JP3614139B2 - 車両用シート装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば身体障害者や高齢者等(以下、乗員という)が車両に楽に乗降できるようにするための車両用シート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の車両用シート装置は、例えば、特開平11−268564号公報に記載されている。公報記載の車両用シート装置は、シート本体を、車両フロア上においてスライドベースを介して車両前後方向にスライドすることができ、またスライドベース上においてシート回転装置を介して車両正面向きとドア開口部向きとの間で水平回転することができ、更にシート回転装置によって回転されるスイングベース上において四節平行リンク機構の縦方向のスイング動作によって進退動作することができるように構成している。そして、シート本体をドア開口部向きの位置で進退動作させることにより、車室内と車室外との間を移動できるようにしている。
なお、この種の車両用シート装置では、車両走行時には、車両フロアに対するスライドベースのスライド動作、スライドベースに対するスイングベースの回転動作、スイングベースに対するシート本体の進退動作は、それぞれロック機構によって固定されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、シート本体をリンク機構によってスイング動作させて車室内と車室外との間を移動(昇降動作を含む)するタイプの車両用シート装置の場合、シート本体(シートホルダ)と平行リンクとの結合点は、その機構上、シートホルダにおける背もたれ部の上部寄り設定され、乗員が座る座部から離れている。その結果、車両走行時において、シートホルダの撓みを主たる原因としてシート本体が上下方向あるいは左右方向に揺れる可能性がある。
【0004】
本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シート本体がリンク機構によって支持されている車両用シート装置において、車両走行時におけるシート本体の揺れを防止する上で有効な技術を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本発明に係る車両用シート装置は、特許請求の範囲の各請求項に記載の通りの構成を備えた。なお、これら各請求項に係る発明は、シート本体と、車両フロア側に設けられてシート本体を車両正面向きと、ドア開口部向きとの間で水平回転させるためのシート回転装置と、該シート回転装置によって水平回転されるスイングベース上に設けられてシート本体を支持するリンク機構とを備えており、シート本体がドア開口部向きのとき、リンク機構をスイング動作させることにより、シート本体を車室内と車室外との間で移動させることができる車両用シート装置において、車両走行時にシート本体が揺れないようにシート本体を制止できるようにした技術である。
【0006】
請求項1に記載の発明では、フロア側に設けられた第1係合体と、シート本体に設けられ、シート本体が車両正面向きに回転されたときに第1係合体に係合することでシート本体の上下方向および左右方向の揺れを制止し、シート本体がドア開口部向きに回転されたときに係合が解除される第2係合体とから構成されるシート揺れ止め機構を備えていることを特徴としている。したがって、請求項1に記載の発明によれば、シート本体が車両正面向きに水平回転された位置では、第1係合体と第2係合体との係合によってシート本体の上下方向および左右方向の揺れが制止される。このため、走行時におけるシート本体の揺れ(ふらつき感)が防止されて乗り心地が向上する。
【0007】
請求項2に記載の発明では、第1係合体に対する第2係合体の係合は、一方の係合体が他方の係合体内に横方向から差し込まれて縦向きの係合面に押し付けられ、かつ上下位置の係合面に接触される態様で行われる構成とした構成としたことを特徴としている。このような係合態様を採用することで、シート本体の上下方向および左右方向の揺れを合理的に制止し、走行時の揺れ(ふらつき感)を防止することができる。
【0008】
この場合において、請求項3に記載したように、シート本体とリンク機構との連結点が該シート本体の後側に設けられ、シート揺れ止め機構がシート本体の前側に配置されていることが好ましい。このような構成によれば、シート本体が座部を挟んで前後両側で支持されることになるため、効果的な揺れ止めが実現される。
【0009】
