JP3619495B2 - 尿の自動検査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、尿が充填されたコップに試験片を入れて検査する尿の自動検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の尿の自動検査装置は、尿を試験管のようなボトルに入れて定位置に装着して種々の項目の検査をする。この装置は、複数のボトルを並べてセットすると、ボトルに入れた尿の検査を自動的に順番に処理する。この装置は、セットされた複数のボトルの尿を自動的に検査できる。しかしながら、特定のボトルに、患者から採取された尿を移す必要がある。患者から直接に、細いボトルに尿を採取できないからである。患者は、紙コップに尿を採取する。紙コップの尿は、看護婦がボトルに移して自動検査装置にセットしている。
【0003】
特定のボトルを使用して尿を自動的に検査する装置は、患者が採取した尿を直接に自動検査装置にセットできない。患者が尿を採取するためには、開口部を大きくする必要があり、自動検査装置は多数の尿を連続して自動的に検査するために、ボトルを細くして複数を並べてセットするからである。
【0004】
患者が尿を採取する工程と、採取した尿を自動検査装置にセットする工程との間に、看護婦の操作を必要とする検査方法は、自動検査装置の処理能力がいかに優れたものであっても、患者が尿を採取した直後に速やかに検査できない。看護婦の操作が遅れることがあるからである。
【0005】
患者が尿を採取したコップを直接にセットできる装置が開発されるなら、極めて速やかに尿の検査ができる。この装置は、たとえば、病院の便所に設置して、患者がコップに尿を採取してセットすると、直ちに検査して検査結果をオンラインで医者に伝送するシステムとして極めて便利に利用できる。
【0006】
このことを実現する装置は、コップを直接に装着して、コップに充填している尿を検査する構造を必要とする。たとえば、セットされたコップに充填される尿を、カテーテルで吸入して試薬に接触させて検査する装置で実現できる。ただ、この構造の装置は、カテーテルで尿を吸入するので、各々の患者の検査が終了する毎に、カテーテルを洗浄または交換し、尿を吸入する配管を洗浄する必要がある。前後に検査する患者の尿が混合されると、正確に検査できなくなるからである。このため、ランニングコストが高くなると共に、洗浄機構等の構造が複雑になる。
【0007】
コップに直接に試験片を挿入して、試験片の色の変化で尿の種々の項目を検査する装置は、カテーテルや尿の経路を洗浄する必要がない。このため、構造を簡素化できる特長がある。しかしながら、コップは、尿の採取に便利なように、開口部を大きくしているので、多量の尿がコップに充填されないと、尿のレベルが浅くなって、試験片を完全に尿に接触できなくなる。試験片は、縦に複数の試薬を付着させたもので、試薬部分全体を尿に接触させて、色の変化で種々の項目の検査をするからである。
【0008】
本発明者等は、このような欠点を解決することを目的に、図1に示す装置を開発した(特開2001-21570)。この装置は、尿が充填されたコップ1を傾動させて余分の尿を排出した後、傾斜する姿勢のコップ1に試験片3を挿入する。試験片3は、コップ1の底部に挿入されて尿に接触される。この装置は、図1の矢印で示すように、傾斜するコップ1に試験片3を垂直方向に挿入して、試験片3を尿に接触させる。この姿勢で挿入される試験片3は、コップ1の下側傾斜面1Aに沿って挿入されて尿に接触される。このため、コップ1に少量の尿を入れて、試験片3を充分に尿に接触できる特長がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、図1の装置は、少量の尿で正確に検査できる特長がある。このことは、尿の自動検査装置において大切なことである。それは、尿の検査する全ての患者が、多量の尿をコップに充填せず、あるいは充填できないこともあるからである。本発明者は、図1に示す構造の尿の自動検査装置を製作して、膨大な試験を繰り返した。その結果、定量の尿をコップに充填するにもかかわらず、正確に検査できない測定エラーがまれに発生することが確認された。測定エラーは、装置が正常に動作しているにもかかわらず発生した。この種の装置は、測定エラーの確率が極めて低くても使用できない。それは、測定エラーが発生するときに使用する患者は、自分の尿の測定結果を正確に得られないからである。測定エラーの原因を究明するために、膨大な試験を繰り返した。ところが、装置が正確に動作するにもかかわらず、測定エラーが発生するために、その原因究明は極めて難しかった。とくに、この装置が、尿を充填しているコップを、見えない状態で処理して試験することが、測定エラーの究明を難しくした。さらに、測定エラーが発生する頻度が少ないことも、原因究明を難しくした。
