JP3624504B2 - 情報信号の記録再生装置およびその記録再生方法 - Google Patents

情報信号の記録再生装置およびその記録再生方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録再生装置に関し、例えばコンパクトディスクプレイヤーにより再生されたオーディオ信号をミニディスク装置により記録する際に、並べて配置した棒グラフ状表示により再生位置、記録位置等を表示することにより、記録再生の状況把握に必要な時間情報を視覚的、感覚的に表示し、この表示を介して直感的に記録再生の状況を把握できるようにする。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンパクトディスク、ミニディスクにおいては、最内周に形成されたリードインエリアに種々の管理情報が記録され、この管理情報により各曲の記録開始位置、記録終了位置、全体の演奏時間等を検出できるようになされている。またコンパクトディスクにおいては、オーディオ信号と共に位置情報が記録され、さらにミニディスクにおいては、レーザービームのガイド溝を形成するプリグルーブにより位置情報が記録されるようになされている。
【0003】
この管理情報及び位置情報を有効に利用して、コンパクトディスクプレイヤーは、全体の演奏時間、現在までの積算した再生時間(以下再生積算時間と呼ぶ)、残り再生時間(以下再生残時間と呼ぶ)等を表示するように形成されている。またミニディスク装置においても、同様に、録音済領域を時間情報に換算した録音時間(以下録音積算時間と呼ぶ)、残り記録可能時間(以下録音残時間と呼ぶ)を表示するように形成され、これによりユーザーの使い勝手を向上するようになされている。
【0004】
ここでこれらの時間表示は、例えば液晶表示パネル等によりこれらの時間情報を文字情報により表示して形成され、再生積算時間の表示は、例えばコンパクトディスクの先頭から再生を開始して12分34秒の位置を再生している場合、「12:34」の文字を液晶表示パネル等に表示して形成される。これによりコンパクトディスクプレイヤー、ミニディスク装置は、ユーザーにおいて、演奏時間等を簡易かつ確実に確認できるようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこの種のオーディオ装置においては、コンパクトディスクプレイヤーとミニディスク装置とを一体に保持し、コンパクトディスクプレイヤーで再生したオーディオ信号をミニディスク装置により記録できるようになされたものがある(いわゆるダビングである)。
【0006】
このダビングにおいては、コンパクトディスクの総演奏時間とミニディスクの記録可能時間とが必ずしも一致していないことにより、さらにはミニディスクにおいては、既に録音された演奏に続いて記録することも可能なこと等により、少なくとも、再生積算時間、再生残時間、録音積算時間、録音残時間を同時に確認することができれば、ダビングの状況を判断することができ、便利であると考えられる。
【0007】
この場合図11に示すように、これら4種類の時間情報を並べて表示する方法が考えられる。すなわちコンパクトディスクの時間情報でなることを「CD」の文字表示で示し、この表示に隣接して再生積算時間(「12:34」の表示でなる)、再生残時間(「REMAIN 30:10」の表示でなる)を表示する。さらにミニディスクの時間情報でなることを「MD」の文字表示で示し、この表示に隣接して録音積算時間(「12:34」の表示でなる)、録音残時間(「REMAIN 47:26」の表示でなる)を表示する。
【0008】
ところがこのようにして単に時間情報を並べて表示したのでは、ダビングの進行状況を即座に把握することが困難な問題がある。この場合に、この種の時間情報を視覚的、感覚的に把握することができれば、ダビングの進行状況を直観的に把握することができると考えられる。
【0009】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、記録再生の状況把握に必要な時間情報を視覚的、感覚的に把握することができる記録再生装置を提案しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明においては、
第1のディスク状記録媒体に記録された情報信号を再生して第2のディスク状記録媒体に記録する記録再生装置において、
上記記録再生装置は、
上記第1のディスク状記録媒体に記録された位置情報に基づいて、再生位置を検出して再生位置情報を生成する再生位置検出手段と、
上記第2のディスク状記録媒体に記録された位置情報に基づいて、記録位置を検出して記録位置情報を生成する記録位置検出手段と、
所定の表示手段と
を有し、
上記表示手段は、
上記再生位置情報及び記録位置情報に基づいて、上記第1及び第2のディスク状記録媒体にそれぞれ対応する第1及び第2の棒グラフ状の表示を並べて形成し、
上記第1及び第2の棒グラフ状の表示により上記再生位置及び記録位置を表示するとともに、
上記第1の棒グラフ状の表示の最大の長さが、上記第1のディスク状記録媒体の再生可能なデータ量に対応するように、上記第1の棒グラフ状の表示を形成し、
上記第2の棒グラフ状の表示の最大の長さが、上記第1の棒グラフ状の表示の最大の長さと等しくなるように、かつ上記第2のディスク状記録媒体の記録可能なデータ量に対応するように、上記第2の棒グラフ状表示を形成する
ことを特徴とする情報信号の記録再生装置
とするものである。
【0011】
さらに、この発明においては、
第1のディスク状記録媒体に記録された情報信号を選択的に再生して第2のディスク状記録媒体に記録する記録再生装置において、
上記第1及び第2のディスク状記録媒体は、
情報記録面を、管理情報を記録する管理領域と、上記情報信号を記録する情報信号記録領域とに分割し、
上記管理情報により上記情報信号記録領域に記録した上記情報信号を管理できるように形成され、
上記記録再生装置は、
上記第1のディスク状記録媒体の上記管理情報を再生して再生側管理情報を検出する再生側管理情報検出手段と、
上記第2のディスク状記録媒体の上記管理情報を再生して記録側管理情報を検出する記録側管理情報検出手段と、
所定の表示手段と
を有し、
上記表示手段は、
上記第1及び第2のディスク状記録媒体にそれぞれ対応する第1及び第2の棒グラフ状の表示を並べて形成し、
上記再生側管理情報及び記録側管理情報に基づいて、上記第1及び第2の棒グラフ状の表示の長さにより、上記第1及び第2のディスク状記録媒体にそれぞれ記録された情報信号のデータ量を表示し、
上記再生側管理情報に基づいて、上記第1の棒グラフ状の表示の上で、上記選択的に再生する情報信号を点滅により表示するとともに、
上記選択的に再生する情報信号の、上記第1のディスク状記録媒体に記録された順序を、上記選択的に再生す情報信号の数の増加にしたがって上記点滅の位置を増加させることにより表示し、
上記第2の棒グラフ状の表示の上で、上記点滅表示のデータ量に対応する領域を点滅表示する
ことを特徴とする情報信号の記録再生装置
とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳述する。
【0021】
図1は、本発明の実施の形態に係るオーディオ装置を示すブロック図である。このオーディオ装置1は、操作ブロック2において検出された操作子の操作に応動して、システム制御回路3によりコンパクトディスクブロック(CDブロック)4、ミニディスクブロック(MDブロック)5の動作を切り換え、コンパクトディスクブロック(CDブロック)4によりコンパクトディスクを再生し、またミニディスクブロック5によりミニディスクを記録再生する。またこのときシステム制御回路3により表示ブロック6を駆動し、種々の情報を表示する。
【0022】
ここでこのコンパクトディスクブロック4の処理対象でなるコンパクトディスクは、最内周側から順に、リードインエリア、プログラムエリア、リードアウトエリアが形成され、このプログラムエリアにオーディオデータが記録される。
【0023】
このコンパクトディスクに記録されるオーディオデータは、所定ブロック単位で誤り訂正符号、サブコード等が付加された後、規定のデータ処理により記録データ列に変換され、この記録データ列に対応するようにプログラムエリアに順次ピットが形成されて記録される。オーディオデータは、この誤り訂正符号により誤り訂正処理して確実に再生できるように形成され、またサブコードによりオーディオデータの曲間、再生位置、再生積算時間等を検出できるようになされている。
【0024】
またコンパクトディスクは、リードインエリアにこのオーディオデータの管理情報を記録する。すなわちコンパクトディスクは、リードインエリアにおいて、規定フォーマットのデータにサブコードが付加されて記録され、この規定フォーマットのデータによりTOC(Table Of Contents )が形成される。このTOCにより、コンパクトディスクは、プログラムエリアに記録されたオーディオ信号の総再生時間、各演奏(以下楽曲と呼ぶ)の再生時間、各楽曲の記録開始位置等が記録される。これによりコンパクトディスクは、このリードインエリアを再生して総演奏時間等の時間情報を検出できるように形成され、またこれら管理情報及びプログラムエリアに記録されたサブコードに基づいて、再生残時間の検出処理、いわゆるプログラム選曲による再生処理等を実行できるようになされている。
