JP3617213B2 - インクタンク、インクジェット記録ユニット、およびインクジェット記録装置 - Google Patents

インクタンク、インクジェット記録ユニット、およびインクジェット記録装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクを吐出して記録媒体に記録を行なうインクジェット方式の記録装置に関するものであり、詳しくは記録用のインクを収容するインクタンク、このインクタンクを着脱自在に保持するインクジェット記録ユニット、およびこのインクジェット記録ユニットを備えたインクジェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のインクジェット記録装置において、インクジェット記録ユニットに対してインクタンクを着脱自在に位置決めする手段としては、弾性部材をインクタンクに設けておき、これに対応する係合部分をインクジェット記録ユニットに設け、両者を係合あるいは係合の解除により、インクタンクの着脱操作を行なわせている。
【0003】
具体的な従来の技術としては、特開平8−58107号公報に示されているように、インクタンクに設けられた弾性を有するラッチレバーのラッチ爪と、インクジェット記録ユニット側に設けられた係合穴との嵌合により、インクタンクの固定を行ない、ラッチレバーの解除によりインクタンクの取り外しを行なうことが知られている。
【0004】
ところが、この弾性部材を利用したインクタンクの着脱においては、インクタンクの取り外しの際に、弾性部材の弾性力が必要以上に働いてしまうことがあり、その結果インクジェット記録ユニットよりインクタンクが弾性力によって飛び出してしまうことがあった。さらに使用済みのインクタンクがインクジェット記録ユニットより飛び出してしまうとインクタンクのインク供給口付近に残存付着していたインクが飛び散り、ユーザや記録装置、記録媒体の汚染等を招くという問題があった。
【0005】
また、装着時には、ラッチ爪と係合穴との嵌合を行なわせる際には、ラッチレバーを押下してインクタンクを回動させるが、この時の回動の中心軸が定まらず、装着時のインクタンクの姿勢が安定しないため、装着位置が微妙にズレてしまうなどの問題もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、インクタンクを取り外す際に不必要にインクタンクを上昇させず、インクジェット記録ユニットからインクタンクが飛び出すことを防止するとともに、インクタンクの着脱をスムースに行なうことのできるインクタンク、インクジェット記録ユニット、インクジェット記録装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、インクジェット記録ユニットに着脱可能に装着されるインクタンクであって、底面に設けられたインク供給口と、一方の側面に設けられた被係止用の斜面が形成された凸部と、前記一方の側面に対向する他方の側面に設けられた第1の突起部と、該第1の突起部の下に配置された第2の突起部を有し、前記凸部に形成された斜面は、インクジェット記録ユニットに設けられた係止用の突出部に当接して前記インクタンクの装着時に該インクタンクの回動の中心軸となるように形成されており、前記第1の突起部は、前記インクタンクが前記インクジェット記録ユニットに装着された状態で、前記インクタンクの保持状態を開放するように作用する上向きの力に対向して前記インクタンクの装着状態を維持するように前記インクジェット記録ユニットに設けられた弾性部材に係合するように設けられており、前記第2の突起部は、前記インクタンクが前記インクジェット記録ユニットから取り外される際に、前記第1の突起部の前記弾性部材による係止が解除されたとき、前記弾性部材と係合して、前記インクタンクの飛び出しを防止するように設けられていることを特徴とするものである。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクタンクにおいて、前記第2の突起部の前記第1の突起部側の面は、インクタンクの底面と平行でないことを特徴とするものである。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のインクタンクを着脱自在に装着するインクジェット記録ユニットであって、前記インクタンクの底面に当接し前記インクタンクの保持状態を開放するように作用する反力発生部材と、前記インクタンクの装着の際に前記インクタンクの前記斜面に当接する前記係止用の突出部と、前記インクタンクが装着された状態で該インクタンクの前記第1の突起部および前記第2の突起部が設けられた側面と対向するように形成され、前記インクタンクの装着状態において前記第1の突起部と係合し前記第1の突起部の係合が解除されたときにおいて前記第2の突起部と係合する弾性部材を有することを特徴とするものである。