JP3613872B2 - 燃料供給装置およびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料供給装置およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、燃料を汲み上げて吐出するポンプ部とポンプ部を駆動するモータ部とを有し、モータ部と燃料とが接触する燃料供給装置において、燃料中に含まれる硫黄成分が整流子と反応して整流子の表面に硫化物を形成したりすることが知られている。モータ部の整流子は主に銅で形成されており、複数のセグメントに分割されている。この分割された複数のセグメントの対向する端面においてセグメントを形成する銅と燃料中の硫黄成分とが反応して導電性を有する硫化銅を形成し、この硫化銅が生長して隣接するセグメントが接続すると、本来絶縁性を必要とするセグメント間の端面に形成された硫化銅により各セグメントが電気的に接続され、その結果モータ部に流れる電流の増大またはポンプ性能の低下を引き起こすという問題が生じる。
【0003】
特開昭58ー174189号公報に開示されているものでは、媒体としての燃料と接触する構造部材の表面を燃料に対して安定に形成することにより装置の作動安定性を保持することが提案されている。
また実開平7−17960号公報に開示されているものでは、燃料吸込口の内周壁を銅材料で形成し、燃料中に含まれる硫黄成分をこの銅材料に付着させて除去することにより銅製の整流子と硫黄成分との反応を抑制しようとしている。
【0004】
また、整流子と同様に主に銅線で形成されたブラシとターミナルとを電気接続するピッグテールも燃料中の硫黄成分と反応して硫化銅を形成してついには断線に至り、ポンプ性能の低下を引き起こすという問題が生じる。
特公昭56−66446号公報に開示されているものでは、ピッグテールにニッケルめっきを施すことによりアルコール燃料との反応を抑制しようとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開昭58ー174189号公報に開示されているものでは、燃料と接触する構造部材を燃料に対して安定に形成することは示されているが、分割された整流子の各セグメントの対向する端面を燃料に対して安定にすることは言及されておらず、さらに各セグメントの対向する端面を燃料に対して安定に形成することによりモータ部の作動を正常に保持するという目的も記載されていない。
【0006】
また実開平7−17960号公報に開示されているものは、燃料中に含まれる硫黄成分が整流子に付着して整流子とブラシとの導通性を妨げることを防止するとを目的とするものであり、銅製の整流子と燃料中の硫黄成分とが反応して分割されたセグメント間に導電性を有する硫化銅が形成され、この硫化銅によりセグメント同士が電気的に接続されることを防止することを目的とはしていないし、これに関する記載もない。さらに、燃料吸込口の内周壁に形成した銅材料で燃料中の硫黄成分が完全に除去できるのであれば、結果として整流子に硫化銅は形成されないしセグメントが電気的に接続される恐れはないが、燃料吸込口の内周壁を銅材料で形成したとしても、燃料中に含まれる硫黄成分をすべてこの銅材料で除去することは困難である。このため燃料吸込口で除去しきれなかった燃料中の硫黄成分が整流子の各セグメントの対向する端面と反応して硫化銅を形成し絶縁すべきセグメント同士が電気的に接続されてしまう可能性を否定することは困難である。
【0007】
また、ピッグテールについても特公昭56−66446号公報に開示されているものでは、ニッケルめっきそのものはアルコール燃料、さらには硫黄を含む燃料との反応を抑制することはできるが、ニッケルそのものの硬度が高いため、ピッグテールにニッケルめっきを施すとピッグッテールの柔軟性が損なわれる。また、製品への組付けの際曲げ成形が必要であり、このときニッケルめっきに亀裂が入りピッグテール本来の機能が低下するという問題が生じる。ブラシが使用時に摩耗していく過程においても同様の問題が生じる。
【0008】
また、特公昭56−66446号公報に開示されているものでは、図6に示すように、ピッグテール100はブラシ101成形時にモールドする方法がとられている。このため、ブラシ焼成温度よりも高い融点を有するニッケルでなければめっきが溶けてしまい、めっき材質そのものに柔軟性、耐硫黄燃料性を有する低い融点の、例えば錫を用いることは不可能である。
【0009】
