JP3617826B2 - 情報検索装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、装置内の大規模な記憶装置の情報、または通信手段によって遠隔地の大規模な記憶装置の情報を検索するエージェントを用いた情報検索方法および情報検索装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エージェントを用いた情報検索装置は、例えば特開平9−292895号公報に記載されたものがある。
【0003】
図30は、従来のエージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示す。
【0004】
この従来のエージェントを用いた情報検索装置は、音声入力手段3001と、入力された音声を認識する手段3003と、音声認識結果の信頼性判定手段3004と、複数の異なる表情のキャラクタ画面データを蓄積したデータ蓄積手段3007と、画面出力手段3013と、これら各手段を制御するCPU3006とを備え、音声の認識結果の信頼性レベルに応じたキャラクタ画面データをデータ蓄積手段3007よりCPU 3006の制御により読み出し、画面出力手段より出力するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の情報検索においては、ユーザは情報検索の度に詳細に情報検索条件を設定しなければならず、時間と手間がかかるという問題を有していた。
【0006】
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、ユーザの簡単な指示をもとに自律的に情報検索を行い、時間と手間をかけずに容易に広範な情報源から該当情報を得ることができるエージェントを用いた情報検索方法および情報検索装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のエージェントを用いた情報検索方法は、個々に情報検索条件が予め設定された複数のエージェントの中からユーザが選択したエージェントによって情報検索を行う際、ユーザからの指示により前記予め設定された情報検索条件を音声出力手段によって音声で順次提示することとした。
【0008】
この方法により、ユーザの簡単な指示をもとに自律的に情報検索を行い、時間と手間をかけずに容易に広範な情報源から該当情報を得ることができる
【0009】
また、情報検索条件にしたがって情報検索を行うエージェントと、前記情報検索の結果を提示するエージェントを異なるエージェントとすることとした。
【0010】
この方法により、ユーザのエージェントに対する興味を持続させることができる
【0011】
また、個々に情報検索条件が設定された複数のエージェントの中からユーザが選択したエージェントによって情報検索を行う情報検索方法において、記情報検索条件を追加登録するときには、前記追加登録する情報検索条件を既存の情報検索条件の中に編入し、前記既存の情報検索条件と同一のものが存在するときには前記追加登録を行わないこととした。
【0012】
この方法により、ユーザは検索したい情報を確実に検索することができる
【0013】
また、個々に情報検索条件が設定された複数のエージェントの中からユーザが選択したエージェントによって情報検索を行う情報検索方法において、記情報検索条件を追加登録するときには、前記追加登録する情報検索条件が、既存の情報検索条件と矛盾するかを検査し、矛盾するときには登録を拒否するか、または前記追加登録する情報検索条件と前記既存の情報検索条件とのどちらを登録とするかを決定することとした。
【0014】
この方法により、ユーザは選択したエージェントが適切なものであったことを容易に判定することができる
【0015】
また、前記情報検索を行う際に、前記ユーザと前記エージェントの音声対話を用いることとした。
【0016】
この方法により、ユーザは追加登録の負担を軽減することができる
【0017】
また、前記エージェントが前記情報検索条件を用いて複数の予め定めた情報源を情報検索するとともに、前記情報検索の結果を一定時間毎に通知することとした。
【0018】
この方法により、ユーザがエージェントを呼び出す手間を省くことができる
【0019】
また、前記エージェントが前記情報検索条件を用いて複数の予め定めた情報源を情報検索するとともに、前記情報検索の結果が予め設定した件数に達したときに通知することとした。
【0020】
この方法により、ユーザがエージェントを呼び出す手間を省くことができる
【0021】
また、前記エージェントが前記情報検索条件を用いて複数の予め定めた情報源を情報検索するとともに、前記情報検索の結果得られたデータの総量が予め設定した制限容量に達したときに通知することとした。
【0022】
この方法により、ユーザがエージェントを呼び出す手間を省くことができる
【0023】
また、予め定めた複数のエージェントを保持する手段と、前記複数のエージェントのそれぞれの情報検索条件を予め記憶する記憶手段と、ユーザからの指示を解釈する手段と、前記解釈の結果に応じて前記エージェントの予め記憶された情報検索条件を録音音声または合成音声によって読み上げる手段とを備えた構成とする。
【0024】
この構成により、ユーザの簡単な指示をもとに自律的に情報検索を行い、時間と手間をかけずに容易に広範な情報源から該当情報を得ることができる
【0025】
また、前記ユーザと対話し内在する情報検索条件にしたがって検索を行うエージェントと、前記検索による情報を提示するエージェントを異なるエージェントで動作させる手段とを備えた構成とする。
【0026】
この構成により、ユーザのエージェントに対する興味を持続させることができる
【0027】
また、前記情報検索条件を入力する手段と、前記記憶手段に記憶された情報検索条件と前記入力された前記情報検索条件とに同一のものが無いか判定する手段と、前記同一のものが存在するときには前記同一のものを除いて、前記同一のものを除いたことを音声で出力する手段とを備えた構成とする。
【0028】
この構成により、ユーザは検索したい情報を確実に検索することができる
【0029】
また、ユーザが追加登録しようとする情報検索条件を入力する手段と、前記ユーザが追加登録しようとする情報検索条件の意味を理解する意味理解手段と、前記エージェントに前記記憶手段に記憶された既存の情報検索条件の意味と前記追加登録しようとする前記情報検索条件の意味との矛盾を検出する手段と、前記矛盾が検出されたときには前記ユーザからの追加登録を拒否するか、または前記入力された情報検索条件と前記既存の情報検索条件のどちらを選択するかを前記ユーザに問い合せて前記情報検索条件の記憶領域に登録し直す手段とを備えた構成とする。
【0030】
この構成により、ユーザは選択したエージェントが適切なものであったことを容易に判定することができる
【0031】
また、前記エージェントに内在する情報検索条件にしたがって複数の情報源を切り替えながら検索する手段と、前記検索の結果の情報を記憶する手段と、予め定めた一定の時間が経過する毎か、または一定の時刻になる毎に、前記検索の結果を通知する手段とを備えた構成とする。
【0032】
この構成により、ユーザがエージェントを呼び出す手間を省くことができる
【0033】
また、前記エージェントに内在する情報検索条件にしたがって複数の情報源を切り替えながら検索する手段と、前記検索の結果の情報を記憶する手段と、前記記憶した件数が予め設定した件数に達したとき前記検索の結果を報告する手段とを備えた構成とする。
【0034】
この構成により、ユーザがエージェントを呼び出す手間を省くことができる
【0035】
また、前記エージェントに内在する情報検索条件にしたがって複数の情報源を切り替えながら検索する手段と、前記検索の結果の情報を記憶する手段と、前記データ総量が予め設定した上限値に達したとき前記検索の結果を報告する手段とを備えた構成とする。
【0036】
この構成により、ユーザがエージェントを呼び出す手間を省くことができる
【0087】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図29を用いて説明する。
【0088】
図1は、本発明の第1実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法のフローチャートを示す。
【0089】
図1を用いてこのエージェントを用いた情報検索方法の動作を説明する。
【0090】
まず、このエージェントを用いた情報検索方法においては、ユーザのために情報検索作業を代行する複数のエージェントの画像とその特性の一覧を提示し(102)、ユーザがその画像や特性説明から自分の興味と似た性向を持っていそうなエージェントを選択させる(103)。例えば「おやじエージェント」の場合には、頑固そうな老人の画像と、「やや頑固。政治経済に興味を持つ。孫と妻には弱い。」などの特性が提示されるので、株価や円相場などの情報を検索依頼したい場合には、この「おやじエージェント」を選ぶと、ほぼユーザの欲しい情報が入手できると期待できる。
【0091】
そこで、ユーザはその名前または番号を選択する。選択されたエージェントだけが残り、他のエージェントは消される。前述したようにエージェントはそれぞれ固有の情報検索キーワード(情報検索条件)を持つ。例えばビジネスマンエージェントなら、「サラリー」「景気」「売れ筋」などの言葉が情報検索キーワードとして予め設定してある。ユーザからエージェントに固有の情報検索キーワードを提示するよう要望があると、キーワードの一覧がディスプレイに表示される。場合によっては、合成音声などで登録内容を読み上げることも効果的である。
【0092】
エージェントが選択されると、エージェントの情報検索動作が開始(111)される。ユーザが、提示された情報検索キーワードでは不十分であると考える場合には、ユーザは情報検索キーワードを追加登録できる。
【0093】