また、請求項4に記載の発明では、フロア側にシート回転装置を支持するスライドベースが車両前後方向にスライド可能に設けられ、該スライドベースとシート本体との間に、該シート本体が車両正面向きのとき、該シート本体のドア開口部向きへの回転を許容しつつスライドベースに対する前方への移動を規制し、シート本体がドア開口部向きへ回転されたとき、シート本体のスライドベースに対する前方への移動規制を解除するシートロック機構を備えており、そのシートロック機構にシート揺れ止め機構の第1係合体および第2係合体が設けられていることを特徴としている。
すなわち、請求項4に記載の発明では、シート本体の前後方向の移動を規制するシートロック機構と、シート本体の上下方向および左右方向の揺れを制止するシート揺れ止め機構とが、それぞれシート本体のドア開口部向きから車両正面向きへの回転動作に基づいて作動する構成である。したがって、シートロック機構にシート揺れ止め機構の第1係合体と第2係合体を設けることによって、両機構を個々に備える場合に比べると、部品点数の低減、あるいは配置上の省スペース化を図ることができる。
【0010】
請求項5に記載の発明では、シート揺れ止め機構の第1係合体は、所定間隔で対向する上下の板部と、該上下の板部間に位置する縦板部とを有する板カムによって構成され、第2係合体は、板カム内に差し込まれたときに上下の板部および縦板部に接触する係合部材によって構成されていることを特徴としている。したがって、請求項5に記載の発明によれば、簡単な構造のシート揺れ止め機構を提供することができる。
【0011】
請求項6に記載の発明では、板カムは、該板カムに向かって差し込まれる係合部材を押し上げまたは押し下げつつ上下の板部間に誘導する傾斜板部を有していることを特徴としている。シートに乗員が着座したとき、シート本体は乗員の体重でリンク機構との結合点を支点として下方へ撓み、このときの撓み量は体重に対応する。そして、シートホルダの撓みに基づき係合部材も下方に変位することになる。したがって、請求項6に記載の発明によれば、シート本体の位置が撓みに基づいて上下方向にばらついていても、係合部材が上側または下側の案内板部に沿って下方へまたは上方へ移動することでシート本体の上下位置のばらつきを吸収することができる。
【0012】
この場合において、請求項7に記載したように、係合部材と板カムは、シート本体に対して一定幅内の荷重が加えられた状態のときに、係合部材が案内板部に接触することなく上下の板部間に入り込むように上下方向の相対位置が調整されていることが好ましい。このような構成を採用したときは、上記荷重に該当する体重(例えば、60〜70kg)の乗員がシート本体に着座した場合に、係合部材が板カムの案内板部に接触することなく上下の板部間に入り込むことで、係合時のショックを解消あるいは軽減できる。
【0013】
請求項8に記載の発明では、板カムの縦板部には、係合部材が押し付けられる弾性変形可能なクッション体が設けられていることを特徴としている。これによれば、板カム内に差し込まれた係合部材の移動端での停止ショックを緩和することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図9に基づいて説明する。本実施の形態に係る車両用シート装置は、シート本体に対して、車両前後方向のスライド動作と、水平回転動作と、四節平行リンク機構を介しての進退動作との3種の動作を行わせることによって、シート本体を車室内と車室外との間で移動できるようにした形式のシート装置であり、以下の説明では、この形式の車両用シート装置を振り出し式シート装置という。ここで、図1は振り出し式シート装置を備えた車両の概略平面図、図2および図3は本実施の形態に係る振り出し式シート装置の側面図である。図4は振り出し式シート装置の斜視図であり、図5は図4のA部拡大図、図6は図5の側面図である。図7は図4のB部拡大図、図8は図7のC矢視図、図9は図8のD−D線断面図である。なお、図中において、矢印FRは車両前方を示し、矢印UPRは車両上方を示し、矢印LHは車両左方を示す。
【0015】
図1に示すように、本実施の形態では、車両左側に設定したシート装置1を例示している。したがって、車両には当該シート装置1の左側にドア開口部Dが設けられており、シート本体11は図中実線で示した車両正面向きの走行位置から前方へスライド後、ほぼ90°左回りに水平回転させると、図中二点鎖線で示すように、上記ドア開口部Dに対向したドア開口部向きの乗降位置となり、この位置でドア開口部Dを通してシート本体11を車室内と車室外との間で進退移動させることが可能となる。
【0016】
