JP3622060B2

JP3622060B2 - Burner in sand for fluidized bed incinerator and operation method thereof

Info

Publication number: JP3622060B2
Application number: JP19827994A
Authority: JP
Inventors: 仁之高杉; 正剛伊丹; 義弘舛永
Original assignee: Babcock Hitachi KK
Current assignee: Mitsubishi Power Ltd
Priority date: 1994-08-23
Filing date: 1994-08-23
Publication date: 2005-02-23
Anticipated expiration: 2020-02-23
Also published as: JPH0861637A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、都市ごみ又は産業廃棄物等の被焼却物を焼却する流動床式焼却炉に係り、特に該流動床式焼却炉の砂中バーナとその運転方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、燃焼バーナとしては、例えば燃料ガス化装置において該燃料ガス化装置の燃焼バーナのノズルを引き抜き可能な装置を備えたものが知られている（特開昭６２−２２５８０９号公報）。
【０００３】
一方図４は、従来技術に係る流動床式焼却炉用砂中バーナ１００を示す断面図である。従来の砂中バーナ１０１は、流動床式焼却炉のケーシング１０４の内側に耐火材１０５を設け、更にその内側に流動砂１０６が充填されている。この流動砂１０６を流動させ、且つ高温に加熱することで都市ごみ又は産業廃棄物等の被焼却物を焼却するものである。流動床式焼却炉の運転中は、流動砂１０６の温度が低下し燃焼が不良にならない様に、流動砂１０６の中に燃料油等の助燃用燃料を噴霧させるために、ケーシング１０４、耐火材１０５の部分にフランジ１１０を有するスリーブ１１１を取り付け、その内側にフランジ１０７とボールバルブ１０８を有するガイドスリーブ１０９を配置し、更に、その内側に砂中バーナ１０１を設置している。
【０００４】
この砂中バーナ１０１には、燃料油１０２と噴霧エアー１０３をその一端から供給し先端より流動砂１０６の内部に燃料油１０２と噴霧エアー１０３の混合気を噴射させる。一方、流動床式焼却炉の運転中は、砂中バーナ１０１及びガイドスリーブ１０９の焼損防止及び流動砂１０６の流動床式焼却炉外への噴出を防止するためシールエアー１１２、シールエアー１１４及び噴霧エアー１０３を常に流し、ガイドスリーブ１０９と砂中バーナ１０１の間隙からはシールエアー１１５を、外側スリーブ１１１と内側スリーブ１０９の間隙からはシールエアー１１３を、各々噴射している。流動砂１０６の温度低下の信号で燃料油１０２を供給して燃焼させ、流動砂１０６の温度を上昇させて温度が正常になった時点で燃料油１０２の供給を停止する様にシステムを組んでいる。しかし流動砂１０６の温度が低下する頻度は少なく、その間シールエアー１１２、シールエアー１１４及び噴霧エアー１０３を供給し続けるので、その消費量も多く、且つガイドスリーブ１０９及び砂中バーナ１０１は高温の流動砂１０６の内に常時曝されている状態となっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
上記前者における燃焼バーナは、水冷壁で形成されたガス化炉本体を圧力容器に内蔵させてなるガス化装置に使用する燃焼バーナに関するもので、本発明で対象とする流動床式焼却炉の砂中バーナとは構成が異なるものである。
【０００６】
又、上記流動床式焼却炉用砂中バーナ１００は、焼損防止対策としてシールエアー１１２、１１４及び噴霧エアー１０３を常時流しているが、砂中バーナ１０１及びガイドスリーブ１０９の先端側は、流動砂１０６の流動による摩耗及び高温による焼損或いは酸化雰囲気による腐触等で脱落する恐れがあり、脱落した場合には、その都度流動床式焼却炉を停止し補修するという問題があり、又常時使用するシールエアー１１２、１１４及び噴霧エアー１０３の使用量も多いという問題もあった。
【０００７】
