JP2003108566A - エージェントを用いた情報検索方法および情報検索装置 - Google Patents

エージェントを用いた情報検索方法および情報検索装置

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JP2003108566A JP2001306566A JP2001306566A JP2003108566A JP 2003108566 A JP2003108566 A JP 2003108566A JP 2001306566 A JP2001306566 A JP 2001306566A JP 2001306566 A JP2001306566 A JP 2001306566A JP 2003108566 A JP2003108566 A JP 2003108566A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの簡単な指示をもとに自律的に情報検
索を行い、時間と手間をかけずに容易に広範な情報源か
ら該当情報を得ることができるエージェントを用いた情
報検索方法および情報検索装置を提供すること。 【解決手段】 本発明のエージェントを用いた情報検索
方法は、個々に固有の情報検索条件が設定された予め定
めた複数のエージェントを提示(102)し、複数のエ
ージェントの中からユーザの欲する情報検索条件により
前記エージェントが選択(103)され、ユーザの欲す
る情報検索(111)を行うこととした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置内の大規模な
記憶装置の情報、または通信手段によって遠隔地の大規
模な記憶装置の情報を検索するエージェントを用いた情
報検索方法および情報検索装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エージェントを用いた情報検索装置は、
例えば特開平9-292895号公報に記載されたものがある。
【0003】図30は、従来のエージェントを用いた情
報検索装置のブロック図を示す。
【0004】この従来のエージェントを用いた情報検索
装置は、音声入力手段3001と、入力された音声を認識す
る手段3003と、音声認識結果の信頼性判定手段3004と、
複数の異なる表情のキャラクタ画面データを蓄積したデ
ータ蓄積手段3007と、画面出力手段3013と、これら各手
段を制御するCPU3006とを備え、音声の認識結果の信頼
性レベルに応じたキャラクタ画面データをデータ蓄積手
段3007よりCPU 3006の制御により読み出し、画面出力手
段より出力するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の情報検索においては、ユーザは情報検索の度に詳細
に情報検索条件を設定しなければならず、時間と手間が
かかるという問題を有していた。
【0006】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、ユーザの簡単な指示をもとに自律的
に情報検索を行い、時間と手間をかけずに容易に広範な
情報源から該当情報を得ることができるエージェントを
用いた情報検索方法および情報検索装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のエージェントを
用いた情報検索方法は、個々に固有の情報検索条件が設
定された予め定めた複数のエージェントを提示し、前記
複数のエージェントの中からユーザの欲する情報検索条
件により前記エージェントが選択され、前記ユーザの欲
する情報検索を行うこととした。
【0008】この方法により、ユーザは時間と手間をか
けずに所望の情報を得ることができる。
【0009】また、前記固有の情報検索条件は、ユーザ
からの音声またはリモコンでの指示により、音声で順次
提示するか、または画面に一覧形式で提示することとし
た。
【0010】この方法により、ユーザは、選択したエー
ジェントが間違い無くユーザの欲する情報検索条件を持
つことを確認することができる。
【0011】また、前記ユーザの欲する情報検索条件の
追加登録を行うときには、前記ユーザの欲する情報検索
条件を既存の前記情報検索条件の中に編入し、前記既存
の情報検索条件の中に追加しようとしたものと同一のも
のが存在するときには、前記追加登録を行わないことと
した。
【0012】この方法により、ユーザは検索したい情報
を確実に検索することができる。
【0013】また、前記ユーザが追加登録した情報検索
条件が、前記既存の情報検索条件と意味的に矛盾するか
を検査し、矛盾するときには登録を拒否するか、または
どちらを登録とするかを決定することとした。
【0014】この方法により、ユーザは選択したエージ
ェントが適切なものであったことを容易に判定すること
ができる。
【0015】また、前記ユーザの欲する情報検索条件を
追加登録するとき、前記ユーザと前記エージェントの音
声対話を用いることとした。
【0016】この方法により、ユーザは追加登録の負担
を軽減することができる。
【0017】また、前記ユーザの欲する情報検索条件を
追加登録するとき、前記ユーザが欲する情報検索条件を
自然な文で入力し、前記文を解析して前記情報検索に必
要な条件を抽出し、前記固有の情報検索条件のテーブル
に追加することとした。
【0018】この方法により、ユーザはキーワードを考
える手間と時間を節約することができる。
【0019】また、前記ユーザと対話し情報検索条件に
したがって検索を行う前記エージェントと、前記情報検
索による情報を読み上げるエージェントとを別のものに
することとした。
【0020】この方法により、ユーザのエージェントに
対する興味を持続させることができる。
【0021】また、前記情報検索により得られた情報の
文が、予め前記エージェントに内在する文に合致すると
きには、前記合致する内容に相応した感想を前記ユーザ
に表明することとした。
【0022】この方法により、検索結果に対するユーザ
の期待感を高めることができる。
【0023】また、前記ユーザとの対話の発話内容や発
話戦略を、前記ユーザとの直近の対話履歴から推定され
る前記ユーザの現在の感情状態に応じて決定することと
した。
【0024】この方法により、的確にユーザの要望に合
致した対話を生成することができる。
【0025】また、前記ユーザとの対話のときの発話内
容や発話戦略を、前記ユーザの声の状態から推定される
前記ユーザの感情状態に応じて決定することとした。
【0026】この方法により、的確にユーザの要望に合
致した対話を生成することができる。
【0027】また、前記ユーザとの対話の際の発話内容
や発話戦略を、前記ユーザの表情から推定される前記ユ
ーザの感情状態に応じて決定することとした。
【0028】この方法により、的確にユーザの要望に合
致した対話を生成することができる。
【0029】また、前記ユーザとの対話の際の発話内容
や発話戦略を、前記ユーザとの対話履歴と前記ユーザの
声の状態と表情から総合的に推定される前記ユーザの感
情状態に応じて決定することとした。
【0030】この方法により、的確にユーザの要望に合
致した対話を生成することができる。
【0031】また、前記エージェントの持つ情報検索条
件を使って常に複数の予め定めた情報源を検索し、一定
時間毎に前記ユーザに検索結果を報告することとした。
【0032】この方法により、ユーザがエージェントを
呼び出す手間を省くことができる。
【0033】また、前記エージェントの持つ情報検索条
件を使って常に複数の予め定めた情報源を検索し、前記
検索の結果が予め設定した件数に達したとき前記ユーザ
に前記検索の結果を報告することとした。
【0034】この方法により、ユーザがエージェントを
呼び出す手間を省くことができる。
【0035】また、前記エージェントの持つ情報検索条
件を使って常に複数の予め定めた情報源を検索し、前記
検索の結果得られたデータの総量が予め設定された制限
容量に達したとき前記ユーザに前記検索の結果を報告す
ることとした。
【0036】この方法により、ユーザがエージェントを
呼び出す手間を省くことができる。
【0037】また、前記情報検索により得られた情報を
記憶領域に記憶するとき、既に記憶した過去の情報との
類似性を判断し、類似の情報が存在するときには前記類
似の情報の存在を前記ユーザに報告することとした。
【0038】この方法により、ユーザのエージェントに
対する親近感を増加させることができる。
【0039】また、前記情報検索により得られた情報を
記憶領域に記憶するとき、前記得られた情報と前記過去
の情報とを解析し、相互に関連づけられたキーワードの
集合として抽象化したものを生成して類似性判断に使用
し、さらに前記過去の情報については、一定時間経過後
に削除することとした。
【0040】この方法により、検索結果の保持領域のメ
モリの節約ができ、また過去と現在の検索結果の比較を
高速に行うことができる。
【0041】また、前記情報検索により得られた情報を
記憶領域に記憶するとき、前記得られた情報と前記過去
の情報とを解析し、抽出したキーワードの上位概念語の
集合を生成して類似性判断に使用し、さらに前記過去の
情報については、一定時間経過後に削除することとし
た。
【0042】この方法により、検索結果の保持領域のメ
モリの節約ができ、またキーワードのわずかな相違にか
かわらず、類似性の判断を自動的に行うことができる。
【0043】また、前記情報検索により得られた情報を
記憶領域に記憶するとき、前記新たな検索結果と蓄積さ
れた過去の検索結果との双方のキーワードの集合を調べ
て動詞と目的語のペアを見つけ、双方の前記動詞と目的
語のペアが一致するか否かを類似性の判断基準とするこ
ととした。
【0044】この方法により、一致判断を高速化するこ
とができる。
【0045】また、前記情報検索により新たに情報が得
られたとき、前記新たに検索された情報を解析し前記情
報の焦点であるテーマを抽出し、蓄積された過去の情報
との類似性判断に使用することとした。
【0046】この方法により、キーワードのわずかな相
違にかかわらず、類似性の判断を自動的に行うことがで
きる。
【0047】また、本発明のエージェントを用いた情報
検索装置は、予め定めた複数のエージェントを保持する
手段と、前記複数のエージェントのそれぞれに固有の情
報検索条件を記憶する手段と、前記エージェントを画面
に表示する手段と、表示された前記エージェントを選択
する手段とを備えた構成とする。
【0048】この構成により、ユーザは時間と手間をか
けずに所望の情報を得ることができる。
【0049】また、マイクロホンまたはリモコン受信器
を介し入力した前記ユーザからの指示を解釈する手段
と、前記解釈の結果に応じて前記エージェントに固有の
情報検索条件を録音音声または合成音声によって読み上
げる手段と、前記エージェントに固有の情報検索条件を
画面に一覧表示する手段と、前記読み上げる手段と前記
一覧表示する手段を選択的または両者を同時に実行する
手段とを備えた構成とする。
【0050】この構成により、ユーザは、選択したエー
ジェントが間違い無く自分と同じ興味を持つことを確認
することができる。
【0051】また、マイクロホンまたはリモコン受信器
よりの入力から前記情報検索条件を抽出する手段と、前
記記憶手段に記憶された情報検索条件と前記入力された
前記情報検索条件とに同一のものが無いか判定する手段
と、前記同一のものが存在するときには前記同一のもの
を除いて、前記同一のものを除いたことを報告する文を
生成する手段と、前記文を合成音声で出力する手段と、
前記文を画面に表示する手段とを備えた構成とする。
【0052】この構成により、ユーザは検索したい情報
を確実に検索することができる。
【0053】また、前記ユーザが追加登録しようとする
情報検索条件の意味を理解する意味理解手段と、既に前
記エージェントに前記記憶手段に記憶された情報検索条
件の意味と新たに追加登録のために入力した前記情報検
索条件の意味との矛盾を判定する手段と、前記矛盾が検
出されたときには前記ユーザからの追加登録を拒否し前
記追加登録の拒否をユーザに報告する手段または、前記
追加登録しようとする情報検索条件と前記記憶された情
報検索条件のどちらを選択するかを前記ユーザに問い合
わせて前記情報検索条件の記憶領域に登録し直す手段を
備えた構成とする。
【0054】この構成により、ユーザは選択したエージ
ェントが適切なものであったことを容易に判定すること
ができる。
【0055】また、音声認識手段と言語辞書を含む言語
解析手段とを使って前記ユーザの発話の意味を理解する
手段と、前記ユーザの発話の中に前記ユーザの欲する情
報検索条件が含まれるか判断する手段と、前記ユーザか
ら情報検索条件を引き出すためのスロットフィリングに
基づいて対話戦略を生成する手段と、前記対話戦略に従
って合成音声を生成する手段とを備えた構成とする。
【0056】この構成により、ユーザは追加登録の負担
を軽減することができる。
【0057】また、前記ユーザの欲する情報検索条件を
含む文を入力する手段と、前記文を典型的な文のテンプ
レートと比較して解析を行う手段と、前記典型的な文の
テンプレートに合わない入力に対しては言語辞書と言語
解析アルゴリズムを使って解析を行う手段と、前記解析
の結果から前記ユーザの欲する情報検索条件を抽出する