このシート装置1の詳細が図2および図3に示されている。本実施の形態において、当該シート装置1の基本的な構成は、特に変更を要しないが、以下簡単に説明する。車両フロアF上には、車両前後方向に沿って相互に平行に延びる前後方向スライド用のレール2が敷設され、このレール2を介してスライドベース3が車両前後方向にスライド可能に設けられている。スライドベース3上には、同心状に配置されかつ複数のボール(図示省略)を介して相対回転可能とされた外輪4aと内輪4bとからなる回転盤4が取り付けられている。回転盤4は、スライドベース3の中央からずれた位置(図2において紙面手前側にずれた位置)に取り付けられている(図4参照)。これは、シート本体11がドア開口部Dに向かって回転されたとき、シート本体11をドア開口部D側へ接近させることを目的として設定されている。回転盤4の外輪4aはスライドベース3上に固定され、内輪4b上にはスイングベース7が取り付けられている。そして、図示はしないが、内輪4bは減速機付き電動モータを駆動源とする駆動装置によって回転されるように構成される。上記の回転盤4およびその駆動装置によって本発明でいうシート回転装置が構成されている。
【0017】
スイングベース7の上方には、シートホルダ9が配置されており、このシートホルダ9は左右一対(図2および図3では紙面に直交する方向に一対)の四節平行リンク機構8(本発明でいうリンク機構に対応する)によって支持されている。四節平行リンク機構8を構成する左右各2本のリンクアーム8a,8bは、それぞれ支軸8c,8d,8e,8fを介してスイングベース7およびシートホルダ9に回転可能に連結されている。シートホルダ9は、図4に示すように、背もたれ部に対応するバックフレーム部9bと、座部に対応するクッションフレーム部9aとを有する側面視で略L字形に形成された左右2枚のフレームからなり、このシートホルダ9にシート10が取り付けられている。上記のシートホルダ9とそれに支持されるシート10とを含めたものが、本発明でいうシート本体11に対応する。
【0018】
図示はしないが、上記四節平行リンク機構8は、スイングベース7上に設置した電動シリンダを駆動源として、後側の支軸8dに固定した駆動アームを回動させることで作動される。これにより、四節平行リンク機構8を構成するリンクアーム8a,8bが上下方向にスイングし、このスイング動作によって、シート本体11が、スイングベース7に接近した後退位置(図2に示す位置)と、スイングベース7から離間した進出位置(図3に実線で示す位置)との間で進退移動する。なお、駆動源としての電動シリンダは、電動モーターとボールネジおよびそのボールネジに螺合されるナットを主体にして構成されており、ボールネジとナットとによって減速機構が構成されている。上記の四節平行リンク機構8およびその駆動装置としての電動シリンダによってシート移動装置が構成されている。
【0019】
なお、シート本体11の車両前後方向のスライド動作は、使用者の手動操作によってあるいは電動モータを駆動源とする電動によって行うように構成される。この前後方向スライド動作は、図示省略のスライドロック機構によってスライド方向前端位置および後端位置あるいはその途中の任意の位置においてロックできるようになっている。また、上記回転盤4による水平回転動作も、シート本体11を車両正面に向けた位置と、ドア開口部Dに向けた位置とでそれぞれロックできるようになっている。
【0020】
このような構成によれば、スライドベース3を車両前方へスライドさせてシート本体11をドア開口部Dに対応する位置へ移動させてから、スイングベース7をほぼ90°水平回転操作してシート本体11をドア開口部Dに向け、その状態で上記電動モータを作動させて四節平行リンク機構8を室外側に向かってスイング動作すれば、図3に実線で示すように、車室内のシート本体11をドア開口部Dから室外に向かって移動しつつ下降することができる。これにより、乗員はシート10に着座したまま、室外に降りることができる。
逆に、電動シリンダを逆方向に作動させ、図3に二点鎖線で示すように、四節平行リンク機構8を起立側にスイング動作させたのち、スイングベース7をほぼ90°水平回転させてシート本体11を車両正面向きにしてから、スライドベース3を車両後方へスライドすれば、シート本体11が図2に実線で示す室内の元の位置へ戻される。これにより、乗員はシート10に着座したまま室内に乗り込むことができる。
【0021】
上記のように構成され、かつ動作するシート装置1において、シート本体11には、乗員保護用のシートベルト31を装着するバックル32(シートベルト構成部品)が取り付けられている。したがって、車両急減速時にはシート本体11に対してシートベルト31からバックル32を経て衝撃的な荷重(斜め上方に向かう外力)が入力される可能性がある。
本実施の形態に係るシート装置1は、シートベルト31からの入力荷重でシート本体11が移動することを防止するために、スイングベース7と、シート本体11、具体的にはシート10が載置されるシートホルダ9との間にシートロック機構20を備えている。
