JP3610535B2 - 回転格納式アシストグリップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は自動車のドア開口部等に設けられグリップ本体が格納位置と使用位置との間を回転可能な回転格納式アシストグリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両走行時に乗員の姿勢を保持するための補助具として、自動車のドア開口部上縁等にアシストグリップが設けられている。
【0003】
このアシストグリップには、乗員とアシストグリップとの間の間隔を十分確保するため、使用しないとき、グリップ本体が車体に密接する格納位置へ回転して格納される回転格納式アシストグリップが用いられることがある。
【0004】
図7〜9は、このような回転格納式アシストグリップの一例を示す。この回転格納式アシストグリップ50は、グリップ部52の両端に枢着部54,54を有する脚部53を備えたグリップ本体51と、支承軸57を介してグリップ本体51を格納位置と使用位置との間を回転可能に支持し車体60へ取付けるための取付台55と、円周方向のねじり弾発力を有しグリップ本体51を格納位置へ回転付勢する戻しばね58と、を備えて構成されていた。なお、符号56は支承軸57を嵌着する軸孔である。
【0005】
そして、使用時には、格納位置にあるグリップ本体51を、戻しばね58の付勢力に抗して車体60から離れた使用位置へ回転し、グリップ本体51から手を離すと、戻しばね58のねじり弾発力により、グリップ本体51に戻り回転運動を与えて格納位置へ回転するように形成されている。
【0006】
この戻り運動時に、グリップ本体51は取付台55等に当接して大きな打音を発生する。そのため、一般には、脚部53の内側に不織布またはゴム等からなるクッション体59を接着して、戻り運動時の打音の軽減、防止が行われていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来構成の回転格納式アシストグリップにおいては、経時変化によりクッション体が永久的に変形すると戻り回転運動の抑制作用がなくなり、グリップ本体が直接、取付台等に当接して打音を発生するという問題があった。この発明は上記問題にかんがみてなされたものであり、その目的とするところは、長期的に安定して戻り運動時の打音発生を防止することのできる回転格納式アシストグリップを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記目的を達成するためになされたものであり、
本発明の回転格納式アシストグリップは、グリップ部と前記グリップ部両端に設けられた脚部とを有し各脚部にそれぞれ枢着部および該枢着部軸線に直交する制動面を有するグリップ本体と、前記グリップ本体を支承軸を介して格納位置と使用位置との間を回転可能に支持する取付台と、摩擦面を有し前記取付台に定着されるとともにその摩擦面が前記グリップ本体の制動面に対面して設けられた制動部材と、軸方向の圧縮弾発力と円周方向のねじり弾発力とを有し前記支承軸に嵌装されて前記制動部材を押圧するとともに前記グリップ本体と取付台とに係合して配設されその圧縮弾発力により前記制動部材の摩擦面を制動面に圧接しかつそのねじり弾発力により前記グリップ本体を格納位置方向へ回転付勢する戻しばねと、を備えてなる、ことを特徴とする回転格納式アシストグリップである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施態様を図面に基づいて説明する。
【0010】
図において符号1で示す回転格納式アシストグリップは、グリップ部11両端の脚部12に枢着部15,18、制動面17を有するグリップ本体10と、グリップ本体10を格納位置と使用位置との間を回転可能に支持する一対の取付台20と、摩擦面31を有する制御部材30と、ねじり弾発力と圧縮弾発力とを有する戻しばね35とを備えて構成されている。
【0011】
グリップ本体10は、合成樹脂材からなり、ほぼ円形断面を有するグリップ部11と、その両端に湾曲して連続する一対の脚部12,12とを有してほぼU字形に形成されている。なお、以下では一方の脚部12のみを説明し、左右対称的な他方の脚部12については説明を省略する。
【0012】
脚部12は、相対する枢着部15,18が形成され、それぞれ同一軸線上の軸孔16,19が穿設されている。また、枢着部18の内側面には、軸孔16の軸線に直交する平面状の制動面17が形成されている。
【0013】
取付台20は、上方に突出した支承部21a,21bを有し、支承部21a,21bには、それぞれ同一軸線上の軸孔22,23が穿設されている。また、支承部21a,21b間には、上下に貫通する貫通孔24が設けられ、取付台20底面の貫通孔24近傍に、制動部材30を取付けるためのリブを切り欠いて形成された定着部25が設けられている。なお、符号26は取付孔であり、27は取付面である。
【0014】
制動部材30は、本態様ではゴム状弾性を有し耐摩耗性を有する合成樹脂材料、例えば、スチレン系エラストマからなり、平面状の摩擦面31、および支承軸34が遊挿可能な孔32、ならびに定着部25に嵌着され固定可能な係止部33を備えて形成されている。なお、制動部材30は硬質の合成樹脂材でもよく、摩擦面31と制動面17との間の摩擦係数、および戻しばね35の圧縮弾発力とねじり弾発力等により、グリップ本体10の戻り回転速度が決定される。
【0015】
