JP3617198B2 - 図形編集装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画面に表示された複数のアイコンをクリックして各アイコンに対応したウィンドウを表示させて各種の処理を実行する図形編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図形や文書を編集する装置(以下、本明細書では単に図形編集装置と呼ぶが、図形のみを編集する装置、文書のみを編集する装置、図形および文書を編集する装置を含むものとする)においては、フォントの設定変更や、図形の変形、配置の変更等が頻繁に行われる。この様な処理は、メニューからコマンドを選択して実行することもできるが、利用者が直感的に操作できるよう、画面上に一まとまりの処理や機能を表す図形(アイコン)と、アイコンにより表された処理及び機能の各種の設定を行うための属性ウィンドウとを表示させて、属性ウィンドウ内のメニューにより必要な処理を実行するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この様な属性ウィンドウは、機能・処理毎に多数準備されている方が、利用者が必要な処理を的確に選択することができる。しかしながら、編集画面のサイズには限りがあるため、属性ウィンドウが増え過ぎると作画に使用できる編集領域が狭くなり、編集作業に支障をきたす場合がある。
【0004】
このため、この種の装置においては、利用者が属性ウィンドウを閉じたり開いたりできるようにし、編集領域が狭くなると不要になった属性ウィンドウを閉じるようにしていた。しかし、ある属性ウィンドウを開く際に他のウィンドウを閉じるのは、編集処理を行っている利用者にとっては煩雑な作業であり、改善が望まれていた。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑み、一連の機能や処理毎に複数の属性ウィンドウを開いて、その属性ウィンドウ内で各機能・処理の設定を行うことのできる図形編集装置において、利用者に煩わしい操作を強いることなく、かつ編集に必要な領域を狭くすることのない図形編集装置を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、請求項1に記載の図形編集装置は、複数のオブジェクトから構成される図形、記号、キャラクタ等をディスプレイ上で作成、編集するための図形編集装置であって、画面の所定領域に、所定の方向に沿って前記図形編集装置の機能に関連する複数のアイコンを表示するアイコン表示手段と、前記複数のアイコンのいずれかをポインタにより指示してクリックするための操作部材と、前記複数のアイコンのいずれかがクリックされると、クリックされたアイコンに対応した機能もしくは属性を表示する属性ウィンドウを、前記所定方向に沿ってかつ前記クリックされたアイコンに隣接して表示させるウィンドウ表示手段と、前記アイコンおよび前記属性ウィンドウが重ならないように全てのアイコンおよび属性ウィンドウの配置を前記所定方向に沿って変更するように前記アイコン表示手段および前記ウィンドウ表示手段を制御する表示位置制御手段と、前記表示位置制御手段により表示位置が変更された場合に全てのアイコンおよび表示中の属性ウィンドウ並びにクリックされたアイコンに対応した属性ウィンドウが前記所定領域内に欠けることなく表示可能か否かを判定する判定手段と、前記判定手段が表示できないと判定した場合に、前記クリックされたアイコン以外のアイコンに対応していてかつ開かれている属性ウィンドウのうち少なくとも一つを閉じるように前記ウィンドウ表示手段を制御する表示範囲調整手段と、を有することを特徴としている。
【0007】
前記複数のアイコンにそれぞれ対応した複数の前記属性ウィンドウは、前記表示範囲調整手段によって消去される際に、表示を残す優先順位が定められており、前記クリックされたアイコン以外のアイコンに対応していてかつ開かれている属性ウィンドウのうち前記優先順位の低いものから順に消去されるようにすることができる。
【0008】
前記所定領域は少なくとも前記所定方向においてその幅が変更可能であり、前記所定領域が変更された場合に前記判定手段および前記表示範囲調整手段が機能するように構成することができる。この場合、所定領域は、編集画面の幅を変更することにより変更することができる。
【0009】
前記複数のアイコンは出力装置を示すアイコンを含み、前記出力装置を含むアイコンに対応した属性ウィンドウ内には出力フォーマットに関する設定項目が表示される構成とすることが可能である。
【0010】
また、前記複数のアイコンは図形編集モードを選択するアイコンを含み、前記図形編集モードを選択するアイコンに対応した属性ウィンドウ内には図形編集のためのツールメニューが表示される構成とすることも可能である。
【0011】
さらに、前記複数のアイコンは文字入力モードを選択するアイコンを含み、前記文字入力モードを選択するアイコンに対応した属性ウィンドウ内にはフォント、サイズ、スタイルを設定するための項目が表示されるようにすることも可能である。
【0012】
また、前記ウィンドウ表示手段は、前記アイコンがクリックされたときに、当該アイコンに対応した前記属性ウィンドウが既に表示されている場合には、当該属性ウィンドウを非表示とするように構成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態である、図形編集装置100の外観を簡略化して示す図である。図形編集装置100は、装置本体1と、装置本体1にインターフェースI/Fを介して接続されたキーボード2、マウス3、ディスプレイ4を有する。また、装置本体1にはプリンタ5もインターフェースI/Fを介して接続されている。
【0014】
装置本体1は、図3に示すようにCPU11、ROM12、RAM13、HDD14等を有している。CPU11は図形編集装置100全体の制御を司るもので、ROM12に格納された各種のプログラムを実行する。RAM13は後述するアイコン表示領域の有効幅を格納する幅格納領域13A、図形編集処理中のデータの一時的な格納のための作業領域13Bを有する。図形編集装置100により生成された図形・文書データはHDD14に格納される。また、HDD14には、様々な出力装置へのデータ出力を制御するためのドライバソフトウェアが各出力装置に対応して格納されている。なお、出力装置はプリンタに限られるものではなく、例えばファクスモデムを介してファクシミリデータを出力するような場合も含まれる。
【0015】