【0010】
本発明者は、さらに種々の状態で試験を繰り返した結果、傾斜したコップに試験片を挿入するとき、試験片が正常に挿入されないことがあることを見い出した。傾斜する姿勢で底に尿を入れているコップに、試験片を挿入するとき、試験片の先端がコップの下側傾斜面に沿って挿入されないことがある。この原因は、試験片の先端がコップの下側傾斜面に引っかかってスムーズに挿入されず、あるいは、試験片が尿を吸収して柔軟になって下側傾斜面に沿ってコップの底まで挿入されなくなることが原因で発生した。
【0011】
とくに、図2で示すように、コップ1が変形していると、挿入される試験片3の先端がコップ1の変形部1aに引っかかって、試験片3が湾曲あるいは変形してコップ1の内部に正確に挿入できなくなることがある。この種の検査装置は、衛生面を考慮して、使い捨てできるコップを使用する。使い捨てされるコップは、ランニングコストの面からも薄くて軽い紙コップやプラスチック製のコップが使用される。したがって、患者が尿をとるときに、強く持つことによって変形してしまい、試験片3が正常に挿入されなくなることがある。
【0012】
また、図3で示すように、コップ1の内面が平滑面でなく、凹凸面1bとなっているコップ等においても、挿入される試験片3の先端が凹凸面1bに引っかかって試験片3が湾曲あるいは変形してコップ1の内部に正確に挿入できなくなることがある。コップは、全てのものが内面が平滑面とはかぎらない。コップによっては、滑り止めのために凹凸面を設けたものもある。このため、この装置では、全てのタイプのコップに対応して確実に尿を検査できなくなる。
【0013】
さらにまた、傾斜したコップに試験片を挿入する場合、コップを傾斜させるほどコップの開口部が傾斜するので、試験片を挿入する挿入面積が小さくなって試験片を正確に挿入し難くなる。とくに、試験片が反っていると、ますます挿入し難くなってしまう。
【0014】
本発明者は、この弊害を避けるために、図4に示すように、傾斜するコップ1の開口部に、傾斜する姿勢で試験片3を挿入する装置を試作した。この姿勢でコップ1に挿入される試験片3は、コップ1の下側傾斜面1Aにひっかからないように、コップ1の下側傾斜面1Aから上に離れた位置に挿入した。しかしながら、この姿勢で挿入される試験片3も、重力で先端が曲がってコップ1の下側傾斜面1Aに引っかかることがある。また、尿を吸収して柔軟になる試験片3は特に曲がりやすくなる。さらに困ったことに、試験片3を少量の尿に充分に接触させるためには、試験片3とコップ1の下側傾斜面1Aとの間隔を接近させる必要がある。この状態にすると、試験片3がコップ1の下側傾斜面1Aにとくに引っかかりやすく、この弊害が多くなった。図の鎖線で示すように、試験片3をコップ1の下側傾斜面1Aから上に大きく離して、この弊害を少なくできる。ただ、試験片3とコップ1の下側傾斜面1Aとの間隔を広くすると、少量の尿に試験片3を接触できなくなる。このように、少量の尿で正確に試験するためには、試験片3はコップ1の下側傾斜面1Aから離すことができない。したがって、少量の尿で検査するために試験片3をコップ1の下側傾斜面1Aに接近させると、測定エラーが発生し、この確率を皆無にできない弊害が発生した。
【0015】
本発明は、さらにこの欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、少量の尿を使用して検査できると共に、測定エラーを極減して正確に検査できる尿の自動検査装置を提供することにある。
さらに、本発明の他の大切な目的は、全ての種類のコップに対応して、また、変形したコップであっても正確に試験片を挿入して確実に尿に接触させて検査できる尿の自動検出装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の尿の自動検査装置は、尿を充填しているコップ1に試験片3を挿入する試験片3の挿入機構4と、試験片3が挿入されたコップ1を傾動させて、試験片3と尿とを接触させる傾斜機構2と、コップ1に挿入されて尿に接触した試験片3の色を識別するカラーセンサー5と、カラーセンサー5の出力信号から試験項目を演算する演算手段6とを備える。この装置は、上端を開口部とする垂直姿勢のコップ1に、挿入機構4が上端の開口部から内部に試験片3を挿入し、試験片3が挿入されたコップ1を傾斜機構2が傾動させて、試験片3と尿を接触させる。
