JP3611447B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の冷蔵庫の大容量化に伴い、冷凍室と冷蔵室とを別個の蒸発器を用いて冷却する方式のものが出現している。すなわち、冷媒回路中で冷凍用蒸発器と冷蔵用蒸発器とを直列に接続し、冷蔵用蒸発器の絞り開度を小さくするなどして冷凍サイクルを構成すると共に、冷凍室および冷蔵室のそれぞれに冷却ファン(送風機)を持ち、冷凍室および冷蔵室をそれぞれに設定された温度範囲内となるように冷却するのである。
【0003】
ところで、このような冷蔵庫においても、冷凍室の冷凍用蒸発器には、冷却中に、庫内の食品・氷より昇華した水分、扉の開閉等により庫内に侵入した空気中の水分が着き(着霜)、その熱交換性能が時間とともに劣化する。そのため、定期的にその着霜を溶かすために冷凍用蒸発器に冷媒を流すのを停止し、冷凍用蒸発器近傍に設置したヒータに通電することにより除霜を行なわなければならないが、この除霜前に行なわれる冷凍室のプリクール運転は次のように行なわれる。すなわち、プリクール運転は、圧縮機、冷凍室ファンの回転数を許容最大回転数まで増大して冷却能力を最大に増大させ、冷凍室が下限温度に達するまで冷却、その後一定時間(例えば20分)冷凍室冷却を最大冷却能力を継続して、冷凍室をプリクール状態にするのである。そして、その後は、圧縮機、冷凍室ファンを駆動停止し、除霜ヒータに通電して除霜を開始する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、プリクール運転およびそれに続く除霜の間、冷蔵室は無冷却状態であるため、冷蔵庫の周囲温度が高い場合あるいは頻繁に扉開閉された場合など所謂高負荷状態の場合には、冷凍室が下限温度に達するまでに時間がかかってしまう(例えば1時間30分以上)ことにより、冷蔵室が上限温度を越えて高温度になってしまうおそれがある。また、例えば、冷凍用蒸発器の除霜が必要と判断されプリクール運転に入る時の冷凍室の温度が上限温度に近い場合などにおいても、冷凍室の冷却に時間がかかってしまい、これに伴って冷蔵室の無冷却時間も長くなり(例えば1時間以上)、冷蔵室が高温度になるおそれがある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、プリクール運転により冷蔵室温度領域が予め設定された温度範囲外となることを防止しつつ、プリクール状態を確実に達成するようにした冷蔵庫を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項記載の本発明は、圧縮機に対して冷蔵用蒸発器および冷凍用蒸発器が直列に接続されると共に当該冷蔵用蒸発器への冷媒の流入をバイパスして当該冷凍用蒸発器にのみ冷媒を流入させるバイパス路を有する冷凍サイクルにより、庫内の冷蔵室温度領域および冷凍室温度領域のいずれかをそれぞれに設定された温度範囲内となるように冷却する冷蔵庫において、冷蔵室温度センサと、冷凍室温度センサと、制御手段とを備え、この制御手段は、冷凍用蒸発器の除霜の開始に当たり、冷凍室温度領域を前記温度範囲における冷凍室下限温度まで冷却させた後、冷却能力を上げた状態で冷蔵室温度領域を前記温度範囲における冷蔵室下限温度まで冷却させた後に冷凍室温度領域を当該冷凍室下限温度より低い除霜開始温度まで冷却させることを要旨とする。
【0009】
本発明にあっては、冷蔵室温度領域を十分冷却した後に冷凍室温度領域を除霜開始温度まで冷却している。
【0010】
請求項記載の本発明は、請求項記載の発明において、前記制御手段が、冷凍室温度領域の除霜開始温度への冷却時間または冷凍室温度領域の冷凍室下限温度から除霜開始温度への冷却時間がそれぞれに設定された時間に達したときには、除霜を開始することを要旨とする。
【0011】
本発明にあっては、扉の開閉が頻繁に行なわれる等により冷凍室温度領域が除霜開始温度になかなか達しないときには、所定の時間経過後に強制的に除霜を開始する。
【0012】
請求項記載の本発明は、請求項または記載の発明において、前記制御手段が、冷凍用蒸発器の除霜の開始に当たり、直ちに冷却能力を上げることを要旨とする。
【0013】
本発明では、除霜開始温度までの冷却を迅速にしている。
