JP3610159B2 - ファイル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、表紙が非金属材からなり、綴じ具が金属材からなるファイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
紙片の一端縁に規定ピッチで複数の孔を穿設し、この孔に金属パイプを挿通することにより、多数の紙片をまとめて綴じることができるようにしたファイルが、書類整理を行う上に一般に多用されている。
【0003】
一方、近時、資源再利用の機運が高まるに連れて、資源ごみの分別収集がより一層徹底される傾向にあり、上記ファイルも例外ではなく、金属材からなる綴じ具の部分と、厚紙からなる表紙の部分とが、容易に分離し得るように構成されることが望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、通常使用時に於ける表紙と綴じ具との結合強度と、廃棄時の表紙と綴じ具との分解容易性とは、互いに反対の特性であり、両者を両立することは、極めて困難である。
【0005】
本発明は、このような従来技術に課せられた問題点、即ち、通常使用時の強度を重視すると分解が厄介となり、分解容易性を重視すると強度が不足しがちとなる点を解消し、通常使用時の強度を阻害することなく、廃棄時に表紙と綴じ具とをより一層容易に分解することができるように構成されたファイルを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的を果たすために、本発明は、非金属材からなる表紙(1)に対して金属材からなる綴じ具(2)をリベット手段(3)をもって固定するようにしてなるファイルに於いて、リベット手段の挿通孔(4)に連続するスリット状の切り込み(5)を表紙に設けると共に、ベース部の端縁に引き起こし部(6)を形成して表紙とベース部との間にマイナスドライバの先端を差し込めるようにするものとした。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図面を参照して本発明の構成を詳細に説明する。
【0008】
図1は、本発明が適用されたファイルを示している。このファイルは、厚紙にビニールレザーで表装した表紙1と、金属材で構成された綴じ具2とからなっており、綴じ具2は、背表紙1aの内面にリベット3(或いは鳩目)を用いて固定されている。
【0009】
図2に示したように、背表紙1aに穿設されたリベット挿通孔4には、T字形をなすスリット状の切り込み5が接続している。この切り込み5の各部の関係寸法は、A<B、C>Dとなるように設定されている。またこの切り込み5は、背表紙1aに於ける綴じ具2のベース部2aが接合する面に設けられている。
【0010】
綴じ具2のベース部2aの上下端は、マイナスドライバの先端を差し込めるようにするために、プレス成形によって引き起こし部6が形成されている。これにより、ベース部2aの上下端の一部が、背表紙1aの内面から浮き上がっている。
【0011】
次に表紙1と綴じ具2との分解要領について説明する。T字形切り込み5の縦側の隙間5aから綴じ具2のベース部2aと背表紙1aとの間にマイナスドライバの先端を差し込んで抉ると、ベース2aは剛体なので、マイナスドライバを梃子にして切り込み5の縦側の隙間5aを容易に開くことができる。この隙間5aを開くことにより、リベット挿通孔4からリベット3を脱落させることができ、しかして表紙1と綴じ具2とを互いに分離させることができる。
【0012】
他方、引き起こし部6から綴じ具2のベース部2aと背表紙1aとの間にマイナスドライバの先端を差し込んで抉ることによっても、T字形切り込み5を開かせてリベット挿通孔4からリベット3を脱落させることができる。
【0013】
【発明の効果】
このように本発明によれば、マイナスドライバの先端を、スリット、或いは綴じ具のベース部の上下端と背表紙の内面との間に差し込み、そして抉ることにより、背表紙に穿設されたリベット挿通孔の周囲の一部を極めて簡単に塑性変形させることができる。従って、背表紙からリベットを容易に脱落させることができるので、背表紙と綴じ具とを容易に分離させることが可能となる。しかも、綴じ具自体には変更を加える必要が全く無く、背表紙に対する綴じ具の取付工程も従来と同様で済むので、製造コストに及ぼす影響も最低限で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるファイルの要部斜視図。
【図2】リベット挿通孔部分の平面図。
【符号の説明】
1 表紙
1a 背表紙
2 綴じ具
2a ベース部
3 リベット
4 リベット挿通孔
5 切り込み
5a 縦側の隙間
6 引き起こし部
Claims (1)
- 非金属材からなる表紙に対して金属材からなる綴じ具をリベット手段をもって固定するようにしてなるファイルであって、
前記リベット手段の挿通孔に連続するスリット状の切り込みを前記表紙に設けると共に、
前記ベース部の端縁に引き起こし部を形成して前記表紙と前記綴じ具のベース部との間にマイナスドライバの先端を差し込めるようにしたことを特徴とするファイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08463896A JP3610159B2 (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | ファイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08463896A JP3610159B2 (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | ファイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09240185A JPH09240185A (ja) | 1997-09-16 |
JP3610159B2 true JP3610159B2 (ja) | 2005-01-12 |
Family
ID=13836242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08463896A Expired - Fee Related JP3610159B2 (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | ファイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3610159B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4864651B2 (ja) * | 2006-11-13 | 2012-02-01 | 株式会社キングジム | 綴具 |
-
1996
- 1996-03-12 JP JP08463896A patent/JP3610159B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09240185A (ja) | 1997-09-16 |
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