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のインクジェット記録ユニットにおいて、前記反力発生部材が前記インクタンクの底面に設けられたインク供給口と結合するインクの液体連通部材を兼ねていることを特徴とするものである。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載のインクジェット記録ユニットにおいて、前記インクタンクが装着された状態で、前記インクタンクの前記第1の突起部および前記第2の突起部が設けられた側面と対向する面に、前記インクタンクの前記第1の突起部および前記第2の突起部の幅よりも広く、かつ前記インクタンクの幅よりも狭い間隔で、前記弾性部材の両側に複数本の保護リブを設けたことを特徴とするものである。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項3ないし5のいずれか1項にに記載のインクジェット記録ユニットにおいて、前記係止用の突出部における前記インクタンクの前記斜面に当接する面が曲面で構成されていることを特徴とするものである。
【0014】
請求項7に記載の発明は、請求項3ないし6のいずれか1項に記載のインクジェット記録ユニットにおいて、前記係止用の突出部の下部に、前記インクタンクの前記凸部の一面に当接する第1のリブを設け、これと対向する面に前記インクタンクの前記凸部が設けられた側面と反対側の側面に当接する第2のリブを設けたことを特徴とするものである。
【0015】
請求項8に記載の発明は、請求項3ないし7のいずれか1項に記載のインクジェット記録ユニットにおいて、前記インクタンクの装着の際に前記インクタンクの底面に対向する部分に設けられ、前記インクタンクを斜めに挿入するように傾斜した第3のリブを設けたことを特徴とするものである。
【0016】
請求項9に記載の発明は、請求項3ないし8のいずれか1項に記載のインクジェット記録ユニットにおいて、前記インクタンクの前記一方の側面と直交する側面に当接する第4のリブを設けたことを特徴とするものである。
【0017】
請求項10に記載の発明は、記録媒体の記録面に沿って往復移動可能に支持されたキャリッジを有するインクジェット記録装置において、請求項3ないし9のいずれか1項に記載のインクジェット記録ユニットを有することを特徴とするものである。
【0018】
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のインクジェット記録装置において、前記インクジェット記録ユニットが前記キャリッジと一体化されていることを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のインクタンクの実施の一形態を示す側面図である。図中、1はインクタンク、11は第1の突起部、12は第2の突起部、13は凸部、14は斜面、15は当接部、16は供給口、17は位置規制面、18は取っ手である。
【0020】
インクタンク1には、図中の左側面に、第1の突起部11と第2の突起部12からなる2段突起が設けられている。第1の突起部11および第2の突起部12は、それぞれ後述するインクジェット記録ユニットの弾性部材と係合する。第1の突起部11は、インクタンク1が装着された状態で弾性部材と係合し、インクタンク1の装着状態を維持する。また、第2の突起部12は、インクタンク1が取り外される際に一旦係合し、インクタンク1の飛び出しを防ぐ。第2の突起部12は、このようにインクタンク1が完全には装着されていない斜めの状態で弾性部材と係合するため、その上部は斜面となっている。また、係合面を斜面とすることによって係合部を滑りやすくし、よりスムースに係合を解除することを可能としている。
【0021】
第1の突起部11および第2の突起部12が形成された左側面の反対側である図中の右側面には、凸部13が設けられている。凸部13は、インクタンク1が装着された際に後述するインクジェット記録ユニットに設けられたリブと当接し、インクタンク1の装着位置を決めるためのものである。また、その上部には斜面14が形成されている。この斜面14と、後述するインクジェット記録ユニットに設けられた突出部とが当接し、インクタンク1の装着時には回動の中心軸となる。
【0022】