【0014】
請求項記載の本発明は、圧縮機に対して冷蔵用蒸発器および冷凍用蒸発器が直列に接続されると共に当該冷蔵用蒸発器への冷媒の流入をバイパスして当該冷凍用蒸発器にのみ冷媒を流入させるバイパス路を有する冷凍サイクルにより、庫内の冷蔵室温度領域および冷凍室温度領域のいずれかをそれぞれに設定された温度範囲内となるように冷却する冷蔵庫において、冷蔵室温度センサと、冷凍室温度センサと、制御手段とを備え、この制御手段は、冷凍用蒸発器の除霜の開始に当たり、バイパス路を閉じて冷蔵用蒸発器および冷凍用蒸発器に冷媒が流入するようにすると共に、冷蔵庫の周囲温度または通常運転時の冷却能力状態に基づいて決定される所定の割合で冷却能力を上げた状態で冷蔵室温度領域を冷蔵室下限温度まで冷却させた後、バイパス路を開けて冷凍用蒸発器にのみ冷媒が流入するようにして冷凍室温度領域を除霜開始温度まで冷却させることを要旨とする。
【0015】
本発明にあっては、プリクール運転中の冷蔵室温度領域および冷凍室温度領域の冷却効率を考慮して、冷凍室温度領域の温度を継続しつつ冷蔵室温度領域を十分冷却した後に、冷凍室温度領域を除霜開始温度まで冷却している。
【0016】
請求項記載の本発明は、請求項記載の発明において、バイパス路を閉じて冷蔵用蒸発器および冷凍用蒸発器に冷媒が流入しトいるときには、冷蔵室温度領域の冷却能力を最大状態とはしないことを要旨とする。
【0017】
本発明にあっては、冷凍室温度領域の温度も下げつつ冷蔵室温度領域を十分冷却した後に、冷凍室温度領域を除霜開始温度まで冷却している。
【0018】
請求項記載の本発明は、圧縮機に対して冷蔵用蒸発器および冷凍用蒸発器が直列に接続されると共に当該冷蔵用蒸発器への冷媒の流入をバイパスして当該冷凍用蒸発器にのみ冷媒を流入させるバイパス路を有する冷凍サイクルにより、庫内の冷蔵室温度領域および冷凍室温度領域のいずれかをそれぞれに設定された温度範囲内となるように冷却する冷蔵庫において、冷蔵室温度センサと、冷凍室温度センサと、制御手段とを備え、この制御手段は、冷凍用蒸発器の除霜の開始に当たり、前記冷凍室温度領域に設定されている温度範囲を低温側にシフトさせ、冷却能力を上げた状態で前記冷凍室温度領域をこのシフトさせた温度範囲の下限温度まで冷却させることを要旨とする。
【0019】
本発明にあっては、冷蔵室温度領域を予め設定されている温度範囲内に冷却制御しつつ、冷凍室温度領域を除霜開始に必要な温度まで冷却している。
【0020】
請求項記載の本発明は、請求項記載の発明において、前記制御手段が、前記下限温度への冷却時間が所定の時間に達したときには、除霜を開始することを要旨とする。
【0021】
本発明にあっては、扉の開閉が頻繁に行なわれる等により冷凍室温度領域が除霜開始に必要な温度になかなか達しないときには、所定の時間経過後に強制的に除霜を開始する。
【0022】
請求項記載の本発明は、請求項または記載の発明において、前記制御手段が、冷凍室温度領域の温度範囲の低温側へのシフトを段階的に行なうことを要旨とする。
【0023】
本発明にあっては、冷却系の運転状況の急激な変化を抑えながら、冷蔵室温度領域を予め設定されている温度範囲内に冷却制御しつつ、冷凍室温度領域を除霜開始に必要な温度まで冷却している。
【0024】
請求項記載の本発明は、請求項乃至のいずれかに記載の発明において、前記制御手段が、冷凍用蒸発器の除霜開始のために冷凍室温度領域を冷却した後、バイパス路を閉じて冷蔵用蒸発器および冷凍用蒸発器に冷媒が流入するようにし、冷却能力を上げた状態で冷蔵室温度領域を所定時間または冷蔵室下限温度まで冷却することを要旨とする。
【0025】
本発明にあっては、除霜開始直前で再度冷蔵室温度領域を冷却している。
【0030】
請求項10記載の本発明は、請求項乃至のいずれかに記載の発明において、前記制御手段が、冷凍用蒸発器を除霜するときには、冷蔵用蒸発器の除霜を所定の頻度で同時に行なうことを要旨とする。
【0031】
また、請求項11記載の本発明は、請求項10に記載の発明において、前記制御手段が、冷凍用蒸発器を除霜するときの冷蔵用蒸発器の同時除霜の頻度を、冷蔵室温度領域の温度および/または冷蔵庫の周囲温度に基づいて決定することを要旨とする。
【0032】