また、ピッグテールとブラシとを保持固定部材を介して一体的に取り付ける構造を有するブラシにおいては、保持固定部材として例えば銅粉または銅粉に銀めっきを施したものが用いられるが、燃料中に含まれる硫黄成分と保持固定部材とが反応して保持固定部材の表面が硫化銅を形成し、保持固定部材との接合が弱まりブラシとピッグテールとの離脱または導通不良に至るという問題がある。
【0010】
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、簡単な構成で整流子の各セグメント間の絶縁を保持する燃料供給装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、簡単な構成でピッグテールの断線を防止する燃料供給装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の燃料供給装置によると、整流子の各セグメント間の端面と燃料との接触を防止する接触遮断手段を設けることにより、各セグメントの対向する端面と燃料とが接触することを防止できる。これにより、各セグメントの対向する端面と燃料中に含まれる例えば硫黄成分とが反応して各セグメントの対向する端面に導電性を有する化合物が付着することを防止し、導電性を有する化合物が生長して隣接するセグメントが電気的に接続されることを防止できるので、各セグメント間の絶縁が保持されモータ部が正常に動作する。
【0012】
本発明の請求項2記載の燃料供給装置によると、銅で形成されることの多い整流子において、各セグメントの対向する端面を硫化物生成エネルギーが銅よりも大きい材質でめっきすることにより、各セグメントの対向端面と燃料との接触を確実に防止するとともに銅製のセグメントと燃料中に含まれる硫黄成分との反応を防止することができる。
【0013】
本発明の請求項3記載の燃料供給装置の製造方法によると、モータ部の整流子を複数のセグメントに分割してから、各セグメントの対向する端面にめっきを施すことにより前記端面と燃料との接触を簡単に防止できる。
本発明の請求項4記載の燃料供給装置によると、銅の細線で形成されることの多いピッグテール部において、表面を硫化物生成エネルギーが銅よりも大きい材質でめっきすることにより、ピッグテール部と燃料との接触を確実に防止するとともに燃料中に含まれる硫黄成分との反応を防止することができる。
【0014】
本発明の請求項4記載の燃料供給装置によると、ピッグテール部をブラシに固定する保持固定部材として、銅粉に硫化物生成エネルギーが銅よりも大きい材質でめっきすることにより、銅粉と燃料の接触を確実に防止するとともに燃料中に含まれる硫黄成分との反応を防止することができる。
【0015】
本発明の請求項7記載の燃料供給装置によると、ブラシは成形後燃料による膨潤、耐摩耗性、電気特性上、一般的に500〜800℃の温度により焼成される。このとき、ブラシ焼成温度より低い融点の材質をめっきしたピッグテール部をモールドにより固定したのち焼成するとめっきが溶けてしまう。そこで、ピッグテール部の柔軟性を損なわず、曲げ成形時に亀裂を生じず、耐硫黄燃料性を有する、例えば錫めっきを施したピッグテール部をブラシ焼成後に請求項4記載のめっきを施した銅粉によりブラシに固定する。これにより、ピッグテール部は硫黄を含む燃料との接触が防止されるので、硫黄成分との反応による硫化によりピッグテール部が細くなり、ついには断線即ちポンプ性能の低下を引き起こすという問題を解決することができる。また、ピッグテール部をブラシに固定する保持固定部材も硫黄を含む燃料との接触が防止されるので、保持固定部材である加圧され隣接した銅粉間の接合力が硫化により弱まり、ピッグテール部とブラシとが離脱し、ポンプ性能を低下させるとう問題を解決することができる。
【0016】
本発明の請求項8記載の燃料供給装置によると、モータ部のブラシと電気的に接触する整流子の部分を炭素材からなる接触部で構成することにより、酸素成分を含む燃料中においても接触部が耐酸化性を有するので、接触部の腐食が防止される。したがって、接触部とブラシとの電気的接触が良好に保持されるとともに、接触部の寿命低下を抑制できる。さらに、炭素材からなる接触部は耐硫化性をも合わせもつので、硫黄を含む燃料中においても接触部の腐食が防止され、接触部とブラシとの電気的接触が良好に保持されるとともに接触部の寿命低下を抑制できる。
【0017】
また、整流子の各セグメントを構成するベース部の対向する端面と燃料との接触を防止する接触遮断手段とを備えることにより、ベース部の対向する端面と燃料とが接触することを防止できる。これにより、ベース部の対向する端面と燃料中に含まれる例えば硫黄成分とが反応してベース部の対向する端面に導電性を有する化合物が付着することを防止し、導電性を有する化合物が生長して隣接するセグメントが電気的に接続されることを防止できるので、各セグメント間の絶縁が保持されモータ部が正常に動作する。
