JP3618786B2 - マルチ画像伝送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はマルチ画像伝送装置に係わり、特に、複数の画像を同一の画面上に重畳して成るマルチ画像に画像圧縮を行い、回線網等を介して伝送するようにしたマルチ画像伝送装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の画像を同一の画面上に重畳して成るマルチ画像に画像圧縮を行い、回線網を介して伝送するようにしたマルチ画像伝送装置が知られている。従来のマルチ画像伝送装置は、例えば、図6のブロック図に示すように構成されている。また、図4は画像圧縮部107の構成を示すブロック図であり、さらに図7は動画像/圧縮を行う際の動作シーケンスを示すフローチャートである。
【0003】
図6において、101は画像を入力するための第1の画像信号入力装置であり、例えば、ビデオカメラ等から構成される。102は音声を入力するための第1の音声信号入力装置であり、例えば、マイクロフォン等から構成される。103は第2の画像信号入力装置であり、例えば、書画カメラ等によって構成されている。104は第2の音声信号入力装置であり、音声信号入力装置102と同様にマイクロフォン等から構成される。
【0004】
105は画像信号切り換え部であり、この画像信号切り換え部105はスイッチ等で構成されていて、前記第1の画像信号入力装置101および第2の画像信号入力装置103から入力される2つの画像信号のどちらを子画面にするか、システム制御部508からの制御信号に基づいて切り換えるためのものである。
【0005】
106は画像信号処理部であり、入力された2つの画像信号のうち、一方を子画面として同一の画面上に重畳する、いわゆるピクチャー・イン・ピクチャー機能を実現するためのフィールド・メモリーや、同期信号分離回路等から構成されている。
【0006】
107は画像圧縮部であり、前記画像処理部106から出力される画像信号に含まれている冗長な信号成分を取り除いて画像信号のデータ量を削減するための離散コサイン変換回路や、フレーム間比較回路や、量子化回路等で構成されている。
【0007】
508は、このマルチ画像伝送装置全体を制御するためのシステム制御部であり、CPU、ROM、RAM等から構成されている。109は音声信号加算部であり、第1の音声信号入力装置102および第2の音声信号入力装置104からそれぞれ入力される音声信号を加算合成するためのものであり、抵抗器やアンプ回路等で構成されている。110は音声信号処理部であり、音声信号加算部109により加算された音声信号を量子化するためのA/D変換器、メモリー等で構成されている。
【0008】
111は信号多重化部であり、画像圧縮部107から出力される画像圧縮および量子化された画像信号と、音声信号処理部110から出力される量子化された音声信号とを多重化し、データ通信を行うためのパケット・データを生成するデータ・ラッチ回路、パラレル/シリアル変換回路等で構成されている。
【0009】
112は回線網制御部であり、回線網を介して他の端末装置との網接続、網切断を行うためのリレー回路やトランス回路等で構成されている。113は回線端子部であり、モジュラー・コネクター等を用いてこのマルチ画像伝送装置と回線網とを接続するためのものである。114は、本従来例のマルチ画像信号入力装置を操作するためのスイッチ等で構成されている操作パネル部である。
【0010】
次に、このように構成されたマルチ画像伝送装置の動作を、図7のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップP1において、システム制御部508は動画像の圧縮に先立ち、動画像のフレーム数をカウントするために設けられているフレーム・カウンタをリセットする。
【0011】
次に、ステップP2に進み、フレーム内/間切り換え信号により画像圧縮部107の切り換え部305aおよび切り換え部305bを第1の端子a側に切り換えることで、画像圧縮部107の圧縮モードをフレーム内圧縮モードに切り換える。
【0012】
次に、システム制御部508は画像信号処理部106から出力されるマルチ画像信号の同期信号を監視し、1フレーム分のマルチ画像信号が画像圧縮部107へ入力されたら、ステップP3においてフレーム内画像圧縮を行う。その後、ステップP4にて、フレーム・カウンタのカウンタ値を1つ分増加させる。
【0013】
次に、ステップP5に進み、フレーム内/間切り換え信号により画像圧縮部107の切り換え部305aおよび切り換え部305bを第2の端子b側に切り換えることで、画像圧縮部107の圧縮モードをフレーム間圧縮モードに切り換える。