第1の突起部11および第2の突起部12の上部には、当接部15が設けられている。この当接部15はインクタンク1が装着された際に後述するインクジェット記録ユニットに設けられたリブと当接し、凸部13とともにインクタンク1の装着位置を決めるためのものである。ここでは凸状に形成しているが、平面等でもよい。
【0023】
位置規制面17は、第1の突起部11および第2の突起部12が設けられた側面、および、凸部13が設けられた側面と直交する他の2側面であり、図1における正面の面と、その反対側の面である。この位置規制面17は、紙面の表裏方向の位置決めを行なうために用いられる。
【0024】
なお、インクタンク1の底面には、記録ヘッドへインクを供給するための供給口16が設けられている。また、インクタンク1の着脱に便利なように、凸部13が設けられた側面に取っ手18が設けられている。
【0025】
図2は、本発明のインクジェット記録ユニットの実施の一形態における分解斜視図、図3は、同じく断面図である。図中、2はインクジェット記録ユニット、21は弾性部材、22は第1のリブ、23は突出部、24は第2のリブ、25は保護リブ、26は第3のリブ、27は第4のリブ、28は反力発生部材、31はフィルタ、32はジョイントブロック、33はマニホールド、34はヒートシンク、35はフェイスプレート、36はプリント基板である。ここでは、インクジェット記録ユニット2に2つのインクタンクを装着可能な構成を示している。1つのインクタンクは、例えば黒インクなど、単色のインクのみを保持するものであり、もう1つのインクタンクは複数色のインクを保持できるものであって、ここでは3色一体型のインクタンクが装着されるものとしている。もちろん、1つのインクタンクのみが装着される構成や、3つ以上のインクタンクが装着される構成であってもよい。装着されるそれぞれのインクタンクについて、以下の構成が備えられる。また、装着されるインクタンクに収容されているインクの数は1や3に限らず、2や4以上であってもよい。
【0026】
インクジェット記録ユニット2には、第1のリブ22、突出部23、第2のリブ24、保護リブ25、第3のリブ26、第4のリブ27等が形成されている。第1のリブ22は、インクタンク1の凸部13の面と当接する。また第2のリブ24は、インクタンク1の当接部15と当接する。これにより、図3における左右方向のインクタンク1の位置決めを行なう。突出部23は、インクタンク1の凸部13の上部に設けられた斜面14と当接する。突出部23の当接面は曲面で構成されており、斜面14と線状に接触する。そのため、インクタンク1を装着する際の回動軸となり、円滑なインクタンク1の回動を実現する。また、インクタンク1が装着されている間、インクタンク1は反力発生部材28による上方へ向かう力を受けているが、この突出部23とインクタンク1の凸部13の斜面14との当接と、後述する弾性部材21とによって、インクタンク1の装着状態を維持している。
【0027】
第3のリブ26は、インクタンク1が装着された際に底面と対向する部分に設けられ、図3に示すように第1のリブ22側が低くなるように斜めに形成されている。ユーザがインクタンク1を装着する際に、インクタンク1を斜めに挿入するが、この第3のリブ26は、インクタンク1の斜めの状態を一定に保つ案内の役目を果たし、ユーザによるインクタンク1の着脱操作状態による影響を受けて、ガタツキ等によるインクタンクの装着不良を起こす危険性を低下させている。また、インクタンク1を取り外す際には、インクタンク1の取っ手18が設けられている側を押し込むことにより、インクタンク1は第3のリブ26の高い部分を支点にして回動し、反力発生部材28による上方への力とともにインクタンク1の第1の突起部と弾性部材21の係止を解除することができる。
【0028】
第4のリブ27は、インクタンク1が装着された際に、インクタンク1の位置規制面17に当接し、インクタンク1の位置を規制して、インクジェット記録ユニット2に対するインクタンク1のガタツキを防止する。これにより、インクタンク1の供給口16との接続部でのインク流路の連通を確実に行なうことができる。
【0029】
また、インクジェット記録ユニット2には各インクタンク1に対応して弾性部材21が設けられている。弾性部材21は、その先端部でインクタンク1の第1の突起部11あるいは第2の突起部12と係合するように構成されている。インクタンク1が装着された状態では、弾性部材21は第1の突起部11と係合し、突出部23とともにインクタンク1が反力発生部材28から受ける上向きの力に対抗してインクタンク1の装着状態を維持する。また、インクタンク1を取り外す際には、インクタンク1の凸部13が設けられている側を押し込むことにより、インクタンク1が第3のリブ26の高い部分を支点にして回動し、反力発生部材28による上方への力とともにインクタンク1の第1の突起部と弾性部材21の係止が解除する。しかし、弾性部材21の弾性力によって、弾性部材21はインクタンク1の第2の突起部12と係合する。これによって、インクタンク1を取り外す際のインクタンク1の飛び出しを防止する。