キーボード2からは図形・文書の編集に際し、数字、文字や記号ならびに種々のコマンドを入力することができる。また、マウス3により、図形の描画や変形などの編集処理、ディスプレイ4に表示されている図形、文字、メニューの選択などの操作を行うことができる。マウス3を机上で移動させると、マウス3の移動量および方向がインターフェースI/Fを介してCPU11に入力される。また、マウス3に設けられているボタン(マウスボタン)を押すことにより、所定の信号がマウス4からCPU11に入力される。
【0016】
CPU11は、実行中のプログラムに対応した画像と共にマウスポインタをディスプレイ4に表示している。本明細書においては、ディスプレイ4に表示されている点やある領域などを指し示す位置にマウスカーソルを位置させて、その状態でマウスボタンを押しすぐに離す操作を、クリックすると表現する。例えば、ディスプレイ4に表示されているアイコン上にマウスカーソルを位置させてマウスボタンを押し直ちに離す操作を、アイコンをクリックする、という表現で表すものとする。なお、このマウス3により本発明の操作部材が構成される。
【0017】
CPU11により図形編集用のプログラムが開始されると、編集画面がディスプレイ4に表示される。編集画面の一例を図2に示す。編集画面は、ディスプレイ4のスクリーン4Sに編集ウィンドウ40として表示される。編集ウィンドウ40は、スクリーン4S上で位置を変えることができる。編集ウィンドウ40の位置を変えるには、マウスカーソルをウィンドウ40の所定の位置に位置させ、マウスボタンを押したままマウスを移動させる。
【0018】
編集ウィンドウ40は、最上部にタイトルバー401を有する。タイトルバー401には編集中のファイルのタイトルが表示される。タイトルバー401の下にはメニューバー402が表示される。メニューバー402には、種々のメニューが表示されており、各メニューをクリックするか、メニューに対応したキーボード2のキー操作を行うと、各メニューのサブメニューがいわゆるプルダウンメニューとして表示される。利用者はサブメニューの中から実行しようとする処理を選択することにより、編集操作を行う。なお、更に下位のメニューがプルダウン表示されるサブメニューの項目もある。
【0019】
メニューバー402の下方には、アイコン表示領域400が設けられており、アイコン表示領域400にはアイコン403、405および407が表示されている。
【0020】
図2に示す出力装置アイコン403は出力装置としてテープ状の記録媒体上に印刷するテーププリンタが選択されている場合のアイコンを示す。各アイコン403、405、407がクリックされると、アイコンに関する情報の設定・表示のためのプロパティウィンドウ(属性ウィンドウ)の表示・非表示の切替の要求として処理される。すなわち、プロパティウィンドウが開かれていないアイコンをクリックすると、プロパティウィンドウを開く要求となり、プロパティウィンドウが表示されている状態で対応するアイコンをクリックするとプロパティウィンドウを非表示にする要求として処理される。
【0021】
従って、図2に示す状態でアイコン403をクリックすると、プロパティウィンドウ404は消える。この時、プロパティウィンドウ404の消滅に伴って、その右側のアイコン405、プロパティウィンドウ406、アイコン407の表示位置は図2の左方にずれ、各アイコン、ウィンドウ間の間隔が不必要に大きくならないようになっている。
【0022】
アイコン403は、選択されている出力装置を示す出力装置アイコンである。出力装置アイコン403のクリックにより表示・非表示される出力装置用のプロパティウィンドウである出力書式設定ウィンドウ404内部には、出力装置アイコン403により示される出力装置において用いられる記録媒体の送り量や印字色の設定メニュー、媒体の幅などが表示される。当該出力装置アイコン405に対応した出力装置が複数のサイズの記録媒体を使用可能であれば、それらの選択も出力書式設定ウィンドウ404内に表示されるメニューにより可能となる。
【0023】
アイコン405はテキスト入力モードに切り換えるためのテキストアイコンである。テキストアイコン405をクリックすると、図2に示すような文字スタイル設定用のプロパティウィンドウである文字書式ウィンドウ406が表示される。文字書式設定ウィンドウ406は、これから入力する記号・数字・文字や、選択中の記号・数字・文字などの色、フォントおよびサイズ、アンダーライン、アウトラインなどの文字修飾を設定するためのウィンドウである。
【0024】
アイコン407は図形配列アイコンである。図形の整列(左寄せ、右寄せ、センタリングや、複数の図形の配分など)、図形の塗りつぶしパターンの設定、図形の回転や変形等を行うための図形配列設定ウィンドウ408(図4参照)の表示・非表示が図形配列アイコン407のクリックにより切り換えられる。上記のアイコン403、405および407は常時ディスプレイ4上に表示されており、プロパティウィンドウ404、406、408はアイコンのクリックにより表示・非表示が切り替わる。
【0025】
例えば、図2においては、出力装置アイコン403およびテキストアイコン405に関してはそれぞれ出力装置書式設定ウィンドウ404および文字書式設定ウィンドウ406が隣接して表示されている。この状態から、テキストアイコン405をクリックし、さらに図形配列アイコン407をクリックすると、図4に示すように、文字書式設定ウィンドウ406は非表示となり、図形配列設定ウィンドウ408が図形配列アイコン407に隣接して表示される。なお、図2と図4を比較すると分かるように、文字書式設定ウィンドウ406が非表示の時には、テキストアイコン405と図形配列アイコン407との間隔は、文字書式設定ウィンドウ406の長さだけ離れたままで表示されるのではなく、テキストアイコン405に隣接して表示するようにして使い勝手をよくしている。
【0026】
図示はしないが、出力書式設定ウィンドウ406が非表示の時には、出力装置アイコン403とテキストアイコン405との間隔も、上記と同様、短くなる。すなわち、出力書式設定ウィンドウ406が非表示の時にはテキストアイコン405が出力装置アイコン403に隣接して表示される。
【0027】
アイコン表示領域400の下方は図形編集領域410となっている。図形編集領域410の上縁および左縁にはスケール409aおよび409bが表示される。また、図形編集領域410の左方にはドローツールが配列されたツールパレット411が表示されている。本実施の形態においては、基本的にはベクトルデータにより図形(オブジェクト)を作図するようになっており、作図されたオブジェクトの組合せにより全体の図形が構成されるようになっている。ツールパレット411に表示されるツールを用いて、使用頻度の高いオブジェクトを容易に作図することができる。