その際、キーワードは過去に登録されたものと重なりや矛盾がないかがチェックされる(107)。過去に同じキーワードがある場合には登録は中止され(108)、意味的に矛盾するかチェックされ(109)、矛盾する場合には、ユーザの設定した方を優先して登録し(110)、矛盾する過去の情報検索条件は削除される。
【0094】
なお、情報検索条件はキーワードのような単語である必要はなく、文であっても構わない。キーワードのセットが終わると、情報検索動作を開始し(111)、エージェントは自由に情報源(例えばインターネットのサイトや文字多重放送など)の様々なチャンネルを自律的にチェックし、キーワードが含まれているものを探してユーザに提示する。
【0095】
このように、本発明の第1実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法は、ユーザの情報検索の条件設定の手間を節約できるという点で優れた効果が得られる。
【0096】
図2は、本発明の第2実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法における、追加情報検索条件を音声対話で入力する処理フローを示す。
【0097】
図2を用いてこのエージェントを用いた情報検索方法の動作を説明する。
【0098】
ユーザが、提示された情報検索キーワード(条件)では不十分であると考える場合には、ユーザは情報検索キーワードを音声対話で追加登録要求(201)できる。これにより、例えばユーザは運転中でも情報検索条件を追加登録できる。
【0099】
なお、キーワードは過去に登録されたものと重なりや矛盾がないかがチェックされる(205)。過去に同じキーワードがある場合には登録は中止され(206)、意味的に矛盾するかチェックされ(207)、矛盾する場合には、ユーザの設定した方を優先して登録し(208)、矛盾する過去の情報検索条件は削除される。
【0100】
また、情報検索条件はキーワードのような単語である必要はなく、文であっても構わない。キーワードの追加登録(209)が終わると、エージェントは自由に情報源(例えばインターネットのサイトや文字多重放送など)の様々なチャンネルを自律的にチェックし、キーワードが含まれているものを探して、ユーザに提示する。
【0101】
このように、本発明の第2実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法は、ユーザの情報検索の条件設定の手間を節約できるという点で優れた効果が得られる。
【0102】
図3は、本発明の第3実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法における、追加情報検索条件を文で入力する処理フローを示す。
【0103】
図3を用いてこのエージェントを用いた情報検索方法の動作を説明する。
【0104】
ユーザが、提示された情報検索キーワードでは不十分であると考える場合には、ユーザは情報検索キーワードを追加登録できる。まず、ユーザは自分の知りたい情報に関する文をリモコンなどから入力する(303)。例えば、「昨日、森淵総理大臣は何を言ったか。」と入力されると、入力された文の意味を解析し(304)、ユーザの本当にやりたいことを理解し(305)、情報検索キーワードを生成する。この際、キーワードが過去に登録されたものと重なりや矛盾がないかがチェックされる(309)。過去に同じキーワードがある場合には登録は中止され(310)、意味的に矛盾するかチェックされ(311)、矛盾する場合には、ユーザの設定した方を優先して登録し(312)、矛盾する過去の情報検索条件は削除される。
【0105】
また、情報検索条件はキーワードのような単語である必要はなく、文であっても構わない。キーワードの追加登録が終わると(313)、エージェントは自由に情報源(例えばインターネットのサイトや文字多重放送など)の様々なチャンネルを自律的にチェックし、キーワードが含まれているものを探して、ユーザに提示する。
【0106】
このように、本発明の第3実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法は、ユーザの情報検索の条件設定の手間を節約できるという点で優れた効果が得られる。
【0107】
図4は、本発明の第4実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法において、検索された情報を読み上げるエージェントと、対話を行うエージェントを別個にする処理フローを示す。
【0108】
図4を用いてこのエージェントを用いた情報検索方法の動作を説明する。
【0109】
まず、ユーザから呼び出し(401)、または自身のメモリ容量を超過しそうになるなどの制約条件が成立(403)した場合に、エージェントが自動的に出現する。エージェントが最初から提示されている場合には、上記の条件成立によって、活発に動き出す。エージェントは情報源(例えばインターネットのサイトや文字多重放送など)の様々なチャンネルを自律的にチェックし、キーワードが含まれているものを探してくるが、ユーザへの提示に先立ち、検索結果の意味理解を行い(404)、焦点になっている言葉を見つける。
【0110】
この焦点になっている言葉の意味をエージェントのメモリ上の言語辞書で見つけ、それに相応した感想を表現する文を生成する。この感想を表現する文は事前に設定できるから、必ずしもテキスト音声合成である必要はなく、録音再生音声でも構わない。例えば、「退学」という焦点が抽出されている場合には、女子高生エージェントの場合には「ねえ、ちょっと、これ聞いて。ひどい!」というような意味に応じた感想を述べる(405)。この後で、エージェントは、読み上げ専門のエージェントに切り替わる(406)。読み上げ専用のエージェントは、テキスト音声合成を使って検索された情報を読み上げる。このような交代を検索された情報がなくなるまで続ける。
【0111】
このように、本発明の第4実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法は、ユーザの関心を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0112】
図5は、本発明の第5実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法において、ユーザとの対話を円滑にするためのユーザの感情推定に基づく対話戦略の選択の処理フローを示す。
【0113】
図5を用いてこのエージェントを用いた情報検索方法の動作を説明する。
【0114】
まず、ユーザとの1ターンの対話の後(503)、対話の成功や失敗の記録(504)を行い、対話結果のパターンを取り出し(505)て、対話履歴からユーザの状態を推定(506)する。
【0115】
例えば、過去数ターンの対話が成功したか、失敗したかの記録(504)によって、ユーザが「喜」なのか、「怒」なのかは容易に推定(506)できる。成功が多ければ「喜」、成功が少なければ「怒」であるからである。ユーザが「喜」の場合にはややくだけた表現で効率良く対話を進めるが、「怒」の場合には丁寧な表現に切り替え、エージェントの表情を申し訳なさそうなものに替え、推定されたユーザの感情に合わせた発話方法、対話戦略の選択(507)を行う。
【0116】
このように、本発明の第5実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法は、ユーザの関心を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0117】
図6は、本発明の第6実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法において、ユーザとの対話を円滑にするためのユーザの感情推定に基づく対話戦略の選択の処理フローを示す。
【0118】
図6を用いてこのエージェントを用いた情報検索方法の動作を説明する。
【0119】
まず、ユーザとの1ターンの対話の後(603)、ユーザの声の状況分析(604)を行い、ユーザの推定感情を取り出し(605)て、ユーザの声質から現在のユーザの感情状態を推定する(606)。
【0120】
例えば、平均ピッチ周波数がやや高くなり、語尾の継続時間が長くなるとユーザは「喜」である場合が多く、反対に平均ピッチ周波数が低く、全体のパワーも増え、語尾の継続時間が短い場合は「怒」である場合が多い。このような推定を対話ターン毎に行い、推定結果を蓄積しておき、感情の推定に使う。ユーザが「喜」の場合にはややくだけた表現で効率良く対話を進めるが、「怒」の場合には丁寧な表現に切り替え、エージェントの表情を申し訳なさそうなものに替え、推定されたユーザの感情に合わせた発話方法、対話戦略の選択(607)を行う。
【0121】
このように、本発明の第6実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法は、ユーザの関心を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0122】
図7は、本発明の第7実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法において、ユーザとの対話を円滑にするためのユーザの表情に基づく対話戦略の選択の処理フローを示す。
【0123】
図7を用いてこのエージェントを用いた情報検索方法の動作を説明する。
【0124】
まず、ユーザとの1ターンの対話の後(703)、ユーザの表情の分析(704)を行い、現在までのユーザの推定感情を取り出し(705)て、ユーザの表情からユーザの感情状態を推定する(706)。
【0125】
例えば、両目が細く、口の両端が上がっている場合には「喜」である場合が多く、両眉の間隔が短くなり、口がやや開かれている場合は「怒」である場合が多い。このような推定を対話ターン毎に行い、推定結果を蓄積しておき、感情の推定に使う。ユーザが「喜」の場合にはややくだけた表現で効率良く対話を進めるが、「怒」の場合には丁寧な表現に切り替え、エージェントの表情を申し訳なさそうなものに替え、推定されたユーザの感情に合わせた発話方法、対話戦略の選択(707)を行う。