これらの発明にあっては、冷蔵庫に具備されている蒸発器の除霜を効率的に実現している。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態を説明する。
【0034】
図1は、本発明が適用される冷蔵庫10を扉を開けた状態で示す正面図である。冷蔵庫10の本体であるキャビネット12には、上段から冷蔵室14、野菜室16、温度切替室18、冷凍室22が設けられている。また温度切替室18の左側には製氷室20が設けられている。そして、野菜室16と温度切替室18、製氷室20との間には断熱仕切体24が配されている。
【0035】
冷蔵室14の下部には、約0℃付近で庫内温度を維持するチルド室26が設けられている。野菜室16には引出式の野菜室扉(図示せず)が設けられ、この扉と共に野菜容器28が引き出し可能となっている。温度切替室18には引出式の温度切替室扉(図示せず)が設けられ、この扉と共に温度切替室容器30が引き出し可能となっている。冷凍室22にも引出式の冷凍室扉(図示せず)が設けられ、この扉と共に冷凍容器32が引き出し可能となっている。製氷室20にはその天井部付近に製氷装置34が設けられ、この下方には貯氷容器36が設けられている。なお製氷装置34に水を供給するタンク44は、チルド室26の左側に設けられている。
【0036】
なお、ここで、基本的には、冷蔵室14、野菜室16、チルド室26が冷蔵室温度領域を構成し、冷凍室22、製氷室20、温度切替室18が冷凍室温度領域を構成する。
【0037】
次に、前記図1、この冷蔵庫10の縦断面図である図2、および冷凍サイクルの装置の配置を概説した図3に基づいて、冷蔵庫10の冷凍サイクルの構造およびその配置について説明する。まず、圧縮機46は、キャビネット12の底部、すなわち冷凍室22の後方下部に設けられた機械室48に設けられている。冷蔵庫10の蒸発器は冷蔵用と冷凍用の2つ存在し、冷蔵用蒸発器50は野菜室16の後方に配され、冷凍用蒸発器52は冷凍室22の後方上部に設けられている。また、冷蔵用蒸発器50の上方には冷蔵用送風機54が設けられ、冷凍用蒸発器52の上方には冷凍用送風機56が設けられている。また、冷凍用蒸発器52の下方には除霜ヒータ98が設けられている。
【0038】
図4は、この冷蔵庫10に設けられた冷媒回路を示す図である。以下、この図に基づいて冷媒の流れについて説明する。圧縮機46から出た冷媒は、マフラー58、放熱パイプ60、凝縮器62、防露パイプ64、ドライヤー66を経て三方弁(流路切替手段)68に至る。三方弁68において冷媒流路は分岐し、一方は冷蔵用キャピラリーチューブ(絞り装置)70に向かい、他方はバイパス路を構成する冷媒支管103に介設された冷凍用キャピラリーチューブ(絞り装置)72に向かう。冷蔵用キャピラリーチューブ70から前記した冷蔵用蒸発器50に至り、冷凍用キャピラリーチューブ72の出口側と1つになり、前記した冷凍用蒸発器52に至る。その後、アキュムレータ74、サクションパイプ76を通って圧縮機46に戻る。
【0039】
さらにこの冷蔵庫10には、冷凍室22の庫内温度tを検知する冷凍室温度センサ101と、冷蔵室14の庫内温度tを検知する冷蔵室温度センサ102とが設けられ、さらに冷凍サイクルの制御を行なう図示しない制御部(制御手段)がマイクロコンピュータ等を用いて構成されている。そしてこの制御部により、前記三方弁68を冷蔵用蒸発器50側に切り替えると共に冷蔵用送風機54を駆動する一方で冷凍用送風機56を停止させて行なう冷蔵室冷却運転と、前記三方弁68を冷媒支管103側に切り替えると共に冷凍用送風機56を駆動する一方で冷蔵用送風機54を停止させて行なう冷凍室冷却運転とが可能に構成されている。
【0040】
次に、本実施の形態におけるプリクール運転の作用を図5を用いて説明する。
【0041】
