JP3623201B2 - Manufacturing method of garment pad and garment pad - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衣服用パッドの製造方法及び衣服用パッドに関するもの、特に、主として運動用衣服に貼着することにより生地の補強や、外部からの衝撃吸収の機能を発揮する衣服用パッドを製造する方法及び衣服用パッドに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
生地の補強等の目的で野球のユニフォームの膝部等に添設される衣服用パッドとして、家庭用アイロンの熱で上記衣服に溶着する形式のものが知られている。
この衣服用パッドは、図５に示すように、表生地（１１）、発泡ウレタンシート（１２）及び裏生地（１３）からなるパッド主体（１０）の裏面に、前記パッド主体（１０）と同じ大きさのホットメルト接着シート（１４）が裏打ちされた構成を有している。
【０００３】
上記衣服用パッド（１）は、例えば次の手法で製造される。
同一形状の裏生地（１３）、発泡ウレタンシート（１２）及び表生地（１１）をこの順序で下方から積層した状態でこれらをキルティング状に縫合し、その後、この縫合物の外周のほつれを防止するために、該縫合物の外周全域をオーバーロック（１９）して補強し、これにより、パッド主体（１０）を造る。
【０００４】
次に、前記パッド主体（１０）の裏面に、これと同一形状のホットメルト接着シート（１４）を溶着すると、目的物たる衣服用パッド（１）が完成する。
このものでは、衣服の内面にホットメルト接着シート（１４）側から衣服用パッド（１）を重ね、この状態で衣服の外面を家庭用アイロンなどで加熱押圧すると、前記ホットメルト接着シート（１４）を介して衣服用パッド（１）が衣服に溶着され、これにより、衣服へのパッド取り付け作業が完了する。
しかしながら、既述従来の手法で衣服用パッド（１）を製造する場合には次の問題があった。
【０００５】
▲１▼前述のように、パッド主体（１０）の外周のほつれ防止の為にオーバーロック（１９）をする作業が必要となり、製造効率が悪くなる。
【０００６】
▲２▼パッド主体（１０）とホットメルト接着シート（１４）の外周が正確に一致するようにこれらが表裏に重なっていない場合は、パッド主体（１０）の裏面外周にホットメルト接着シート（１４）が付着しない領域が部分的に形成され、該領域が衣服に溶着しない。従って、かかる場合は、衣服に溶着しない前記外周領域が衣服から浮き上がるから、繰り返される洗濯等によって前記浮き上がり部から衣服用パッド（１）の剥離が進行し易くなる。
【０００７】
▲３▼衣服用パッド（１）は、連続した一枚のホットメルト接着シート（１４）で裏面全体が覆われた構造になっている。従って、仮にパッド主体（１０）が伸縮性に優れた素材で構成されていても、ホットメルト接着シート（１４）が伸縮性の悪い素材で構成されている場合は、該ホットメルト接着シート（１４）と同様に衣服用パッド（１）全体の伸縮性が悪くなる。従って、衣服用パッド（１）を衣服の膝等の屈曲する部位に適用すると、屈曲する膝の形状に倣って伸張しにくくなる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、
『シート状のパッド主体（１０）の裏面にホットメルト接着シート（１４）が添設された衣服用パッド（１）、及び、その製造方法』に於いて、衣服用パッド（１）の外周のほつれ防止の為の前記オーバーロック（１９）を不要ならしめて製造効率の向上を図ると共に、適用対象たる衣服に対する結合力が強く且つ伸縮性に優れた衣服用パッド（１）を提供できるようにすることを課題とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
［１項］
上記課題を解決するための１項の発明の技術的手段は、
『前記ホットメルト接着シート（１４）を前記パッド主体（１０）の表面に重ねた状態でこれら両者の重ね合わせ部の外周を縫合することによって複合シート状中間品を作る縫合工程と、
前記縫合工程の前又は後に於いて、前記ホットメルト接着シート（１４）の一部を切ることにより該ホットメルト接着シート（１４）に開口を形成する開口形成工程と、
前記縫合工程及び開口形成工程の後に、前記開口に前記パッド主体（１０）全体を通過させることによって前記複合シート状中間品を裏返す裏返し工程と』ことである。
【００１０】
上記技術的手段は次のように作用する。
ホットメルト接着シート（１４）をパッド主体（１０）の表面に重ねた状態でこれらの重ね合わせ部の外周を縫合する縫合工程が終わると、パッド主体（１０）とホットメルト接着シート（１４）の外周縁が外部に露出した状態の複合シート状中間品が得られる。
一方、上記縫合工程の前又は後にホットメルト接着シート（１４）の一部に、後述の裏返し工程の実行に必要な開口を形成する。
【００１１】
次に、ホットメルト接着シート（１４）に形成された開口にパッド主体（１０）全体を通過させることによって前記複合シート状中間品の内外面を反転させる為の裏返し工程を実行する。すると、外周にオーバーロック（１９）が施されていない上記パッド主体（１０）やホットメルト接着シート（１４）の外周が、これらパッド主体（１０）とホットメルト接着シート（１４）の相互間の内部空間に収容されて隠れた状態になり、これにより、オーバーロック（１９）が施されていない上記パッド主体（１０）等の外周が外部に露出しなくなる。従って、既述従来のようにパッド主体（１０）外周のほつれ防止対策としてのオーバーロック（１９）の作業が不要になる。
【００１２】