【0025】
図2は、このコンパクトディスクブロック4の構成を示すブロック図であり、コンパクトディスクブロック4は、コンパクトディスク11をスピンドルモータ12で回転駆動する。この状態でコンパクトディスクブロック4は、光ピックアップ13よりレーザービームを射出する。ここでこの光ピックアップ13は、コンパクトディスク11の半径方向に可動できるように保持され、これによりコンパクトディスクブロック4では、必要に応じて光ピックアップ13を可動して、リードインエリアよりTOCを再生できるように形成され、また再生したTOCを基準にして所望の楽曲を選択できるように形成されている。
【0026】
さらに光ピックアップ13は、コンパクトディスク11からの戻り光を複数のフォトディテクタで受光し、コンパクトディスクブロック4では、これらの受光結果に基づいてサーボ回路14により光ピックアップ13を駆動してトラッキング制御、フォーカス制御する。さらに光ピックアップ13は、これらフォトディテクタの出力信号から戻り光の光量に応じて信号レベルが変化する再生信号RFを生成し、増幅回路15は、この再生信号RFを規定利得で増幅してディジタル信号処理回路16に出力する。
【0027】
このディジタル信号処理回路16は、集積回路で形成され、このコンパクトディスクブロック4のシステム制御回路17により設定された動作モードに従って動作する。すなわちディジタル信号処理回路16は、EFM(Eight to Fourteen Modulation)復調回路19において、再生信号RFから再生クロックを検出し、この再生クロックを速度制御回路20に出力する。速度制御回路20は、この再生クロックが規定の周波数になるようにスピンドルモータを駆動し、これによりコンパクトディスクブロック4では、コンパクトディスク11を線速度一定の条件により回転駆動する。
【0028】
さらにEFM復調回路19は、この再生信号RFを2値化した後、再生クロックを基準にしてシリアルデータに変換し、このシリアルデータをEFM復調する。デインターリーブ回路21は、このEFM復調回路19の出力データをランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)22に格納してデインターリーブ処理する。さらにデインターリーブ回路21は、このランダムアクセスメモリ22に格納したデータをCIRCエラー訂正回路23に出力し、ここでオーディオデータに付加された誤り訂正符号により誤り訂正処理する。
【0029】
これによりコンパクトディスクブロック4では、オーディオデータを正しく復号してディジタルオーディオ信号を生成し、このディジタルオーディオ信号をディジタルフィルタ24で帯域制限する。コンパクトディスクブロック4は、コンパクトディスク11をダビングする場合、このディジタルオーディオ信号DAをミニディスクブロック5(図1)に出力する。これに対してコンパクトディスク11を単に再生する場合、ディジタルアナログ変換回路(D/A)25を介してアナログ信号でなるオーディオ信号SAに変換し、図示しない増幅回路を介してスピーカに出力する。
【0030】
このようなオーディオデータの再生系に対して、ディジタル信号処理回路16は、オーディオデータに付加されたサブコードSUBをシステム制御回路17に出力する。またシステム制御回路17は、コンパクトディスク11が装填された場合、電源が立ち上げられた場合、リードインエリアを再生するように、このコンパクトディスクブロック4の動作を制御し、リードインエリアより得られるTOCのデータをディジタル信号処理回路16より入力する。
【0031】
これによりシステム制御回路17は、TOCのデータより、コンパクトディスク11の総演奏時間、記録楽曲数、各楽曲の演奏時間を検出し、必要に応じてシステム制御回路3を介して表示ブロック6に表示できるようになされている。またTOCのデータより、楽曲の記録開始位置を検出できるようになされ、この検出結果よりサブコードSUBを基準にして光ピックアップ13を可動して、所望の楽曲を再生できるようになされ、またシステム制御回路3を介して入力される演奏順序に従ってプログラム再生できるようになされている。
【0032】
また再生中においては、サブコードSUBを基準にしてコンパクトディスク11の再生積算時間、再生残時間を検出して必要に応じてシステム制御回路3を介して表示ブロック6に表示できるようになされ、同様にして、各楽曲の再生時間、各楽曲の再生残時間を表示できるようになされている。
【0033】
これに対してミニディスクブロック5の処理対象でなるミニディスクは、最内周側から順に、リードインエリア、プログラムエリア、リードアウトエリアが形成され、また内周側から外周側に向かってラセン状に、レーザービームのガイド溝を形成するプリグルーブが形成される。このプリグルーブは、いわゆるウォウブル信号により蛇行して形成され、コンパクトディスクでは、このプリグルーブを基準にしてトラッキング制御できるように形成され、またこの蛇行を基準にして記録再生位置のアドレスを検出できるようになされている。ミニディスクは、データ圧縮されたオーディオデータがコンパクトディスクと同様のデータ処理を受けた後、このプリグルーブを基準にしてプログラムエリアに記録される。
【0034】
またミニディスクは、コンパクトディスクと同様に、プログラムエリアに記録したオーディオデータの管理情報をリードインエリアに記録する。すなわちミニディスクは、リードインエリアの内周側に、規定フォーマットのデータがプリフォーマットにより記録され、このデータによりP−TOCが形成される。またミニディスクは、オーディオデータの記録再生に伴い、続くリードインエリアを更新できるように形成され、これによりこの残るリードインエリアにU−TOCが形成される。
【0035】
ここでP−TOCは、複数のセクタにより形成され、これらのセクタでミニディスクに形成された再生専用の領域、U−TOCを主に管理する。すなわち図3は、これら複数セクタのP−TOCのうちの、セクタ0のP−TOCを示す図表である。このセクタ0のP−TOCは、先頭の8ビット×4×6の領域がヘッダに割り当てられ、オール1又はオール0の1バイトデータを配列して形成される同期パターンがこのヘッダに割り当てられる。またこのヘッダに、クラスタの上位アドレス及び下位アドレス(cluster H 及びcluster L )が分割して割り当てられる。
【0036】
またヘッダに続いて、「MINI」の文字コードがアスキーコードにより割り当てられ、これによりディスクの種類が明示される。さらに続いて、ディスクタイプ、録音レベルのデータが割り当てられ、続いて記録されている最初の楽曲のトラック番号(First TNO )、最後の曲番のトラック番号(Last TNO)が記録される。またリードアウトエリアのスタートアドレス(PO)、光量調整領域のアドレス(PC)、U−TOCエリアのスタートアドレス(UST)、録音可能エリアのスタートアドレス(RST)が記録される。これらの情報によりミニディスクでは、U−TOCエリア、プログラムエリア等をアクセスできるように形成されている。
【0037】
続いてこのP−TOCは、再生専用の各楽曲のポインター(P−TNO)を順次255個分記録可能に設定され、この各ポインターに対応するスタートアドレス及びエンドアドレスが順次記録されるようになされている。これにより再生専用ミニディスクのプログラムエリア、いわゆるハイブリッド型ミニディスク(プログラムエリアを再生専用の領域と記録再生可能な領域とに分割して形成されたミニディスクでなる)の再生専用のプログラムエリアでは、先の最初の楽曲のトラック番号(First TNO )、最後の楽曲のトラック番号(Last TNO)により記録された楽曲の数を検出できるようになされている。またこの種のプログラムエリアでは、各楽曲のポインター(P−TNO)と、対応するスタートアドレス及びエンドアドレスとから、これらの各楽曲の記録位置を確認できるようになされ、さらにはスタートアドレス及びエンドアドレスを時間情報に換算して各楽曲の演奏時間を確認できるようになされている。
【0038】
これに対して、ハイブリッド型のミニディスク、プログラムエリアの全部を記録可能な領域に形成してなるミニディスクにおいては、リードアウトエリア(PO)及び録音可能エリアのスタートアドレス(RST)を検出して記録再生可能な領域を検出できるようになされている。これに加えて、この種のミニディスクでは、U−TOCエリアのスタートアドレス(UST)よりU−TOCを参照して、この記録再生可能な領域に記録した各楽曲の記録位置等を確認できるように形成され、また未記録領域を検出できるようなされている。
【0039】
すなわちU−TOCは、P−TOCと同様に、複数のセクタにより形成され、これらのセクタでミニディスクに形成された記録再生可能な領域を管理する。図4は、これら複数セクタのU−TOCのうちの、セクタ0のU−TOCを示す図表である。このセクタ0のU−TOCは、先頭の8ビット×4×7の領域がヘッダに割り当てられ、オール1又はオール0の1バイトデータを配列して形成される同期パターンがこのヘッダに割り当てられる。またこのヘッダに、クラスタの上位アドレス及び下位アドレス(cluster H 及びcluster L )が分割して割り当てられる。