【0028】
ツールパレット411には、各オブジェクトを選択するためのセレクトカーソル411a、テキストを入力するためのテキストツール411b、直線を作図するラインツール411c、長方形を作図する長方形ツール411d、角の丸い長方形を作図する角丸長方形ツール411e、円・楕円を作図する楕円ツール411f、任意曲線を作図する曲線ツール411g、二重線で囲まれた枠を作図するツール411h等が設けられている。これらの各ツールをクリックすることにより、各ツールでのオブジェクトの作図が可能になる。
【0029】
なお、セレクトカーソル411aを選択した場合、もしも図形配列ウィンドウ408が開かれていない場合には、図形配列アイコン407をクリックした場合と同様に図形配列ウィンドウ408が表示される。ただし、図形配列ウィンドウ408が開かれている場合には、セレクトカーソル411aを選択した際に図形配列ウィンドウ408は開かれたままとなる。
【0030】
また、テキストカーソル411bを選択した場合、もしも文書書式設定ウィンドウ406が開かれていない場合には、テキストアイコン405をクリックした場合と同様に文書書式設定ウィンドウ406が表示される。ただし、文書書式ウィンドウ406が開かれている場合には、テキストカーソル411bを選択した際には文書書式設定ウィンドウ406は開かれたままとなる。
【0031】
図形編集領域410内部には、図形を作図する編集画面412が表示される。編集画面412は、選択されている記録媒体(すなわち、出力装置アイコン403の出力書式設定ウィンドウ404において設定されている書式の記録媒体)に対応したサイズとなっている。
【0032】
図形編集領域410の右縁および下縁には、表示されている編集画面412をスクロールするためのスクロールバー413aおよび413bが設けられている。スクロールバー413aおよび413bの両端の三角形が表示されている部分をクリックすることにより、編集画面412を上下左右いずれの方向にもスクロールすることができる。図2においては出力装置としてテーププリンタが選択されているため、編集画面412はテープ形状となっている。
【0033】
図形編集領域410の下方にはその他の機能を図形で示す機能表示領域414が設けられている。その他の機能とは、基本機能である、ベクトルデータにより構成されたオブジェクトの作成およびテキストの入力以外に、様々な書式の文書および図形を容易に作画できるようにするためのものである。
【0034】
図2の機能表示領域414に表示されているのは、ひな形の呼び出し(414a)、記号の一覧および入力(414b)、バーコードの生成(414c)、ビットマップによる図形の作図(414d)、テキストの配置の変形(414e)、ビットマップにより作成されている他ファイルの読み込み(414f)、カレンダおよび時計の表示(414g)、フレームの一覧および読み込み(414h)、そして印刷の実行(414i)である。なお、印刷の実行の図形表示414iは、選択されている出力装置に呼応して表示される図形が変わるようになっている。図2においては、テーププリンタが選択されているため、図形414iはテープが出力されている状態を示す図形となっている。
【0035】
以上のように構成された図形編集装置100において、図形編集プログラム実行時には常に出力装置アイコン403がディスプレイ4に表示されるようになっている。この特徴について、図5に示すフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0036】
図5は、出力装置アイコン403の表示処理を説明するフローチャートである。この処理は、図形編集プログラムの起動時、および図形編集プログラム実行中に出力装置を変更した場合に実行される処理である。なお、出力装置の変更は、前述した通り、メニューバー402中の「File」をクリックしてサブメニューを表示させ、そのサブメニュー中の「Print Set」をクリックしてHDD14に格納されているドライバソフトウェア名の一覧を表示させ、その一覧から所望のドライバソフトウェア名をクリックすることにより行われる。この操作に基づくCPU11の処理により、本発明の請求項1に係る出力装置選択手段が構成される。なお、実際に印刷するためには出力装置が接続されている必要があるが、図形の編集のみを行い、作成した図形をファイルとしてHDD14に格納するような場合には必ずしも出力装置が接続されている必要はない。出力装置が接続されていなくてもドライバソフトウェアを選択することは可能であり、本明細書においては、出力装置の選択には、実際には出力装置が接続されておらず単にドライバソフトウェアを選択する場合も含むものとする。
【0037】
図形編集プログラムが起動されると(あるいは図形編集プログラム実行中に出力装置が変更される場合には)、CPU11はHDD15から選択された出力装置に対応したドライバソフトウェアをRAM13の作業領域13Bに読み込み、さらにそのドライバソフトウェアをロードして、選択されたドライバに関するデータを取得する(S1)。ドライバソフトウェアは出力装置が使用できる記録媒体に関する情報、設定可能な書式の情報等を有している。本実施の形態に係るドライバソフトウェアは、さらに、出力装置アイコン403として表示する図形のビットマップも情報として有している。
【0038】
CPU11は、S3にて、ドライバソフトウェアが出力装置アイコン403のビットマップ情報を有しているか否かを判定する。もしも、ドライバソフトウェアが出力装置アイコン403のビットマップ情報を有していれば、CPU11は、ドライバソフトウェアから記録媒体に関する情報、設定可能な書式の情報等と共に出力装置アイコン403のビットマップ情報を取得する(S5)。そして、S17において、アイコン表示領域400の所定の位置に、ドライバソフトウェアから取得したビットマップを出力装置アイコン403として表示する。
【0039】
もしも、ドライバソフトウェアが出力装置アイコン403のビットマップ情報を有していない場合には、CPU11は図形編集プログラムにより設定されるデフォルトのビットマップを使用する。デフォルトのビットマップは、本実施の形態においては、出力装置の種類に応じて3種類の中から選択するようになっている。
【0040】