又、上記複合シート状中間品を裏返して衣服用パッド（１）を作ると、パッド主体（１０）とホットメルト接着シート（１４）との線状の縫合域が衣服用パッド（１）の最外周に位置する。これにより、衣服用パッド（１）を構成するパッド主体（１０）とホットメルト接着シート（１４）の外周が正確に一致した状態になり、ホットメルト接着シート（１４）が衣服用パッド（１）の外周からはみ出したり、又、衣服用パッド（１）の外周縁の一部にホットメルト接着シート（１４）の非添設域が形成される不都合がない。
【００１３】
又、上記製造方法によって製造された衣服用パッド（１）の裏面に添設されているホットメルト接着シート（１４）には、既述裏返し工程の実行に必要な開口が形成されている。従って、伸縮性の劣る素材でホットメルト接着シート（１４）が形成されている場合でも、衣服用パッド（１）は前記開口を拡大させる方向に伸縮し易くなる。
【００１４】
［２項］
上記課題を解決する為の２項の発明の技術的手段は、
『表裏に貫通する複数の線状切込みが直列状に間隔を置いて配列されているホットメルト接着シート（１４）を作る工程と、
前記ホットメルト接着シート（１４）をシート状のパッド主体（１０）の表面に重ねた状態でこれら両者の重ね合わせ部の外周を縫合することによって複合シート状中間品を作る縫合工程と、
前記縫合工程後に、前記ホットメルト接着シート（１４）を前記複数の切込みに沿って部分的に切り離すことによって該ホットメルト接着シート（１４）に開口を形成する開口形成工程と、
前記開口形成工程後に、前記開口に前記パッド主体（１０）全体を通過させることによって前記複合シート状中間品を裏返す裏返し工程と、を備えた』ことである。
【００１５】
上記技術的手段によれば、互いに重ね合わされたホットメルト接着シート（１４）とパッド主体（１０）の外周を縫合した後に、複数の切込みに沿ってホットメルト接着シート（１４）を部分的に切り離すと、裏返し工程の実行に必要な開口が形成される。従って、該開口の形成後に既述１項の発明と同様に複合シート状中間品の裏返し工程を実行することができる。
【００１６】
［３項］
前記１項又は２項に於いて、
『前記ホットメルト接着シート（１４）の片面には補強用メッシュシートが添設されており、
前記縫合工程は、前記ホットメルト接着シート（１４）に於ける前記補強用メッシュシートの非添設側表面を前記パッド主体（１０）の表面に重ねた状態でこれら両者の重ね合わせ部の外周を縫合する』ものとすれば、補強用メッシュシートによってホットメルト接着シート（１４）の強度向上が図れ、これにより、前記裏返し工程を実行する際にホットメルト接着シート（１４）が破損しにくくなる。
【００１７】
［４項］
前記１項から３項に於いて、
『前記パッド主体（１０）は、表生地の裏面に発泡ウレタンシートが縫合されている』ものとすれば、発泡ウレタンシートが衝撃緩衝機能を発揮する。
【００１８】
［５項］
上記課題を解決する為の５項の衣服用パッドの発明の技術的手段は、
『表裏に貫通する開口が形成されたホットメルト接着シート（１４）の外周全域と、前記ホットメルト接着シート（１４）に重ね合わされるシート状のパッド主体（１０）の外周全域が、これらホットメルト接着シート（１４）とパッド主体（１０）の相互間内に侵入するように内側に折り返された状態で縫合されている』ことである。
【００１９】
上記技術的手段によれば、伸縮性の劣る素材でホットメルト接着シート（１４）が形成されている場合でも、衣服に溶着された衣服用パッド（１）は前記開口を拡大させる方向に伸縮し易くなる。
【００２０】
［６項］
前記５項に於いて、
『前記ホットメルト接着シート（１４）に於ける、前記パッド主体（１０）側の面には補強用メッシュシートが添設されている』ものでは、補強用メッシュシートによってホットメルト接着シート（１４）の強度向上が図れる。従って、衣服用パッド（１）の取り扱い時に上記ホットメルト接着シート（１４）が破れる心配が少なくなる。
【００２１】
［７項］
前記５項又は６項において、
『前記パッド主体（１０）は、発泡ウレタンシートとその外面を覆う表生地が縫合されたシート体である』ものでは、発泡ウレタンシートが衝撃緩衝機能を発揮する。
【００２２】
【発明の効果】
本発明は次の特有の効果を有する。
パッド主体（１０）外周のほつれ防止のために該パッド主体（１０）の外周全域を縫い上げるオーバーロック（１９）の作業が不要になるから、衣服用パッド（１）の製造効率が向上する。
【００２３】
パッド主体（１０）とホットメルト接着シート（１４）の外周が正確に一致した状態になるから、パッド主体（１０）の裏面外周の一部にホットメルト接着シート（１４）の非添設域が形成される不都合がない。よって、衣服用パッド（１）の外周全域が衣服に確実に溶着され、これにより、該衣服用パッド（１）が外周から剥離する心配が少なくなる。
【００２４】
伸縮性の劣る素材でホットメルト接着シート（１４）が形成されている場合でも、衣服用パッド（１）は前記開口を拡大させる方向に伸縮し易くなる。従って、衣服の膝等の屈曲部に適用した場合には、該膝の屈曲に倣って衣服用パッド（１）が容易に伸縮変形しやすくなる。
３項及び６項のものでは、補強用メッシュシートによってホットメルト接着シート（１４）の強度向上が図れる。
【００２５】
【発明の実施の形態】
次に、上記した本発明の実施の形態を説明する。
［全体構成について］
図１に示すように、本実施の形態に係る衣服用パッド（１）は、表裏に貫通する開口（１５）が形成されたホットメルト接着シート（１４）とパッド主体（１０）の夫々の外周縁全域が、これらホットメルト接着シート（１４）とパッド主体（１０）の相互間内に折り返された状態で縫合された構造を有している。
【００２６】
［パッド主体（１０）について］
上記パッド主体（１０）は、図２の（ロ）に示すように、衝撃緩衝性を確保する為の発泡ウレタンシート（３１）と表生地（３２）を重ねて格子状の縫い目を形成するように縫合したものである。