手段とを備えた構成とする。
【0058】この構成により、ユーザはキーワードを考
える手間と時間を節約することができる。
【0059】また、前記ユーザと対話をし内在する情報
検索条件にしたがって検索を行う前記エージェントと、
前記検索による情報を読み上げる前記エージェントを使
い分ける戦略を生成する手段と、前記戦略にしたがって
前記エージェントを動作させる手段とを備えた構成とす
る。
【0060】この構成により、ユーザのエージェントに
対する興味を持続させることができる。
【0061】また、検索が行われた情報の言語処理を行
う手段と、前記言語処理の結果から意味を理解する手段
と、前記意味から検索された情報のテーマをキーワード
のネットワークとして表現する手段と、前記エージェン
トに固有の常識を前記キ−ワードのネットワークで記憶
する手段と、前記キーワードのネットワークの相互の親
密度を判定する手段と、前記判定の結果に相応した感想
文を生成する手段と、前記感想文を合成する手段とを備
えた構成とする。
【0062】この構成により、検索結果に対するユーザ
の期待感を高めることができる。
【0063】また、前記ユーザとの対話を監視し対話履
歴を記録する手段と、前記対話履歴から現在の前記ユー
ザの感情を推定する手段と、前記ユーザの感情を喜びに
導くための対話戦略を生成する手段と、前記戦略にした
がって発話を組み立てると共に、合成音声の感情表現と
画面にキャラクタを表示しているときには前記キャラク
タの表情を変える手段とを備えた構成とする。
【0064】この構成により、的確にユーザの要望に合
致した対話を生成することができる。
【0065】また、前記ユーザの音声の韻律を分析する
手段と、前記韻律と前記音声の発話内容からユーザの現
在の感情を推定する手段と、前記ユーザの感情を喜びに
導くための対話戦略を生成する手段と、前記対話戦略に
したがって発話を組み立てると共に、合成音声の感情表
現と画面にキャラクタを表示しているときには前記キャ
ラクタの表情を変える手段とを備えた構成とする。
【0066】この構成により、的確にユーザの要望に合
致した対話を生成することができる。
【0067】また、前記ユーザの表情を認識する手段
と、前記表情からユーザの感情状態を推定する手段と、
前記ユーザの感情を喜びに導く対話戦略を生成する手段
と、前記対話戦略にしたがって発話を組み立てると共
に、合成音声の感情表現と画面にキャラクタを表示して
いるときには前記キャラクタの表情を変える手段とを備
えた構成とする。
【0068】この構成により、的確にユーザの要望に合
致した対話を生成することができる。
【0069】また、前記ユーザとの対話を監視し対話履
歴を記録する手段と、前記ユーザの音声の韻律を分析す
る手段と、前記ユーザの表情を認識する手段と、前記対
話履歴、前記韻律と前記発話の内容、および前記ユーザ
の表情の組み合わせとから総合的に現在の前記ユーザの
感情を推定する手段と、前記ユーザの感情を喜びに導く
対話戦略を生成する手段と、前記対話戦略にしたがって
発話を組み立てると共に、合成音声の感情表現と画面に
キャラクタを表示しているときには前記キャラクタの表
情を変える手段とを備えた構成とする。
【0070】この構成により、的確にユーザの要望に合
致した対話を生成することができる。
【0071】また、前記エージェントに内在する情報検
索条件にしたがって複数の情報源を切り替えながら検索
する手段と、前記検索の結果の情報を記憶する手段と、
予め定めた一定の時間が経過する毎か、または一定の時
刻になる毎に前記検索の結果を報告する手段とを備えた
構成とする。
【0072】この構成により、ユーザがエージェントを
呼び出す手間を省くことができる。
【0073】また、前記エージェントに内在する情報検
索条件にしたがって複数の情報源を切り替えながら検索
する手段と、前記検索の結果の情報を記憶する手段と、
前記記憶した件数が予め設定した件数に達したとき前記
検索の結果を報告する手段とを備えた構成とする。
【0074】この構成により、ユーザがエージェントを
呼び出す手間を省くことができる。
【0075】また、前記エージェントに内在する情報検
索条件にしたがって複数の情報源を切り替えながら検索
する手段と、前記検索の結果の情報を記憶する手段と、
前記記憶したデータ総量を計算する手段と、前記データ
総量が予め設定した上限値に達したとき前記検索の結果
を報告する手段とを備えた構成とする。
【0076】この構成により、ユーザがエージェントを
呼び出す手間を省くことができる。
【0077】また、情報検索により得られた情報を記憶
する手段と、前記記憶手段に記憶した過去の検索結果の
情報との類似性を判断する手段と、前記類似性を判断し
た情報を前記ユーザに報告する手段とを備えた構成とす
る。
【0078】この構成により、ユーザのエージェントに
対する親近感を増加させることができる。
【0079】また、情報検索により得られた情報を記憶
する手段と、前記検索により得られた情報を解析して相
互に関連づけられたキーワードの集合として抽象化する
手段と、前記キーワードの集合と原文とを共に記憶する
記憶手段と、予め定めた一定時刻になる毎に割り込みを
起こす手段と、前記割り込み時に報告の終わっている前
記情報の原文を削除する手段とを備えた構成とする。
【0080】この構成により、検索結果の保持領域のメ
モリの節約ができ、また過去と現在の検索結果の比較を
高速に行うことができる。
【0081】また、情報検索により得られた情報を記憶
する手段と、前記検索により得られた情報を解析して相
互に関連づけられたキーワードの集合として抽象化する
手段と、前記キーワードの上位概念を判定する手段と、
前記上位概念と検索結果の原文とを共に記憶する記憶手
段と、予め定めた一定時刻になる毎に割り込みを起こす
手段と、前記割り込み時に報告の終わっている前記情報
の原文を削除する手段とを備えた構成とする。
【0082】この構成により、またキーワードのわずか
な相違にかかわらず、一致の可否を自動的に判断するこ
とができる。
【0083】また、情報検索により情報が得られたと
き、蓄積された過去の情報検索結果の情報との類似性を
判断するために双方のキーワードの集合のうち、動詞と
目的語をペアで記憶する手段と、前記動詞と目的語のペ
アが一致するか否かを判断する判断手段とを備えた構成
とする。
【0084】この構成により、類似性の判断を高速化す
ることができる。
【0085】さらに、情報検索により情報が得られたと
き、蓄積された過去の検索結果の情報との類似性を判断
するために前記情報検索により得られた検索結果を解析
する手段と、前記解析の結果を使って検索された情報の
テーマを抽出する手段と、前記テーマを検索結果である
情報の原文と共に記憶する手段と、前記テーマが一致す
るか否かを判断する手段とを備えた構成とする。
【0086】この構成により、キーワードのわずかな相
違にかかわらず、類似性を自動的に判断することができ
る。
【0087】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図29を用いて説明する。
【0088】図1は、本発明の第1実施形態によるエー
ジェントを用いた情報検索方法のフローチャートを示
す。
【0089】図1を用いてこのエージェントを用いた情
報検索方法の動作を説明する。
【0090】まず、このエージェントを用いた情報検索
方法においては、ユーザのために情報検索作業を代行す
る複数のエージェントの画像とその特性の一覧を提示し
(102)、ユーザがその画像や特性説明から自分の興
味と似た性向を持っていそうなエージェントを選択させ
る(103)。例えば「おやじエージェント」の場合に
は、頑固そうな老人の画像と、「やや頑固。政治経済に
興味を持つ。孫と妻には弱い。」などの特性が提示され
るので、株価や円相場などの情報を検索依頼したい場合
には、この「おやじエージェント」を選ぶと、ほぼユー
ザの欲しい情報が入手できると期待できる。
【0091】そこで、ユーザはその名前または番号を選
択する。選択されたエージェントだけが残り、他のエー
ジェントは消される。前述したようにエージェントはそ
れぞれ固有の情報検索キーワード(情報検索条件)を持
つ。例えばビジネスマンエージェントなら、「サラリ
ー」「景気」「売れ筋」などの言葉が情報検索キーワー
ドとして予め設定してある。ユーザからエージェントに
固有の情報検索キーワードを提示するよう要望がある
と、キーワードの一覧がディスプレイに表示される。場
合によっては、合成音声などで登録内容を読み上げるこ
とも効果的である。
【0092】エージェントが選択されると、エージェン
トの情報検索動作が開始(111)される。ユーザが、
提示された情報検索キーワードでは不十分であると考え
る場合には、ユーザは情報検索キーワードを追加登録で
きる。
【0093】その際、キーワードは過去に登録されたも
のと重なりや矛盾がないかがチェックされる(10
7)。過去に同じキーワードがある場合には登録は中止
され(108)、意味的に矛盾するかチェックされ(1
09)、矛盾する場合には、ユーザの設定した方を優先
して登録し(110)、矛盾する過去の情報検索条件は
削除される。
【0094】なお、情報検索条件はキーワードのような
単語である必要はなく、文であっても構わない。キーワ
ードのセットが終わると、情報検索動作を開始し(11
1)、エージェントは自由に情報源(例えばインターネ
ットのサイトや文字多重放送など)の様々なチャンネル
を自律的にチェックし、キーワードが含まれているもの
を探してユーザに提示する。
【0095】このように、本発明の第1実施形態による
エージェントを用いた情報検索方法は、ユーザの情報検
索の条件設定の手間を節約できるという点で優れた効果
が得られる。
【0096】図2は、本発明の第2実施形態によるエー
ジェントを用いた情報検索方法における、追加情報検索
条件を音声対話で入力する処理フローを示す。
【0097】図2を用いてこのエージェントを用いた情
報検索方法の動作を説明する。
【0098】ユーザが、提示された情報検索キーワード
(条件)では不十分であると考える場合には、ユーザは
情報検索キーワードを音声対話で追加登録要求(20
1)できる。これにより、例えばユーザは運転中でも情
報検索条件を追加登録できる。
【0099】なお、キーワードは過去に登録されたもの
と重なりや矛盾がないかがチェックされる(205)。
過去に同じキーワードがある場合には登録は中止され
(206)、意味的に矛盾するかチェックされ(20
7)、矛盾する場合には、ユーザの設定した方を優先し
て登録し(208)、矛盾する過去の情報検索条件は削
除される。
【0100】また、情報検索条件はキーワードのような
単語である必要はなく、文であっても構わない。キーワ
ードの追加登録(209)が終わると、エージェントは
自由に情報源(例えばインターネットのサイトや文字多
重放送など)の様々なチャンネルを自律的にチェック
し、キーワードが含まれているものを探して、ユーザに
提示する。
【0101】このように、本発明の第2実施形態による
エージェントを用いた情報検索方法は、ユーザの情報検
索の条件設定の手間を節約できるという点で優れた効果
が得られる。
【0102】図3は、本発明の第3実施形態によるエー
ジェントを用いた情報検索方法における、追加情報検索
条件を文で入力する処理フローを示す。
【0103】図3を用いてこのエージェントを用いた情
報検索方法の動作を説明する。
【0104】ユーザが、提示された情報検索キーワード
では不十分であると考える場合には、ユーザは情報検索
キーワードを追加登録できる。まず、ユーザは自分の知
りたい情報に関する文をリモコンなどから入力する(3
03)。例えば、「昨日、森淵総理大臣は何を言った
か。」と入力されると、入力された文の意味を解析し
(304)、ユーザの本当にやりたいことを理解し(3
05)、情報検索キーワードを生成する。この際、キー
ワードが過去に登録されたものと重なりや矛盾がないか
がチェックされる(309)。過去に同じキーワードが
ある場合には登録は中止され(310)、意味的に矛盾
するかチェックされ(311)、矛盾する場合には、ユ
ーザの設定した方を優先して登録し(312)、矛盾す
る過去の情報検索条件は削除される。
【0105】また、情報検索条件はキーワードのような
単語である必要はなく、文であっても構わない。キーワ
ードの追加登録が終わると(313)、エージェントは
自由に情報源(例えばインターネットのサイトや文字多
重放送など)の様々なチャンネルを自律的にチェック
し、キーワードが含まれているものを探して、ユーザに
提示する。
【0106】このように、本発明の第3実施形態による
エージェントを用いた情報検索方法は、ユーザの情報検
索の条件設定の手間を節約できるという点で優れた効果
が得られる。
【0107】図4は、本発明の第4実施形態によるエー
ジェントを用いた情報検索方法において、検索された情
報を読み上げるエージェントと、対話を行うエージェン
トを別個にする処理フローを示す。
【0108】図4を用いてこのエージェントを用いた情
報検索方法の動作を説明する。
【0109】まず、ユーザから呼び出し(401)、ま
たは自身のメモリ容量を超過しそうになるなどの制約条
件が成立(403)した場合に、エージェントが自動的
に出現する。エージェントが最初から提示されている場
