JP3614364B2 - データ圧縮記録装置および圧縮率設定方法 - Google Patents

データ圧縮記録装置および圧縮率設定方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、音声や画像等のデータを圧縮して記録するデータ圧縮記録装置に関し、特に、各データの圧縮率を適切に設定し、設定した圧縮率にて各データを圧縮記録することのできるデータ圧縮記録装置及び圧縮率設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
CD(Compact Disc)、MD(Mini Disc)、CD−R(CD Recordable)、及び、CD−RW(CD ReWritable)といった種々の記録媒体が利用者の目的に合わせて使用されている。例えば、再生装置にて再生したCD等の音声データ(楽曲データ)を、記録装置にてCD−R等に記録するといった使い方も、利用者になされている。
【0003】
近年では、再生された音声データを圧縮してCD−R等に記録することのできる記録装置も知られている。このような記録装置は、データ圧縮の圧縮率を任意に設定可能であり、利用者が適宜設定した圧縮率に従って、音声データを圧縮して記録することができる。
例えば、利用者は、CD−R等における残りの記録可能領域(記録残量)内にCD全曲分の音声データが記録できるように、記録装置を操作して、各音声データの圧縮率を設定する。
この際、音声データの圧縮率をあまり高めると、再生時に音質等が劣化するため、できるだけ各音声データの圧縮率を低く設定することが望まれる。一方、圧縮率をあまり低く設定すると、記録に必要な容量(必要量)が大きくなるため、記録残量によっては、CD全曲分の音声データを記録できない場合もある。
そのため、利用者は、全曲分の音声データが記録でき、かつ、音声データの圧縮率があまり高くならないように、各圧縮率を適切に設定する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような記録残量に応じて、各音声データの圧縮率を設定することは、電卓等を使用して複雑な計算を行う必要があるため、利用者にとって、大変煩雑であった。特に、所定の音声データについての圧縮率を特に低く設定するなどの様な、圧縮率の優先順位を考慮しなければならない場合では、極めて煩雑であった。
また、利用者が計算を誤り、記録装置に適切でない圧縮率を設定してしまうと、全曲分の音声データが記録できなかったり、あるいは、記録残量が無駄に余ってしまうこととなる。
【0005】
この発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、記録媒体の記録残量に応じて、記録対象の各データの圧縮率を適切に設定し、設定した圧縮率にて各データを圧縮記録することのできるデータ圧縮記録装置及び圧縮率設定方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第の観点に係るデータ圧縮記録装置は、
記録対象の各データを任意の圧縮率にて圧縮し、圧縮後の各データを所定の記録媒体に記録するデータ圧縮記録装置であって、
記録媒体においてデータ記録可能となる容量を示す記録容量を取得する記録容量取得手段と、
各データの圧縮後の容量を試算するために使用されるそれぞれの圧縮率を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたそれぞれの圧縮率に従って、各データを圧縮した際に、記録に必要とされる必要量を試算する必要量試算手段と、
前記必要量試算手段により試算される必要量が、前記記録容量取得手段により取得される記録容量以下となるように、前記記憶手段に記憶されるそれぞれの圧縮率の値を、所定の順番に従って調整する調整手段と、
前記調整手段により調整された後に、前記記憶手段に記憶されているそれぞれの圧縮率を、各データを圧縮する際に使用するそれぞれの圧縮率として設定する圧縮率設定手段と、
前記圧縮率設定手段にて設定されたそれぞれの圧縮率に従って、各データを圧縮する圧縮手段と、
前記圧縮手段により圧縮された各データを記録媒体に記録する記録手段と、を備え、
前記調整手段は、各データに対応する圧縮率の値を順次調整する過程で、対象となる今回のデータの圧縮率を高めた後に、以前のデータの圧縮率を低い値に戻しながら、試算される必要量が取得される記録容量以下となるように調整する、
