JP3611590B2 - 可変入賞装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、遊技機における可変入賞装置に関し、特に、モータを駆動源として回転する回転体を所定の位置に正確に停止させるための回転体停止装置を備える可変入賞装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、パチンコ機を始めとする遊技機には、種々の回転体が設けられている。例えば、役物と呼ばれる入賞装置において、球を所定の入賞口へ誘導するために用いる回転体がある。この回転体は、一般に、モータを駆動源とすると共に、モータカムにフォトスイッチやマイクロスイッチ等の検出スイッチを臨ませ、当該検出スイッチからの信号に基づいてモータを停止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため、モータの接触抵抗や検出スイッチの感度のバラつき等に起因する内的要因、或は回転体に対する球の衝突、震動等に起因する外的要因によって、当該回転体の停止位置がズレることがある。また、組み立て時の取付誤差により、正しい停止位置に停止しないことがある。このズレは、球を所定の入賞口等へ誘導できなくなるので、極力避けなければならない。更に、所謂キャラクターを回転体で構成した場合に、当該キャラクターが他所の方向を向いて停止したのでは、体裁が悪い。
しかも、回転体と駆動源であるモータとを歯車機構を介して連結する場合には、歯車機構における各ギヤのバックラッシュによる誤差が発生する。また、歯車機構における減速比が少ない場合(高回転の場合)には、外力に対する抵抗力が小さいので、回転体が停止後に移動することがある。また、駆動力の伝達に摩擦伝達機構を利用した場合も同様である。
そこで、本発明は上記に鑑み提案されたもので、回転体を所定の位置で正確に停止させると共に、停止位置を保持することのできる遊技機における回転体停止装置を備える可変入賞装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1に係る発明は、遊技盤に配設した始動口に遊技球が入賞することにより一対の羽根が複数回の開閉を行い、特別入賞口への入賞により前記羽根が所定回数の開閉を行う大当たりとなる可変入賞装置において、特別入賞口及び一般入賞口が臨む大入賞室を設け、前記大入賞室の後壁を形成するクリアカバーには、球が1個通過可能な排出穴を開設し、このクリアカバーの後方には、前記一対の羽根によって受け止めた遊技球が落下する振分空間を形成し、前記振分空間には、第1モータの出力軸に連結されたロータ支軸に軸着され、ロータギヤを備えるロータを配設すると共に、前記ロータギヤと噛合して回転する半円筒状の球受片を備えたギヤチャッカーを、複数配設し、前記ギヤチャッカーは、前記排出穴に臨んだときに、球受片が受け止めた球を前方の大入賞室に送り出し、前記ロータ支軸には、後面にロータベースギヤを固定状に備えるロータベースを回転自在に軸着し、このロータベースの前面には前記複数のギヤチャッカーをそれぞれ回転自在に軸着し、前記ロータベースギヤを、第2モータの出力軸に連結した主軸のメインギヤと噛合させ、前記各ギヤチャッカーに対応させて前記ロータベースの後面に係合部をそれぞれ設け、前記係合部と嵌合可能な係合受部を設けたストップガイドを、ロータベース保持ソレノイドのプランジャに設け、前記第2モータの駆動によりロータベースが回転して各ギヤチャッカーがロータを中心に自転しながら公転し、前記ロータ及びロータベースが回転を停止したときに、前記ロータベース保持ソレノイドを作動させてストップガイドを前進させ、前記係合受部をロータベースの係合部に嵌合させることにより、ロータベースの停止位置を保持し、前記第1モータの駆動により、前記ロータのロータギヤを介してギヤチャッカーが自転し、前記振分空間に落下した遊技球を、前記ギヤチャッカーの球受片により受け止めて、前記排出穴から大入賞室に誘導するようにした可変入賞装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1の構成に加えて、前記係合部がV字形状又は逆V字形状であって、対応する係合受部が逆V字形状又はV字形状である可変入賞装置である。
【0005】
【作用】