制御部による制御下において、冷蔵室温度領域および冷凍室温度領域がそれぞれ冷蔵室冷却運転および冷凍室冷却運転の交互冷却運転によって、それぞれに予め設定された温度範囲内となるように冷却されているときに(区間A)、制御部が冷凍用蒸発器52の除霜の必要を判断すると(点B)、制御部は、プリクール運転を開始して、まず冷凍室温度領域を冷凍室下限温度tFLまで冷却する(区間C)。次に、制御部は、圧縮機46および冷蔵用送風機54を最大回転数で駆動させて冷蔵室温度領域の冷却能力を最大にした状態で、冷蔵室温度領域を冷蔵室下限温度tRLまで急速冷却する(区間D)。次に、制御部は、圧縮機46および冷凍用送風機56を最大回転数で駆動させて冷凍室温度領域の冷却能力を最大にした状態で、冷凍室温度領域を冷凍室下限温度tFLを越えて急速冷却する。そして、冷凍室温度領域の温度tが冷凍室下限温度tFLに対して一定温度(例えば2℃)だけ低い温度(除霜開始温度)まで冷却されたこと、または当該温度tが冷凍室下限温度tFLに達してから一定時間(例えば20分)急速冷却されたことを検知すると、制御部は、プリクール状態に達したと判断して、圧縮機46および冷凍用送風機56を駆動停止して除霜を開始する(区間E,F)。すなわち、冷凍用蒸発器52近傍の除霜ヒータ98に通電して蒸発器52を加熱し、蒸発器52または蒸発器52につながる配管に設置された図示しない除霜用温度センサの温度が蒸発器52の霜が融けきったと判断できる温度、例えば+10℃に達した時点で除霜を終了するのである。
【0042】
このプリクール運転においては、区間Dの冷却能力最大状態における冷蔵室温度領域の急速冷却により、一旦冷凍室下限温度tFLまで下がった冷凍室温度領域の温度tが通常の冷却運転時(区間A)に比べて上昇せずに済み、そしてまた、この温度状態から冷却能力最大状態での急速冷却が行なわれて冷凍室温度領域の温度tが急速に下げられることから、一旦冷蔵室下限温度tRLまで下げられた冷蔵室温度領域の温度tが通常の冷却運転時に比べて上昇しないうちに、除霜が開始されることになる。
【0043】
したがって、本実施の形態によれば、冷蔵室温度領域の温度が予め設定された温度範囲外になることを確実に防止しつつ、プリクール状態を確実に達成することができる。
【0044】
なお、上記実施の形態において、冷凍室温度領域の急速冷却時(区間E,F)において、扉の頻繁な開閉等により冷凍室温度領域の温度tが高くなっていて温度tが冷凍室下限温度tFLになかなか達しない場合に対処するため、当該区間E,Fの急速冷却時間を監視して、一定時間(例えば40分)に達したときにはプリクール運転を停止して除霜に入ることが好ましい。
【0045】
また、上記実施の形態では、制御部が冷凍用蒸発器52の除霜の必要性を判断したときの最初の冷凍室温度領域の冷凍室下限温度tFLまでの冷却を通常冷却能力で行なうようにしたが、図6に示す如く、当該最初の冷却から冷却能力最大状態で急速冷却を開始してもよく、プリクール運転時間の短縮となり、冷蔵室温度領域の温度上昇をより一層抑制することができる。
【0046】
図7は、本発明の別の実施の形態に係る冷蔵庫のプリクール運転の状況を示す図である。冷蔵庫の構成は、図1乃至図4のものと同一である。
【0047】
次に、本実施の形態におけるプリクール運転の作用を説明する。
【0048】
制御部による制御下において、冷蔵室温度領域および冷凍室温度領域がそれぞれ冷蔵室冷却運転および冷凍室冷却運転の交互冷却運転によって、それぞれに予め設定された温度範囲内で冷却されているときに(区間A)、制御部が冷凍用蒸発器52の除霜の必要を判断すると(点B)、制御部は、まず三方弁68の開度を制御して冷蔵用蒸発器50および冷凍用蒸発器52の双方に冷媒が流れるようにすると共に、圧縮機46、冷蔵用送風機54および冷凍用送風機56を最大回転数で回転させて、冷蔵室温度領域および冷凍室温度領域の両者を同時冷却状態とする。この状態においては、冷蔵室温度領域が冷却能力最大状態で急速冷却される一方、冷蔵用蒸発器50の冷媒出口と冷凍用蒸発器52の冷媒入口との間には絞りが無いため、両蒸発器の温度は略等しくなり、蒸発温度に対し冷蔵室温度領域との温度差が大きいため、蒸発温度は冷凍室温度領域のみを冷却する場合より高くなる。このため、冷凍室温度領域と蒸発器の温度差は小さく、その冷却能力は小さくなることから、冷凍室温度領域の温度tは下がらない(区間C)。そして、冷蔵室温度領域の温度tが冷蔵室下限温度tRLに達したことを検知すると、制御部は、三方弁68を制御し、冷蔵用蒸発器50への冷媒の流入を停止して冷凍用蒸発器52にのみ冷媒を流入させ、冷凍室温度領域の冷却能力最大状態での急速冷却を開始させる。そして、冷凍室温度領域の温度tが冷凍室下限温度tFLに対して一定温度(例えば2℃)だけ低い温度まで冷却されたこと、または当該温度tが冷凍室下限温度tFLに達してから一定時間(例えば20分)急速冷却されたことを検知すると、制御部は、プリクール状態に達したと判断して、圧縮機46および冷凍用送風機56を駆動停止して除霜を開始する(区間D)。