【0014】
このようにして、フレーム間圧縮モードに切り換えられることにより、ステップP6において、画像圧縮部107では画像処理部106から出力されるマルチ画像信号の現フレームと、画像圧縮部107のフレーム・メモリー部311に記録されている前フレームとの差分の画像に対して画像圧縮が行われる。
【0015】
次のステップP7では、システム制御部508は1フレームがフレーム間圧縮されるとフレーム・カウント値を1つ分増加させるとともに、次のステップP8では画像圧縮すべきすべてのマルチ画像信号のフレームが終了したか否かを判断する。
【0016】
ステップP8の判断の結果、終了した場合はこれらの画像圧縮の動作を終了する。また、そうでない場合はフレーム・カウンタの値を参照することにより現在画像圧縮が行われているフレーム数が(あらかじめ設定されている)N番目のフレームか否かを判断する。
【0017】
前記ステップP9の判断の結果、N番目のフレームであった場合はフレーム間圧縮による画像信号の劣化を防ぐために、再びステップステップP1に戻ってマルチ画像信号のフレーム内圧縮を行う。また、そうでない場合はステップP6に戻ってフレーム間圧縮を繰り返し行う。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のマルチ画像伝送装置においては、画像圧縮におけるフレーム内圧縮モードとフレーム間圧縮モードとの切り換えを、予め設定されているN番目のフレームにより切り換えていたため、例えば、マルチ画像信号を画像圧縮している途中で子画面を移動した場合などのように、前フレームと現フレームとの画像の相関が弱いときでもフレーム間圧縮を行うので、画像品質が劣化したり、画像圧縮データ量が急激に増加したりしてしまう問題があった。
【0019】
本発明は前述の問題点にかんがみ、マルチ画像の子画面表示モードを変更している時でも画質劣化が少ない画像圧縮を行うことができるようにすることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明のマルチ画像伝送装置は、複数の画像を同一の画面上に重畳して成るマルチ画像に画像圧縮を行い、回線網を介して伝送するマルチ画像伝送装置において、少なくとも2つ以上の複数の画像信号を入力する画像信号入力手段と、前記画像信号入力手段を介して入力された複数の画像信号のうち、少なくとも1つ以上の画像信号を子画面として同一の画面上に重畳するマルチ画像合成手段と、前記マルチ画像合成手段により前記同一の画面上に重畳される子画面の表示モードを所定の操作入力に応じて変更し、前記所定の操作入力に応じて前記マルチ画像合成手段により行われる子画面の重畳合成動作を制御する表示モード変更手段と、前記マルチ画像合成手段によって重畳されたマルチ画像を圧縮する画像圧縮モードを、少なくとも2つ以上有する画像圧縮手段とを備え、前記表示モード変更手段が前記子画面の表示モードを変更したときは、前記画像圧縮手段は、前記子画面の表示モードが変更されたフレームに対して、連続する複数のフレーム間の相関を用いて画像圧縮を行う画像圧縮モードから、入力された画像のフレーム内のみで画像圧縮を行う画像圧縮モードに切り換えることを特徴としている。
【0022】
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記画像圧縮手段は、前記マルチ画像合成手段により重畳された子画面の位置が変更されたときに、画像圧縮のモードを切り換えることを特徴としている。
【0023】
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記画像圧縮手段は、前記マルチ画像合成手段により重畳された子画面のサイズが変更されたときに画像圧縮モードを切り換えることを特徴としている。
【0024】
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記画像圧縮手段は、前記マルチ画像合成手段により重畳されたそれぞれの子画面の表示・非表示が変更されたときに画像圧縮モードを切り換えるようにしている。
【0025】
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記画像圧縮手段は、前記マルチ画像合成手段により重畳された子画面と親画面との画像信号が交換されたときに画像圧縮モードを切り換えるようにしている。
【0026】
【作用】
本発明は前記技術手段を有するので、フレーム間圧縮モードにてマルチ画像の画像圧縮を行っている時に、前記マルチ画像に重畳されている子画面の表示位置が変更された場合には、画像圧縮モードを画面表示位置が変更されたフレームから再びフレーム内圧縮モードに切り換えることで画像圧縮の劣化を防ぐことが可能となり、マルチ画像の子画面表示モードを変更している時でも画質劣化が少ない画像圧縮を行うことができるようになる。
