JP3613293B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は電子写真プロセスを用いて画像を形成する装置に関しさらに詳しくは静電転写を用いてカラー電子写真プロセスを構成するのに好適な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラー電子写真プロセスを用いた画像形成装置として様々な装置が提案されている。
【0003】
特開平2−214174号公報では、中間転写体上で色重ねし転写材に一括転写する装置において、感光体から中間転写体に転写する箇所と中間転写体から転写材に転写する箇所を同一とすることにより、従来2箇所必要であった転写装置を1箇所として装置を簡略化することが提案されている。
【0004】
また、特開平1−202771号公報では、感光体上で色重ねし転写材に一括転写する装置において、露光強度を調整することにより感光体上の像形成を良好とすることが提案されている。
【0005】
また、特開平6−118807号公報では、あらゆる温湿度環境においても良好な転写がなされるべく感光体上および中間転写体上の付着トナー量をセンサにより読みとりその出力に基づき転写電圧を各色ごとに設定する方法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来技術においては以下に示す課題があった。
【0007】
従来の画像形成装置においては、図2に示すように像担持体220である中間転写体もしくは感光体上に重ねられたトナー105を転写材110上に一括転写する際には転写材110上にトナー105が転写される面とは反対の面に配置される転写電極の電位(例えば転写部材107の電位)は転写ニップ内で同一電位であった。カラー画像を転写する場合、転写ニップ内には図2に示すようにトナー層の厚み、トナー帯電量が異なる状態が存在するが、全ての状態でトナー105が転写材110に転移するように転写部材107に印加するバイアス設定をする必要がある。しかし、上記の従来技術のように転写電極の電位を同一電位とすると、トナー層厚すなわち転写されるトナー色数によって転写良好域が異なるため図3に示すように転写良好域は極めて狭い範囲しか存在しない。さらに転写材110、転写部材107の抵抗値変動や経時的なトナー帯電量の変動によって良好域は変化する。そのため特開平6−118807号公報のようなトナー量検出手段やトナー帯電量検出手段等を用いバイアス制御を行う必要がありセンサによるコストアップやセンサの検出精度に課題があった。
【0008】
そこで、本発明はかかる従来の問題点を鑑みてなされたもので、その目的とするところは、転写材110、転写部材107の抵抗値やトナー帯電量等の変動によらず高品質で耐久性に優れた画像形成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成装置は、像担持体上に重ねて形成されたカラートナー像を転写材に一括転写する画像形成装置において、前記転写材に対して前記像担持体と反対側に配置された転写電極の電位を前記像担持体上に形成したトナー情報に基づき変化させる電位可変手段を配設し、前記転写電極は感光体であり、前記電位可変手段が一様帯電された感光体に静電潜像を形成する露光手段であり、前記トナー情報を、顕像化するための潜像形成するときの色毎の画像データをメモリに蓄えたデータとすることを特徴とする。
以上【0010】
【作用】
発明によれば、トナーが転移する面とは反対の面に配置される転写電極の電位を前記像担持体上に形成したトナー情報に基づき変化させる電位可変手段を有し、その電位可変手段により図3に示す電位差A、B、Cをトナーの状態に応じて付加する。これを図4を用いて説明する。図4は像担持体上に重ねられたトナー層と転写材背面の転写電極の電位のモデル図である。転写電極120の電位を先に示したようにA、B、Cと変えるためトナー層105にかかる電界がトナー層105厚みによらず実質的に同一もしくは極めて近くなる。このため、像担持体220に印加される電圧をパラメータにとり転写良好域を示すと図5に示すように図3に比べ良好域が広がる。このため、転写材110や転写部材107の抵抗値が変動したりトナー帯電量が経時的に変化しても転写不良をおこしにくくなる。
【0011】
発明によれば、電位可変手段を感光体に潜像形成する露光手段としたため高解像度の画像に対しても電位を変化させることができる。
【0012】
発明によれば、カラートナーを中間転写体であるベルト状の第2感光体に順次重ねる際に電位可変手段を動作させるため、転写したい箇所のみの電位を深くすることができ、ドットの散りや広がりが低減され画像の解像度を高められる。
【0013】
発明によれば、一括転写時においても電位可変手段を動作させるため一括転写時の転写良好域を広げる事ができ転写性を向上できる。