【0040】
続いてU−TOCは、メーカーコード(Maker code)、モデルコード(Model code)、最初の楽曲のトラック番号(First TNO )、最後の楽曲のトラック番号(Last TNO)が記録される。続いてオール0のデータを間に挟んでセクタの使用状況(Used Secter )、ディスクシリアル番号(Disc Serial NO)、ディスクID(Disc ID )等が記録される。
【0041】
さらに続いてU−TOCは、記録再生可能なプログラムエリアに記録された各楽曲に関して、ポインター(P−TNO)を順次255個分記録可能に設定される。ここでミニディスクにおいては、連続して記録した複数の楽曲のうちの、所望の楽曲を消去する場合が考えられる。またこの消去した領域に別途楽曲を記録する場合も考えられ、さらにはこれらの処理を一つの記録の処理により実行する場合も考えられる。これらの場合に、例えば消去した領域に比して新たに記録する楽曲の演奏時間が長い場合も考えられる。ミニディスクは、このような場合でも、この消去した領域を有効に利用できるように、この新たに記録する楽曲を、この消去した領域に記録し、残りを他の未記録領域に記録できるようになされている。ここで、このようにして離散的に記録された楽曲の各まとまりをそれぞれパーツと呼ぶ。
【0042】
U−TOCは、ポインター(P−TNO)に対応するスタートアドレス及びエンドアドレスにより、これら各パーツのスタートアドレス及びエンドアドレスが順次記録されるようになされている。またこれらスタートアドレス及びエンドアドレスに対応して、各パーツのモード情報(Track mode)、続くパーツを指定する、ポインター(P−TNO)と同一の表現形式でなるリンクポインター(Link−P)が記録されるようになされている。これによりこの種のミニディスクでは、各楽曲について、各楽曲のポインター(P−TNO)に対応するスタートアドレス及びエンドアドレスを基準にしてパーツを再生した後、リンクポインターが設定されている場合は、このリンクポインターを辿って対応するポインター(P−TNO)のスタートアドレス及びエンドアドレスを基準にして続くパーツを順次再生することにより、各楽曲を再生できるようになされている。
【0043】
なおP−TOCにおいても、ポインター(P−TNO)は、各パーツのスタートアドレス及びエンドアドレスを指定することになるが、P−TOCの場合、再生専用領域を管理し、この再生専用領域では各楽曲が1つのパーツとして記録されていることにより、このリンクポインターに対応するデータとしてオール0のデータが記録され(図3)、実際上、ポインター(P−TNO)は、トラック番号に対応する各楽曲を指定するようになされている。
【0044】
かくするにつき、記録再生可能なミニディスクでは、各楽曲のポインター(P−TNO)と対応するリンクポインターを順次辿ってスタートアドレス及びエンドアドレスよりアドレスデータの累積値を得、この累積値を時間情報に換算して各楽曲の記録時間を確認できるようになされ、またこれらの記録時間を累積して全体の記録時間を検出できるようになされている。またこれとは逆の関係になる記録残時間については、P−TOCより検出した全体の記録可能時間よりこのようにして検出した累積時間を減算することにより、検出できるようになされている。
【0045】
さらにこのようにして検出される各楽曲の演奏時間と、プリグルーブより検出される記録再生位置より、再生積算時間、再生残時間、記録積算時間、記録残時間を検出できるようになされている。
【0046】
図5は、このミニディスクを再生するミニディスクブロック5を示すブロック図である。ミニディスクブロック5は、ミニディスク31をスピンドルモータ32で回転駆動する。この状態でミニディスクブロック5は、光ピックアップ33よりレーザービームを射出する。ここでこの光ピックアップ33は、ミニディスク31を間に挟んで対向するように保持された変調コイル34と共に、スレッド機構35によりミニディスク31の半径方向に可動できるように保持され、これによりミニディスクブロック5では、必要に応じて光ピックアップ33及び変調コイル34を移動して、リードインエリアよりP−TOC、U−TOCを再生できるように、またU−TOCを更新できるように形成され、またP−TOC、U−TOCを基準にして所望の楽曲を記録再生できるように形成されている。
【0047】
さらに光ピックアップ33は、ミニディスク31からの戻り光を複数のフォトディテクタで受光し、ミニディスクブロック5では、これらの受光結果を増幅回路36を介して増幅して出力する。このとき光ピックアップ33は、受光結果を演算処理することにより、トラッキングエラー量に応じて信号レベルが変化するトラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー量に応じて信号レベルが変化するフォーカスエラー信号FE、プリグルーブの蛇行に追従して信号レベルが変化するウォウブル信号を生成する。また光ピックアップ33は、記録時にあっては、間欠的にレーザービームの光量を立ち上げるのに対し、再生時においては、戻り光の偏光面の変化に応じて信号レベルが変化する再生信号MOを生成する。
【0048】
サーボ回路37は、このフォーカスエラー信号FE及びトラッキングエラー信号TEの信号レベルが0レベルになるように、光ピックアップ33の対物レンズ33aをそれぞれ上下、左右に可動し、これによりフォーカス制御及びトラッキング制御する。またサーボ回路37は、このウォウブル信号の中心周波数が規定周波数になるように、スピンドルモータ32を回転駆動し、これによりミニディスクを規定の回転速度により回転駆動する。さらにサーボ回路37は、システム制御回路38により制御されてスレッド機構35を駆動し、これにより光ピックアップ33及び変調コイル34を所望の記録再生位置に移動させる。
【0049】
アドレスデコーダ39は、ウォウブル信号を基準にして再生クロックを生成する。またアドレスデコーダ39は、ウォウブル信号を周波数復調し、これによりプリグルーブの蛇行により記録されたアドレスデータを検出する。アドレスデコーダ39は、検出したアドレスデータをエンコーダ/デコーダ40及びシステム制御回路38に出力し、これによりシステム制御回路38において記録再生位置を検出できるようになされている。
【0050】
エンコーダ/デコーダ40は、再生時、この増幅回路36より出力される再生信号を2値化した後、再生クロックを基準にしてシリアルデータに変換する。さらにエンコーダ/デコーダ40は、このシリアルデータをEFM復調した後、誤り訂正処理を実行し、その結果得られるオーディオデータをメモリコントローラ42に出力する。これらの処理とは逆に、記録時、エンコーダ/デコーダ40は、メモリコントローラ42を介して入力されるオーディオデータを規定のデータ構造に変換した後、EFM変調し、これにより記録データ列を生成する。
【0051】
駆動回路41は、記録時、この記録データ列に応じて変調コイル34を駆動し、これにより光ピックアップ33より出力されるレーザービームの照射位置に、記録データ列に対応する変調磁界を印加する。これによりミニディスクブロック5では、熱磁気記録の手法を適用して所望のオーディオデータを記録できるようになされている。
【0052】
メモリコントローラ42は、再生時、エンコーダ/デコーダ40より入力されるオーディオデータを大容量のランダムアクセスメモリ43に一旦格納した後、音声圧縮エンコーダ/デコーダ44に出力する。このときメモリコントローラ42は、格納時の1/2のデータ転送速度でオーディオデータを出力する。これによりミニディスクブロック5では、再生時、2倍の転送速度でオーディオデータをミニディスク31より再生すると共に、ランダムアクセスメモリ43をバッファメモリとして使用し、リンクポインターで規定されるパーツを離散的に再生する場合でも、音切れを有効に回避できるようになされている。
【0053】
これに対してメモリコントローラ42は、記録時、音声圧縮エンコーダ/デコーダ44より出力されるオーディオデータをランダムアクセスメモリ43に一旦格納した後、エンコーダ/デコーダ40に出力する。このときメモリコントローラ42は、格納時の2倍のデータ転送速度でオーディオデータを出力する。これによりミニディスクブロック5では、記録時、2倍の転送速度でオーディオデータをミニディスク31に記録すると共に、ランダムアクセスメモリ43をバッファメモリとして使用し、1つの楽曲をパーツに分解して、プログラムエリアに離散的に残る記録可能な領域に順次記録する場合でも、音切れを有効に回避して記録できるようになされている。
【0054】
音声圧縮エンコーダ/デコーダ44は、再生時、メモリコントローラ42より出力されるオーディオデータをデータ伸長し、ディジタルオーディオ信号DAを出力する。またミニディスク31を単に再生する場合、ディジタルアナログ変換回路46を介してアナログ信号でなるオーディオ信号SAに変換し、図示しない増幅回路を介してスピーカに出力する。
【0055】