戻しばね35は、ばね鋼線材により圧縮コイルばね兼ねじりコイルばね状に巻回され、両巻端部には遠心方向へ延出された係合端36a,36bが設けられ、軸方向両端部間に圧縮弾発力を有し、係合端36a,36b間に円周方向のねじり弾発力を有して形成されている。
【0016】
上述のグリップ本体10は、その枢着部15,18の軸孔16,19が取付台20の軸孔22,23に一致し、支承軸34の貫通により取付台20に枢着されている。また制動部材30は、摩擦面31が枢着部15の制動面17に対面し、孔32が支承軸34に外嵌され係止部33が定着部25に嵌着されて取付けられている。また戻しばね35は、枢着部18の内側面と制動部材30との間において支承軸34に外嵌され、係合端36aが取付台20に係合し係合端36bは脚部12に係合して配設されている。そして、グリップ本体10は、常には、戻しばね35のねじり弾発力により取付台20に密接した格納位置へ回転付勢され、また戻しばね35の圧縮弾発力は、枢着部18内側面と制動部材30との間に作用して、制動部材30の摩擦面31を制動面17に圧接している。
【0017】
この回転格納式アシストグリップ1は、取付台20の取付面27を車体40に当接して、取付孔26を介して図示しない取付ねじを用いて車体40に取付けられる。
【0018】
次にこのように構成された回転格納式アシストグリップ1の作用を説明する。
【0019】
不使用時には、グリップ本体10は、戻しばね35のねじり弾発力により付勢されて、脚部12が取付台20に密接する格納位置にある(図1,6参照)。また、戻しばね35の圧縮弾発力は、制動部材30の摩擦面31を制動面17に圧接している。
【0020】
使用時には、グリップ本体10が取付台20より離隔した使用位置へ引起される。このとき、戻しばね35のねじり弾発力、および摩擦面31と制動面17との間の摩擦力に抗して引起しが行われる。これにより、戻しばね35は、巻き込まれて最大のねじり弾発力を得てグリップ本体10を格納位置方向へ付勢し、戻しばね35の圧縮弾発力は摩擦面31を制動面17に圧接している。
【0021】
使用状態のグリップ本体10から手を離すと、グリップ本体10は、戻しばね35のねじり弾発力により格納位置へ向けて戻り回転運動を行う。このとき、戻しばね35の圧縮弾発力による摩擦面31と制動面17との間に生じる摩擦力によって、グリップ本体10の戻り回転速度が制御される。
【0022】
この制御によりグリップ本体10の戻り回転速度は減速され、グリップ本体10が取付台20に当接する直前の最終速度は極めて小さくなり、取付台20への当接時の打音の発生を防止している。
【0023】
なお、この発明は上記説明および図例に限定されることなく、この発明の技術的思想から逸脱しない範囲において、その実施態様を変更することができる。例えば、制動部材は戻しばねの軸方向の両側部に設けてもよい。また、戻しばねと制動部材との間に金属製の平座金を介装してもよい。また、図示における一対の取付台は、左右が一体に形成されたものであってもよい。
【0024】
また、本発明の戻り回転速度制御機構は、アシストグリップの他に、自動車用コンソールボックス,グローブボックス,格納式コートフック等に適用することができる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の格納式アシストグリップによれば、戻しばねの圧縮弾発力により制動部材を圧接してグリップ本体の戻り回転速度を制御しているので、格納時の打音発生を防止することができる。
【0026】
また、戻しばねの圧縮弾発力によりグリップ本体回転の制動力を得ているので、熱や経時変化により制動部材が変形しても安定した制動力を得ることができ、長期的に安定して打音防止性能を発揮できる。さらに、構成部品を増すことなく、低コストで実施することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施態様の回転格納式アシストグリップの外形斜視図。
【図2】同、分解斜視図。
【図3】取付台の底面側から見た分解斜視図。
【図4】使用位置における取付台部分の斜視図。
【図5】要部の支承軸方向の断面図。
【図6】要部の支承軸に直交する方向の断面図。
【図7】従来例の分解斜視図。
【図8】同、使用位置における取付台部分の斜視図。
【図9】同、支承軸に直交する方向の断面図。
【符号の説明】
1 回転格納式アシストグリップ
10 グリップ本体
15,18 枢着部
17 制動面
20 取付台
25 定着部
30 制動部材
31 摩擦面
34 支承軸
35 戻しばね

Claims (1)

  1. グリップ部と前記グリップ部両端に設けられた脚部とを有し各脚部にそれぞれ枢着部および該枢着部軸線に直交する制動面を有するグリップ本体と、
    前記グリップ本体を支承軸を介して格納位置と使用位置との間を回転可能に支持する取付台と、
    摩擦面を有し前記取付台に定着されるとともにその摩擦面が前記グリップ本体の制動面に対面して設けられた制動部材と、
    軸方向の圧縮弾発力と円周方向のねじり弾発力とを有し前記支承軸に嵌装されて前記制動部材を押圧するとともに前記グリップ本体と取付台とに係合して配設されその圧縮弾発力により前記制動部材の摩擦面を制動面に圧接しかつそのねじり弾発力により前記グリップ本体を格納位置方向へ回転付勢する戻しばねと、
    を備えてなる、ことを特徴とする回転格納式アシストグリップ。
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