尚、表生地（３２）としては例えば綿ポリエステル混合繊維からなる編成物を使用することが出来る一方、発泡ウレタンシート（３１）としては厚さ３ｍｍのポリウレタン発泡体を使用することができる。
【００２７】
［ホットメルト接着シート（１４）について］
上記パッド主体（１０）の裏面に添設されるホットメルト接着シート（１４）は、図２の（ロ）に示すように、補強用メッシュシート（１６）が添設されたものであり、ホットメルト接着シート（１４）としては、例えば、溶融温度約１２０℃のポリウレタンフォームを使用することができる一方、 補強用メッシュシート（１６）としては、布製のものを使用することができる。
【００２８】
［製造方法について］
次に、上記した衣服用パッド（１）の製造方法を説明する。
先ず、片面に補強用メッシュシート（１６）が添設されたホットメルト原反シート（図示せず）を準備し、これを、完成品たる衣服用パッド（１）の外形よりも一回り大きな外形に打抜くか又は裁断し、これにより、ホットメルト接着シート（１４）を作る。又、このとき、ホットメルト接着シート（１４）には、その表裏に貫通する複数（本実施の形態では２個）の切込み（２１）（２１）を所定間隔を置いて直列状に形成する。
【００２９】
又、発泡ウレタンシート（３１）の表面に表生地（３２）が縫合されたパッド用原反シート（図示せず）を準備し、これを、上記ホットメルト接着シート（１４）と同一形状に打ち抜くか又は裁断し、これにより、パッド主体（１０）を作る。
【００３０】
次に、縫合工程を実行する。
即ち、図２の（イ）に示すように、ホットメルト接着シート（１４）に於ける補強用メッシュシート（１６）の非添設側表面と発泡ウレタンシート（３１）とが対向するように、該ホットメルト接着シート（１４）とパッド主体（１０）を重ね合わせる。そして、これらパッド主体（１０）とホットメルト接着シート（１４）の重ね合わせ部の外周を全域的に縫合すると、図３に示すように、外周全域に縫い目（２４）が形成された複合シート状中間品（２６）が完成し、これにより、縫合工程が終了する。
【００３１】
次に、開口形成工程を実行する。
即ち、図３の状態に於いて、切込み（２１）（２１）の相互間を挟みやカッタ等で切断することによってこれら切込み（２１）（２１）を繋げる。これにより、切込み（２１）（２１）に沿ってホットメルト接着シート（１４）を切り離し、これにより、後述の裏返し工程の実行に必要な開口（２）を形成すると、開口形成工程が終了する。
【００３２】
次に、裏返し工程を実行する。
即ち、複合シート状中間品（２６）が完成した状態で、パッド主体（１０）の生地を開口（２）に通過させることによって前記複合シート状中間品（２６）を全体的に裏返す。即ち、複合シート状中間品（２６）の内・外面を反転させるように全体を裏返す。そして、この裏返す作業を行う際には、補強用メッシュシート（１６）の補強機能によってホットメルト接着シート（１４）が破損する心配が少なくなる。
【００３３】
又、複合シート状中間品（２６）を裏返すと、図２の（ロ）に示すように、パッド主体（１０）やホットメルト接着シート（１４）の外周の縫い目（２４）部分が、これらパッド主体（１０）とホットメルト接着シート（１４）の相互間に形成される内部空間内に収容されて隠れた状態になる。これにより、パッド主体（１０）の外周のほつれ防止の為に必要であった既述オーバーロックの作業が不要になる。又、複合シート状中間品（２６）を裏返した状態では、ホットメルト接着シート（１４）に於ける補強用メッシュシート（１６）の非添設側表面が外部に露出した状態になる。これにより、裏返し工程が終了する。
【００３４】
尚、本実施の形態では、上記裏返し工程の後に、衣服用パッド（１）の外周に沿って更に縫合部（２７）を形成して端末処理をしている。
このものでは、複合シート状中間品（２６）を裏返すことによって衣服用パッド（１）が作られるから、衣服用パッド（１）の最外周に沿って縫い目（２４）が形成された状態になる。従って、衣服用パッド（１）を構成するパッド主体（１０）とホットメルト接着シート（１４）の外周が正確に一致した状態になる。よって、衣服用パッド（１）の外周の一部にホットメルト接着シート（１４）の非添設域が形成される不都合がなく、衣服用パッド（１）の外周縁全域が衣服に確実に溶着される。
【００３５】
［使用方法について］
次に、上記衣服用パッド（１）を衣服の内面に取り付ける作業を図４に基づいて説明する。
先ず、衣服（５１）を裏返すことによってその内面を外部に露出させる。
次に、図４の（イ）に示すように、外部に露出した衣服（５１）の内面に対して衣服用パッド（１）をホットメルト接着シート（１４）側から重ねる。そして、衣服用パッド（１）よりも一回り大きな熱可塑性仮止めシート（５３）を別途準備し、該熱可塑性仮止めシート（５３）で衣服用パッド（１）を覆った後、該熱可塑性仮止めシート（５３）の周縁部（５７）を家庭用アイロンで加熱押圧する。すると、熱可塑性仮止めシート（５３）の周縁部（５７）が衣服（５１）に溶着され、これにより、衣服用パッド（１）が衣服（５１）の目的位置に仮止めされた状態になる。熱可塑性仮止めシート（５３）を用いて衣服用パッド（１）を仮止めするのは、パッド主体（１０）側からアイロンを衣服（５１）側に押圧した場合には、厚みの大きなパッド主体（１０）の断熱作用によりホットメルト接着シート（１４）が溶融しにくいことから、衣服用パッド（１）の仮止めが困難になるからである。
【００３６】
次に、衣服（５１）を表裏に反転させ、この状態で衣服（５１）の表面からアイロン（５５）で加熱押圧すると、ホットメルト接着シート（１４）が溶融して衣服（５１）と衣服用パッド（１）の発泡ウレタン（３１）とが溶着される。
その後、不要になった熱可塑性仮止めシート（５３）を剥離すると、衣服用パッド（１）の取り付け作業が完了する。
【００３７】