上記のシートベルト31からの入力荷重によるシート本体11の移動とは、四節平行リンク機構8の変形や伸び等に起因してシート本体11が前方へ移動する場合を指し、四節平行リンク機構8それ自体のスイング動作をいうものではない。すなわち、四節平行リンク機構8の駆動装置は、減速装置(ボールネジとナット)を有しており、その減速装置で上記の入力荷重に対抗し、四節平行リンク機構8のスイング動作を阻止する。以下の説明では、四節平行リンク機構8のスイング動作によるシート本体11の移動を正規移動といい、シートベルト31からの入力荷重等によるシート本体11の移動を不正移動という。
【0022】
シートロック機構20は、スイングベース7のサイドプレート部7aに設けられるフック状の係合部21(第1のロック部材)と、シートホルダ9におけるクッションフレーム部9aに設けられるロックピン22(第2のロック部材)との2部材によって構成され、シートベルト装着用のバックル32の取付部側に配置されている。本実施の形態では、車両左側にシート装置1が配置される場合を例示しており、したがって、バックル32はシート本体11の左右両サイド部のうちの一方、すなわちシートホルダ9の右サイド部に取り付けられている。
スイングベース7のサイドプレート部7aの前端部には、係合部21が設けられており、係合部21の下方には前方を開放した切欠7bが形成されている。これに対応して、スイングベース7のサイドプレート部7aの外面側と対向するシートホルダ9のクッションフレーム部9aにロックピン22が設けられている。
ロックピン22は、クッションフレーム部9aに取り付けられたバックル32の取付部から突設されるとともに、スイングベース7のサイドプレート部7aを横切るように延出されており、四節平行リンク機構8が起立状態のときに、サイドプレート部7aの切欠7b内に入り込むように配置されている。
【0023】
係合部21は、シート本体11が四節平行リンク機構8のスイング動作によって進退動作されるときの、スイングベース7に対するロックピン22の移動軌跡L(図6参照)から外れた位置で、かつシート本体11がシートベルト31からの入力荷重等により不正移動するときの、スイングベース7に対するロックピン22の移動軌跡上に設けられている。そして、係合部21の基端部211の下縁に車両前方の斜め上方に向かって延びるガイド面7cが形成され、係合部21の先端部212の末端が下向きに折り返されて係合部21は全体としてフック状に形成されている。特に係合部21の先端部212は、シート本体11がシートベルト31からの入力荷重により不正移動するときの、スイングベース7に対するロックピン22の移動軌跡L’上に設けられている。上記のガイド面7cの傾斜方向がシートベルト31からバックル32を経てシート本体11に入力される荷重の入力方向(図6に示すP矢印方向)に対応している。
【0024】
すなわち、シートロック機構20は、シートベルト31からバックル32を経てシート本体11に衝撃的な荷重が入力され、その荷重でシート本体11が荷重入力方向に移動した場合に、係合部21に対してロックピン22が係合することでシート本体11が不正移動することを防止するように構成したものである。
なお、本実施の形態では、ロックピン22は、その基部側(取付側)において、シートホルダ9のクッションフレーム部9aに対し、軸方向の2箇所で固定されることで取付強度が補強され、また軸方向に沿って前面側に添着された補強プレート23によって曲げ強度が補強されている。つまり、シートロック機構20は、シートベルト31からシート本体11に入力される衝撃的な荷重に耐える強度を保有するように構成されている。
【0025】
本実施の形態に係るシートロック機構20は、上記のように構成されている。したがって、シート本体11がドア開口部Dに向いた位置から行われるシート本体11の四節平行リンク機構8による進退動作時においては、シートホルダ9側に設けられたロックピン22は、スイングベース7側に設けられた係合部21に対して干渉することなく切欠7bに出入する。すなわち、シートロック機構20の一方のロック部材を構成するフック状の係合部21は、ロックピン22の移動軌跡Lから外れた位置に設けられているため、通常のシート本体11の進退動作時におけるロックピン22の移動を許容する。
【0026】
一方、車両の走行時において、例えば車両の急減速等に起因してシート本体11に対しシートベルト31からバックル32を経て衝撃的な荷重が入力され、その荷重で四節平行リンク機構8の変形等に起因してシート本体11が荷重入力方向に向かって移動したときは、ロックピン22がガイド面7cに当接して上方向への移動が規制されるとともに、係合部21の先端部212に係合して前方への移動が規制される。これにより、シート本体11が前方の斜め上方に向かう大きな不正移動を防止することができる(図6二点鎖線参照)。