【0030】
保護リブ25は、弾性部材21の両側に、インクタンク1の第1の突起部11および第2の突起部12の幅よりも広く、インクタンク1の幅よりも狭い間隔で複数本設けられ、弾性部材21と同等以上の高さに設けられている。インクタンク1の装着時にインクタンク1の底面角部が直接弾性部材21に当接するのを防止し、弾性部材21を角部で引っかけて折れ曲げるなどの不具合の発生を予防している。
【0031】
インクジェット記録ユニット2には、さらに、フィルタ31、ジョイントブロック32、マニホールド33、ヒートシンク34、フェイスプレート35などの組立体である記録ヘッド部や、記録ヘッド部と本体とを電気的に接続するためのプリント基板36等が装着される。
【0032】
ジョイントブロック32には、インクタンク1に収容されているインクの色数に応じて、インクタンク1と接続するためのインク導入部を有している。各インク導入部には、フィルタ31および反力発生部材28が設けられている。反力発生部材28は、インクタンク1の供給口16と接合してインクの流路を形成する。反力発生部材28は、例えば弾性体によって形成することができる。インクタンク1の装着によってインクタンク1の供給口16の周囲の面が反力発生部材28に当接し、さらに押圧されて反力発生部材28が変形し、密閉されたインク流路を構成する。結合後は、反力発生部材28は、その弾性力によってインクタンク1を上方へ押し上げ、インクタンク1の保持状態を開放するように作用する。また、フィルタ31は、インクタンク1が取り外された状態で付着するゴミ等をインク流路内に混入させないために設けられている。また、フィルタ31の微小孔に形成されるインクのメニスカスによってインクを保持し、記録ヘッドに設けられたインクを吐出するためのノズルからのインクの流出を防いでいる。
【0033】
マニホールド33には、各色のインクごとのインク流路となる凹部あるいは壁部となる凸部が形成されており、ジョイントブロック32と接合されてインク流路が形成される。また、マニホールド33と記録ヘッドを接続することによって、記録ヘッドへのインク流路が形成される。これらの構成によって、インク導入部から導入されたインクを記録ヘッドに供給する。
【0034】
ヒートシンク34には、記録ヘッドが熱的に接合され、記録ヘッドで発生する熱を逃がす。また、ヒートシンク34の表面には、記録ヘッドに電力および制御信号、記録すべき画像の信号などを供給するための配線等が設けられている。記録する画像にあわせて発熱体を駆動するための駆動回路等が設けられることもある。ヒートシンク34上のこれらの配線と記録ヘッドは、例えばワイヤボンディングなどにより電気的に接続される。さらに、記録ヘッドを保護するため、フェイスプレート35が取り付けられる。
【0035】
プリント基板36は、インクジェット記録装置本体からの電力、制御信号、画信号などを各ヒートシンク34上の配線に中継するために設けられている。インクジェット記録装置本体とフレキシブルケーブルで接続するためのコネクタと、各ヒートシンク34上の配線と接続するための端子を有している。また、記録ヘッドの記録制御を行なうための制御回路が配置されることもある。
【0036】
インクジェット記録ユニット2には、プリント基板36が取り付けられ、さらにそれぞれの記録ヘッド部が取り付けられる。ここで示した、インクジェット記録ユニット2は、インクジェット記録装置のキャリッジと兼用され、図示しないガイドバーに沿って被記録媒体上を移動する。あるいは、別体のキャリッジにインクジェット記録ユニット2を装着する構成であってもよい。また、記録ヘッド部は、着脱自在に構成することが可能である。
【0037】
図4は、本発明のインクジェット記録ユニットに対してインクタンクが装着される前の状態の一例を示す断面図であり、図5は、同じくインクタンクが装着された状態の一例を示す断面図、図6は、同じくインクタンクを取り外す際の中間係止状態の一例を示す断面図である。ユーザがインクタンク1をインクジェット記録ユニット2に装着しようとする際には、インクタンク1を図4に示すように凸部13側を下げて落とし込む。このとき、インクタンク1の第1の突起部11や第2の突起部12が設けられている側の下部は第2のリブ24や保護リブ25等にぶつかり、インクタンク1は取っ手18側に侵入方向を規制される。また、インクタンク1の底面の取っ手18側の部分は第3のリブ26に当接し、第3のリブ26の傾斜に沿ってインクタンク1は取っ手18側へと滑り込む。これにより、インクタンク1の凸部13は、突出部23の下に潜り込む。