これに対して音声圧縮エンコーダ/デコーダ44は、記録時、順次入力されるオーディオ信号SAをアナログディジタル変換回路47によりディジタルオーディオ信号に変換して受け、このディジタルオーディオ信号をデータ圧縮してオーディオデータを生成する。またコンパクトディスク11をダビングする場合、コンパクトディスクブロック4より出力されるディジタルオーディオ信号DAをデータ圧縮してオーディオデータを生成し、このオーディオデータをメモリコントローラ42に出力する。これによりこのオーディオ装置1では、コンパクトディスク11のオーディオ信号をミニディスクにダビングできるようになされている。
【0056】
このようなオーディオデータの記録再生系に対して、エンコーダ/デコーダ40は、リードインエリアを再生して得られるP−TOC及びU−TOCのデータを再生してシステム制御回路38に出力する。また、システム制御回路38より出力されるU−TOCのデータに基づいて、駆動回路41を駆動し、これによりミニディスク31のU−TOCを更新する。
【0057】
これに対応してシステム制御回路38は、ミニディスク31が装填された場合、電源が立ち上げられた場合、リードインエリアを再生するように、このミニディスクブロック5の動作を制御し、エンコーダ/デコーダ40よりP−TOC及びU−TOCのデータを取り込む。さらにシステム制御回路38は、この取り込んだU−TOCのデータより、図4について上述したポインター(P−TNO)、スタートアドレス、エンドアドレス、リンクポインター等により形成されるテーブルを内部のメモリに形成し、このテーブルを基準にして全体の動作を制御し、ミニディスク31に記録されたオーディオ信号を再生する。
【0058】
さらにシステム制御回路38は、この内部に形成したテーブルを基準にして、システム制御回路3により制御されて、外部機器より入力されるオーディオ信号、コンパクトディスクブロック4より出力されるオーディオデータをミニディスク31に記録し、この記録の処理に対応して内部に形成したテーブルを順次更新する。さらにシステム制御回路38は、このオーディオ装置の電源が立ち下げられる場合、ミニディスクが排出される場合、この内部に形成したテーブルのデータをエンコーダ/デコーダ40に出力し、これによりU−TOCの内容を更新する。
【0059】
このようにして記録再生の処理を実行する際に、システム制御回路38は、図4について上述したように、P−TOCのデータより、ミニディスク31の総記録可能時間を検出し、さらにU−TOCのデータより各パーツのスタートアドレス等を順次辿ってアドレスデータを累積した後、時間情報に換算することにより、各楽曲の演奏時間、記録曲数、記録曲全体の演奏時間を検出し、必要に応じてシステム制御回路3を介して表示ブロック6に表示する。
【0060】
またシステム制御回路38は、総録音可能時間からこのようにして得られる記録曲全体の演奏時間を減算して残る録音可能時間を検出し、同様に、必要に応じてシステム制御回路3を介して表示ブロック6に表示する。さらにシステム制御回路38は、これらのアドレスデータとウォウブル信号を基準にしてアドレスデコーダ39より得られるアドレスデータから、録音再生中に、再生積算時間、再生残時間、録音積算時間、録音残時間等を検出して表示する。
【0061】
このオーディオ装置1は、このようにしてコンパクトディスクブロック4、ミニディスクブロック5より得られる時間情報を、必要に応じて表示ブロック6に表示する(図1)。この表示においてオーディオ装置1は、ダビング時、ダビングの進行状況を視覚的、感覚的に把握できるように、これらの時間情報を表示する。
【0062】
すなわち表示ブロック6(図1)は、液晶表示パネル49とこの液晶表示パネルを駆動する周辺回路により形成され、液晶表示パネル49は、矩形形状のセグメントが直線状に連続して配置され、これにより棒グラフ状表示50、51を形成できるようになされている。なおこの実施の形態の場合、それぞれ20個のセグメントによりこの棒グラフ状表示50、51を形成できるようになされている。このセグメントの配置は、このオーディオ装置1におけるコンパクトディスク11及びミニディスク31の配置に対応して、上下方向に2列に並んで配置され、この配列の左端に、それぞれコンパクトディスク11及びミニディスク31に対応する「CD」及び「MD」の文字表示部が形成されるようになされている。これによりこのオーディオ装置1では、それぞれコンパクトディスクを選択した動作モード、ミニディスクを選択した動作モードにおいて、この文字表示部を点灯し、ユーザーにおいて動作モードを把握できるようになされている。
【0063】
またこの文字表示の左側には、それぞれコンパクトディスク11及びミニディスク31の図案化したシンボル52、53が形成される。ここでこのシンボル52、53は、略扇形状のセグメントの集合により、それぞれ楕円形状の図案を形成するようになされ、このオーディオ装置1では、この略扇形状のセグメントを順次循環的に点灯して、それぞれコンパクトディスクを再生している状態、ミニディスクを記録再生している状態を視覚的に表示する。
【0064】
従ってこの表示ブロック6では、コンパクトディスク11のオーディオ信号をミニディスク31にダビングしている場合、シンボル52、53が共に循環的に表示され、これによりユーザーにおいて、簡易かつ確実に動作モードを確認できるようになされている。なおミニディスク側のシンボル53においては、ケースを示す矩形形状の表示により楕円形状の表示を囲むように形成され、これによりオーディオ装置1では、コンパクトディスク11及びミニディスク31の外形形状に似通ったシンボルを表示して、コンパクトディスクブロック4及びミニディスクブロック5の動作状況を確実に識別できるようになされている。
【0065】
さらにこのシンボル52、53と文字表示の間には、コンパクトディスク11のシンボル52からミニディスク31のシンボル53に向かう矢印形状の表示部が形成され、ダビング時、この矢印の表示部を点灯してオーディオ信号の流れを視覚的に表示するようになされている。これによりオーディオ装置1では、ユーザーにおいて、シンボル52、53がそれぞれ循環的に表示されている状態で、この矢印の表示を目視してダビングの動作モードを簡易かつ確実に把握することができるようになされている。
【0066】
さらにこの液晶表示パネル49において、棒グラフ状表示の下側、右端に、文字表示部55が形成され、この文字表示部55に、再生中のトラック番号、時間情報を表示できるように形成され、これによりコンパクトディスク11、ミニディスク31の再生積算時間、再生残時間、記録可能時間、記録積算時間、記録残時間等を正確に確認できるようになされている。
【0067】
かくするにつき、このオーディオ装置1では、この棒グラフ状表示50及び51を使用して、ダビング時、ダビングの進行状況を視覚的、感覚的に把握できるようになされ、またコンパクトディスク11だけを再生している場合、ミニディスク31だけを記録再生している場合にも、動作の状況を視覚的、感覚的に把握できるようになされている。
【0068】
この表示ブロック6の表示は、このオーディオ装置1全体の動作を制御するシステム制御回路3により制御されて形成される。すなわちシステム制御回路3は、ユーザーが操作子を操作してコンパクトディスクの動作モードを選択すると、「CD」の文字表示を点灯する。この状態で、再生の操作子が操作されると、コンパクトディスク11のシンボル52を循環的に表示する。
【0069】
またシステム制御回路3は、ユーザーの操作に応動して文字表示部55の表示を切り換え、コンパクトディスク11全体の再生累積時間及び再生残時間、各楽曲の再生時間及び再生残時間等を表示する。さらに「CD」の文字表示に並んで配列されたセグメントを全て点灯し、棒グラフ状表示50を形成する。この状態でシステム制御回路3は、コンパクトディスクブロック4のシステム制御回路17より得られる時間情報を基準にして、コンパクトディスク11の総演奏時間における再生位置を検出し、この棒グラフ状表示の左端から数えた対応する位置のセグメントを点滅表示する(なお、図面上においては、点滅表示のセグメントを星印により示す)。すなわちシステム制御回路3は、セグメントを全て点灯した状態の、この棒グラフ状表示50全体の長さがコンパクトディスク11の総演奏時間に対応するように、また左端を演奏開始位置に設定した状態で、サブコードより得られる再生位置より再生積算時間を検出し、この再生積算時間に対応するセグメントを点滅表示する。
【0070】
これによりシステム制御回路3は、コンパクトディスク11によって記録時間が異なる場合でも、この棒グラフ状表示の長さがコンパクトディスク11の総再生時間を表すように設定して、この棒グラフ上にて再生位置を表示する。これによりユーザーにおいては、コンパクトディスク11をほぼ半分再生した等の再生の状況を視覚的に把握することができ、その分このオーディオ装置の使い勝手を向上することができる。また再生累積時間、再生残時間についても、この点滅表示の左側、棒グラフの長さと、右側、棒グラフの長さとにより、簡易かつ視覚的に把握することができ、必要に応じてトラック番号、時間情報を文字情報にて表示して正確な時間情報を検出することができる。
【0071】