なお、シートベルト31を経て入力される荷重は、シート本体11を支持する四節平行リンク機構8を前方へスイング動作させる力として作用するが、前述したように、四節平行リンク機構8の減速装置が上記荷重に対抗し、四節平行リンク機構8のスイング動作が阻止される。
【0027】
また、本実施の形態では、シートロック機構20をバックル32の取付部側に設けてあるため、入力される荷重に対して間近でシートロック機構20が働くことになり、効果的なロック機能を得ることができる。なお、本実施の形態において、シート本体11に対して衝撃的な荷重が車両後方から入力されたような場合には、ロックピン22が切欠7bの後縁部7dに係合することで、該シート本体11が後方へ移動することを防止することができる。
【0028】
上記のように、本実施の形態におけるシートロック機構20は、シート本体11が進退動作するときのスイングベース7に対するロックピン22の移動方向と、シートベルト31を経てシート本体11に入力される荷重で移動されるときのスイングベース7に対するロックピン22の移動方向とが異なることを利用し、ロックピン22は、シート本体11が正規移動する進退動作時には係合せず、衝撃的な荷重による不正移動時には係合するようにフック状の係合部21を形成したものである。
したがって、本実施の形態によれば、シートロック機構20を係合部21とロックピン22との2部材で構成することが可能となり、シート本体11の進退動作に際してロック解除を必要としていた従来のロック装置に比べて、部品点数が削減されることになり、構造の簡素化が図られるとともに、コストの低減あるいは軽量化が可能となる。また、シート本体11が正規移動する進退動作については、ロックピン22の移動を許容する構成であり、切欠7bの形状を十分に大きく設定することが可能なため、いわゆる組付け時に位置調整を考慮する必要もなく、組付け性を向上できる。
【0029】
また、本実施の形態に係るシート装置1は、図4に示すように、上述したシートロック機構20とは別に、スイングベース7の浮き上がりを防止するためのベースロック機構40と、シート本体11が不正移動するときのシートホルダ9の移動を防止するための第2のシートロック機構50とを備えている。
【0030】
ベースロック機構40は、スライドベース3の後端上面に設けたフック部材41と、スイングベース7に形成されたロック孔42とによって構成されている。フック部材41は、スイングベース7の水平回転動作に干渉しないように立設されるとともに、その先端部に走行位置のスイングベース7の後端上面に回り込んでロック孔42と対向するフック部41aを備えている。なお、フック部41aは、スイングベース7の水平回転動作を阻害しない範囲内で極力接近して配置されることが好ましい。
したがって、ベースロック機構40によれば、例えば車両の急減速時において、シートベルト31からバックル32を経てシート本体11に衝撃的な荷重が入力され、更にその荷重が四節平行リンク機構8を経てスイングベース7に入力されたような場合において、上記荷重でスイングベース7が上方へ移動すると、フック部材41のフック部41aにスイングベース7のロック孔42が嵌まり込む。これにより、スイングベース7の上方への移動を防止することができる。
【0031】
次に、第2のシートロック機構50は、スライドベース3の前端部に設けられたロック孔51aを有するロックプレート51と、これに対応してシートホルダ9の前端部に設けられたコ字形のフック52とから構成されている。ロックプレート51はスライドベース3に溶接またはボルト、ナット等で固着されている。また、フック52は略コ字形に形成され、取付部としての上片部52aがシートホルダ9を構成する左右のシーフレームのクッションフレーム部9a前端部同士を相互に結合するタイバー91にボルト92によって固着されている。ロックプレート51のロック孔51aは、車幅方向に貫通した矩形の孔であり、そのロック孔51aに対してフック52のロック部としての下片部52bがシート本体11の水平回転動作に基づいて横方向から係脱(挿脱)可能とされている。
【0032】
シートホルダ9に取り付けられたフック52は、シート本体11がドア開口部向きの位置から車両正面向きの位置へ水平回転操作されたときに、下片部52bがロックプレート51のロック孔51a内に横方向から挿入される。したがって、フック52がロック孔51a内に挿入された状態では、挿入方向以外の方向については、スライドベース3に対するシート本体11の移動が規制されることになる。このため、例えば車両急減速等によってシート本体11に衝撃的な荷重が加えられたとき、スライドベース3に対してシートホルダ9が前方へ移動することを防止することができる。
