JP3615863B2 - サウナ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はサウナ装置に関し、特に家庭用の小型のサウナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、折り畳み可能で持ち運びに便利な家庭用のサウナ装置が種々提案されている。この種の従来のサウナ装置としては、下記の特許文献1及び特許文献2に開示したものがある。
【特許文献1】
実願昭59ー49854号(実開昭60ー160834号)のマイクロフィルム
【特許文献2】
特開平7ー213578号公報
【0003】
特許文献1は、本出願人は先に加熱室を形成する折り畳み可能な囲壁体と、垂直に折り畳んだ位置と囲壁体の下端部内周に嵌合して囲壁体を所定の拡開状に維持せしめる水平位置との間で上下に回動可能な枠部材と、枠部材を垂直に折り畳んだときに折り畳み状態となり水平位置にした時に座れる状態になる折り畳み椅子とを具備したものを提案したものである
【0004】
その囲壁体は、背面壁体、左右側面壁体、前面壁体と、加熱室上部を覆う可撓性のあるカバー体から成り、背面壁体の両側縁から前方に枠部が突出され、この枠部の下端部に枠部材の後端部が枢支されている。左右側面壁体には、垂直方向の折り曲げ部が形成され、前後に蛇腹状に折り畳み可能とされている。前面壁体は比較的低く形成され、その中央部に形成した開閉可能な分割部を開いて、あるいはその上を跨いで加熱室内に人が入れるように構成され、この前面壁体の上縁にカバー体の下縁が接合されるとともに、カバー体の中央部にファスナー等にて開閉可能な出入り用の開口が形成されている。
【0005】
このような構成のサウナ装置によれば、囲壁体をほぼ拡開して枠部材を水平位置に回動させるだけで囲壁体が所定の拡開状に維持されるとともに椅子が座れる状態になり、カバー体の開口から加熱室内に入って椅子に座わることにより、極めて簡単かつ手軽にサウナ効果を享受することができる。
【0006】
更に、特許文献2は、本出願人が門型枠の両側前縁に両側壁体を連設するとともにその前端間に前面壁を連設し、門型枠の背面開口に背面扉を設けて加熱室を形成し、門型枠の下端部にコ字状の枠部材を枢支し、この枠部材に底板を設け、少なくとも両側壁体と背面扉と底板に面状発熱体を配設し、門型枠の背面開口から車椅子に乗ったままで加熱室内に入ることができるようにしたものも提案したのもである
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のような折り畳み椅子を具備した構成のサウナ装置では、健常者にとっては大変使い勝手が良いが、身体障害者やけが人など、足が不自由なために車椅子に乗っている人の場合には、加熱室が狭くかつ折り畳み可能な囲壁体はその固定強度及び剛性が小さいために、車椅子から加熱室内の椅子に乗り移るのは極めて困難であり、車椅子の使用者にとっては大変使い勝手が悪く、手軽に利用できないという問題がある。即ち、折り畳み可能で持ち運びに便利な小型のサウナ装置であるにもかかわらず、その利点が最も発揮されるはずの人が手軽に利用できないという問題があった。
【0008】
一方、枠部材に底板だけを設けたサウナ装置では、車椅子に乗っている人には便利であるが、折り畳み椅子を具備していないので、逆に健常者が使う場合には別途に椅子を用意して狭い加熱室に配置し、折り畳む場合にはその椅子を取り出す必要があり、取扱いが大変不便であるという問題があった。
【0009】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、枠部材と連動して折り畳み可能な椅子を具備するとともに、不要時に容易に取り外すことができるサウナ装置を提案することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、図中の参照符号を付して示すならば、請求項1にあっては門型枠2の両側前縁に蛇腹状に折り畳み可能な両側面壁体3、3を連設するとともにそれらの前端間に前面壁体4を連設し、かつ門型枠2の背面開口を閉じる背面壁体5を門型枠2に開閉可能に連結し、少なくとも両側面壁体3、3と背面壁体5に面状発熱体14を配設して加熱室6を構成したサウナ装置1において、伸展状態の両側面壁体3、3と前面壁体4の下端部の内側に嵌合可能なコ字状の枠部材11の後端部を門型枠2の下端部に着脱可能に枢着し、枠部材11の前後方向中間部に椅子脚17の下端部を回動自在に連結し、椅子座枠18の前端部を椅子脚17の上端部に回動自在に連結するとともに後端部を門型枠2に着脱可能に枢着してなる構成を採用するものである。