ロータベースに設けた係合部と、ストップガイドに設けた係合受部とを嵌合させることにより、ロータベースの停止位置を規制すると共に、停止状態を保持することができる。従って、ロータベースに球誘導手段としてギヤチャッカーの球受片を形成した場合には、球を所望の方向へ正確に誘導することができる。
【0006】
【実施例】
以下本発明を図面の実施例について説明すると、図1及び図2は遊技機における回転体停止装置1の基本的な実施例を示し、回転体停止装置1の概略を説明すると、回転体2に凸形状又は凹形状の係合部3を設け、この係合部3と嵌合可能な係合受部4を有する位置規制制御部材5を上記係合部3に臨ませてなる。即ち、図1(A)及び(B)は回転体2に、凸形状の係合部3を設けると共に、位置規制制御部材5に凹形状の係合受部4を形成した場合を示している。また、図1(C)及び(D)は回転体2に、凹形状の係合部3を設けると共に、位置規制制御部材5に凸形状の係合受部4を形成した場合を示している。そして、同図から明らかなように、互いに臨んでいる係合受部4及び係合部3は、一方が底部に向けて漸次縮径する凹形状であって、(B)では他方の凸形状先端の径寸法が、凹形状の開口径寸法よりも小さく、凸形状の基端に向って漸次増大している部位を備え、(D)では他方の凸形状先端の径寸法が、凹形状の開口径寸法よりも小さい部位を備えている。
【0007】
上記位置規制制御部材5は、電気的駆動源としてソレノイド6を備え、該ソレノイド6のプランジャ6aの先端に形成してある。また、回転体2は、モータ7を駆動源とすると共に、球誘導手段として等角度間隔で放射状に形成した球誘導路8を備えている。換言すると、回転体2には周面に開口するY字状の球誘導路8が形成してある。そこで、図示の位置で停止した回転体2によれば、左右の球入口8a,8bから流入した球を下方中央の球出口8cへ誘導することができる。
【0008】
そこで、本実施例では、図に示す位置で、回転体2を正確に停止させるためには、モータ7を図示していない検知スイッチの作用により停止させた後、ソレノイド6を励磁することにより、位置規制制御部材5を作動させる。即ち、ソレノイド6を励磁すると、当該ソレノイド6のプランジャ6aが前進して、回転体2の係合部3と係合受部4とが嵌合する。このとき、係合部3及び係合受部4が傾斜面に形成されているので、回転体2が若干ズレて停止しても、上記傾斜面に案内されて、所定の位置に納まり、回転体2の停止位置を所定の位置に修正する。また、この係合部3と位置規制制御部材5の係合受部4とが嵌合した状態では、回転体2の回転が阻止されるので、回転体2に球が衝突するなど、外力が作用しても、停止位置が変わることがない。従って、回転体2に設けた球誘導路8による球の誘導を確実に行うことができる。
【0009】
図2は、回転体停止装置1の他の実施例を示す一部欠截説明図である。この実施例では、回転体2の回転軸にモータカム10を設ける。このモータカム10の周面には、一部を切り欠いて凹形状の係合部3を設けると共に、当該モータカム10の周面に、スプリング11で付勢したスライドバー12の先端を圧触させる。また、このスライドバー12の途中には、遮光部13を形成すると共に、当該遮光部13の移動軌跡上にフォトスイッチ14を臨ませる。そして、上記スライドバー12には、当該スライドバー12を上記スプリング11の付勢方向と逆方向に牽引するためのソレノイド6を設けてプランジャ6aと連結する。尚、上記スライドバー12にはガイド部材15を設けて、当該スライドバー12が平行に移動するようにしてある。
【0010】
一方、回転体2には、駆動源としてモータ7を連結すると共に、球誘導路8を形成する。尚、この実施例における球誘導路8は、直径方向に形成してあり、回転体2は、ほゞ水平、或は緩い傾斜面に配置するものとしてある。
【0011】
次に、上記のように構成した本実施例における作用を説明する。この実施例においては、モータカム10に形成した切欠が係合部3となり、スライドバー12が位置規制制御部材5に相当し、当該スライドバー12の先端が係合受部4となる。
【0012】
この実施例においては、スライドバー12がスプリング11によりモータカム10方向に付勢されているので、通常の状態では、スライドバー12の先端がモータカム10の周面に当接している。このとき、スライドバー12の途中に設けた遮光部13は、フォトスイッチ14の光センサの光軸を遮断している。