このものでは、衣服用パッド（１）は、ホットメルト接着シート（１４）の開口（２）に対応する部分が衣服（５１）に溶着していないから、ホットメルト接着シート（１４）や補強用メッシュシート（１６）が伸縮性の劣る素材で形成されている場合でも、上記開口（２）を拡大させる方向に衣服用パッド（１）が伸縮し易くなる。よって、衣服用パッド（１）を膝等の屈曲部に適用した場合には、該膝の屈曲に倣って衣服用パッド（１）が容易に伸縮変形しやすくなる。
【００３８】
尚、上記実施の形態では、ホットメルト接着シート（１４）をパッド主体（１０）に逢着し、その後に切込み（２１）（２１）の相互間を切り離すことによって開口（２）を形成したが、パッド主体（１０）に逢着する前のホットメルト接着シート（１４）に単一の開口（２）を予め形成しておいても良い。
【００３９】
又、衣服（５１）の破れた部位に上記衣服用パッド（１）を溶着することにより、破れ補修用のパッドとして使用できることは言うまでもない。この場合、一枚の厚手の布をパッド主体（１０）として使用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係る衣服用パッド（１）の一部切り欠きの斜視図
【図２】本発明の実施の形態に係る衣服用パッド（１）の製造工程を説明する図
【図３】複合シート状中間品（２６）の背面図
【図４】衣服用パッド（１）の取り付け作業説明図
【図５】従来例の説明図
【符号の説明】
（１）・・・衣服用パッド
（２）・・・開口
（１０）・・・パッド主体
（１４）・・・ホットメルト接着シート
（２６）・・・複合シート状中間品
（３１）・・・発泡ウレタンシート
（３２）・・・表生地[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a garment pad and a garment pad, and in particular, a garment pad that exerts a function of reinforcing a fabric and absorbing an impact from the outside mainly by sticking to a garment for exercise. The present invention relates to a method and a clothing pad.
[0002]
[Prior art]
As a garment pad attached to a knee or the like of a baseball uniform for the purpose of reinforcing a cloth or the like, a type of pad that is welded to the garment by the heat of a domestic iron is known.
As shown in FIG. 5, the garment pad is the same as the pad main body (10) on the back surface of the pad main body (10) made of the front fabric (11), the urethane foam sheet (12) and the back fabric (13). A hot melt adhesive sheet (14) having a size is backed.
[0003]
The clothes pad (1) is manufactured, for example, by the following method.
The back fabric (13), foamed urethane sheet (12), and front fabric (11) of the same shape are laminated in this order from below, and then stitched together in a quilting shape, and then fraying of the outer periphery of the suture is prevented. In order to do this, the entire outer periphery of the suture is overlocked (19) and reinforced, thereby producing the pad main body (10).
[0004]
Next, a hot melt adhesive sheet (14) having the same shape as that of the pad main body (10) is welded to complete the garment pad (1) as the object.
In this case, when the clothes pad (1) is superimposed on the inner surface of the garment from the hot melt adhesive sheet (14) side, and the outer surface of the garment is heated and pressed with a domestic iron or the like in this state, the hot melt adhesive sheet (14) The garment pad (1) is welded to the garment through this, and the pad attaching operation to the garment is thereby completed.