【0027】
【実施例】
以下、本発明のマルチ画像伝送装置の一実施例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明のマルチ画像伝送装置の機能の概略構成を示す機能ブロック図である。
【0028】
図1において、1は画像信号入力手段、2はマルチ画像合成手段、3は表示モード変更手段、4は画像表示手段、5は画像圧縮手段、6は画像信号出力手段である。
これらの手段のうち、画像信号入力手段1は、少なくとも2つ以上の複数の画像信号を入力するために設けられているものであり、後述するように、複数の画像入力装置により構成されている。
【0029】
マルチ画像合成手段2は、前記画像信号入力手段を介して入力された複数の画像信号のうち、少なくとも1つ以上の画像信号を子画面として同一の画面上に重畳するために設けられているものであり、表示モード変更手段3は前記マルチ画像合成手段2により重畳された子画面領域の表示モードを変更するためのものである。
【0030】
画像圧縮手段5は、前記マルチ画像合成手段2により重畳された画像を圧縮するために設けられているものであり、本実施例においては複数の画像圧縮モードを有している。
【0031】
すなわち、前記画像圧縮手段5は、入力された画像のフレーム内のみで画像圧縮を行う画像圧縮モードと、連続する複数のフレーム間の相関を用いて画像圧縮を行う画像圧縮モードとを備えている。
【0032】
そして、前記マルチ画像合成手段2により重畳された子画面領域の位置が変更されたときには、画像圧縮のモードを切り換えるようにしている。
さらに、前記マルチ画像合成手段2により重畳された子画面領域のサイズが変更されたときに、画像圧縮モードを切り換えるようにしている。
【0033】
そしてまた、前記マルチ画像合成手段2により重畳されたそれぞれの子画面の表示・非表示状態を変更したときにも、前記複数の画像圧縮モードを切り換えるようにしている。
また、前記マルチ画像合成手段2により重畳された子画面と親画面との画像信号を交換したときにも、画像圧縮モードを切り換えるようにしている。
【0034】
また、さらに前記表示モード変更手段3が子画面領域の表示モードを変更したときは、それまでに行っていた画像圧縮モードを別の画像圧縮モードに切り換えるようにしている。
【0035】
以下、本発明のマルチ画像伝送装置の詳細な構成を図2〜図5を参照しながら説明する。
図2は、本発明のマルチ画像伝送装置を最もよく表すシステムブロック図であり、図3は図2における画像信号処理部106の構成を示すブロック図、図4は図2における画像圧縮部107の構成を示すブロック図、図5は本実施例のマルチ画像伝送装置の画像圧縮動作シーケンスを示すフローチャートである。
【0036】
図2において、101は画像を入力するための第1の画像信号入力装置であり、ビデオカメラ等から構成される。102は音声を入力するための第1の音声信号入力装置であり、マイクロフォン等から構成される。103は第2の画像信号入力装置であり、例えば、書画カメラ等によって構成されている。104は第2の音声信号入力装置であり、第1の音声信号入力装置102と同様にマイクロフォン等から構成される。
【0037】
105は画像信号切り換え部であり、この画像信号切り換え部105はスイッチ等で構成されていて、前記第1の画像信号入力装置101および第2の画像信号入力装置103から入力される2つの画像信号のどちらを子画面にするか、システム制御部108からの制御信号に基づいて切り換えるためのものである。
【0038】
106は画像信号処理部であり、入力された2つの画像信号のうち、一方を子画面として同一の画面上に重畳するものであり、フィールド・メモリー、同期信号分離回路等から構成されている。
【0039】
107は画像圧縮部であり、前記画像処理部106から出力される画像信号S6に含まれている冗長な信号成分を取り除き、画像信号のデータ量を削減するためのものであり離散コサイン変換回路、フレーム間比較回路、量子化回路等で構成されている。
【0040】
108は、このマルチ画像伝送装置全体を制御するためのシステム制御部であり、CPU、ROM、RAM等から構成されている。109は音声信号加算部であり、第1の音声信号入力装置102および第2の音声信号入力装置104から入力される音声信号を加算合成するためのものであり、抵抗器、アンプ回路等で構成されている。110は音声信号処理部であり、音声信号加算部109により加算された音声信号を量子化するためのA/D変換器、メモリー等で構成されている。