【0014】
発明によれば、トナー情報をあらかじめわかっている画像データで代用するため簡単に電位可変手段へのデータが作成でき従来のようなセンサが不要となる。
【0015】
【実施例】
(実施例1)
図1は本発明の画像形成装置の断面概観図である。
【0016】
まず、装置の動作を説明する。帯電手段102は感光体101を均一にある電位(例えば−700V)に帯電する。本実施例ではローラに直流電圧を印加する接触帯電器を用いたがスコロトロン帯電器を用いても良い。レーザー走査光学系である露光手段103によって画像データに応じて形成された600dpi(dot per inch)の解像度の静電潜像(例えば−100V)が形成される。次に離接可能な一成分接触方式のイエロー現像器104Yによって負帯電性イエロートナーが反転現像され感光体上101において顕像化される。顕像化されたイエロートナーは、中間転写体106上に転写部材107に印加されるバイアス(例えば+1500V)の作用で転写される。転写が終了すると感光体101上の転写残りトナーは、ブレードを接触させてクリーニングするクリーナ108で回収され、続いて感光体電位は除電手段109である除電ランプによりリセットされる。同様の動作をマゼンタ現像器104M、シアン現像器104C、ブラック現像器104Bkについても繰り返すことにより、中間転写体106上に各色のトナーが重ねられフルカラー画像が形成される。この中間転写体106上のフルカラー画像は不図示の給紙手段により転写位置まで搬送された転写材110に一括転写される。この時、転写部材107には先ほど印加した電圧とは逆極性の電圧(例えば−1500V)が印加される。また、露光手段103では、中間転写体106上のトナー層厚に応じて露光強度もしくは露光時間を変えることにより均一帯電された感光体101上に異なる静電潜像を形成(例えば、−100V、−400V、−700V)する。この時、現像器104には形成された静電潜像にトナー105が現像されないバイアスを印加する(例えば+100V)か、もしくは現像器104を感光体101から離間する。転写材110に転移しない中間転写体106上の転写残りトナー105は、中間転写体クリーナ111で回収される。但し、中間転写体クリーナ111は、転写材110にカラートナー画像を一括転写時には接しそれ以外では離れる構成である。
【0017】
トナー105が転移した転写材110は、不図示の定着器により定着され装置外に排出される。
【0018】
次に、転写材110にトナー105を一括転写する時の電位について説明する。
【0019】
図6は本実施例における一括転写時の電位を説明する図である。尚、図6では他の図と同様にトナーと転写材が離れて図示されているがトナーの移動を視覚的に分かりやすくするためのもので実際には接触している。図6において、転写部材107には−1500Vが印加されトナー層105の厚さによらず同電位面が形成される。一方、トナー105が転写材110に転写される面と反対の面に配置される転写電極面(本例では感光体101面)には、中間転写体106上のトナー層厚に応じて露光手段103により異なる電位の潜像が形成される。具体的には、トナー層がない部分もしくは1色のみの部分では−700V、2色、3色が重なる部分では−400V、4色が重なる部分では−100Vとした。
【0020】
次に中間転写体106上のトナー情報の検出方法について説明する。トナー層厚は、中間転写体106に対向するように画像の解像度分の表面電位センサを設けトナー上の表面電位を検出したり、反射型センサを設けトナー濃度を検出することで対応できる。しかし、解像度の高いシステムでは前記の方法では限界があるため以下に示す方法でトナー層厚に対応する情報を作成した。まず、顕像化するために潜像形成するときの色毎の画像データをメモリに蓄え各画素における顕像化したトナー色数を把握する。本実施例ではトナー粒径は何れの色トナーも同一としたため顕像化されたトナー色数とトナー層厚はほぼ対応がとれる。よってメモリに蓄えたデータを一括転写時の潜像形成用データとして用いた。トナーの色ごとに粒径が異なる場合、もしくはトナーの粒径は同じでも帯電量が著しく異なる場合は顕像化した色とトナー層厚、帯電量を変換するテーブルを用いメモリに蓄えたデータを加工して一括転写時の潜像形成用データとして用いても良い。
【0021】
図7は本例において一括転写する際に転写部材107に印加する電圧と転写効率の関係を示した図である。図6に示すように感光体101上の潜像の電位をトナー105層厚により変えたため1色と2色、3色と4色の転写良好域が重なる。
【0022】