However, the manufacturing of the garment pad (1) by the conventional method described above has the following problems.
[0005]
{Circle around (1)} As described above, the work of overlocking (19) is required to prevent fraying of the outer periphery of the pad main body (10), and the manufacturing efficiency deteriorates.
[0006]
{Circle around (2)} When the pad main body (10) and the hot melt adhesive sheet (14) are not overlapped with each other so that the outer periphery of the hot melt adhesive sheet (14) is exactly the same, the hot melt adhesive sheet (14 ) Is partially formed, and the region does not weld to the clothes. Therefore, in such a case, the outer peripheral area that is not welded to the clothes is lifted from the clothes, so that the clothes pad (1) is easily peeled off from the lifted portion by repeated washing or the like.
[0007]
(3) The garment pad (1) has a structure in which the entire back surface is covered with a continuous hot-melt adhesive sheet (14). Therefore, even if the pad main body (10) is made of a material having excellent stretchability, if the hotmelt adhesive sheet (14) is made of a material having poor stretchability, the hotmelt adhesive sheet (14) ), The overall stretchability of the garment pad (1) is deteriorated. Therefore, when the garment pad (1) is applied to a bending portion such as a knee of the garment, it becomes difficult to extend following the shape of the bending knee.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of such points,
In “the garment pad (1) in which the hot-melt adhesive sheet (14) is attached to the back surface of the sheet-like pad main body (10) and its manufacturing method”, the outer periphery of the garment pad (1) The overlock (19) for preventing fraying is made unnecessary, thereby improving the manufacturing efficiency and providing a garment pad (1) having a strong binding force to the garment to be applied and excellent in stretchability. This is the issue.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
[1]
The technical means of the invention of item 1 for solving the above-mentioned problem is as follows:
“A suturing step of making a composite sheet-like intermediate product by suturing the outer periphery of the overlapping portion of the hot melt adhesive sheet (14) on the surface of the pad main body (10),
An opening forming step of forming an opening in the hot melt adhesive sheet (14) by cutting a part of the hot melt adhesive sheet (14) before or after the suturing step;
After the suturing step and the opening forming step, the inside of the composite sheet-like intermediate product is turned over by passing the entire pad main body (10) through the opening.
[0010]
The technical means operates as follows.
When the stitching process of stitching the outer periphery of these overlapping portions in a state where the hot melt adhesive sheet (14) is superposed on the surface of the pad main body (10) is finished, the pad main body (10) and the hot melt adhesive sheet (14) A composite sheet-like intermediate product with the outer peripheral edge exposed to the outside is obtained.
On the other hand, before or after the suturing step, an opening necessary for executing the inside-out step described later is formed in a part of the hot melt adhesive sheet (14).
[0011]
Next, an inside-out process for inverting the inner and outer surfaces of the composite sheet-like intermediate product by passing the entire pad main body (10) through the opening formed in the hot melt adhesive sheet (14) is performed. Then, the outer periphery of the pad main body (10) and the hot melt adhesive sheet (14), which is not overlocked (19) on the outer periphery, is between the pad main body (10) and the hot melt adhesive sheet (14). As a result, the outer periphery of the pad main body (10) and the like that is not overlocked (19) is not exposed to the outside. Therefore, the work of overlock (19) as a measure for preventing fraying of the outer periphery of the pad main body (10) as in the conventional case becomes unnecessary.
[0012]
Further, when the garment pad (1) is made by turning the composite sheet-like intermediate product upside down, the linear stitching area between the pad main body (10) and the hot melt adhesive sheet (14) is the maximum of the garment pad (1). Located on the outer periphery. As a result, the outer periphery of the pad main body (10) and the hot melt adhesive sheet (14) constituting the garment pad (1) is exactly aligned, and the hot melt adhesive sheet (14) becomes the garment pad (1). There is no inconvenience that the hot melt adhesive sheet (14) is not attached to the outer peripheral edge of the garment pad (1).
[0013]
The hot melt adhesive sheet (14) attached to the back surface of the garment pad (1) manufactured by the above manufacturing method is provided with an opening necessary for the execution of the turning process described above. Therefore, even when the hot melt adhesive sheet (14) is formed of a material having inferior stretchability, the garment pad (1) is easily stretched in the direction of expanding the opening.
[0014]
[2]
The technical means of the invention of
“A step of making a hot melt adhesive sheet (14) in which a plurality of linear cuts penetrating the front and back are arranged at intervals in series,
A suturing step of making a composite sheet-like intermediate product by suturing the outer periphery of the overlapping portion of the hot melt adhesive sheet (14) on the surface of the sheet-like pad main body (10);
An opening forming step of forming an opening in the hot melt adhesive sheet (14) by partially cutting the hot melt adhesive sheet (14) along the plurality of cuts after the suturing step;
After the opening forming step, the inside of the composite sheet-like intermediate product is turned over by passing the entire pad main body (10) through the opening.
[0015]
According to the above technical means, the hot melt adhesive sheet (14) and the outer periphery of the pad main body (10) are stitched together, and then the hot melt adhesive sheet (14) is partially cut along a plurality of cuts. Then, an opening necessary for executing the inside-out process is formed. Therefore, the composite sheet-like intermediate product can be reversed after the opening is formed, as in the first aspect of the invention.