【0018】
本発明の請求項9記載の燃料供給装置の製造方法によると、ベース部材と炭素材で形成された接触部材とを接合して整流子母材を形成し、この整流子母材を複数のセグメントに分割してから、各セグメントを構成するベース部材で形成されたベース部の対向する端面にめっきを施すことにより、ベース部の端面と燃料との接触を簡単に防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
本発明の燃料供給装置としての燃料ポンプの第1実施例を図1〜図5に示す。図2に示す燃料ポンプ10は、例えば車両等の燃料タンク内に装着され、燃料タンクから内燃機関の燃料噴射装置に燃料を供給するものである。
【0020】
図2に示すように、燃料ポンプ10は、図示しない燃料タンクから燃料を吸入して加圧するポンプ部10a、ポンプ部10aを駆動するモータ部10b、およびポンプ部10aで加圧された燃料を燃料ポンプ外に吐出する燃料吐出部10cからなる。
ポンプ部10aは、ポンプカバー12とポンプケーシング13との間にC字状のポンプ室30を形成し、このポンプ室30内に円板状に形成された燃料加圧用のインペラ24が回転可能に収容されている。ポンプカバー12およびポンプケーシング13はアルミ製であり、円筒状に形成されたハウジング11の一端にかしめて固定されている。ポンプカバー12およびポンプケーシング13はフェノール樹脂で形成することも可能である。ポンプカバー12に形成された吸入口31からポンプ室30に導入された燃料は、インペラ24の回転により加圧され、モータ部10bのモータ室32に送出される。
【0021】
モータ部10bは回転子20と図示しないマグネットとを有し、マグネットの磁場中に配設されている回転子20のコイル20aにコネクタ50のコネクタピン51から電流が供給されると回転子20が回転する。回転子20のスラスト方向側の回転軸21は、ポンプカバー12の中央凹部に圧入されているスラスト軸受22に軸受けされている。回転軸21は、スラスト軸受22に軸方向の荷重を支持されているとともに軸受25に径方向を支持されており、回転子20の他方の回転軸23は軸受26に径方向を支持されている。回転軸21の外周壁に軸方向に切欠き21aが設けられ、この切欠き21aの形成された部位にインペラ24が固定されている。
【0022】
マグネットは回転子20の外周に設けられ、回転子20と所定のエアギャップを形成している。回転子20の回転軸23側には銅製の整流子40が設置されている。
図1に示すように、整流子40は八個のセグメント41に分割されており、各セグメント間に溝42が形成されている。各セグメント間の円周方向で対向する端面および側面には銅よりも硫化物生成エネルギーの大きな錫(Sn)が接触遮断手段としてめっきされている。セグメント41の上端面は、図示しないブラシが接触してブラシとセグメント41とが電気的に接続するように銅が露出している。
【0023】
図2に示すように、吐出ケース14はハウジング11の他端にかしめて固定されている。コネクタピン51は、吐出ケース14に設けられたコネクタ50に先端を露出して埋設されている。コネクタピン51は、後述するピッグテール111、ブラシ110、整流子40を介して回転子20に巻回されたコイル20aに接続するとともに、チョークコイル52に接続されている。チョークコイル52はコイル20aに供給される電流から交流成分を除くために接続されている。
【0024】
吐出部10cは吐出ケース14に形成される吐出口33に逆止弁34を収容し、この逆止弁34が吐出口33から吐出した燃料の逆流を防止している。
次に、燃料ポンプ10の作動について説明する。
コイル20aに電流が供給されると、回転子20は、スラスト軸受22および軸受25に回転軸21を支持されるとともに軸受26に回転軸23を支持されて回転する。燃料タンクから図示しないフィルタを通してポンプ室30に吸い上げられた燃料は、回転軸21とともに回転するインペラ24によりポンプ室30内で加圧され、モータ室32に送出される。モータ室32に送出された燃料は、吐出口33の逆止弁34を押し上げ、吐出口34から図示しない燃料配管により燃料タンク外に吐出される。
【0025】
次に燃料ポンプ10の製造方法について説明する。
(1) 図3に示す分割前の整流子40の母材40aは銅材が表面に露出しており、母材40aの側壁には分割後の各セグメント41に対応する位置に八個の爪43が一体に形成されている。また図3の(B)に示すように、母材40aの下側に樹脂製の支持部材45がモールド成形されている。
