JP3611799B2 - 多目的アブレーション用バルーンカテーテル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、多目的アブレーション用バルーンカテーテルに係り、特に、心臓不整脈を治療するためにバルーンの形状を変化させバルーンを標的病変部に密着させ高周波加温を行うことにより病変を局所的に治療する多目的アブレーション用バルーンカテーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】
不整脈の発生源に対して、4mm大のチップからなる金属製電極のカテーテルを接触させ、高周波通電することにより、不整脈の発生源を電気凝固する手法が知られている。しかしながら、この手法は、WPW症候群や発作性上室頻拍等のように発生源が局所的である場合にはよいが、心房細動、心房粗動や器質的心疾患等に伴う心室頻拍等のように発生源が広範囲である場合にはあまり有効でない。
【0003】
これに対し、収縮自在なバルーンを用い高周波加温により肺静脈を電気的に隔離する手法が知られている(本出願人による特許第2574119号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
心房粗動や細動を治療するには心房内を線状焼灼してブロックラインを形成する必要がある。しかしながら、従来の方法では10回以上の通電を要し、連続焼灼することも技術的に困難であった。
【0005】
また、心筋深部に広範囲に発生源を有する心室性不整脈をアブレーションするには、直径の大きな電極が必要であるとともに冷却機能付のアブレーションシステムを用いる必要があった。しかしながら、末梢血管の径に限界があり、5mm直径以上の電極の挿入は困難であった。また、冷却機能付システムを用いると、心筋深部で水蒸気爆発を生じて心破裂を合併する危険があって、心筋梗塞に伴う心室頻拍などを根治することは難しかった。
【0006】
また金属電極を用いて複数回通電すると、粗造な金属表面に血栓が形成され、塞栓症を生じる危険があった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、上記従来技術の有する問題点を解消し、血栓形成や心破裂の危険なく,貫壁性の壊死層を三次元的に形成することが可能であり、心房粗動,細動や器質的心疾患にともなう心室頻拍をアブレーション治療することが可能な多目的アブレーション用バルーンカテーテルを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の多目的アブレーション用バルーンカテーテルは、互いにスライド可能なカテーテル外筒シャフトとカテーテル内筒シャフトとからなるカテーテルシャフトと、膨張した状態で標的病変部に接触可能な形状を有する前記カテーテル外筒シャフトの先端部と前記カテーテル内筒シャフトの先端部近傍との間に設置された収縮膨張可能なバルーンと、前記カテーテル外筒シャフト内に挿通され先端部が前記バルーン内の前記カテーテル内筒シャフトの先端部近傍に固着され、索引されることによって前記カテーテル内筒シャフトを屈曲可能な少なくとも1本の索引用ケーブルと、前記バルーンの収縮膨張の度合いを調節する圧力調整手段と、体表面に配設される対極との間で高周波電力を伝送可能な前記バルーンの壁内又はバルーン内に配設された高周波通電用電極と、前記高周波通電用電極に電気的に接続されるリード線と、前記バルーン内の温度をモニター可能な温度センサーと、を備えることを特徴とする。
【0009】
上述の発明において、収縮膨張の度合いを調節することによりバルーンの径を変化させ、互いにスライド可能なカテーテル外筒シャフトとカテーテル内筒シャフトの距離を調節することによりバルーンの長さを変化させ、また索引用ケーブルを用いてカテーテル内筒シャフトを屈曲させることによりバルーンの形状を変化させ、バルーンに種々の3次元的形状をとらせることが可能になり、例えば三尖弁と下大静脈間の峡部や中隔や肺静脈間のように種々の3次元的形状を有する標的病変部にバルーンを密着して接触させることが可能になる。このように、標的病変部の種類に応じてバルーンの形状を適合させることができ、多目的に種々の標的病変部に対し灼熱(アブレーション)することができる。
【0010】
また、前記バルーンは、抗血栓性のレジンからなることを特徴とする。
【0011】
また、前記高周波通電用電極は、前記バルーン内において前記カテーテル内筒シャフトの外周に巻設されていることを特徴とする。
【0012】
また、前記高周波通電用電極には、前記温度センサーをモニターしながら前記バルーンの温度が所定温度になるように、高周波電力が供給されることを特徴とする。
【0013】
また、前記高周波通電用電極には、前記対極との間のインピーダンスをモニターしながらそのインピーダンスが所定範囲の値になるように、高周波電力が供給されることを特徴とする。