CPU11はS7において、選択されたドライバソフトウェアがテープ系のドライバソフトウェアかどうか、すなわち選択された出力装置がテープ状の記録媒体を使用するテーププリンタか否かを判定する。テープ系のドライバソフトウェアが選択されている場合には、CPU11はS9にてテープ系の出力装置を示すデフォルトアイコンを設定し、S17においてテープ系出力装置を表すデフォルトアイコンを出力装置アイコン403としてディスプレイ4に表示する。
【0041】
選択されたドライバソフトウェアがテープ系のドライバソフトウェアではないと判定された場合には(S7:NO)、CPU11は選択されたドライバソフトウェアがスタンプ系のドライバソフトウェアかどうか、すなわち選択された出力装置がスタンプの原版を生成する装置であるか否かを判定する。スタンプ系のドライバソフトウェアが選択された場合には、CPU11はS9にてスタンプ系の出力装置を示すデフォルトアイコンを設定し、S17においてテープ系出力装置を表すデフォルトアイコンを出力装置アイコン403としてディスプレイ4に表示する。
【0042】
選択されたドライバソフトウェアがスタンプ系のドライバソフトウェアではない、とS11において判定された場合には(S11:NO)、CPU11はA4サイズやB5サイズなど一般の記録紙を使用する出力装置を示すデフォルトアイコンを設定し、S17において一般の出力装置を表すデフォルトアイコンを出力装置アイコン403としてディスプレイ4に表示する。なお、上記CPU11のS5、S9、S13、S15の処理により請求項8に係る情報取得手段が構成され、CPU11のS17の処理により請求項1および請求項8に係る情報表示手段が構成される。
【0043】
図6は、テーププリンタが出力装置として選択されている場合のアイコン表示領域400の一例を示す図である。出力装置アイコン403により、選択されている出力装置がテープを記録媒体として利用するものであることを容易に認識することができる。また、出力装置アイコン403をクリックすることにより表示される出力書式設定ウィンドウ404には、ドライバソフトウェアから読み込まれた記録媒体に関する情報や設定可能な書式の情報等に基づき、利用者が出力書式を設定するための各項目が表示される。
【0044】
図7は、スタンプ原版を作成するための出力装置が選択された場合のアイコン表示領域400の一例を示す図である。この場合には、出力装置アイコン403Aにより、選択されている出力装置がスタンプに関するものであることを容易に認識することができる。また、出力装置アイコン403Aをクリックすることにより表示される出力書式設定ウィンドウ404Aには、スタンプの原版の書式を設定するための各項目が表示される。
【0045】
図8は、一般の出力装置(デフォルトのビットマップ)が選択された場合のアイコン表示領域400を示す図である。この場合には、出力装置アイコン403Bにより、選択されている出力装置が一般の用紙を記録媒体とする出力装置であることを容易に認識することができる。また、出力装置アイコン403Bをクリックすることにより表示される出力書式設定ウィンドウ404Bには、一般の用紙の書式を設定するための各項目が表示される。
【0046】
以上のように構成された図形編集装置100において、アイコンおよびプロパティウィンドウが常にアイコン表示領域からはみ出ることなく表示されるよう、あるプロパティウィンドウが開かれる場合に、必要に応じて他のプロパティウィンドウが非表示となる。これについて、図9〜図13の幅調整処理のフローチャートを参照して説明する。
【0047】
図9〜図13に示す幅調整処理は、1)図形編集プログラムが起動された時、2)編集画面の幅が変更された時、3)アイコン403、405または407がクリックされた時、4)ツールパレット411のセレクトツール411aまたはテキストツール411bが選択された時、に実行される。
【0048】
尚、幅調整は表示されている編集画面の幅に対して、アイコンおよびプロパティウィンドウの幅の和が相対的に大きくなる場合に必要となる処理である。従って、図9〜図13の幅調整処理は、編集画面の表示幅がアイコン・プロパティウィンドウの表示幅の総和より相対的に大きくなる場合には、調整に関する処理は実行しないようになっている。また、本実施の形態においては、アイコン表示領域400の幅は、全てのアイコン403、405および407と、いずれか一つのプロパティウィンドウ404、406、408の表示に必要な幅よりは小さくならないように、編集画面40の幅の変更範囲が制限されている。
【0049】
幅調整処理は図9に示す処理から開始される。CPU11は、上記の1)〜4)のいずれかのタイミングで幅調整処理を開始する。まず、S51において、編集画面40の表示幅が変更されたか、起動時に実行されている処理なのか、それともそれ以外のタイミングで実行された処理なのかを判定する。すなわち、上記の1)または2)の場合に実行された処理なのか、上記の3)または4)の場合に実行された処理なのかを判定する。
【0050】
上記の1)または2)の場合には(S51:YES)、CPU11は編集画面40の幅を取得する(S52)。ここでは、アイコン表示領域400のアイコン403、405、407およびプロパティウィンドウ404、406、408を表示することができる幅(有効表示幅)を取得し、RAM13の幅格納領域13Aに格納する。
【0051】
上記の3)または4)の場合には(S51:NO)、既にRAM13の幅格納領域13Aに有効表示幅が格納されているためS52の処理は行わない。
【0052】
次に、S53〜S54において、どのプロパティウィンドウが開かれるのかを判定する。アイコン403、405、407を利用者がクリックした場合、もしもクリックされたアイコンに対応したプロパティウィンドウが既に開かれている場合には当該プロパティウィンドウは閉じられる。この場合には、幅調整を行う必要は無い。一方、クリックされたアイコンに対応したプロパティウィンドウが開かれていない場合には、プロパティウィンドウが開かれることによりアイコンおよびプロパティウィンドウの幅の総和が大きくなるため、幅調整を行う必要がある。
【0053】
プロパティウィンドウ404が開かれる場合、すなわち、プロパティウィンドウ404が閉じている状態でアイコン403がクリックされた場合には(S53:YES)処理は図6のS61へ進む。
【0054】