【0026】
(2) 次に、図4に示すように母材40aを八分割する。分割して形成された溝42はモールドされた支持部材45に達しているので、各セグメント41は互いに絶縁された状態を保持している。次に八分割して形成された整流子40に錫めっきを施す。
(3) 図5に示すように錫めっきを施した整流子40および支持部材45を回転軸23に圧入する。そして爪43にコイル20aを巻付けヒュージングを行う。ここでヒュージングとは、爪43を整流子40の側面に圧着しながらコイル20aに通電し、コイル20aの被覆を溶かして各セグメント41とコイル20aとを電気的に接続することである。
【0027】
(4) ヒュージングを行った回転子20のコイル20aから整流子40にかけて回転子20周囲を樹脂モールドすることにより回転子20を保護する。そして、整流子40の上端面40bを研磨してめっきした錫を除去する。上端面40bを研磨しめっきした錫を除去して銅を露出させると上端面40bとブラシとは電気的に接続可能であるが、露出した銅が燃料中に含まれる硫黄成分と反応して硫化銅が上端面40bに付着することがある。しかしながら、燃料ポンプ10の停止時および作動時に上端面40bに生成された硫化銅は燃料ポンプ10が作動している間ブラシと上端面40bとが常に摺動しているため上端面40bから排除されるので、ブラシと各セグメント41との電気的接続不良は発生しない。また、溝42を形成する各セグメント41の対向する端面には錫めっきが施されたまま残っているので、前記端面が直接燃料と接触することを防止することができる。これにより、生成された硫化銅が生長して各セグメントが電気的に接続されることを防止できるので、モータ部10bが正常に作動する。
【0028】
(5) 図7に示すように、ブラシ110は加圧成形をした後焼成され、ピッグテール111を埋設する埋設穴110aが形成される。埋設穴110aは、例えば直径1.8mm、深さ3.1mmに形成される。その後、柔軟性を損なわず、曲げ成形時に亀裂を生じず、耐硫黄燃料性を有する錫めっきを施し、埋設穴110aの直径よりもやや細い長尺のピッグテール111の先端が埋設穴110aに取付けられる。そして、埋設穴110aとピッグテール111との間の空隙部に保持固定部材としての錫めっきを施した銅粉を空隙部が埋まり銅粉がブラシ端面110bからやや突出する程度に投入して加圧し、ピッグテール110を必要な長さに溶断する。
【0029】
このように樹脂モールドされた回転子20およびブラシ110その他の部品を収容した吐出ケース14をハウジング11に組付けて、図2に示す燃料ポンプ10を形成する。
第1実施例では、銅粉に錫めっきを施しているので、硫黄燃料により銅粉の表面に硫黄と銅との化合物Cu2 Sが生成されない。したがって、ピッグテール111とブラシ110とが銅粉間の接合力が弱まって離脱することなく強力に接合し続けることができるので、ポンプ性能を良好に維持でき、硫黄燃料の使用される地域においても良好に燃料ポンプ10が作動する。
【0030】
第1実施例では、溝42を形成する各セグメント41の対向面に錫めっきを施したが、本発明では銅よりも硫化物生成エネルギーが大きい材質であるならば、例えば錫に変えてニッケル、亜鉛、金等でめっきを施すことも可能である。
また第1実施例では、ピッグテール111に錫めっきを施したが、本発明では、銅よりも硫化物生成エネルギーが大きい材質で柔軟性を損なわず、曲げ成形時に亀裂を生じず、耐硫黄燃料性ならば、例えば錫に代えて金めっきを施すことも可能である。
【0031】
また第1実施例では銅粉にも錫めっきを施したが、本発明では、銅よりも硫化物生成エネルギーが大きい材質ならば、錫に代えて金またはニッケルまたは亜鉛めっきを施すことも可能である。また銅粉の投入量はブラシ端面110bよりもやや突出する程度が好ましいが、ピッグテールとブラシとの接合が好適であれば適宜変更しても良い。接合力を高めるため、接着剤を流して銅粉をより強固に固定することも可能である。
【0032】
また第1実施例では、整流子40とブラシとが回転子20の軸方向で接触する構成としたが、本発明では整流子とブラシとが回転子の径方向で接触する構成とすることも可能である。
(第2実施例)
本発明の第2実施例を図8に示す。図8に示す回転子120は樹脂モールド前の状態を示している。
【0033】
回転子120の整流子121は、ブラシと電気的に接触する接触部122と、コイル20aと電気的に接続するベース部124とを有する。整流子121は、接触部122およびベース部123のそれぞれの一部を有するセグメント124に分割されている。接触部122は炭素材から形成され、ベース部123は銅材から形成されている。