ことを特徴とする。
【0009】
上記目的を達成するため、本発明の第の観点に係る圧縮率設定方法は、
記録対象の各データを任意の圧縮率にて圧縮し、圧縮後の各データを所定の記録媒体に記録する記録装置における圧縮率設定方法であって、
記録媒体においてデータ記録可能となる容量を示す記録容量を取得する記録容量取得ステップと、
各データの圧縮後の容量を試算するために使用されるそれぞれの圧縮率を所定の記憶部に格納する圧縮率格納ステップと、
前記圧縮率格納ステップにて格納されたそれぞれの圧縮率に従って、各データを圧縮した際に、記録に必要とされる必要量を試算する必要量試算ステップと、
前記必要量試算ステップにて試算される必要量が、前記記録容量取得ステップにて取得される記録容量以下となるように、前記圧縮率格納ステップにて格納されたそれぞれの圧縮率の値を、所定の順番に従って調整する調整ステップと、
前記調整ステップにて調整されたそれぞれの圧縮率を、各データを圧縮する際に使用するそれぞれの圧縮率として設定する圧縮率設定ステップと、を備え、
前記調整ステップは、各データに対応する圧縮率の値を順次調整する過程で、対象となる今回のデータの圧縮率を高めた後に、以前のデータの圧縮率を低い値に戻しながら、試算される必要量が取得される記録容量以下となるように調整する、
ことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態にかかる記録装置について、以下図面を参照して説明する。
【0014】
図1は、この発明の実施の形態に適用される記録装置の一例を示す模式図である。この記録装置は、CD20に記録されている複数曲の音声データ(楽曲データ)を、CD−R30にそれぞれ適宜圧縮して記録する記録装置である。
図示するように、この記録装置は、再生ユニット1と、データ圧縮部2と、データバッファ3と、処理制御部4と、操作部5と、表示部6と、記録ユニット7とを含んで構成される。
【0015】
再生ユニット1は、処理制御部4に制御され、再生対象のCD20に記録されている音声データを再生する。具体的に再生ユニット1は、CD20から音声データを読み出し、読み出した音声データをデータ圧縮部2に供給する。
また、再生ユニット1は、CD20に記録されているTOC(Table Of Contents)情報を読み出して、処理制御部4に供給する。なお、TOC情報とは、CD20に記録されている各音声データを管理するための情報であり、この情報の中に、各音声データの容量(演奏時間)等を示す情報が含まれている。
【0016】
データ圧縮部2は、処理制御部4に制御され、再生ユニット1から供給された音声データを、後述する圧縮率テーブルにより管理される圧縮率に従って、データ圧縮する。データ圧縮部2は、圧縮した音声データをデータバッファ3に供給する。
【0017】
データバッファ3は、所定容量のメモリ(DRAM;Dynamic Random Access Memory等)からなり、データ圧縮部2にて圧縮された音声データを一時的に記憶する。なお、データバッファ3に記憶された音声データは、記録ユニット7にて適宜読み出される。
【0018】
処理制御部4は、少なくとも、RAM41を備えた1チップマイコン等からなり、記録装置全体を制御する。なお、RAM41には、図2に示すような圧縮率テーブル42等が記憶される。この圧縮率テーブル42は、後述する圧縮率設定処理により生成されるテーブルである。具体的に圧縮率テーブル42の各圧縮率は、CD−R30の記憶可能領域の残量(記憶残量)に応じて、CD20の各音声データ(トラック)に対して設定される。
処理制御部4は、再生ユニット1を制御して、CD20を再生し、再生した音声データをデータ圧縮部2に供給する。そして、処理制御部4は、データ圧縮部2を制御して、RAM41に記憶した圧縮率テーブル42に設定された圧縮率にて、各音声データをデータ圧縮する。
【0019】
なお、処理制御部4は、CD20の再生(CD−R30へのデータ記録)を開始する前に、CD20からTOC情報を読み出し、CD20に記録されている音声データの曲数(トラック数)及び、各音声データの容量(演奏時間)等を取得する。そして、処理制御部4は、記録ユニット7を介してCD−R30の記憶残量を取得し、取得した記憶残量に応じて、後述する圧縮率設定処理により、圧縮率テーブル42に各音声データの圧縮率を設定する。