一方、シート本体11が車両正面向きの位置からドア開口部向きの位置へ回転操作されたときは、フック52の下片部52bがロックプレート51のロック孔51aから抜脱される。これによりスライドベース3に対するシート本体11の移動規制が解除され、四節平行リンク機構8のスイング動作によるシート本体11の進退動作が許容されることになる。
【0033】
ところで、四節平行リンク機構8のスイング動作によりシート本体11を車室内と車室外との間で移動させる振り出し式シート装置1の場合、四節平行リンク機構8とシート本体11との結合点は、図2および図3に示すように、シートホルダ9のバックフレーム部9bに設定され、乗員の座るシート10の座部から離れている。このため、車両走行時において、シートホルダ9の撓みに原因してシート本体11が上下方向や左右方向に揺れる(ふわふわ感が発生する)可能性がある。
【0034】
このことに鑑み、本実施の形態に係るシート装置1は、シート本体11が車両正面向きに水平回転されたときに、該シート本体11の上下方向および左右方向の揺れを制止するシート揺れ止め機構60を備えている。以下、このシート揺れ止め機構60を主として図7〜図9に基づいて説明する。
【0035】
本実施の形態に係るシート揺れ止め機構60は、前述した第2のシートロック機構50を利用する態様で設けられている。すなわち、シート揺れ止め機構60は、フロア側に設けられた板カム61と、シート本体11に設けられた第2のシートロック機構50の構成部材であるフック52およびそのフック52に取り付けられた樹脂製のローラー62とから構成されている。板カム61は、第2のシートロック機構50の構成部材であるロックプレート51のフック挿入方向背面側に溶接で結合されており、この板カム61に対してフック52がローラー62を介して係合あるいは離脱可能とされている。このように本実施の形態においては、フック52が、第2のシートロック機構50の構成部材と、シート揺れ止め機構60の構成部材とを兼用する構成とされている。なお、ローラー62は、フック52の下片部52bの先端(ロック孔51aに対する挿入端部)に段付ピン63で取り付けられており、板カム61に対する係合動作の円滑化を図るために備えられている。上記の板カム61が本発明でいう第1係合体に対応し、フック52およびローラー62が本発明でいう第2係合体に対応する。
【0036】
板カム61は、図7および図8に示すように、ローラー62との対向側が開口された略コ字形に形成されている。すなわち、板カム61は1枚の鉄板を折り曲げることで形成されており、互いに対向する上板部61aと下板部61b(本発明でいう上下の係合面に対応する)および縦板部61c(本発明でいう縦向きの係合面に対応する)を有するとともに、上板部61aおよび下板部61bの端部から開口側に外広がり状に傾斜して延在する上下の傾斜板部61d,61e(本発明でいう上下の案内板部に対応する)を有している。そして、傾斜板部61d,61eの端部がロックプレート51の背面に溶接されている。また、縦板部61cの内面には弾性変形可能なクッションゴム64(本発明でいうクッション体に対応する)がねじ65を用いて固定されている。
【0037】
他方、ローラー62は、図9に示すように、先端側の小径部にねじが形成された段付ピン63を用いてフック52の挿入端部である下片部52bに回転可能に取り付けられている。そして、シート本体11がドア開口部向きの位置から車両正面向きの位置へ回転されたとき、横方向から板カム61の上下の傾斜板部61d,61e間を通って上下の板部61a,61b間に挿入され、クッションゴム64に押し当てられるとともに該クッションゴム64を一定量撓ませた状態で格納される。図9にはローラー62の移動軌跡が符号L1によって示してある。なお、ローラー62の押し付け力は、シート本体11を回転させる回転駆動装置の駆動源から与えられることになる。ローラー62は、上下の板部61a,61bに接触することで上下方向の揺れが拘束され、クッションゴム64に押し当てられることで左右方向の揺れが拘束される。
【0038】
このように、本実施の形態に係るシート揺れ止め機構60によれば、シート本体11がドア開口部向きから車両正面向きに水平回転されたときに、ローラー62が板カム61内に接触状態で格納されることで、フック52を介してシート本体11の揺れを制止することができる。このため、座部を挟んで後部側が四節平行リンク機構8で支持され、前部側がシート揺れ止め機構60で拘束されたシート本体11は、車両走行時において、上下方向および左右方向の揺れが効果的に防止あるいは軽減されることになり、乗り心地を向上することができる。