【0126】
このように、本発明の第7実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法は、ユーザの関心を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0127】
図8は、本発明の第8実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法において、ユーザとの対話を円滑にするためのユーザの声質、表情および対話履歴に基づく対話戦略の選択の処理フローを示す。
【0128】
図8を用いてこのエージェントを用いた情報検索方法の動作を説明する。
【0129】
まず、ユーザとの1ターンの対話の後(803)、対話の成功や失敗、ユーザの声と表情の記録(804)を行い、現在までの対話履歴、声の状況、表情を取り出し(805)て、ユーザの声質、表情、対話の結果からユーザの感情状態を推定(806)する。
【0130】
例えば、対話の結果が「成功」で声質が「ソフト」で表情が「中立」であれば、ユーザは満足している場合が多く、逆に対話の結果が失敗で、声質が「怒」で、表情が「怒」だと「怒」である場合が多い。このような推定を対話ターン毎に行い、推定結果を蓄積しておき、感情の推定に使う。ユーザが「喜」の場合にはややくだけた表現で効率良く対話を進めるが、「怒」の場合には丁寧な表現に切り替え、エージェントの表情を申し訳なさそうなものに替え、推定されたユーザの感情に合わせた発話方法、対話戦略の選択(807)を行う。
【0131】
このように、本発明の第8実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法は、ユーザの関心を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0132】
図9は、本発明の第9実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法において、自律的な情報検索の処理フローを示す。
【0133】
図9を用いてこのエージェントを用いた情報検索方法の動作を説明する。
【0134】
まず、エージェントは自身が持つ情報検索キーワードを含む情報を求めて、情報チャネルCHを自動的に次々と代えていく(903)。その結果、全情報チャネルの検索が終わるか(905)、最大情報登録件数か、情報記憶用の最大メモリサイズ、または予め設定された時間の検索終了条件が成立(906)すると検索作業を中断し、そこまでの検索情報をユーザに合成音声で伝える(908)。もちろん、ユーザからの「おい、○○を教えてくれ。」のような呼びかけに応えて、その時点までの検索情報をユーザに合成音声で伝えることができるのはいうまでもない。
【0135】
このように、本発明の第9実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法は、ユーザの情報検索作業を容易化できるという点でも優れた効果が得られる。
【0136】
図10は、本発明の第10実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法において、過去の検索結果を参照する処理フローを示す。
【0137】
図10を用いてこのエージェントを用いた情報検索方法の動作を説明する。
【0138】
まず、エージェントは、情報検索(1002)されると、最初の検索結果の取り出し(1003)を行い、過去の検索結果と比較(1004)し、この情報と類似の情報はあるか(1005)過去の検索結果蓄積部を調べる。
【0139】
類似情報が見つかるとユーザにその事実を通知(1006)し、検索結果を読み上げる(1007)。例えば株価ニュースを検索した場合に「また3日前みたいに株が下がったね。」と過去の類似情報の類似性を通知してから検索された情報を読み上げる。過去の情報はユーザからの要求がない限りは読み上げない方が効率的である。このような処理を全ての検索において行う。
【0140】
このように、本発明の第10実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法は、ユーザの関心を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0141】
図11は、本発明の第11実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法において、過去の検索結果を参照する処理フローを示す。
【0142】
図11を用いてこのエージェントを用いた情報検索方法の動作を説明する。
【0143】
まず、エージェントは、情報検索(1102)されると、この情報と類似情報はあるか(1106)、過去の検索結果蓄積部を調べる。類似性の判定は、ヒットした検索用キーワードのジャンル、あるいは、検索条件の名詞と目的語のペア、または検索用キーワードの上位概念、または検索された情報の焦点である。ヒットした情報検索キーワード自体も、もちろん類似性判定に使用できるが、より大ぐくりのこれらの概念を用いた方が類似した情報を見つけられる確率が増える。類似情報が見つかるとユーザにその事実を通知し(1107)、検索結果を読み上げる(1108)。
【0144】
例えばスポーツマンエージェントを使っている場合、現時点で「スポーツ」のジャンル中の「テニス」を含む情報が見つかった場合にも、それを紹介する前に、「スポーツ」というジャンルに「野球」というキーワードが含まれていれば、「そういえば、昨日は野茂選手が完全試合だったね。」と過去の類似情報を報告してから検索されたテニスの情報を読み上げる。
【0145】
情報検索条件の動詞と目的語のペアーは、例えば情報検索条件として「近くのラーメン屋を教えて」が入力された場合、「ラーメン屋」と「教える」がペアとして抽出されることになる。過去の蓄積された情報を検索し、例えば先週「おいしいラーメン屋を教えて」という情報検索条件で見つかった情報があったとすると、これが同じペアを持つため抽出され、エージェントは「先週、おいしいラーメン屋に行きましたね。」と言ってから現時点で検索して見つかるラーメン屋の情報を読み上げる。このようにすることで、ユーザは先週のラーメン屋での経験を思い出し、現時点での行動を見直すことができる。
【0146】
また、上位概念は、ジャンルと階層を持つ点が異なる。例えば、「ラーメン屋」の上位概念は「中華料理店」であり、「中華料理店」の上位概念は「食事する場所」である。したがって、上記のラーメン屋の例でいうと、先週「カレー店」で検索して見つかった情報があったとすると、現時点で「ラーメン屋」というキーワードで検索すると、上位概念が同じ「食事する場所」であるカレー店の情報が見つかり、エージェントは「そう言えば、先週はカレー店にいきましたね。」と言ってから現時点でのラーメン屋の検索結果を読み上げる。このようにすることで、ユーザは先週のカレー店での経験を思い出し、現時点での行動を見直すことができる。
【0147】
また、焦点は検索された情報を要約し、最も多く出現する単語として抽出できる。エージェントはこの単語を含む過去の蓄積された情報を探し、見つかるとそれをユーザに報告する。例えば、ビジネスマンエージェントが「原油」をキーワードとして検索した情報を分析し、「価格上昇」が焦点として抽出されたとする。エージェントは過去の蓄積情報の中で、「価格情報」を焦点として持っている情報を探し、例えば住宅地価の情報の情報を見つけると、「そう言えば、先週住宅価格もあがりましたが」と言ってから、現時点で検索された原油の価格上昇の情報を読み上げる。このようにすることにより、ユーザは先週の住宅価格上昇と、現時点の原油価格上昇からインフレを予感し、これにあった行動をとることで利益を得ることができる。
【0148】
ところで、過去の情報自体はユーザからの要求がない限りは読み上げない方が効率的であり、概略をいうだけで十分である。
【0149】
このような処理を全ての検索において行う。
【0150】
このように、本発明の第11実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法は、ユーザの関心を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0151】
図12は、本発明の第12実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示す。
【0152】
図12に示すように、このエージェントを用いた情報検索装置は、中央処理部1201と、選択可能なエージェントの一覧表示を行い一般的にはディスプレイから構成されているエージェント表示手段1202と、表示手段1202とバスとのインタフェース回路1203と、一般的にはマイクロホンまたはリモコンから構成されている入力手段1204と、エージェント選択手段1205と、検索キーワード追加手段1206と、一般的にはスピーカを含むオーディオ装置の出力手段1207と、エージェントの固有情報検索条件を記憶する情報検索条件記憶手段1208(一般的にはメモリ装置である)、情報検索手段1209と、システムバス1210とで構成されている。
【0153】
上記のように構成されたエージェントを用いた情報検索装置について、その動作を説明する。
【0154】
まず、このエージェントを用いた情報検索装置本装置は、ユーザのために情報検索作業を代行する複数のエージェント画像とその特性を表示装置1202に表示し、ユーザがその画像や特性説明から自分の興味と似た性向を持っていそうなエージェントを選択する。例えば「おやじエージェント」の場合には、頑固そうな老人の画像と、「やや頑固。政治経済に興味を持つ。孫と妻には弱い。」などの特性が表示されるので、株価や円相場などの情報を検索依頼したい場合には、この「おやじエージェント」を選ぶと、ほぼユーザの欲しい情報が入手できると期待できる。
【0155】