【0038】
図4に示すようにインクタンク1を落とし込んだ後、ユーザはインクタンク1の取っ手18とは反対側を押し込む。これにより、弾性部材21はインクタンク1の第2の突起部12、第1の突起部11の順にこれらが設けられている側面を摺動する。このとき、弾性部材21は保護リブ25によって保護されているので、インクタンク1の底面に引っかかって破損することはない。また、弾性部材21の摺動が良好に行なわれるように、第1の突起部11および第2の突起部12の下部はなだらかな傾斜面を有している。一方、図4における紙面の表裏方向のインクタンク1の位置は、インクタンク1の位置規制面17と第4のリブ27との当接によって位置決めがなされる。
【0039】
インクタンク1を押し込んでゆくと、インクタンク1の底面の供給口16の周囲が反力発生部材28に当接し、さらに押し込むと反力発生部材28が弾性変形するとともに供給口16の周囲に密着してインクの流路を形成する。また、反力発生部材28の弾性変形とともに、その弾性力によってインクタンク1は上方へ押し上げられる向きの力を受けるようになる。いま、インクタンク1の第1の突起部11および第2の突起部12が設けられている側はユーザによって押圧されているが、インクタンク1の取っ手18が設けられている側は力が加えられていないため、こちらの側が反力発生部材28による力によって上方へ押し上げられる。これによって凸部13の上部の斜面14と突出部23の曲面とが線状に当接する。以後、この線状の当接部がインクタンク1の回動の中心となる。線状に当接しているので、以後のインクタンク1の回動はスムースである。
【0040】
さらにインクタンク1が押し込まれると、弾性部材21と第1の突起部11とが係合し、反力発生部材28による上方への力を、この係合部と、凸部13の斜面14と突出部23との当接によって受けて、インクタンク1を装着状態に保持する。また、当接部15と第2のリブ24が当接し、さらに凸部13と第1のリブ22が当接し、図5における左右方向の位置決めがなされる。このようにして、図5に示すようにインクタンク1がインクジェット記録ユニット2に装着される。インクタンク1の装着によって、反力発生部材28はインクタンク1の底面に密着し、インクタンク1の供給口16より、反力発生部材28を介してインクをインクジェット記録ユニット2の記録ヘッドへと導く。
【0041】
インクタンク1を取り外す際には、インクタンク1の取っ手18側を押し下げる。すると、インクタンク1の底面が第3のリブ26の高い部分に当接するとともに当接部を軸として回動し、弾性部材21と第1の突起部11との係合か解除される。すると、反力発生部材28の弾性力によって、インクタンク1の第1の突起部11および第2の突起部12が設けられている側が押し上げられる。弾性部材21は、第1の突起部11との係合が解除された後は、その弾性力によってインクタンク1の面に沿って摺動し、第2の突起部12と当接する。第2の突起部12の上面は斜めに形成されており、インクタンク1が斜めに回動した状態で弾性部材21と係合する。この係合によって、インクジェット記録ユニット2から飛び出そうとするインクタンク1は停止する。そのため、反力発生部材28の弾性力によってインクタンク1が飛び出すことはない。弾性部材21と第2の突起部12が係合してインクタンク1が停止した中間状態を図6に示している。
【0042】
弾性部材21と第2の突起部12が係合してインクタンク1が停止した後、ユーザがインクタンク1を持ち上げることにより弾性部材21と第2の突起部12の係合は解除され、インクタンク1を取り外すことができる。第2の突起部12の係合面は斜面で構成されているので、弾性部材21と第2の突起部12の係合部は滑りやすく、スムースに係合を解除することができる。
【0043】