図10のS61では、CPU11は、これから開かれるプロパティウィンドウ404の幅も含めた、表示されているアイコンとプロパティウィンドウの幅の総和と、幅格納領域13Aに格納されている有効表示幅とを比較する。もしもアイコンとプロパティウィンドウの幅の総和が有効表示幅以下の場合には(S61:YES)、プロパティウィンドウ404を表示しても、表示される全てのアイコンおよびプロパティウィンドウは有効表示幅に切れることなく表示される。この場合には、S65においてウィンドウ404を表示して(他のプロパティウィンドウを閉じることなく)、幅調整処理を終了する。
【0055】
アイコンとプロパティウィンドウの幅の総和が有効表示幅より大きくなる場合には(S61:NO)、プロパティウィンドウ404を表示すると、他のアイコンおよびプロパティウィンドウのうち少なくとも一つが有効表示幅内に収まらず、途切れた状態で表示されることになる。この場合には、既に表示状態となっているプロパティウィンドウのうち少なくとも一つを消すことにより、アイコンおよびプロパティウィンドウを有効表示幅内に全て表示するようにする。
【0056】
なお、本実施例においては、プロパティウィンドウを表示させ続ける優先順位が定められている。すなわち、複数のプロパティウィンドウが表示されている場合に、優先順位の低いプロパティウィンドウから順次必要に応じて消されるようになっている。具体的には、プロパティウィンドウ404、406、408の順に(表示を残す)優先順位が高くなっている。プロパティウィンドウ404は出力書式設定ウィンドウであり、これは常時表示させておく必要性が余りないため、最も優先順位が低く設定されている。
【0057】
プロパティウィンドウ406は文書書式設定ウィンドウであり、プロパティウィンドウ408は図形配列設定ウィンドウである。一般に、テキスト入力、書体の設定が終わった後でオブジェクト(図形)の配置を整える作業が行われると考えられる。すなわち、プロパティウィンドウ408とプロパティウィンドウ406が開かれている状態では、プロパティウィンドウ408を利用する可能性が高いと考えられるため、プロパティウィンドウ406および408のいずれかを閉じる場合には、プロパティウィンドウ406を閉じるようにしている。すなわち、プロパティウィンドウ406および408については、作業の順序を考慮して優先順位が定められている。
【0058】
S61でNOと判定されると、CPU11は、プロパティウィンドウ406と408のうち、優先度の低いプロパティウィンドウ406が開かれているかどうかを判定する(S62)。プロパティウィンドウ406が開かれている場合には(S62:YES)、プロパティウィンドウ406を閉じ、プロパティウィンドウ406の右側に表示されていたアイコン407と、プロパティウィンドウ408(もしも開かれていれば)を、アイコン405に隣接して表示させる。プロパティウィンドウ406を閉じたことにより、アイコン403、405、407とプロパティウィンドウ404、およびプロパティウィンドウ408(もしも開かれていれば)の幅の総和は減少したため、再度S61に処理を戻して、表示される(プロパティウィンドウ404の幅を含んだ)アイコンおよびプロパティウィンドウの幅と有効表示幅とを比較する。
【0059】
ここで、アイコンとプロパティウィンドウの幅の総和が有効表示幅以下になれば(S61:YES)、プロパティウィンドウ404を表示しても、表示される全てのアイコンおよびプロパティウィンドウは有効表示幅に途切れることなく表示される。この場合には、S65においてウィンドウ404を表示して(他のプロパティウィンドウを閉じることなく)、幅調整処理を終了する。
【0060】
しかし、プロパティウィンドウ406を閉じた後もアイコンとプロパティウィンドウの幅の総和が有効表示幅より大きくなる場合には(S61:NO)、再度S62へ処理が進められる。既にプロパティウィンドウ406は閉じられているため、S62ではNOと判定され、S64に処理は進む。前述のように、編集画面40は、全てのアイコン403、405、407と、一つのプロパティウィンドウを表示する大きさより小さくなることはない。すなわち、プロパティウィンドウ404が開かれようとしている場合において、既に開かれていたプロパティウィンドウ406を閉じても依然としてアイコンとプロパティウィンドウの幅の総和が有効表示幅より大きくなる場合にはプロパティウィンドウ408が開かれていることになる。従って、プロパティウィンドウ406が開かれていないと判定された場合には(S62:NO)、プロパティウィンドウ408が開かれていることになる。このため、CPU11は、S64においてプロパティウィンドウ408を閉じる。
【0061】
プロパティウィンドウ404を開こうとしているときにプロパティウィンドウ408が閉じられるのは、常にプロパティウィンドウ406が閉じているときであり、従って、S64においてプロパティウィンドウ408が閉じられた後は、プロパティウィンドウ404を開いてもアイコンとプロパティウィンドウの幅の総和が有効表示幅より大きくなることは無い。そこで、CPU11はS64を終了するとS65に処理を進め、クリックされたアイコン403に対応したプロパティウィンドウ404を表示して、幅調整処理を終了する。
【0062】
尚、幅調整処理の開始時に既にプロパティウィンドウ406が閉じられていた場合には、S61でNOと判定されると、それ以降は上記と同様にS62でNOと判定され、CPU11は、S64でプロパティウィンドウ408を閉じた後、プロパティウィンドウ404を開いて(S65)幅調整処理を終了する。
【0063】
図9において、プロパティウィンドウ406が開かれる場合、すなわち、プロパティウィンドウ406が閉じている状態でアイコン405がクリックされた場合には(S53:NO、S54:YES)処理は図7のS71へ進む。
【0064】
図11のS71では、CPU11は、これから開かれるプロパティウィンドウ406の幅も含めた、表示されているアイコンとプロパティウィンドウの幅の総和と、幅格納領域13Aに格納されている有効表示幅とを比較する。もしもアイコンとプロパティウィンドウの幅の総和が有効表示幅以下の場合には(S71:YES)、プロパティウィンドウ406を表示しても、表示される全てのアイコンおよびプロパティウィンドウは有効表示幅に切れることなく表示されるため、S75においてウィンドウ406を表示して(他のプロパティウィンドウを閉じることなく)、幅調整処理を終了する。
【0065】