【0017】
傾斜機構2は、尿を充填しているコップ1を傾斜して余分の尿を排出する第1傾斜角と、試験片3を尿に接触させる第2傾斜角とを記憶することができる。この傾動機構2は、尿を充填しているコップ1を第1傾斜角まで傾斜して余分の尿を排出した後、コップ1を垂直姿勢に戻して、挿入機構4で試験片3を挿入し、その後、第2傾斜角までコップ1を傾動させて試験片3を尿に接触させることができる。第2傾斜角は、第1傾斜角よりもコップ1を垂直に近い姿勢に傾斜させる角度とすることができる。
【0018】
傾斜機構2は、尿を充填しているコップ1を傾斜して余分の尿を排出する第1傾斜角を記憶して、挿入機構4で試験片3が挿入されたコップ1を、第1傾斜角まで傾斜して余分の尿を排出すると共に、試験片3を尿に接触させることができる。この尿の自動検査装置は、余分な尿を排出する工程と試験片3を尿に接触させる工程とを併行して行うことができる。
【0019】
試験片3に対してコップ1を相対的に傾動させて、試験片3を尿に接触させることができる。コップ1を傾動させる回転中心Xは、コップ1の上下端の中央よりも上方に位置させることができる。さらにまた、コップ1を傾動させる回転中心Xは、コップ1の中心軸から偏心して位置させることができる。
【0020】
コップ1は、開口部に向かって次第に大きくなるテーパー状とすることができる。試験片3は、縦に区画して複数の試験領域23を有する細長い形状とすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための尿の自動検査装置を例示するものであって、本発明は自動検査装置を下記のものに特定しない。
【0022】
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0023】
図5に示す尿の自動検査装置は、尿を充填しているコップ1を保持して傾ける傾斜機構2と、尿を充填しているコップ1に試験片3を挿入する試験片3の挿入機構4と、挿入機構4でコップ1に挿入されて尿に接触した試験片3の色を識別するカラーセンサー5と、カラーセンサー5の出力信号から試験項目を演算する演算手段6とを備える。
【0024】
傾斜機構2は、図6の平面図に示すように、コップ1を両側から挟着して保持する一対の保持アーム7と、この保持アーム7を回動させる回動機構8とを備える。保持アーム7は、先端部のコップ挟着部に、コップ1に沿う形状に湾曲している挟着部9を有する。
【0025】
回動機構8は、保持アーム7を互いに接近する方向に移動させてコップ1を挟着し、反対方向に移動させて、コップ1の挟着状態を解除する。回動機構8は、図7の概略平面図に示すように、一対の保持アーム7をコップ1の挟着方向とその反対方向に往復運動させる挟着シリンダー10と、このシリンダーを装着しているフレーム11を回動させて、コップ1を傾ける傾動モーター12と、この傾動モーター12の回転を制御する制御回路13と、傾動モーター12を上下に移動させる上昇シリンダー(図示せず)とを備えている。傾動モーター12は制御回路13で回転角が制御されるステッピングモーターである。
【0026】
図7に示す回動機構8は、挟着シリンダー10で、一対の保持アーム7をコップ1の挟着方向とその反対方向に往復運動させている。ただ、回動機構は、図8に示す構造で一対の保持アームを往復運動させることもできる。この図に示す回動機構8は、フレーム11に設けられたガイドレール27に、保持アーム7を連結しており、一対の保持アーム7を、バネ28によって、コップ1を挟着する方向に付勢している。バネ28は、一対の保持アーム7が接近してコップ1を挟着した状態で、コップ1を潰すことがない弾性力に調整している。さらに、一対の保持アーム7を開閉するために、三角形状のガイド突起29を基台30に固定している。ガイド突起29は両側に、上方に向かって接近する傾斜面29Aを有し、この傾斜面29Aに沿って保持アーム7を移動させて、一対の保持アーム7の間隔を変更している。この回動機構8は、フレーム11を降下させると、ガイド突起29の傾斜面29Aに案内されて、一対の保持アーム7が離れる方向に移動する。この状態で、一対の保持アーム7の保持部9の間にコップ1が装着される。さらに、回動機構8は、フレーム11を上昇させると、一対の保持アーム7が、ガイド突起29の傾斜面29Aに案内されながら、接近する方向にバネ28で付勢されてコップ1を挟着する。さらに、回動機構は、一対の保持アームをコップの挟着方向とその反対方向に往復運動できる全ての機構とすることができる。