【0011】
また、請求項2にあっては、枠部材11と椅子脚17の連結部及び椅子脚17と椅子座枠18の連結部を、椅子の使用状態から折り畳み方向にのみ回動し、使用状態よりさらに椅子脚17と椅子座枠18が開くのを阻止するように構成してなる請求項1記載の構成を採用するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態のサウナ装置について、図1〜図13を参照しながら説明する。
【0014】
図1〜図3において、1は折り畳み式のサウナ装置であり、2はその本体枠としての門型枠である。門型枠2の両側前縁にはそれぞれ側面壁体3が連設され、これら側面壁体3、3の前端間に前面壁体4が連設されている。又、門型枠2の背面開口は開閉可能な背面壁体5にて開閉可能に閉じられ、これら門型枠2、両側面壁体3、3、前面壁体4及び背面壁体5にて囲まれた空間にて加熱室6が構成されている。背面壁体5は、図示例では1枚の扉体から成り、その一側が門型枠2の一方の側板2aに回動可能に連結され、他側は適宜係止手段(図示せず)にて他方の側板2aに係止可能とされている。側面壁体3は前方に向かって徐々に低くなりかつ前端上部が円弧状に形成されている。前面壁体4は加熱室6内から前方の視界が遮られないように比較的低く形成され、かつその中央部が最も低く形成されている。側面壁体3は所定間隔をあけて設けられた2つの折り曲げ部7にて蛇腹状に折り畳み可能な3枚の分割壁体8にて構成されている。また、前面壁体4の適当箇所にも折り曲げ部9が形成されている。
【0015】
側面壁板3の各分割壁体8や背面壁体5は、それぞれの大きさに対応した断熱板13と、断熱板13の内面に適宜取付けられた面状発熱体14と、これらを内外両面から覆う内布15及び外布16とから構成されている。また、前面壁体4は断熱板13の内外両面を内布15及び外布16にて覆って構成されている。また、門型枠2と側面壁体3と前面壁体4と背面壁体5のそれぞれの連結部分や、両側面壁体3の折り曲げ部7や、前面壁体4の折り曲げ部9は、内布15と外布16を縫着することによって折り曲げ可能とされている。
【0016】
そして、図1〜図3に示す加熱室6を形成した状態から、図4に示すように、両側面壁板3をその折り曲げ部7にて折り曲げて蛇腹状に折り畳み、また前面壁体4をその折り曲げ部9で折り曲げて側面壁板3の分割壁体8上に重ねることによって、これら両側面壁板3及び前面壁体4を門型枠2の前部に折り畳んでコンパクトに収納できるように構成されている。
【0017】
門型枠2の下端部には、図3、図4及び図5に示すように、枢支金具10が取付けられ、内側に向けて水平に支軸10aが突設されている。図5において、11はコ字状の枠部材11であり、枢支金具10の支軸10aにてその両後端部が着脱自在に枢着され、伸展状態の両側面壁体3、3と前面壁体4の下端部の内側に嵌合した水平位置(実線で示す)と門型枠2内に折り畳んだ垂直位置(仮想線で示す)との間で上下に回動できるように構成されている。
【0018】
枠部材11には、図5〜図7に示すように、折り畳み椅子12が一体的に連設されている。折り畳み椅子12は、枠部材11の両側板11aの前後方向中間部に下端部が枢支された椅子脚17と、前端部が椅子脚17の上端部に枢支され、後端部が門型枠2の側板2a内面の適当高さ位置に着脱自在に枢着される椅子座枠18にて構成されている。
【0019】