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、摩耗や焼損、腐食等による脱落の恐れが少なく長期間の連続運転が可能な寿命の長い、且つ噴霧媒体及び冷却気体の使用量が少なく、保守の容易な流動床式焼却炉用砂中バーナを提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決するため、本発明は、基端側から供給した燃料流体と噴霧媒体とを先端側から高温に加熱した流動する流動砂中に噴射し、被焼却物を焼却する流動床式焼却炉の砂中バーナと、この砂中バーナの先端側から基端側にかけて砂中バーナの外側に設けた内側スリーブと、流動床式焼却炉の側壁を貫通し砂中バーナ及び内側スリーブを流動床式焼却炉の内部に導入する外側スリーブとを有し、砂中バーナ及び内側スリーブの冷却及び焼損防止を行なう冷却気体の供給口を内側スリーブの基端側に形成し、内側スリーブの冷却及び焼損防止を行なう冷却気体の供給口を外側スリーブの基端側に形成した流動床式焼却炉用砂中バーナにおいて、内側スリーブは、外側スリーブの基端に軸方向の摺動が可能に支持され、砂中バーナは、内側スリーブの基端に軸方向の摺動が可能に支持され、内側スリーブを軸方向に摺動させる第１の出没操作手段と、砂中バーナを軸方向に摺動させる第２の出没操作手段とを備えるようにする。また、内側スリーブの先端側に、第２の出没操作手段による砂中バーナの摺動によって開閉可能なくさび形状の蓋を設けるようにする。
【０００９】
【作用】
本発明の流動床式焼却炉用砂中バーナは、流動砂中に出没可能な第１の出没操作手段を備えたので、流動砂の温度が低下した時のみ、その信号を受け自動的に流動床式焼却炉内に挿入され燃料流体を噴射し、流動砂の温度を上昇させる。流動砂の温度が適正な温度に上昇したら自動的に流動砂から流動床式焼却炉の外側方向に没するように作動する。これにより砂中バーナは、高温で且つ流動している流動砂に曝されている時間が短かくなるので、砂中バーナの先端側は焼損したり摩耗することがない。
【００１０】
更に、砂中バーナ及び内側スリーブを流動砂中に出没可能な第２の出没操作手段を備えたので、上記作用に加え、砂中バーナは、内側スリーブに保護されつつ流動砂に出没することが出来、砂中バーナの流動砂による無用な焼損と摩耗を防止することが出来ると共に、砂中バーナの流動砂中への出没距離が大きくとれる。そして、内側スリーブの先端側に、砂中バーナの第１の出没操作手段による出没によって開閉可能なくさび形状に形成した蓋を設けたので、砂中バーナ及び内側スリーブが流動砂中に突出した際に、砂中バーナの先端側から基端側にかけた部分が位置する内側スリーブの内部に流動砂が侵入しない。又内側スリーブは、流動砂中に突出するくさび形状の蓋によって、抵抗なく突出することが出来ると共に、砂中バーナも、砂中バーナの第１の出没操作手段によって内側スリーブのくさび形状の蓋を突き上げ、抵抗なく突出することが出来る。
【００１１】
【実施例】
本発明の流動床式焼却炉用砂中バーナの実施例を図面に基づいて説明する。図１は本発明に係る流動床式焼却炉用砂中バーナの一実施例を示し、砂中バーナ及び内側スリーブが流動床式焼却炉から没した状態の断面図、図２は図１と同じ実施例の流動床式焼却炉用砂中バーナを示し、図１の状態から砂中バーナ及び内側スリーブが流動砂中に突き出た状態の断面図、図３は図１と同じ実施例の流動床式焼却炉用砂中バーナを示し、図２の状態から砂中バーナが流動砂中に突き出た状態の断面図、を各々示す。
【００１２】
図１に示すように、本実施例の流動床式焼却炉用砂中バーナ１は、基端側１１から供給した燃料流体である燃料油１５と噴霧媒体である噴霧エアー１６を先端側１２から高温に加熱した流動する流動砂７中に噴射し、被焼却物を焼却する流動床式焼却炉３の砂中バーナ１０と、この砂中バーナ１０の先端側１２から基端側１１にかけて砂中バーナ１０の外側に設けた内側スリーブであるガイドスリーブ２１と、流動床式焼却炉３の側壁５を貫通し砂中バーナ１０及びガイドスリーブ２１を流動床式焼却炉３の内部に導入する外側スリーブ３７とを有している。そして、砂中バーナ１０及びガイドスリーブ２１の冷却及び焼損防止を行なう冷却気体であるシールエアー３１の供給口３１ａをガイドスリーブ２１の基端側２２に形成し、ガイドスリーブ２１の冷却及び焼損防止を行なう冷却気体であるシールエアー４４の供給口４４ａを外側スリーブ３７の基端側３８に形成した流動床式焼却炉用砂中バーナ１において、砂中バーナ１０は、流動砂７中に出没可能な第１の出没操作手段１８を備えたものである。
【００１３】
更に、本実施例の流動床式焼却炉用砂中バーナ１は、砂中バーナ１０及びガイドスリーブ２１を流動砂７中に出没可能な第２の出没操作手段３３を備えている。ガイドスリーブ２１の先端側２３は、砂中バーナ１０の第１の出没操作手段１８による出没によって開閉可能なくさび形状に形成した蓋２８を有している。
【００１４】