なおコンパクトディスクブロック4により再生するコンパクトディスクがいわゆるシングルCDの場合、システム制御回路3は、全セグメントの点灯による棒グラフ状表示50の長さをコンパクトディスクの総演奏時間に割り当てる代わりに、全セグメントの点灯による棒グラフ状表示50の長さが74分になるように、1セグメントに割り当てる演奏時間を設定し(すなわちこの実施の形態の場合全セグメント数が20でなることにより、1セグメント当たり3.7分の演奏時間でなる)、シングルCDの演奏時間の分、セグメントを点灯して上述の棒グラフ状表示50を形成する。
【0072】
これに対してコンパクトディスク11をプログラム再生する場合、システム制御回路3は、選曲時、この棒グラフ状表示50を有効に利用して、ユーザーの選曲作業を手助けする。すなわちシステム制御回路3は、ユーザーがプログラム再生の動作モードを選択すると、文字表示部55の表示を切り換え、ユーザーの操作に応動してコンパクトディスク11に記録された各楽曲のトラック番号及び記録時間を文字表示部55に表示する。さらにシステム制御回路3は、コンパクトディスク側の棒グラフ状表示50を全て点灯し、ユーザーが所望の楽曲を選択すると、対応するトラックのスタートアドレス、エンドアドレスを検出する。
【0073】
続いてシステム制御回路3は、この棒グラフ状表示50の全てのセグメントを点灯した際に、この棒グラフ状表示50全体の長さがコンパクトディスク11の総演奏時間になるように設定し、ユーザーの選択した楽曲の演奏時間より、この棒グラフ表示の全長に対応する演奏時間のセグメント数を検出する。このときユーザーの選択した楽曲の演奏時間が1つのセグメントに満たない場合、システム制御回路3は、対応するセグメント数を値1に設定する。続いてシステム制御回路3は、棒グラフ状表示50の左端側をリードインエリア側に設定し、スタートアドレスよりユーザーの選択した楽曲に対応するセグメント位置を検出し、この位置より先に検出したセグメント数だけ、棒グラフ状表示50を点滅表示する。なおこの場合も、システム制御回路3は、コンパクトディスク11がミニCDの場合、全てのセグメントの点灯による棒グラフ状表示50全体の長さをコンパクトディスク11の総演奏時間に設定する代わりに、1セグメント当たりの演奏時間を3.7分に設定して棒グラフ状表示50を形成する。
【0074】
これによりこの表示においては、視覚的、感覚的に、ユーザーの選択した楽曲の位置、時間を表示することができ、ユーザーの選択操作を手助けすることができる。因みに、このプログラム選曲の再生を開始すると、システム制御回路3は、先の再生動作の場合と同様に再生位置に対応するセグメントを点滅表示すると共に、残るセグメントを点灯表示する。
【0075】
これに対してユーザーがミニディスクの動作モードを選択した場合、システム制御回路3は、コンパクトディスク11の文字表示(CD)に代えて、ミニディスクの文字表示(MD)を点灯する。さらにこのミニディスクの記録再生を開始すると、ミニディスクのシンボル53を循環表示する。さらにユーザーの選択操作に応動して文字表示部55に、記録再生に供する楽曲のトラック番号と記録時間、記録累積時間、再生累積時間、記録残時間、記録可能時間等を表示する。
【0076】
さらにシステム制御回路3は、コンパクトディスク11側の棒グラフ状表示に代えて、ミニディスク側の棒グラフ状表示51を表示する。このときシステム制御回路3は、ミニディスクをノーマルモードにより再生する場合、全てのセグメントを点灯した際のこの棒グラフ状表示全体の長さが74分(ミニディスクの標準の記録可能時間でなる)の演奏時間に対応するように1セグメントに割り当てる単位セグメント当たりの演奏時間を設定し、リンクポインターを辿って検出されるミニディスクの総記録時間の分だけ、この棒グラフ状表示51のセグメントを左端より点灯する。かくするにつき、この実施の形態では、棒グラフ状表示51のセグメント数が20に選定されており、これにより1セグメントに3.7分に相当するデータ量が割り当てられることになる。
【0077】
さらにシステム制御回路3は、再生中の楽曲よりトラック番号の若い楽曲について、同様にして総演奏時間を算出し、またウォウブル信号より検出されるアドレスデータより再生中の楽曲の演奏開始から現在時刻までの経過時間を算出する。システム制御回路3は、このようにして算出した2つの時間情報を加算して、ユーザーがミニディスクを再生して体感する再生位置を時間情報により検出する。さらにシステム制御回路3は、この加算した時間に対応するセグメントを点滅表示に切り換える。これによりオーディオ装置1では、ミニディスクを再生する場合でも、視覚的、感覚的に再生の状況を把握できるようになされている。
【0078】
これに対してプログラム再生においては、選択時、同様にミニディスクの総記録時間の分だけ、この棒グラフ状表示51のセグメントを点灯する。この状態でコンパクトディスク11の場合と同様に、ユーザーの選択した楽曲に対応するセグメントを点滅表示に切り換える。このときシステム制御回路3は、全てのセグメントを点灯した際のこの棒グラフ状表示51全体の長さが74分になるように、ユーザーの選択した楽曲の演奏時間に対応して点滅表示するセグメント数を設定する。またノーマルモードにより再生する場合と同様に、ユーザーの選択した楽曲に対応するトラック番号よりトラック番号の若い楽曲について、総演奏時間を算出し、この総演奏時間より点滅表示を開始するセグメントの位置を検出する。これによりシステム制御回路3は、棒グラフ状表示51によりユーザーの選択操作を手助けした後、ユーザーが再生動作を指示すると、棒グラフ状表示51をノーマルモードの場合と同様の表示に切り換える。
【0079】
これに対してミニディスクを記録する場合、ミニディスクに既に記録されたオーディオ信号の総記録時間の分だけ、この棒グラフ状表示51のセグメントを点灯する。この状態でユーザーが、未記録領域にオーディオ信号を記録する動作モード(以下追記録と呼ぶ)を選択した場合、ウォウブル信号より得られるアドレスデータより、記録を開始した後、現在時点に至るまでの時間をアドレスデータにより累積する。さらにこの累積値を時間情報に換算し、この累積した時間情報の分、録音開始時に点灯した総記録時間分の棒グラフ状表示51を順次延長して点灯する。さらにこの延長して点灯した先頭のセグメントを点滅表示し、これにより記録位置を表示する。
【0080】
これに対して既に楽曲が記録されている領域についてもオーディオ信号を記録する場合(以下重書き録音と呼ぶ)、同様にミニディスクに既に記録されたオーディオ信号の総記録時間の分だけ、この棒グラフ状表示51のセグメントを点灯した状態で、ミニディスクに既に記録されている楽曲から、ユーザーがミニディスクに残すことを希望した楽曲について、スタートアドレス、エンドアドレス、リンクポインターを順次辿って別途総記録時間を検出する。録音を開始すると、システム制御回路3は、この別途検出した総記録時間に続くセグメントを点滅表示に切り換えた後、順次ウォウブル信号を検出して得られるアドレスデータの累積値により、記録を開始して現在時点に至るまでの累積時間を検出する。さらにシステム制御回路3は、この累積時間の分、この点滅表示の位置を順次右側に移動させ、また左端よりこの点滅表示のセグメントまでの間を点灯表示に切り換える。これによりシステム制御回路3は、既に記録された楽曲のデータ量を表示した状態で、記録位置、記録累積時間を表示する。
【0081】
なおこの重書き録音において、ユーザーが重書き録音する楽曲を選択する際に、システム制御回路3は、ユーザーの選択操作の手助けとなるように、プログラム選曲において楽曲を選択する場合と同様に、この棒グラフ状表示51を切り換える。これによりオーディオ装置1では、ミニディスク31を記録する場合でも、記録位置を視覚的、感覚的に把握できるようになされている。
【0082】
これに対してコンパクトディスク11に記録されたオーディオ信号をミニディスク31にダビングする場合、システム制御回路3は、コンパクトディスク11及びミニディスクの文字表示(CD及びMD)の双方を点灯する。さらにダビングを開始すると、コンパクトディスク及びミニディスクのシンボル52及び53を循環的に表示する。さらにシステム制御回路3は、ダビングを開始すると、シンボル52、53間と文字表示間に配置した矢印の表示を点灯表示し、これによりオーディオ信号の流れを表示する。またシステム制御回路3は、ユーザーの選択操作に応動して文字表示部55に、記録再生に供する楽曲のトラック番号と記録時間、記録累積時間、再生累積時間、記録残時間、記録可能時間等を表示する。
【0083】
さらにシステム制御回路3は、コンパクトディスク11及びミニディスク31の棒グラフ状表示50及び51を点灯する。このときシステム制御回路3は、リンクポインターを辿ってミニディスクに既に記録されたオーディオ信号の総記録時間を算出し、図6(A)に示すように、ミニディスク側の棒グラフ状表示51において、全てのセグメントを点灯した際の棒グラフ状表示51全体の長さが74分の演奏時間に対応するように、この算出した総演奏時間の分セグメントを点灯する。なおここでは、黒色に塗りつぶした矩形形状により点灯表示のセグメントを、黒枠の表示により未点灯のセグメントを示す。
【0084】