【0041】
111は信号多重化部であり、画像圧縮部107から出力される画像圧縮および量子化された画像信号と、音声処理部110から出力される量子化された音声信号とを多重化し、データ通信を行うためのパケット・データを生成するデータ・ラッチ回路、パラレル/シリアル変換回路等で構成されている。
【0042】
112は回線網制御部であり、回線網を介して他の端末装置との網接続、網切断を行うためのリレー回路やトランス回路等で構成されている。113は回線端子部であり、モジュラー・コネクター等を用いてこのマルチ画像伝送装置と回線網とを接続するためのものである。114は、本実施例のマルチ画像信号入力装置を操作するためのスイッチ等で構成されている操作パネル部である。
【0043】
次に、画像信号処理部106の構成を、図3のブロック図を参照して詳細に説明する。
図3において、201は画像信号処理部106に入力される親画像信号S1の入力部、202はシステム制御部108から入力され、子画面の重畳位置を決めるカウンター値を設定するための子画面位置制御信号S3の入力部、203は画像信号処理部106に入力される子画面信号S2の入力部である。
【0044】
204a〜204cは、画像信号をA/D変換またはD/A変換する際のDCレベルを再生するためのクランプ部である。
205aおよび205bは同期分離部であり、子画面の画像信号S2を生成するために用いるフィールド・メモリー部208のメモリー制御に使用する垂直および水平同期信号を、画像信号S1,S2から分離するためのものである。
206はA/D変換部であり、アナログ信号である子画面の画像信号S2を離散的なディジタル画像信号に変換するためのものである。
【0045】
207はメモリー制御部であり、同期分離部205aから出力される親画面の同期信号S7と、同期分離部205bから出力される子画面の同期信号S8と、システム制御部108からの子画面位置制御信号S3とにより、フィールド・メモリー部208にディジタル化された子画面の画像信号S2の書き込み/読み出し制御を行い、更に、子画面が重畳されている画像の位置を出力するためのものである。
【0046】
208はフィールド・メモリー部であり、ディジタル化された子画面の画像信号S2を記録するためのものである。
209はD/A変換部であり、フィールド・メモリー部208に記録されたディジタル化された子画面の画像信号S2を再びアナログ画像信号に変換するためのものである。
【0047】
210は画像切り換え部であり、親画面の画像信号S1と、D/A変換部209からの子画面の画像信号S2とをメモリー制御部207から出力される子画面位置信号S9により切り換えるものである。
211はマルチ画像信号S6を画像圧縮部107へ出力するためのマルチ画像出力部である。
【0048】
次に、図4のブロック図を参照して画像圧縮部107の構成を説明する。図4において、301は入力部であり、画像処理部106から出力されるマルチ画像信号S6を内部に導入するためのものである。
【0049】
303は切り換え信号入力部であり、画像信号を処理する際にフレーム内で行うか、フレーム間で行うかを切り換えるために、システム制御部108から出力されるフレーム内/間切り換え信号S5を入力するためのものである。
【0050】
304は画像信号減算部であり、フレーム間で処理を行う際に画像信号入力部301から入力される現フレームの画像信号と、フレーム・メモリー部311からの前フレームの画像信号との差分をとるためのものである。
【0051】
305aおよび305bはスイッチ部であり、フレーム内/間切り換え信号S5によって切り換え動作が制御されるようになされており、フレーム内で処理を行う場合と、フレーム間で処理を行う場合とで画像信号のパスを切り換えるためのものである。
【0052】
306はDCT部であり、入力された画像信号を離散コサイン変換することにより、画像信号が持つ空間的な冗長度を削減し、その画像信号が持つ各周波数変換係数を出力するためのものである。
【0053】
307は量子化部であり、前記DCT部306から出力される周波数変換係数を、データ発生量を制限するために量子化するためのものであり、その量子化ステップはシステム制御部108から出力される量子化ステップ制御信号により制御される。
【0054】
308は逆量子化部であり、前記量子化部307において量子化された画像信号の周波数変換係数を復元するためのものであり、その量子化ステップは前記量子化部307と同様に、システム制御部108からの量子化ステップ制御信号により制御される。
【0055】