[0016]
[3]
In the
“A reinforcing mesh sheet is attached to one side of the hot melt adhesive sheet (14),
In the suturing step, the outer periphery of the overlapping portion of the hot melt adhesive sheet (14) is overlapped with the non-attached side surface of the reinforcing mesh sheet on the surface of the pad main body (10). If it is to be `` stitched '', the strength of the hot melt adhesive sheet (14) can be improved by the reinforcing mesh sheet, whereby the hot melt adhesive sheet (14) is less likely to be damaged when the inside-out process is performed.
[0017]
[Section 4]
In the above items 1 to 3,
If the said pad main body (10) has a foamed urethane sheet stitched to the back surface of the front fabric, the foamed urethane sheet exhibits an impact buffering function.
[0018]
[5]
The technical means of the invention of the garment pad of item 5 for solving the above-mentioned problems is as follows:
“The entire outer periphery of the hot-melt adhesive sheet (14) in which openings penetrating the front and back are formed, and the entire outer periphery of the sheet-shaped pad main body (10) superimposed on the hot-melt adhesive sheet (14). That is, the adhesive sheet (14) and the pad main body (10) are sewn in a state where they are folded back inward so as to enter between each other.
[0019]
According to the above technical means, even when the hot melt adhesive sheet (14) is formed of a material having poor stretchability, the garment pad (1) welded to the garment expands and contracts in the direction of expanding the opening. It becomes easy.
[0020]
[6]
In item 5,
"In the hot melt adhesive sheet (14), a reinforcing mesh sheet is attached to the surface of the pad main body (10)", the hot melt adhesive sheet (14) is formed by the reinforcing mesh sheet. The strength can be improved. Therefore, there is less concern that the hot melt adhesive sheet (14) will be broken when the clothes pad (1) is handled.
[0021]
[Section 7]
In item 5 or 6,
In “the pad main body (10) is a sheet body in which the foamed urethane sheet and the outer fabric covering the outer surface thereof are stitched”, the foamed urethane sheet exhibits an impact buffering function.
[0022]
【The invention's effect】
The present invention has the following specific effects.
Since the work of the overlock (19) for sewing the entire outer periphery of the pad main body (10) is not required to prevent the pad main body (10) from fraying, the manufacturing efficiency of the garment pad (1) is improved.
[0023]
Since the outer periphery of the pad main body (10) and the hot melt adhesive sheet (14) are in a state of being exactly coincident with each other, there is a non-attached area of the hot melt adhesive sheet (14) on a part of the outer periphery of the back surface of the pad main body (10). There is no inconvenience to be formed. Therefore, the entire outer periphery of the garment pad (1) is securely welded to the garment, thereby reducing the possibility that the garment pad (1) is peeled off from the outer periphery.
[0024]
Even when the hot melt adhesive sheet (14) is formed of a material having poor stretchability, the garment pad (1) is easily stretched in the direction in which the opening is enlarged. Therefore, when applied to a bent portion such as a knee of clothes, the clothes pad (1) easily expands and contracts easily following the bending of the knee.
In the items 3 and 6, the strength of the hot melt adhesive sheet (14) can be improved by the reinforcing mesh sheet.
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, the embodiment of the present invention described above will be described.
[Overall configuration]
As shown in FIG. 1, the garment pad (1) according to the present embodiment has a hot melt adhesive sheet (14) having an opening (15) penetrating the front and back sides and a pad main body (10). The entire peripheral area has a structure that is sewn in a state of being folded back between the hot melt adhesive sheet (14) and the pad main body (10).
[0026]
[About the pad (10)]
As shown in FIG. 2B, the pad main body (10) forms a lattice-like seam by overlapping the urethane foam sheet (31) and the front fabric (32) for ensuring shock buffering. It is what was sewn to.
For example, a knitted fabric made of cotton polyester mixed fibers can be used as the front fabric (32), while a polyurethane foam having a thickness of 3 mm can be used as the urethane foam sheet (31).
[0027]
[About hot melt adhesive sheet (14)]
The hot melt adhesive sheet (14) attached to the back surface of the pad main body (10) is provided with a reinforcing mesh sheet (16) as shown in FIG. As the melt adhesive sheet (14), for example, a polyurethane foam having a melting temperature of about 120 ° C. can be used, and as the reinforcing mesh sheet (16), a cloth-made one can be used.
[0028]
[About manufacturing method]
Next, a method for manufacturing the above-described garment pad (1) will be described.
First, a hot melt original sheet (not shown) having a reinforcing mesh sheet (16) attached on one side is prepared, and this is slightly larger than the outer shape of the garment pad (1) as a finished product. Punched or cut into a hot melt adhesive sheet (14). At this time, in the hot melt adhesive sheet (14), a plurality of (two in this embodiment) cuts (21) (21) penetrating the front and back are formed in series at predetermined intervals.
[0029]
Also, an original pad sheet (not shown) in which the surface fabric (32) is stitched to the surface of the urethane foam sheet (31) is prepared and punched into the same shape as the hot melt adhesive sheet (14). Or cutting to make the pad main body (10).