またシステム制御回路3は、コンパクトディスク側の棒グラフ状表示50については、TOCより総記録時間を検出し、ミニディスク31の棒グラフ状表示51に対応するように、この総記録時間の分だけセグメントを点灯する。すなわちこの場合システム制御回路3は、棒グラフ状表示50及び51が、共に20個のセグメントにより形成されることにより、1セグメントが3.7分の演奏時間を表示するように、コンパクトディスク11側棒グラフ状表示50のセグメントを表示する。従ってこの図6(A)に示す状態では、コンパクトディスク11の総演奏時間が、ミニディスク31の総記録可能時間と等しい74分でなる状態を示していることになる。
【0085】
この状態でユーザーが追記録の動作モードを選択してダビングを開始すると、図6(B)に示すように、システム制御回路3は、コンパクトディスク側の棒グラフ状表示50においては、サブコードを介して検出される再生位置に応じて、対応するセグメントを順次点滅表示する。これによりこのコンパクトディスク側の棒グラフ状表示50においては、点滅表示するセグメントが、ダビングが進むに従って順次左端より右端に移動することになる(図6(C))。
【0086】
これに対してミニディスク側の棒グラフ状表示51においては、ウォウブル信号より検出されるアドレスデータを累積して、記録開始から現在時刻に至るまでの録音時間を検出する。さらにシステム制御回路3は、この累積時間の分、この点滅表示の位置を順次右側に移動させ、また左端よりこの点滅表示のセグメントまでの間を点灯表示に切り換える。これによりシステム制御回路3は、既に記録された楽曲のデータ量を表示した状態で、記録位置及び、記録累積時間を表示する。
【0087】
これによりシステム制御回路3は、この棒グラフ状表示50、51を目視するユーザーにおいて、コンパクトディスク11側の再生状況、ミニディスク側の録音状況を同時に、かつ視覚的、感覚的に把握することができるように、棒グラフ状表示50及び51を形成する。またシステム制御回路3は、この棒グラフ状表示50、51を並べて形成することにより、オーディオ装置1では、例えばコンパクトディスク11の全楽曲を記録した場合にはミニディスク側で記録困難になる等の状況を簡易かつ確実に把握することができ、これにより簡易かつ確実にダビングの状況を把握できるようになされている。
【0088】
またこの実施の形態では、併せて時間情報を文字情報により表示したことにより、必要に応じてダビングの状況をさらに詳しく把握することができる。またシンボル52、53と並べて棒グラフ50、51を配置したことにより、またこの状態でオーディオ信号の流れを矢印の表示により示したことにより、ユーザーにおいては、ダビングの状況を感覚的に把握する場合に、コンパクトディスクの状況とミニディスクの状況とを間違いなく把握することができ、その分オーディオ装置1の使い勝手を向上できるようになされている。
【0089】
これに対してミニディスク31側において、ユーザーが重書き録音の動作モードを選択し場合、システム制御回路3は、コンパクトディスク11側の棒グラフ状表示50においては、追記録の場合と同様に表示し、また点滅表示の位置を順次移動させる。
【0090】
システム制御回路3は、ミニディスク側の棒グラフ状表示51においては、図6(D)に示すように、ミニディスクに既に記録されたオーディオ信号の総記録時間の分だけ、この棒グラフ状表示51のセグメントを点灯した状態で、ミニディスクに既に記録されている楽曲から、ユーザーがミニディスクに残すことを希望した楽曲について、スタートアドレス、エンドアドレス、リンクポインターを順次辿って別途総記録時間を検出する。録音を開始すると、システム制御回路3は、この別途検出した総記録時間に続くセグメントを点滅表示に切り換えた後、順次ウォウブル信号を検出して得られるアドレスデータの累積値により、記録を開始して現在時点に至るまでの累積時間を検出する。さらにシステム制御回路3は、この累積時間の分、この点滅表示の位置を順次右側に移動させ、また左端よりこの点滅表示のセグメントまでの間を点灯表示に切り換える。これによりシステム制御回路3は、既に記録された楽曲のデータ量を表示した状態で、記録位置、記録累積時間を表示する。
【0091】
これによりシステム制御回路3は、ミニディスク31側で重書き録音する場合でも、視覚的、感覚的に、ダビングの状況を把握できるように、棒グラフ状表示50及び51を形成する。
【0092】
これに対してプログラム選曲によりコンパクトディスク11に記録されたオーディオ信号をミニディスクにダビングする場合、システム制御回路3は、図7に示す処理手順を実行し、これによりこの棒グラフの表示を有効に利用してユーザーの選曲作業の手助けをする。
【0093】
すなわちシステム制御回路3は、ステップSP1からステップSP2に移り、ユーザーがプログラム選曲モードを選択すると、プログラム選択モードに動作モードを切り換える。ここで図8(A)に示すように、システム制御回路3は、コンパクトディスク11及びミニディスク31の棒グラフ状表示50及び51を点灯する。このときシステム制御回路3は、リンクポインターを辿ってミニディスクに既に記録されたオーディオ信号の総記録時間を算出し、ミニディスク側の棒グラフ状表示51において、全てのセグメントを点灯した際の棒グラフ状表示51全体の長さが74分の演奏時間に対応するように、1セグメントに3.7分の演奏時間を割り当て、この算出した総演奏時間の分セグメントを点灯する。またコンパクトディスク側においては、全セグメントを点灯する。
【0094】
この状態でシステム制御回路3は、続いてステップSP3に移り、ここでユーザーの選択した楽曲を入力する。続いてシステム制御回路3は、ステップSP4に移り、システム制御回路17との間のデータ通信により、このユーザーの選択した楽曲について、スタートアドレス、エンドアドレスを検出し、またこの楽曲の演奏時間を検出する。
【0095】
続いてシステム制御回路3は、ステップSP5に移り、ここでユーザーの選択によるプログラム演奏時間が、ミニディスクの録音残時間を越えているか否か判断し、否定結果が得られると、ステップSP6に移る。
【0096】
ここでシステム制御回路3は、図8(B)に示すように、このスタートアドレス、エンドアドレスより、コンパクトディスク11側の棒グラフ状表示50において、対応するセグメントを点滅表示し、また同時に、ミニディスク31側の棒グラフ状表示51において、対応するセグメントを点滅表示する。
【0097】
ここでこのミニディスク側の点滅表示においては、ミニディスク31でオーディオ信号を追記録する場合、点灯表示されたセグメント(すなわち記録済オーディオ信号のデータ量を表す)の右側のセグメントから、選択された楽曲の演奏時間分、セグメントを点滅する。これに対してミニディスク31でオーディオ信号を重書き記録する場合、ユーザーがミニディスクに残すことを選択した楽曲について、リンクポインターを辿って演奏時間を累積し、棒グラフ状表示51の左端よりこの累積時間分だけ右側に移動した次のセグメントから、選択された楽曲の演奏時間分、セグメントを点滅表示する。
【0098】
これによりシステム制御回路3が、ユーザーの選曲操作に応動してコンパクトディスク側よりミニディスクにダビングされるオーディオ信号のデータ量を、その記録再生される領域と共に、棒グラフ上に表示するようになされ、これにより使い勝手を向上するようになされている。
【0099】
かくしてシステム制御回路3は、このようにしてセグメントを点滅表示すると、ステップSP7に移り、ここで録音開始の操作を待ち受ける。ここで録音開始の操作に代えて、続く選曲操作が実行されると、システム制御回路は、ステップSP3に戻り、続くユーザーの選択した楽曲について一連の処理を繰り返す。
【0100】
これにより例えばユーザーが追記録の動作モードで11.1(3.7分×3)分程度の、コンパクトディスク11の先頭に記録された楽曲を選択した場合(図8(B))、システム制御回路3は、ミニディスク31側及びコンパクトディスク11側の棒グラフ状表示51及び50において、対応するセグメントを3個分点滅表示した後、続くユーザーの選曲を受け入れる。続いてユーザーがコンパクトディスク11のほぼ中間位置に記録された14.8(3.7分×4)分程度の楽曲を選択した場合(図8(C))、システム制御回路3は、コンパクトディスク11側については、対応するセグメントを4個分点滅表示に切り換え、またミニディスク側については、3個の点滅表示に続く4個のセグメントを点滅表示に切り換える。
【0101】
これによりシステム制御回路3は、ユーザーの一連の選択操作に応動して順次棒グラフ状表示50及び51を切り換え、ユーザーの選択した演奏時間がミニディスク31の録音残時間を越えると、ステップSP5において否定結果が得られることにより、ステップSP8に移る。ここでシステム制御回路3は、図8(D))に示すように、棒グラフ状表示を切り換えると共に、ミニディスク側の棒グラフ状表示51の右側に、「OVER」の文字を表示し、これによりユーザーの選択した演奏時間がミニディスク31の録音残時間を越えた旨、ユーザーに警告する。ちなみに、この場合ミニディスク側の棒グラフ状表示51においては、ユーザーがミニディスクに残される楽曲に対応するセグメントが左端より点灯表示され、残るセグメントが全て点滅表示されることになる。