詳細構成を説明すると、枠部材11の両側板11aの後端部に下端開放の軸受溝19が形成され、図8に示すように、この軸受溝19を支軸10aに上方から嵌合させることにより枠部材11を着脱自在に枢着できるように構成されている。枠部材11において、その両側板11aの前後方向中間位置の下部が連結板20にて互いに連結され、また枠部材11の前板11bと連結板20との間でも両側板11aの下面間に受板21が設けられている。この受板21上には、図10に示すように、面状発熱体14が配設され、さらにその上にすのこ板22が配設されている。このすのこ板22はその前端部が両側板11aに枢支され、図10に実線で示し、図7に仮想線で示すように、上方に回動させて面状発熱体14を配設できるように成されている。枠部材11の一方の側板11aの外面には、図10に示すように配線溝11cが形成され、面状発熱体14に対して給電する電線25が配線されている。
【0020】
椅子脚17の下端部と枠部材11の側板11aとは、蝶番23にて椅子脚17の下端部の前方寄りの位置で枢支され、また椅子脚17の上端部の後方寄りの位置と椅子座枠18の側板18aの前端下部とが枢支ピン24にて枢支され、かつ枠部材11に対して椅子脚17を起立させた状態で、その下端が連結板20の上面に係合するとともに、上端が椅子座枠18の座板18bの下面に係合するように構成されており、これによって図5に実線で示す折り畳み椅子12の使用状態から仮想線で示す折り畳み方向には枠部材11を回動することはできても、使用状態よりさらに椅子脚17と椅子座枠18が開く方向には枠部材11を回動することができないように成されている。
【0021】
椅子座枠18の側板18aの後端部外面には支軸ピン26が突設され、門型枠2の側板2aの内面の所定位置には、図5及び図9に詳細を示すように、この支軸ピン26を上方から着脱自在に嵌合するU字状の軸受孔27aを有する軸受金具27が取付けられている。支軸ピン26の先端には係合鍔26aが設けられ、軸受金具27の背面にはこの係合鍔26aが嵌入係合する凹入部27bが形成され、支軸ピン26の離脱が確実に防止されている。
【0022】
このように一体的に連結された枠部材11と折り畳み椅子12を門型枠2から取り外す場合には、図5や図7に示す状態では椅子座枠18をさらに上方に回動させて支軸ピン26を軸受金具27から抜き出すことは上記のようにできないので、図11に示すように、枠部材11を略45°程度上方に回動させた後椅子座枠18を上方に回動させて支軸ピン26を軸受金具27から抜き出し、その後枠部材11を上方に引き上げることによって軸受溝19を支軸10aから抜き出せば良い。また、枠部材11と折り畳み椅子12を門型枠2に取付ける場合にも、上記とほぼ逆の手順で取付けることができる。
【0023】
図1、図2において、31は門型枠2の側板2a外面に配設された操作パネルであり、電源差込用ソケット32、漏電ブレーカ33、作動温度を任意に設定する操作ダイヤル34、通電ランプ35、適温ランプ36等が配設されている。又、37はサウナ装置1を折り畳んだ状態で両側面壁体3及び前面壁体4を固定するために門型枠2の側板2a外面の上部と下部に装着された固定ベルトであり、その先端部と相手側の両側面壁体3及び前面壁体4の適所に商品名「マジックテープ」などの互いに係止可能な係止布材38、39が取付けられている。
【0024】
また、図1に示すように、加熱室6の上部開口は可撓性のあるカバー体41にて閉じられ、その周縁が両側面壁部3、3と前面壁部4の上縁と門型枠2の上辺前縁に接合されている。カバー体41は、図示は省略するが、適当な薄い断熱材の内面に熱反射用のアルミニウム箔を張り付け、これを内布と外布とで覆い、かつキルティングして成るものである。42はカバー体41の中央部に形成された開口であり、ファスナーなどの開閉手段43にて閉じられている。また、44は透明シートなどからなる覗き窓である。
【0025】
以上の構成のサウナ装置1によれば、門型枠2の前部に折り畳まれている両側面壁体3をほぼ伸展した後、枠部材11を水平位置に回動すると、図5に実線で示すように、この枠部材11が前面壁体4と両側面壁体3、3の下端部内側に嵌合して、前面壁体4と両側面壁部3、3と門型枠2と背面壁体5にて門型枠2の前方に大きく突出した加熱室6を安定した状態で形成することができ、それと同時に折り畳み椅子12が使用状態となる。こうして、加熱室6を形成した状態でカバー体41の開口42を開いた前方から、又は場合によれば背面壁体5を開いて後方から加熱室6内に入り、椅子座枠18上に座った状態で各面状発熱体14からの熱を受けてサウナ浴を享受することができる。