【0049】
このプリクール運転においては、まず、冷凍室温度領域の温度tを上昇させることなく、冷蔵室温度領域を冷蔵室下限温度tRLまで急速冷却後、プリクール運転開始当初と略同じ温度状態から冷却能力最大状態での急速冷却が行なわれて冷凍室温度領域の温度tが急速に下げられることから、一旦冷蔵室下限温度tRLまで下げられた冷蔵室温度領域の温度tが通常の冷却運転時に比べて上昇しないうちに、除霜が開始されることになる。
【0050】
したがって、本実施の形態によれば、冷蔵室温度領域の温度が予め設定された温度範囲外になることを確実に防止しつつ、プリクール状態を確実に達成することができる。
【0051】
なお、上記実施の形態において、冷凍室温度領域の急速冷却時(区間D)において、扉の頻繁な開閉等により冷凍室温度領域の温度tが高くなっていて当該温度tが下限温度tFLになかなか達しない場合に対処するため、当該区間Dの急速冷却時間を監視して、一定時間(例えば40分)に達したときにはプリクール運転を停止して除霜を開始することが好ましい。
【0052】
また、上記実施の形態においては、冷蔵室温度領域の急速冷却期間(図7の区間C)は冷凍室温度領域の温度tをせいぜい維持するだけであったが、冷蔵用送風機54の回転数を最大回転数とせず冷蔵用蒸発器50における熱交換量を減らすことによって冷凍用蒸発器52に流れ込む冷媒温度を低くすることで、図8の区間Cに示す如く、両領域を同時に冷却することができる。
【0053】
図9は、本発明のさらに別の実施の形態に係る冷蔵庫のプリクール運転の状況を示す図である。冷蔵庫の構成は、図1乃至図4のものと同一である。
【0054】
次に、本実施の形態におけるプリクール運転の作用を説明する。
【0055】
制御部による制御下において、冷蔵室温度領域および冷凍室温度領域がそれぞれ冷蔵室冷却運転および冷凍室冷却運転の交互冷却運転によって、それぞれに予め設定された温度範囲内で冷却されているときに(区間A)、制御部が冷凍用蒸発器52の除霜の必要を判断すると(点B)、制御部は、冷凍室上限温度tFHおよび冷凍室下限温度tFLを一定温度(例えば3℃)だけ下げてプリクール運転に入る。この後、冷凍室温度領域は、下げられた冷凍室下限温度tFL′に向かって冷却されるが、通常の冷却能力では、当該冷凍室下限温度tFL′に達する前に冷蔵室温度領域が冷蔵室上限温度tRHに達するため(区間C)、制御部としては、冷却能力が不足していると判断して、冷却能力を最大状態にした上で、冷蔵室温度領域および冷凍室温度領域を交互に数サイクル急速冷却する。これにより冷蔵室温度領域が上限温度tRHと下限温度tRLの範囲内に収まった状態で、冷凍室温度領域が当該冷凍室下限温度tFL′というプリクール状態を達成して除霜運転に入る(区間D〜G)。
【0056】
なお、冷蔵庫の熱的な負荷が大きい等により、一定サイクル数(例えば3)の急速冷却を経ても冷凍室温度領域の温度tが当該冷凍室下限温度tFL′に達しない場合、制御部は、この一定サイクル数の急速冷却後に除霜を開始する。また、1サイクルの急速冷却時間が一定時間(例えば2時間)を越える場合にも、制御部は、この一定時間経過後に除霜を開始する。
【0057】
したがって、本実施の形態によれば、冷蔵室温度領域の温度が予め設定された温度範囲外になることを確実に防止しつつ、プリクール状態を確実に達成することができ、特に、冷蔵庫の熱的な負荷が軽い場合等には、より少ないサイクルでの急速冷却によりプリクール状態を達成して除霜に入ることも可能である。
【0058】
なお、上記実施の形態では、冷凍室上限温度tFHおよび冷凍室下限温度tFLの温度シフトを一度に行なったが、図10に示す如く、急速冷却のサイクルに合わせて段階的にシフトしていってもよい(区間C〜G)。すなわち、例えば3サイクルで3℃シフトするのであれば、1サイクルにつき1℃ずつシフトして行くのである。この場合には、直ちに冷凍能力最大状態で急速冷却に入る必要がなく、圧縮機46、送風機54,56の回転数が急激に増加するようなことがなく、騒音低減に寄与し得る。