【0013】
モータカム10が回転して、スライドバー12の先端である係合受部4が、モータカム10の切欠である係合部3に嵌入すると、モータカム10がロック状態となる。これと同時に、遮光部13がフォトスイッチ14から外れてモータ7が停止する。従って、回転体2が所定の位置で正確に停止すると共に、外力に対しても停止位置を保持する。このとき、回転体2に設けた球誘導路8によって球を所定の方向に誘導可能である。
【0014】
一方、回転体2の回転を再開する場合には、ソレノイド6を作動させて、スライドバー12を後退させ、係合部3と係合受部4との嵌合を解き、ロック状態を解除する。すると、フォトスイッチ14が再び遮光されるので、モータ7の回転が再開し、モータカム10が回転する。尚、ソレノイド6は、係合受部4であるスライドバー12の先端がモータカム10の周面に乗り上げた位置でオフするが、モータ7は次に係合部3である切欠に係合受部4であるスライドバー12の先端が嵌入してフォトスイッチ14が切れるまで続く。そして、上記動作を繰り返すことにより、回転体2を安定した停止位置で停止させ、遊技者に安定した出玉を提供することができる。
【0015】
次に、回転体停止装置1をパチンコ機の可変入賞装置20に適用した実施例を説明する。
【0016】
可変入賞装置20は、ベース本体21に一対の可動翼片22(以下、羽根22という)を備え、この羽根22を駆動源である羽根用ソレノイド23にクランク機構24を介して連絡し、該羽根用クランク25を作動させることにより、当該羽根22を起立させて打球の入球が出来ない第1状態と、上記羽根22を傾動状に開成して打球の入球がきわめて容易な第2状態とに変換可能である。
【0017】
羽根22の上方部分には天飾り部材26を設けて天入賞口27を形成すると共に、当該天飾り部材26の下方であって、上記羽根22の内側部分には複数のLEDの集合からなる表示器28を設ける。この表示器28には、後述する大入賞口の入賞球数や継続回数、或はメッセージ等を表示する。
【0018】
そして、この表示器28の下方で、上記羽根22の回動軸29とほゞ同じ高さには、後向きに緩い下り傾斜を有する上スロープ30を設けて大入賞口31を構成する。また、上スロープ30の後縁には、この大入賞口31に入球した球を残らず検出可能なように、3個の球検出器32を並設して10カウントスイッチを構成する。
【0019】
また、上スロープ30の下方には前面が開放する大入賞室33を形成し、該大入賞室33の後壁は内部が透視可能なように透明なクリアカバー34で構成する。この大入賞室33の中段よりやゝ下がった位置には、前方へ向けて緩い下り傾斜を有する球誘導棚35を設ける。この球誘導棚35は、図示の実施例においては、中央と左右が下がった緩い波型で、幅方向の中央部分には球誘導溝36を設けると共に、落下口を有する誘導リング37が設けてある。
【0020】
上記球誘導棚35の下方には、前方へ向けて緩い下り傾斜を有する下スロープ38を設ける。尚、この下スロープ38と上記球誘導棚35との間隔は、球が転動可能な間隔にしてある。
【0021】
そして、上記下スロープ38の前縁中央、即ち球誘導棚35の誘導リング37の下方には、継続スイッチ39を設けた特別入賞口40を形成し、該特別入賞口40の左右には一般入賞口41を形成する。尚、上記特別入賞口40及び一般入賞口41の前面には下飾り板42が添設してある。
【0022】
上記大入賞室33の後方には、上記クリアカバー34によって内部を透視可能な振分空間50を形成する。この振分空間50内には、前記羽根22によって大入賞口31へ入球した球を、上記大入賞室33と下方の機裏とに振り分ける振分手段を収設する。
【0023】
この振分手段は、図示の実施例によれば、球1個が通過可能なようにクリアカバー34に開設した排出穴51と、この排出穴51に臨むことができる3個のギヤチャッカー52とからなる。
【0024】
上記ギヤチャッカー52は、後述するロータ53のロータギヤ54に噛合して当該ロータ53の周囲を自転しながら公転する遊星歯車機構を構成している。また、このギヤチャッカー52には、前方へ向けて下り傾斜を有する半円筒状の球受片55が設けてある。そして、この球受片55がクリアカバー34に開設した排出穴51に臨んだときに、球受片55が受け止めた球を排出穴51から前方の大入賞室33へ送り出すことができる。また、このギヤチャッカー52は、後述するロータ支軸56に回転自在に軸着されたロータベース57に120度間隔で回転自在に軸着されている。