309はIDCT部であり、前記逆量子化部308において復元された画像信号の周波数変換係数に基いて逆離散コサイン変換を行って元の画像信号を生成して再び出力するためのものである。
【0056】
310は画像加算部であり、前記IDCT部310から出力される画像信号と、フレーム・メモリー部311から出力される前画像信号とを加算するために設けられているものである。
上記311はフレーム・メモリー部は、画像信号のフレーム間差分をとるために必要な前フレームの画像信号を蓄えておくためのものである。
【0057】
312は予測回路部であり、画像信号のフレーム間での動きを予測し、フレーム・メモリー部311に蓄えられている前フレームの画像信号と、画像信号入力部301から入力されている現フレームの画像信号とでフレーム間差分をとったときの差分データ発生量を低く抑えるためのものである。
【0058】
313は低域フィルタ部であり、逆量子化部308、IDCT部309において復元された画像信号の量子化ノイズを除去するためのものである。
314は可変長符号化(VLC)部であり、量子化部307から出力される量子化された画像信号の周波数係数に対し、出現回数の多い値に対してよりデータ量の少ない値を割り振ってデータ発生量を削減する可変長符号化手段を用いて構成されている。
315はこれらの圧縮された画像信号を信号多重化部111へ出力するための圧縮データ出力部である。
【0059】
次に、このような構成において、動画像圧縮動作を、図5のフローチャートに基いて説明する。まず、ステップP1において、システム制御部108は動画像の圧縮に先立ち、動画像のフレーム数をカウントするために設けられているフレーム・カウンタをリセットする。
【0060】
次に、ステップP2に進み、フレーム内/間切り換え信号により画像圧縮部107の切り換え部305aおよび切り換え部305bを第1の端子a側に切り換えることで、画像圧縮部107の圧縮モードをフレーム内圧縮モードに切り換える。
【0061】
次に、ステップP3において、システム制御部108は画像信号処理部106から出力されるマルチ画像信号の同期信号を監視し、1フレーム分のマルチ画像信号が画像圧縮部107へ入力され、フレーム内画像圧縮を行う。その後、ステップP4にて、フレーム・カウンタのカウンタ値を1つ分増加させる。
【0062】
次に、ステップP5に進み、フレーム内/間切り換え信号により画像圧縮部107の切り換え部305aおよび切り換え部305bを第2の端子b側に切り換えることで、画像圧縮部107の圧縮モードをフレーム間圧縮モードに切り換える。
【0063】
このようにして、フレーム間圧縮モードに切り換えられることにより、ステップP6において、画像圧縮部107では画像処理部106から出力されるマルチ画像信号の現フレームと、画像圧縮部107のフレーム・メモリー部311に記録されている前フレームとの差分の画像に対して画像圧縮が行われる。
【0064】
次のステップP7では、システム制御部108は1フレームがフレーム間圧縮されるとフレーム・カウント値を1つ分増加再生するとともに、次のステップP8では画像圧縮すべきすべてのマルチ画像信号のフレームが終了したか否かを判断する。
【0065】
ステップP8の判断の結果、終了した場合はこれらの画像圧縮の動作を終了する。また、そうでない場合はステップP9に進み、操作パネル部114から子画面の位置変更の入力がされたか否かを判断し、位置変更の入力がされていた場合には、画像信号処理部106へ新しい子画面位置制御信号を出力して子画面の表示位置を移動する。
【0066】
これにより、画像圧縮部107へは前フレームとは画像の相関が弱いマルチ画像信号が入力されるため、再び基準となる画像フレームを生成するためにフレーム内圧縮モードを行うステップP1に戻る。
【0067】
また、ステップP9の判断の結果、子画面の位置変更が入力されていない場合にはステップP10に進み、フレーム・カウンタの値を参照することにより現在画像圧縮が行われているフレーム数が(あらかじめ設定されている)N番目のフレームか否かを判断する。
【0068】
前記ステップP10の判断の結果、N番目のフレームであった場合はフレーム間圧縮による画像信号の劣化を防ぐために、再びステップステップP1に戻ってマルチ画像信号のフレーム内圧縮を行う。また、そうでない場合はステップP6に戻ってフレーム間圧縮を繰り返し行う。
【0069】
このようにしてフレーム間圧縮モードにてマルチ画像の画像圧縮を行っている場合に、前記マルチ画像に重畳されている子画面の表示位置を変更された場合でも、画像圧縮モードを画面表示位置が変更されたフレームから再びフレーム内圧縮モードに切り換えることで画像圧縮の劣化を防ぐことが可能である。
【0070】