更に、流動床式焼却炉３のケーシング４の内側に耐火材６を設け、その内側に流動砂７を充填している。ケーシング４と耐火材６とを貫通するように外側スリーブ３７を設け、その基端側３８にグランドボックス４０、グランド４１及びグランドパッキン４２を設けている。このグランドボックス４０、グランド４１及びグランドパッキン４２に支持されて外側スリーブ３７の内側に内側スリーブであるガイドスリーブ２１を設け、その先端側２３にくさび形状の蓋２８、この蓋２８を軸支するヒンジ２９が設けられ、蓋の近傍にはガイドラグ２７を取り付けられている。ガイドスリーブ２１の基端側２２には、グランドボックス２４、グランド２５及びグランドパッキン２６が設けられ、グランドボックス２４と砂中バーナ１０との間には、第１の出没操作手段１８を構成するエアーシリンダー１９とサポート２０が取り付けられ砂中バーナ１０を出没可能にしている。グランドボックス２４はシールエアー３１を受け入れ、ガイドスリーブ２１の内側に供給する様にしている。
【００１５】
更に、ケーシング４とグランドボックス２４には、第２の出没操作手段３３を構成するエアーシリンダー３４とサポート３５が取り付けられ、砂中バーナ１０及びガイドスリーブ２１を出没可能にしている。グランドボックス４０はシールエア４４を受け入れガイドスリーブ２１と外側スリーブ３７の間隙に供給している。
【００１６】
次に、本実施例の流動床式焼却炉用砂中バーナ１の作用について説明する。第１図は、砂中バーナ及び内側スリーブが流動床式焼却炉３から没した状態の断面図である。これは砂中バーナ１０を使用しない通常時の状態を示している。この時が流動床式焼却炉の運転中で最も長い時間であり、シールエアー３１、シールエアー４４及び噴霧エアー１６を供給し流動床式焼却炉内へ流し、砂中バーナ１０及びガイドスリーブ２１を冷却している。流動砂７の温度が低下した場合、その信号を受けると砂中バーナ１０を使用することになるが、噴霧エアー１６を供給し砂中バーナ１０の先端部より噴射させてガイドスリーブ２１の先端側蓋２８の隙間より噴霧エアー１６とシールエアー３１の混合気３２を流動砂７へ噴射させる。
【００１７】
次の段階は、第２図に示すように、砂中バーナ１０及びガイドスリーブ２１を流動砂７中に突き出た状態にする。第２の出没操作手段３３を構成するエアーシリンダー３４を作動させ砂中バーナ１０とガイドスリーブ２１とを同時に流動床式焼却炉３内、即ち流動砂７の中に突き出させる。ガイドスリーブ２１の先端側２３は、くさび形状であり流動砂７の中に容易に突き出させることが出来る。この状態ではまだ砂中バーナ１０はガイドスリーブ２１と蓋２８により保護されている。
【００１８】
最後の段階は、第３図に示すように、砂中バーナ１０が流動砂７中に突き出た状態である。第１の出没操作手段１８を構成するエアーシリンダー１９を作動させ、砂中バーナ１０を流動砂７中に突き出させると蓋２８を押し上げ砂中バーナ１０の先端側１２は完全に流動砂７の内部に入る。その後燃料油１５を供給し流動砂７へ噴霧、燃焼させ流動砂７の温度を上昇させる。この時砂中バーナ１０は噴霧エアー１６、燃料油１５及びシールエアー３２′により冷却されている。ガイドスリーブ２１もその基端側２２から供給されたシールエアー４４が、ガイドスリーブ２１と外側スリーブ３７との間隙を通過することによってシールエアー４５となって流動砂７中に噴出し冷却すると共に、ガイドスリーブ２１の中に流動砂７が侵入しないようにシールエアー３２′により防止される。
【００１９】
流動砂７の温度の上昇が完了すると、燃料油１５の供給を停止し、砂中バーナ１０を第１の出没操作手段１８で流動床式焼却炉の外側方向に没とさせると共に、第２の出没操作手段３３により砂中バーナ１０及びガイドスリーブ２１を流動床式焼却炉の外側方向に没とさせ、第２図から第１図の状態に自動的に戻し流動砂７の温度が低下するまでスタンバイさせておく。ガイドスリーブ２１の先端側及び蓋２８の材質は、耐熱性の良い材料を使用することにより、長期間の連続運転が可能になり寿命が長くなる。
【００２０】
【発明の効果】
本発明の砂中バーナによれば、流動砂中に出没可能な第１の出没操作手段を備えたので、砂中バーナの先端側は焼損したり摩耗することがなく、流動床式焼却炉を停止することなく長期間の連続運転が可能になる。そして、砂中バーナの寿命が延びるため交換する手間が減り部品を取り替えする費用も少なくなる。
【００２１】
更に、砂中バーナ及び内側スリーブを流動砂中に出没可能な第２の出没操作手段を備えたので、上記発明の効果に加え、砂中バーナは、内側スリーブに保護されつつ流動砂に出没することが出来、砂中バーナの流動砂による無用な焼損と摩耗を防止することが出来ると共に、砂中バーナの流動砂中への出没距離が大きくとれる。
【００２２】