【0034】
各セグメント124を構成するベース部123の周方向に対向する端面および側面には、銅よりも硫化物生成エネルギーの大きな錫(Sn)がめっきされている。ベース部123に施すめっき材として、錫以外に銅よりも硫化物生成エネルギーの大きい、金、ニッケル、亜鉛等を用いることは可能である。
次に回転子120の製造方法について説明する。
【0035】
(1) 円板状の銅材からなるベース部材に樹脂製の支持部材45をモールドする。ベース部材の側壁には分割後の各セグメント124に対応する位置に八個の爪1 23aが一体に形成されている。
(2) 円板状の炭素部材からなる接触部材の一方の端面にニッケルめっきを施し、このニッケルめっきにさらに銅めっきを施す。
【0036】
(3) 銅めっきを施した接触部材の端面とベース部材のいずれか一方の端面とを錫ではんだ付けして整流子母材を形成する。
(4) 整流子母材を八分割し、接触部122およびベース部123を形成する。整流子母材を分割して形成された溝124aはモールドされた支持部材45に達しているので、各セグメント124は互いに絶縁された状態を保持している。
【0037】
(5) 各セグメント124を構成するベース部123の周方向に対向する端面および外周面に接触遮断手段として錫めっきを施し、整流子121を形成する。炭素材からなる接触部122にはめっきが付着しない。
(6) 整流子121および支持部材45を回転軸23に圧入する。そして爪123aにコイル20aを巻付けヒュージングを行う。
【0038】
(7) ヒュージングを行った回転子120のコイル20aから整流子121にかけて回転子120周囲を樹脂モールドすることにより回転子120を保護する。第2実施例では、整流子121のブラシとの接触部122を耐酸化性を有する炭素材で形成したことにより、酸素成分を含む燃料中においても接触部122が腐食せずブラシと良好に電気的接触を続けるので、整流子121の寿命が延びる。また、炭素材からなる接触部122は燃料中に含まれる硫黄成分と反応しにくいので接触部122の腐食が防止される。したがって、接触部122とブラシとの電気的接触が良好に保持されるとともに、接触部122の寿命低下を防止できる。
【0039】
さらに第2実施例では、各セグメント124を構成するベース部123の周方向に対向する端面および外周面に銅よりも硫化物生成エネルギーの大きい錫めっきを施すことにより、ベース部123を形成する銅材と燃料中の硫黄成分とが反応して導電性のある硫化銅を生成することを防止し、各セグメント間の絶縁を保証する。
【0040】
第2実施例に対し、米国特許第5175463号明細書に開示されている整流子は、ブラシと電気的に接触する接触部を炭素材で形成することにより燃料中の酸素成分による接触部の腐食を防止することは第2実施例と同じであるが、複数のセグメントに分割後ベース部の対向面にめっきを施していない。したがって、ベース部を銅材で形成する場合、燃料中の硫黄成分とベース部とが反応して導電性を有する硫化銅が生成され、生成された硫化銅が生長してセグメント間を電気的に接続する可能性がある。第2実施例は、このような米国特許第5175463号明細書に開示されている整流子の問題点を解決している。
【0041】
第2実施例では、銅材で形成されたベース部123の周方向に対向する端面および外周面に錫めっきを施すことにより硫化銅の生成を防止したが、耐硫化性を有し導電性を有する黄銅、ニッケル、アルミニウムでベース部を形成し、めっき処理を省略することも可能である。
また第2実施例では、錫によるはんだ付けにより接触部材とベース部材とを接合したが、接触部材とベース部材とを当接させたものを銅の融点近くまで加熱することにより、接触部材とベース部材とを直接接合することも可能である。
【0042】
また第2実施例の整流子121の構成に代えて、ベース部の外周側に接触部を接合し、この接触部に径方向からブラシが接触する構成にすることも可能である。
以上説明した本発明の上記実施例では、整流子の溝を形成する各セグメントの対向面に接触遮断手段として錫めっきを施すことにより燃料との接触を防止したが、本発明では接触遮断手段として溝に樹脂モールドすることにより溝を形成する各セグメントの対向面が燃料と接触することを防止することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の燃料ポンプの回転子を示す斜視図である。
【図2】第1実施例の燃料ポンプを示す断面図である。