【0059】
一方、上述した各実施の形態においては、原則として、プリクール状態に達した段階で直ちに除霜を開始するようにしているが、図11に示す如く、除霜開始前の一定時間(例えば10分程度)だけまたは冷凍室下限温度tRLに達するまで、再度冷蔵室温度領域を急速冷却するようにしてもよい(区間G)。これにより、冷蔵室温度領域を冷却するための冷媒蒸発温度は冷凍室温度領域冷却時の蒸発温度より高くなるため、プリクール運転で冷やし込まれた冷凍用蒸発器温度が高くなり、プリクール運転後にヒータにより冷凍用蒸発器温度を上げるための熱量を節約することが可能となる。さらに、冷凍用蒸発器52での蒸発温度が冷凍室温度領域より低い場合は冷凍用送風機56を運転し、冷凍室温度領域をさらに冷却することも可能である。なお、このような制御を行なう場合、最終段階で冷凍室温度領域の温度tが上昇するため、それを想定して、冷凍室温度領域をより低い温度に冷却しておくことが好ましい。
【0060】
また、上述した各実施の形態では、プリクール運転における冷却を、圧縮機46、送風機54,56の回転数を許容最大まで上げて冷却能力最大状態で行なっているが、例えば冷蔵庫の周囲温度が低いような場合では冷蔵庫の熱的な負荷が小さいため、最大の回転数より低い回転数でも十分除霜前の冷却をすることができることから、プリクール運転における冷却時の能力を調整するようにしてもよい。具体的には、冷蔵庫の周囲温度によりプリクール運転時の圧縮機46の回転数、送風機54,56の回転数を決定するテーブルを予め設定する方法、プリクール運転前の通常運転時からの回転数をある一定の割合で増加させる方法等が考えられる。より具体的には、例えば、前半の方法では、通常、圧縮機46の回転数を30rps〜60rpsで運転している場合、周囲温度が20℃以下の場合は50rps、20〜30℃では60rps、30℃以上では70rpsと変化させ、送風機54,56の回転数もそれに応じて増加させるのである。後半の方法では圧縮機46・送風機54,56の回転数を複数の段階で制御している場合、プリクール運転時はプリクール運転以前のステップより何段階か上げるのである。したがって、これによれば、効率的なプリクール運転を実現することができる。
【0061】
また、上述した各実施の形態では、冷凍用蒸発器52の除霜について説明したが、除霜中は冷凍サイクルが停止するため、冷蔵用送風機54を駆動させておよび/またはヒータを駆動させて、冷蔵用蒸発器50の除霜を冷凍用蒸発器52の除霜と同時に行なってもよい。この場合、冷凍室温度領域の冷却に比べ、冷蔵室温度領域の冷却の時間が短いため、冷蔵用蒸発器50の除霜の頻度は冷凍用蒸発器52の頻度に比べ少なくて済むことから、当該同時除霜は、冷凍用蒸発器52の除霜の数回(例えば3回)に1回の頻度で行なうことが可能である。また、冷蔵室温度領域の温度tの高低によって冷蔵用蒸発器50の除霜効果も変わることから、冷蔵室温度領域の温度設定が低い場合には冷凍用蒸発器52の除霜と同時に除霜を行ない、高い場合にはその高さに応じて数回に1回の頻度で行なうことも可能である。さらに、冷蔵庫の周囲温度が低い場合、高い場合に比べて冷蔵室温度領域の冷却の割合が冷凍室温度領域の冷却の割合に比べて低くなるため、冷蔵用蒸発器50の除霜の必要性の頻度が冷凍用蒸発器52のそれに比べて低くなる。このため、周囲温度が高い場合(例えば30℃以上)では冷凍用蒸発器52と毎回同時に、低い場合(例えば10℃以下)の場合は数回(例えば3回)に1回というように変えることも可能である。
【0063】
【発明の効果】
請求項記載の発明によれば、冷蔵室温度領域を十分冷却した後に冷凍室温度領域を除霜開始温度まで冷却するようにしたので、プリクール運転により冷蔵室温度領域が予め設定された温度範囲外となることを防止しつつ、プリクール状態を確実に達成することができる。
【0064】
請求項記載の発明によれば、扉の開閉が頻繁に行なわれる等により冷凍室温度領域が除霜開始温度になかなか達しないときには、所定の時間経過後に強制的に除霜を開始するようにしたので、プリクール運転により冷蔵室温度領域が予め設定された温度範囲外となることを防止しつつ、的確な除霜を行なうことができる。