そして、内側スリーブの先端側に、砂中バーナの第１の出没操作手段による出没によって開閉可能なくさび形状に形成した蓋を設けたので、上記いずれかの発明の効果に加え、砂中バーナの先端側から基端側にかけた部分が位置する内側スリーブの内部に流動砂が侵入しない。又内側スリーブは、くさび形状の蓋によって、流動砂中に抵抗なく突出することが出来ると共に、砂中バーナも、砂中バーナの第１の出没操作手段によって内側スリーブのくさび形状の蓋を突き上げ、抵抗なく突出することが出来る。その上、万が一砂中バーナがダメージを受けた場合でもガイドスリーブ先端側の蓋が閉じている為、流動床式焼却炉運転中でも流動砂はガイドスリーブの内部に侵入しないため砂中バーナは容易に抜き出せ、修理又は交換ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る流動床式焼却炉用砂中バーナの一実施例を示し、砂中バーナ及び内側スリーブが流動床式焼却炉から没した状態の断面図である。
【図２】図１と同じ実施例の流動床式焼却炉用砂中バーナを示し、図１の状態から砂中バーナ及び内側スリーブが流動砂中に突き出た状態の断面図である。
【図３】図１と同じ実施例の流動床式焼却炉用砂中バーナを示し、図２の状態から砂中バーナが流動砂中に突き出た状態の断面図である。
【図４】従来技術に係る流動床式焼却炉用砂中バーナを示す断面図である。
【符号の説明】
１流動床式焼却炉用砂中バーナ
３流動床式焼却炉
５側壁
７流動砂
１０砂中バーナ
１１基端側
１２先端側
１５燃料油（燃料流体）
１６噴霧エアー（噴霧媒体）
１８第１の出没操作手段
２１ガイドスリーブ（内側スリーブ）
２２基端側
２３先端側
２８蓋
３１シールエアー（冷却気体）
３３第２の出没操作手段
３７外側スリーブ
３８基端側
４４シールエアー（冷却気体）[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a fluidized bed incinerator for incinerating the incineration of such municipal waste or industrial waste, and in particular sand in burners of fluidized bed incinerator and its operating method.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a combustion burner, for example, a fuel gasifier having a device capable of pulling out a nozzle of the combustion burner of the fuel gasifier is known (Japanese Patent Laid-Open No. 62-225809).
[0003]
On the other hand, FIG. 4 is a cross-sectional view showing a sand burner 100 for a fluidized bed incinerator according to the prior art. The conventional sand burner 101 is provided with a refractory material 105 inside a casing 104 of a fluidized bed incinerator and further filled with fluid sand 106. The fluidized sand 106 is fluidized and heated to a high temperature to incinerate incinerated objects such as municipal waste or industrial waste. During the operation of the fluidized bed incinerator, the casing 104, the refractory material, and the like are sprayed in the fluidized sand 106 so as to spray a fuel for auxiliary combustion such as fuel oil so that the temperature of the fluidized sand 106 does not decrease and combustion does not become defective. A sleeve 111 having a flange 110 is attached to a portion 105, a guide sleeve 109 having a flange 107 and a ball valve 108 is disposed on the inside thereof, and a sand burner 101 is disposed on the inside thereof.