アイコンとプロパティウィンドウの幅の総和が有効表示幅より大きくなる場合には(S71:NO)、CPU11は、プロパティウィンドウ404と408のうち、優先度の低いプロパティウィンドウ404が開かれているかどうかを判定する(S72)。プロパティウィンドウ404が開かれている場合には(S62:YES)、プロパティウィンドウ404を閉じ、プロパティウィンドウ406の右側に表示されていたアイコン405、407と、プロパティウィンドウ406、408(もしも開かれていれば)を、アイコン403に隣接して表示させる。プロパティウィンドウ404を閉じたことにより、アイコン403、405、407とプロパティウィンドウ406、およびプロパティウィンドウ408(もしも開かれていれば)の幅の総和は減少したため、再度S71に処理を戻して、表示される(プロパティウィンドウ406の幅を含んだ)アイコンおよびプロパティウィンドウの幅と有効表示幅とを比較する。
【0066】
ここで、アイコンとプロパティウィンドウの幅の総和が有効表示幅以下になれば(S71:YES)、S75においてウィンドウ406を表示して、幅調整処理を終了する。
【0067】
しかし、プロパティウィンドウ404を閉じた後もアイコンとプロパティウィンドウの幅の総和が有効表示幅より大きくなる場合には(S71:NO)、再度S72へ処理が進められる。既にプロパティウィンドウ404は閉じられているため、S72ではNOと判定され、S74に処理は進む。前述のように、編集画面40のアイコン表示領域400は、全てのアイコン403、405、407と、一つのプロパティウィンドウを表示する大きさより小さくなることはない。すなわち、プロパティウィンドウ406が開かれようとしている場合において、既に開かれていたプロパティウィンドウ404を閉じても依然としてアイコンとプロパティウィンドウの幅の総和が有効表示幅より大きくなる場合にはプロパティウィンドウ408が開かれていることになる。従って、プロパティウィンドウ404が開かれていないと判定された場合には(S72:NO)、CPU11は、S74においてプロパティウィンドウ408を閉じる。
【0068】
S74においてプロパティウィンドウ408が閉じられた後は、プロパティウィンドウ406を開いてもアイコンとプロパティウィンドウの幅の総和が有効表示幅より大きくなることは無い。そこで、CPU11はS74を終了するとS75に処理を進め、クリックされたアイコン405に対応したプロパティウィンドウ406を表示して、幅調整処理を終了する。
【0069】
尚、幅調整処理の開始時に既にプロパティウィンドウ404が閉じられていた場合には、S71でNOと判定されると、上記と同様にS72でNOと判定される。CPU11は、S74でプロパティウィンドウ408を閉じた後、プロパティウィンドウ406を開いて(S75)幅調整処理を終了する。
【0070】
図9において、プロパティウィンドウ408が開かれる場合、すなわち、プロパティウィンドウ408が閉じている状態でアイコン407がクリックされた場合には(S53:NO、S54:NO、S55:YES)処理は図8のS81へ進む。
【0071】
図12のS81では、CPU11は、これから開かれるプロパティウィンドウ408の幅も含めた、表示されているアイコンとプロパティウィンドウの幅の総和と、幅格納領域13Aに格納されている有効表示幅とを比較する。アイコンとプロパティウィンドウの幅の総和が有効表示幅以下の場合には(S81:YES)、S85においてウィンドウ408を表示して(他のプロパティウィンドウを閉じることなく)、幅調整処理を終了する。
【0072】
アイコンとプロパティウィンドウの幅の総和が有効表示幅より大きくなる場合には(S81:NO)、CPU11は、プロパティウィンドウ404と406のうち、優先度の低いプロパティウィンドウ404が開かれているかどうかを判定する(S82)。プロパティウィンドウ404が開かれている場合には(S82:YES)、プロパティウィンドウ404を閉じ、プロパティウィンドウ404の右側に表示されていたアイコン405、407と、プロパティウィンドウ406、408(もしも開かれていれば)を、アイコン403に隣接して表示させる。プロパティウィンドウ404を閉じたことにより、アイコン403、405、407とプロパティウィンドウ406、およびプロパティウィンドウ408(もしも開かれていれば)の幅の総和は減少したため、再度S81に処理を戻して、表示される(プロパティウィンドウ406の幅を含んだ)アイコンおよびプロパティウィンドウの幅と有効表示幅とを比較する。
【0073】
ここで、アイコンとプロパティウィンドウの幅の総和が有効表示幅以下になれば(S81:YES)、S85においてウィンドウ408を表示して、幅調整処理を終了する。
【0074】
しかし、プロパティウィンドウ404を閉じた後もアイコンとプロパティウィンドウの幅の総和が有効表示幅より大きくなる場合には(S81:NO)、再度S82へ処理が進められる。既にプロパティウィンドウ404は閉じられているため、S82ではNOと判定され、S84に処理は進む。プロパティウィンドウ408が開かれようとしている場合において、既に開かれていたプロパティウィンドウ404を閉じても依然としてアイコンとプロパティウィンドウの幅の総和が有効表示幅より大きくなる場合にはプロパティウィンドウ406が開かれていることになる。従って、プロパティウィンドウ404が開かれていないと判定された場合には(S82:NO)、CPU11は、S84においてプロパティウィンドウ406を閉じる。
【0075】
S84においてプロパティウィンドウ406が閉じられた後は、プロパティウィンドウ408を開いてもアイコンとプロパティウィンドウの幅の総和が有効表示幅より大きくなることは無い。そこで、CPU11はS84を終了するとS85に処理を進め、クリックされたアイコン407に対応したプロパティウィンドウ408を表示して、幅調整処理を終了する。
【0076】
尚、幅調整処理の開始時に既にプロパティウィンドウ404が閉じられていた場合には、S81でNOと判定されると、上記と同様にS82でNOと判定される。この場合には、CPU11は、S84でプロパティウィンドウ406を閉じた後、プロパティウィンドウ408を開いて(S85)幅調整処理を終了する。
【0077】
次に、図形編集プログラム起動時および編集画面40の幅変更時の処理について説明する。この場合には、前述のように、CPU11はS52において有効表示幅を取得し(図9:S52)、取得した有効表示幅をRAM13の幅格納領域13Aに格納する。図形編集プログラム起動時および編集画面40の幅変更時には、S53、S54、S55の全てにおいてNOと判定され、図9のS91に処理が進められる。
【0078】