そこで、ユーザはその名前または番号を入力手段1204を使って選択する。入力手段1204が音声の場合には、入力手段1204は音声認識装置を含む。エージェント選択手段1205によって、選択されたエージェントだけが残り、他のエージェントは消される。エージェント選択手段1205はこのエージェントの名前または番号を記憶する。エージェントはそれぞれ固有の情報検索用のキーワードを情報検索条件記憶手段1208に持つ。例えばビジネスマンエージェントなら、「サラリー」「景気」「売れ筋」などの言葉が情報検索キーワードとして予め記憶してある。
【0156】
ユーザからエージェントに固有の情報検索キーワードを提示するよう入力手段1204を使って要望があると、キーワードの一覧が表示装置1202に表示される。場合によっては、合成音声などで登録内容を出力手段1207から読み上げることも効果的である。ユーザが、提示された情報検索キーワードでは不十分であると考える場合には、ユーザは情報検索キーワードを追加登録できる。その際、キーワードは過去に登録されたものと重なりや矛盾がないかが中央処理部1201(記憶制御手段に相当)によってチェックされる。
【0157】
過去に同じキーワードがある場合には登録は中止され、意味的に矛盾する場合には、ユーザの設定した方を優先し、矛盾する過去の情報検索条件は削除される。 なお、情報検索条件はキーワードのような単語である必要はなく、文であっても構わない。キーワードのセットが終わると、エージェントは情報源(例えばインターネットのサイトや文字多重放送など)の様々なチャンネルを自律的にチェックし、キーワードが含まれているものを探してユーザに提示する。
【0158】
このように、本発明の第12実施形態による情報検索装置およびエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの情報検索の条件設定の手間を節約できるという点で優れた効果が得られる。
【0159】
図13は、本発明の第13実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置において、エージェントに固有の情報検索条件と新たに追加する情報検索条件の判断部1300のブロック図を示す。
【0160】
図13に示すように、この判断部1300は、シーケンス制御手段1301と、入力手段1302と、比較判断手段1303と、シソーラス辞書1304と、エージェントに固有の情報検索条件記憶手段1305と、ゲート手段1306とで構成されている。
【0161】
このように構成されたエージェントを用いた情報検索装置のエージェントに固有の情報検索条件と新たに追加されようとする情報検索条件の判断部1300について、その動作を説明する。
【0162】
ユーザが、第12実施形態の情報検索条件(キーワードまたは文)では不十分であると考える場合には、入力手段1302を使って、新たに情報検索キーワードあるいは文で表現された情報検索条件を入力する。このキーワードあるいは文は直接情報検索条件記憶手段1305に送られず、一旦ゲート手段1306に貯められる。シーケンス制御手段1301は、入力手段1302からの通知によってキーワードまたは文が入力されたことを知ると、比較判断手段1303を起動し、入力と、既に情報検索条件記憶手段1305に記憶されたものを比較する。
【0163】
その際、単純な比較だけでなく、入力と記憶されたもの双方をシソーラス辞書1304で関連語の集合とし、この集合同士が同じ要素を持つかを判断する。その結果、同じでないと判断されると、シーケンス制御手段1301からゲート手段1306に貯めてあった入力を情報検索条件記憶手段1305に転送するように指令が下る。
【0164】
また、比較判断手段1303において、入力と既存の情報検索条件の整合性も判断される。つまり、「価格の高い」という条件と「価格の安い」という条件は、同時に存在すると無意味な条件となる。このような矛盾が見つけられると、比較判断手段1303から、出力手段1307に矛盾があったことが通知され、出力手段1307は合成音声などで矛盾があったため、ユーザの入力を優先し、既存の条件は削除されたことをユーザに通知する。
【0165】
このように、ユーザが入力した新たな情報検索条件は、自動的に既存の情報検索条件と比較され、整合性や冗長性がチェックされたうえで矛盾するものに上書き登録される。矛盾するものが無い場合には追加登録される。
【0166】
このように、本発明の第13実施形態による情報検索装置およびエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの情報検索の条件設定の手間を節約できるという点で優れた効果が得られる。
【0167】
図14は、本発明の第14実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置において、情報検索条件の追加手段1400として音声対話を行う場合のブロック図を示す。
【0168】
図14に示すようにこの情報検索条件の追加手段1400は、シーケンス制御手段1401と、音声認識手段1402と、対話管理手段1403と、比較判断手段1404と、シソーラス辞書1405と、情報検索条件記憶手段1406と、ゲート手段1407とで構成されている。
【0169】
このように構成されたエージェントを用いた情報検索装置の情報検索条件の追加手段1400として音声対話を行う場合の動作を説明する。
【0170】
ユーザが、第12実施形態の情報検索条件(キーワードや文)では不十分であると考える場合には、音声認識手段1402を使って、新たに情報検索キーワードあるいは文で表現された情報検索条件を入力する。このキーワードあるいは文は直接情報検索条件記憶手段1406に送られず、一旦ゲート手段1407に貯められる。
【0171】
この際、音声認識に特有の現象として、誤認識や言い直しの必要な場合が発生する。対話管理手段1403は、音声認識手段1402のからの結果通知を見て、認識結果の尤度が十分でない場合には音声合成手段1408を使って、ユーザに再発声を依頼する。シーケンス制御手段1401は、対話管理手段1403からの通知によって妥当なキーワードまたは文が認識されたことを知ると、比較判断手段1404を起動し、入力と、既に情報検索条件記憶手段1406に記憶されたものを比較する。その際、単純な比較だけでなく、入力と記憶されたもの双方をシソーラス辞書1405で関連語の集合とし、この集合同士が同じ要素を持つかを判断する。その結果、同じでないと判断されると、シーケンス装置からゲート手段1407に貯めてあった入力を情報検索条件記憶手段1406に転送するように指令が下る。
【0172】
また、比較判断手段1404において、入力と既存の情報検索条件の整合性も判断される。つまり、「価格の高い」という条件と「価格の安い」という条件は、同時に存在すると無意味な条件となる。このような矛盾が見つけられると、比較判断手段1404から、音声合成手段1408に矛盾があったことが通知され、音声合成手段1408は矛盾があったため、ユーザの入力を優先し、既存の条件は削除されたことをユーザに通知する。
【0173】
このように、ユーザが入力した新たな情報検索条件は、自動的に既存の情報検索条件と比較され、整合性や冗長性がチェックされたうえで問題がない場合にのみ登録される。
【0174】
このように、本発明の第14実施形態による情報検索装置およびエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの情報検索の条件設定の手間を節約できるという点で優れた効果が得られる。
【0175】
図15は、本発明の第15実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置において、情報検索条件の追加手段1500として文入力を行う場合のブロック図を示す。
【0176】
図15に示すようにこの情報検索条件の追加手段1500は、シーケンス制御手段1501と、入力手段1502と、構文解析手段1503と、意味理解手段1504と、キーワード抽出手段1505と、比較判断手段1506と、情報検索条件記憶手段1507と、ゲート手段1508と、応答文生成手段1509と、出力手段1510とで構成されている。
【0177】
このように構成されたエージェントを用いた情報検索装置の情報検索条件の追加手段1500として文入力を行う場合の動作を説明する。
【0178】
ユーザが、第12実施形態の情報検索条件(キーワードや文)では不十分であると考える場合には、入力手段1502を使って、新たに情報検索キーワードあるいは文で表現された情報検索条件を入力する。一般にはリモコンで入力する場合が多い。このキーワードあるいは文は直接には情報検索条件記憶手段1507に送られず、一旦ゲート手段1508に貯められる。この際、文入力に特有の現象として、誤記などで再入力が必要な場合が発生する。構文解析手段1503、意味理解手段1504によって単語に近い単位に分解された入力はキーワード抽出手段1505によってキーワードが抽出される。
【0179】
この際、構文解析手段1503や意味理解手段1504はその解析の妥当性を数値表現したスコアを順次次のキーワード抽出手段1505に転送する。これらを受けたキーワード抽出手段1505の結果を見て、シーケンス制御手段1501は、誤記がある場合には応答文生成手段1509を使って、ユーザに再入力を依頼する。シーケンス制御手段1501は、キーワード抽出手段1505からの通知によって妥当なキーワードが抽出されたことを知ると、比較判断手段1506を起動し、入力と、既に情報検索条件記憶手段1507に記憶されたものを比較する。その際、単純な比較だけでなく、入力と記憶されたもの双方をシソーラス辞書1511で関連語の集合とし、この集合同士が同じ要素を持つかを判断する。
【0180】
その結果、同じでないと判断されると、シーケンス制御手段1501からゲート手段1508に貯めてあった入力を情報検索条件記憶手段1507に転送するように指令が下る。また、比較判断手段1506において、入力と既存の情報検索条件の整合性も判断される。つまり、「価格の高い」という条件と「価格の安い」という条件は、同時に存在すると無意味な条件となる。このような矛盾が見つけられると、比較判断手段1506から、出力手段1510に矛盾があったことが通知され、出力手段1510は矛盾があったため、ユーザの入力を優先し、既存の条件は削除されたことをユーザに通知する。