合には、上記の条件成立によって、活発に動き出す。エ
ージェントは情報源(例えばインターネットのサイトや
文字多重放送など)の様々なチャンネルを自律的にチェ
ックし、キーワードが含まれているものを探してくる
が、ユーザへの提示に先立ち、検索結果の意味理解を行
い(404)、焦点になっている言葉を見つける。
【0110】この焦点になっている言葉の意味をエージ
ェントのメモリ上の言語辞書で見つけ、それに相応した
感想を表現する文を生成する。この感想を表現する文は
事前に設定できるから、必ずしもテキスト音声合成であ
る必要はなく、録音再生音声でも構わない。例えば、
「退学」という焦点が抽出されている場合には、女子高
生エージェントの場合には「ねえ、ちょっと、これ聞い
て。ひどい!」というような意味に応じた感想を述べる
(405)。この後で、エージェントは、読み上げ専門
のエージェントに切り替わる(406)。読み上げ専用
のエージェントは、テキスト音声合成を使って検索され
た情報を読み上げる。このような交代を検索された情報
がなくなるまで続ける。
【0111】このように、本発明の第4実施形態による
エージェントを用いた情報検索方法は、ユーザの関心を
維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0112】図5は、本発明の第5実施形態によるエー
ジェントを用いた情報検索方法において、ユーザとの対
話を円滑にするためのユーザの感情推定に基づく対話戦
略の選択の処理フローを示す。
【0113】図5を用いてこのエージェントを用いた情
報検索方法の動作を説明する。
【0114】まず、ユーザとの1ターンの対話の後(5
03)、対話の成功や失敗の記録(504)を行い、対
話結果のパターンを取り出し(505)て、対話履歴か
らユーザの状態を推定(506)する。
【0115】例えば、過去数ターンの対話が成功した
か、失敗したかの記録(504)によって、ユーザが
「喜」なのか、「怒」なのかは容易に推定(506)で
きる。成功が多ければ「喜」、成功が少なければ「怒」
であるからである。ユーザが「喜」の場合にはややくだ
けた表現で効率良く対話を進めるが、「怒」の場合には
丁寧な表現に切り替え、エージェントの表情を申し訳な
さそうなものに替え、推定されたユーザの感情に合わせ
た発話方法、対話戦略の選択(507)を行う。
【0116】このように、本発明の第5実施形態による
エージェントを用いた情報検索方法は、ユーザの関心を
維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0117】図6は、本発明の第6実施形態によるエー
ジェントを用いた情報検索方法において、ユーザとの対
話を円滑にするためのユーザの感情推定に基づく対話戦
略の選択の処理フローを示す。
【0118】図6を用いてこのエージェントを用いた情
報検索方法の動作を説明する。
【0119】まず、ユーザとの1ターンの対話の後(6
03)、ユーザの声の状況分析(604)を行い、ユー
ザの推定感情を取り出し(605)て、ユーザの声質か
ら現在のユーザの感情状態を推定する(606)。
【0120】例えば、平均ピッチ周波数がやや高くな
り、語尾の継続時間が長くなるとユーザは「喜」である
場合が多く、反対に平均ピッチ周波数が低く、全体のパ
ワーも増え、語尾の継続時間が短い場合は「怒」である
場合が多い。このような推定を対話ターン毎に行い、推
定結果を蓄積しておき、感情の推定に使う。ユーザが
「喜」の場合にはややくだけた表現で効率良く対話を進
めるが、「怒」の場合には丁寧な表現に切り替え、エー
ジェントの表情を申し訳なさそうなものに替え、推定さ
れたユーザの感情に合わせた発話方法、対話戦略の選択
(607)を行う。
【0121】このように、本発明の第6実施形態による
エージェントを用いた情報検索方法は、ユーザの関心を
維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0122】図7は、本発明の第7実施形態によるエー
ジェントを用いた情報検索方法において、ユーザとの対
話を円滑にするためのユーザの表情に基づく対話戦略の
選択の処理フローを示す。
【0123】図7を用いてこのエージェントを用いた情
報検索方法の動作を説明する。
【0124】まず、ユーザとの1ターンの対話の後(7
03)、ユーザの表情の分析(704)を行い、現在ま
でのユーザの推定感情を取り出し(705)て、ユーザ
の表情からユーザの感情状態を推定する(706)。
【0125】例えば、両目が細く、口の両端が上がって
いる場合には「喜」である場合が多く、両眉の間隔が短
くなり、口がやや開かれている場合は「怒」である場合
が多い。このような推定を対話ターン毎に行い、推定結
果を蓄積しておき、感情の推定に使う。ユーザが「喜」
の場合にはややくだけた表現で効率良く対話を進める
が、「怒」の場合には丁寧な表現に切り替え、エージェ
ントの表情を申し訳なさそうなものに替え、推定された
ユーザの感情に合わせた発話方法、対話戦略の選択(7
07)を行う。
【0126】このように、本発明の第7実施形態による
エージェントを用いた情報検索方法は、ユーザの関心を
維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0127】図8は、本発明の第8実施形態によるエー
ジェントを用いた情報検索方法において、ユーザとの対
話を円滑にするためのユーザの声質、表情および対話履
歴に基づく対話戦略の選択の処理フローを示す。
【0128】図8を用いてこのエージェントを用いた情
報検索方法の動作を説明する。
【0129】まず、ユーザとの1ターンの対話の後(8
03)、対話の成功や失敗、ユーザの声と表情の記録
(804)を行い、現在までの対話履歴、声の状況、表
情を取り出し(805)て、ユーザの声質、表情、対話
の結果からユーザの感情状態を推定(806)する。
【0130】例えば、対話の結果が「成功」で声質が
「ソフト」で表情が「中立」であれば、ユーザは満足し
ている場合が多く、逆に対話の結果が失敗で、声質が
「怒」で、表情が「怒」だと「怒」である場合が多い。
このような推定を対話ターン毎に行い、推定結果を蓄積
しておき、感情の推定に使う。ユーザが「喜」の場合に
はややくだけた表現で効率良く対話を進めるが、「怒」
の場合には丁寧な表現に切り替え、エージェントの表情
を申し訳なさそうなものに替え、推定されたユーザの感
情に合わせた発話方法、対話戦略の選択(807)を行
う。
【0131】このように、本発明の第8実施形態による
エージェントを用いた情報検索方法は、ユーザの関心を
維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0132】図9は、本発明の第9実施形態によるエー
ジェントを用いた情報検索方法において、自律的な情報
検索の処理フローを示す。
【0133】図9を用いてこのエージェントを用いた情
報検索方法の動作を説明する。
【0134】まず、エージェントは自身が持つ情報検索
キーワードを含む情報を求めて、情報チャネルCHを自
動的に次々と代えていく(903)。その結果、全情報
チャネルの検索が終わるか(905)、最大情報登録件
数か、情報記憶用の最大メモリサイズ、または予め設定
された時間の検索終了条件が成立(906)すると検索
作業を中断し、そこまでの検索情報をユーザに合成音声
で伝える(908)。もちろん、ユーザからの「おい、
○○を教えてくれ。」のような呼びかけに応えて、その
時点までの検索情報をユーザに合成音声で伝えることが
できるのはいうまでもない。
【0135】このように、本発明の第9実施形態による
エージェントを用いた情報検索方法は、ユーザの情報検
索作業を容易化できるという点でも優れた効果が得られ
る。
【0136】図10は、本発明の第10実施形態による
エージェントを用いた情報検索方法において、過去の検
索結果を参照する処理フローを示す。
【0137】図10を用いてこのエージェントを用いた
情報検索方法の動作を説明する。
【0138】まず、エージェントは、情報検索(100
2)されると、最初の検索結果の取り出し(1003)
を行い、過去の検索結果と比較(1004)し、この情
報と類似の情報はあるか(1005)過去の検索結果蓄
積部を調べる。
【0139】類似情報が見つかるとユーザにその事実を
通知(1006)し、検索結果を読み上げる(100
7)。例えば株価ニュースを検索した場合に「また3日
前みたいに株が下がったね。」と過去の類似情報の類似
性を通知してから検索された情報を読み上げる。過去の
情報はユーザからの要求がない限りは読み上げない方が
効率的である。このような処理を全ての検索において行
う。
【0140】このように、本発明の第10実施形態によ
るエージェントを用いた情報検索方法は、ユーザの関心
を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0141】図11は、本発明の第11実施形態による
エージェントを用いた情報検索方法において、過去の検
索結果を参照する処理フローを示す。
【0142】図11を用いてこのエージェントを用いた
情報検索方法の動作を説明する。
【0143】まず、エージェントは、情報検索(110
2)されると、この情報と類似情報はあるか(110
6)、過去の検索結果蓄積部を調べる。類似性の判定
は、ヒットした検索用キーワードのジャンル、あるい
は、検索条件の名詞と目的語のペア、または検索用キー
ワードの上位概念、または検索された情報の焦点であ
る。ヒットした情報検索キーワード自体も、もちろん類
似性判定に使用できるが、より大ぐくりのこれらの概念
を用いた方が類似した情報を見つけられる確率が増え
る。類似情報が見つかるとユーザにその事実を通知し
(1107)、検索結果を読み上げる(1108)。
【0144】例えばスポーツマンエージェントを使って
いる場合、現時点で「スポーツ」のジャンル中の「テニ
ス」を含む情報が見つかった場合にも、それを紹介する
前に、「スポーツ」というジャンルに「野球」というキ
ーワードが含まれていれば、「そういえば、昨日は野茂
選手が完全試合だったね。」と過去の類似情報を報告し
てから検索されたテニスの情報を読み上げる。
【0145】情報検索条件の動詞と目的語のペアーは、
例えば情報検索条件として「近くのラーメン屋を教え
て」が入力された場合、「ラーメン屋」と「教える」が
ペアとして抽出されることになる。過去の蓄積された情
報を検索し、例えば先週「おいしいラーメン屋を教え
て」という情報検索条件で見つかった情報があったとす
ると、これが同じペアを持つため抽出され、エージェン
トは「先週、おいしいラーメン屋に行きましたね。」と
言ってから現時点で検索して見つかるラーメン屋の情報
を読み上げる。このようにすることで、ユーザは先週の
ラーメン屋での経験を思い出し、現時点での行動を見直
すことができる。
【0146】また、上位概念は、ジャンルと階層を持つ
点が異なる。例えば、「ラーメン屋」の上位概念は「中
華料理店」であり、「中華料理店」の上位概念は「食事
する場所」である。したがって、上記のラーメン屋の例
でいうと、先週「カレー店」で検索して見つかった情報
があったとすると、現時点で「ラーメン屋」というキー
ワードで検索すると、上位概念が同じ「食事する場所」
であるカレー店の情報が見つかり、エージェントは「そ
う言えば、先週はカレー店にいきましたね。」と言って
から現時点でのラーメン屋の検索結果を読み上げる。こ
のようにすることで、ユーザは先週のカレー店での経験
を思い出し、現時点での行動を見直すことができる。
【0147】また、焦点は検索された情報を要約し、最
も多く出現する単語として抽出できる。エージェントは
この単語を含む過去の蓄積された情報を探し、見つかる
とそれをユーザに報告する。例えば、ビジネスマンエー
ジェントが「原油」をキーワードとして検索した情報を
分析し、「価格上昇」が焦点として抽出されたとする。
エージェントは過去の蓄積情報の中で、「価格情報」を
焦点として持っている情報を探し、例えば住宅地価の情
報の情報を見つけると、「そう言えば、先週住宅価格も
あがりましたが」と言ってから、現時点で検索された原
油の価格上昇の情報を読み上げる。このようにすること
により、ユーザは先週の住宅価格上昇と、現時点の原油
価格上昇からインフレを予感し、これにあった行動をと
ることで利益を得ることができる。
【0148】ところで、過去の情報自体はユーザからの
要求がない限りは読み上げない方が効率的であり、概略
をいうだけで十分である。
【0149】このような処理を全ての検索において行
う。
【0150】このように、本発明の第11実施形態によ
るエージェントを用いた情報検索方法は、ユーザの関心
を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0151】図12は、本発明の第12実施形態による
エージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示
す。
【0152】図12に示すように、このエージェントを
用いた情報検索装置は、中央処理部1201と、選択可能な
エージェントの一覧表示を行い一般的にはディスプレイ
から構成されているエージェント表示手段1202と、表示
手段1202とバスとのインタフェース回路1203と、一般に