[0004]
The burner 101 in the sand is supplied with fuel oil 102 and spray air 103 from one end thereof, and a mixture of the fuel oil 102 and spray air 103 is injected into the fluid sand 106 from the tip. On the other hand, during operation of the fluidized bed incinerator, the seal air 112, the seal air 114, and the spray are used to prevent the sand burner 101 and the guide sleeve 109 from being burned out and to prevent the fluid sand 106 from being ejected outside the fluidized bed incinerator. Air 103 is always flowed, and seal air 115 is injected from the gap between the guide sleeve 109 and the sand burner 101, and seal air 113 is injected from the gap between the outer sleeve 111 and the inner sleeve 109. The fuel oil 102 is supplied and combusted by the signal of the temperature drop of the fluid sand 106, and the temperature of the fluid sand 106 is raised, and when the temperature becomes normal, the system is constructed so that the fuel oil 102 supply is stopped. Yes. However, the frequency of the temperature of the fluidized sand 106 is low and the supply of the sealing air 112, the sealing air 114, and the spraying air 103 is continued during that time, so that the consumption is large, and the guide sleeve 109 and the sand burner 101 are heated at high temperature. The sand 106 is constantly exposed.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The former combustion burner relates to a combustion burner used in a gasification apparatus in which a gasification furnace main body formed of a water-cooled wall is built in a pressure vessel, and is a sand of a fluidized bed incinerator targeted by the present invention. The middle burner is different in configuration.
[0006]
The fluidized bed incinerator sand burner 100 is always supplied with seal air 112 and 114 and spray air 103 as a countermeasure against burning, but the tip of the sand burner 101 and the guide sleeve 109 is fluid sand. There is a risk that it will fall off due to wear due to flow of 106, burning due to high temperature or corrosion due to oxidizing atmosphere, etc. In the case of dropping, there is a problem that the fluidized bed incinerator is stopped and repaired each time, and it is always used There was also a problem that the amount of seal air 112, 114 and spray air 103 used was large.
[0007]
The object of the present invention is to solve the above-mentioned problems of the prior art, have a long life that allows long-term continuous operation with little risk of dropout due to wear, burnout, corrosion, etc., and uses less spray medium and cooling gas. An object of the present invention is to provide a sand burner for a fluidized bed incinerator that is easy to maintain.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned object , the present invention is directed to a fluidized bed incineration in which a fuel fluid and a spray medium supplied from a base end side are injected into flowing fluidized sand heated to a high temperature from the tip end side, and the incinerated material is incinerated. Furnace sand burner, inner sleeve provided outside the sand burner from the tip side to the base end side of the sand burner, and the fluidized bed incinerator through the side wall of the fluidized bed incinerator. A cooling gas supply port that cools the sand burner and the inner sleeve and prevents burnout, and cools and burns the inner sleeve. In a fluidized bed incinerator sand burner in which a cooling gas supply port is formed on the base end side of the outer sleeve , the inner sleeve is supported by the base end of the outer sleeve so that it can slide in the axial direction. , Sand burner inside A first in / out operation means for sliding the inner sleeve in the axial direction, and a second in / out operation means for sliding the in-sand burner in the axial direction, supported by the base end of the leave so as to be axially slidable. Be prepared. Further, the distal end side of the inner sleeve, to so that the lid of the openable wedge shape provided by the sliding of the sand in the burner according to the second retractable operating means.
[0009]
[Action]
Since the burner for sand of a fluidized bed incinerator of the present invention is provided with the first sinking / inclining operation means capable of sinking and sinking in the fluidized sand, it automatically receives the signal only when the temperature of the fluidized sand is lowered. It is inserted into a floor-type incinerator to inject fuel fluid and raise the temperature of the fluidized sand. When the temperature of the fluidized sand rises to an appropriate temperature, the fluidized sand is automatically operated so as to be immersed in the outside direction of the fluidized bed incinerator. As a result, the time during which the burner in sand is exposed to the fluidized sand that is flowing at a high temperature is shortened, so that the tip side of the burner in sand is not burned out or worn.
[0010]
Further, since the second burn-in operation means capable of swaging the sand burner and the inner sleeve in the fluidized sand is provided, in addition to the above-described action, the sand burner can be swollen in the fluid sand while being protected by the inner sleeve. It is possible to prevent unnecessary burning and wear due to the fluidized sand of the burner in the sand and to increase the distance of the burner in the sand into the fluidized sand. And since the lid formed in the shape of a wedge that can be opened and closed by the first intrusion operation means of the in-sand burner is provided on the tip side of the inner sleeve, when the in-sand burner and the inner sleeve protrude into the fluid sand Furthermore, the fluid sand does not enter the inside of the inner sleeve where the portion from the tip side to the base side of the burner in sand is located. The inner sleeve can be projected without resistance by a wedge-shaped lid projecting into the fluid sand, and the sand-burner can also be wedged by the first intrusion operation means of the sand-burner. Can push up and protrude without resistance.
