワーク制御回路:Network Control Unit)11はアナログの公衆電話回線Lの直流ループなどの閉結及び開放の動作を行いかつ自動ダイヤル機能を有するハードウェア回路であり、必要に応じてファックスモデム10を公衆電話回線Lに接続する。ここで、NCU11は、発信電話番号通知サービスにおけるID受信端末起動信号、通常の電話呼出信号の検出を行うとともに、必要に応じて発信電話番号通知サービスにおける1次応答信号及び2次応答信号を発信することができる。なお、NCU11を所定のターミナルアダプタ及びDSU(加入者線終端装置:Digital Service Unit)を介して、ベースバンド伝送方式のデジタル回線(例えば、ISDN回線)に接続するようにしてもよい。
【0016】
インターフェース回路12は、当該インターネットファクシミリ装置20を、例えばイーサネットなどのLAN30等に接続するために、信号やデータの信号変換やプロトコル変換を行うインターフェース回路であり、LAN30にはメールサーバ装置31、ルータ装置32及びクライアントパーソナルコンピュータ60−1,60−2が接続される。
【0017】
さらに、ルータ装置32はインターネット40を介して相手先のメールサーバ装置(図示せず。)に接続される。当該インターネットファクシミリ装置20から画像データをメール本文に添付してメール送信するときは、LANインターフェース12からLAN30を介して一旦メールサーバ装置31に送信した後、メールサーバ装置31が当該インターネットメールを、LAN30、ルータ装置32、インターネット40、及び相手先のメールサーバ装置(図示せず。)を介して送信先のファクシミリ装置にメール送信する。一方、インターネットメールを受信するときは、上記の逆の経路で受信する。ここで、メールサーバ装置31からインターネットネットメールを受信する方法は、POP3を用いてもよいし、SMTPにより受信してもよい。なお、インターネット40への回線接続は、専用回線などに限らず、公衆電話回線Lを用いたダイヤルアップ接続でもよい。
【0018】
以上のように構成された本実施形態のインターネットファクシミリ装置20は、通常のG3方式等のファクシミリ通信機能に加えて、印刷ジョブ優先順位機能を有している。ファクシミリ通信機能において、画像読取部2により読み取られたドットイメージデータはファクシミリ通信の規格で定められているMH,MR,MMR等の符号化方式に従ってソフトウェアにより符号化された後、相手先のファクシミリ装置に送信される一方、逆に相手先のファクシミリ装置から受信した符号化データもソフトウェアによりイメージデータに復号化されて画像記録部3からハードコピーとして出力される。
【0019】
このインターネットファクシミリ装置20においては、以下の印刷ジョブが発生する。
(a)ITU−T勧告のT.30の通信手順を用いたファクシミリ受信による印刷ジョブ。
(b)SMTP又はPOPを用いて、LAN30又はインターネット40を介して画像データが添付された電子メールを受信したことによる画像データの印刷ジョブであり、例えば、ITU−T勧告T.37やT.38に準拠したインターネットファクシミリ受信による印刷ジョブ。
(c)自機のスキャナを用いたコピー機能による印刷ジョブ。
(d)クライアントパーソナルコンピュータ60−1又は60−2からLAN30を介して受信された、いわゆる「ネットワークプリント」と呼ばれる印刷ジョブ。
【0020】
本実施形態においては、主制御部1は、これらの印刷ジョブが発生したとき、ROM6内の印刷ジョブ優先順位テーブル6aを参照して、発生した印刷ジョブの待ち行列における優先順位を決定して、印刷中及び印刷完了していない印刷ジョブの待ち行列をSRAM7内の印刷ジョブ待ちテーブル7aを用いて管理することにより印刷ジョブの優先順位を制御する。
【0021】
図2は、図1のROM6に格納された印刷ジョブ優先順位テーブル6aの一例を示す図である。図2に示すように、印刷ジョブ優先順位テーブル6aにおいては、印刷ジョブの受信方式に応じて、優先順位(ここで、より高い優先順位に対して大きな優先度の数字を付している。)と、印刷切り換えタイミングを格納している。図2の例では、SMTP受信の印刷ジョブが一番優先順位が高く、印刷中のページ終了時に割り込みをかけて、他の印刷ジョブよりも優先して印刷ジョブを実行し、その後、元の印刷ジョブを実行する。すなわち、実行中の印刷ジョブの終了を待たずに優先して印刷ジョブを実行する。SMTP受信に次いで、ネットワークプリントの印刷ジョブが優先順位が高く、他のファイルの印刷終了後、すなわち本実施形態では、1つのファイルは1つの印刷ジョブに対応するので、他の印刷ジョブの印刷終了後に、他の印刷ジョブよりも優先して印刷ジョブを実行する。さらに、POP3受信又はT.30ファクシミリ受信による印刷ジョブは、優先順位を「3」に設定され、他のファイルの印刷終了後、すなわち他の印刷ジョブの印刷終了後に印刷ジョブを実行する。
【0022】
図3は、図1のSRAM7に格納された印刷ジョブ待ちテーブル7aの一例を示す図である。図3の印刷ジョブ待ちテーブル7aは、主制御部1が複数の印刷ジョブの待ち行列を管理するために用いられ、図3に示すように、待ち行列の待ち順位、ファイル名、状態(印刷中であるか、印刷待ちか)、受信方式、コンパクトフラッシュ8内の画像メモリのアドレス、ファイルのサイズなどの情報を格納している。
【0023】
インターネットファクシミリ装置において、電子メールを受信する手段としてSMTP受信とPOP3受信の両方が可能な場合において、SMTP受信はPOP3受信と比べてメールサーバに一定間隔でポーリングに行くのではなくメールサーバから直接送り込まれてくるので、即時性が高くイントラネットなどのLASN30では非常に有効な手段である。しかしながら、SMTP受信で原稿の画像データを受信しても、その時にすでにPOP3でたくさんの電子メールを受信しており、それらが印字待ちになっている場合にはそれらの原稿が印字終了するまでSMTP受信した原稿が印字されないことになりせっかくの即時性が失われる場合がある。そこで、本実施形態に係るインターネットファクシミリ装置20においては、SMTP受信、POP3受信の通信手段に優先順位をつけ、それぞれの受信手段で受信した原稿が複数あり印字待ちになっている場合にも優先順位の高い方の受信原稿が先に印字されるようにしている。