はマイクロホンまたはリモコンから構成されている入力
手段1204と、エージェント選択手段1205と、検索キーワ
ード追加手段1206と、一般的にはスピーカを含むオーデ
ィオ装置の出力手段1207と、エージェントの固有情報検
索条件の一般的にはメモリ装置である情報検索条件記憶
手段1208と、情報検索手段1209と、システムバス1210と
で構成されている。
【0153】上記のように構成されたエージェントを用
いた情報検索装置について、その動作を説明する。
【0154】まず、このエージェントを用いた情報検索
装置本装置は、ユーザのために情報検索作業を代行する
複数のエージェント画像とその特性を表示装置1202に表
示し、ユーザがその画像や特性説明から自分の興味と似
た性向を持っていそうなエージェントを選択する。例え
ば「おやじエージェント」の場合には、頑固そうな老人
の画像と、「やや頑固。政治経済に興味を持つ。孫と妻
には弱い。」などの特性が表示されるので、株価や円相
場などの情報を検索依頼したい場合には、この「おやじ
エージェント」を選ぶと、ほぼユーザの欲しい情報が入
手できると期待できる。
【0155】そこで、ユーザはその名前または番号を入
力手段1204を使って選択する。入力手段1204が音声の場
合には、入力手段1204は音声認識装置を含む。エージェ
ント選択手段1205によって、選択されたエージェントだ
けが残り、他のエージェントは消される。エージェント
選択手段1205はこのエージェントの名前または番号を記
憶する。エージェントはそれぞれ固有の情報検索用のキ
ーワードを情報検索条件記憶手段1208に持つ。例えばビ
ジネスマンエージェントなら、「サラリー」「景気」
「売れ筋」などの言葉が情報検索キーワードとして予め
記憶してある。
【0156】ユーザからエージェントに固有の情報検索
キーワードを提示するよう入力手段1204を使って要望が
あると、キーワードの一覧が表示装置1202に表示され
る。場合によっては、合成音声などで登録内容を出力手
段1207から読み上げることも効果的である。ユーザが、
提示された情報検索キーワードでは不十分であると考え
る場合には、ユーザは情報検索キーワードを追加登録で
きる。その際、キーワードは過去に登録されたものと重
なりや矛盾がないかが中央処理部1201によってチェック
される。
【0157】過去に同じキーワードがある場合には登録
は中止され、意味的に矛盾する場合には、ユーザの設定
した方を優先し、矛盾する過去の情報検索条件は削除さ
れる。 なお、情報検索条件はキーワードのような単語
である必要はなく、文であっても構わない。キーワード
のセットが終わると、エージェントは情報源(例えばイ
ンターネットのサイトや文字多重放送など)の様々なチ
ャンネルを自律的にチェックし、キーワードが含まれて
いるものを探してユーザに提示する。
【0158】このように、本発明の第12実施形態によ
る情報検索装置およびエージェントを用いた情報検索装
置は、ユーザの情報検索の条件設定の手間を節約できる
という点で優れた効果が得られる。
【0159】図13は、本発明の第13実施形態による
エージェントを用いた情報検索装置において、エージェ
ントに固有の情報検索条件と新たに追加する情報検索条
件の判断部1300のブロック図を示す。
【0160】図13に示すように、この判断部1300は、
シーケンス制御手段1301と、入力手段1302と、比較判断
手段1303と、シソーラス辞書1304と、エージェントに固
有の情報検索条件記憶手段1305と、ゲート手段1306とで
構成されている。
【0161】このように構成されたエージェントを用い
た情報検索装置のエージェントに固有の情報検索条件と
新たに追加されようとする情報検索条件の判断部1300に
ついて、その動作を説明する。
【0162】ユーザが、第12実施形態の情報検索条件
(キーワードまたは文)では不十分であると考える場合
には、入力手段1302を使って、新たに情報検索キーワー
ドあるいは文で表現された情報検索条件を入力する。こ
のキーワードあるいは文は直接情報検索条件記憶手段13
05に送られず、一旦ゲート手段1306に貯められる。シー
ケンス制御手段1301は、入力手段1302からの通知によっ
てキーワードまたは文が入力されたことを知ると、比較
判断手段1303を起動し、入力と、既に情報検索条件記憶
手段1305に記憶されたものを比較する。
【0163】その際、単純な比較だけでなく、入力と記
憶されたもの双方をシソーラス辞書1304で関連語の集合
とし、この集合同士が同じ要素を持つかを判断する。そ
の結果、同じでないと判断されると、シーケンス制御手
段1301からゲート手段1306に貯めてあった入力を情報検
索条件記憶手段1305に転送するように指令が下る。
【0164】また、比較判断手段1303において、入力と
既存の情報検索条件の整合性も判断される。つまり、
「価格の高い」という条件と「価格の安い」という条件
は、同時に存在すると無意味な条件となる。このような
矛盾が見つけられると、比較判断手段1303から、出力手
段1307に矛盾があったことが通知され、出力手段1307は
合成音声などで矛盾があったため、ユーザの入力を優先
し、既存の条件は削除されたことをユーザに通知する。
【0165】このように、ユーザが入力した新たな情報
検索条件は、自動的に既存の情報検索条件と比較され、
整合性や冗長性がチェックされたうえで矛盾するものに
上書き登録される。矛盾するものが無い場合には追加登
録される。
【0166】このように、本発明の第13実施形態によ
る情報検索装置およびエージェントを用いた情報検索装
置は、ユーザの情報検索の条件設定の手間を節約できる
という点で優れた効果が得られる。
【0167】図14は、本発明の第14実施形態によるエ
ージェントを用いた情報検索装置において、情報検索条
件の追加手段1400として音声対話を行う場合のブロック
図を示す。
【0168】図14に示すようにこの情報検索条件の追
加手段1400は、シーケンス制御手段1401と、音声認識手
段1402と、対話管理手段1403と、比較判断手段1404と、
シソーラス辞書1405と、情報検索条件記憶手段1406と、
ゲート手段1407とで構成されている。
【0169】このように構成されたエージェントを用い
た情報検索装置の情報検索条件の追加手段1400として音
声対話を行う場合の動作を説明する。
【0170】ユーザが、第12実施形態の情報検索条件
(キーワードや文)では不十分であると考える場合に
は、音声認識手段1402を使って、新たに情報検索キーワ
ードあるいは文で表現された情報検索条件を入力する。
このキーワードあるいは文は直接情報検索条件記憶手段
1406に送られず、一旦ゲート手段1407に貯められる。
【0171】この際、音声認識に特有の現象として、誤
認識や言い直しの必要な場合が発生する。対話管理手段
1403は、音声認識手段1402のからの結果通知を見て、認
識結果の尤度が十分でない場合には音声合成手段1408を
使って、ユーザに再発声を依頼する。シーケンス制御手
段1401は、対話管理手段1403からの通知によって妥当な
キーワードまたは文が認識されたことを知ると、比較判
断手段1404を起動し、入力と、既に情報検索条件記憶手
段1406に記憶されたものを比較する。その際、単純な比
較だけでなく、入力と記憶されたもの双方をシソーラス
辞書1405で関連語の集合とし、この集合同士が同じ要素
を持つかを判断する。その結果、同じでないと判断され
ると、シーケンス装置からゲート手段1407に貯めてあっ
た入力を情報検索条件記憶手段1406に転送するように指
令が下る。
【0172】また、比較判断手段1404において、入力と
既存の情報検索条件の整合性も判断される。つまり、
「価格の高い」という条件と「価格の安い」という条件
は、同時に存在すると無意味な条件となる。このような
矛盾が見つけられると、比較判断手段1404から、音声合
成手段1408に矛盾があったことが通知され、音声合成手
段1408は矛盾があったため、ユーザの入力を優先し、既
存の条件は削除されたことをユーザに通知する。
【0173】このように、ユーザが入力した新たな情報
検索条件は、自動的に既存の情報検索条件と比較され、
整合性や冗長性がチェックされたうえで問題がない場合
にのみ登録される。
【0174】このように、本発明の第14実施形態によ
る情報検索装置およびエージェントを用いた情報検索装
置は、ユーザの情報検索の条件設定の手間を節約できる
という点で優れた効果が得られる。
【0175】図15は、本発明の第15実施形態によるエ
ージェントを用いた情報検索装置において、情報検索条
件の追加手段1500として文入力を行う場合のブロック図
を示す。
【0176】図15に示すようにこの情報検索条件の追
加手段1500は、シーケンス制御手段1501と、入力手段15
02と、構文解析手段1503と、意味理解手段1504と、キー
ワード抽出手段1505と、比較判断手段1506と、情報検索
条件記憶手段1507と、ゲート手段1508と、応答文生成手
段1509と、出力手段1510とで構成されている。
【0177】このように構成されたエージェントを用い
た情報検索装置の情報検索条件の追加手段1500として文
入力を行う場合の動作を説明する。
【0178】ユーザが、第12実施形態の情報検索条件
(キーワードや文)では不十分であると考える場合に
は、入力手段1502を使って、新たに情報検索キーワード
あるいは文で表現された情報検索条件を入力する。一般
にはリモコンで入力する場合が多い。このキーワードあ
るいは文は直接には情報検索条件記憶手段1507に送られ
ず、一旦ゲート手段1508に貯められる。この際、文入力
に特有の現象として、誤記などで再入力が必要な場合が
発生する。構文解析手段1503、意味理解手段1504によっ
て単語に近い単位に分解された入力はキーワード抽出手
段1505によってキーワードが抽出される。
【0179】この際、構文解析手段1503や意味理解手段
1504はその解析の妥当性を数値表現したスコアを順次次
のキーワード抽出手段1505に転送する。これらを受けた
キーワード抽出手段1505の結果を見て、シーケンス制御
手段1501は、誤記がある場合には応答文生成手段1509を
使って、ユーザに再入力を依頼する。シーケンス制御手
段1501は、キーワード抽出手段1505からの通知によって
妥当なキーワードが抽出されたことを知ると、比較判断
手段1506を起動し、入力と、既に情報検索条件記憶手段
1507に記憶されたものを比較する。その際、単純な比較
だけでなく、入力と記憶されたもの双方をシソーラス辞
書1511で関連語の集合とし、この集合同士が同じ要素を
持つかを判断する。
【0180】その結果、同じでないと判断されると、シ
ーケンス制御手段1501からゲート手段1508に貯めてあっ
た入力を情報検索条件記憶手段1507に転送するように指
令が下る。また、比較判断手段1506において、入力と既
存の情報検索条件の整合性も判断される。つまり、「価
格の高い」という条件と「価格の安い」という条件は、
同時に存在すると無意味な条件となる。このような矛盾
が見つけられると、比較判断手段1506から、出力手段15
10に矛盾があったことが通知され、出力手段1510は矛盾
があったため、ユーザの入力を優先し、既存の条件は削
除されたことをユーザに通知する。
【0181】このように、ユーザが入力した新たな情報
検索条件は、自動的に既存の情報検索条件と比較され、
整合性や冗長性がチェックされたうえで問題がない場合
にのみ登録される。
【0182】このように、本発明の第15実施形態によ
る情報検索装置およびエージェントを用いた情報検索装
置は、ユーザの情報検索の条件設定の手間を節約できる
という点で優れた効果が得られる。
【0183】図16は、本発明の第16実施形態による
エージェントを用いた情報検索装置においてエージェン
トの切り替えを行うときのブロック図を示す。
【0184】図16において、このエージェントを用い
た情報検索装置は、音声認識手段1601と、構文解析手段
1602と、意味理解手段1603と、対話管理手段1604と、情
報検索手段1605と、情報収集手段1606と、受信情報記憶
手段1607と、エージェント切り替え手段1608と、録音音
声DB1609と、テキスト音声合成手段1610と、画像生成手
段1611と、出力切り替え手段1612と、スピーカ1613とで
構成されている。
【0185】このように構成されたエージェントを用い
た情報検索装置においてエージェントの切り替えを行う
ときの動作を説明する。
【0186】まず、ユーザからの音声認識手段1601を通
じての呼び出し、またはエージェント自身のメモリ容量
が超過しそうになるなどの制約条件が成立した場合に、
エージェントは自動的に画像生成手段1611を通して出現
する。エージェントが最初から提示されている場合に
は、上記の条件成立によって、活発に動き出す。エージ
ェントは情報源(例えばインターネットのサイトや文字
多重放送など)の様々なチャンネルを自律的にチェック
し、エージェント自身が持つ情報検索条件(キーワー
ド)について情報検索手段1605でその情報検索キーワー
ドが含まれているものを探してくるが、ユーザへの提示
に先立ち、検索された情報の中で焦点となっているキー
ワードを情報検索手段1605が見つける。