【0181】
このように、ユーザが入力した新たな情報検索条件は、自動的に既存の情報検索条件と比較され、整合性や冗長性がチェックされたうえで問題がない場合にのみ登録される。
【0182】
このように、本発明の第15実施形態による情報検索装置およびエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの情報検索の条件設定の手間を節約できるという点で優れた効果が得られる。
【0183】
図16は、本発明の第16実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置においてエージェントの切り替えを行うときのブロック図を示す。
【0184】
図16において、このエージェントを用いた情報検索装置は、音声認識手段1601と、構文解析手段1602と、意味理解手段1603と、対話管理手段1604と、情報検索手段1605と、情報収集手段1606と、受信情報記憶手段1607と、エージェント切り替え手段1608と、録音音声DB1609と、テキスト音声合成手段1610と、画像生成手段1611と、出力切り替え手段1612と、スピーカ1613とで構成されている。
【0185】
このように構成されたエージェントを用いた情報検索装置においてエージェントの切り替えを行うときの動作を説明する。
【0186】
まず、ユーザからの音声認識手段1601を通じての呼び出し、またはエージェント自身のメモリ容量が超過しそうになるなどの制約条件が成立した場合に、エージェントは自動的に画像生成手段1611を通して出現する。エージェントが最初から提示されている場合には、上記の条件成立によって、活発に動き出す。エージェントは情報源(例えばインターネットのサイトや文字多重放送など)の様々なチャンネルを自律的にチェックし、エージェント自身が持つ情報検索条件(キーワード)について情報検索手段1605でその情報検索キーワードが含まれているものを探してくるが、ユーザへの提示に先立ち、検索された情報の中で焦点となっているキーワードを情報検索手段1605が見つける。
【0187】
これにもとづき、対話管理手段1604は、この焦点になっているキーワードと対応づけられた感想を表現する録音音声を録音音声データベース1609から選択する。この感想を表現する文は事前に決定できるから、必ずしもテキスト音声合成である必要はなく、録音再生音声でも構わない。例えば、「退学」という焦点が抽出されている場合には、女子高生エージェントの場合には「ねえ、ちょっと、これ聞いて。ひどい!」というような感想を述べる。この後で、エージェントは、エージェント切り替え手段1608によって読み上げ専門のエージェントに切り替えられる。読み上げ専用のエージェントは、テキスト音声合成を使って検索された情報を読み上げる。このような交代を情報検索手段1605によって検索された情報がなくなるまで続ける。
【0188】
このように、本発明の第16実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの関心を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0189】
図17は、本発明の第17実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示す。
【0190】
図17において、このエージェントを用いた情報検索装置は、音声認識手段1701と、構文解析手段1702と、意味理解手段1703と、対話管理手段1704と、情報検索手段1705と、情報収集手段1706と、受信情報記憶手段1707と、エージェント切り替え手段1708と、録音音声データベース1709と、テキスト音声合成手段1710と、画像生成手段1711と、出力切り替え手段1712と、スピーカ1713と、常識データベース1714とで構成されている。
【0191】
このように構成されたエージェントを用いた情報検索装置の動作を説明する。
【0192】
まず、ユーザからの音声認識手段1701を通じての呼び出し、またはエージェント自身のメモリ容量が超過しそうになるなどの制約条件が成立した場合に、エージェントは自動的に画像生成手段1711を通して出現する。エージェントが最初から提示されている場合には、上記の条件成立によって、活発に動き出す。エージェントは情報源(例えばインターネットのサイトや文字多重放送など)の様々なチャンネルを自律的にチェックし、エージェント自身が持つ情報検索条件(キーワード)について情報検索手段1705でその情報検索キーワードが含まれているものを探してくるが、ユーザへの提示に先立ち、検索された情報の中で焦点となっているキーワードを抽出するため、検索された情報はテキスト音声合成手段1710の前処理で形態素に分解され、構文解析手段1702、意味理解手段1703によって焦点が抽出される。意味理解手段は焦点が複数ある場合には常識データベース1714を使って、焦点を一つに絞り込む。
【0193】
これにもとづき、対話管理手段1704は、この焦点になっているキーワードと対応づけられた感想を表現する録音音声を録音音声データベース1709から選択する。この感想を表現する文は事前に決定できるから、必ずしもテキスト音声合成である必要はなく、録音再生音声でも構わない。例えば、「退学」という焦点が抽出されている場合には、女子高生エージェントの場合には「ねえ、ちょっと、これ聞いて。ひどい!」というような感想を述べる。この後で、エージェントは、エージェント切り替え手段1708によって読み上げ専門のエージェントに切り替えられる。読み上げ専用のエージェントは、テキスト音声合成を使って検索された情報を読み上げる。このような交代を情報検索手段1705によって検索された情報がなくなるまで続ける。
【0194】
このように、本発明の第17実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの関心を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0195】
図18は、本発明の第18実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示す。
【0196】
図18において、このエージェントを用いた情報検索装置は、音声認識手段1801と、構文解析手段1802と、意味理解手段1803と、対話管理手段1804と、対話履歴データベース1805と、感情推定手段1806と、情報収集手段1807と、受信情報記憶手段1808と、情報検索手段1809と、エージェント切り替え手段1810と、録音音声データベース1811と、テキスト音声合成手段1812と、出力切り替え手段1813と、スピーカ1814と、画像生成手段1815とで構成されている。
【0197】
このように構成されたエージェントを用いた情報検索装置の動作を説明する。
【0198】
まず、音声認識手段1801からの入力に対するテキスト音声合成手段1812の出力(あるいはその逆の組み合わせ)で成り立つユーザとの1ターンの対話の成果を対話履歴データベース1805に記録した後、対話履歴データベース1805から感情推定手段1806を使ってユーザの感情状態を推定する。例えば、過去数ターンの対話が成功したか、失敗したかによって、ユーザが「喜」なのか、「怒」なのかは容易に推定できる。成功が多ければ「喜」、成功が少なければ「怒」であるからである。ユーザが「喜」の場合には対話管理手段1804はややくだけた表現で効率良く対話を進めるが、「怒」の場合には丁寧な表現に切り替え、画像生成手段1815によってエージェントの表情を申し訳なさそうなものに替える。
【0199】
このように、本発明の第18実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの関心を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0200】
図19は、本発明の第19実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示す。
【0201】
図19において、このエージェントを用いた情報検索装置は、音声認識手段1901と、構文解析手段1902と、意味理解手段1903と、対話管理手段1904と、感情推定手段1905と、情報収集手段1906と、受信情報記憶手段1907と、情報検索手段1908と、エージェント切り替え手段1909と、録音音声データベース1910と、テキスト音声合成手段1911と、出力切り替え手段1912と、スピーカ1913と、画像生成手段1914とで構成されている。
【0202】
このように構成されたエージェントを用いた情報検索装置の動作を説明する。
【0203】
まず、音声認識手段1901からの入力に対して、感情推定手段1905を使ってユーザの感情状態を推定する。例えば、平均ピッチ周波数がやや高くなり、語尾の継続時間が長くなるとユーザは「喜」である場合が多く、反対に平均ピッチ周波数が低く、全体のパワーも増え、語尾の継続時間が短い場合は「怒」である場合が多い。ユーザが「喜」の場合には対話管理手段1904はややくだけた表現で効率良く対話を進めるが、「怒」の場合には丁寧な表現に切り替え、画像生成手段1914によってエージェントの表情を申し訳なさそうなものに替える。
【0204】
このように、本発明の第19実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの関心を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0205】
図20は、本発明の第20実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示す。
【0206】