【0025】
振分空間50のほゞ中央に位置するロータ53は、第1モータ58の出力軸に連結されたロータ支軸56に軸着され、該ロータ53の後面にはロータギヤ54が形成され、上記ギヤチャッカー52に噛合している。上記ロータ支軸56にはロータベース57が回転自在に軸着され、該ロータベース57の後方にはロータベースギヤ59が固定状に設けてある。また、このロータ支軸56には1箇所にセンサ穴60を開設したロータセンサ板61が設けてあり、該ロータセンサ板61にはフォトセンサ構成のロータ停止センサ62が臨ませてある。
【0026】
一方、上記ロータベースギヤ59には第2モータ63の出力軸に連結した主軸64に設けたメインギヤ65が噛合する。また、上記主軸64には、120度間隔で3個のセンサ穴66を開設した第2ロータベースセンサ板68及び大当り時にロータベース57の保留停止位置検出用のセンサ穴66aを1個開設した第1ロータベースセンサ板67が重合状に設けてあり、各センサ板67,68には、各々第1ロータベース停止センサ69及び第2ロータベース停止センサ70が夫々臨ませてある。尚、上記第1ロータベース停止センサ69及び第2ロータベース停止センサ70はセンサ基板71に設けてある。
【0027】
尚、上記遊星歯車機構を構成する各部材及び羽根22を駆動する羽根用ソレノイド23等は、可変入賞装置20の構造材である中仕切板72や背面板73、リヤケース74或はモータ取付板75等に設けてある。また、回動軸29、ロータ軸56、主軸64、ギヤチャッカー52の軸受部には、滑動性の高い軸受けカラー29a,56a,64a,52aが夫々装着してある。
【0028】
そして、この実施例においては、上記ロータベース57が回転体2に相当するものであり、このロータベース57には各ギヤチャッカー52に対応する位置に、凸形状の係合部3が設けてある。また、位置規制制御部材5として凹形状の係合受部4を設けたストップガイド76を、駆動源としてのロータベース保持ソレノイド77のプランジャに設けてある。
【0029】
次に、上記のような構成の可変入賞装置20の動作を遊技と共に説明する。可変入賞装置20のロータベース57は、第2モータ63の駆動により、矢印方向に回転し、第2ロータベースセンサ板68及び第2ロータベース停止センサ70の機能により120度毎に一定時間停止する。また、ロータ53はロータベース57と同方向に同速度で回転し、ギヤチャッカー52もロータギヤ54に噛合するため、当該ロータ53を中心に自転しながら公転する。そして、通常は、上記動作を繰り返している。
【0030】
一方、遊技盤に配設した始動口に打球が入賞し、始動スイッチがオンすると、可変入賞装置20の羽根22が羽根用ソレノイド23の作用により1回又は2回開閉する。羽根22によって受け止められた球は、上スロープ30を転動して何れかの球検出器32(10カウントスイッチ)を通過して振分空間50に落下する。
【0031】
振分空間50に落下した球が、何れかのギヤチャッカー52で受け止められると、ロータベース57の回転移動によりクリアカバー34の排出穴51から大入賞室33へ導かれる。大入賞室33へ導かれた球は、球誘導棚35によって、中央部と左右側部に振り分けられ、中央部に振り分けられた球は、球誘導溝36を通って、誘導リング37から特別入賞口40へ流入し、継続スイッチ39をオンさせて大当りとなる。一方、左右に振り分けられた球は、一般入賞口41へ流入する。
【0032】
大当りになると、第1ロータベースセンサ板67及び第1ロータベース停止センサ69の機能により、ロータ53及びロータベース57がギヤチャッカー52を図9に示す位置にして停止する。また、大当り状態では、羽根22が所定回数、例えば18回開閉する。そして、羽根22が取り込んだ球は、左右のギヤチャッカー52とロータ53との間に形成される窪みに所定数保留される(図10参照)。
【0033】