[0030]
Next, a suturing process is performed.
That is, as shown in FIG. 2A, the non-attached surface of the reinforcing mesh sheet (16) in the hot melt adhesive sheet (14) and the urethane foam sheet (31) face each other. The hot melt adhesive sheet (14) and the pad main body (10) are overlapped. Then, when the outer periphery of the overlapping portion of the pad main body (10) and the hot melt adhesive sheet (14) is stitched over the entire area, as shown in FIG. 3, a composite sheet shape in which seams (24) are formed in the entire outer periphery. The intermediate product (26) is completed, thereby completing the suturing process.
[0031]
Next, an opening forming process is performed.
That is, in the state of FIG. 3, the cuts (21) and (21) are connected by cutting between the cuts (21) and (21) with a clip or a cutter. As a result, the hot melt adhesive sheet (14) is cut along the cuts (21) and (21), thereby forming the opening (2) necessary for executing the inside-out process described later, and the opening forming process is completed.
[0032]
Next, the inside-out process is performed.
That is, in a state where the composite sheet-shaped intermediate product (26) is completed, the composite sheet-shaped intermediate product (26) is turned over as a whole by passing the fabric of the pad main body (10) through the opening (2). That is, the whole is turned over so that the inner and outer surfaces of the composite sheet-like intermediate product (26) are reversed. And when performing this flipping operation, there is less concern that the hot melt adhesive sheet (14) will be damaged by the reinforcing function of the reinforcing mesh sheet (16).
[0033]
When the composite sheet-like intermediate product (26) is turned over, the pad main body (10) and the seam (24) portion of the outer periphery of the hot melt adhesive sheet (14) are shown in FIG. It is accommodated in an internal space formed between the main body (10) and the hot melt adhesive sheet (14) and is in a hidden state. As a result, the above-described over-locking work necessary for preventing fraying of the outer periphery of the pad main body (10) becomes unnecessary. When the composite sheet-like intermediate product (26) is turned upside down, the non-attached side surface of the reinforcing mesh sheet (16) in the hot melt adhesive sheet (14) is exposed to the outside. Thereby, the turning over process is completed.
[0034]
In the present embodiment, after the turning over process, a stitching portion (27) is further formed along the outer periphery of the garment pad (1) for terminal treatment.
In this case, since the garment pad (1) is made by turning over the composite sheet-like intermediate product (26), the seam (24) is formed along the outermost periphery of the garment pad (1). . Therefore, the pad main body (10) constituting the garment pad (1) and the outer periphery of the hot melt adhesive sheet (14) are accurately aligned. Therefore, there is no inconvenience that the hot melt adhesive sheet (14) is not attached to a part of the outer periphery of the garment pad (1), and the entire outer peripheral edge of the garment pad (1) is securely welded to the garment. Is done.
[0035]
[How to use]
Next, the operation of attaching the garment pad (1) to the inner surface of the garment will be described with reference to FIG.
First, the inner surface of the garment (51) is exposed to the outside by turning it over.
Next, as shown in FIG. 4 (a), the garment pad (1) is overlapped on the inner surface of the garment (51) exposed to the outside from the hot melt adhesive sheet (14) side. Then, a thermoplastic temporary fixing sheet (53) that is slightly larger than the clothing pad (1) is separately prepared, and after the clothing pad (1) is covered with the thermoplastic temporary fixing sheet (53), the thermoplastic The peripheral edge (57) of the temporary fixing sheet (53) is heated and pressed with a domestic iron. Then, the peripheral edge part (57) of the thermoplastic temporary fixing sheet (53) is welded to the garment (51), whereby the garment pad (1) is temporarily fixed at the target position of the garment (51). . The clothes pad (1) is temporarily fixed using the thermoplastic temporary fixing sheet (53) when the iron is pressed from the pad main body (10) side to the garment (51) side. This is because the hot melt adhesive sheet (14) is not easily melted by the heat insulating action of (10), so that it is difficult to temporarily fix the garment pad (1).
[0036]
Next, when the clothes (51) are turned upside down and heated and pressed with the iron (55) from the surface of the clothes (51) in this state, the hot melt adhesive sheet (14) is melted and the clothes (51) and the clothes are used. The foamed urethane (31) of the pad (1) is welded.
Thereafter, when the thermoplastic temporary fixing sheet (53) that has become unnecessary is peeled off, the attaching operation of the clothing pad (1) is completed.
[0037]
In this case, since the part corresponding to the opening (2) of the hot melt adhesive sheet (14) is not welded to the garment (51), the garment pad (1) is used for the hot melt adhesive sheet (14) and the reinforcing pad. Even when the mesh sheet (16) is formed of a material having poor stretchability, the garment pad (1) is easily stretched in the direction of expanding the opening (2). Therefore, when the garment pad (1) is applied to a bent portion such as a knee, the garment pad (1) easily expands and contracts easily following the bending of the knee.
[0038]
In the above embodiment, the hot melt adhesive sheet (14) is attached to the pad main body (10), and then the openings (2) are formed by separating the notches (21) and (21) from each other. A single opening (2) may be formed in advance in the hot melt adhesive sheet (14) before being attached to the pad main body (10).