[0011]
【Example】
An embodiment of a sand burner for a fluidized bed incinerator of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 shows one embodiment of a sand burner for a fluidized bed incinerator according to the present invention, and a sectional view of the sand burner and the inner sleeve submerged from the fluidized bed incinerator. FIG. 2 is the same as FIG. 1 is a cross-sectional view of a fluidized bed incinerator sand burner according to an embodiment, in which the burner in sand and the inner sleeve protrude into the fluidized sand from the state shown in FIG. 1, and FIG. 3 is a fluidized bed according to the same embodiment as FIG. The in-sand burner for type | mold incinerators is shown, and the sectional view of the state which the burner in sand protruded in the fluid sand from the state of FIG. 2 is each shown.
[0012]
As shown in FIG. 1, in the sand burner 1 for a fluidized bed incinerator of this embodiment, fuel oil 15 that is a fuel fluid supplied from a base end side 11 and spray air 16 that is a spray medium are supplied from a tip end side 12. In-sand burner 10 of fluidized-bed incinerator 3 that injects into flowing fluidized sand 7 heated to a high temperature to incinerate the incinerator, and from the tip side 12 to the base side 11 of the sand burner 10 in the sand A guide sleeve 21 which is an inner sleeve provided outside the burner 10 and an outer sleeve which penetrates the side wall 5 of the fluidized bed incinerator 3 and introduces the sand burner 10 and the guide sleeve 21 into the fluidized bed incinerator 3. 37. Then, a supply port 31a of seal air 31 which is a cooling gas for cooling the sand burner 10 and the guide sleeve 21 and preventing burnout is formed on the proximal end side 22 of the guide sleeve 21, thereby cooling the guide sleeve 21 and preventing burnout. In the fluidized bed incinerator sand burner 1 in which the supply port 44a of the sealing air 44 that is the cooling gas to be performed is formed on the proximal end side 38 of the outer sleeve 37, the sand burner 10 can appear and disappear in the fluid sand 7. The first in / out operation means 18 is provided.
[0013]
Further, the in-sand burner 1 for a fluidized bed incinerator of the present embodiment is provided with second intrusion operation means 33 capable of intruding the in-sand burner 10 and the guide sleeve 21 into the fluidized sand 7. The distal end side 23 of the guide sleeve 21 has a lid 28 that is formed in a wedge shape that can be opened and closed by the first in / out operation means 18 of the in-sand burner 10.
[0014]
Further, a refractory material 6 is provided inside the casing 4 of the fluidized bed incinerator 3, and fluidized sand 7 is filled therein. An outer sleeve 37 is provided so as to penetrate the casing 4 and the refractory material 6, and a ground box 40, a ground 41, and a ground packing 42 are provided on the base end side 38. A guide sleeve 21 which is an inner sleeve is provided inside the outer sleeve 37 and is supported by the gland box 40, the gland 41 and the gland packing 42. A wedge-shaped lid 28 is provided on the distal end side 23 of the guide sleeve 21, and a hinge for pivotally supporting the lid 28. 29 is provided, and a guide lug 27 is attached in the vicinity of the lid. A ground box 24, a gland 25, and a gland packing 26 are provided on the base end side 22 of the guide sleeve 21, and air constituting the first intrusion operation means 18 is provided between the gland box 24 and the sand burner 10. A cylinder 19 and a support 20 are attached to enable the sand burner 10 to appear and disappear. The ground box 24 receives the seal air 31 and supplies it to the inside of the guide sleeve 21.
[0015]
Further, the casing 4 and the ground box 24 are provided with an air cylinder 34 and a support 35 constituting the second in / out operation means 33 so that the sand burner 10 and the guide sleeve 21 can in / out. The ground box 40 receives the sealing air 44 and supplies it to the gap between the guide sleeve 21 and the outer sleeve 37.
[0016]
Next, the effect | action of the sand burner 1 for fluidized-bed incinerators of a present Example is demonstrated. FIG. 1 is a cross-sectional view of the sand burner and the inner sleeve submerged from the fluidized bed incinerator 3. This shows a normal state where the sand burner 10 is not used. This is the longest time during the operation of the fluidized bed incinerator. The seal air 31, the seal air 44, and the spray air 16 are supplied to flow into the fluidized bed incinerator, and the sand burner 10 and the guide sleeve 21 are moved. It is cooling. When the temperature of the fluidized sand 7 is lowered, the sand burner 10 is used when the signal is received. However, the spray air 16 is supplied and injected from the tip of the sand burner 10 to the tip of the guide sleeve 21. The air-fuel mixture 32 of the spray air 16 and the seal air 31 is sprayed onto the fluidized sand 7 from the gap between the lids 28.