【0027】
制御回路13は、傾動モーター12の回転を制御して、保持アーム7で挟着しているコップ1を、図9に示すように、所定の角度に傾ける。制御回路13は、尿を充填しているコップ1を傾けて、余分の尿を排出する第1傾斜角と、第1傾斜角よりも垂直に近い第2傾斜角とを記憶している。制御回路13は、尿を充填しているコップ1を保持アーム7で挟着する状態で、最初に第1傾斜角にコップ1を傾動させて、余分の尿を排出する。その後、コップ1を垂直の姿勢に傾動させてコップ1に試験片3を挿入し、試験片3が挿入されたコップ1を第2傾斜角まで傾動させる。第2傾斜角は、第1傾斜角よりも垂直に近い状態とする。この傾斜機構2は、第2傾斜角にコップ1を傾動させるとき、尿がコップ1から漏れるのを防止できる。第2傾斜角は、好ましくは、コップ1の下側傾斜面1Aの水平に対する角度を2〜10度とする。第2傾斜角が2度よりも水平に近くなると、コップ1からほとんどの尿が排出された尿量が少な過ぎる状態となり、反対に第2傾斜角が10度よりも大きいと、試験片3の全ての試験領域23に尿を付着さるために相当に多量の尿を必要とする。
【0028】
ただ、傾斜機構4は、必ずしも最初に第1傾斜角にコップ1を傾動させて、余分の尿を排出した後、コップ1を垂直の姿勢に傾動させて試験片3を挿入し、再びコップ1を第2傾斜角まで傾動させる必要はない。傾動機構4は、垂直姿勢のコップ1に試験片3を挿入した後、試験片3が挿入されたコップ1を第1傾斜角まで傾斜して余分の尿を排出しながら、試験片3に尿を接触させることもできる。この検査装置は、余分な尿を排出する工程と試験片3を尿に接触させる工程とを併行して行うことができる。
【0029】
挿入機構4は、カートリッジ14から取り出した試験片3をコップ1に挿入する。挿入機構4は、図9に示すように、上端を開口部とする垂直姿勢のコップ1に、開口部から試験片3を挿入する。挿入機構4は、上から下に垂直方向に移動して垂直姿勢の試験片3をコップ1に挿入する。さらに、挿入機構4は、好ましくは、コップ1の上端開口部のほぼ中央部から試験片3を挿入する。それは、コップ1が多少変形していても、あるいは、試験片3が多少反っていても、試験片3を確実にコップ1に挿入できるからである。ただ、挿入機構4は、コップ1の内周面に接近して試験片3を挿入することもできる。コップ1の上端の開口部から挿入される試験片3は、好ましくは、その先端がコップ1内の尿に浸されるが、コップ1の底には接触しない位置まで挿入される。ただ、挿入機構は、必ずしも試験片の先端が尿に浸されるまで挿入する必要はない。それは、傾動機構でコップを傾動する過程において、コップと試験片の相対位置を変化させることによって試験片の全ての試験領域に尿を接触させることができるからである。挿入機構4で試験片3が挿入された垂直姿勢のコップ1は、傾動機構2によって傾動される。傾動機構2は、コップ1に挿入された試験片3の全ての試験領域23が、尿に接触するように傾動される。
【0030】
カートリッジ14は複数の試験片3を垂直に立てた姿勢で、横に並べて取り出しできるように保持する。カートリッジ14を図10〜図12に示している。これ等の図に示すカートリッジ14は、上下方向に延長して、試験片3を挿入できるスリット15を設けており、このスリット15に試験片3を挿入している。試験片3は、カートリッジ14から上端を突出させており、この突出部を挿入機構4のチャック16で挟着して取り出される。これらの図のカートリッジ14は、10枚の試験片3を保持する。カートリッジ14は、さらに多数の、あるいは小数の試験片3を保持する構造とすることもできる。
【0031】
挿入機構4は、試験片3を挟着して保持するチャック16と、このチャック16を移動させる駆動機構17とを備える。チャック16は、カートリッジ14に装着している試験片3の上端を挟着してカートリッジ14から取り出す。チャック16は、試験片3をコップ1に挿入する。コップ1に挿入された試験片3は、傾動機構2でコップ1が傾動されて、全ての試験領域23に尿が接触する。挿入機構4は、尿に接触した試験片3をカラーセンサー5の位置まで移送し、カラーセンサー5で検査した後、廃棄位置に移動させて挟着状態を解除する。