【0024】
また、インターネットファクシミリ装置の機能やネットワークプリントの機能など、ファクシミリ受信以外にも幾種類かの原稿の画像データを受信する手段を備えたファクシミリ装置において、受信した原稿を印字する時の優先順位を、通信手段に対して割り当てておきある受信原稿を印字中により優先度の高い原稿を受信した場合には、その原稿を優先的に印字するようにしている。さらに、本実施形態においては、優先度の高い原稿の画像データを印字する時に、優先的に印字を開始するタイミングとして優先度の低い原稿が印字中であった場合に1つの原稿の画像データファイル(又は印刷ジョブ)の印字が終わった時点で切り替えるか、印字中のページが印字終了した時点で割り込みで切り替えるのかも印刷ジョブ優先順位テーブル6aにおいて設定できるようにしている。
【0025】
以上説明したように、本実施形態によれば、ROM6は、各通信プロトコル毎の印刷優先順位を設定した印刷ジョブ優先順位テーブル6aを格納し、主制御部1は、複数の印刷ジョブの画像データを受信したとき、上記印刷ジョブ優先順位テーブル6aに基づいて上記各印刷ジョブの画像データに対して優先順位を設定して上記各画像データを印刷するように制御する。従って、各通信プロトコルに応じて印刷ジョブの優先順位を設定することにより、通信プロトコルの即時性を活かした印刷を行うことができる。
【0026】
また、このインターネットファクシミリ装置20において、印刷ジョブの画像データを印刷しているときに、例えばSMTPによる画像データの印刷ジョブなど、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを受信したとき、主制御部1は、実行中の印刷ジョブを中断し、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを優先して印刷するように制御し、その後、中断した印刷ジョブを実行する。従って、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを受信したとき実行中の印刷ジョブを中断して、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを優先的に印刷でき、通信プロトコルの即時性を活かした印刷を行うことができる。
【0027】
さらに、このインターネットファクシミリ装置20において、印刷ジョブの画像データを印刷しているときに、例えば「ネットワークプリント」の印刷ジョブなど、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを受信したとき、主制御部1は、実行中の印刷ジョブを終了した後、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを優先して印刷するように制御する。従って、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを受信したとき実行中の印刷ジョブを終了した後、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを優先的に印刷でき、通信プロトコルの即時性を活かした印刷を行うことができる。
【0028】
<変形例>
以上の実施形態においては、インターネットファクシミリ装置20の例について述べているが、本発明はこれに限らず、公衆電話網又は公衆デジタル回線網などの公衆網に接続された、例えば電話機、データ通信装置などを含む通信端末装置に適用することができる。
【0029】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明に係るファクシミリ装置によれば、複数の通信プロトコルを用いて画像データを受信する受信手段を備えたファクシミリ装置において、上記各通信プロトコル毎の印刷優先順位を設定した優先順位テーブルを格納する記憶手段と、上記受信手段によって複数の印刷ジョブの画像データをSMTP受信又はPOP受信で受信したとき、上記優先順位テーブルに基づいて上記各印刷ジョブの画像データに対してSMTP受信又はPOP受信に応じて優先順位を設定して上記各画像データを印刷するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。ここで、上記ファクシミリ装置において、SMTP受信の印刷の優先順位は、POP受信の印刷の優先順位よりも高く設定されたことを特徴とする。従って、各通信プロトコルに応じて印刷ジョブの優先順位を設定することにより、通信プロトコルの即時性を活かした印刷を行うことができる。
また、ファクシミリ装置において、電子メールを受信する手段としてSMTP受信とPOP3受信の両方が可能な場合において、SMTP受信はPOP3受信と比べてメールサーバに一定間隔でポーリングに行くのではなくメールサーバから直接送り込まれてくるので、即時性が高くイントラネットなどのLASN30では非常に有効な手段である。しかしながら、SMTP受信で原稿の画像データを受信しても、その時にすでにPOP3でたくさんの電子メールを受信しており、それらが印字待ちになっている場合にはそれらの原稿が印字終了するまでSMTP受信した原稿が印字されないことになりせっかくの即時性が失われる場合がある。そこで、本発明に係るファクシミリ装置においては、SMTP受信、POP3受信の通信手段に優先順位をつけ、それぞれの受信手段で受信した原稿が複数あり印字待ちになっている場合にも優先順位の高い方の受信原稿が先に印字されるようにしている。