【0102】
かくするにつき、システム制御回路3においては、棒グラフ状表示50及び51の表示を目視して選曲作業を実施できることにより、この警告を発する以前に、棒グラフ状表示50及び51の表示により録音残時間を越える可能性のあることをユーザーに認識させることができる。すなわちユーザーにおいては、ミニディスク側の棒グラフ状表示51により、残る録音可能領域が少なくなったことを確認でき、この場合は、時間情報の文字表示部55(図1)により録音可能か否か判断でき、また録音可能と誤って選曲した場合でも、この警告表示59によりこの誤った判断を確認することができる。これによりシステム制御回路3は、棒グラフ状表示によりプログラム選曲作業の結果を視覚的、感覚的に把握できるようになされ、また必要に応じて時間情報を表示して、また警告を表示して、ユーザーの所望する楽曲を確実にダビングできるようになされている。
【0103】
かくしてこのように警告表示した後、システム制御回路3は、ステップSP9に移り、ユーザーのキー入力を待ち受け、ここでユーザーが録音できる範囲で録音する旨、ユーザーの選曲を肯定するキー入力を受けると、ステップSP7に移る。これに対してユーザーが選曲をし直すと判断して、ユーザーの選曲を否定するキー入力を受けると、システム制御回路3は、ステップSP3に戻り、改めてユーザーの選曲操作を待ち受ける。
【0104】
これに対してこのように一連の選曲処理を実行してユーザーが録音開始の操作子を操作すると、システム制御回路3は、ステップSP7からステップSP10に移り、コンパクトディスクブロック4及びミニディスクブロック5に制御コマンドを発行し、ダビングを開始した後、ステップSP11に移ってこの処理手順を終了する。
【0105】
システム制御回路3は、このようにしてダビングを開始すると、図8(E)に示すように、ミニディスク側棒グラフ状表示51においては、それぞれ追記録及び重書き記録する場合と同様に表示を切り換える。またコンパクトディスク側棒グラフ状表示50においては、全てのセグメントを点灯した状態で、ユーザーが選曲しなかった楽曲の演奏時間を累積し、棒グラフ状表示50の左端よりこの累積時間の分だけ右側のセグメントより点滅表示し、この点滅表示のセグメントを順次再生位置の変位に伴い右側に移動させる。
【0106】
以上の構成において、コンパクトディスク11は(図2)、コンパクトディスクブロック4に装填されると、また電源が立ち上げられると、リードインエリアがアクセスされ、このリードインエリアに記録されたTOCがシステム制御回路17のメモリに展開される。これによりコンパクトディスク11に記録されたオーディオ信号は、システム制御回路17に展開されたTOCに従って、ユーザーの所望する楽曲が再生されて出力される。
【0107】
同様に、ミニディスク31は(図5)、ミニディスクブロック5に装填されると、また電源が立ち上げられると、リードインエリアがアクセスされ、このリードインエリアに記録されたP−TOC及びU−TOCがシステム制御回路38のメモリに展開される。これによりミニディスク31に記録されたオーディオ信号は、システム制御回路38に展開されたP−TOC及びU−TOCに従って、ユーザーの所望する楽曲が再生されて出力される。またこのP−TOC及びU−TOCに従って、未記録領域等が選択され、順次入力されるオーディオ信号が記録され、これに対応してシステム制御回路38に展開されたU−TOCが更新された後、リードインエリアのU−TOCが更新される。
【0108】
このようにしてコンパクトディスク11を再生する際に、コンパクトディスクブロック4のシステム制御回路17において、コンパクトディスク11全体の総記録時間、各楽曲の記録時間、楽曲数がTOCより検出され、またオーディオデータと共に記録したサブコードにより再生位置が検出され、オーディオ装置1全体の動作を制御するシステム制御回路3により、これらの時間情報が表示ブロック6に表示される。
【0109】
このうち再生累積期間、再生残時間、各楽曲の再生時間及び再生残時間は、文字表示部55を介して文字表示され、これによりユーザーにおいて、必要に応じて表示内容を切り換えてこれらの時間情報を正確に確認できるようになされている。またこれに加えて、矩形形状のセグメントを連続して形成してなる棒グラフ状表示50において、コンパクトディスク11の総記録時間がこの棒グラフ状表示50の長さにより表示され、この表示中の点滅表示位置により再生位置が表示される。これによりこの棒グラフ状表示50を介して、ユーザーにおいては、再生累積期間、再生残時間、再生位置を、視覚的、感覚的に把握できるようになされている。
【0110】
またこのコンパクトディスク11の棒グラフ状表示50の左側に配置されたコンパクトディスク11の文字表示(CD)と、続くシンボル52の表示により、コンパクトディスク11の再生中であることが表示され、これによりユーザーにおいて、コンパクトディスク11が再生中であることを、視覚的、感覚的に把握できるようになされている。
【0111】
これに対してミニディスク31を記録再生する場合、ミニディスクブロック5のシステム制御回路38において、ミニディスク31全体の総記録時間、各楽曲の記録時間、楽曲数がP−TOC及びU−TOCより検出され、またプリグルーブの蛇行により記録されたアドレスデータにより記録再生位置が検出され、オーディオ装置1全体の動作を制御するシステム制御回路3により、これらの時間情報が表示ブロック6に表示される。
【0112】
この表示において、再生累積期間、再生残時間、各楽曲の再生時間及び再生残時間は、文字表示部55を介して表示され、これによりユーザーにおいて、必要に応じて表示内容を切り換えてこれらの時間情報を正確に確認できるようになされている。またこれに加えて、矩形形状のセグメントを連続して形成してなる棒グラフ状表示51において、ミニディスク31の記録時間がこの棒グラフ状表示51の長さにより表示され、この表示中の点滅表示位置により記録再生位置が表示される。これによりこの棒グラフ状表示51を介して、ユーザーにおいては、再生時、再生累積期間、再生残時間、再生位置を、記録時、記録累積期間、記録残時間、記録位置を、視覚的、感覚的に把握できるように形成されている。
【0113】
またこのミニディスク31の棒グラフ状表示51の左側に配置されたミニディスク31の文字表示(MD)と、続くシンボル53の表示により、ミニディスク31の記録再生中であることが表示され、これによりユーザーにおいて、この動作状況を、視覚的、感覚的に把握できるようになされている。
【0114】
これに対してコンパクトディスク11に記録されたオーディオ信号をミニディスク31にダビングする場合、コンパクトディスク11及びミニディスク31の棒グラフ状表示50及び51が共に形成される。ここでコンパクトディスク11の棒グラフ状表示50においては、1セグメントに3.7分の演奏時間が割り当てられて、コンパクトディスク11に記録された演奏時間分、セグメントが点灯され、サブコードを介して検出された再生位置に対応するセグメントが点滅表示される。
【0115】
またミニディスク31の棒グラフ状表示51においては、同様に1セグメントに3.7分の演奏時間が割り当てられて、全セグメントを点灯した場合に、ミニディスク31の標準的な記録可能時間74分に相当するように、ミニディスク31に記録された演奏時間分、セグメントが点灯される。この状態でプリグルーブより検出されるアドレスデータを基準にして、リンクポインターを順次辿ってユーザーがミニディスクを操作して体感する記録位置が時間情報により計算され、この記録位置に対応するセグメントが点滅表示される。またダビングが進行するに伴って、この点滅表示のセグメントが右側に移動し、この点滅表示のセグメントより左側のセグメントが点灯表示に切り換わる。
【0116】
これによりこの2つの並んだ棒グラフ状表示50及び51によって、コンパクトディスク11の再生状況とミニディスク31における記録状況とを視覚的、感覚的に把握することができるようになされている。またこの棒グラフ状表示50及び51に隣接して配置したシンボル52及び53の循環表示により、コンパクトディスクブロック4及びミニディスクブロック5が共に動作中であることを視覚的、感覚的に把握することができ、さらにはシンボル52及び53を結ぶ矢印の表示によりオーディオ信号の流れを把握してダビング中であることを把握することができる。
【0117】
さらにこのとき棒グラフ状表示50及び51の下側に配置した文字表示部55において、ユーザーの選択操作に応動して、再生累積時間等を表示し、これにより必要に応じてこれらの時間情報を正確に確認することができる。
【0118】
これに対してこのダビングにおいて、ユーザーがプログラム選択を選択した場合、コンパクトディスク11側の棒グラフ状表示50において、全てのセグメントが点灯表示された状態で、ユーザーの選択した楽曲に相当するセグメントが点滅表示に切り換えられる。また同時に、ミニディスク31側の棒グラフ状表示51において、ミニディスク31に既に記録されたオーディオ信号に対応するセグメントを点灯した状態で、ユーザーの選択した記録位置に対応するセグメントから、ユーザーの選択した楽曲に相当するセグメントが点滅表示に切り換えられる。