【0039】
ところで、シート10に乗員が着座したときには、体重に対応してシートホルダ9が撓み、シート本体11が下方へ変位する。それに伴い、シート本体11に設けられたフック52およびローラー62の位置も同様に下方に変位することになり、この変位状態が図8に示されている。図8において、(A)位置がシート10に乗員が乗っていない空席時、(B)位置が60〜70kgの標準的な体重の乗員が着座した場合、(C)位置が100kgの乗員が着座した場合を示している。
すなわち、本実施の形態では、シート本体11に荷重が作用したときの、シートホルダ9の撓みによってローラー62の上下位置がばらつくことを考慮し、標準的な体重の乗員が座ったときに、ローラー62が板カム61と同一高さで整合する、すなわちローラー62が板カム61の上板部61aと下板部61bとの中間位置となるように、板カム61とローラー62との相対位置を定めてある。
【0040】
したがって、空席時を含み上記の標準体重よりも体重の軽い乗員が乗っている軽量時には、ローラー62が上側の傾斜板部61dの下面に沿って転動し、また、上記の標準体重よりも体重の重い人が乗っている重量時には、ローラー62が下側の傾斜板部61eの上面を転動し、上板部61aと下板部61bの間に案内される。これにより、シート本体11は、空席時を含む軽量時にはシートホルダ9を撓ませる態様で、また、重量時にはシートホルダ9の撓みを矯正する態様で、上下方向の変位が吸収される。すなわち、シート本体11に荷重が作用したときのシートホルダ9の撓みによるシート本体11の上下位置のばらつきを吸収することができる。一方、シート10に標準体重の乗員が乗っている場合には、ローラー62が傾斜板部61d,61eに触れずに板カム61内に挿入されるため、板カム61とローラー62との係合によるショックの発生を防止あるいは軽減できる。また、ローラー62の進入端では、クッションゴム64によってローラー62を受けるため、進入端でのショックを緩和することができる。
【0041】
また、本実施の形態では、シートロック機構50の構成部材であるロックプレート51およびフック52に、シート揺れ止め機構60の構成部材である板カム61およびローラー62を取り付ける構成としたことによって、両機構を個々に備える場合に比べると、部品点数の低減、あるいは配置上の省スペース化を図ることができる。しかも板カム61とローラー62とによってシート揺れ止め機構60を構成しているため、簡単な構造でシート本体11の揺れ止めを実現することができる。
【0042】
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更することが可能である。
例えば、上述した実施の形態では、シート揺れ止め機構60を第2のシートロック機構50の構成部材を利用する態様で形成したが、第2のシートロック機構50から独立して設ける構成に変更してもよい。
また、実施の形態では、フック52およびローラー62によって第2係合体を構成したが、第2係合体は、必ずしも回転することを要件とするものではなく、非回転部材で構成してもよい。したがって、ローラー62を有しない形態、例えばフック52のみで構成してもよい。要するに、第2係合体は第1係合体としての板カム61内に差し込まれたときに、該板カム61の上下の板部61a,61bおよび縦板部61cにそれぞれ接触する態様で係合することが可能な係合部材によって構成されていればよい。
また、板カム61とローラー62の取付位置を逆にする構成、すなわち板カム61をシート本体11に設け、ローラー62をフロア側であるスライドベース3に設けてもよい。
また、実施の形態は、シート本体11に対して、車両前後方向のスライド動作と、水平回転動作と、四節平行リンク機構8を介しての進退動作との3種の動作を行わせることによって、シート本体11を車室内と車室外との間で移動できるようにした形式のシート装置に適用したが、上記の3つの動作のうち、シート本体11に水平回転動作と、四節平行リンク機構8による進退動作との2種の動作を行わせることによって、シート本体11を車室内と車室外との間で移動できるようにした車両用シート装置であれば適用することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、シート本体がリンク機構によって支持されている車両用シート装置において、車両走行時におけるシート本体の揺れを防止する上で有効な技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】振り出し式シート装置を備えた車両の概略平面図である。
【図2】本実施の形態に係る振り出し式シート装置の側面図である。
【図3】振り出し式シート装置の側面図であり、進退動作を示す。