【0187】これにもとづき、対話管理手段1604は、こ
の焦点になっているキーワードと対応づけられた感想を
表現する録音音声を録音音声データベース1609から選択
する。この感想を表現する文は事前に決定できるから、
必ずしもテキスト音声合成である必要はなく、録音再生
音声でも構わない。例えば、「退学」という焦点が抽出
されている場合には、女子高生エージェントの場合には
「ねえ、ちょっと、これ聞いて。ひどい!」というよう
な感想を述べる。この後で、エージェントは、エージェ
ント切り替え手段1608によって読み上げ専門のエージェ
ントに切り替えられる。読み上げ専用のエージェント
は、テキスト音声合成を使って検索された情報を読み上
げる。このような交代を情報検索手段1605によって検索
された情報がなくなるまで続ける。
【0188】このように、本発明の第16実施形態によ
るエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの関心
を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0189】図17は、本発明の第17実施形態による
エージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示
す。
【0190】図17において、このエージェントを用い
た情報検索装置は、音声認識手段1701と、構文解析手段
1702と、意味理解手段1703と、対話管理手段1704と、情
報検索手段1705と、情報収集手段1706と、受信情報記憶
手段1707と、エージェント切り替え手段1708と、録音音
声データベース1709と、テキスト音声合成手段1710と、
画像生成手段1711と、出力切り替え手段1712と、スピー
カ1713と、常識データベース1714とで構成されている。
【0191】このように構成されたエージェントを用い
た情報検索装置の動作を説明する。
【0192】まず、ユーザからの音声認識手段1701を通
じての呼び出し、またはエージェント自身のメモリ容量
が超過しそうになるなどの制約条件が成立した場合に、
エージェントは自動的に画像生成手段1711を通して出現
する。エージェントが最初から提示されている場合に
は、上記の条件成立によって、活発に動き出す。エージ
ェントは情報源(例えばインターネットのサイトや文字
多重放送など)の様々なチャンネルを自律的にチェック
し、エージェント自身が持つ情報検索条件(キーワー
ド)について情報検索手段1705でその情報検索キーワー
ドが含まれているものを探してくるが、ユーザへの提示
に先立ち、検索された情報の中で焦点となっているキー
ワードを抽出するため、検索された情報はテキスト音声
合成手段1710の前処理で形態素に分解され、構文解析手
段1702、意味理解手段1703によって焦点が抽出される。
意味理解手段は焦点が複数ある場合には常識データベー
ス1714を使って、焦点を一つに絞り込む。
【0193】これにもとづき、対話管理手段1704は、こ
の焦点になっているキーワードと対応づけられた感想を
表現する録音音声を録音音声データベース1709から選択
する。この感想を表現する文は事前に決定できるから、
必ずしもテキスト音声合成である必要はなく、録音再生
音声でも構わない。例えば、「退学」という焦点が抽出
されている場合には、女子高生エージェントの場合には
「ねえ、ちょっと、これ聞いて。ひどい!」というよう
な感想を述べる。この後で、エージェントは、エージェ
ント切り替え手段1708によって読み上げ専門のエージェ
ントに切り替えられる。読み上げ専用のエージェント
は、テキスト音声合成を使って検索された情報を読み上
げる。このような交代を情報検索手段1705によって検索
された情報がなくなるまで続ける。
【0194】このように、本発明の第17実施形態によ
るエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの関心
を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0195】図18は、本発明の第18実施形態による
エージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示
す。
【0196】図18において、このエージェントを用い
た情報検索装置は、音声認識手段1801と、構文解析手段
1802と、意味理解手段1803と、対話管理手段1804と、対
話履歴データベース1805と、感情推定手段1806と、情報
収集手段1807と、受信情報記憶手段1808と、情報検索手
段1809と、エージェント切り替え手段1810と、録音音声
データベース1811と、テキスト音声合成手段1812と、出
力切り替え手段1813と、スピーカ1814と、画像生成手段
1815とで構成されている。
【0197】このように構成されたエージェントを用い
た情報検索装置の動作を説明する。
【0198】まず、音声認識手段1801からの入力に対す
るテキスト音声合成手段1812の出力(あるいはその逆の
組み合わせ)で成り立つユーザとの1ターンの対話の成
果を対話履歴データベース1805に記録した後、対話履歴
データベース1805から感情推定手段1806を使ってユーザ
の感情状態を推定する。例えば、過去数ターンの対話が
成功したか、失敗したかによって、ユーザが「喜」なの
か、「怒」なのかは容易に推定できる。成功が多ければ
「喜」、成功が少なければ「怒」であるからである。ユ
ーザが「喜」の場合には対話管理手段1804はややくだけ
た表現で効率良く対話を進めるが、「怒」の場合には丁
寧な表現に切り替え、画像生成手段1815によってエージ
ェントの表情を申し訳なさそうなものに替える。
【0199】このように、本発明の第18実施形態によ
るエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの関心
を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0200】図19は、本発明の第19実施形態による
エージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示
す。
【0201】図19において、このエージェントを用い
た情報検索装置は、音声認識手段1901と、構文解析手段
1902と、意味理解手段1903と、対話管理手段1904と、感
情推定手段1905と、情報収集手段1906と、受信情報記憶
手段1907と、情報検索手段1908と、エージェント切り替
え手段1909と、録音音声データベース1910と、テキスト
音声合成手段1911と、出力切り替え手段1912と、スピー
カ1913と、画像生成手段1914とで構成されている。
【0202】このように構成されたエージェントを用い
た情報検索装置の動作を説明する。
【0203】まず、音声認識手段1901からの入力に対し
て、感情推定手段1905を使ってユーザの感情状態を推定
する。例えば、平均ピッチ周波数がやや高くなり、語尾
の継続時間が長くなるとユーザは「喜」である場合が多
く、反対に平均ピッチ周波数が低く、全体のパワーも増
え、語尾の継続時間が短い場合は「怒」である場合が多
い。ユーザが「喜」の場合には対話管理手段1904はやや
くだけた表現で効率良く対話を進めるが、「怒」の場合
には丁寧な表現に切り替え、画像生成手段1914によって
エージェントの表情を申し訳なさそうなものに替える。
【0204】このように、本発明の第19実施形態によ
るエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの関心
を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0205】図20は、本発明の第20実施形態による
エージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示
す。
【0206】図20において、このエージェントを用い
た情報検索装置は、音声認識手段2001と、構文解析手段
2002と、意味理解手段2003と、対話管理手段2004と、画
像認識手段2005と、感情推定手段2006と、情報収集手段
2007と、受信情報記憶手段2008と、情報検索手段2009
と、エージェント切り替え手段2010と、録音音声データ
ベース2111と、テキスト音声合成手段2012と、出力切り
替え手段2013と、スピーカ2014と、画像生成手段2015と
で構成されている。
【0207】このように構成されたエージェントを用い
た情報検索装置の動作を説明する。
【0208】まず、音声認識手段2001からの入力と同時
に画像認識手段2005を通して入ってくるユーザの表情に
対して、感情推定手段2006を使ってユーザの感情状態を
推定する。例えば、両目が細く、口の両端が上がってい
る場合には「喜」である場合が多く、両眉の間隔が短く
なり、口がやや開かれている場合は「怒」である場合が
多い。ユーザが「喜」の場合には対話管理手段2004はや
やくだけた表現で効率良く対話を進めるが、「怒」の場
合には丁寧な表現に切り替え、画像生成手段2015によっ
てエージェントの表情を申し訳なさそうなものに替え
る。
【0209】このように、本発明の第20実施形態によ
るエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの関心
を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0210】図21は、本発明の第21実施形態による
エージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示
す。
【0211】図21において、このエージェントを用い
た情報検索装置は、音声認識手段2101と、構文解析手段
2102と、意味理解手段2103と、対話管理手段2104と、画
像認識手段2105と、感情推定手段2106と、情報収集手段
2107と、受信情報記憶手段2108と、情報検索手段2109
と、エージェント切り替え手段2110と、録音音声データ
ベース2111と、テキスト音声合成手段2112と、出力切り
替え手段2113と、スピーカ2114と、画像生成手段2115と
で構成されている。
【0212】このように構成されたエージェントを用い
た情報検索装置の動作を説明する。
【0213】まず、音声認識手段2101からの入力と同時
に画像認識手段2105を通して入ってくるユーザの表情に
対して、感情推定手2106を使ってユーザの感情状態を推
定する。例えば、対話の結果が「成功」で声質が「ソフ
ト」で表情が「中立」であれば、ユーザは満足している
場合が多く、逆に対話の結果が失敗で、声質が「怒」
で、表情が「怒」だと「怒」である場合が多い。ユーザ
が「喜」の場合には対話管理手段2104はややくだけた表
現で効率良く対話を進めるが、「怒」の場合には丁寧な
表現に切り替え、画像生成手段2115によってエージェン
トの表情を申し訳なさそうなものに替える。
【0214】このように、本発明の第21実施形態によ
るエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの関心
を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0215】図22は、本発明の第22実施形態による
エージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示
す。
【0216】図22において、このエージェントを用い
た情報検索装置は、シーケンス制御手段2201と、入力手
段2202と、比較判断手段2203と、シソーラス辞書2204
と、情報検索条件記憶手段2205と、ゲート手段2206と、
出力手段2207と、情報検索手段2208と、時間監視手段22
09と、テキスト音声合成手段2210と、受信情報記憶手段
2211と、情報収集手段2212と、複数の情報源2213とで構
成されている。
【0217】このように構成されたエージェントを用い
た情報検索装置の動作を説明する。
【0218】まず、エージェントは自身が持つ情報検索
キーワードを含む情報を求めて、複数の情報源2213を情
報収集手段2212によって次々と代え、受信情報記憶手段
2211に記憶された情報を情報検索手段2208で検索してい
く。この検索作業を時間監視手段2209が監視しており、
予めシーケンス制御手段2201に設定してあった検索所要
時間を超過する状態になると検索作業を終了させ、検索
結果をテキスト音声合成手段2210によってユーザに伝え
る。
【0219】このように、本発明の第22実施形態によ
るエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの情報
検索作業を容易化できるという点でも優れた効果が得ら
れる。
【0220】図23は、本発明の第23実施形態による
エージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示
す。
【0221】図23において、このエージェントを用い
た情報検索装置は、シーケンス制御手段2301と、入力手