そして、羽根22の開閉を開始してから所定回数開閉するか(所定時間経過するか)10カウントスイッチ32が所定個数の球を検出すると、ギヤチャッカー52が第1モータ58の駆動によりロータ53を介してその場で自転を開始する(図11参照)。このギヤチャッカー52が自転を開始する瞬間に、ロータベース保持ソレノイド77が作動して、位置規制制御部材5としてのストップガイド76が前進し、係合受部4をロータベース57の係合部3に嵌合させ、ロータベース57の停止位置を保持する。
【0034】
ギヤチャッカー52が自転すると、球受片55が保留した球を呑み込み、この球をクリアカバー34に開設した排出穴51から大入賞室33へ放出する。この球が、継続スイッチ39を通過すると、ロータセンサ板61及びロータ停止センサ62の機能により、ギヤチャッカー52を図9の位置、即ち各球受片55を中心へ向けた位置で自転を停止し、次いで保留した球を全て放球するためにロータベース57を一回転させ、次の継続動作に移行する。尚、ロータベース57が回転を開始する信号により、上記したロータベース保持ソレノイド77は作動を解除される。
【0035】
上記のような構成の実施例において、ロータベース57が所定の位置に停止し、ギヤチャッカの球受片55がクリアカバー34の排出穴51に臨み、ギヤチャッカが回転しても、ロータベース57が位置規制制御部材5により停止位置を保持しているので、球受片55が受け止めた球を確実に大入賞室33へ導くことができる。
【0036】
以上本発明を図面の実施例について説明したが、本発明は上記した各実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り適宜に実施できる。
【0037】
【発明の効果】
以上要するに請求項1に係る発明は、遊技盤に配設した始動口に遊技球が入賞することにより一対の羽根が複数回の開閉を行い、特別入賞口への入賞により前記羽根が所定回数の開閉を行う大当たりとなる可変入賞装置において、特別入賞口及び一般入賞口が臨む大入賞室を設け、前記大入賞室の後壁を形成するクリアカバーには、球が1個通過可能な排出穴を開設し、このクリアカバーの後方には、前記一対の羽根によって受け止めた遊技球が落下する振分空間を形成し、前記振分空間には、第1モータの出力軸に連結されたロータ支軸に軸着され、ロータギヤを備えるロータを配設すると共に、前記ロータギヤと噛合 して回転する半円筒状の球受片を備えたギヤチャッカーを、複数配設し、前記ギヤチャッカーは、前記排出穴に臨んだときに、球受片が受け止めた球を前方の大入賞室に送り出し、前記ロータ支軸には、後面にロータベースギヤを固定状に備えるロータベースを回転自在に軸着し、このロータベースの前面には前記複数のギヤチャッカーをそれぞれ回転自在に軸着し、前記ロータベースギヤを、第2モータの出力軸に連結した主軸のメインギヤと噛合させ、前記各ギヤチャッカーに対応させて前記ロータベースの後面に係合部をそれぞれ設け、前記係合部と嵌合可能な係合受部を設けたストップガイドを、ロータベース保持ソレノイドのプランジャに設け、前記第2モータの駆動によりロータベースが回転して各ギヤチャッカーがロータを中心に自転しながら公転し、前記ロータ及びロータベースが回転を停止したときに、前記ロータベース保持ソレノイドを作動させてストップガイドを前進させ、前記係合受部をロータベースの係合部に嵌合させることにより、ロータベースの停止位置を保持し、前記第1モータの駆動により、前記ロータのロータギヤを介してギヤチャッカーが自転し、前記振分空間に落下した遊技球を、前記ギヤチャッカーの球受片により受け止めて、前記排出穴から大入賞室に誘導するようにしたので、係合部及び係合受部が嵌合することにより、ロータベースの停止位置を所定の位置に保持することができる。この係合部と係合受部とが嵌合した状態では、振分空間に配設されたギヤチャッカー及びロータベースの回転が阻止されるので、振分空間に配設されたギヤチャッカー及びロータベースに球が衝突するなど外力が作用しても、ロータベースの停止位置が変わることがない。従って、ロータベースに設けたギヤチャッカーの球受片による球の誘導を確実に行うことができる。
また、請求項2に係る発明は、前記係合部がV字形状又は逆V字形状であって、対応する係合受部が逆V字形状又はV字形状であるので、係合部及び係合受部に傾斜面が形成され、ロータベースが若干ズレて停止しても、上記傾斜面に案内されて、所定の位置に納まり、ロータベースの停止位置を所定の位置に修正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転体停止装置の一実施例を示す動作説明図であり、(A)は回転体の正面図、(B)は同上の縦断面図、(C)は他の実施例による回転体の正面図、(D)は同上の縦断面図である。