上述の各リブは、図面ではいずれも線状の頂部を有する凸状部として示したが、これに限らず、面状の頂部を有する凸状部として形成してもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、請求項1,3に記載の発明のようにインクタンクに第1の突起部および第2の突起部からなる2段突起を設けておき、この第1の突起部および第2の突起部に対向してインクジェット記録ユニットに弾性部材を設け、第1の突起部あるいは第2の突起部と係合することによって、インクタンクを2段階で装着し、またその装着状態の解除を2段階で行なわせる。これにより、インクタンクを取り外す際に反力発生部材による作用によって不必要にインクタンクを上昇させることなく係止し、インクジェット記録ユニットからインクタンクを飛び出させないようにすることができる。また、インクタンクの一方の側面に設けられた被係止用の凸部に形成された斜面は、インクジェット記録ユニットに設けられた係止用の突出部に当接してインクタンクの装着時にインクタンクの回動の中心軸となるように形成されており、この中心軸の回りにインクタンクを回動させて装着できるので、インクタンクをスムースに装着することができる。
【0045】
なお、請求項2に記載の発明のように、第2の突起部の第1の突起部側の面を、インクタンクの底面と平行でない斜面で構成することによって、インクジェット記録ユニットの弾性部材との係合部が滑りやすくなり、よりスムースに係合を解除することが可能となる。また、請求項4に記載の発明のように、反力発生部材に記録用のインクの連通部材を兼ねさせることにより、少ない部材によって、インクタンクの装着時にインクタンクの供給口と記録ヘッド側とを液体連通させることが同時に可能となる。さらに、請求項5に記載の発明のように、弾性部材の両側に複数本の保護リブを設けたことによって、インクタンクの底面による弾性部材の破壊を防止することができる。
【0046】
一方、請求項6に記載の発明のように、インクジェット記録ユニット側にインクタンクの凸部の斜面に当接する突出部設け、突出部の当接面を曲面で構成することによって、当接部は直線状となる。そのため、インクタンクの着脱の際に、この当接部の直線を軸としてインクタンクをスムースに回動することができ、着脱が容易になる。また、請求項7に記載の発明のように、インクジェット記録ユニットに、インクタンクの凸部と当接する第1のリブを設け、これと対向する面に前記インクタンクの前記凸部が設けられた側面と反対側の側面に当接する第2のリブを設けておくことによって、第1のリブおよび第2のリブ間でインクタンクの位置決めを行ない、インクタンク装着後のインクジェット記録ユニットに対するインクタンクのガタツキを防止することが可能となり、結果としてインクの供給口部分でのインク流路の接続を確実に行なうことができる。
【0047】
請求項8に記載の発明によれば、インクタンクの底面に対して傾斜した第3のリブを設けたことによって、着脱の際に一時的に斜めの状態となるインクタンクの斜めの状態を一定に保つ案内の役目を果たし、ユーザーの着脱操作状態による影響を受けてガタツキ等によるインクタンクの装着不良を起こす危険性を低下させることができる。
【0048】
請求項9に記載の発明によれば、インクタンクの凸部を有する側面あるいは第1の突起部及び第2の突起部を有する側面と直交する側面に当接する第4のリブを設けたので、インクタンク装着後のインクジェット記録ユニットに対するインクタンクのガタツキをこの第4のリブ間方向で防止することが可能となり、結果としてインクの供給口部分でのインク流路の接続を確実に行なうことができる。
【0049】
請求項10に記載の発明によれば、請求項3ないし9のいずれか1項に記載のインクジェット記録ユニットを有するインクジェット記録装置を得ることができ、特に請求項11に記載の発明のように、インクジェット記録ユニットをキャリッジと一体化することによって、インクジェット記録装置の構成を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクタンクの実施の一形態を示す側面図である。
【図2】本発明のインクジェット記録ユニットの実施の一形態における分解斜視図である。
【図3】本発明のインクジェット記録ユニットの実施の一形態における断面図である。
【図4】本発明のインクジェット記録ユニットに対してインクタンクが装着される前の状態の一例を示す断面図である。
【図5】本発明のインクジェット記録ユニットに対してインクタンクが装着された状態の一例を示す断面図である。
【図6】本発明のインクジェット記録ユニットからインクタンクを取り外す際の中間係止状態の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…インクタンク、2…インクジェット記録ユニット、11…第1の突起部、12…第2の突起部、13…凸部、14…斜面、15…当接部、16…供給口、17…位置規制面、18…取っ手、21…弾性部材、22…第1のリブ、23…突出部、24…第2のリブ、25…保護リブ、26…第3のリブ、27…第4のリブ、28…反力発生部材、31…フィルタ、32…ジョイントブロック、33…マニホールド、34…ヒートシンク、35…フェイスプレート、36…プリント基板。