段2302と、比較判断手段2303と、シソーラス辞書2304
と、情報検索条件記憶手段2305と、ゲート手段2306と、
出力手段2307と、情報検索手段2308と、検索件数調査手
段2309と、テキスト音声合成手段2310と、受信情報記憶
手段2311と、情報収集手段2312と、複数の情報源2313と
で構成されている。
【0222】このように構成されたエージェントを用い
た情報検索装置の動作を説明する。
【0223】まず、エージェントは自身が持つ情報検索
キーワードを含む情報を求めて、複数の情報源2313を情
報収集手段2312によって次々と代え、受信情報記憶手段
2311に記憶された情報を情報検索手段2308で検索してい
く。この検索作業を検索件数調査手段2309が監視してお
り、予めシーケンス制御手段2301に設定してあった上限
件数を超過する状態になると検索作業を終了させ、検索
結果をテキスト音声合成手段2310によってユーザに伝え
る。
【0224】このように、本発明の第23実施形態によ
るエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの情報
検索作業を容易化できるという点でも優れた効果が得ら
れる。
【0225】図24は、本発明の第24実施形態による
エージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示
す。
【0226】図24において、このエージェントを用い
た情報検索装置は、シーケンス制御手段2401と、入力手
段2402と、比較判断手段2403と、シソーラス辞書2404
と、情報検索条件記憶手段2405と、ゲート手段2406と、
出力手段2407と、情報検索手段2408と、メモリサイズ調
査手段2409と、テキスト音声合成手段2410と、受信情報
記憶手段2411と、情報収集手段2412と、複数の情報源24
13とで構成されている。
【0227】このように構成されたエージェントを用い
た情報検索装置の動作を説明する。
【0228】まず、エージェントは自身が持つ情報検索
キーワードを含む情報を求めて、複数の情報源2413を情
報収集手段2412によって次々と代え、受信情報記憶手段
2411に記憶された情報を情報検索手段2408で検索してい
く。この検索作業をメモリサイズ調査手段2409が監視し
ており、予めシーケンス制御手段2401に設定してあった
上限サイズを受信情報記憶手段2411に貯まったデータが
超過する状態になると検索作業を終了させ、その時点の
検索結果をテキスト音声合成手段2410によってユーザに
伝える。
【0229】このように、本発明の第24実施形態によ
るエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの情報
検索作業を容易化できるという点でも優れた効果が得ら
れる。
【0230】図25は、本発明の第25実施形態による
エージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示
す。
【0231】図25において、このエージェントを用い
た情報検索装置は、シーケンス制御手段2501と、入力手
段2502と、比較判断手段2503と、シソーラス辞書2504
と、情報検索条件記憶手段2505と、ゲート手段2506と、
出力手段2507と、情報検索手段2508と、検索上限条件調
査手段2509と、テキスト音声合成手段2510と、受信情報
記憶手段2511と、情報収集手段2512と、複数の情報源25
13と、過去の受信情報の記憶領域2514と、エージェント
の台詞音声データベース2515とで構成されている。
【0232】このように構成されたエージェントを用い
た情報検索装置の動作を説明する。
【0233】まず、エージェントは、情報収集手段2512
を使って、自律的に複数の情報源2513からエージェント
自身の持つ情報検索条件に合致する情報を検索するが、
この情報と類似の情報がなかったか、過去の受信情報の
記憶領域2514を調べる。類似情報が見つかるとエージェ
ントの台詞音声データベース2515から最適な音声を選択
し、出力手段2507を通じてユーザにその事実を報告し、
テキスト音声合成手段2510を使って検索結果を読み上げ
る。例えば株価ニュースを検索した場合に「また3日前
みたいに株が下がったね。」と過去の類似情報の類似性
を報告してから検索された情報を読み上げる。このよう
な動作を、検索上限条件調査手段2509が停止を命じるま
で続行する。
【0234】このように、本発明の第25実施形態によ
るエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの関心
を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0235】図26は、本発明の第26実施形態による
エージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示
す。
【0236】図26において、このエージェントを用い
た情報検索装置は、シーケンス制御手段2601と、入力手
段2602と、比較判断手段2603と、シソーラス辞書2604
と、情報検索条件記憶手段2605と、ゲート手段2606と、
出力手段2607と、情報検索手段2608と、検索上限条件調
査手段2609と、テキスト音声合成手段2610と、受信情報
記憶手段2611と、情報収集手段2612と、複数の情報源26
13と、過去の受信情報のキーワードジャンル記憶領域26
14と、キーワードジャンル付与手段2615と、エージェン
トの台詞音声データベース2616とで構成されている。
【0237】このように構成されたエージェントを用い
た情報検索装置の動作を説明する。
【0238】まず、エージェントは、情報収集手段2612
を使って、自律的に複数の情報源2613からエージェント
自身の持つ情報検索条件に合致する情報を検索するが、
この情報と類似の情報がなかったか調べるため検索され
た情報の検索キーワードのジャンルをキーワードジャン
ル付与手段2615によって決定し、過去の受信情報のキー
ワードジャンル記憶領域2614を調べる。比較判断手段26
03において類似と判断されるとエージェントの台詞音声
データベース2616から最適な音声を選択し、出力手段26
07を通じてユーザにその事実を報告し、テキスト音声合
成手段2610を使って検索結果を読み上げる。例えば株価
ニュースを検索した場合に「また3日前みたいに株が下
がったね。」と過去の類似情報の類似性を報告してから
検索された情報を読み上げる。このような動作を、検索
上限条件調査手段2609が停止を命じるまで続行する。
【0239】このように、本発明の第26実施形態によ
るエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの関心
を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0240】図27は、本発明の第27実施形態による
エージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示
す。
【0241】図27において、このエージェントを用い
た情報検索装置は、シーケンス制御手段2701と、入力手
段2702と、比較判断手段2703と、シソーラス辞書2704
と、情報検索条件記憶手段2705と、ゲート手段2706と、
出力手段2707と、情報検索手段2708と、検索上限条件調
査手段2709と、テキスト音声合成手段2710と、受信情報
記憶手段2711と、情報収集手段2712と、複数の情報源27
13と、過去に受信した情報検索条件の動詞と目的語の記
憶領域2714と、情報検索条件の動詞と目的語の抽出手段
2715と、エージェントの台詞音声データベース2716とで
構成されている。
【0242】このように構成されたエージェントを用い
た情報検索装置の動作を説明する。
【0243】まず、エージェントは、情報収集手段2712
を使って、自律的に複数の情報源2713からエージェント
自身の持つ情報検索条件に合致する情報を検索するが、
この情報と類似の情報がなかったか調べるため検索され
た情報検索条件の動詞と目的語をその抽出手段2715によ
って抽出し、過去に受信した情報検索条件の動詞と目的
語の記憶領域2714を調べる。比較判断手段2703において
類似と判断されるとエージェントの台詞音声データベー
ス2716から最適な音声を選択し、出力手段2707を通じて
ユーザにその事実を報告し、テキスト音声合成手段2710
を使って検索結果を読み上げる。例えば株価ニュースを
検索した場合に「また3日前みたいに株が下がった
ね。」と過去の類似情報の類似性を報告してから検索さ
れた情報を読み上げる。このような動作を、検索上限条
件調査手段2709が停止を命じるまで続行する。
【0244】このように、本発明の第27実施形態によ
るエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの関心
を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0245】図28は、本発明の第28実施形態による
エージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示
す。
【0246】図28において、このエージェントを用い
た情報検索装置は、シーケンス制御手段2801と、入力手
段2802と、比較判断手段2803と、シソーラス辞書2804
と、情報検索条件記憶手段2805と、ゲート手段2806と、
出力手段2807と、情報検索手段2808と、検索上限条件調
査手段2809と、テキスト音声合成手段2810と、受信情報
記憶手段2811と、情報収集手段2812と、複数の情報源28
13と、過去の受信情報の検索検索キーワードの上位概念
記憶領域2814と、検索キーワードの上位概念の付与手段
2815と、エージェントの台詞音声データベース2816とで
構成されている。
【0247】このように構成されたエージェントを用い
た情報検索装置の動作を説明する。
【0248】まず、エージェントは、情報収集手段2812
を使って、自律的に複数の情報源2813からエージェント
自身の持つ情報検索条件に合致する情報を検索するが、
この情報と類似の情報がなかったか調べるため検索され
た情報の検索キーワードの上位概念をその付与手段2815
によって付与し、過去の受信情報の検索キーワードの上
位概念記憶領域2814を調べる。
【0249】比較判断手段2803において類似と判断され
るとエージェントの台詞音声データベース2816から最適
な音声を選択し、出力手段2807を通じてユーザにその事
実を報告し、テキスト音声合成手段2810を使って検索結
果を読み上げる。上位概念は、ジャンルと階層を持つ点
が異なる。例えば、「ラーメン屋」の上位概念は「中華
料理店」であり、「中華料理店」の上位概念は「食事す
る場所」である。
【0250】従って、上記のラーメン屋の例でいうと、
先週「カレー店」で検索して見つかった情報があったと
すると、現時点で「ラーメン屋」というキーワードで検
索すると、上位概念が同じ「食事する場所」であるカレ
ー店の情報が見つかり、エージェントは「そう言えば、
先週はカレー店にいきましたね。」と言ってから現時点
でのラーメン屋の検索結果を読み上げる。このようにす
ることで、ユーザは先週のカレー店での経験を思い出
し、現時点での行動を見直すことができる。本情報検索
装置は、このような動作を、検索上限条件調査手段2809
が停止を命じるまで続行する。
【0251】このように、本発明の第28実施形態によ
るエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの関心
を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0252】図29は、本発明の第29実施形態による
エージェントを用いた情報検索装置のブロック図を示
す。
【0253】図29において、このエージェントを用い
た情報検索装置は、シーケンス制御手段2901と、入力手
段2902と、比較判断手段2903と、シソーラス辞書2904
と、情報検索条件記憶手段2905と、ゲート手段2906と、
出力手段2907と、情報検索手段2908と、検索上限条件調
査手段2909と、テキスト音声合成手段2910と、受信情報
記憶手段2911と、情報収集手段2912と、複数の情報源29
13と、過去の受信情報の焦点記憶領域2914と、検索情報
の焦点抽出手段2915と、エージェントの台詞音声データ
ベース2916とで構成されている。
【0254】このように構成されたエージェントを用い
た情報検索装置の動作を説明する。
【0255】まず、エージェントは、情報収集手段2912
を使って、自律的に複数の情報源2913からエージェント
自身の持つ情報検索条件に合致する情報を検索するが、
この情報と類似の情報がなかったか調べるため検索され
た情報の焦点をその推定手段2915によって推定し、過去
の受信情報の焦点記憶領域2914を調べる。比較判断手段
2903において類似と判断されるとエージェントの台詞音
声データベース2916から最適な音声を選択し、出力手段
2907を通じてユーザにその事実を報告し、テキスト音声