処理制御部4は、記録ユニット7を制御して、データバッファ3に記憶された音声データ(圧縮後のデータ)をCD−R30に記録する。
【0020】
操作部5は、複数のキースイッチ等からなり、利用者に操作され、所定の指示情報を入力する。例えば、操作部5は、利用者の操作に従って、圧縮率の自動設定を指示するための指示情報を入力し、入力した指示情報を処理制御部4に供給する。
【0021】
表示部6は、LCD(Liquid Crystal Display)パネル等からなり、処理制御部4に制御され、記録装置の動作状況等を示すキャラクタ等を表示する。
【0022】
記録ユニット7は、処理制御部4に制御され、圧縮後の音声データを記録対象のCD−R30に記憶する。すなわち、記録ユニット7は、データバッファ3に記憶された音声データ(圧縮後のデータ)を読み出し、読み出した音声データをCD−R30に順次書き込む。
【0023】
以下、この発明の実施の形態に係る記録装置の動作について図面を参照して説明する。図3は、処理制御部4が実行する圧縮率設定処理を説明するためのフローチャートである。
なお、図3に示す圧縮率設定処理は、操作部5を介して利用者から圧縮率の自動設定が指示された際に開始される。また、処理制御部4は、予め、CD20からTOC情報を読み出し、CD20に記録されている音声データの曲数(トラック数)及び、各音声データの容量(演奏時間)等を取得しているものとする。
【0024】
まず、処理制御部4は、変数Nに初期値の1をセットする(ステップS11)。なお、この変数Nは、CD20に記録された音声データのトラック番号(曲の番号)を指し示すために使用される。
【0025】
処理制御部4は、圧縮率テーブル42を生成し、各曲(TNO;トラック番号)の圧縮率を初期値の0%に仮設定する(ステップS12)。すなわち、処理制御部4は、TOC情報からCD20に記録されている音声データの曲数(トラック数)等を特定して、図2に示すような圧縮率テーブル42を生成する。そして、圧縮率テーブル42の各曲に対応する圧縮率の値を、最も低い圧縮率である0%にセットする。
【0026】
処理制御部4は、N曲目までのデータの合計必要量を各圧縮率に応じて算出する(ステップS13)。すなわち、処理制御部4は、圧縮率テーブル42に現在設定されている圧縮率に従って、N曲目までの音声データをそれぞれ圧縮した場合に、記録に要する量の合計(合計必要量)を算出する。なお、各音声データの必要量は、TOC情報から得られる音声データの容量(演奏時間)及び、設定された圧縮率等から算出される。
【0027】
処理制御部4は、算出した合計必要量とCD−R30に記録できる記録残量とを比較し、合計必要量が記録残量以下であるか否かを判別する(ステップS14)。すなわち、処理制御部4は、N曲目までの楽曲データが、現在の圧縮率にて圧縮した場合に、CD−R30に記録可能であるか否かを判別する。
【0028】
処理制御部4は、合計必要量が記録残量以下であると判別した場合、変数Nに1を加算する(ステップS15)。
【0029】
処理制御部4は、加算後の変数Nが全曲数より大きいか否かを判別する(ステップS16)。すなわち、処理制御部4は、CD20の全ての曲に対する圧縮率の設定が完了したか否かを判別する。
処理制御部4は、変数Nが全曲数より大きくない(全曲数以下である)と判別した場合に、ステップS13に処理を戻し、上述のステップS13〜S16等の処理を繰り返し実行する。すなわち、先頭(N=1)の曲から末尾(N=最大トラック数)の曲まで、圧縮率テーブル42の現在の圧縮率にて圧縮した場合に、圧縮後の各音声データがCD−R30に記録可能であるか否かを判別する。
【0030】
また、ステップS14にて、合計必要量が記録残量以下でない(記録残量より大きい)と判別した場合、処理制御部4は、変数Nの値を変数Kにセットする(ステップS17)。なお、この変数Kは、変数Nと同様に、CD20に記録された音声データのトラック番号を指し示すために使用され、具体的に、現在の変数Nにて指し示されるトラック番号及びそれより番号の小さい曲の圧縮率を見直すために使用される。
【0031】
変数Kに変数Nの値をセットした後に、処理制御部4は、K曲目の圧縮率が最大であるか否かを判別する(ステップS18)。すなわち、処理制御部4は、圧縮率テーブル42に現在設定されているK曲目の圧縮率が、予め定められた最大の圧縮率であるか否かを判別する。