【0119】
これによりこの2つの棒グラフ状表示50及び51を目視して、プログラム選曲の手助けとすることができ、ユーザーにおいては、例えばミニディスク31の残量を大まかに把握しながら、所望の楽曲を選択することができる。またこの選曲の際に、ユーザーの選択した楽曲がミニディスク31の録音可能時間を越える場合、ミニディスク側棒グラフ状表示51に隣接して警告の文字を表示し、これによりユーザーの所望する楽曲を簡易かつ確実に記録することができるようになされている。
【0120】
以上の構成によれば、コンパクトディスクに記録されたオーディオ信号をミニディスクにより記録する際に、コンパクトディスク及びミニディスクに対応する棒グラフ状表示によりコンパクトディスクの再生位置、ミニディスクにおける記録位置を表示したことにより、コンパクトディスクの再生状況、ミニディスクの記録状況を、視覚的に、かつ感覚的に把握することができ、これによりダビングの状況を直観的に把握することができる。
【0121】
またプログラム選曲の際に、この2つの棒グラフ状表示により、ユーザーの選択した楽曲の演奏時間と、記録位置及び記録時間を表示したことにより、視覚的かつ感覚的に、プログラム選曲の状況を把握することができ、これによってもこのオーディオ装置1の使い勝手を向上することができる。
【0122】
なお上述の実施の形態においては、矩形形状のセグメントを連続して配置することにより棒グラフ状表示を形成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、円形形状のセグメント等を連続して配置することにより棒グラフ状表示を形成する場合、さらにはセグメントの連続に限らず、液晶デイスプレイ等により棒グラフ状表示を形成する場合にも広く適用することができる。
【0123】
さらに上述の実施の形態においては、ミニディスクの録音可能時間に対応するように、棒グラフ状表示を形成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図9に示すように、2つの棒グラフ状表示の全長をコンパクトディスクの再生時間、ミニディスクの録音可能時間に対応するように表示し、これらの表示上の相対的な位置関係により再生位置、記録位置を表示してもよい。
【0124】
また上述の実施の形態においては、プログラム選曲時、「OVER」の文字表示により警告を発生する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図10に示すように、ミニディスク及びコンパクトディスクの関係をシンボル60により表示する場合等、さらには音声合成により警告を発生する場合等、種々の発生手法を広く適用することができる。
【0125】
さらに上述の実施の形態では専用のグラフ状表示によりダビングの状況を表示する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばレベルメータと共用に棒グラフ状表示を形成し、ダビングの状況を表示しても良い。
【0126】
さらに上述の実施の形態においては、コンパクトディスク及びミニディスク間でオーディオ信号をダビングする場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ミニディスク間でオーディオ信号をダビングする場合等、種々のディスク状記録媒体間でオーディオ信号等の情報信号を記録再生する場合に広く適用することができる。
【0127】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、ディスク状記録媒体間で情報信号を記録再生する際に、並べて配置した棒グラフ状表示により再生位置及び記録位置を表示することにより、この記録再生の進行状況を視覚的、感覚的に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るオーディオ装置を示すブロック図である。
【図2】図1のコンパクトディスクブロックを示すブロック図である。
【図3】図1のミニディスクのP−TOCの説明に供する図表である。
【図4】図1のミニディスクのU−TOCの説明に供する図表である。
【図5】図1のミニディスクブロックを示すブロック図である。
【図6】図1の表示ブロックによる表示を示す略線図である。
【図7】ダビング時のプログラム選曲の動作の説明に供するフローチャートである。
【図8】図7のプログラム選曲中の表示ブロックによる表示を示す略線図である。
【図9】他の実施の形態に係る表示ブロックによる表示を示す略線図である。
【図10】他の実施の形態に係る警告表示を示す略線図である。
【図11】従来の時間情報の表示をダビング時に適用した場合を示す略線図である。
【符号の説明】
1 オーディオ装置
2 操作ブロック
3、17、38 システム制御回路
4 コンパクトディスクブロック
5 ミニディスクブロック
6 表示ブロック
11 コンパクトディスク
31 ミニディスク

Claims (3)

  1. 第1のディスク状記録媒体に記録された情報信号を再生して第2のディスク状記録媒体に記録する記録再生装置において、
    上記第1のディスク状記録媒体に記録された位置情報に基づいて、再生位置を検出して再生位置情報を生成する再生位置検出手段と、
    上記第2のディスク状記録媒体に記録された位置情報に基づいて、記録位置を検出して記録位置情報を生成する記録位置検出手段と、
    所定の表示手段と
    を有し、
    上記表示手段は、
    上記再生位置情報及び記録位置情報に基づいて、上記第1及び第2のディスク状記録媒体にそれぞれ対応する第1及び第2の棒グラフ状の表示を並べて形成し、
    上記第1及び第2の棒グラフ状の表示により上記再生位置及び記録位置を表示するとともに、
    上記第1の棒グラフ状の表示の最大の長さが、上記第1のディスク状記録媒体の再生可能なデータ量に対応するように、上記第1の棒グラフ状の表示を形成し、
    上記第2の棒グラフ状の表示の最大の長さが、上記第1の棒グラフ状の表示の最大の長さと等しくなるように、かつ上記第2のディスク状記録媒体の記録可能なデータ量に対応するように、上記第2の棒グラフ状表示を形成する
    ことを特徴とする情報信号の記録再生装置。
  2. 第1のディスク状記録媒体に記録された情報信号を選択的に再生して第2のディスク状記録媒体に記録する記録再生装置において、
    上記第1及び第2のディスク状記録媒体は、
    情報記録面を、管理情報を記録する管理領域と、上記情報信号を記録する情報信号記録領域とに分割し、
    上記管理情報により上記情報信号記録領域に記録した上記情報信号を管理できるように形成され、
    上記記録再生装置は、
    上記第1のディスク状記録媒体の上記管理情報を再生して再生側管理情報を検出する再生側管理情報検出手段と、
    上記第2のディスク状記録媒体の上記管理情報を再生して記録側管理情報を検出する記録側管理情報検出手段と、
    所定の表示手段と
    を有し、
    上記表示手段は、
    上記第1及び第2のディスク状記録媒体にそれぞれ対応する第1及び第2の棒グラフ状の表示を並べて形成し、
    上記再生側管理情報及び記録側管理情報に基づいて、上記第1及び第2の棒グラフ状の表示の長さにより、上記第1及び第2のディスク状記録媒体にそれぞれ記録された情報信号のデータ量を表示し、
    上記再生側管理情報に基づいて、上記第1の棒グラフ状の表示の上で、上記選択的に再生する情報信号を点滅により表示するとともに、
    上記選択的に再生する情報信号の、上記第1のディスク状記録媒体に記録された順序を、上記選択的に再生す情報信号の数の増加にしたがって上記点滅の位置を増加させることにより表示し、
    上記第2の棒グラフ状の表示の上で、上記点滅表示のデータ量に対応する領域を点滅表示する
    ことを特徴とする情報信号の記録再生装置。
  3. 第1のディスク状記録媒体に記録された情報信号を再生して第2のディスク状記録媒体に記録する方法において、
    上記第1のディスク状記録媒体に記録された位置情報に基づいて、再生位置を検出して再生位置情報を生成し、
    上記第2のディスク状記録媒体に記録された位置情報に基づいて、記録位置を検出して記録位置情報を生成し、
    上記再生位置情報及び記録位置情報に基づいて、上記第1及び第2のディスク状記録媒体にそれぞれ対応する第1及び第2の棒グラフ状の表示を、表示手段に並べて形成し、
    上記第1及び第2の棒グラフ状の表示により上記再生位置及び記録位置を表示するとともに、
    上記第1の棒グラフ状の表示の最大の長さが、上記第1のディスク状記録媒体の再生可能なデータ量に対応するように、上記第1の棒グラフ状の表示を形成し、
    上記第2の棒グラフ状の表示の最大の長さが、上記第1の棒グラフ状の表示の最大の長さと等しくなるように、かつ上記第2のディスク状記録媒体の記録可能なデータ量に対応するように、上記第2の棒グラフ状表示を形成する
    ようにした情報信号の記録再生方法。
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