【図3】(A)は第1実施例の分割前の整流子を示す平面図であり、(B)は第1実施例の分割前の整流子を示す側面図である。
【図4】(A)は第1実施例の分割後の整流子を示す平面図であり、(B)は第1実施例の分割後の整流子を示す側面図である。
【図5】第1実施例の樹脂モールド前の回転子を示す側面図である。
【図6】従来のブラシとピッグテールとの取付け構造を示す断面図である。
【図7】第1実施例のブラシとピッグテールとの取付け構造を示す断面図である。
【図8】第2実施例の樹脂モールド前の回転子を示す側面図である。
【符号の説明】
10 燃料ポンプ(燃料供給装置)
11 ハウジング
10a ポンプ部
10b モータ部
10c 吐出部
20 回転子
20a コイル
40 整流子
41 セグメント
42 溝
43 爪
110 ブラシ
111 ピッグテール
120 回転子
121 整流子
122 接触部
123 ベース部
124 セグメント
124a 溝
Claims (9)
- 燃料を汲み上げるポンプ部とこのポンプ部を駆動するモータ部とを有し、前記モータ部と燃料とが接触する燃料供給装置であって、
前記モータ部の整流子を複数のセグメントに分割し、この分割されたセグメントの対向する端面と燃料との接触を防止する接触遮断手段を備え、
前記接触遮断手段は、前記端面に施すめっきであり、
前記整流子におけるブラシとの摺動面は、めっきされずに銅が露出した面であることを特徴する燃料供給装置。 - 前記めっき材質の硫化物生成エネルギーは銅よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の燃料供給装置。
- 燃料を汲み上げるポンプ部とこのポンプ部を駆動するモータ部とを有し、前記モータ部と燃料とが接触する燃料供給装置を製造する方法であって、
前記モータ部の整流子を複数のセグメントに分割する工程と、
前記各セグメントの対向する端面にめっきを施す工程と、
前記セグメントと前記モータ部のコイルとをヒュージング加工する工程と、
前記整流子における前記ブラシとの摺動面のめっきを除去し、この摺動面に銅を露出させる工程とを有することを特徴とする燃料供給装置の製造方法。 - 燃料を汲み上げるポンプ部とこのポンプ部を駆動するモータ部とを有し、前記モータ部と燃料とが接触する燃料供給装置であって、
ブラシに保持固定部材を介して一体的に取付けられる前記モータ部のピッグテール部と燃料との接触を防止するため、銅よりも硫化物生成エネルギーの大きい材質で前記ピッグテール部表面にめっきが施されていると共に、
前記ブラシには、前記ピッグテール部を埋設する埋設穴が形成され、この埋設穴と前記ピッグテール部との間の空隙部に、銅よりも硫化物生成エネルギーの大きい材質でめっきを施した銅粉が前記保持固定部材として設けられ、この保持固定部材により前記ピッグテール部が保持されていることを特徴とする燃料供給装置。 - 前記保持固定部材としての銅粉は加圧されていることを特徴とする請求項4記載の燃料供給装置。
- 前記保持固定部材としての銅粉は前記ブラシの端面から突出していることを特徴とする請求項4又は5記載の燃料供給装置。
- 請求項4〜6のいずれか一項記載の燃料供給装置を製造する方法であって、
前記ピッグテール部を前記保持固定部材を用いてブラシ焼成後に取付けることを特徴とする燃料供給装置の製造方法。 - 燃料を汲み上げるポンプ部とこのポンプ部を駆動するモータ部とを有し、前記モータ部と燃料とが接触する燃料供給装置であって、
前記モータ部の整流子は、前記モータ部のコイルと電気的に接続するベース部、および前記モータ部のブラシと電気的に接触し炭素材で形成された接触部からなり、前記整流子は前記ベース部および前記接触部のそれぞれの一部からなる複数のセグメントからなり、各セグメントを構成する前記ベース部の対向する端面と燃料との接触を防止する接触遮断手段を備えており、
前記接触遮断手段は、前記端面に施すめっきであることを特徴する燃料供給装置。 - 燃料を汲み上げるポンプ部とこのポンプ部を駆動するモータ部とを有し、前記モータ部と燃料とが接触する燃料供給装置を製造する方法であって、
ベース部材と炭素材で形成された接触部材とを接合して前記モータ部の整流子母材を形成する工程と、
前記整流子母材を複数のセグメントに分割する工程と、
前記各セグメントを構成する前記ベース部材から形成されたベース部の対向する端面にめっきを施す工程と、
前記ベース部と前記モータ部のコイルとをヒュージング加工する工程とを有することを特徴とする燃料供給装置の製造方法。
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