図形編集プログラム起動時には、プロパティウィンドウ404、406、408は全て閉じた状態で編集画面40が表示されるので、S91においてYESと判定され、幅調整処理は終了する。すなわち、図形編集プログラム起動時には、有効表示幅を取得し幅格納領域13Aに格納する処理のみが実行されることになる。
【0079】
編集画面40の幅が変更された場合には、S91においてNOと判定される場合があり得る。2つ以上のプロパティウィンドウが表示されている状態で編集画面40の幅が狭められ、有効表示幅が減少すると、表示されているアイコンおよびプロパティウィンドウの幅の総和が有効表示幅を越える場合がある。この場合には、S91でNOと判定される。
【0080】
S91でNOと判定されると、CPU11は、S92において最も優先順位の低いプロパティウィンドウ404が開かれているかどうかを判定する。プロパティウィンドウ404が開かれている場合には(S92:YES)、CPU11はS94においてプロパティウィンドウ404を閉じ、再びS91において、表示されているアイコンおよびプロパティウィンドウの幅の総和が有効表示幅以下かどうかを判定する。
【0081】
S92で、プロパティウィンドウ404が開かれていないと判定された場合には(S92:NO)、次に優先順位の低いプロパティウィンドウ406を閉じ(S93)、幅調整処理を終了する。
【0082】
前述のように、少なくとも一つのプロパティウィンドウは有効表示幅以内に表示される。従って、プロパティウィンドウ404が閉じられておりかつ表示されているアイコンおよびプロパティウィンドウの幅の総和が有効表示幅より大きい場合というのは、プロパティウィンドウ406と408が共に開かれている場合である。このため、S92でNOと判定された場合には、プロパティウィンドウ408より優先順位の低いプロパティウィンドウ406を閉じるようにしている。また、プロパティウィンドウ406を閉じることにより、開かれているプロパティウィンドウはプロパティウィンドウ408だけとなるため、アイコンおよびプロパティウィンドウの幅の総和は必ず有効表示幅以下となるため、S93の実行後は直ちに幅調整処理を終了することができる。
【0083】
なお、本実施の形態においては3つのアイコンとそれに対応した3つのプロパティウィンドウが表示されるため、図9から図13に示した制御となっているが、4つ以上のアイコン及びプロパティウィンドウが表示される場合にも、同様にして、開かれているプロパティウィンドウのうち優先順位が低いものから順に閉じるようにすることにより、同様の効果を得ることができる。
【0084】
以上は、新たにプロパティウィンドウを開く時に、当該プロパティウィンドウを開いた結果、全てのアイコンと全ての開かれたプロパティウィンドウの表示幅の総和が編集画面のアイコン表示領域の幅を超える場合に、アイコンおよびプロパティウィンドウが途切れた状態で表示されるのを防ぐための処理である。
【0085】
本実施の形態においては、上述のような処理を行う、幅調整モードの他に、従来の図形編集装置において採用されていたのと同様の、非調整モードでも動作するようになっている。非調整モードというのは、アイコンがクリックされた時にプロパティウィンドウが閉じていればそれを開いて表示し、かつ、その時に全てのアイコンと全ての開かれたプロパティウィンドウの表示幅の総和が編集画面のアイコン表示領域の幅を超えても、他のプロパティウィンドウを閉じないモードである。すなわち、アイコンとプロパティウィンドウの幅の総和がアイコン表示領域の幅を越えた場合には、アイコンおよびプロパティウィンドウが途切れた状態で表示されることを許容するモードである。
【0086】
図14〜図16は、上記調整モードと、非調整モードにおける表示の違いを示すための図である。図14に示す状態、すなわち、アイコン403に対するプロパティウィンドウ4040と、アイコン407に対するプロパティウィンドウ408が開かれた状態、において、利用者がアイコン405をクリックしたとする。
【0087】
アイコン405に対するプロパティウィンドウ406が開かれると、アイコンおよびプロパティウィンドウの表示に必要な幅は、アイコン表示領域400の有効表示幅より大きくなる。図形編集装置100が調整モードで動作しているときは、図15に示すように、優先順位の低いプロパティウィンドウ404を閉じるため、新たに開かれたプロパティウィンドウ406も、その右側に位置するアイコン407およびプロパティウィンドウ408も、表示領域400内に途切れることなく表示される。
【0088】
もしも、図編集装置100が非調整モードで動作している場合には、図16に示すように、新たなプロパティウィンドウ406が開かれたために、アイコン407およびプロパティウィンドウ408が右側にシフトするため、表示領域400内には収まらなくなる。図16の例では、アイコン407の一部が表示されるだけとなる。
【0089】
調整モードと非調整モードのいずれを使用するかは、必要に応じて利用者自らが選択できるようになっており、作業内容によって適切なモードを選択して編集作業を行うことができる。
【0090】
以上のように構成された実施形態において、請求項1に係るアイコン表示手段は、CPU11により実行される図5のS5、S9、S13、S15、S17の処理により構成される。同じく請求項1に係る操作部材はマウス3により構成される。ウィンドウ表示手段はディスプレイ4により構成され、表示位置制御手段はCPU11により実行される図10のS65の処理、図10のS75の処理、および図11のS85の処理により実現される。更に、請求項1に係る判定手段は、CPU11により実行される図10のS61、図11のS71、図12のS81および図13のS91により構成され、表示範囲調整手段は図10〜図13のS63、S64、S73、S74、S83、S84、S93およびS94の処理によって構成される。
【0091】
【発明の効果】
請求項1に記載の図形編集装置によれば、利用者が新たに開いた属性ウィンドウを含む、アイコンおよび他の属性ウィンドウを、所定の表示領域内に途切れることなく表示させることができるため、利用者が別の属性ウィンドウを参照する場合に、容易に他のウィンドウを開くことができ、作業効率を高めることができる。
【0092】
請求項2に記載の図形編集装置によれば、属性ウィンドウは優先順位に従って閉じられるため、新たなウィンドウを開いた場合にも、利用者が使用する可能性の高い属性ウィンドウは開かれたままとなっている場合が多く、使い勝手がよい。
【0093】
請求項3に記載の図形編集装置によれば、編集画面のサイズ自体を変えた場合にも常にアイコンおよび属性ウィンドウが途切れることなく表示されるため、利用者は容易に任意の属性ウィンドウを開くためのアイコンを認識することができる。