[0017]
In the next stage, the sand burner 10 and the guide sleeve 21 are protruded into the fluidized sand 7 as shown in FIG. The air cylinder 34 constituting the second intrusion operation means 33 is operated to cause the burner 10 in the sand and the guide sleeve 21 to simultaneously protrude into the fluidized bed incinerator 3, that is, into the fluidized sand 7. The distal end side 23 of the guide sleeve 21 has a wedge shape and can be easily protruded into the fluidized sand 7. In this state, the sand burner 10 is still protected by the guide sleeve 21 and the lid 28.
[0018]
The last stage is a state in which the sand burner 10 protrudes into the fluid sand 7 as shown in FIG. When the air cylinder 19 constituting the first intruding operation means 18 is operated and the sand burner 10 is protruded into the fluid sand 7, the lid 28 is pushed up so that the tip side 12 of the sand burner 10 is completely inside the fluid sand 7. to go into. Thereafter, fuel oil 15 is supplied and sprayed and burned onto the fluidized sand 7 to raise the temperature of the fluidized sand 7. At this time, the sand burner 10 is cooled by the atomizing air 16, the fuel oil 15, and the sealing air 32 '. The seal air 44 supplied from the base end side 22 of the guide sleeve 21 also passes through the gap between the guide sleeve 21 and the outer sleeve 37 to become the seal air 45 to be jetted into the fluidized sand 7 and cooled. Sealing air 32 ′ prevents the fluid sand 7 from entering the guide sleeve 21.
[0019]
When the rise of the temperature of the fluidized sand 7 is completed, the supply of the fuel oil 15 is stopped, the sand burner 10 is submerged in the outer direction of the fluidized bed incinerator by the first in / out operation means 18, and the second The in-sand burner 10 and the guide sleeve 21 are submerged in the outer direction of the fluidized bed incinerator by the intruding operation means 33, and automatically return to the state of FIG. 1 from FIG. 2 until the temperature of the fluidized sand 7 decreases. Leave on standby. By using a material having good heat resistance as the material of the distal end side of the guide sleeve 21 and the lid 28, continuous operation for a long period of time becomes possible and the life is extended.
[0020]
【The invention's effect】
According to the sand-in-burner of the present invention, since the first in / out operation means capable of intruding into the fluidized sand is provided, the tip side of the sand-in-burner is not burned or worn, and the fluidized bed incinerator is provided. Long-term continuous operation is possible without stopping. And since the life of the burner in sand is extended, the labor for replacement is reduced, and the cost for replacing parts is also reduced.
[0021]
Further, since the second burn-in / out operation means capable of swaging the sand burner and the inner sleeve in the fluid sand is provided, in addition to the effects of the invention, the sand burner appears and disappears in the fluid sand while being protected by the inner sleeve. It is possible to prevent unnecessary burning and wear due to the fluidized sand of the burner in the sand and to increase the distance of the burner in the sand into the fluidized sand.
[0022]
In addition to the effects of any of the above inventions, the lid of the sand burner is provided with a lid formed in the shape of a wedge that can be opened and closed by the first intrusion operation means of the sand burner on the tip side of the inner sleeve. Fluid sand does not enter the inside of the inner sleeve where the portion from the distal end side to the proximal end side is located. The inner sleeve can protrude into the fluidized sand without resistance by the wedge-shaped lid, and the sand burner also pushes up the wedge-shaped lid of the inner sleeve by the first retracting operation means of the sand burner, Can protrude without resistance. In addition, even if the sand burner is damaged, the lid on the guide sleeve tip side is closed, so fluid sand does not enter the guide sleeve even during fluidized bed incinerator operation. Can be extracted, repaired or replaced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view showing an embodiment of a sand burner for a fluidized bed incinerator according to the present invention, in a state where the sand burner and the inner sleeve are submerged from the fluidized bed incinerator.
2 is a cross-sectional view of the fluidized bed incinerator sand burner of the same embodiment as in FIG. 1, with the sand burner and inner sleeve protruding from the state of FIG. 1 into the fluidized sand.
