JP3621281B2 - 液体燃焼器における燃料供給装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料供給源から定油面器を介して液体燃料(主として灯油)を液体燃焼器に供給する燃料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液体燃焼装置を据え付けるときや、燃料切れ時に、燃料供給源と定油面器とを接続する接続管に空気が入り込んでおり、これを放置するとエアロックを起こす。そこで、接続管に空気抜ねじを備えるオイルストレーナを設け、該空気抜ねじを操作してエアを抜くようにしている。
しかしこのものは、該空気抜ねじを完全に閉じていないとき等、該オイルストレーナから液体燃料が漏れ出る恐れがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、燃料供給源(油タンク)の出口にバルブを設け、運転停止時や長期間使用しないときに、該油タンクの出口に設けたバルブを閉じることを使用説明書等で使用者にお願いしているが、これを守られない場合が多々あり、特に長期間使用しないときは液体燃焼装置に注意が向かず、液体燃料漏れに対する注意が怠たられ勝ちとなり、液体燃料が漏れ出るという不具合を完全に防ぐことができない。
【0004】
また、タイマー機能を備えた器具や温度調節のため、消火待機機能を持つ器具があり、この器具では消火待機中にバルブを閉じることができない。そこで、前記オイルストレーナの上流側に、燃焼中のみ開く電磁弁を設けたものも知られる。このものでは、消火待機中並びに不使用中、電磁弁を開くことができないため、運転停止時や長期間使用しないときに、接続管に入り込んだエアを抜くことができない。という不具合を生じる。
【0005】
本発明は、かかる不具合を解消した装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、燃料供給源から定油面器を介して液体燃焼器に液体燃料を供給する燃料供給装置において、前記燃料供給源と前記定油面器とを接続する接続管に、常時は閉弁状態に保たれる自動開閉弁を設け、該自動開閉弁を、前記液体燃焼器の運転スイッチの操作で開弁させると共に、該運転スイッチとは別の操作スイッチでも開弁させ得るようにしたことで、通常の使用時は、運転スイッチを操作して自動開閉弁を開き、燃料供給源から定油面器を介して液体燃焼器に燃料を供給することができ、しかも、液体燃焼器を据え付けるときや、燃料切れ時等に接続管に入り込んだ空気抜きを必要とするときは、別の操作スイッチを操作することで、運転スイッチとは無関係に、自動開閉弁を開いて、燃料供給源から液体燃料を送り出すことで、該液体燃料によって接続管に入り込んだ空気を定油面器内に送り出すことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明実施の形態を図1に付いて説明する。
【0008】
図1で、1は燃料供給源としての油タンク、2は定油面器、3は液体燃焼器を示し、油タンク1から落差を利用して定油面器2に液体燃料を供給し、該定油面器2に供給された液体燃料を電磁ポンプ4で汲み上げて液体燃焼器3に供給する。
【0009】
定油面器2は、図4に示すごとく、内部に油タンク1に連なる通路2aと、該通路の上端に開口する燃料流入口2bと、該燃料流入口2bを開閉操作するフロート弁2cとを備え、該定油面器2内の液面が定液面位置より下がると、燃料流入口2bは開かれて油タンク1から定油面器2内に燃料が供給される。なお、定油面器2内の上部空間は空気管2dを介して大気等に解放されている。
【0010】
なお、図1に示すものは、液体燃焼器3を高断熱・高気密家屋Aの床下空間Bに設置して、該液体燃焼器3の放熱部3dから放出する熱を対流用ファン5で、床下空間Bと連なる各居室Cに送り出して暖房する温風暖房装置に適用した場合を示し、該液体燃焼器3は、床下空間Bでの設置に適するように、前後面を解放した筐体6内に設け、該筐体6の背面に前記対流用ファン5を取り付け、筐体6の前面に、着脱自在にカバー7を取り付け、該カバー7に設けた接続口7aに温風誘導用のダクト8を接続して、対流用ファン5によって生起される温風を該ダクト8を介して床下空間Bの所定位置まで誘導するようにした。
なお、該筐体6並びにカバー7の周壁は内外2重に構成して、その間に断熱空間を形成した。
【0011】
液体燃焼器3は図3に示すごとく、周面に多数の空気孔を備えるポットバーナ3aと、該ポットバーナ3aを囲む空気室3bと該ポット3aの上方に設けた燃焼室3cと、該燃焼室3cに連通する放熱器3dと、燃焼用ファン3eと、該燃焼用ファン3eと同軸上に設けた排気用ファン3fとを備え、両ファン3e,3fによって、これらと連なる給排気筒9を介して屋外から燃焼用空気を取り入れ、屋外に排気を放出させる。
10は、油タンク1と定油面器2とを接続する接続管11に介在させた電磁弁又は電動弁等からなる自動開閉弁を示す。該自動開閉弁10は、常時は閉弁状態に保たれ、図6に示す、液体燃焼器3を作動・停止させる運転スイッチ12を操作したとき、又は運転スイッチ12と別の操作スイッチ13を操作したとき開弁する。
【0012】
本液体燃焼器3は、図5に示すマイコン14を備えた制御回路によって操作されるもので、マイコン14の出力側に、対流用ファン5の作動回路15に介入させた受光子ssr1に光信号を送るソリット・ステート・リレーSSR1(出力を可変調節できる)と、燃焼用ファン3eの作動回路16に介入させた受光子ssr2に光信号を送るソリット・ステート・リレーSSR2(出力を可変調節できる)と、ポット3内に設けた点火ヒータ17の作動回路18の接点ry1を介入させたリレーRY1とを介入させると共に、電磁ポンプ4の作動回路19に介入させた受光子ph1に光パルス信号を送る発光素子PH1と、前記した運転スイッチ12又は別の操作スイッチ13を操作したとき、自動開閉弁10の操作回路20に接点ry2を介入させたリレーRY2とを備える。