合成手段2910を使って検索結果を読み上げる。
【0256】例えば、ビジネスマンエージェントが「原
油」をキーワードとして検索した情報を分析し、「価格
上昇」が焦点として抽出されたとする。エージェントは
過去の蓄積情報の中で、「価格情報」を焦点として持っ
ている情報を探し、例えば住宅地価の情報の情報を見つ
けると、「そういえば、先週住宅価格もあがりました
が」と言ってから、現時点で検索された原油の価格上昇
の情報を読み上げる。
【0257】このようにすることにより、ユーザは先週
の住宅価格上昇と、現時点の原油価格上昇からインフレ
を予感し、これにあった行動をとることで利益を得るこ
とができる。本情報検索装置はこのような動作を、検索
上限条件調査手段2909が停止を命じるまで続行する。
【0258】このように、本発明の第29実施形態によ
るエージェントを用いた情報検索装置は、ユーザの関心
を維持できるという点でも優れた効果が得られる。
【0259】
【発明の効果】以上のように本発明は、予め設定された
情報検索条件を内在する複数のエージェントから、ユー
ザが自分の情報検索条件に近いと思われるエージェント
を選択するだけで、ユーザの欲する情報を獲得すること
ができ、ユーザは時間と手間をかけずに情報が得られる
という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるエージェントを用
いた情報検索方法のフローチャート図
【図2】本発明の第2実施形態によるエージェントを用
いた情報検索方法における、追加情報検索条件を音声対
話で入力する処理フロー図
【図3】本発明の第3実施形態によるエージェントを用
いた情報検索方法における、追加情報検索条件を文で入
力する処理フロー図
【図4】本発明の第4実施形態によるエージェントを用
いた情報検索方法において、検索された情報を読み上げ
るエージェントと、対話を行うエージェントを別個にす
る処理フロー図
【図5】本発明の第5実施形態によるエージェントを用
いた情報検索方法において、ユーザとの対話を円滑にす
るためのユーザの感情推定に基づく対話戦略の選択の処
理フロー図
【図6】本発明の第6実施形態によるエージェントを用
いた情報検索方法において、ユーザとの対話を円滑にす
るためのユーザの感情推定に基づく対話戦略の選択の処
理フロー図
【図7】本発明の第7実施形態によるエージェントを用
いた情報検索方法において、ユーザとの対話を円滑にす
るためのユーザの表情に基づく対話戦略の選択の処理フ
ロー図
【図8】本発明の第8実施形態によるエージェントを用
いた情報検索方法において、ユーザとの対話を円滑にす
るためのユーザの声質、表情および対話履歴に基づく対
話戦略の選択の処理フロー図
【図9】本発明の第9実施形態によるエージェントを用
いた情報検索方法において、自律的な情報検索の処理フ
ロー図
【図10】本発明の第10実施形態によるエージェント
を用いた情報検索方法において、過去の検索結果を参照
する処理フロー図
【図11】本発明の第11実施形態によるエージェント
を用いた情報検索方法において、過去の検索結果を参照
する処理フロー図
【図12】本発明の第12実施形態によるエージェント
を用いた情報検索装置のブロック図
【図13】本発明の第13実施形態によるエージェント
を用いた情報検索装置において、エージェントに固有の
情報検索条件と新たに追加する情報検索条件の判断部の
ブロック図
【図14】本発明の第14実施形態によるエージェント
を用いた情報検索装置において、情報検索条件の追加手
段として音声対話を行う場合のブロック図
【図15】本発明の第15実施形態によるエージェント
を用いた情報検索装置において、情報検索条件の追加手
段として文入力を行う場合のブロック図
【図16】本発明の第16実施形態によるエージェント
を用いた情報検索装置におけるエージェント切り替え部
のブロック図
【図17】本発明の第17実施形態によるエージェント
を用いた情報検索装置のブロック図
【図18】本発明の第18実施形態によるエージェント
を用いた情報検索装置のブロック図
【図19】本発明の第19実施形態によるエージェント
を用いた情報検索装置のブロック図
【図20】本発明の第20実施形態によるエージェント
を用いた情報検索装置のブロック図
【図21】本発明の第21実施形態によるエージェント
を用いた情報検索装置のブロック図
【図22】本発明の第22実施形態によるエージェント
を用いた情報検索装置のブロック図
【図23】本発明の第23実施形態によるエージェント
を用いた情報検索装置のブロック図
【図24】本発明の第24実施形態によるエージェント
を用いた情報検索装置のブロック図
【図25】本発明の第25実施形態によるエージェント
を用いた情報検索装置のブロック図
【図26】本発明の第26実施形態によるエージェント
を用いた情報検索装置のブロック図
【図27】本発明の第27実施形態によるエージェント
を用いた情報検索装置のブロック図
【図28】本発明の第28実施形態によるエージェント
を用いた情報検索装置のブロック図
【図29】本発明の第29実施形態によるエージェント
を用いた情報検索装置のブロック図
【図30】従来のエージェントを用いた情報検索装置の
ブロック図
【符号の説明】
1201 中央処理部 1202 エージェント表示手段 1203 インタフェース回路、 1204、1302、1502、2202、2302、2402、2502、2602、27
02、2802、2902 入力手段 1205 エージェント選択手段 1206 検索キーワード追加手段 1207、1510、2207、2307、2407、2507、2607、2707、28
07、2907 出力手段 1208、1305、1406、1507、2205、2305、2405、2505、26
05、2705、2805、2905情報検索条件記憶手段 1209、1605、1705、1809、1908、2009、2109、2208、23
08、2408、2508、2608、2708、2808、2908 情報検索手
段 1301、1401、1501、2201、2301、2401、2501、2601、27
01、2801、2901 シーケンス制御手段 1303、1404、1506、2203、2303、2403、2503、2603、27
03、2803、2903 比較判断手段 1304、1405、2204、2304、2504、2604、2704、2804、29
04 シソーラス辞書 1402、1601、1701、1801、1901、2001、2101 音声認識
手段 1403、1604、1704、1804、1904、2004、2104 対話管理
手段 1503、1602、1702、1802、1902、2002、2102 構文解析
手段 1504、1603、1703、1803、1903、2003、2103 意味理解
手段 1505 キーワード抽出手段 1509 応答文生成手段 1606、1706、1807、1906、2007、2107、2212、2312、24
12、2512、2612、2712、2812、2811、2912 情報収集手
段 1607、1707、1808、1907、2008、2108、2211、2311、24
11、2511、2611、2711、2811、2911 受信情報記憶手段 1608、1708、1810、1909、2010、2110 エージェント切
り替え手段 1609 録音音声DB 1610、1710、1911、2210、2310、2410、2510、2610、27
10、2810、2910 テキスト音声合成手段 1611、1711、1815、1914、2015、2115 画像生成手段 1709、1811、1910、2011、2111 録音音声データベース 1714 常識データベース 1805 対話履歴データベース 1806、1905、2006、2106 感情推定手段 1812、1911、2012、2112、2210、2310 テキスト音声合
成手段 2005、2105 画像認識手段 2209 時間監視手段 2313、2213、2413、2513、2613、2713、2813、2913 複
数の情報源 2309、2509、2609、2709、2809、2909 検索上限条件調
査手段 2514 過去の受信情報の記憶領域 2515、2616、2716、2816、2916 エージェントの台詞音
声データベース 2614 過去の受信情報のキーワードジャンル記憶領域 2615 キーワードジャンル付与手段 2714 過去の受信情報の検索条件の動詞と目的語の記憶
領域 2715 検索条件の動詞と目的語の抽出手段 2814 過去の受信情報の検索検索キーワードの上位概念
記憶領域 2815 検索キーワードの上位概念の付与手段 2914 過去の受信情報の焦点記憶領域 2915 検索情報の焦点抽出手段

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個々に固有の情報検索条件が設定された
    予め定めた複数のエージェントを提示し、前記複数のエ
    ージェントの中からユーザの欲する情報検索条件により
    前記エージェントが選択され、前記ユーザの欲する情報
    検索を行うことを特徴とするエージェントを用いた情報
    検索方法。
  2. 【請求項2】 前記固有の情報検索条件は、ユーザから
    の音声またはリモコンでの指示により、音声で順次提示
    するか、または画面に一覧形式で提示することを特徴と
    する請求項1に記載のエージェントを用いた情報検索方
    法。
  3. 【請求項3】 前記ユーザの欲する情報検索条件の追加
    登録を行うときには、前記ユーザの欲する情報検索条件
    を既存の前記情報検索条件の中に編入し、前記既存の情
    報検索条件の中に追加しようとしたものと同一のものが
    存在するときには、前記追加登録を行わないことを特徴
    とする請求項1に記載のエージェントを用いた情報検索
    方法。
  4. 【請求項4】 前記ユーザが追加登録した情報検索条件
    が、前記既存の情報検索条件と意味的に矛盾するかを検
    査し、矛盾するときには登録を拒否するか、またはどち
    らを登録とするかを決定することを特徴とする請求項3
    に記載のエージェントを用いた情報検索方法。
  5. 【請求項5】 前記ユーザの欲する情報検索条件を追加
    登録するとき、前記ユーザと前記エージェントの音声対
    話を用いることを特徴とする請求項2に記載のエージェ
    ントを用いた情報検索方法。
  6. 【請求項6】 前記ユーザの欲する情報検索条件を追加
    登録するとき、前記ユーザが欲する情報検索条件を自然
    な文で入力し、前記文を解析して前記情報検索に必要な
    条件を抽出し、前記固有の情報検索条件のテーブルに追
    加することを特徴とする請求項1に記載のエージェント
    を用いた情報検索方法。
  7. 【請求項7】 前記ユーザと対話をし情報検索条件にし
    たがって検索を行う前記エージェントと、前記情報検索
    による情報を読み上げるエージェントとを別のものにす
    ることを特徴とする請求項1に記載のエージェントを用
    いた情報検索方法。
  8. 【請求項8】 前記情報検索により得られた情報の文
    が、予め前記エージェントに内在する文に合致するとき
    には、前記合致する内容に相応した感想を前記ユーザに
    表明することを特徴とする請求項1に記載のエージェン
    トを用いた情報検索方法。
  9. 【請求項9】 前記ユーザとの対話の発話内容や発話戦
    略を、前記ユーザとの直近の対話履歴から推定される前
    記ユーザの現在の感情状態に応じて決定することを特徴
    とする請求項1に記載のエージェントを用いた情報検索
    方法。
  10. 【請求項10】 前記ユーザとの対話のときの発話内容
    や発話戦略を、前記ユーザの声の状態から推定される前
    記ユーザの感情状態に応じて決定することを特徴とする
    請求項1に記載のエージェントを用いた情報検索方法。
  11. 【請求項11】 前記ユーザとの対話の際の発話内容や
    発話戦略を、前記ユーザの表情から推定される前記ユー
    ザの感情状態に応じて決定することを特徴とする請求項
    1に記載のエージェントを用いた情報検索方法。
  12. 【請求項12】 前記ユーザとの対話の際の発話内容や
    発話戦略を、前記ユーザとの対話履歴と前記ユーザの声
    の状態と表情から総合的に推定される前記ユーザの感情
    状態に応じて決定することを特徴とする請求項1に記載
    のエージェントを用いた情報検索方法。
  13. 【請求項13】 前記エージェントの持つ情報検索条件
    を使って常に複数の予め定めた情報源を検索し、一定時
    間毎に前記ユーザに検索結果を報告することを特徴とす
    る請求項1に記載のエージェントを用いた情報検索方
    法。
  14. 【請求項14】 前記エージェントの持つ情報検索条件
    を使って常に複数の予め定めた情報源を検索し、前記検
    索の結果が予め設定した件数に達したとき前記ユーザに
    前記検索の結果を報告することを特徴とする請求項1に
    記載のエージェントを用いた情報検索方法。