4色の転写良好域が完全に重ならないのは、図6において、2色が重なる部分と3色が重なる部分の電位を同電位としたためであり、電位差をつければほぼ完全に重ねる事も可能である。従来は図3に示したように極めて狭い良好域しか存在しなかったため環境やトナー帯電量によりその良好域にはいるようにバイアスを制御するか、印字品質を妥協するしかなかった。しかし本実施例では、良好なバイアス範囲が広がるため中間転写体106や転写部材107や転写材110の抵抗値が環境により変化したり、トナー帯電量が経時的に変化しても転写部材107に印加するバイアスは複雑なバイアス制御がいらず、定電圧電源、もしくは定電流電源もしくは定電流電源で下限電圧を設定する程度の簡単なバイアス制御で高品質な画像が得られるようになった。
【0023】
本例においては、一括転写時の感光体101上の静電潜像を3種類の電位(−100、−400、−700V)としたが中間転写体106、転写部材107の抵抗値があまり変動しないシステムにおいては2種類(例えば、−100、−700V)でもよい。その逆にそれらの抵抗値が大きく変動したりトナー帯電量が変動しやすいシステムにおいては4種類(例えば、−100、−400、−700、−1000V)として図7における転写良好域をトナー層厚によらずほぼ完全に一致させる方が好ましい。この場合は、中間転写体106上から転写材110に一括転写する時に帯電手段102が感光体101を一様帯電する電位を大きくし(例えば−1000V)静電潜像の電位差を十分とれる構成とすることが好ましい。
【0024】
尚、本発明に用いる中間転写体106としては、ポリカーボネイト、ポリエチレンテレフタレート等の基材にカーボン等の導電材を分散もしくは塗布することにより表面抵抗を中抵抗化(10〜1011Ω)したフィルム材を用いる。中間転写体106の長さは、装置が対応する最大転写材長さより長いことは勿論であり、感光体101の周長の整数倍であることが好ましい。
【0025】
(実施例2)
図8は本発明の画像形成装置における他の実施例の断面概観図である。実施例1と大きく異なる点は感光体101上でカラートナー像を重ねる点と感光体を2つ用いる点である。
【0026】
装置の動作を説明する。非接触帯電手段112であるスコロトンは感光体101を均一にある電位(例えば−700V)に帯電する。露光手段103によって画像データに応じて形成された600dpi(dot per inch)の解像度の静電潜像(例えば−100V)にまずイエロー現像器104Yによって負帯電性イエロートナーが反転現像され感光体上101において顕像化される。イエロートナーが顕像化された上から帯電手段102により帯電がなされ露光手段103によって画像データに応じて形成された潜像にマゼンタ現像器104Mによってマゼンタトナーが顕像化される。同様にシアントナー、ブラックトナーも顕像化され感光体101上にフルカラー画像が形成される。感光体101上のフルカラー画像は、不図示の給紙手段により転写位置まで搬送された転写材110上に以下に示す第2感光体201上の電位の作用で一括転写される。第2感光体201は正帯電型であって、ローラに直流電圧を印加する第2帯電手段202によって一様帯電(例えば+1500V)される。第2露光手段203では、感光体101上のトナー層厚に応じて露光強度もしくは露光時間を変えることにより均一帯電された第2感光体201上に異なる静電潜像を形成(例えば、+900V、+1200V、+1500V)する。転写材110に転写されずに感光体101上に残ったトナー105はクリーナ108で回収される。なお、クリーナ108は感光体101上にトナー105を重ねる時には離れ、転写材110に一括転写時には接する。トナー105が転移した転写材110は、不図示の定着器により定着され装置外に排出される。
【0027】
次に転写材110にトナー105を一括転写する時の電位について説明する。
【0028】
図9は本実施例における一括転写時の電位を説明する図である。感光体101のトナー105のある面の電位は−100Vで同電位面である。一方、トナー105が転写材110に転写される面と反対の面に配置される転写電極面(本例では第2感光体面201)には感光体101上のトナー層厚に応じて第2露光手段203により異なる電位の潜像が形成される。具体的には、トナー層がない部分もしくは1色のみの部分では+900V、2色、3色が重なる部分では+1200V、4色が重なる部分では+1500Vとした。
【0029】
図10は本例において一括転写する際に第2感光体201を第2帯電手段202により帯電するときの表面電位と転写効率の関係を示した図である。第2感光体201上の静電潜像をトナー105層厚により変えたため1色と2色、3色と4色の転写良好域が重なる。本実施例により、良好なバイアス範囲が広がるため転写材110の抵抗値が環境により変化したり、トナー帯電量が経時的に変化しても第2帯電手段202は複雑なバイアス制御がいらず、定電圧電源、もしくは定電流電源もしくは定電流電源で下限電圧を設定する程度の簡単なバイアス制御で高品質な画像が得られるようになった。
【0030】
(実施例3)