【0013】
なお、電磁ポンプ4の作動回路19は、前記運転スイッチ12を介して電源に接続すると共に、該作動回路19には運転スイッチ12を閉じたとき作動する発光素子PH2 を備え、該発光素子PH2 の受光子ph2 をマイコン14の入力側に介入させて、運転スイッチ12を閉じたときマイコン14にこれを入力させ、その信号に伴って、前記ソリット・ステート・リレーSSR1、SSR2並びにリレーRY1及びRY2を動作させるようにした。
【0014】
なお、別の操作スイッチ13は図5に示すごとく、マイコン14とは無関係に、該操作スイッチ13を閉じたとき、前記リレーRY2が電源と接続するようにし、又は、リモートコントロール操作盤21上の例えば、「送り」ボタン21aと「低/分」ボタン21bとを別の操作スイッチ13に当て、これらを同時に押し操作したとき前記リレーRY2が動作するとようにする。この場合、両ボタンは、単に接触しただけでは、リレーRY3が動作しないように、例えば同時押しを3秒間続けたら動作するようにセットして置く。なお、22は、リモートコントロール操作盤21電源を入切りするスイッチを示す。
【0015】
この制御回路による動作を説明すれば、運転スイッチ12を投入すると同時にマイコン14に登録したプログラムに従って、リレーRY1 、リレーRY2 が励磁し、その接点ry1、接点ry2 を閉じるため、自動開閉弁10を開いて定油面器2に燃料を送り込める状態に準備できると共に、燃焼用ファン3e並びに排気ファン3fを駆動させてポット3a内を掃気し、点火ヒータ17の作動回路18に通電してポット3aを予熱する。その後、電磁ポンプ4が作動してポット3aに燃料を供給する。ポット3aに供給された燃料は、点火ヒータ17によって着火燃焼させる。
なお、タイマー待機や温度調節のため、運転スイッチ12が「入り」になっていても燃焼しない状態があり、そのようなものでは、自動開閉弁10を開く状態を運転スイッチ12を操作後に動作する電磁ポンプ4により先に開いても良いし、同期させても良い。
【0016】
消火は、運転スイッチ12を開くことで、リレーRY1 が消磁し、その接点ry1を開くため、自動開閉弁10は閉じるため、定油面器2側への液体燃料の供給を断つ。しかも、電磁ポンプ4の作動回路19への通電を断って電磁ポンプ4を不作動とする。これによってポット3aへの燃料の供給が断たれる。しかし、前記燃焼用ファン3eはその後も作動し続け、燃焼用ファン3eからの送風によってポット3aを冷やし、ポット3aが一定温度以下になったことをポット温度検出器(図示しない)で検出したとき、マイコン14からの指令で、燃焼用ファン3eを停止させる。
【0017】
なお、上記する、リモートコントロール操作盤21上の「送り」ボタン21aと「低/分」ボタン21bとを別の操作スイッチ13に当てたものでは、前記運転スイッチ12の操作と同時に、操作スイッチ13によってリレーRY2 が励磁される状態を解除されるようにマイコン14に登録して置く。
【0018】
なお、前記点火ヒータ17は、点火燃焼後マイコン14に内臓したタイマによって通電を解かれる。
又、液体燃焼装置を据え付けるときや、燃料切れ時には、別の操作スイッチ13を操作することで、運転スイッチ12とは無関係に、自動開閉弁10を開いて、燃料タンク1から液体燃料を送り出し、その液体燃料によって接続管11に入り込んだ空気を定油面器2内に送り出すことができる。
【0019】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、通常の使用時は、運転スイッチを操作して自動開閉弁を開き、燃料供給源から定油面器を介して液体燃焼器に燃料を供給することができ、また、別の操作スイッチを操作すれば、運転スイッチとは無関係に、自動開閉弁を開いて、燃料供給源から液体燃料を送り出すことで、液体燃焼装置を据え付けるときや燃料切れ時に、接続管に入り込んだ空気を該液体燃料によって定油面器内に送り出すことができて、簡単にエア抜きができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本燃料供給構造を備える液体燃焼器を暖房器として使用する状態の概略図
【図2】暖房器の截断平面図
【図3】図2のIII−III線截断面図
【図4】要部の一部を切除した側面図
【図5】液体燃焼器を作動させる回路図
【図6】リモートコントロール部の正面図
【符号の説明】
1 燃料供給源 2 定油面器 10 自動開閉弁
11 接続管 12 運転スイッチ 13 操作スイッチ
Claims (1)
- 燃料供給源から定油面器を介して液体燃焼器に液体燃料を供給する燃料供給装置において、前記燃料供給源と前記定油面器とを接続する接続管に、常時は閉弁状態に保たれる自動開閉弁を設け、該自動開閉弁を、前記液体燃焼器の運転スイッチの操作で開弁させると共に、該運転スイッチとは別の操作スイッチでも開弁させ得るようにしたことを特徴とする液体燃焼器における燃料供給装置。
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1998
- 1998-12-17 JP JP35963898A patent/JP3621281B2/ja not_active Expired - Fee Related
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