[0039]
Needless to say, the garment pad (1) can be used as a tear repair pad by welding the garment (51) to the torn part. In this case, a single thick cloth may be used as the pad main body (10).
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a partially cutaway garment pad (1) according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 illustrates a manufacturing process of the garment pad (1) according to an embodiment of the present invention. Fig. 3 is a rear view of the composite sheet-like intermediate product (26). Fig. 4 is an explanatory diagram for attaching the clothing pad (1). Fig. 5 is an explanatory diagram of a conventional example.
(1) ... pad for clothes (2) ... opening (10) ... pad main body (14) ... hot melt adhesive sheet (26) ... composite sheet-like intermediate product (31) ... -Foamed urethane sheet (32) ... Fabric
Claims (7)
前記ホットメルト接着シート（１４）を前記パッド主体（１０）の表面に重ねた状態でこれら両者の重ね合わせ部の外周を縫合することによって複合シート状中間品を作る縫合工程と、
前記縫合工程の前又は後に於いて、前記ホットメルト接着シート（１４）の一部を切ることにより該ホットメルト接着シート（１４）に開口を形成する開口形成工程と、
前記縫合工程及び開口形成工程の後に、前記開口に前記パッド主体（１０）全体を通過させることによって前記複合シート状中間品を裏返す裏返し工程と、を備えた衣服用パッドの製造方法。In the method for producing a garment pad (1) in which a hot melt adhesive sheet (14) is attached to the back surface of a sheet-like pad main body (10),
A suturing step of making a composite sheet-like intermediate product by suturing the outer periphery of the overlapping portion of the hot melt adhesive sheet (14) on the surface of the pad main body (10),
An opening forming step of forming an opening in the hot melt adhesive sheet (14) by cutting a part of the hot melt adhesive sheet (14) before or after the suturing step;
A method of manufacturing a garment pad comprising: a step of turning the composite sheet-like intermediate product inside out by passing the entire pad main body (10) through the opening after the suturing step and the opening forming step.
表裏に貫通する複数の線状切込みが直列状に間隔を置いて配列されているホットメルト接着シート（１４）を作る工程と、
前記ホットメルト接着シート（１４）をシート状のパッド主体（１０）の表面に重ねた状態でこれら両者の重ね合わせ部の外周を縫合することによって複合シート状中間品を作る縫合工程と、
前記縫合工程後に、前記ホットメルト接着シート（１４）を前記複数の切込みに沿って部分的に切り離すことによって該ホットメルト接着シート（１４）に開口を形成する開口形成工程と、
前記開口形成工程後に、前記開口に前記パッド主体（１０）全体を通過させることによって前記複合シート状中間品を裏返す裏返し工程と、を備えた衣服用パッドの製造方法。In the method for producing a garment pad (1) in which a hot melt adhesive sheet (14) is attached to the back surface of a sheet-like pad main body (10),
Producing a hot melt adhesive sheet (14) in which a plurality of linear cuts penetrating the front and back are arranged in series at intervals;
A suturing step of making a composite sheet-like intermediate product by suturing the outer periphery of the overlapping portion of the hot melt adhesive sheet (14) on the surface of the sheet-like pad main body (10);
An opening forming step of forming an opening in the hot melt adhesive sheet (14) by partially cutting the hot melt adhesive sheet (14) along the plurality of cuts after the suturing step;
A method for manufacturing a garment pad comprising: a step of turning the composite sheet-shaped intermediate product inside out by passing the entire pad main body (10) through the opening after the opening forming step.
前記ホットメルト接着シート（１４）の片面には補強用メッシュシートが添設されており、
前記縫合工程は、前記ホットメルト接着シート（１４）に於ける前記補強用メッシュシートの非添設側表面を前記パッド主体（１０）の表面に重ねた状態でこれら両者の重ね合わせ部の外周を縫合する、衣服用パッドの製造方法。In the manufacturing method of the garment pad of Claim 1 or 2,
A reinforcing mesh sheet is attached to one side of the hot melt adhesive sheet (14),
In the suturing step, the outer periphery of the overlapping portion of the hot melt adhesive sheet (14) is overlapped with the non-attached side surface of the reinforcing mesh sheet on the surface of the pad main body (10). A method for manufacturing a garment pad to be sewn.
前記パッド主体（１０）は、表生地の裏面に発泡ウレタンシートが縫合されている、衣服用パッドの製造方法。In the manufacturing method of the garment pad in any one of Claims 1-3,
The said pad main body (10) is a manufacturing method of the pad for clothes by which the foaming urethane sheet is stitch | sutured by the back surface of the surface fabric.
前記ホットメルト接着シート（１４）に於ける、前記パッド主体（１０）側の面には補強用メッシュシートが添設されている、衣服用パッド。The garment pad according to claim 5,
A pad for clothes, wherein a reinforcing mesh sheet is attached to the surface of the pad main body (10) side of the hot melt adhesive sheet (14).
前記パッド主体（１０）は、発泡ウレタンシートとその外面を覆う表生地が縫合されたシート体である、衣服用パッド。In the garment pad according to claim 5 or 6,
The pad main body (10) is a garment pad, which is a sheet body in which a foamed urethane sheet and a surface fabric covering its outer surface are stitched together.
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