【0065】
請求項記載の発明によれば、冷凍用蒸発器の除霜の開始に当たり、直ちに冷却能力を上げるようにしたので、除霜開始温度までの冷却を迅速に行なうことができる。
【0066】
請求項記載の発明によれば、冷蔵庫の周囲温度または冷却能力を上げた状態に入る前の冷却能力状態に基づいて決定された所定の割合で冷却能力を上げた状態で冷凍室温度領域の温度を維持しつつ冷蔵室温度領域を十分冷却した後に、冷凍室温度領域を除霜開始温度まで冷却するようにしたので、プリクール運転中の冷蔵室温度領域および冷凍室温度領域の冷却効率を考慮しつつ確実且つ迅速に行なうことができ、また請求項と同じ効果を達成することができる。
【0067】
請求項記載の発明によれば、冷凍室温度領域の温度も下げつつ冷蔵室温度領域を十分冷却した後に、冷凍室温度領域を除霜開始温度まで冷却するようにしたので、請求項と同じ効果を達成することができる。
【0068】
請求項記載の発明によれば、冷蔵室温度領域を予め設定されている温度範囲内に冷却制御しつつ、冷凍室温度領域を除霜開始に必要な温度まで冷却しているので、請求項と同じ効果を達成することができる。
【0069】
請求項記載の発明によれば、扉の開閉が頻繁に行なわれる等により冷凍室温度領域が除霜開始に必要な温度になかなか達しないときには、所定の時間経過後に強制的に除霜を開始するようにしたので、プリクール運転により冷蔵室温度領域が予め設定された温度範囲外となることを防止しつつ、的確な除霜を行なうことができる。
【0070】
請求項記載の発明によれば、冷却系の運転状況の急激な変化を抑えながら、冷蔵室温度領域を予め設定されている温度範囲内に冷却制御しつつ、冷凍室温度領域を除霜開始に必要な温度まで冷却しているので、請求項と同じ効果を達成することができる。
【0071】
請求項記載の発明によれば、除霜開始直前で再度冷蔵室温度領域を冷却しているので、プリクール運転により冷蔵室温度領域が予め設定された温度範囲外となることを確実に防止することができる。
【0074】
請求項10および11記載の発明によれば、冷凍用蒸発器の除霜と同時に冷蔵用蒸発器の除霜も行なうようにしたので、冷蔵庫に具備されている蒸発器の除霜を効率的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される冷蔵庫について、そのキャビネット内部を示す正面図である。
【図2】上記冷蔵庫の縦断面図である。
【図3】上記冷蔵庫の冷凍サイクルを構成する各装置の配置図である。
【図4】上記冷蔵庫の冷媒回路図である。
【図5】本発明の実施の形態の作用を説明するための図である。
【図6】図5の実施の形態の変形の作用を説明するための図である。
【図7】本発明の別の実施の形態の作用を説明するための図である。
【図8】図7の実施の形態の変形の作用を説明するための図である。
【図9】本発明のさらに別の実施の形態の作用を説明するための図である。
【図10】図9の実施の形態の変形の作用を説明するための図である。
【図11】本発明の他の実施の形態の作用を説明するための図である。
【符号の説明】
10 冷蔵庫
12 キャビネット
14 冷蔵室
16 野菜室
18 温度切替室
20 製氷室
22 冷凍室
24 断熱仕切板
26 チルド室
28 野菜容器
30 温度切替室容器
32 冷凍容器
34 製氷装置
36 貯氷容器
44 タンク
46 圧縮機
48 機械室
50 冷蔵用蒸発器
52 冷凍用蒸発器
54 冷蔵用送風機
56 冷凍用送風機
58 マフラー
60 放熱パイプ
62 凝縮器
64 防露パイプ
66 ドライヤー
68 三方弁
70 冷蔵用キャピラリーチューブ
72 冷凍用キャピラリーチューブ
74 アキュムレータ
76 サクションパイプ
98 除霜ヒータ
101 冷凍室温度センサ
102 冷蔵室温度センサ
103 冷媒支管

Claims (11)

  1. 圧縮機に対して冷蔵用蒸発器および冷凍用蒸発器が直列に接続されると共に当該冷蔵用蒸発器への冷媒の流入をバイパスして当該冷凍用蒸発器にのみ冷媒を流入させるバイパス路を有する冷凍サイクルにより、庫内の冷蔵室温度領域および冷凍室温度領域のいずれかをそれぞれに設定された温度範囲内となるように冷却する冷蔵庫において、