【0032】
処理制御部4は、K曲目の圧縮率が最大でないと判別した場合、K曲目の圧縮率を1段階上げる(ステップS19)。すなわち、処理制御部4は、圧縮率テーブル42におけるK曲目の圧縮率を予め定められた割合だけ増加させる。
処理制御部4は、K曲目の圧縮率を1段階上げた後に、上述のステップS13に処理を戻す。すなわち、K曲目の圧縮率を高くした後に、N曲目までの音声データの合計必要量を再計算する。
【0033】
一方、ステップS18にて、K曲目の圧縮率が最大であると判別した場合、処理制御部4は、変数Kの値を1減算する(ステップS20)。すなわち、処理制御部4は、より小さいトラック番号の曲の圧縮率を再度見直すために、変数Kの値を1だけ減らす。
【0034】
処理制御部4は、減算後の変数Kが1より小さいか否かを判別する(ステップS21)。すなわち、処理制御部4は、先頭トラックの曲まで、圧縮率を最大にしたか否かを判別する。
処理制御部4は、変数Kの値が1より小さくない(1以上である)と判別した場合、上述のステップS18に処理を戻す。一方、変数Kの値が1より小さいと判別した場合、処理制御部4は、N曲目までの曲の音声データを、それぞれ最大の圧縮率にて圧縮してもCD−R30に記録できる容量とならないと判別し、圧縮率設定処理をエラー終了する。
【0035】
また、上述のステップS16にて、変数Nが全曲数より大きいと判別した場合、処理制御部4は、圧縮率テーブル42の各圧縮率を確定し、圧縮率設定処理を正常終了する。
【0036】
このような圧縮率設定処理により、各曲の圧縮率がそれぞれ設定されると、記録装置は、CD20の再生を開始し、各音声データをそれぞれ適宜圧縮して、CD−R30に記録する。すなわち、処理制御部4は、CD20を再生し、再生した音声データをデータ圧縮部2に供給する。そして、データ圧縮部2を制御して、各音声データを圧縮率テーブル42の圧縮率に従って、順次データ圧縮する。並行して処理制御部4は、データバッファ3に供給され記憶された圧縮後の音声データをCD−R30に記録する。
【0037】
このように、各曲の圧縮率をなるべく上げずに(高くすることなく)、CD−R30の記録残量を有効に使用して、全曲分の圧縮後の音声データを記録することができる。また、圧縮率設定処理にて、各曲の圧縮率が自動的に設定されるため、利用者が自ら煩雑な計算等を行って圧縮率を設定する必要がない。更に、トラック番号が小さい音声データについての圧縮率を特に低くするなどといった、圧縮率に優先順位を持たせることができる。
【0038】
この結果、CD−R30の記録残量に応じて、記録対象となる各音声データの圧縮率を適切に設定し、設定した圧縮率にて各音声データを圧縮記録することができる。
【0039】
上記の実施の形態では、各曲の圧縮率を設定する途中で、一度対象の曲の圧縮率を高めると、その曲の圧縮率を低く戻すことをしなかったが、他の曲の圧縮率を高めた後に、対象の曲の圧縮率を再度低い値に戻して必要量等の再計算を行ってもよい。
以下、各曲の圧縮率を設定する途中で、他の曲の圧縮率を高めた後に、対象の曲の圧縮率を再度0%に戻して残量の再計算を行うこの発明の他の実施の形態について、図4を参照して簡単に説明する。図4は、処理制御部4が実行する他の実施の形態に係る圧縮率設定処理を説明するためのフローチャートである。
【0040】
まず、処理制御部4は、変数Nに初期値の1をセットし(ステップS31)、N曲目(つまり、1曲目)の圧縮率を0%にセットする(ステップS32)。
【0041】
処理制御部4は、N曲目の音声データが記録残量エリアに入るか否かを判別する(ステップS33)。つまり、N曲目の圧縮率にて圧縮したN曲目の音声データがCD−R30に記録できるか否かを判別する。
処理制御部4は、N曲目の音声データが記録残量エリアに入ると判別した場合、N曲目の圧縮率を確定し、記録残量を計算する(ステップS34)。つまり、N曲目の音声データを記録した場合におけるCD−R30の記録残量を計算する。
【0042】
処理制御部4は、変数Nに1を加算し(ステップS35)、N曲目の圧縮率を0%にセットする(ステップS36)。
処理制御部4は、加算後の変数Nが全曲数より大きいか否かを判別し(ステップS37)、変数Nの値が全曲数より大きくない(全曲数以下である)と判別した場合に、ステップS33に処理を戻し、上述のステップS33〜S37等の処理を繰り返し実行する。
