JP3619303B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、挿入部可撓管の少なくとも一部分がマルチルーメンチューブによって形成された内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡の挿入部可撓管は、一般には、螺旋管の外周に網状管を被覆して、さらにその外周に可撓性外皮を被覆した三重構造で構成されているが、挿入部可撓管の外径をできるだけ細く形成しようとする場合には、可撓性のある棒状部材に複数の貫通孔が軸線と平行方向に穿設されたマルチルーメンチューブを用いる場合がある。
【0003】
そのような場合、イメージガイドファイババンドル等のいわゆる内蔵物は、各々独立してマルチルーメンチューブの貫通孔内に挿通配置される。ただし、イメージガイドファイババンドルなどは、保護のために全長にわたって可撓性チューブで被覆されているので、その状態でマルチルーメンチューブの貫通孔内に挿通されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
挿入部可撓管を上述のように三重構造からマルチルーメンチューブを用いたものに置き換えて、その貫通孔に内蔵物を挿通すると、可撓管の外径をある程度細くすることができる。しかし、その程度は僅かなものであり、体腔内の膵胆管等へ挿入するのに必要なさらなる細系化の要請を満足させることはできなかった。
【0005】
そこで本発明は、マルチルーメンチューブを用いた挿入部可撓管の外径をさらに効果的に細径化することのできる内視鏡を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡は、挿入部可撓管の全長のうちの少なくとも一部分の範囲が、可撓性のある棒状部材に複数の貫通孔が軸線と平行方向に穿設されたマルチルーメンチューブによって形成されていて、その貫通孔の一つにイメージガイドファイババンドルが挿通された内視鏡において、上記イメージガイドファイババンドルが上記貫通孔に挿通されていない部分では上記イメージガイドファイババンドルを可撓性チューブで被覆し、上記貫通孔内では、上記イメージガイドファイババンドルを上記可撓性チューブで被覆せずに上記貫通孔内に直接挿通したことを特徴とする。
【0007】
なお、上記挿入部可撓管の先端側の部分が、上記マルチルーメンチューブによって他の部分より細い外径に形成されていてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図4は、内視鏡の全体構成を示しており、挿入部可撓管は、柔軟で細いマルチルーメンチューブによって形成された先側挿入部可撓管1の基端に、それより太くて腰の強い元側挿入部可撓管2が連結されて構成されている。
【0009】
そして、先側挿入部可撓管1の先端には、対物光学系を内蔵した先端部本体3が連結され、元側挿入部可撓管2の基端には操作部4が連結されていて、接眼レンズを内蔵した接眼部5が操作部4に突設されている。
【0010】
図1は、先側挿入部可撓管1と元側挿入部可撓管2との連結部付近を示しており、元側挿入部可撓管2の外装は、金属帯材を一定の径で螺旋状に巻いた、巻き方向の異なる二重の螺旋管21,22を内側に配置して、その外面に金属細線又は非金属細線を編組した網状管23を被覆し、さらにその外面にポリウレタン樹脂チューブ等からなる可撓性外皮24を被覆して形成されている。
【0011】
一方、先側挿入部可撓管1は、弾力性と可撓性のある棒状部材に複数の貫通孔11,12が軸線と平行方向に穿設されたマルチルーメンチューブによって形成されている。その材料としては例えばシリコンゴムや四フッ化エチレン等を用いることができる。
【0012】
そして、一つの貫通孔11内には、極細径の多数の光学ファイバを両端で同一に配列したイメージガイドファイババンドル50が挿通され、他の一つの貫通孔12は、処置具挿通孔として用いられている。なお、照明用ライトガイドファイバが通された貫通孔も設けられているが、その図示は省略されている。
【0013】
61は、元側挿入部可撓管2と先側挿入部可撓管1とを連結するための筒状の連結部材であり、その一端側の外周面に元側挿入部可撓管2の螺旋管21,22が半田付け固定されている。
【0014】
また、連結部材61の他端側の内周面には、先側挿入部可撓管1を形成するマルチルーメンチューブの端部が接合されている。62は、その接合部を補強するために外側から被せて接合された筒状の補強部材である。
【0015】
63は、可撓性チューブからなる処置具挿通チャンネルであり、マルチルーメンチューブの処置具挿通用貫通孔12の後端部に、第1の接続管64を介して同軸に連結接続されている。
【0016】
図2は、先側挿入部可撓管1と先端部本体3との連結部付近を示している。金属製の先端部本体3には、先側挿入部可撓管1側の複数の貫通孔11,12と同軸に複数の孔31,32が穿設されていて、第1の貫通孔11と連通する孔31内には、先端側に対物光学系7が内蔵されている。71はレンズ枠、72は絞りである。
【0017】
また、イメージガイドファイババンドル50の像入射端部を囲む先端口金52が、先端部本体3の孔31とマルチルーメンチューブの第1の貫通孔11とにまたがって嵌挿されていて、その外周面は、孔31の内周面と第1の貫通孔11の内周面とに接着されている。