【0094】
請求項4に記載の図形編集装置によれば、出力装置を示すアイコンが常時表示されているため、容易に出力書式の設定を行うことができる。
【0095】
請求項5に記載の図形編集装置によれば、図形編集モードを選択するアイコンが常時表示されるため、利用者は容易に図形編集のためのツールメニューを表示させ利用することができる。
【0096】
請求項6に記載の図形編集装置によれば、文字入力モードを選択するアイコンが常時表示されるため、利用者は当該アイコンをクリックして属性ウィンドウを開くことによりフォント、サイズ、スタイルを容易に設定することができる。
【0097】
請求項7に記載の図形編集装置によれば、利用者は、必要のない属性ウィンドウは自由に閉じることができる。すなわち、アイコンのクリックのみで、属性ウィンドウの表示、非表示を切り換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図形編集装置の外観を簡略化して示す図である。
【図2】ディスプレイに表示される図形編集画面を示す図である。
【図3】図形編集装置の制御系を示すブロック図である。
【図4】アイコン表示領域を示す図である。
【図5】出力装置アイコンの表示制御を説明するためのフローチャートである。
【図6】出力装置としてテーププリンタが選択されている時のアイコン表示領域を示す図である。
【図7】出力装置としてスタンプ原版を作成する装置が選択されている時のアイコン表示領域を示す図である。
【図8】出力装置として一般の用紙を記録紙として使用する出力装置が選択されている時のアイコン表示領域を示す図である。
【図9】幅調整処理を説明するためのフローチャートである。
【図10】幅調整処理を説明するためのフローチャートである。
【図11】幅調整処理を説明するためのフローチャートである。
【図12】幅調整処理を説明するためのフローチャートである。
【図13】幅調整処理を説明するためのフローチャートである。
【図14】1つの属性ウィンドウが閉じられた状態でアイコン表示領域全域に渡ってアイコンおよび属性ウィンドウが表示されている様子を示す図である。
【図15】図14において閉じられていた属性ウィンドウを開いた場合に、幅表示処理が実行された後の表示領域を示す図である。
【図16】図14において閉じられていた属性ウィンドウを開いた場合に、幅表示処理が実行されない場合の表示領域を示す図である。
【符号の説明】
1 装置本体
2 キーボード
3 マウス
4 ディスプレイ
5 出力装置
5A 出力装置1
5B 出力装置2
11 CPU
12 ROM
13 RAM
13A 幅格納領域
13B 作業領域
14 HDD
400 アイコン表示領域
403 出力装置アイコン
404 出力書式設定ウィンドウ
405 テキストアイコン
407 図形配列アイコン

Claims (7)

  1. 複数のオブジェクトから構成される図形、記号、キャラクタ等をディスプレイ上で作成、編集するための図形編集装置であって、
    画面の所定領域に、所定の方向に沿って前記図形編集装置の機能に関連する複数のアイコンを表示するアイコン表示手段と、
    前記複数のアイコンのいずれかをポインタにより指示してクリックするための操作部材と、
    前記複数のアイコンのいずれかがクリックされると、クリックされたアイコンに対応した機能もしくは属性を表示する属性ウィンドウを、前記所定方向に沿ってかつ前記クリックされたアイコンに隣接して表示させるウィンドウ表示手段と、
    前記アイコンおよび前記属性ウィンドウが重ならないように全てのアイコンおよび属性ウィンドウの配置を前記所定方向に沿って変更するように前記アイコン表示手段および前記ウィンドウ表示手段を制御する表示位置制御手段と、
    前記表示位置制御手段により表示位置が変更された場合に全てのアイコンおよび表示中の属性ウィンドウ並びにクリックされたアイコンに対応した属性ウィンドウが前記所定領域内に欠けることなく表示可能か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が表示できないと判定した場合に、前記クリックされたアイコン以外のアイコンに対応していてかつ開かれている属性ウィンドウのうち少なくとも一つを閉じるように前記ウィンドウ表示手段を制御する表示範囲調整手段と、を有することを特徴とする図形編集装置。
  2. 前記複数のアイコンにそれぞれ対応した複数の前記属性ウィンドウは、前記表示範囲調整手段によって消去される際に、表示を残す優先順位が定められており、前記クリックされたアイコン以外のアイコンに対応していてかつ開かれている属性ウィンドウのうち前記優先順位の低いものから順に消去されることを特徴とする請求項1に記載の図形編集装置。
  3. 前記所定領域は少なくとも前記所定方向においてその幅が変更可能であり、前記所定領域が変更された場合に前記判定手段および前記表示範囲調整手段が機能することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の図形編集装置。
  4. 前記複数のアイコンは出力装置を示すアイコンを含み、前記出力装置を含むアイコンに対応した属性ウィンドウ内には出力フォーマットに関する設定項目が表示されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の図形編集装置。
  5. 前記複数のアイコンは図形編集モードを選択するアイコンを含み、前記図形編集モードを選択するアイコンに対応した属性ウィンドウ内には図形編集のためのツールメニューが表示されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の図形編集装置。
  6. 前記複数のアイコンは文字入力モードを選択するアイコンを含み、前記文字入力モードを選択するアイコンに対応した属性ウィンドウ内にはフォント、サイズ、スタイルを設定するための項目が表示されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の図形編集装置。
  7. 前記ウィンドウ表示手段は、前記アイコンがクリックされたときに、当該アイコンに対応した前記属性ウィンドウが既に表示されている場合には、当該属性ウィンドウを非表示とすることを特徴とする請求項1に記載の図形編集装置。
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