【0043】
また、ステップS33にて、N曲目の音声データが記録残量エリアに入らないと判別した場合、N曲目の圧縮率が最大であるか否かを判別する(ステップS38)。
処理制御部4は、N曲目の圧縮率が最大でないと判別した場合、N曲目の圧縮率を1段階上げる(ステップS39)。処理制御部4は、N曲目の圧縮率を1段階上げた後に、上述のステップS33に処理を戻す。つまり、N曲目の圧縮率を高くした後に、N曲目の音声データが記録残量エリアに入るか否かを再度判別する。
【0044】
一方、ステップS38にて、N曲目の圧縮率が最大であると判別した場合、処理制御部4は、変数Nの値を1減算し(ステップS40)、減算後の変数Nが1より小さいか否かを判別する(ステップS41)。
処理制御部4は、変数Nの値が1より小さくない(1以上である)と判別した場合、上述のステップS38に処理を戻す。一方、変数Nの値が1より小さいと判別した場合、処理制御部4は、圧縮率設定処理をエラー終了する。
また、上述のステップS37にて、変数Nが全曲数より大きいと判別した場合、処理制御部4は、圧縮率設定処理を正常終了する。
【0045】
このように図4に示す圧縮率設定処理において、ステップS34にて、N曲目の圧縮率を仮確定した後に、ステップS35,S36にて、N+1曲目の圧縮率を0%に戻し、そして、記録残量等を再計算する。このため、各曲の圧縮率を設定する途中で、他の音声データと比較して特に容量の大きい音声データが存在するような場合に、その音声データの圧縮率を高めた後(記録残量が大きくなった後)に、他の音声データの圧縮率をあまり高めることなく、かつ、記録残量を有効に使用することができる。
【0046】
上記の実施の形態では、圧縮率を低く設定するための優先順位がトラック番号順となる場合について説明したが、この優先順位を利用者が任意に設定できるようにしてもよい。
例えば、優先順位を規定するトラックテーブルをRAM41に記憶できるようにし、利用者が、このトラックテーブルに優先順位の高い順にトラック番号を自由に設定する。そして、処理制御部4は、上述の図3に示す圧縮率設定処理にて、変数N(変数K)がこのトラックテーブル中の各トラック番号を指し示すようにして、同様に合計必要量等を求めながら、各圧縮率を設定する。
この場合、トラックテーブルにCD20の全曲分のトラック番号を設定しなくとも良いものとし、図3に示す圧縮率設定処理のステップS21にて、変数Kの値が1より小さいと判別した場合(エラー終了時)に、トラックテーブルの再設定を促すメッセージ等を表示部6に表示してもよい。
【0047】
また、上記の実施の形態では、図3等に示す圧縮率設定処理にて、合計必要量が記録残量より大きい(圧縮率テーブル42の圧縮率にて音声データを圧縮したとしても、CD−R30にN曲目までの音声データが記録できない)場合に、無条件に圧縮率を変更したが、特定の音声データの圧縮率を変更しないようにしてもよい。
例えば、指定された音声データの圧縮率を0%に固定するようにし、利用者が、任意のトラック番号を指定する。そして、処理制御部4は、上述の図3に示す圧縮率設定処理のステップS18にて、K曲目の圧縮率が最大であるか否かを判別する前に、K曲目の音声データの圧縮率が指定されているか否かを判別する。ここで、圧縮率が指定されていると判別した場合に、処理制御部4は、圧縮率が最大であると判別した場合と同様に、ステップS20に処理を進める。
なお、ステップS21にて、変数Kの値が1より小さいと判別した場合(エラー終了時)に、音声データの指定のやり直しを促すメッセージ等を表示部6に表示してもよい。
【0048】
更に、上述のトラックテーブルの設定と、圧縮率を固定する音声データの指定とを組み合わせてもよい。
【0049】
また、上記の実施の形態では、CD20に記録された音声データをCD−R30に圧縮記録する場合について説明したが、圧縮記録する対象は、音声データに限られず、他に、映像データ(静止画データや動画データ)等であってもよい。更に、記録装置がデータ(圧縮後のデータ)を記録する記録媒体は、任意であり、他に、MDやCD−RW等にデータを記録してもよい。また、上記のようなディスク等の記録媒体に限られず、スマートメディア(商標)、メモリステック(商標)等の固体メモリにデータを記録してもよい。
【0050】