【0026】
そして、加熱室6内では、両側面壁体3、3と背面壁体5とすのこ板22の下部に配設された面状発熱体14にて、両側と後ろ及び特に下からも熱が放射され、使用者を効果的に温めることができ、さらに加熱室6の上部開口がカバー体41で閉じられているので、加熱室6内の雰囲気温度を高く保持して本格的なサウナ装置として使用することができる。
【0027】
また、枠部材11と椅子脚17の連結部及び椅子脚17と椅子座枠18の連結部を、椅子の使用状態から折り畳み方向にのみ回動し、使用状態よりさらに椅子脚17と椅子座枠18が開く方向に枠部材11が回動するのを阻止するように構成されているため、使用者が椅子座枠18上に座ると、その荷重によって門型枠2が後方に倒れるのが防止され、使用者が後方にもたれかかっても加熱室6が後方に転倒する恐れがなく、安全に使用できる。
【0028】
以上の説明では、枠部材11を水平姿勢から垂直姿勢に回動させるのに伴って使用状態から折り畳み状態となる折り畳み椅子12を具備した使用形態を説明したが、車椅子に乗ったまま使用する場合など折り畳み椅子12が邪魔になる場合には、上記のように椅子を連設した枠部材11を取外し、図12、図13に示すように、底板52が配設されたコ字状の枠部材51を取付ける。底板52は、図12、図13に仮想線で示すように、その上に車椅子Cが乗ることができるように薄鋼板53にて構成されている。薄鋼板53の両側部は、枠部材51の側枠材51aに装着されて固定されている。そして、この薄鋼板53の下側に面状発熱体14が配設され、さらにその下側は保護板54にて覆われている。この底板52における面状発熱体14は、車椅子Cの車輪の通過領域を避けて底板52の幅方向の中央部に配設されている。51aは、枠部材51を折り畳む際に指をかけて引き上げるために前板に形成された把手凹部である。
【0029】
尚、底板52を枠部材51に接合した木製の板材とその上面に耐久性を持たせるために張設した薄鋼板にて構成し、木製板材と薄鋼板の間に面状発熱体14を配置してもよい。
【0030】
また、図12に示すように、門型枠2の両側の側板2aの内側面に設けられた軸受金具27と枠部材51の側板51aの外側面における支軸10aから適当距離の箇所が、枠部材51が水平位置になった時に伸張し、垂直位置になった時に適当に曲がる可撓帯状体55にて互いに連結されている。
【0031】
使用時には、上記と同様に加熱室6を形成した後、背面壁体5を開くことにより、車椅子Cに乗ったままで門型枠2の背面開口から加熱室6内に入ることができる。そして、加熱室6内では、両側面壁体3、3と背面壁体5と底板52に配設された面状発熱体14にて両側と後ろ及び特に下からも熱が放射され、車椅子C上の使用者を効果的に温めることができる。
【0032】
また、車椅子Cが加熱室6に入った状態では、車椅子Cが底板52上に乗っているため、その荷重によって枠部材51が固定され、この枠部材51に門型枠2が連結され、さらに枠部材51が前面壁体4と両側面壁体3、3の下端部が嵌合しているために加熱室6が安定して保持されており、使用者がたとえ側面壁体3に接触しても転倒するようなことはなく、また底板52を取付けた枠部材51と門型枠2が可撓帯状体55にて連結されているため、底板52上の車椅子Cの荷重によって門型枠2が後方に倒れるのが防止され、使用者が後方にもたれかかっても加熱室6が後方に転倒する恐れがなく、従って車椅子の使用者でも安全である。
【0033】
なお、上記実施形態では面状発熱体14を両側面壁体3、3と背面壁体5と底面の受板21上又は底板52にのみ配設したが、前面壁体4や加熱室6の上部開口を覆う部材にも設けてよいことは言うまでもない。また、前面壁体4を断熱板13を内蔵した剛性のあるものを例示したが、可撓性のある部材にて構成することもできる。
【0034】
また、上記実施形態では、加熱室6の上部開口を可撓性のあるカバー体41で閉じたサウナ装置1を例示したが、図12に示すように、加熱室6の上部を開放しても良く、特に面状発熱体14が遠赤外線を放射するものであれば、加熱室6の上部を覆っていない場合でも車椅子C上の使用者を効果的に温めることができる。