図20において、このエージェントを用いた情報検索装置は、音声認識手段2001と、構文解析手段2002と、意味理解手段2003と、対話管理手段2004と、画像認識手段2005と、感情推定手段2006と、情報収集手段2007と、受信情報記憶手段2008と、情報検索手段2009と、エージェント切り替え手段2010と、録音音声データベース2111と、テキスト音声合成手段2012と、出力切り替え手段2013と、スピーカ2014と、画像生成手段2015とで構成されている。
【0207】
このように構成されたエージェントを用いた情報検索装置の動作を説明する。
【0208】
まず、音声認識手段2001からの入力と同時に画像認識手段2005を通して入ってくるユーザの表情に対して、感情推定手段2006を使ってユーザの感情状態を推定する。例えば、両目が細く、口の両端が上がっている場合には「喜」である場合が多く、両眉の間隔が短くなり、口がやや開かれている場合は「怒」である場合が多い。ユーザが「喜」の場合には対話管理手段2004はややくだけた表現で効率良く対話を進めるが、「怒」の場合には丁寧な表現に切り替え、画像生成手段2015によってエージェントの表情を申し訳なさそうなものに替える。
【0209】
このように、本発明の第20実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの関心を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0210】
図21は、本発明の第21実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示す。
【0211】
図21において、このエージェントを用いた情報検索装置は、音声認識手段2101と、構文解析手段2102と、意味理解手段2103と、対話管理手段2104と、画像認識手段2105と、感情推定手段2106と、情報収集手段2107と、受信情報記憶手段2108と、情報検索手段2109と、エージェント切り替え手段2110と、録音音声データベース2111と、テキスト音声合成手段2112と、出力切り替え手段2113と、スピーカ2114と、画像生成手段2115とで構成されている。
【0212】
このように構成されたエージェントを用いた情報検索装置の動作を説明する。
【0213】
まず、音声認識手段2101からの入力と同時に画像認識手段2105を通して入ってくるユーザの表情に対して、感情推定手2106を使ってユーザの感情状態を推定する。例えば、対話の結果が「成功」で声質が「ソフト」で表情が「中立」であれば、ユーザは満足している場合が多く、逆に対話の結果が失敗で、声質が「怒」で、表情が「怒」だと「怒」である場合が多い。ユーザが「喜」の場合には対話管理手段2104はややくだけた表現で効率良く対話を進めるが、「怒」の場合には丁寧な表現に切り替え、画像生成手段2115によってエージェントの表情を申し訳なさそうなものに替える。
【0214】
このように、本発明の第21実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの関心を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0215】
図22は、本発明の第22実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示す。
【0216】
図22において、このエージェントを用いた情報検索装置は、シーケンス制御手段2201と、入力手段2202と、比較判断手段2203と、シソーラス辞書2204と、情報検索条件記憶手段2205と、ゲート手段2206と、出力手段2207と、情報検索手段2208と、時間監視手段2209と、テキスト音声合成手段2210と、受信情報記憶手段2211と、情報収集手段2212と、複数の情報源2213とで構成されている。
【0217】
このように構成されたエージェントを用いた情報検索装置の動作を説明する。
【0218】
まず、エージェントは自身が持つ情報検索キーワードを含む情報を求めて、複数の情報源2213を情報収集手段2212によって次々と代え、受信情報記憶手段2211に記憶された情報を情報検索手段2208で検索していく。この検索作業を時間監視手段2209が監視しており、予めシーケンス制御手段2201に設定してあった検索所要時間を超過する状態になると検索作業を終了させ、検索結果をテキスト音声合成手段2210によってユーザに伝える。
【0219】
このように、本発明の第22実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの情報検索作業を容易化できるという点でも優れた効果が得られる。
【0220】
図23は、本発明の第23実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示す。
【0221】
図23において、このエージェントを用いた情報検索装置は、シーケンス制御手段2301と、入力手段2302と、比較判断手段2303と、シソーラス辞書2304と、情報検索条件記憶手段2305と、ゲート手段2306と、出力手段2307と、情報検索手段2308と、検索件数調査手段2309と、テキスト音声合成手段2310と、受信情報記憶手段2311と、情報収集手段2312と、複数の情報源2313とで構成されている。
【0222】
このように構成されたエージェントを用いた情報検索装置の動作を説明する。
【0223】
まず、エージェントは自身が持つ情報検索キーワードを含む情報を求めて、複数の情報源2313を情報収集手段2312によって次々と代え、受信情報記憶手段2311に記憶された情報を情報検索手段2308で検索していく。この検索作業を検索件数調査手段2309が監視しており、予めシーケンス制御手段2301に設定してあった上限件数を超過する状態になると検索作業を終了させ、検索結果をテキスト音声合成手段2310によってユーザに伝える。
【0224】
このように、本発明の第23実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの情報検索作業を容易化できるという点でも優れた効果が得られる。
【0225】
図24は、本発明の第24実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示す。
【0226】
図24において、このエージェントを用いた情報検索装置は、シーケンス制御手段2401と、入力手段2402と、比較判断手段2403と、シソーラス辞書2404と、情報検索条件記憶手段2405と、ゲート手段2406と、出力手段2407と、情報検索手段2408と、メモリサイズ調査手段2409と、テキスト音声合成手段2410と、受信情報記憶手段2411と、情報収集手段2412と、複数の情報源2413とで構成されている。
【0227】
このように構成されたエージェントを用いた情報検索装置の動作を説明する。
【0228】
まず、エージェントは自身が持つ情報検索キーワードを含む情報を求めて、複数の情報源2413を情報収集手段2412によって次々と代え、受信情報記憶手段2411に記憶された情報を情報検索手段2408で検索していく。この検索作業をメモリサイズ調査手段2409が監視しており、予めシーケンス制御手段2401に設定してあった上限サイズを受信情報記憶手段2411に貯まったデータが超過する状態になると検索作業を終了させ、その時点の検索結果をテキスト音声合成手段2410によってユーザに伝える。
【0229】
このように、本発明の第24実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの情報検索作業を容易化できるという点でも優れた効果が得られる。
【0230】
図25は、本発明の第25実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示す。
【0231】
図25において、このエージェントを用いた情報検索装置は、シーケンス制御手段2501と、入力手段2502と、比較判断手段2503と、シソーラス辞書2504と、情報検索条件記憶手段2505と、ゲート手段2506と、出力手段2507と、情報検索手段2508と、検索上限条件調査手段2509と、テキスト音声合成手段2510と、受信情報記憶手段2511と、情報収集手段2512と、複数の情報源2513と、過去の受信情報の記憶領域2514と、エージェントの台詞音声データベース2515とで構成されている。
【0232】
このように構成されたエージェントを用いた情報検索装置の動作を説明する。
【0233】
まず、エージェントは、情報収集手段2512を使って、自律的に複数の情報源2513からエージェント自身の持つ情報検索条件に合致する情報を検索するが、この情報と類似の情報がなかったか、過去の受信情報の記憶領域2514を調べる。類似情報が見つかるとエージェントの台詞音声データベース2515から最適な音声を選択し、出力手段2507を通じてユーザにその事実を報告し、テキスト音声合成手段2510を使って検索結果を読み上げる。例えば株価ニュースを検索した場合に「また3日前みたいに株が下がったね。」と過去の類似情報の類似性を報告してから検索された情報を読み上げる。このような動作を、検索上限条件調査手段2509が停止を命じるまで続行する。
【0234】
このように、本発明の第25実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの関心を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0235】
図26は、本発明の第26実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示す。
【0236】