【0032】
駆動機構17は、図5において、チャック16を上下左右に移動させて、チャック16に挟着している試験片3を、カートリッジ14から取り出し、尿を充填している垂直姿勢のコップ1に挿入し、カラーセンサー5の前方の吸着ホルダー18に移動させ、検査後に吸着ホルダー18から廃棄位置に移動させる。駆動機構17は、チャック16を上下左右に移動させるシリンダーや電動アクチュエーター(図示せず)とこれ等を制御する制御手段(図示せず)とを備える。制御手段は、シリンダーや電動アクチュエーター等を制御して、チャック16を決められた位置に移動させる。
【0033】
図5に示す挿入機構4は、試験片3をカートリッジ14から垂直の姿勢で取り出して垂直姿勢のコップ1に挿入する。コップ1を傾動させるときに、試験片3を垂直姿勢で挟着するチャック16は移動しない。すなわち、コップ1が試験片3に対して相対的に傾動される。試験片3を垂直姿勢に保持して、コップ1を傾動させて試験片3をコップ1の下側傾斜面1Aの尿に効率よく接触させるために、コップ1を傾動させる回転中心Xは、コップ1の上下端の中央よりも上方に位置させる。図9の傾斜機構2は、コップ1の上端よりもさらに上方に位置する回転中心Xでコップ1を傾動させる。この位置を回転中心として傾動されるコップ1は、傾動することによって底が上昇しながら水平方向、図において右上方向に移動する。底がこの方向に移動すると、試験片3の先端部をコップ1の下側傾斜面1Aに沿わせる状態となり、下側傾斜面1Aに沿って広がる少量の尿に効率よく接触する。
図7の回動機構8は、図の矢印で示すように、傾動モーター12の回転軸を中心にコップ1を傾動させる。したがって、この回動機構8は、傾動モーター12を回転軸として、すなわち図9に示す回転中心Xを傾動中心としてコップ1を傾動させる。
【0034】
さらに、図9の傾斜機構2は、コップ1の中心軸から偏心して、図において中心軸の左側に位置して回転中心Xを設けている。この位置に回転中心Xを設けた傾動機構2は、傾動するコップ1の開口部が挿入機構4のチャック16等に当接することなく、いいかえるとチャック16を移動することなくコップ1を傾動できる。とくに、この位置に回転中心Xを設けた傾動機構2は、挿入機構4でコップ1の中心に試験片3を挿入した状態で、チャック16を移動することなくコップ1のみを傾動させて試験片3を理想的に尿に接触できる。
【0035】
図9は、回転中心Xを垂直姿勢のコップ1の上端よりもさらに上方とし、中心軸から偏心した位置に設けているが、回転中心Xは、コップ1の上端部分の近傍とし、あるいは上端から上下端の中央までの間とし、また中心軸から偏心することなく中心軸上に設けることもできる。ただし、コップ1を傾動させる回転中心Xを上方に移動させるほど、傾動することによって底が水平方向に移動する距離が大きくなり、また、回転中心Xを下方に移動させるほど、傾動することによって開口部が移動する距離が大きくなる。また、回転の中心をコップ1の中心軸上に配置すると、傾動するコップ1の開口縁がこの中心軸に接近するので、試験片3をコップ1の中心に挿入し難くなる。したがって、回転中心Xの位置は、試験片3を挿入した状態におけるコップ1とチャック16の相対位置と、コップ1を傾動させる傾斜角等を考慮して、最適な位置に設定される。
【0036】
ただし、本発明の尿の自動検査装置は、垂直姿勢のコップ1に試験片3を挿入して傾動させるときに、試験片3を挟着しているチャック16を移動させて、試験片3をコップ1の下側傾斜面1Aに沿わせることもできる。
【0037】
図13に示す装置は、試験片3を挿入したコップ1を傾動させるとき、試験片3を挟着しているチャック16を、傾動するコップ1の開口部に沿って平行移動している。この図に示す傾動機構2は、回転中心Xを、コップ1の上下端の中央よりも下方であって、中心軸上に設けている。この位置を回転の中心として傾動されるコップ1は、図の鎖線で示すように、開口部がコップの傾動方向に移動する。したがって、この装置は、挿入機構4で、傾動するコップ1の開口部に沿ってチャック16を移動することによって、試験片3を下側傾斜面1Aに沿わせることができる。この挿入機構4は、コップ1の下側傾斜面1Aの開口端側の先端縁の移動軌跡に沿ってチャック16を移動させる。挿入機構4は、傾動機構2の傾動に同期してチャック16を移動させて、傾動するコップの所定の位置に試験片3を配設する。