【0018】
マルチルーメンチューブの第2の貫通孔12と連通する孔32は、処置具挿通孔として用いられている。そして、第2の接続管33が、その孔32と第2の貫通孔12とにまたがって嵌挿されていて、その外周面が孔32の内周面と第2の貫通孔12の内周面とに接着されている。
【0019】
先側挿入部可撓管1と先端部本体3とは、接続部に段差ができないようにほぼ同じ外径寸法に形成されて、単純に突き当てて配置されていて、その突き当て面は水密に接着されている。
【0020】
図3は、接眼部5に内蔵された接眼光学系54に対向して配置されたイメージガイドファイババンドル50の像射出端付近を示しており、53は、イメージガイドファイババンドル50の像射出端部を囲むように固着された基端口金である。
【0021】
51は、多数の光学ファイバからなるイメージガイドファイババンドル50を保護するために被覆された可撓性チューブであり、例えばシリコンゴムチューブによって形成されている。
【0022】
この可撓性チューブ51は、図1と図3に示されるように、先側挿入部可撓管1を形成するマルチルーメンチューブの後端部と基端口金53との間でイメージガイドファイババンドル50に被覆されており、その先端部分は連結部材61や第1の接続管64等の金属部材に接合され、基端部分は基端口金53に接合、緊縛されている。
【0023】
先側挿入部可撓管1を形成するマルチルーメンチューブの第1の貫通孔11内では、イメージガイドファイババンドル50は可撓性チューブ51で被覆されておらず、イメージガイドファイババンドル50が軸線方向に自由に移動できるように、第1の貫通孔11内に固定されることなく直接挿通されている。
【0024】
マルチルーメンチューブの貫通孔内では、その中の内蔵物が他の貫通孔内の内蔵物と隔壁によって仕切られていて、その壁面に凹凸等もない可撓性チューブ51で被覆しなくてもイメージガイドファイババンドル50が破損する恐れはない。
【0025】
このように構成することにより、イメージガイドファイババンドル50を可撓性チューブ51で被覆した状態で第1の貫通孔11内に挿通するのに比べて、可撓性チューブ51の肉厚の分だけ第1の貫通孔11を細く形成して、先側挿入部可撓管1の外径をそれだけ細く形成することができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、イメージガイドファイババンドルがマルチルーメンチューブの貫通孔に挿通されていない部分では、イメージガイドファイババンドルを可撓性チューブで被覆したのでイメージガイドファイババンドルが破損せず、隔壁によって他の内蔵物と仕切られるマルチルーメンチューブの貫通孔内では、イメージガイドファイババンドルを可撓性チューブで被覆せずに貫通孔内に直接挿通したので、可撓性チューブの肉厚の分だけ貫通孔を細く形成して、マルチルーメンチューブの外径、即ち挿入部可撓管の外径をそれだけ細く形成することができ、体腔内深部等の細い管路内への内視鏡の挿入性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の挿入部可撓管の連結部付近の側面断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の挿入部の先端付近の側面断面図である。
【図3】本発明の実施の形態のイメージガイドファイババンドルの像射出端部付近の側面断面図である。
【図4】本発明の実施の形態の内視鏡の全体構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1 先側挿入部可撓管(マルチルーメンチューブ)
11,12 貫通孔
50 イメージガイドファイババンドル
51 可撓性チューブ

Claims (2)

  1. 挿入部可撓管の全長のうちの一部分の範囲が、可撓性のある棒状部材に複数の貫通孔が軸線と平行方向に穿設されたマルチルーメンチューブによって形成されると共に、その他の部分が金属製螺旋管の外面に可撓性外皮を被覆した非マルチルーメン可撓管により形成されて、上記マルチルーメンチューブと上記非マルチルーメン可撓管とが筒状の連結部材を介して連結され、上記マルチルーメンチューブの貫通孔の一つにイメージガイドファイババンドルが挿通されると共に、上記貫通孔の他の一つには、上記非マルチルーメン可撓管内に挿通配置されている部材が接続管を介して連結された内視鏡において、
    上記イメージガイドファイババンドルが上記貫通孔に挿通されていない部分では上記イメージガイドファイババンドルを可撓性チューブで被覆し、上記貫通孔内では、上記イメージガイドファイババンドルを上記可撓性チューブで被覆せずに上記貫通孔内に直接挿通し、上記可撓性チューブの上記マルチルーメンチューブに隣接する端部付近の外周面を上記連結部材と上記接続管とに接合したことを特徴とする内視鏡。
  2. 上記挿入部可撓管の先端側の部分が、上記マルチルーメンチューブによって他の部分より細い外径に形成されている請求項1記載の内視鏡。
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