  15. 【請求項15】 前記エージェントの持つ情報検索条件
    を使って常に複数の予め定めた情報源を検索し、前記検
    索の結果得られたデータの総量が予め設定された制限容
    量に達したとき前記ユーザに前記検索の結果を報告する
    ことを特徴とする請求項3に記載のエージェントを用い
    た情報検索方法。
  16. 【請求項16】 前記情報検索により得られた情報を記
    憶領域に記憶するとき、既に記憶した過去の情報との類
    似性を判断し、類似の情報が存在するときには前記類似
    の情報の存在を前記ユーザに報告することを特徴とする
    請求項1に記載のエージェントを用いた情報検索方法。
  17. 【請求項17】 前記情報検索により得られた情報を記
    憶領域に記憶するとき、前記得られた情報と前記過去の
    情報とを解析し、相互に関連づけられたキーワードの集
    合として抽象化したものを生成して類似性判断に使用
    し、さらに前記過去の情報については、一定時間経過後
    に削除することを特徴とする請求項1に記載のエージェ
    ントを用いた情報検索方法。
  18. 【請求項18】 前記情報検索により得られた情報を記
    憶領域に記憶するとき、前記得られた情報と前記過去の
    情報とを解析し、抽出したキーワードの上位概念語の集
    合を生成して類似性判断に使用し、さらに前記過去の情
    報については、一定時間経過後に削除することを特徴と
    する請求項1に記載のエージェントを用いた情報検索方
    法。
  19. 【請求項19】 前記情報検索により得られた情報を記
    憶領域に記憶するとき、前記新たな検索結果と蓄積され
    た過去の検索結果との双方のキーワードの集合を調べて
    動詞と目的語のペアを見つけ、双方の前記動詞と目的語
    のペアが一致するか否かを類似性の判断基準とすること
    を特徴とする請求項1に記載のエージェントを用いた情
    報検索方法。
  20. 【請求項20】 前記情報検索により新たに情報が得ら
    れたとき、前記新たに検索された情報を解析し前記情報
    の焦点であるテーマを抽出し、蓄積された過去の情報と
    の類似性判断に使用することを特徴とする請求項1に記
    載のエージェントを用いた情報検索方法。
  21. 【請求項21】 予め定めた複数のエージェントを保持
    する手段と、前記複数のエージェントのそれぞれに固有
    の情報検索条件を記憶する手段と、前記エージェントを
    画面に表示する手段と、表示された前記エージェントを
    選択する手段とを備えたことを特徴とするエージェント
    を用いた情報検索装置。
  22. 【請求項22】 マイクロホンまたはリモコン受信器を
    介し入力した前記ユーザからの指示を解釈する手段と、
    前記解釈の結果に応じて前記エージェントに固有の情報
    検索条件を録音音声または合成音声によって読み上げる
    手段と、前記エージェントに固有の情報検索条件を画面
    に一覧表示する手段と、前記読み上げる手段と前記一覧
    表示する手段を選択的または両者を同時に実行する手段
    とを備えたことを特徴とする請求項21に記載のエージ
    ェントを用いた情報検索装置。
  23. 【請求項23】 マイクロホンまたはリモコン受信器よ
    りの入力から前記情報検索条件を抽出する手段と、前記
    記憶手段に記憶された情報検索条件と前記入力された前
    記情報検索条件とに同一のものが無いか判定する手段
    と、前記同一のものが存在するときには前記同一のもの
    を除いて、前記同一のものを除いたことを報告する文を
    生成する手段と、前記文を合成音声で出力する手段と、
    前記文を画面に表示する手段とを備えたことを特徴とす
    る請求項21に記載のエージェントを用いた情報検索装
    置。
  24. 【請求項24】 前記ユーザが追加登録しようとする情
    報検索条件の意味を理解する意味理解手段と、既に前記
    エージェントに前記記憶手段に記憶された情報検索条件
    の意味と新たに追加登録のために入力した前記情報検索
    条件の意味との矛盾を判定する手段と、前記矛盾が検出
    されたときには前記ユーザからの追加登録を拒否し前記
    追加登録の拒否をユーザに報告する手段または、前記追
    加登録しようとする情報検索条件と前記記憶された情報
    検索条件のどちらを選択するかを前記ユーザに問い合わ
    せて前記情報検索条件の記憶領域に登録し直す手段を備
    えたことを特徴とする請求項21に記載のエージェント
    を用いた情報検索装置。
  25. 【請求項25】 音声認識手段と言語辞書を含む言語解
    析手段とを使って前記ユーザの発話の意味を理解する手
    段と、前記ユーザの発話の中に前記ユーザの欲する情報
    検索条件が含まれるか判断する手段と、前記ユーザから
    情報検索条件を引き出すためのスロットフィリングに基
    づいて対話戦略を生成する手段と、前記対話戦略に従っ
    て合成音声を生成する手段とを備えたことを特徴とする
    請求項21に記載のエージェントを用いた情報検索装
    置。
  26. 【請求項26】 前記ユーザの欲する情報検索条件を含
    む文を入力する手段と、前記文を典型的な文のテンプレ
    ートと比較して解析を行う手段と、前記典型的な文のテ
    ンプレートに合わない入力に対しては言語辞書と言語解
    析アルゴリズムを使って解析を行う手段と、前記解析の
    結果から前記ユーザの欲する情報検索条件を抽出する手
    段とを備えたことを特徴とする請求項21に記載のエー
    ジェントを用いた情報検索装置。
  27. 【請求項27】 前記ユーザと対話し内在する情報検索
    条件にしたがって検索を行う前記エージェントと、前記
    検索による情報を読み上げる前記エージェントを使い分
    ける戦略を生成する手段と、前記戦略にしたがって前記
    エージェントを動作させる手段とを備えたことを特徴と
    する請求項21に記載のエージェントを用いた情報検索
    装置。
  28. 【請求項28】 検索が行われた情報の言語処理を行う
    手段と、前記言語処理の結果から意味を理解する手段
    と、前記意味から検索された情報のテーマをキーワード
    のネットワークとして表現する手段と、前記エージェン
    トに固有の常識を前記キ−ワードのネットワークで記憶
    する手段と、前記キーワードのネットワークの相互の親
    密度を判定する手段と、前記判定の結果に相応した感想
    文を生成する手段と、前記感想文を合成する手段とを備
    えたことを特徴とする請求項21に記載のエージェント
    を用いた情報検索装置。
  29. 【請求項29】 前記ユーザとの対話を監視し対話履歴
    を記録する手段と、前記対話履歴から現在の前記ユーザ
    の感情を推定する手段と、前記ユーザの感情を喜びに導
    くための対話戦略を生成する手段と、前記戦略にしたが
    って発話を組み立てると共に、合成音声の感情表現と画
    面にキャラクタを表示しているときには前記キャラクタ
    の表情を変える手段とを備えたことを特徴とする請求項
    21に記載のエージェントを用いた情報検索装置。
  30. 【請求項30】 前記ユーザの音声の韻律を分析する手
    段と、前記韻律と前記音声の発話内容からユーザの現在
    の感情を推定する手段と、前記ユーザの感情を喜びに導
    くための対話戦略を生成する手段と、前記対話戦略にし
    たがって発話を組み立てると共に、合成音声の感情表現
    と画面にキャラクタを表示しているときには前記キャラ
    クタの表情を変える手段とを備えたことを特徴とする請
    求項21に記載のエージェントを用いた情報検索装置。
  31. 【請求項31】 前記ユーザの表情を認識する手段と、
    前記表情からユーザの感情状態を推定する手段と、前記
    ユーザの感情を喜びに導く対話戦略を生成する手段と、
    前記対話戦略にしたがって発話を組み立てると共に、合
    成音声の感情表現と画面にキャラクタを表示していると
    きには前記キャラクタの表情を変える手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項21に記載のエージェントを用い
    た情報検索装置。
  32. 【請求項32】 前記ユーザとの対話を監視し対話履歴
    を記録する手段と、前記ユーザの音声の韻律を分析する
    手段と、前記ユーザの表情を認識する手段と、前記対話
    履歴、前記韻律と前記発話の内容、および前記ユーザの
    表情の組み合わせとから総合的に現在の前記ユーザの感
    情を推定する手段と、前記ユーザの感情を喜びに導く対
    話戦略を生成する手段と、前記対話戦略にしたがって発
    話を組み立てると共に、合成音声の感情表現と画面にキ
    ャラクタを表示しているときには前記キャラクタの表情
    を変える手段とを備えたことを特徴とする請求項21に
    記載のエージェントを用いた情報検索装置。
  33. 【請求項33】 前記エージェントに内在する情報検索
    条件にしたがって複数の情報源を切り替えながら検索す
    る手段と、前記検索の結果の情報を記憶する手段と、予
    め定めた一定の時間が経過する毎か、または一定の時刻
    になる毎に前記検索の結果を報告する手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項21に記載のエージェントを用い
    た情報検索装置。
  34. 【請求項34】 前記エージェントに内在する情報検索
    条件にしたがって複数の情報源を切り替えながら検索す
    る手段と、前記検索の結果の情報を記憶する手段と、前
    記記憶した件数が予め設定した件数に達したとき前記検
    索の結果を報告する手段とを備えたことを特徴とする請
    求項21に記載のエージェントを用いた情報検索装置。
  35. 【請求項35】 前記エージェントに内在する情報検索
    条件にしたがって複数の情報源を切り替えながら検索す
    る手段と、前記検索の結果の情報を記憶する手段と、前
    記記憶したデータ総量を計算する手段と、前記データ総
    量が予め設定した上限値に達したとき前記検索の結果を
    報告する手段とを備えたことを特徴とする請求項21に
    記載のエージェントを用いた情報検索装置。
  36. 【請求項36】 情報検索により得られた情報を記憶す
    る手段と、前記記憶手段に記憶した過去の検索結果の情
    報との類似性を判断する手段と、前記類似性を判断した
    情報を前記ユーザに報告する手段とを備えたことを特徴
    とする請求項21に記載のエージェントを用いた情報検
    索装置。
  37. 【請求項37】 情報検索により得られた情報を記憶す
    る手段と、前記検索により得られた情報を解析して相互
    に関連づけられたキーワードの集合として抽象化する手
    段と、前記キーワードの集合と原文とを共に記憶する記
    憶手段と、予め定めた一定時刻になる毎に割り込みを起
    こす手段と、前記割り込み時に報告の終わっている前記
    情報の原文を削除する手段とを備えたことを特徴とする
    請求項21に記載のエージェントを用いた情報検索装
    置。
  38. 【請求項38】 情報検索により得られた情報を記憶す
    る手段と、前記検索により得られた情報を解析して相互
    に関連づけられたキーワードの集合として抽象化する手
    段と、前記キーワードの上位概念を判定する手段と、前
    記上位概念と検索結果の原文とを共に記憶する記憶手段
    と、予め定めた一定時刻になる毎に割り込みを起こす手
    段と、前記割り込み時に報告の終わっている前記情報の
    原文を削除する手段とを備えたことを特徴とする請求項
    21に記載のエージェントを用いた情報検索装置。
  39. 【請求項39】 情報検索により情報が得られたとき、
    蓄積された過去の情報検索結果の情報との類似性を判断
    するために双方のキーワードの集合のうち、動詞と目的
    語をペアで記憶する手段と、前記動詞と目的語のペアが
    一致するか否かを判断する判断手段とを備えたことを特
    徴とする請求項21に記載のエージェントを用いた情報
    検索装置。
  40. 【請求項40】 情報検索により情報が得られたとき、
    蓄積された過去の検索結果の情報との類似性を判断する
    ために前記情報検索により得られた検索結果を解析する
    手段と、前記解析の結果を使って検索された情報のテー
    マを抽出する手段と、前記テーマを検索結果である情報
    の原文と共に記憶する手段と、前記テーマが一致するか
    否かを判断する手段とを備えたことを特徴とする請求項
    21に記載のエージェントを用いた情報検索装置。
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