【0038】
さらに、図14に示す装置は、試験片3を挿入したコップ1を傾動させるとき、試験片3を挟着しているチャック16とコップ1を一緒に傾動させている。すなわち、チャック16をコップの開口部に対してほぼ垂直の姿勢に保ったままコップ1を傾動している。さらにこの図は、鎖線で示すように、チャック16を、試験片3がコップ1の下側傾斜面に沿う位置となるように移動させている。このようにチャック16とコップ1を一緒に傾動させる装置は、試験片3をチャック16の近傍で湾曲させることなく、試験片3をまっすぐな姿勢のままで尿に接触できる特長がある。湾曲しない試験片3は、コップ1から取り出してカラーセンサー5で検査する次の工程において、検出エラーの発生を極減できる。
【0039】
コップ1に挿入して尿が付着された試験片3は、挿入機構4でもってカラーセンサー5の前方に配設している吸着ホルダー18に移送される。吸着ホルダー18は、尿の付着している試験片3を吸着して定位置に保持する。吸着ホルダー18は、試験片3を垂直の姿勢で吸着して保持すると共に、試験片3に付着している過剰の尿を吸引して除去する。
【0040】
吸着ホルダー18を図15〜図17に示す。これ等の図に示す吸着ホルダー18は、図17の水平断面図に示すように、試験片3を装着するための縦溝19を有する。縦溝19は、試験片3をスムーズに定位置に装着できるように、両側面を、幅が次第に広く拡開されるテーパー面としている。縦溝19は、試験片3を支持する支持凸部22を底面に突出して設けている。支持凸部22は、試験片3が縦溝19の底面に密着するのを防止して、試験片3と縦溝19の底面との間に、空気の吸入ダクト20を設けている。支持凸部22は、縦溝19の中央に一定の間隔で設けて、試験片3を縦溝19と平行に、垂直の姿勢で支持する。
【0041】
縦溝19の底面には、吸入ダクト20の空気を吸入するために、複数の吸入路21を開口している。吸入路21は、空気の吸入ポンプ(図示せず)に連結されて、縦溝19の吸入ダクト20から空気を吸入して、試験片3を縦溝19に吸着して垂直に保持すると共に、試験片3に付着している過剰の尿を吸い出して除去する。この構造の吸着ホルダー18は、空気で試験片3を垂直に吸着して保持できると共に、余分の尿を除去して正確に検査できる。試験片3に余分の尿が付着すると、試験片3に沿って流下して、検査精度を低下させる。試験片3が、縦に複数の試験領域23に区画して、複数の検査項目を1枚で処理できるようにしているからである。
【0042】
カラーセンサー5は、上下に移動して、吸着ホルダー18に垂直に保持される試験片3の試験領域23の色を電気信号に変換する。カラーセンサー5はCCDを内蔵しているカメラで、レンズの焦点を試験片3の試験領域23に合わせて、単一の試験領域23を1画面として映すようにしている。ただ、カラーセンサーは、複数の試験領域を1画面として同時に映すこともできる。カラーセンサー5は、順番に各々の試験領域23の色を電気信号に変換して出力する。
【0043】
カラーセンサー5は、試験片3に設けているひとつの試験領域23の色信号を出力した後、上または下に移動して、上または下に設けている試験領域23の色信号を出力する。すなわち、カラーセンサー5は、下から上に順番に移動し、あるいは上から下に移動して、試験片3に設けている各々の試験領域23の色信号を、下から順番に、あるいは上から順番に経時的に色信号として出力する。
【0044】
ただ、本発明の尿の自動検査装置は、必ずしもカラーセンサー5を、吸着ホルダー18の前方で上下に移動させる必要はない。自動検査装置は、カラーセンサーを吸着ホルダー前方の定位置に固定して、試験片を挿入機構でもって、カラーセンサーの前方で上下に移動させることもできる。この装置は、試験片を上下に移動させる機構に挿入機構を併用できるので、装置を簡略化できる特長がある。さらに、本発明の装置は、カラーセンサーと試験片の位置を相対的に変化させる他の全ての機構を使用でき、試験片の試験領域を順番に読み取って経時的に色信号として出力することもできる。
【0045】