【0014】
また、前記カテーテル外筒シャフト内及び前記バルーンは平滑な表面を有する抗血栓性のレジンで形成されていることを特徴とする。
【0015】
また、前記高周波通電用電極に起因する過熱を抑制する冷却水を前記カテーテル内筒シャフト内に潅流する冷却水潅流手段を備えることを特徴とする。これによって、高周波通電用電極の過熱を避けることができ、高周波通電用電極に大電力を供給することが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係る肺静脈多目的アブレーション用バルーンカテーテルの実施の形態を添付した図面を参照して説明する。
【0017】
まず、図1を参照して第1の実施の形態について説明する。図1に示すように、バルーンカテーテル1は、互いにスライド可能なカテーテル外筒シャフト2とカテーテル内筒シャフト6とからなるカテーテルシャフトと、膨張した状態で標的病変部に接触可能な形状を有するバルーンカテーテル外筒シャフト2の先端部とカテーテル内筒シャフト6の先端部近傍との間に設置された収縮膨張可能なバルーン4と、バルーン4内に配設され高周波通電用電極8と、高周波通電用電極8に電気的に接続されるリード線12と、カテーテル外筒シャフト2内に挿通され先端部がバルーン4内のカテーテル内筒シャフト6の先端部近傍に固着され、索引されることによってカテーテル内筒シャフト6を屈曲可能な少なくとも1本、例えば対向する位置に配設された2本の索引用ケーブル10と、バルーン4内の温度をモニターするためにバルーン4内に配設された熱電対14とを備えている。
【0018】
索引用ケーブル10は索引制御手段50に接続されている。索引制御手段50によって各々の索引用ケーブル10の引き付けの程度を個別的に調整することにより、カテーテル内筒シャフト6を所望する方向に屈曲させることができ、バルーン4の形状を調整することができる。また、各々の索引用ケーブル10の引き付けの程度を個別的に調整することにより、アブレーションの対象となる標的病変部に対するバルーン4の姿勢をも種々に調整することができる。
【0019】
また、カテーテル外筒シャフト2とカテーテル内筒シャフト6とは、調整手段52によってカテーテル外筒シャフト2とカテーテル内筒シャフト6とを長手方向に互いにスライドされる。調整手段52によってカテーテル外筒シャフト2とカテーテル内筒シャフト6とを互いにスライドさせることにより、バルーン4の長さを調整することができる。なお、索引用ケーブル10として2本設けた例を示したが1本以上であれば2本に限らない。
【0020】
また、調整手段52は、カテーテル外筒シャフト2とカテーテル内筒シャフト6との長手方向のスライド調整のみならず、バルーン4の収縮膨張の程度を調整することができる。調整手段52によってバルーン4の収縮膨張の程度を調整することにより、バルーン4の径を変化させることができる。
【0021】
このように、索引制御手段50及び調整手段52によって、バルーン4の形状、姿勢、長さ及び径を調整することにより、アブレーションの対象となる標的病変部に対してバルーン4に種々の3次元的形状をとらせることが可能になる。
【0022】
図1はアブレーションの対象となる標的病変部が三尖弁と下大静脈間の峡部や心房中隔や心房自由壁である場合に有効な線状のバルーン4を示す。図2はアブレーションの対象となる標的病変部が心室筋である場合に有効な球状のバルーン4を示す。
【0023】
バルーン4は平滑な表面を有する抗血栓性で耐熱性のレジンで形成されている。カテーテル外筒シャフト2とカテーテル内筒シャフト6とは、バルーン4と同様に平滑な表面を有する抗血栓性で耐熱性のレジンで形成されている。
【0024】
バルーン4内におけるカテーテル内筒シャフト6の外周にはコイル状に高周波通電用電極8が巻設されている。カテーテル内筒シャフト6内にはガイドワイヤ32が挿入されている。なお、カテーテル内筒シャフト6内には、上部から生理食塩水からなる冷却液を注入し、冷却液によって高周波通電用電極8によって加熱されるカテーテル内筒シャフト6を冷却するようにしてもよい。この場合、冷却水はカテーテル内筒シャフト6の下部から体内へ排出される。これによって、高周波通電用電極8の過熱を避けることができ、高周波通電用電極8に大電力を供給することが可能になる。なお、高周波通電用電極8に起因する過熱を抑制する冷却水をカテーテル内筒シャフト6内に潅流するための冷却水潅流手段は、冷却水としての食塩水を潅流させる配管及びポンプから構成されている。
【0025】