    冷蔵室温度センサと、冷凍室温度センサと、制御手段とを備え、
    この制御手段は、
    冷凍用蒸発器の除霜の開始に当たり、冷凍室温度領域を前記温度範囲における冷凍室下限温度まで冷却させた後、冷却能力を上げた状態で冷蔵室温度領域を前記温度範囲における冷蔵室下限温度まで冷却させた後に冷凍室温度領域を当該所定の冷凍室下限温度より低い除霜開始温度まで冷却させることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記制御手段は、冷凍室温度領域の除霜開始温度への冷却時間または冷凍室温度領域の冷凍室下限温度から除霜開始温度への冷却時間がそれぞれに設定された時間に達したときには、除霜を開始することを特徴とする請求項記載の冷蔵庫。
  3. 前記制御手段は、冷凍用蒸発器の除霜の開始に当たり、直ちに冷却能力を上げることを特徴とする請求項または記載の冷蔵庫。
  4. 圧縮機に対して冷蔵用蒸発器および冷凍用蒸発器が直列に接続されると共に当該冷蔵用蒸発器への冷媒の流入をバイパスして当該冷凍用蒸発器にのみ冷媒を流入させるバイパス路を有する冷凍サイクルにより、庫内の冷蔵室温度領域および冷凍室温度領域のいずれかをそれぞれに設定された温度範囲内となるように冷却する冷蔵庫において、
    冷蔵室温度センサと、冷凍室温度センサと、制御手段とを備え、
    この制御手段は、
    冷凍用蒸発器の除霜の開始に当たり、バイパス路を閉じて冷蔵用蒸発器および冷凍用蒸発器に冷媒が流入するようにすると共に、冷蔵庫の周囲温度または通常運転時の冷却能力状態に基づいて決定される所定の割合で冷却能力を上げた状態で冷蔵室温度領域を冷蔵室下限温度まで冷却させた後、バイパス路を開けて冷凍用蒸発器にのみ冷媒が流入するようにして冷凍室温度領域を除霜開始温度まで冷却させることを特徴とする冷蔵庫。
  5. 請求項記載の冷蔵庫において、バイパス路を閉じて冷蔵用蒸発器および冷凍用蒸発器に冷媒が流入しているときには、冷蔵室温度領域の冷却能力を最大状態とはしないことを特徴とする冷蔵庫。
  6. 圧縮機に対して冷蔵用蒸発器および冷凍用蒸発器が直列に接続されると共に当該冷蔵用蒸発器への冷媒の流入をバイパスして当該冷凍用蒸発器にのみ冷媒を流入させるバイパス路を有する冷凍サイクルにより、庫内の冷蔵室温度領域および冷凍室温度領域のいずれかをそれぞれに設定された温度範囲内となるように冷却する冷蔵庫において、
    冷蔵室温度センサと、冷凍室温度センサと、制御手段とを備え、
    この制御手段は、
    冷凍用蒸発器の除霜の開始に当たり、前記冷凍室温度領域に設定されている温度範囲を低温側にシフトさせ、冷却能力を上げた状態で前記冷凍室温度領域をこのシフトさせた温度範囲の下限温度まで冷却させることを特徴とする冷蔵庫。
  7. 前記制御手段は、前記下限温度への冷却時間が所定の時間に達したときには、除霜を開始することを特徴とする請求項記載の冷蔵庫。
  8. 前記制御手段は、冷凍室温度領域の温度範囲の低温側へのシフトを段階的に行なうことを特徴とする請求項または記載の冷蔵庫。
  9. 前記制御手段は、冷凍用蒸発器の除霜開始のために冷凍室温度領域を冷却した後、バイパス路を閉じて冷蔵用蒸発器および冷凍用蒸発器に冷媒が流入するようにし、冷却能力を上げた状態で冷蔵室温度領域を所定時間または冷蔵室下限温度まで冷却することを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載の冷蔵庫。
  10. 前記制御手段は、冷凍用蒸発器を除霜するときには、冷蔵用蒸発器の除霜を所定の頻度で同時に行なうことを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載の冷蔵庫。
  11. 前記制御手段は、冷凍用蒸発器を除霜するときの冷蔵用蒸発器の同時除霜の頻度を、冷蔵室温度領域の温度および/または冷蔵庫の周囲温度に基づいて決定することを特徴とする請求項10に記載の冷蔵庫。
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