【0035】
【発明の効果】
本発明の請求項1のサウナ装置によれば、門型枠の前部に折り畳まれている両側面壁体をほぼ伸展した後、枠部材を水平位置に回動し、この枠部材を前面壁体と両側面壁体の下端部内側に嵌合することにより、前面壁体と両側面壁体と門型枠と背面壁体にて門型枠の前方に大きく突出した加熱室を形成できるとともにその状態を安定して維持でき、かつその状態で折り畳み椅子が使用状態となるので、使用者は椅子に座ってサウナ浴を楽しむことができる。また、使用後は枠部材と折り畳み椅子を折り畳んで門型枠内に収納し、その前部に側面壁体や前面壁体を折り畳むことによりコンパクトに収納することができる。
【0036】
また、一体的に連設された枠部材と折り畳み椅子を門型枠に対して着脱できるので、分解することによって軽くでき、持ち運びを容易にできる。また、例えば車椅子に乗った人が使用する場合など、椅子が邪魔になる場合などには一体的に連設された枠部材と折り畳み椅子を取り外して底板を設けた枠部材に取り替えることによって簡単に対処でき、特注品を製作することなく多彩な使用形態が可能となる。
そして、背面開口を閉じる背面壁体を門型枠に開閉可能に連結しているので、背面壁体を開くことにより門型枠の背面開口から加熱室内に入ることができ、折り畳み椅子を取外した使用形態の場合に例えば車椅子に乗ったままでも加熱室内に入ることができる。
【0037】
請求項2にあっては、枠部材と椅子脚の連結部及び椅子脚と椅子座枠の連結部を、椅子の使用状態から折り畳み方向にのみ回動し、使用状態よりさらに椅子脚と椅子座枠が開くのを阻止するように構成しているため、使用者が椅子座枠上に座ると、その荷重によって門型枠が後方に倒れるのが防止され、使用者が後方にもたれかかっても加熱室が後方に転倒する恐れがなく、安全に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサウナ装置の一実施形態の外観斜視図である。
【図2】同実施形態の上面開口のカバー体と底面の枠部材を取り除いて示した斜視図である。
【図3】図2の横断平面図である。
【図4】同実施形態の加熱室の折り畳み途中の状態を示す図3と同様の横断平面図である。
【図5】同実施形態の縦断側面図である。
【図6】同実施形態の枠部材と折り畳み椅子の平面図である。
【図7】図6の縦断正面図である。
【図8】同実施形態における枠部材と門型枠との枢支部の分解斜視図である。
【図9】同実施形態における椅子座枠と門型枠との枢支部の分解斜視図である。
【図10】同実施形態における枠部材前部の構造を示す斜視図である。
【図11】同実施形態における枠部材と折り畳み椅子を門型枠から取り外す過程を示す概略斜視図である。
【図12】同実施形態における他の使用状態を示す縦断側面図である。
【図13】図12の横断平面図である。
【符号の説明】
1 サウナ装置
2 門型枠
3 側面壁体
4 前面壁体
5 背面壁体
6 加熱室
10 枢支金具
11 枠部材
14 面状発熱体
17 椅子脚
18 椅子座枠
19 軸受溝
23 蝶番
24 枢支ピン
26 支軸ピン
27 軸受金具

Claims (2)

  1. 門型枠の両側前縁に蛇腹状に折り畳み可能な両側面壁体を連設するとともにそれらの前端間に前面壁体を連設し、かつ門型枠の背面開口を閉じる背面壁体を門型枠に開閉可能に連結し、少なくとも両側面壁体と背面壁体に面状発熱体を配設して加熱室を構成したサウナ装置において、伸展状態の両側面壁体と前面壁体の下端部の内側に嵌合可能なコ字状の枠部材の後端部を門型枠の下端部に着脱可能に枢着し、枠部材の前後方向中間部に椅子脚の下端部を回動自在に連結し、椅子座枠の前端部を椅子脚の上端部に回動自在に連結するとともに後端部を門型枠に着脱可能に枢着したことを特徴とするサウナ装置。
  2. 枠部材と椅子脚の連結部及び椅子脚と椅子座枠の連結部を、椅子の使用状態から折り畳み方向にのみ回動し、使用状態よりさらに椅子脚と椅子座枠が開くのを阻止するように構成したことを特徴とする請求項1記載のサウナ装置。
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