演算手段6は、カラーセンサー5から入力される色信号から、各々の試験領域23の色でもって検査結果を演算する。試験片3に設けている複数の試験領域23は、検査項目によって色の変化が異なる。したがって、演算手段6は、カラーセンサー5が何処の試験項目の色信号であるかを特定して、色信号から検査結果を演算する。すなわち、演算手段6は、カラーセンサー5の位置を特定する信号と、色信号の両方から各試験項目の検査結果を演算する。
【0046】
演算手段6で演算された各々の検査項目の検査結果は、プリンターに印刷して表示され、あるいは、記憶回路に記憶され、あるいはまた、ホストコンピュータ等に伝送される。
【0047】
以上の尿の自動検査装置は、以下のように使用されて尿の検査をする。
(1) 患者がコップ1に尿を採取する。このコップ1には、患者を特定するバーコードが付着されている。
(2) 尿を入れたコップ1を自動検査装置にセットする。自動検査装置は、バーコードの読取機構を備えており、これでバーコードを読み取って患者を特定する。さらに、好ましくは、自動検査装置は、コップ1の尿の最小レベルを検査するレベルセンサーを設けている。レベルセンサーは、定位置に装着されたコップ1の内部に、上から下に光を照射して、尿のレベルを検出する。コップ1の尿量が最小レベルよりも少ないと、たとえば、音声で「尿の量が足りません」と発生する。尿量が不足すると、患者は再び尿を入れて定位置にセットする。
【0048】
(3) 傾斜機構2が、保持アーム7でコップ1を両側から挟着して、コップ1を多少上昇させた後、第1傾斜角まで傾動させて、コップ1に入れた余分の尿を排出する。第1傾斜角まで傾動されたコップ1から排出される尿は、コップ1の下方に設けている排出路24から排出する。ただ、本発明の装置は、必ずしもコップを第1傾斜角まで傾動させて、余分な尿を排出する必要はない。余分な尿を排出しない装置は、この工程を実施しない。
【0049】
(4) 挿入機構4が、カートリッジ14に装着している試験片3を挟着して取り出して、コップ1に挿入する。挿入機構4は、好ましくは、図9に示すように、コップ1の開口部のほぼ中央から試験片3を挿入する。
(5) 傾動機構2が、コップ1を第2傾斜角に傾動させる。図9に示す傾動機構2は、試験片3を挟着しているチャック16を移動させることなくコップ1を傾動させる。図13と図14に示す装置は、コップ1を傾動させるとき、試験片3を挟着しているチャック16をコップ1の開口部の回動軌跡に沿って移動させる。
コップ1が第2傾斜角まで傾動されることにより、試験片3の全ての試験領域23に尿が付着される。
【0050】
(6) 挿入機構4が、チャック16で挟着した試験片3を、コップ1から吸着ホルダー18に移送する。吸着ホルダー18に移送された試験片3は、空気で吸着ホルダー18に吸着されると共に、余分の尿が除去される。試験片3が取り出されたコップ1は、さらに傾動されて充填している全ての尿を排出する。その後、保持アーム7がコップ1の挟着を解除して、コップ1を開閉台25の上に載せる。開閉台25が開いて、コップ1が収納部26に積層して収納される。
【0051】
(7) カラーセンサー5は、吸着ホルダー18に挟着している試験片3の各々の試験領域23の色を順番に識別して、各々の試験領域23の色信号を演算手段6に出力する。演算手段6は、試験領域23を特定する信号と、色信号から、各々の試験領域23の検査項目の検査結果を演算する。演算された各々の試験項目の試験結果は、プリンターで出力され、あるいはホストコンピュータに伝送される。
【0052】
【発明の効果】
本発明の尿の自動検査装置は、少量の尿を使用して検査できると共に、測定エラーを極減して正確に検査できる特長がある。それは、本発明の自動検査装置が、上端を開口部とする垂直姿勢のコップに、挿入機構で上端の開口部から内部に試験片を挿入すると共に、試験片が挿入されたコップを傾斜機構が傾動させて試験片に尿を接触させているからである。この装置は、垂直姿勢のコップの上端の開口部から試験片を挿入するので、試験片を確実にコップの内部に挿入できる。さらに、試験片が挿入されたコップを傾斜させることによって、試験片を確実にコップの下側傾斜面に沿わせて尿に接触できる。したがって、本発明の尿の自動検査装置は、患者が少量の尿をコップに入れて、能率よく検査できると共に、全ての種類のコップに対応して、また、変形したコップであっても正確に試験片を挿入して検査でき、測定エラーを極減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明者等が先に開発した自動検査装置で尿を検査する状態を示す概略断面図