図1に示すように、高周波通電用電極8に接続されたリード線12は、カテーテル外筒シャフト2の内側とカテーテル内筒シャフト6の外側との間を通り、例えば13.56MHzの高周波電力を供給可能な高周波発生器40に接続されている。また、患者の体表面、例えば背中の位置に設置された対極板44がリード線42を介して高周波発生器40に接続されている。高周波発生器40によって、高周波通電用電極8と対極板44との間に高周波電力が供給される。例えば、バルーン4の直径が約2.5cmの場合には100W乃至200Wの高周波電力が供給される。
【0026】
高周波通電はカテーテル1の通電用電極8と体表面の対極板44との間でバルーン4またはカテーテル内筒シャフト6に設置した温度センサー14によって温度をモニターしながら施行する。バルーン4と接触する組織は高周波誘電可熱をともなった容量型加熱により焼灼される。この結果、ジュール熱に加えていわゆる高周波誘導型加熱の原理に従って異なる誘電率を有する誘電体が接触する部分(バルーン壁)が加熱され、図3に示すようにバルーン4と接触する接合部26の組織が加熱され焼灼される。
【0027】
熱電対14によってバルーン4内の温度が温度計41を介してモニターされ、高周波発生器40によって供給される高周波電力は、バルーン4内の温度が60℃〜70℃になるように、フィードバック回路を介して調整される。これによって、接合部26の温度は最適の60℃〜70℃に維持され、組織の炭化蒸散や血栓形成を防ぐことができる。
【0028】
また、高周波発生器40は、高周波通電用電極8と対極板44との間のインピーダンスをモニターする機能を有し、高周波通電用電極8と対極板44との間のインピーダンスの値が所定範囲にあるように高周波電力の印加時間が制御される。これによって、接合部26の灼熱される領域範囲を制御することができる。また、このインピーダンスが急上昇したときには、高周波電力の供給が瞬時に停止するように高周波発生器40は安全装置を備えている。
【0029】
このように、バルーン4の内圧、カテーテル外筒シャフト2とカテーテル内筒シャフト6との先端間距離、及びカテーテル内筒シャフト6の屈曲の程度を調整することによって、バルーン4の三次元的な形状とカテーテル内筒シャフト6に対するバルーン4の姿勢角度を変化させ、バルーン4を標的病変部に密着させることが容易となる。
【0030】
次に、図3,図4及び図5を参照して、アブレーションの対象となる標的病変部に適用した具体例について説明する。
【0031】
まず、図3及び図4を参照して、第1の実施例について説明する。本実施例は、心房粗動と細動に関する。
心房粗動や細動を根治するには、心房内に線状の貫壁性の凝固壊死層を血栓の合併なく形成する必要がある。
【0032】
図3は、心房粗動に対する三尖弁一大静脈間峡部を図1に示すバルーン4を用いて線状アブレーションする例を示し、図4はその立体模式図である。
【0033】
図3に示すように、バルーンカテーテル1は外筒シャフト2と内筒シャフト6と耐熱性の直径約1cm、長さ3cmのバルーン4と温度センサー14と牽引用のケーブル10を備えており、カテーテル1は大腿静脈より挿入される。バルーンカテーテル1が下大静脈をへて右心房に入ったところで、バルーン4を拡張させ、索引ケーブル10を牽引して内藤シャフト6を屈曲させ、バルーンカテーテル1を引き戻しながら、バルーン4下面全体を三尖弁一大静脈間峡部にあてる。接触が不十分なときは、索引ケーブル10をさらに引くか、内筒シャフト6を少し引きバルーン4長を短縮しながらバルーン4を加圧してさらに膨張させ,アブレーションの対象となる組織である接合部26との密着度をたかめる。高周波通電はたとえば13.56MHzをもちいバルーン4内の電極8と対極板44とのあいだで温度センサー14にてモニターしながら施行すると、高周波誘電加熱をともなった容量型加熱によりバルーンー組織接触面の温度が上昇する。これを60℃乃至70℃にたもち約2分間通電すると、通常1−3回の通電で峡部は線状に貫壁性に焼灼されブロックラインが形成され、心房粗動は根治する。心房細動を根治するには同様な方法で、心房中隔、肺静脈口周囲および肺静脈ロ−僧房弁輪間にブロックラインを作成するようにすればよい。
【0034】
次に、図5を参照して、第2の実施例について説明する。本実施例は、心室頻拍に関する。
器質的心疾患に伴う心室頻拍は、心筋深部に広範囲にわたって複雑な不整脈発生源を持つ例が多く、これを根治するには,三次元的に厚さ1cm以上の心室筋を貫壁性に合併症なく焼灼する必要がある。これに対しては従来技術では対応不可能であったことである。
【0035】
本実施例では、これを解決するには図2に示すような直径1cm乃至2cmの球状の高周波ホットバルーンを用いる。図5に示すように、バルーン4は拡張した状態では内筒シャフト6の先端部がバルーン4より外にはみ出ないように取り付けられている。内筒シャフト6が飛び出ているとバルーン4と組織との接触に支障をきたすからである。
【0036】