図11は本発明の画像形成装置における他の実施例の断面概観図である。
【0031】
実施例1、2との違いは転写材110に一括転写する時だけでなくカラー画像を中間転写体であるベルト状の第2感光体211に重ねる際にもトナー105が転移する側の電位をトナー情報に応じて変化させる点である。
【0032】
まず、装置の動作を説明する。帯電手段102は感光体101を均一にある電位(例えば−700V)に帯電する。露光手段103によって画像データに応じて形成された600dpi(dot per inch)の解像度の静電潜像(例えば−100V)にまずイエロー現像器104Yによって負帯電性イエロートナーが反転現像され感光体上101において顕像化される。顕像化されたイエロートナーは中間転写体であるベルト状の第2感光体211上に以下に示す電位の作用で転写される。図12はベルト状の第2感光体211にイエロトナーが転写される時の電位を説明する図である。ベルト状の第2感光体211は正帯電型の感光体であって、バイアス極性が切り換え可能な第2非接触帯電手段212により一様帯電(例えば+1500V)される。感光体101上にイエロートナーが現像された位置と対向するベルト状第2感光体211上の電位を+1500V、他の位置の電位を+100Vに第2露光手段203により潜像形成する。トナー105を付けたい位置のみに電界が作用するため実施例1における中間転写体106上の像に比べシャープなドットが形成された。感光体101上の転写残りトナーはクリーナ108で回収され、続いて感光体電位は除電手段109によりリセットされる。同様の動作をマゼンタ現像器104M、シアン現像器104C、ブラック現像器104Bkについても繰り返すことにより中間転写体であるベルト状の第2感光体211上に各色のトナーが重ねられフルカラー画像が形成される。ベルト状の第2感光体211上のフルカラー画像は、不図示の給紙手段により転写位置まで搬送された転写材110上に以下に示す電位の作用で一括転写される。ベルト状の第2感光体211上の表面電位は第2非接触帯電手段212により先ほどの電位とは逆極性の電位に設定される(例えば−1500V)。また、露光手段103では、ベルト状第2感光体212上のトナー層厚に応じて露光強度もしくは露光時間を変えることにより均一帯電された感光体101上に異なる静電潜像を形成(例えば、−100V、−400V、−700V)する。この時、現像器104には形成された静電潜像にトナー105が現像されないバイアスを印加する(例えば+100V)か、もしくは現像器104を感光体101から離間する。転写材110に転移しないベルト状第2感光体211上の転写残りトナー105は、転写材110に一括転写時には接しそれ以外では離れる中間転写体クリーナ111で回収される。トナー105が転移した転写材110は不図示の定着器により定着され装置外に排出される。
【0033】
次に転写材110にトナー105を一括転写する時の電位について説明する。
【0034】
図13は本実施例における一括転写時の電位を説明する図である。ベルト状の第2感光体211上の表面電位は−1500Vでトナー層105の厚さによらず同電位面が形成される。一方、トナー105が転写材110に転写される面と反対の面に配置される転写電極面(本例では感光体101面)にはベルト状第2感光体211上のトナー層厚に応じて露光手段103により異なる電位の潜像が形成される。具体的には、トナー層がない部分もしくは1色のみの部分では−700V、2色、3色が重なる部分では−400V、4色が重なる部分では−100Vとした。
【0035】
図14は本例において一括転写する際にベルト状の第2感光体211を第2非接触帯電手段212により帯電するときの表面電位と転写効率の関係を示した図である。感光体101上の潜像をトナー層厚により変えたため1色と2色、3色と4色の転写良好域が重なる。本実施例により、良好なバイアス範囲が広がるため転写材110の抵抗値が環境により変化したり、トナー帯電量が経時的に変化しても第2非接触帯電手段212は複雑なバイアス制御がいらず、定電圧電源、もしくは定電流電源もしくは定電流電源で下限電圧を設定する程度の簡単なバイアス制御で高品質な画像が得られるようになった。
【0036】
以上、3つの実施例を用いて本発明を説明したが発明の主旨はトナーが転移する面とは反対の面の電位を像担持体上に形成されたトナー情報に基づき変化させることであり、実施形態はこれら実施例に限られるものではない。本実施例では電位可変手段として一様帯電された感光体に静電潜像を形成する露光手段を用いたが解像度があまり高くないシステムでは解像度に応じて設けられた電極を用い電極毎に電位を制御してもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上述べてきた本発明は以下の効果を有する。
【0038】