また、再生ユニット1が、複数枚のCD20を扱えるチェンジャユニット等であってもよい。この場合、複数枚のCD20に記録されている音声データを全曲分として扱ったり、利用者が選択した音声データを全曲分として扱い、1枚のCD−R30に記録できるようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、記録媒体の記録残量に応じて、記録対象となる各データの圧縮率を適切に設定し、設定した圧縮率にて各データを圧縮記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る記録装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図2】RAMに記憶される圧縮率テーブルの一例を示す模式図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る圧縮率設定処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施の形態に係る圧縮率設定処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 再生ユニット
2 データ圧縮部
3 データバッファ
4 処理制御部
5 操作部
6 表示部
7 記録ユニット
20 CD
30 CD−R
41 RAM

Claims (2)

  1. 記録対象の各データを任意の圧縮率にて圧縮し、圧縮後の各データを所定の記録媒体に記録するデータ圧縮記録装置であって、
    記録媒体においてデータ記録可能となる容量を示す記録容量を取得する記録容量取得手段と、
    各データの圧縮後の容量を試算するために使用されるそれぞれの圧縮率を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されたそれぞれの圧縮率に従って、各データを圧縮した際に、記録に必要とされる必要量を試算する必要量試算手段と、
    前記必要量試算手段により試算される必要量が、前記記録容量取得手段により取得される記録容量以下となるように、前記記憶手段に記憶されるそれぞれの圧縮率の値を、所定の順番に従って調整する調整手段と、
    前記調整手段により調整された後に、前記記憶手段に記憶されているそれぞれの圧縮率を、各データを圧縮する際に使用するそれぞれの圧縮率として設定する圧縮率設定手段と、
    前記圧縮率設定手段にて設定されたそれぞれの圧縮率に従って、各データを圧縮する圧縮手段と、
    前記圧縮手段により圧縮された各データを記録媒体に記録する記録手段と、を備え、
    前記調整手段は、各データに対応する圧縮率の値を順次調整する過程で、対象となる今回のデータの圧縮率を高めた後に、以前のデータの圧縮率を低い値に戻しながら、試算される必要量が取得される記録容量以下となるように調整する、
    ことを特徴とするデータ圧縮記録装置。
  2. 記録対象の各データを任意の圧縮率にて圧縮し、圧縮後の各データを所定の記録媒体に記録する記録装置における圧縮率設定方法であって、
    記録媒体においてデータ記録可能となる容量を示す記録容量を取得する記録容量取得ステップと、
    各データの圧縮後の容量を試算するために使用されるそれぞれの圧縮率を所定の記憶部に格納する圧縮率格納ステップと、
    前記圧縮率格納ステップにて格納されたそれぞれの圧縮率に従って、各データを圧縮した際に、記録に必要とされる必要量を試算する必要量試算ステップと、
    前記必要量試算ステップにて試算される必要量が、前記記録容量取得ステップにて取得される記録容量以下となるように、前記圧縮率格納ステップにて格納されたそれぞれの圧縮率の値を、所定の順番に従って調整する調整ステップと、
    前記調整ステップにて調整されたそれぞれの圧縮率を、各データを圧縮する際に使用するそれぞれの圧縮率として設定する圧縮率設定ステップと、を備え、
    前記調整ステップは、各データに対応する圧縮率の値を順次調整する過程で、対象となる今回のデータの圧縮率を高めた後に、以前のデータの圧縮率を低い値に戻しながら、試算される必要量が取得される記録容量以下となるように調整する、
    ことを特徴とする圧縮率設定方法。
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