【図2】傾斜させたコップに挿入する試験片が湾曲する状態を示す断面図
【図3】傾斜させたコップに挿入する試験片が湾曲する他の状態を示す断面図
【図4】傾斜させたコップに試験片を挿入する他の状態を示す断面図
【図5】本発明の実施例の尿の自動検査装置の概略断面図
【図6】本発明の実施例の尿の自動検査装置の傾斜機構の平面図
【図7】図6に示す傾動機構の概略平面図
【図8】傾動機構の他の一例を示す正面図
【図9】図5に示す傾動機構がコップを傾ける状態を示す垂直断面図
【図10】本発明の実施例の尿の自動検査装置のカートリッジの正面図
【図11】図10に示すカートリッジの平面図
【図12】図10に示すカートリッジの垂直断面図
【図13】本発明の他の実施例にかかる尿の自動検査装置の傾動機構がコップを傾ける状態を示す垂直断面図
【図14】本発明の他の実施例にかかる尿の自動検査装置の傾動機構がコップを傾ける状態を示す垂直断面図
【図15】本発明の実施例の尿の自動検査装置の吸着ホルダーの一部断面側面図
【図16】図15に示す吸着ホルダーの一部拡大正面図
【図17】図15に示す吸着ホルダーの拡大水平断面図
【符号の説明】
1…コップ 1A…下側傾斜面
1a…変形部 1b…凹凸面
2…傾斜機構
3…試験片
4…挿入機構
5…カラーセンサー
6…演算手段
7…保持アーム
8…回動機構
9…コップ挟着部
10…挟着シリンダー
11…フレーム
12…傾動モーター
13…制御回路
14…カートリッジ
15…スリット
16…チャック
17…駆動機構
18…吸着ホルダー
19…縦溝
20…支持凸部
21…吸入ダクト
22…吸入路
23…試験領域
24…排出路
25…開閉台
26…収納部
27…ガイドレール
28…バネ
29…ガイド突起 29A…傾斜面
30…基台

Claims (9)

  1. 尿を充填しているコップ(1)に試験片(3)を挿入する試験片(3)の挿入機構(4)と、試験片(3)が挿入されたコップ(1)を傾動させて、試験片(3)と尿とを接触させる傾斜機構(2)と、コップ(1)に挿入されて尿に接触した試験片(3)の色を識別するカラーセンサー(5)と、カラーセンサー(5)の出力信号から試験項目を演算する演算手段(6)とを備える尿の自動検査装置であって、
    上端を開口部とする垂直姿勢のコップ(1)に、挿入機構(4)が上から下に移動して垂直姿勢の試験片 (3) 上端の開口部から内部に挿入し、試験片(3)が挿入されたコップ(1)を傾斜機構(2)が傾動させて、試験片(3)と尿を接触させることを特徴とする尿の自動検査装置。
  2. 傾斜機構(2)が、尿を充填しているコップ(1)を傾斜して余分の尿を排出する第1傾斜角と、試験片(3)を尿に接触させる第2傾斜角とを記憶しており、尿を充填しているコップ(1)を第1傾斜角まで傾斜して余分の尿を排出した後、コップ(1)を垂直姿勢に戻して、挿入機構(4)で試験片(3)を挿入し、その後第2傾斜角までコップ(1)を傾動させて試験片(3)を尿に接触させる請求項1に記載される尿の自動検査装置。
  3. 第2傾斜角が第1傾斜角よりもコップ(1)を垂直に近い姿勢に傾斜させる請求項2に記載される尿の自動検査装置。
  4. 傾斜機構(2)が、尿を充填しているコップ(1)を傾斜して余分の尿を排出する第1傾斜角を記憶しており、挿入機構(4)で試験片(3)が挿入されたコップ(1)を、傾斜機構(2)が第1傾斜角まで傾斜して余分の尿を排出すると共に、試験片(3)を尿に接触させる請求項1に記載される尿の自動検査装置。
  5. 試験片(3)に対してコップ(1)を相対的に傾動させて、試験片(3)を尿に接触させる請求項1に記載される尿の自動検査装置。
  6. コップ(1)を傾動させる回転中心(X)をコップ(1)の上下端の中央よりも上方に位置させている請求項5に記載される尿の自動検査装置。
  7. コップ(1)を傾動させる回転中心(X)をコップ(1)の中心軸から偏心して位置させている請求項5に記載される尿の自動検査装置。
  8. コップ(1)が開口部に向かって次第に大きくなるテーパー状である請求項1に記載される尿の自動検査装置。
  9. 試験片(3)が、縦に区画して複数の試験領域(23)を有する細長い形状である請求項1に記載される尿の自動検査装置。
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