発明によれば、トナーが転移する面とは反対の面に配置される転写電極の電位を前記像担持体上に形成したトナー情報に基づき変化させる電位可変手段を有するため転写良好なバイアス範囲を広げることができ、転写材や転写部材の抵抗値が変動したりトナー帯電量が経時的に変化しても高効率な転写性が確保でき信頼性の高い画像形成装置を提供できる。
【0039】
発明によれば、電位可変手段を感光体に潜像形成する露光手段としたため電位可変手段における電位の解像度を容易に高められ高品質な画像形成装置を提供できる。
【0040】
発明によれば、カラー画像を中間転写体であるベルト状第2感光体に重ねる際に電位可変手段を動作させるためドットの散り、広がりが低減されさらに高品質な画像形成装置を提供できる。
【0041】
発明によれば、一括転写時においても電位可変手段を動作させるため一括転写時の転写良好域を広げる事ができ信頼性の高い画像形成装置を提供できる。
【0042】
発明によれば、トナー情報をあらかじめわかっている画像情報で代用するためトナー層厚検知手段等が不要で小型、低コストの画像形成装置を提供できる。
以上
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における画像形成装置断面概観図。
【図2】転写ニップを拡大して示す図。
【図3】画像形成装置における転写電圧と転写効率の関係を示す図。
【図4】本発明における転写時の電位を説明する図。
【図5】本発明による転写電圧と転写効率の関係を示す図。
【図6】本発明の第1の実施例における一括転写時の構成と電位を示す図。
【図7】本発明の第1の実施例における転写電圧と転写効率の関係を示す図。
【図8】本発明の第2の実施例における画像形成装置断面概観図。
【図9】本発明の第2の実施例における一括転写時の構成と電位を示す図。
【図10】本発明の第2の実施例における第2感光体帯電電位と転写効率の関係を示す図。
【図11】本発明の第3の実施例における画像形成装置断面概観図。
【図12】本発明の第3の実施例における順次転写時の構成と電位を示す図。
【図13】本発明の第3の実施例における一括転写時の構成と電位を示す図。
【図14】本発明の第3の実施例における第2感光体電位と転写効率の関係を示す図。
【符号の説明】
101 感光体
102 帯電手段
103 露光手段
104 現像器
104Y イエロー現像器
104M マゼンタ現像器
104C シアン現像器
104Bk ブラック現像器
105 トナー
106 中間転写体
107 転写部材
108 クリーナ
109 除電手段
110 転写材
111 中間転写体クリーナ
112 非接触帯電手段
120 転写電極
201 第2感光体
202 第2帯電手段
203 第2露光手段
211 ベルト状第2感光体
212 第2非接触帯電手段
220 像担持体

Claims (5)

  1. 像担持体上に重ねて形成されたカラートナー像を転写材に一括転写する画像形成装置において、前記転写材に対して前記像担持体と反対側に配置された転写電極の電位を前記像担持体上に形成したトナー情報に基づき変化させる電位可変手段を配設し、前記転写電極は感光体であり、前記電位可変手段が一様帯電された感光体に静電潜像を形成する露光手段であり、前記トナー情報を、顕像化するための潜像形成するときの色毎の画像データをメモリに蓄えたデータとすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記像担持体が中間転写体であることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記像担持体が感光体であることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 感光体を一様帯電する帯電手段、画像情報に基づき前記感光体上に静電潜像を形成する露光手段、前記静電潜像を顕像化する現像手段、ベルト状の第2感光体を一様帯電する第2帯電手段、前記第2感光体上に静電潜像を形成する第2露光手段を有し、前記感光体上に顕像化したカラートナー像を前記第2感光体上に順次転写する際に、前記第2感光体の電位を前記感光体上のトナー情報に応じて前記第2露光手段により変化させ、前記トナー情報を、顕像化するための潜像形成するときの色毎の画像データをメモリに蓄えたデータとすることを特徴とする画像形成装置。
  5. 第2の感光体と感光体の間に転写材を通過させることにより前記第2感光体上に重ねられたカラートナー像を前記転写材に一括転写する際に前記感光体の電位を前記第2感光体上のトナー情報に応じて前記露光手段により変化させることを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
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