まずガイドワイアー32によってバルーンカテーテル1を心室内に挿入しバルーン4を拡張させる。このあと、ガイドワイアー32を図示しない小径の電極カテーテルと交換し、この電極カテーテルの電極先端部をバルーン4の外に2mm乃至3mm出し心室内電位を記録する。ここで、電極カテーテルは心腔内電位記録用の診断用カテーテルである。
【0037】
次に、電極カテーテルの電極先端部を用いて記録した結果に基づいて、索引ケーブル10によって内筒シャフト6を屈曲させながら心室内をマッピングし、心室頻拍の発生源を探る。次に、電極カテーテルを抜き、バルーン4を標的組織に押し当てる。密着度が低いときは、バルーン4の内圧とバルーン長と索引ケーブル10の牽引度をかえる。高周波通電はバルーンー組織の接触面温度を60℃乃至70℃に保ち2分間おこなう。この実施例による実験データでは接触面積を1平方cm以上に広く取れば、熱の深達度は1cmを容易に越えることができ、心室筋に貫壁性の壊死層を形成でき、心室頻抽を根治させることができる。
【0038】
以上のように、これまで難治性と考えられてきた心房粗動や心房細動や器質的心疾患に伴う心室頻拍を根治させることが可能性になり、現在200万人をも越える患者にとって福音となる治療を提供することが可能になる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の構成によれば、標的病変部の種類に応じてバルーンの形状や姿勢を変えることができるので、標的病変部とバルーンとの密着性を高めて高周波加熱による灼熱を行うことができる。この結果、血栓形成や心破裂の危険なく,貫壁性の壊死層を三次元的に形成することが可能であり、心房粗動,細動や器質的心疾患にともなう心室頻拍をアブレーション治療するバルーンカテーテルを提供するができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多目的アブレーション用バルーンカテーテルの概略構成を示す図。
【図2】バルーンの形状を球状にした例を示す図。
【図3】心房粗動に対する三尖弁一大静脈間峡部を図1に示すバルーンを用いて線状アブレーションする例を示す図。
【図4】図3に示す例を示す立体模式図。
【図5】図2に示すバルーンを用いて心室筋を貫壁性に合併症なく焼灼する例を示す図。
【符号の説明】
1 バルーンカテーテル
2 カテーテル外筒シャフト
4 バルーン4
6 カテーテル内筒シャフト
8 高周波通電用電極
10 索引ケーブル
12 リード線
14 温度センサー
40 高周波発生器
Claims (7)
- 互いにスライド可能なカテーテル外筒シャフトとカテーテル内筒シャフトとからなるカテーテルシャフトと、
膨張した状態で標的病変部に接触可能な形状を有する前記カテーテル外筒シャフトの先端部と前記カテーテル内筒シャフトの先端部近傍との間に設置された収縮膨張可能なバルーンと、
前記カテーテル外筒シャフト内に挿通され先端部が前記バルーン内の前記カテーテル内筒シャフトの先端部近傍に固着され、索引されることによって前記カテーテル内筒シャフトを屈曲可能な少なくとも1本の索引用ケーブルと、
体表面に配設される対極との間で高周波電力を伝送可能な前記バルーンの壁内又はバルーン内に配設された高周波通電用電極と、
前記高周波通電用電極に電気的に接続されるリード線と、
前記バルーン内の温度をモニター可能な温度センサーと、
を備えることを特徴とする多目的アブレーション用バルーンカテーテル。 - 前記バルーンは、抗血栓性のレジンからなることを特徴とする請求項1に記載の多目的アブレーション用バルーンカテーテル。
- 前記高周波通電用電極は、前記バルーン内において前記カテーテル内筒シャフトの外周に巻設されていることを特徴とする請求項1に記載の多目的アブレーション用バルーンカテーテル。
- 前記高周波通電用電極には、前記温度センサーをモニターしながら前記バルーンの温度が所定温度になるように、高周波電力が供給されることを特徴とする請求項1に記載の多目的アブレーション用バルーンカテーテル。
- 前記高周波通電用電極には、前記対極との間のインピーダンスをモニターしながらそのインピーダンスが所定範囲の値になるように、高周波電力が供給されることを特徴とする請求項1に記載の多目的アブレーション用バルーンカテーテル。
- 前記カテーテル外筒シャフト内及び前記バルーンは平滑な表面を有する抗血栓性のレジンで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の多目的アブレーション用バルーンカテーテル。
- 前記高周波通電用電極に起因する過熱を抑制する冷却水を前記カテーテル内筒シャフト内に潅流する冷却水潅流手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の多目的アブレーション用バルーンカテーテル。
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