図26において、このエージェントを用いた情報検索装置は、シーケンス制御手段2601と、入力手段2602と、比較判断手段2603と、シソーラス辞書2604と、情報検索条件記憶手段2605と、ゲート手段2606と、出力手段2607と、情報検索手段2608と、検索上限条件調査手段2609と、テキスト音声合成手段2610と、受信情報記憶手段2611と、情報収集手段2612と、複数の情報源2613と、過去の受信情報のキーワードジャンル記憶領域2614と、キーワードジャンル付与手段2615と、エージェントの台詞音声データベース2616とで構成されている。
【0237】
このように構成されたエージェントを用いた情報検索装置の動作を説明する。
【0238】
まず、エージェントは、情報収集手段2612を使って、自律的に複数の情報源2613からエージェント自身の持つ情報検索条件に合致する情報を検索するが、この情報と類似の情報がなかったか調べるため検索された情報の検索キーワードのジャンルをキーワードジャンル付与手段2615によって決定し、過去の受信情報のキーワードジャンル記憶領域2614を調べる。比較判断手段2603において類似と判断されるとエージェントの台詞音声データベース2616から最適な音声を選択し、出力手段2607を通じてユーザにその事実を報告し、テキスト音声合成手段2610を使って検索結果を読み上げる。例えば株価ニュースを検索した場合に「また3日前みたいに株が下がったね。」と過去の類似情報の類似性を報告してから検索された情報を読み上げる。このような動作を、検索上限条件調査手段2609が停止を命じるまで続行する。
【0239】
このように、本発明の第26実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの関心を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0240】
図27は、本発明の第27実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示す。
【0241】
図27において、このエージェントを用いた情報検索装置は、シーケンス制御手段2701と、入力手段2702と、比較判断手段2703と、シソーラス辞書2704と、情報検索条件記憶手段2705と、ゲート手段2706と、出力手段2707と、情報検索手段2708と、検索上限条件調査手段2709と、テキスト音声合成手段2710と、受信情報記憶手段2711と、情報収集手段2712と、複数の情報源2713と、過去に受信した情報検索条件の動詞と目的語の記憶領域2714と、情報検索条件の動詞と目的語の抽出手段2715と、エージェントの台詞音声データベース2716とで構成されている。
【0242】
このように構成されたエージェントを用いた情報検索装置の動作を説明する。
【0243】
まず、エージェントは、情報収集手段2712を使って、自律的に複数の情報源2713からエージェント自身の持つ情報検索条件に合致する情報を検索するが、この情報と類似の情報がなかったか調べるため検索された情報検索条件の動詞と目的語をその抽出手段2715によって抽出し、過去に受信した情報検索条件の動詞と目的語の記憶領域2714を調べる。比較判断手段2703において類似と判断されるとエージェントの台詞音声データベース2716から最適な音声を選択し、出力手段2707を通じてユーザにその事実を報告し、テキスト音声合成手段2710を使って検索結果を読み上げる。例えば株価ニュースを検索した場合に「また3日前みたいに株が下がったね。」と過去の類似情報の類似性を報告してから検索された情報を読み上げる。このような動作を、検索上限条件調査手段2709が停止を命じるまで続行する。
【0244】
このように、本発明の第27実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの関心を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0245】
図28は、本発明の第28実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示す。
【0246】
図28において、このエージェントを用いた情報検索装置は、シーケンス制御手段2801と、入力手段2802と、比較判断手段2803と、シソーラス辞書2804と、情報検索条件記憶手段2805と、ゲート手段2806と、出力手段2807と、情報検索手段2808と、検索上限条件調査手段2809と、テキスト音声合成手段2810と、受信情報記憶手段2811と、情報収集手段2812と、複数の情報源2813と、過去の受信情報の検索検索キーワードの上位概念記憶領域2814と、検索キーワードの上位概念の付与手段2815と、エージェントの台詞音声データベース2816とで構成されている。
【0247】
このように構成されたエージェントを用いた情報検索装置の動作を説明する。
【0248】
まず、エージェントは、情報収集手段2812を使って、自律的に複数の情報源2813からエージェント自身の持つ情報検索条件に合致する情報を検索するが、この情報と類似の情報がなかったか調べるため検索された情報の検索キーワードの上位概念をその付与手段2815によって付与し、過去の受信情報の検索キーワードの上位概念記憶領域2814を調べる。
【0249】
比較判断手段2803において類似と判断されるとエージェントの台詞音声データベース2816から最適な音声を選択し、出力手段2807を通じてユーザにその事実を報告し、テキスト音声合成手段2810を使って検索結果を読み上げる。上位概念は、ジャンルと階層を持つ点が異なる。例えば、「ラーメン屋」の上位概念は「中華料理店」であり、「中華料理店」の上位概念は「食事する場所」である。
【0250】
従って、上記のラーメン屋の例でいうと、先週「カレー店」で検索して見つかった情報があったとすると、現時点で「ラーメン屋」というキーワードで検索すると、上位概念が同じ「食事する場所」であるカレー店の情報が見つかり、エージェントは「そう言えば、先週はカレー店にいきましたね。」と言ってから現時点でのラーメン屋の検索結果を読み上げる。このようにすることで、ユーザは先週のカレー店での経験を思い出し、現時点での行動を見直すことができる。本情報検索装置は、このような動作を、検索上限条件調査手段2809が停止を命じるまで続行する。
【0251】
このように、本発明の第28実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの関心を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0252】
図29は、本発明の第29実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示す。
【0253】
図29において、このエージェントを用いた情報検索装置は、シーケンス制御手段2901と、入力手段2902と、比較判断手段2903と、シソーラス辞書2904と、情報検索条件記憶手段2905と、ゲート手段2906と、出力手段2907と、情報検索手段2908と、検索上限条件調査手段2909と、テキスト音声合成手段2910と、受信情報記憶手段2911と、情報収集手段2912と、複数の情報源2913と、過去の受信情報の焦点記憶領域2914と、検索情報の焦点抽出手段2915と、エージェントの台詞音声データベース2916とで構成されている。
【0254】
このように構成されたエージェントを用いた情報検索装置の動作を説明する。
【0255】
まず、エージェントは、情報収集手段2912を使って、自律的に複数の情報源2913からエージェント自身の持つ情報検索条件に合致する情報を検索するが、この情報と類似の情報がなかったか調べるため検索された情報の焦点をその推定手段2915によって推定し、過去の受信情報の焦点記憶領域2914を調べる。比較判断手段2903において類似と判断されるとエージェントの台詞音声データベース2916から最適な音声を選択し、出力手段2907を通じてユーザにその事実を報告し、テキスト音声合成手段2910を使って検索結果を読み上げる。
【0256】
例えば、ビジネスマンエージェントが「原油」をキーワードとして検索した情報を分析し、「価格上昇」が焦点として抽出されたとする。エージェントは過去の蓄積情報の中で、「価格情報」を焦点として持っている情報を探し、例えば住宅地価の情報の情報を見つけると、「そういえば、先週住宅価格もあがりましたが」と言ってから、現時点で検索された原油の価格上昇の情報を読み上げる。
【0257】
このようにすることにより、ユーザは先週の住宅価格上昇と、現時点の原油価格上昇からインフレを予感し、これにあった行動をとることで利益を得ることができる。本情報検索装置はこのような動作を、検索上限条件調査手段2909が停止を命じるまで続行する。
【0258】
このように、本発明の第29実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの関心を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0259】
【発明の効果】
以上のように本発明は、予め設定された情報検索条件を内在する複数のエージェントから、ユーザが自分の情報検索条件に近いと思われるエージェントを選択するだけで、ユーザの欲する情報を獲得することができ、ユーザは時間と手間をかけずに情報が得られるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法のフローチャート図
【図2】本発明の第2実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法における、追加情報検索条件を音声対話で入力する処理フロー図
【図3】本発明の第3実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法における、追加情報検索条件を文で入力する処理フロー図
【図4】本発明の第4実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法において、検索された情報を読み上げるエージェントと、対話を行うエージェントを別個にする処理フロー図