また、上記優先順位テーブルにおいて、上記各通信プロトコル毎に印刷優先順位及び印刷切り換えタイミングが設定され、上記制御手段は、上記通信プロトコルに対応する優先順位に応じて印刷切り換えタイミングを選択的に切り換えて印刷するように制御することを特徴とする。ここで、上記印刷切り換えタイミングは、第1の優先順位のときに印刷中のページ終了時に割り込むタイミングであり、上記第1の優先順位よりも低い第2の優先順位のときに1つのファイルの印刷終了時に割り込むタイミングであることを特徴とする。従って、上記指定情報に対応した優先順位に応じて印刷切り換えタイミングを切り換えることができる。すなわち、優先度の高い原稿の画像データを印字する時に、優先的に印字を開始するタイミングとして優先度の低い原稿が印字中であった場合に1つの原稿の画像データファイル(又は印刷ジョブ)の印字が終わった時点で切り替えるか、印字中のページが印字終了した時点で割り込みで切り替えるのかを優先順位テーブルにおいて設定できる。
【0030】
また、上記ファクシミリ装置において、好ましくは、印刷ジョブの画像データを印刷しているときに、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを上記受信手段により受信したとき、上記制御手段は、実行中の印刷ジョブを中断し、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを優先して印刷するように制御する。従って、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを受信したとき実行中の印刷ジョブを中断して、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを優先的に印刷でき、通信プロトコルの即時性を活かした印刷を行うことができる。
【0031】
さらに、上記ファクシミリ装置において、好ましくは、印刷ジョブの画像データを印刷しているときに、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを上記受信手段により受信したとき、上記制御手段は、実行中の印刷ジョブを終了した後、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを優先して印刷するように制御する。従って、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを受信したとき実行中の印刷ジョブを終了した後、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを優先的に印刷でき、通信プロトコルの即時性を活かした印刷を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態である、印刷ジョブ優先順位機能を備えたインターネットファクシミリ装置20の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のROM6に格納された印刷ジョブ優先順位テーブル6aの一例を示す図である。
【図3】図1のSRAM7に格納された印刷ジョブ待ちテーブル7aの一例を示す図である。
【符号の説明】
1…主制御部、
3…画像記録部、
6…ROM、
6a…印刷ジョブ優先順位テーブル、
7…RAM、
7a…印刷ジョブ待ちテーブル、
8…コンパクトフラッシュ、
10…ファックスモデム、
11…NCU、
12…インターフェース回路、
13…バス、
20…インターネットファクシミリ装置、
30…LAN、
31…メールサーバ装置、
32…ルータ装置、
40…インターネット、
50…公衆電話網、
60−1,60−2…クライアントパーソナルコンピュータ、
L…公衆電話回線。

Claims (6)

  1. 複数の通信プロトコルを用いて画像データを受信する受信手段を備えたファクシミリ装置において、上記各通信プロトコル毎の印刷優先順位を設定した優先順位テーブルを格納する記憶手段と、上記受信手段によって複数の印刷ジョブの画像データをSMTP受信又はPOP受信で受信したとき、上記優先順位テーブルに基づいて上記各印刷ジョブの画像データに対してSMTP受信又はPOP受信に応じて優先順位を設定して上記各画像データを印刷するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. SMTP受信の印刷の優先順位は、POP受信の印刷の優先順位よりも高く設定されたことを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 上記優先順位テーブルにおいて、上記各通信プロトコル毎に印刷優先順位及び印刷切り換えタイミングが設定され、上記制御手段は、上記通信プロトコルに対応する優先順位に応じて印刷切り換えタイミングを選択的に切り換えて印刷するように制御することを特徴とする請求項1又は2記載のファクシミリ装置。
  4. 上記印刷切り換えタイミングは、第1の優先順位のときに印刷中のページ終了時に割り込むタイミングであり、上記第1の優先順位よりも低い第2の優先順位のときに1つのファイルの印刷終了時に割り込むタイミングであることを特徴とする請求項3記載のファクシミリ装置。
  5. 印刷ジョブの画像データを印刷しているときに、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを上記受信手段により受信したとき、上記制御手段は、実行中の印刷ジョブを中断し、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを優先して印刷するように制御することを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか1つに記載のファクシミリ装置。
  6. 印刷ジョブの画像データを印刷しているときに、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを上記受信手段により受信したとき、上記制御手段は、実行中の印刷ジョブを終了した後、より優先順位の高い印刷ジョブの画像データを優先して印刷するように制御することを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか1つに記載のファクシミリ装置。
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