【図2】回転体停止装置の他の実施例を示す動作説明図であり、(A)は一部欠截断面図、(B)は回転体の回転状態を示す一部欠截平面図、(C)は回転体の停止状態を示す一部欠截平面図である。
【図3】回転体停止装置を適用した可変入賞装置の正面図である。
【図4】回転体停止装置を適用した可変入賞装置の背面図である。
【図5】回転体停止装置を適用した可変入賞装置の縦断面図である。
【図6】回転体停止装置を適用した可変入賞装置の横断面図である。
【図7】可変入賞装置における回転体停止装置の動作説明図であって、(A)は一部を欠截した側面図、(B)は背面側から見たロータベース及びセンサ板並びにロータベース保持ソレノイド等の端面図である。
【図8】可変入賞装置の動作説明図である。
【図9】可変入賞装置の動作説明図である。
【図10】可変入賞装置の動作説明図である。
【図11】可変入賞装置の動作説明図である。
【符号の説明】
1 回転体停止装置
2 回転体
3 係合部
4 係合受部
5 位置規制制御部材
6 駆動源としてのソレノイド
7 駆動源としてのモータ
8 球誘導手段としての球誘導路
Claims (2)
- 遊技盤に配設した始動口に遊技球が入賞することにより一対の羽根が複数回の開閉を行い、特別入賞口への入賞により前記羽根が所定回数の開閉を行う大当たりとなる可変入賞装置において、
特別入賞口及び一般入賞口が臨む大入賞室を設け、
前記大入賞室の後壁を形成するクリアカバーには、球が1個通過可能な排出穴を開設し、このクリアカバーの後方には、前記一対の羽根によって受け止めた遊技球が落下する振分空間を形成し、
前記振分空間には、第1モータの出力軸に連結されたロータ支軸に軸着され、ロータギヤを備えるロータを配設すると共に、前記ロータギヤと噛合して回転する半円筒状の球受片を備えたギヤチャッカーを、複数配設し、
前記ギヤチャッカーは、前記排出穴に臨んだときに、球受片が受け止めた球を前方の大入賞室に送り出し、
前記ロータ支軸には、後面にロータベースギヤを固定状に備えるロータベースを回転自在に軸着し、このロータベースの前面には前記複数のギヤチャッカーをそれぞれ回転自在に軸着し、
前記ロータベースギヤを、第2モータの出力軸に連結した主軸のメインギヤと噛合させ、
前記各ギヤチャッカーに対応させて前記ロータベースの後面に係合部をそれぞれ設け、
前記係合部と嵌合可能な係合受部を設けたストップガイドを、ロータベース保持ソレノイドのプランジャに設け、
前記第2モータの駆動によりロータベースが回転して各ギヤチャッカーがロータを中心に自転しながら公転し、
前記ロータ及びロータベースが回転を停止したときに、前記ロータベース保持ソレノイドを作動させてストップガイドを前進させ、前記係合受部をロータベースの係合部に嵌合させることにより、ロータベースの停止位置を保持し、
前記第1モータの駆動により、前記ロータのロータギヤを介してギヤチャッカーが自転し、前記振分空間に落下した遊技球を、前記ギヤチャッカーの球受片により受け止めて、前記排出穴から大入賞室に誘導することを特徴とする可変入賞装置。 - 前記係合部がV字形状又は逆V字形状であって、対応する係合受部が逆V字形状又はV字形状である請求項1に記載の可変入賞装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34923693A JP3611590B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 可変入賞装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34923693A JP3611590B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 可変入賞装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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