また、本実施例では、マルチ画像の子画面領域の表示モードの変更例として、子画面の表示位置の変更を示したが、他の例として、ステップP9にて、画像信号切り換え部105の切り換えによる親画面と子画面の切り換え、または子画面の表示と非表示の切り換え、または子画面のサイズの変更が行われたときに画像圧縮モードを切り換えても同様な効果が得られる。
【0071】
【発明の効果】
本発明は前述したように、複数の画像を同一の画面上に重畳して成るマルチ画像に画像圧縮を行い、前記画像圧縮したマルチ画像を回線を介して伝送するようにしたマルチ画像伝送装置において、画像信号入力手段を介して入力された複数の画像信号のうち、少なくとも1つ以上の画像信号を子画面として同一の画面上に重畳するマルチ画像合成手段と、前記マルチ画像合成手段により重畳された子画面領域の表示モードを変更する表示モード変更手段と、少なくとも2つ以上の画像圧縮モードを有する画像圧縮手段とを設け、前記画像圧縮手段がフレーム間圧縮モードにてマルチ画像の画像圧縮を行っているときに、前記マルチ画像に重畳されている子画面の表示位置が変更された場合には、画面表示位置が変更されたフレームから再びフレーム内圧縮モードに切り換えることにより、画像圧縮の劣化を防ぐことが可能となり、マルチ画像の子画面表示モードを変更している時でも画質劣化が少ない画像圧縮を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマルチ画像伝送装置の一実施例を示す機能構成図である。
【図2】本実施例のマルチ画像圧縮装置のシステムブロック図である。
【図3】画像信号処理部の構成を示すブロック図である。
【図4】画像圧縮部の構成を示すブロック図である。
【図5】実施例のマルチ画像伝送装置の画像圧縮動作シーケンスを示すフローチャートである。
【図6】従来のマルチ画像圧縮装置の一例を示すシステムブロック図である。
【図7】従来のマルチ画像圧縮装置の画像圧縮動作シーケンスを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像信号入力手段
2 マルチ画像合成手段
3 表示モード変更手段
4 画像表示手段
5 画像圧縮手段
6 画像信号出力手段
101 第1の画像信号入力装置
102 第1の音声信号入力装置
103 第2の画像信号入力装置
104 第2の音声信号入力装置
105 画像信号切り換え部
106 画像信号処理部
107 画像圧縮部
108 システム制御部
110 音声信号処理部
111 信号多重化部
112 回線制御部

Claims (5)

  1. 複数の画像を同一の画面上に重畳して成るマルチ画像に画像圧縮を行い、回線網を介して伝送するマルチ画像伝送装置において、
    少なくとも2つ以上の複数の画像信号を入力する画像信号入力手段と、前記画像信号入力手段を介して入力された複数の画像信号のうち、少なくとも1つ以上の画像信号を子画面として同一の画面上に重畳するマルチ画像合成手段と、
    前記マルチ画像合成手段により前記同一の画面上に重畳される子画面の表示モードを所定の操作入力に応じて変更し、前記所定の操作入力に応じて前記マルチ画像合成手段により行われる子画面の重畳合成動作を制御する表示モード変更手段と、
    前記マルチ画像合成手段によって重畳されたマルチ画像を圧縮する画像圧縮モードを、少なくとも2つ以上有する画像圧縮手段とを備え、
    前記表示モード変更手段が前記子画面の表示モードを変更したときは、前記画像圧縮手段は、前記子画面の表示モードが変更されたフレームに対して、連続する複数のフレーム間の相関を用いて画像圧縮を行う画像圧縮モードから、入力された画像のフレーム内のみで画像圧縮を行う画像圧縮モードに切り換えることを特徴とするマルチ画像伝送装置。
  2. 前記画像圧縮手段は、前記マルチ画像合成手段により重畳された子画面の位置が変更されたときに、画像圧縮のモードを切り換えることを特徴とする請求項1に記載のマルチ画像伝送装置。
  3. 前記画像圧縮手段は、前記マルチ画像合成手段により重畳された子画面のサイズが変更されたときに画像圧縮モードを切り換えることを特徴とする請求項1に記載のマルチ画像伝送装置。
  4. 前記画像圧縮手段は、前記マルチ画像合成手段により重畳されたそれぞれの子画面の表示・非表示が変更されたときに画像圧縮モードを切り換えることを特徴とする請求項1に記載のマルチ画像伝送装置。
  5. 前記画像圧縮手段は、前記マルチ画像合成手段により重畳された子画面と親画面との画像信号が交換されたときに画像圧縮モードを切り換えることを特徴とする請求項1に記載のマルチ画像伝送装置。
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