3 is a cross-sectional view of the fluidized bed incinerator sand burner of the same example as in FIG. 1, with the sand burner protruding into the fluidized sand from the state of FIG. 2;
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a burner in sand for a fluidized bed incinerator according to the prior art.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Burner in sand for fluidized bed type incinerator 3 Fluidized bed type incinerator 5 Side wall 7 Fluidized sand 10 Burner in sand 11 Base end side 12 Tip side 15 Fuel oil (fuel fluid)
16 Spraying air (spraying medium)
18 First in / out operation means 21 Guide sleeve (inner sleeve)
22 Base end side 23 Front end side 28 Lid 31 Seal air (cooling gas)
33 Second appearance operation means 37 Outer sleeve 38 Base end side 44 Seal air (cooling gas)

Claims

基端側から供給した燃料流体と噴霧媒体とを先端側から高温に加熱した流動する流動砂中に噴射し、被焼却物を焼却する流動床式焼却炉の砂中バーナと、該砂中バーナの前記先端側から前記基端側にかけて前記砂中バーナの外側に設けた内側スリーブと、前記流動床式焼却炉の側壁を貫通し前記砂中バーナ及び内側スリーブを前記流動床式焼却炉の内部に導入する外側スリーブとを有し、前記砂中バーナ及び前記内側スリーブの冷却及び焼損防止を行なう冷却気体の供給口を前記内側スリーブの基端側に形成し、前記内側スリーブの冷却及び焼損防止を行なう冷却気体の供給口を前記外側スリーブの基端側に形成した流動床式焼却炉用砂中バーナにおいて、前記内側スリーブは、前記外側スリーブの基端に軸方向の摺動が可能に支持され、前記砂中バーナは、前記内側スリーブの基端に軸方向の摺動が可能に支持され、前記内側スリーブを軸方向に摺動させる第１の出没操作手段と、前記砂中バーナを軸方向に摺動させる第２の出没操作手段とを備えてなる流動床式焼却炉用砂中バーナ。Injecting the fuel fluid and the spray medium supplied from the base end side from the distal end into the fluidized sand flowing heated to a high temperature, and sand in the burner of the fluidized bed incinerator for incinerating the incinerated, sand in the burner An inner sleeve provided on the outer side of the sand burner from the front end side to the base end side, and a side wall of the fluidized bed incinerator, and the sand burner and the inner sleeve are disposed inside the fluidized bed incinerator. and an outer sleeve to be introduced into the supply port of the cooling gas for cooling and prevent burnout of the sand in the burner and the inner sleeve is formed on the base end side of the inner sleeve, cooling and prevent burnout of the inner sleeve In a sand bed burner for a fluidized bed incinerator in which a cooling gas supply port is formed on the base end side of the outer sleeve, the inner sleeve is supported to be slidable in the axial direction at the base end of the outer sleeve. Before The sand burner is supported by the proximal end of the inner sleeve so as to be able to slide in the axial direction, and first intrusion operation means for sliding the inner sleeve in the axial direction; and the sand burner in the axial direction. A sand burner for a fluidized bed incinerator comprising second moving operation means to be moved.

請求項１において、前記内側スリーブの先端側に、前記第２の出没操作手段による前記砂中バーナの摺動によって開閉可能なくさび形状の蓋を設けたことを特徴とする流動床式焼却炉用砂中バーナ。Oite to claim 1, wherein the distal end side of the inner sleeve, the fluidized bed is characterized by providing the cover of the second openable wedge shape by sliding of the sand in the burner according retractable operating means incineration Burner in sand for furnace.

請求項１に記載の流動床式焼却炉用砂中バーナの運転方法において、前記流動砂中の温度が低下したとき、前記第１の出没操作手段により前記砂中バーナおよび前記内側スリーブを前記流動砂中に出没させ、次いで、前記第２の出没操作手段により前記砂中バーナを前記内側スリーブ中から前記流動砂中に突き出させ、前記燃料流体および前記噴霧媒体を噴射させて、前記流動砂中の温度を上昇させることを特徴とする流動床式焼却炉用砂中バーナの運転方法。 2. The operation method of the sand burner for a fluidized bed incinerator according to claim 1, wherein when the temperature in the fluid sand is lowered, the sand burner and the inner sleeve are fluidized by the first intrusion operation means. In the sand, the second burnout means causes the burner in the sand to protrude from the inner sleeve into the fluidized sand, and the fuel fluid and the spray medium are injected into the sand. The operating method of the burner in sand for fluidized-bed incinerators characterized by raising the temperature of the .