【図5】本発明の第5実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法において、ユーザとの対話を円滑にするためのユーザの感情推定に基づく対話戦略の選択の処理フロー図
【図6】本発明の第6実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法において、ユーザとの対話を円滑にするためのユーザの感情推定に基づく対話戦略の選択の処理フロー図
【図7】本発明の第7実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法において、ユーザとの対話を円滑にするためのユーザの表情に基づく対話戦略の選択の処理フロー図
【図8】本発明の第8実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法において、ユーザとの対話を円滑にするためのユーザの声質、表情および対話履歴に基づく対話戦略の選択の処理フロー図
【図9】本発明の第9実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法において、自律的な情報検索の処理フロー図
【図10】本発明の第10実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法において、過去の検索結果を参照する処理フロー図
【図11】本発明の第11実施形態によるエージェントを用いた情報検索方法において、過去の検索結果を参照する処理フロー図
【図12】本発明の第12実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図
【図13】本発明の第13実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置において、エージェントに固有の情報検索条件と新たに追加する情報検索条件の判断部のブロック図
【図14】本発明の第14実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置において、情報検索条件の追加手段として音声対話を行う場合のブロック図
【図15】本発明の第15実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置において、情報検索条件の追加手段として文入力を行う場合のブロック図
【図16】本発明の第16実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置におけるエージェント切り替え部のブロック図
【図17】本発明の第17実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図
【図18】本発明の第18実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図
【図19】本発明の第19実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図
【図20】本発明の第20実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図
【図21】本発明の第21実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図
【図22】本発明の第22実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図
【図23】本発明の第23実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図
【図24】本発明の第24実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図
【図25】本発明の第25実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図
【図26】本発明の第26実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図
【図27】本発明の第27実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図
【図28】本発明の第28実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図
【図29】本発明の第29実施形態によるエージェントを用いた情報検索装置のブロック図
【図30】従来のエージェントを用いた情報検索装置のブロック図
【符号の説明】
1201 中央処理部
1202 エージェント表示手段
1203 インタフェース回路、
1204、1302、1502、2202、2302、2402、2502、2602、2702、2802、2902 入力手段
1205 エージェント選択手段
1206 検索キーワード追加手段
1207、1510、2207、2307、2407、2507、2607、2707、2807、2907 出力手段
1208、1305、1406、1507、2205、2305、2405、2505、2605、2705、2805、2905情報検索条件記憶手段
1209、1605、1705、1809、1908、2009、2109、2208、2308、2408、2508、2608、2708、2808、2908 情報検索手段
1301、1401、1501、2201、2301、2401、2501、2601、2701、2801、2901 シーケンス制御手段
1303、1404、1506、2203、2303、2403、2503、2603、2703、2803、2903 比較判断手段
1304、1405、2204、2304、2504、2604、2704、2804、2904 シソーラス辞書
1402、1601、1701、1801、1901、2001、2101 音声認識手段
1403、1604、1704、1804、1904、2004、2104 対話管理手段
1503、1602、1702、1802、1902、2002、2102 構文解析手段
1504、1603、1703、1803、1903、2003、2103 意味理解手段
1505 キーワード抽出手段
1509 応答文生成手段
1606、1706、1807、1906、2007、2107、2212、2312、2412、2512、2612、2712、2812、2811、2912 情報収集手段
1607、1707、1808、1907、2008、2108、2211、2311、2411、2511、2611、2711、2811、2911 受信情報記憶手段
1608、1708、1810、1909、2010、2110 エージェント切り替え手段
1609 録音音声DB
1610、1710、1911、2210、2310、2410、2510、2610、2710、2810、2910 テキスト音声合成手段
1611、1711、1815、1914、2015、2115 画像生成手段
1709、1811、1910、2011、2111 録音音声データベース
1714 常識データベース
1805 対話履歴データベース
1806、1905、2006、2106 感情推定手段
1812、1911、2012、2112、2210、2310 テキスト音声合成手段
2005、2105 画像認識手段
2209 時間監視手段
2313、2213、2413、2513、2613、2713、2813、2913 複数の情報源
2309、2509、2609、2709、2809、2909 検索上限条件調査手段
2514 過去の受信情報の記憶領域
2515、2616、2716、2816、2916 エージェントの台詞音声データベース
2614 過去の受信情報のキーワードジャンル記憶領域
2615 キーワードジャンル付与手段
2714 過去の受信情報の検索条件の動詞と目的語の記憶領域
2715 検索条件の動詞と目的語の抽出手段
2814 過去の受信情報の検索検索キーワードの上位概念記憶領域
2815 検索キーワードの上位概念の付与手段
2914 過去の受信情報の焦点記憶領域
2915 検索情報の焦点抽出手段

Claims (2)

  1. 検索条件を記憶する記憶手段と、
    新たな検索条件を入力する入力手段と、
    前記入力手段によって入力された新たな検索条件を貯めるゲート手段と、
    前記ゲート手段に貯められた新たな検索条件を前記記憶手段に追加記憶する記憶制御手段と、
    前記記憶手段に記憶された検索条件を用いて情報源から情報を自律的に検索する検索手段とを備え、
    前記記憶制御手段は、シソーラス辞書に基づいて前記ゲート手段に貯められた新たな検索条件が有する意味と前記記憶手段に既に記憶されている検索条件が有する意味とを比較し、両者が矛盾する場合には前記記憶手段に既に記憶されている検索条件のうち前記ゲート手段に貯められた新たな検索条件が有する意味に矛盾する意味を有する検索条件を前記記憶手段から削除するとともに前記ゲート手段に貯められた新たな検索条件を前記記憶手段に追加記憶することを特徴とする情報検索装置。
  2. 検索条件を記憶する記憶手段と、
    新たな検索条件を入力する入力手段と、
    前記入力手段によって入力された新たな検索条件を貯めるゲート手段と、
    前記ゲート手段に貯められた新たな検索条件を前記記憶手段に追加記憶する記憶制御手段と、
    前記記憶手段に記憶された検索条件を用いて情報源から情報を自律的に検索する検索手段とを備え、
    前記記憶制御手段は、シソーラス辞書に基づいて前記ゲート手段に貯められた新たな検索条件が有する意味と前記記憶手段に既に記憶されている検索条件が有する意味とを比較し、両者が重複する場合には前記ゲート手段に貯められた新たな検索条件を前記記憶手段に追加記憶せずに前記記憶手段に記憶されている検索条件を維持することを特徴とする情報検索装置。
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