【図4】振り出し式シート装置の斜視図である。
【図5】図4のA部拡大図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】図4のB部拡大図である。
【図8】図7のC矢視図である。
【図9】図8のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1…シート装置
4…回転盤(シート回転装置)
7…スイングベース(ベース)
8…四節平行リンク機構
9…シートホルダ
10…シート
11…シート本体
50…第2のシートロック機構
52…フック(第2係合体)
60…シート揺れ止め機構
61…板カム(第1係合体)
61a…上板部(上の係合面)
61b…下板部(下の係合面)
61c…縦板部(縦向きの係合面)
61d,61e…上下の傾斜板部(上下の案内板部)
62…ローラー(第2係合体)
D…ドア開口部
F…車両フロア

Claims (8)

  1. シート本体と、車両フロア側に設けられて前記シート本体を車両正面向きと、ドア開口部向きとの間で水平回転させるためのシート回転装置と、該シート回転装置によって水平回転されるスイングベース上に設けられて前記シート本体を支持するリンク機構とを備えており、前記シート本体がドア開口部向きのとき、前記リンク機構をスイング動作させることにより、前記シート本体を車室内と車室外との間で移動させることができる車両用シート装置であって、
    前記フロア側に設けられた第1係合体と、前記シート本体に設けられ、該シート本体が車両正面向きに回転されたときに前記第1係合体に係合することで前記シート本体の上下方向および左右方向の揺れを制止し、前記シート本体がドア開口部向きに回転されたときに前記係合が解除される第2係合体とから構成されるシート揺れ止め機構を備えていることを特徴とする車両用シート装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シート装置であって、前記第1係合体と前記第2係合体の係合は、一方の係合体が他方の係合体内に横方向から差し込まれて縦向きの係合面に押し付けられ、かつ上下位置の係合面に接触される態様で行われる構成としたことを特徴とする車両用シート装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両用シート装置であって、前記シート本体と前記リンク機構との結合点が該シート本体の後側に設けられ、前記シート揺れ止め機構がシート本体の前側に配置されていることを特徴とする車両用シート装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の車両用シート装置であって、フロア側に前記シート回転装置を支持するスライドベースが車両前後方向にスライド可能に設けられ、該スライドベースと前記シート本体との間に、該シート本体が車両正面向きのとき、該シート本体のドア開口部向きへの回転を許容しつつ前記スライドベースに対する前方への移動を規制し、前記シート本体がドア開口部向きへ回転されたとき、前記シート本体の前記スライドベースに対する前方への移動規制を解除するシートロック機構を備えており、該シートロック機構に前記シート揺れ止め機構の第1係合体および第2係合体が設けられていることを特徴とする車両用シート装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の車両用シート装置であって、前記シート揺れ止め機構の第1係合体は、所定間隔で対向する上下の板部と、該上下の板部間に位置する縦板部とを有する板カムによって構成され、前記第2係合体は、前記板カム内に差し込まれたときに上下の板部および縦板部に接触する係合部材によって構成されていることを特徴とする車両用シート装置。
  6. 請求項5に記載の車両用シート装置であって、前記板カムは、該板カムに向かって差し込まれる前記係合部材を押し上げまたは押し下げて上下の板部間に誘導する傾斜板部を有していることを特徴とする車両用シート装置。
  7. 請求項6に記載の車両用シート装置であって、前記係合部材と板カムは、前記シート本体に対して一定幅内の荷重が加えられた状態のときに、前記係合部材が案内板部に接触することなく上下の板部間に入り込むように上下方向の相対位置が調整されていることを特徴とする車両用シート装置。
  8. 請求項5〜7のいずれかに記載の車両用シート装置であって、前記板カムの縦板部には、前記係合部材が押し付けられる弾性変形可能なクッション体が設けられていることを特徴とする車両用シート装置。
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