Claims (11)

  1. インクジェット記録ユニットに着脱可能に装着されるインクタンクであって、底面に設けられたインク供給口と、一方の側面に設けられた被係止用の斜面が形成された凸部と、前記一方の側面に対向する他方の側面に設けられた第1の突起部と、該第1の突起部の下に配置された第2の突起部を有し、前記凸部に形成された斜面は、インクジェット記録ユニットに設けられた係止用の突出部に当接して前記インクタンクの装着時に該インクタンクの回動の中心軸となるように形成されており、前記第1の突起部は、前記インクタンクが前記インクジェット記録ユニットに装着された状態で、前記インクタンクの保持状態を開放するように作用する上向きの力に対向して前記インクタンクの装着状態を維持するように前記インクジェット記録ユニットに設けられた弾性部材に係合するように設けられており、前記第2の突起部は、前記インクタンクが前記インクジェット記録ユニットから取り外される際に、前記第1の突起部の前記弾性部材による係止が解除されたとき、前記弾性部材と係合して、前記インクタンクの飛び出しを防止するように設けられていることを特徴とするインクタンク。
  2. 前記第2の突起部の前記第1の突起部側の面は、前記インクタンクの底面と平行でないことを特徴とする請求項1に記載のインクタンク。
  3. 請求項1または2に記載のインクタンクを着脱自在に装着するインクジェット記録ユニットであって、前記インクタンクの底面に当接し前記インクタンクの保持状態を開放するように作用する反力発生部材と、前記インクタンクの装着の際に前記インクタンクの前記斜面に当接する前記係止用の突出部と、前記インクタンクが装着された状態で該インクタンクの前記第1の突起部および前記第2の突起部が設けられた側面と対向するように形成され、前記インクタンクの装着状態において前記第1の突起部と係合し前記第1の突起部の係合が解除されたときにおいて前記第2の突起部と係合する弾性部材を有することを特徴とするインクジェット記録ユニット。
  4. 前記反力発生部材が前記インクタンクの底面に設けられたインク供給口と結合するインクの液体連通部材を兼ねていることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録ユニット。
  5. 前記インクタンクが装着された状態で、前記インクタンクの前記第1の突起部および前記第2の突起部が設けられた側面と対向する面に、前記インクタンクの前記第1の突起部および前記第2の突起部の幅よりも広く、かつ前記インクタンクの幅よりも狭い間隔で、前記弾性部材の両側に複数本の保護リブを設けたことを特徴とする請求項3または4に記載のインクジェット記録ユニット。
  6. 前記係止用の突出部における前記インクタンクの前記斜面に当接する面が曲面で構成されていることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に記載のインクジェット記録ユニット。
  7. 前記係止用の突出部の下部に、前記インクタンクの前記凸部の一面に当接する第1のリブを設け、これと対向する面に前記インクタンクの前記凸部が設けられた側面と反対側の側面に当接する第2のリブを設けたことを特徴とする請求項3ないし6のいずれか1項に記載のインクジェット記録ユニット。
  8. 前記インクタンクの装着の際に前記インクタンクの底面に対向する部分に設けられ、前記インクタンクを斜めに挿入するように傾斜した第3のリブを設けたことを特徴とする請求項3ないし7のいずれか1項に記載のインクジェット記録ユニット。
  9. 前記インクタンクの前記一方の側面と直交する側面に当接する第4のリブを設けたことを特徴とする請求項3ないし8のいずれか1項に記載のインクジェット記録ユニット。
  10. 記録媒体の記録面に沿って往復移動可能に支持されたキャリッジを有するインクジェット記録装置において、請求項3ないし9のいずれか1項に記載のインクジェット記録ユニットを有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  11. 前記インクジェット記録ユニットが前記キャリッジと一体化されていることを特徴とする請求項10に記載のインクジェット記録装置。
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